JPH0681429A - 縦葺き屋根の改修構造及びその施工法 - Google Patents

縦葺き屋根の改修構造及びその施工法

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JPH0681429A
JPH0681429A JP25346892A JP25346892A JPH0681429A JP H0681429 A JPH0681429 A JP H0681429A JP 25346892 A JP25346892 A JP 25346892A JP 25346892 A JP25346892 A JP 25346892A JP H0681429 A JPH0681429 A JP H0681429A
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Noboru Yamasaka
昇 山坂
Satoru Watanabe
渡辺  悟
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Abstract

(57)【要約】 【目的】新設の屋根板本体の立上がり部の風圧に対する
保持強度を高めるとともに、接続部位での毛細管現象に
よる雨水の浸入を確実に防止して、耐久性の向上を図
る。 【構成】既設の屋根上に新設の屋根板本体30,30を
敷設する。この新設の屋根板本体30の両立上がり部3
2,32に段部34,34を外側に向け折曲形成する。
この段部34,34を下部吊子10と上部吊子20との
保持状態において、下部吊子10に張出し形成した肩部
13,13と、この肩部13,13に対応させて上部吊
子20に形成した押え部23,23とで挾持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、既設の縦葺き屋根に
新設の屋根板を敷設する縦葺き屋根の改修構造及びその
施工法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の縦葺き屋根においては、
例えば実開昭63−192520号公報あるいは特開昭
61−134463号公報などに開示されているよう
に、既設の屋根上に新設の屋根板本体を敷設してなる改
修構造を有するものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の縦葺き屋根の構造にあっては、前者の場合、
新設の屋根板本体の立上がり部の上端側をキャップ部材
にて保持し、それらの接触部位を新設の屋根板本体の面
板部から高くすることにより、雨天時などに、新設の屋
根板本体の面板部上を流れる雨水が接触部位から浸入す
るのを防止しているものであるが、これによって、風圧
に対するキャップ部材による新設の屋根板本体の立上が
り部の保持強度が不足し、新設の屋根板本体の立上がり
部が引張力に対して弱いために変形し易く、新設の屋根
板本体の面板部の浮き上がりが生じ、しかも、これらの
繰返しによってキャップ部材が外れてしまうことがあ
る。
【0004】また、後者の場合のように、新設の屋根板
本体の面板部近くの立上がり基部を保護カバーの下端部
にて直接押圧してなるものでは、保護カバーの接触部が
新設の屋根板本体の面板部近くにあるために、雨天時な
どに、新設の屋根板本体の面板部上を流れる雨水が、そ
れらの接触部から毛細管現象によって浸入し易く、雨仕
舞が悪い。
【0005】しかも、このような毛細管現象による雨水
の浸入を防止するために、例えば新設の屋根板本体の面
板部と保護カバーとの接触部位に減圧空間を設けたとし
ても、接触部位に砂、塵等の異物が詰まると、この異物
が雨水を吸い込んでしまうなどするために、結局は雨水
の接続部内への浸入が避けられず、これによって、接続
部における各構成部材の腐食が生じ、耐久性が損なわれ
るという問題があった。
【0006】
【発明の目的】この発明の目的は、既設の屋根上に敷設
される新設の屋根板本体の立上がり部の風圧に対する保
持強度を高め、かつ、その接続部位での毛細管現象によ
る雨水の浸入を確実に防止して、耐久性の向上を図るこ
とができるようにした縦葺き屋根の改修構造及びその施
工法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために、この発明は、既設の縦葺き屋根の接続部に跨が
せて配置固定された下部吊子と、この下部吊子を間に介
して互いに隣接させて敷設されかつその面板部の両側縁
に鉛直方向に所定の高さを有する立上がり部が折曲形成
された新設の屋根板本体と、これら互いに隣接する新設
の屋根板本体間の互いに隣接して対向する両立上がり部
