JPH06280353A - 縦葺き屋根構造 - Google Patents

縦葺き屋根構造

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JPH06280353A
JPH06280353A JP5091841A JP9184193A JPH06280353A JP H06280353 A JPH06280353 A JP H06280353A JP 5091841 A JP5091841 A JP 5091841A JP 9184193 A JP9184193 A JP 9184193A JP H06280353 A JPH06280353 A JP H06280353A
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roof
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vertical
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Kenji Narita
謙二 成田
Koichi Kitamura
浩一 北村
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Gantan Beauty Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】屋根形状が球面等の特殊な形状であっても、屋
根面を平滑で雨仕舞良く仕上げることができるようにす
る。 【構成】躯体1上に敷設した下地2の傾斜方向に沿って
樋部材5,5を配設し、この樋部材間にバックアップ材
を配設する。この樋部材に下部吊子部材を跨がせて
下地2上に固定することにより、樋部材を固定する。こ
の下部吊子部材上にて左右に隣接する縦葺き屋根板1
0,10を接続して固定する。この縦葺き屋根板10の
面板部11の一方の側縁部11aは、裏面側に折り返し
形成された係合部12を有し、その他方の側縁部11b
には、下方に向け傾斜する段差部13を介して外側に延
出させて形成した被重合部14を有し、この被重合部1
4に係合部12を屋根板の面板部が面一になるように重
合させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、建築物の屋根面を平
滑に仕上げるのに適用される縦葺き屋根構造の改良に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、建築物の屋根は、意匠性を重視す
ることにより、外観的な構造の多様化が図られているも
のであるが、このような状況にあって、屋根形状が球
面、円錐等の2次元、3次元の曲面を含む特殊形状の屋
根においても、屋根面を平滑に仕上げるようにした屋根
材の要望がある。
【0003】従来、この種の縦葺き屋根構造において
は、例えば本出願人が先に提案した特願平4−3108
31号等に開示したような構成を有するのものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の縦葺き屋根構造では、左右に隣接する縦葺き屋
根板の面板部の互いの側縁部を下方に折り曲げて係合部
を形成し、この係合部を保持部材を介して母屋上に敷設
した下地部材上に固定された吊子部材に保持させるよう
になっているために、屋根板に曲げ加工を施す場合に、
面板部の互いの側縁部に形成した係合部のハゼ高さが高
くなって邪魔になり、加工が非常に困難である。
【0005】また、このような屋根板に曲げ加工が行な
うことができても、係合部の形状が不均一になり易く、
これによって、屋根形状が球面等の場合には、互いの屋
根板同士の嵌合状態が悪くなって、意匠上及び構造上の
不具合が生じる。
【0006】さらに、屋根板への曲げ加工を行ない易く
するために、係合部のハゼ高さを低し、ハゼ形状を単純
な平葺き式に形成することが考えられるが、屋根面が緩
勾配にあっては、このようなハゼ継ぎ部分から雨水等が
浸入し、雨仕舞が悪いという問題があった。
【0007】
【発明の目的】この発明の目的は、屋根形状が球面等の
特殊な形状であっても、屋根面を平滑で雨仕舞良く仕上
げることがことができるようにした縦葺き屋根構造を提
供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために、この発明は、下地の傾斜方向に沿って樋部材を
配設し、かつこの樋部材に下部吊子部材を跨がせて前記