を前記下部吊子への保持と共に抱持し接合する上部吊子
と、この上部吊子の外周に被嵌されて前記各新設の屋根
板本体間の両立上がり部間を保護する保護カバーとを具
備し、前記新設の屋根板本体の両立上がり部には、その
面板部から鉛直方向の立上がり部全体高さの約1/3以
下でかつ8mm以上の位置に段部が外側に向け折曲形成さ
れ、前記下部吊子は、前記既設の縦葺き屋根の接続部に
跨がせて配置固定される基台部と、この基台部の上面に
形成された前記上部吊子が保持される被保持部と、前記
基台部の側面部の外側に張出し形成した肩部とを有する
一方、前記上部吊子は、前記下部吊子の上面を覆うよう
に嵌合される嵌合面部と、この嵌合面部の裏面側に前記
下部吊子の被保持部に保持されるように対応させて形成
した保持部と、前記嵌合面部の下端に前記下部吊子の肩
部に対応させて形成した押え部と、前記嵌合面部の外側
面に形成されかつ前記保護カバーの下端部に折返し形成
された係止部が係止可能な被係止部とを有するととも
に、前記各新設の屋根板本体間の両立上がり部に形成さ
れた段部を、前記下部吊子の肩部と上部吊子の押え部と
で挾持可能にしたことを特徴とする縦葺き屋根の改修構
造にある。
【0008】また、この発明は、既設の縦葺き屋根の接
続部に下部吊子を跨がせて配置固定する工程と、この下
部吊子を間に介してその面板部の両側縁に鉛直方向に所
定の高さを有する立上がり部が折曲形成された新設の屋
根板本体を互いに隣接させて敷設する工程と、前記下部
吊子に上部吊子を保持させて前記隣接する新設の屋根板
本体間の互いに隣合って対向する両立上がり部を抱持し
接合する工程と、この上部吊子の外周に保護カバーを被
嵌して前記各新設の屋根板本体間の両立上がり部間を保
護する工程とを具備し、前記新設の屋根板本体の両立上
がり部には、その面板部から鉛直方向の立上がり部全体
高さの約1/3以下でかつ8mm以上の位置に段部が外側
に向け折曲形成され、前記下部吊子は、前記既設の縦葺
き屋根の接続部に跨がせて配置固定される基台部と、こ
の基台部の上面に形成された前記上部吊子が保持される
被保持部と、前記基台部の側面部の外側に張出し形成し
た肩部とを有する一方、前記上部吊子は、前記下部吊子
の上面を覆うように嵌合される嵌合面部と、この嵌合面
部の裏面側に前記下部吊子の被保持部に保持されるよう
に対応させて形成した保持部と、前記嵌合面部の下端に
前記下部吊子の肩部に対応させて形成した押え部と、前
記嵌合面部の外側面に形成されかつ前記保護カバーの下
端部に折返し形成された係止部が係止可能な被係止部と
を有するとともに、前記各新設の屋根板本体間の両立上
がり部に形成された段部を、前記下部吊子の肩部と上部
吊子の押え部とで挾持してなることを特徴とする縦葺き
屋根の改修施工法にある。
【0009】
【作用】すなわち、この発明は、上記の構成を採用する
ことにより、既設の屋根上に新設の屋根板本体を敷設
し、この新設の屋根板本体の両立上がり部に外側に向け
折曲形成した段部を、下部吊子と上部吊子との保持状態
において、下部吊子に張出し形成した肩部と、この肩部
に対応させて上部吊子に形成した押え部とで挾持してな
るために、風圧に対する新設の屋根板本体の立上がり部
の保持強度が高められ、これによって、新設の屋根板本
体の立上がり部が引張力に対して強くなり、従前のよう
な新設の屋根板本体の立上がり部の変形による面板部の
浮き上がりが生じることがない。
【0010】また、新設の屋根板本体の立上がり部に折
曲形成した段部が、その面板部から鉛直方向の立上がり
部の全体高さの約1/3以下でかつ8mm以上の位置に設
けてなるために、下部吊子と上部吊子とによる挾持部位
が、従前のような新設の屋根板本体の立上がり部の上端
側よりも面板部側の低い位置にあり、新設の屋根板本体
の立上がり部が風圧による引張力に対してより強くな
る。
【0011】しかも、新設の屋根板本体の立上がり部に
折曲形成した段部を、その面板部から8mm以上の位置に
設定してなるために、下部吊子と上部吊子とによる挾持
部位が、雨天時などに新設の屋根板本体の面板部を流れ
る雨水の喫水位置よりも高く、これによって、従前のよ
うな接続部位での毛細管現象による雨水の浸入が確実に
防止される。
【0012】
【実施例】以下、この発明を図示の実施例を参照しなが
ら詳細に説明すると、図1から図3はこの発明に係る縦
葺き屋根の改修構造の第1実施例を示すもので、図中1
は下地材である。
【0013】この下地材1は、図1に示すように、例え
ばC型鋼材からなる母屋2上に、木毛板などの野地材3
及びアスファルトルーフィング等の防水材4を敷設する
ことにより構成されている。
【0014】そして、図中5,5は前記下地材1上に互
いに隣接させて敷設された既設の金属鋼板製からなる屋
根板本体で、これら互いに隣合う既設の屋根板5,5間
の両立上がり部6,6は、接続部材7を間に介してハゼ
係合されている。
【0015】また、図中10は前記下地材1上に敷設さ
れた既設の屋根板本体5,5間の接続部である接続部材
7に跨がせて配置された下部吊子で、この下部吊子10
は固定具8により前記接続部材7を介して下地材1上に
固定されている。
【0016】さらに、前記下部吊子10には、上部吊子
20が保持可能になっているとともに、これら下部吊子
10及び上部吊子20は、アルミニウムまたはアルミニ
ウム合金、硬質樹脂などの短尺な押出型材からなってい
る。
【0017】一方、前記既設の屋根板本体5,5上に
は、金属鋼板製からなる新設の屋根板本体30が互いに
隣接させて敷設され、この新設の屋根板本体30は、図
2に示すように、平坦な面板部31と、この面板部31
の左右両側縁に外側に向け拡開するように傾斜θさせて
立上り折曲形成された鉛直方向に所定の高さHを有する
立上がり部32,32とを有するとともに、これらの立
上がり部32,32の上端には、水切り部33,33が
内側に折返し形成されている。
【0018】この場合、前記新設の屋根板本体30の裏
面には、ポリエチレンフォーム等の断熱材を必要に応じ
て貼着することも可能である。
【0019】すなわち、前記新設の屋根板本体30は、
例えば全体幅Wが299.8〜434.8mm、両立上が
り部32,32の鉛直方向の高さHが30.0mmで、厚
さtが0.4〜0.7mmの大きさからなる形態を有する
とともに、前記両立上がり部32,32の途上には、そ
の面板部31から鉛直方向の全体高さHの約1/3以下
でかつ8mm以上の高さ位置hに水平な段部34,34が
それぞれ外側に向け折曲形成されている。
【0020】また、前記下部吊子10は、図3に示すよ
うに、前記既設の屋根板本体5,5間の接続部材7に跨
がせて配置されて固定具8により固定される基台部11
と、この基台部11の上面中央部11aに軒棟方向に沿
って形成した保持溝からなる被保持部12,12と、前
記基台部11の左右両側壁面11b,11bの上下中間
部に外側に向けそれぞれ張出し形成してなる水平面を有
する肩部13,13とからなる構成を有するとともに、
前記基台部11の左右両側壁面11b,11bは、前記
新設の屋根板本体30の立上がり部32の傾斜角θとほ
ぼ同じ角度で傾斜している。
【0021】すなわち、前記下部吊子10の各々の肩部
13,13上には、前記新設の屋根板本体30,30間
の互いに隣接して対向する両立上がり部32,32に折
曲形成した各々の段部34,34が載置状態で支持さ
れ、前記基台部11の左右両側壁面11b,11bに
は、前記各新設の屋根板本体30,30間の両立上がり
部32,32の外側面が当接支持されるようになってい
るとともに、前記保持溝からなる被保持部12,12に
は、後述する上部吊子20の保持突条部からなる保持部
22,22が互いに軒棟方向にスライド係合させること
により保持可能になっている。
【0022】また、前記上部吊子20は、前記下部吊子
10の上面を覆うように嵌合されるキャップ状の嵌合面
部21と、この嵌合面部21の裏面側中央部に前記下部
吊子10の被保持部12,12に軒棟方向にスライド係
合可能に保持されるように対応させて外側に張出し形成
した保持突条部からなる保持部22,22と、前記嵌合
面部21の左右両側壁面21a,21aの下端に前記下
部吊子10の各々の肩部13,13にそれぞれ対応させ
て形成した押え部23,23とからなる構成を有する。
【0023】すなわち、前記下部吊子10の被保持部1
2,12と前記上部吊子20の保持部22,22とは、
軒棟方向にスライド可能に保持されるように一方を溝
型、他方を突型にして係合させてなるとともに、前記下
部吊子10の肩部13,13上に載置状態で支持された
新設の屋根板本体30,30間の互いに隣接して対向す
る両立上がり部32,32の段部34,34を押え部2
3,23にて押圧し挾持すると同時に、前記新設の屋根
板本体30,30間の両立上がり部32,32を前記下
部吊子10の基台部11の側壁面11b,11bと上部
吊子20の嵌合面部21の側壁面21a,21aとの間
に抱持するようになっているもので、これによって、左
右横方向の新設の屋根板本体30の立上がり部32の挾
持が行なわれるようになっている。
【0024】さらに、前記上部吊子20の嵌合面部21
の内側面には、係止突起24,24が突出形成され、こ
の係止突起24,24には、前記新設の屋根板本体3
0,30の立上がり部32,32の上端を内側に折返し
形成してなる水切り部33,33の下端部33a,33