下地部材上に固定するとともに、この下部吊子部材上に
て左右に隣接する縦葺き屋根板の面板部の互いの側縁部
を接続して固定することにより、屋根面が平滑になるよ
うに縦葺きしてなる縦葺き屋根構造であって、前記縦葺
き屋根板の面板部の一方の側縁部は、裏面側に折り返し
形成された係合部を有し、その他方の側縁部は、下方に
向け傾斜する段差部を介して外側に延出させて形成した
被重合部を有するとともに、この他方の側縁部の被重合
部に、前記一方の側縁部の係合部を前記縦葺き屋根板の
面板部が面一になるように重合させてなる構成としたも
のである。
【0009】
【作用】すなわち、この発明は、上記の構成を採用する
ことにより、縦葺き屋根板の面板部の一方の側縁部の係
合部を、裏面側に折り返して形成し、かつ、その他方の
側縁部を、下方に向け傾斜する段差部を介して外側に延
出させて被重合部に形成するとともに、この他方の側縁
部の被重合部に、一方の側縁部の係合部を縦葺き屋根板
の面板部が面一に重合させてなるために、縦葺き屋根板
の面板部の互いの側縁部の係合部及び被重合部の形状が
単純で、ハゼ高さが低く、これによって、屋根板の曲げ
加工が容易に行なえ、しかも、係合部に大きな誤差が生
じることがないために、嵌合状態が精度良く行なえ、2
次元・3次元の曲面を呈する屋根形状にも容易に対応さ
せることが可能になる。
【0010】また、屋根板の係合部の下方に樋部材を配
設してなるために、たとえ係合部から雨水が浸入して
も、雨水を樋部材にて受け止めることが可能であり、雨
水の内部への浸入が防止され、これによって、雨仕舞の
向上が図れる。
【0011】さらに、屋根板の被重合部が下方に向け傾
斜する段差部を介して外側に延出し、被重合部を面板部
よりも低い位置に形成して、係合部が面板部に対して面
一なるように接続してなるために、屋根表面が平滑にな
り、意匠性を高める。
【0012】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて詳
細に説明すると、図1から図4は、この発明に係る縦葺
き屋根構造の第1実施例を示し、図1は曲線または曲面
的な屋根形状を有する建物の概略的外観図、図2は建物
の軒先側の拡大断面図で、図中1はRC造からなる軒棟
方向に傾斜させた躯体である。
【0013】この躯体1上には、レベル調整用の定規1
Aを介して下地2としてのモルタルが敷設され、この下
地2上には、図3及び図4に示すように防水紙3、さら
に傾斜方向に沿って樋部材5が配設されるとともに、樋
部材5は、下部吊子部材6にて固定され、前記樋部材
5,5間には、例えば樹脂発砲材、ボード状グラスウー
ル、木繊維系ボード及びこれらの複合材等からなるバッ
クアップ材4が配置されている。
【0014】すなわち、この下部吊子部材6は、互いに
着脱可能な上下両分割体6A,6Bにて形成され、この
下部分割体6Aを前記樋部材5の上部に跨がらせて、前
記モルタル2上に固定具を介して固定することにより、
前記樋部材5を固定してなる構成を有する。
【0015】そして、前記下部吊子部材6の上部分割体
6B上には、左右に隣接する縦葺き屋根板10,10が
互いに接続されていて、この屋根板10は、左右両側縁
がテーパ状をなす面板部11の一方の側縁部11aを内
側に折り返し形成した係合部12を有し、その他方の側
縁部11bに下方に向け傾斜する段差部13を介して外
側に延出させて形成した被重合部14を有する。
【0016】すなわち、この屋根板10の被重合部14
は、前記下部吊子部材6の下部分割体6Aに係着させた
上部分割体6B上に上部吊子部材7と共にビス8にて固
定され、この上部吊子部材7に前記隣接する屋根板10
の係合部12を係合保持させることにより、互いに隣接
する屋根板10,10の面板部11が面一となるように
重合されて接続されるようになっている。
【0017】また、図5及び図6はこの発明に係る縦葺
き屋根構造の第2実施例を示すもので、上記した第1実
施例におけるRC造からなる躯体1を鉄骨造とし、ま
た、この躯体1上に敷設される下地2として、例えば樹
脂発泡材、ボード状グラスウール、木繊維系ボード及び
これらの複合材等からなる断熱性にすぐれた下地部材を
用いてなる構成を有し、この下地部材上には、防水紙
3、樋部材5、下部吊子部材6、及びバックアップ材4
が配設されている。
【0018】そして、前記屋根板10の被重合部14に
は、その延出端部14aを外側に折り返して被係合部1
5が形成され、この被係合部15を上部吊子部材7で係