aが係止し支持されるようになっている。
【0025】また、図中40は前記上部吊子20の外周
に被嵌されて前記新設の屋根板本体30,30の接合部
である両立上がり部32,32間を保護する角桟状の保
護カバーで、この保護カバー40は、前記新設の屋根板
本体30と同一素材にてロール成形され、その左右両下
端部を内側に折曲して係止部41,41が形成され、こ
れらの係止部41,41は、前記上部吊子20の外側面
下部に形成した係止溝25,25に弾性的に嵌合させて
係止可能になっている。
【0026】図4から図6はこの発明に係る第2実施
例,第3実施例及び第4実施例で、上記第1実施例にお
ける下部吊子10と上部吊子20とのスライド係合状態
の変形例をそれぞれ示すものである。
【0027】しかして、既設の屋根上に新設屋根を敷設
するには、まず、下地材1上に敷設された既設の屋根板
本体5,5間の接続部材7に下部吊子10を跨がせて配
置し、この下部吊子10の基台部11を固定具8により
固定する。
【0028】次いで、この下部吊子10を間に介して、
新設の屋根板本体30,30を互いに隣接させて敷設す
るとともに、前記下部吊子10に上部吊子20を軒棟方
向からスライド係合させることにより保持させて、前記
互いに隣合う新設の屋根板本体30,30間の対向する
両立上がり部32,32を抱持し接合した後、前記上部
吊子20に保護カバー40を被嵌することにより行なわ
れる。
【0029】なお、上記の実施例において、互いに隣合
う新設の屋根板本体30間の両立上がり部32,32を
下部吊子10と上部吊子20とで保持する各接触部間が
密着状態を維持するように組み付けてなるものである
が、実装作業の円滑化を図るために、図1に示すよう
に、それらの各接触部間に多少の隙間を持たせても良
い。
【0030】また、この発明は、上記した各実施例には
何等限定されないものであり、この発明の要旨を変えな
い範囲で種々変更実施可能なことは勿論である。
【0031】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、この発
明は、既設の屋根上に新設の屋根板本体を敷設し、この
新設の屋根板本体の両立上がり部に外側に向け折曲形成
した段部を、下部吊子と上部吊子との保持状態におい
て、下部吊子に張出し形成した肩部と、この肩部に対応
させて上部吊子に形成した押え部とで挾持してなること
から、新設の屋根板本体の立上がり部の風圧に対する保
持強度を高めることができ、これによって、新設の屋根
板本体の立上がり部を引張力に対して強くすることがで
き、従前のような新設の屋根板本体の立上がり部の変形
による面板部の浮き上がりが生じることがない。
【0032】また、新設の屋根板本体の立上がり部に折
曲形成した段部が、その面板部から鉛直方向の立上がり
部の全体高さの約1/3以下でかつ8mm以上の位置に設
けてなることから、下部吊子と上部吊子とによる挾持部
位を、従前のような新設の屋根板本体の立上がり部の上
端側よりも面板部側の低い位置にあり、これによって、
新設の屋根板本体の立上がり部が風圧による引張力に対
してより強くなる。
【0033】しかも、新設の屋根板本体の立上がり部に
折曲形成した段部を、その面板部から8mm以上の位置に
設定してなることから、下部吊子と上部吊子とによる挾
持部位を、雨天時などに新設の屋根板本体の面板部を流
れる雨水の喫水位置よりも高することができるために、
従前のような接続部位での毛細管現象による雨水の浸入
を確実に防止することができ、耐久性の向上を図ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る縦葺き屋根の改修構造の第1実
施例を示す要部断面図。
【図2】同じく新設の屋根板本体の斜視図。
【図3】同じく下部吊子と上部吊子の組み付け状態を示
す要部分解斜視図。
【図4】この発明に係る縦葺き屋根の改修構造における
下部吊子と上部吊子の組み付け状態の第2実施例を示す
要部断面図。
【図5】この発明に係る縦葺き屋根の改修構造における
下部吊子と上部吊子の組み付け状態の第3実施例を示す
要部断面図。
【図6】この発明に係る縦葺き屋根の改修構造における
下部吊子と上部吊子の組み付け状態の第4実施例を示す
要部断面図。
【符号の説明】
1・・・下地材、 10・・・下部吊子、 11・・・基台部、 12,12・・・被保持部(保持溝)、 13,13・・・肩部、 20・・・上部吊子、 21・・・嵌合面部、 22,22・・・保持部(保持突条部)、 23,23・・・押え部、 24,24・・・係止突起、 25,25・・・係止溝、 30・・・新設の屋根板本体、 31・・・面板部、 32,32・・・立上がり部、 34,34・・・段部、 40・・・保護カバー、 41,41・・・係止部、 H・・・新設の屋根板本体の立上がり部の鉛直方向の全
体高さ、 h・・・段部の高さ。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年11月9日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図4】
【図5】
【図2】
【図3】
【図6】

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】既設の縦葺き屋根の接続部に跨がせて配置
    固定された下部吊子と、 この下部吊子を間に介して互いに隣接させて敷設されか
    つその面板部の両側縁に鉛直方向に所定の高さを有する
    立上がり部が折曲形成された新設の屋根板本体と、 これら互いに隣接する新設の屋根板本体間の互いに隣接
    して対向する両立上がり部を前記下部吊子への係合と共
    に抱持し接合する上部吊子と、 この上部吊子の外周に被嵌されて前記各新設の屋根板本
    体間の両立上がり部間を保護する保護カバーとを具備
    し、 前記新設の屋根板本体の両立上がり部には、その面板部
    から鉛直方向の立上がり部全体高さの約1/3以下でか
    つ8mm以上の位置に段部が外側に向け折曲形成され、 前記下部吊子は、前記既設の縦葺き屋根の接続部に跨が
    せて配置固定される基台部と、この基台部の上面に形成
    された前記上部吊子が保持される被保持部と、前記基台
    部の側面部の外側に張出し形成した肩部とを有する一
    方、 前記上部吊子は、前記下部吊子の上面を覆うように嵌合
    される嵌合面部と、この嵌合面部の裏面側に前記下部吊
    子の被保持部に保持されるように対応させて形成した保
    持部と、前記嵌合面部の下端に前記下部吊子の肩部に対
    応させて形成した押え部と、前記嵌合面部の外側面に形
    成されかつ前記保護カバーの下端部に折返し形成された
    係止部が係止可能な被係止部とを有するとともに、 前記各新設の屋根板本体間の両立上がり部に形成された
    段部を、前記下部吊子の肩部と上部吊子の押え部とで挾
    持可能にしたことを特徴とする縦葺き屋根の改修構造。
  2. 【請求項2】下部吊子の被保持部と上部吊子の保持部と
    は、一方を溝型に形成し、他方をこの溝型に係合する突
    型に形成して、互いに軒棟方向にスライド係合させて保
    持可能にしたことを特徴とする請求項1記載の縦葺き屋
    根の改修構造。
  3. 【請求項3】既設の縦葺き屋根の接続部に下部吊子を跨
    がせて配置固定する工程と、 この下部吊子を間に介してその面板部の両側縁に鉛直方
    向に所定の高さを有する立上がり部が折曲形成された新
    設の屋根板本体を互いに隣接させて敷設する工程と、 前記下部吊子に上部吊子を保持させて前記隣接する新設
    の屋根板本体間の互いに隣合って対向する両立上がり部
    を抱持し接合する工程と、 この上部吊子の外周に保護カバーを被嵌して前記各新設
    の屋根板本体間の両立上がり部間を保護する工程とを具
    備し、 前記新設の屋根板本体の両立上がり部には、その面板部
    から鉛直方向の立上がり部全体高さの約1/3以下でか
    つ8mm以上の位置に段部が外側に向け折曲形成され、 前記下部吊子は、前記既設の縦葺き屋根の接続部に跨が
    せて配置固定される基台部と、この基台部の上面に形成
    された前記上部吊子が保持される被保持部と、前記基台
    部の側面部の外側に張出し形成した肩部とを有する一
    方、 前記上部吊子は、前記下部吊子の上面を覆うように嵌合
    される嵌合面部と、この嵌合面部の裏面側に前記下部吊
    子の被保持部に保持されるように対応させて形成した保
    持部と、前記嵌合面部の下端に前記下部吊子の肩部に対
    応させて形成した押え部と、前記嵌合面部の外側面に形
    成されかつ前記保護カバーの下端部に折返し形成された
    係止部が係止可能な被係止部とを有するとともに、 前記各新設の屋根板本体間の両立上がり部に形成された
    段部を、前記下部吊子の肩部と上部吊子の押え部とで挾
    持してなることを特徴とする縦葺き屋根の改修施工法。
JP25346892A 1992-08-31 1992-08-31 縦葺き屋根の改修構造及びその施工法 Expired - Fee Related JPH0742769B2 (ja)

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