合保持するとともに下部吊子部材6に固定し、前記上部
吊子部材7及び被係合部15に屋根板10の係合部12
を係合させてなる構成のものである。
【0019】図7及び図8は、特殊な屋根形状の一例で
あり、2次元的には楕円型、円弧型に構成され、3次元
的には、図示はしないが外側あるいは内側に凸な湾曲状
に形成されているものである。
【0020】なお、上記の実施例において、屋根板10
は少なくとも面板部11の左右の側縁部11a,11b
に係合部12を形成すれば良いが、面板部11の上下部
にも係合部を形成して定尺化することも可能である。
【0021】さらに、上記した第2実施例のように、屋
根板10の被重合部14の延出端部14aを外側に折り
返して形成された被係合部15が、上部吊子部材を兼ね
るように連続形成して、その延出端部を下部吊子部材6
にビス8止めするように構成してもよい。
【0022】尚、本発明においては、屋根板の形状はテ
ーパー状に限らずに矩形もしくはその他の形状の屋根板
であってもよいし、また、それらの屋根板の組み合わせ
であってもよい。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、縦葺き屋根板の面板部の一方の側縁部の係合部を、
裏面側に折り返して形成し、かつ、その他方の側縁部
を、下方に向け傾斜する段差部を介して外側に延出させ
て被重合部に形成するとともに、この他方の側縁部の被
重合部に、一方の側縁部の係合部を屋根板の面板部が面
一になるように重合させてなることから、縦葺き屋根板
の面板部の互いの側縁部の係合部及び被重合部の形状が
単純で、ハゼ高さが低く、これによって、屋根板の曲げ
加工を容易に行なうことができ、しかも、係合部に大き
な誤差が生じることがないために、嵌合状態を精度良く
行なうことができ、これによって、2次元・3次元の曲
面を呈する屋根形状にも容易に対応させることができ
る。
【0024】また、屋根板の係合部の下方に樋部材を配
設してなるために、たとえ係合部から雨水が浸入して
も、雨水を樋部材にて受け止めることができ、雨水の内
部への浸入を防止することができ、これによって、雨仕
舞の向上を図ることができる。
【0025】さらに、屋根板の被重合部が下方に向け傾
斜する段差部を介して外側に延出し、被重合部を面板部
よりも低い位置に形成して、係合部が面板部に対して面
一なるように接続してなるために、屋根表面が平滑にな
り、意匠性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る縦葺き屋根構造の第1実施例を
示す建物の概略的外観図。
【図2】図1のA−A線における要部拡大断面図。
【図3】図1のB−B線における屋根板接合部位の要部
拡大断面図。
【図4】同じく屋根板接合部位の要部分解斜視図。
【図5】この発明に係る縦葺き屋根構造の第2実施例を
示す屋根板接合部位の要部拡大断面図。
【図6】同じく屋根板接合部位の要部分解斜視図。
【図7】屋根形状の他のバリエーションを示す説明図。
【図8】同じく屋根形状の他のバリエーションを示す説
明図。
【符号の説明】
1・・・躯体、 2・・・下地、 3・・・防水紙、 5・・・樋部材、 6・・・下部吊子部材、 6A・・・下部分割体、 6B・・・上部分割体、 7・・・上部吊子部材、 8・・・ビス、 10・・・縦葺き屋根板、 11・・・面板部、 11a,11b・・・側縁部、 12・・・係合部、 13・・・段差部、 14・・・被重合部、 14a・・・延出端部、 15・・・被係合部。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年10月27日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】符号の説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【符号の説明】 1・・・躯体、 2・・・下地、 3・・・防水紙、4・・・バックアップ材、 5・・・樋部材、 6・・・下部吊子部材、 6A・・・下部分割体、 6B・・・上部分割体、 7・・・上部吊子部材、 8・・・ビス、 10・・・縦葺き屋根板、 11・・・面板部、 11a,11b・・・側縁部、 12・・・係合部、 13・・・段差部、 14・・・被重合部、 14a・・・延出端部、 15・・・被係合部。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下地の傾斜方向に沿って樋部材を配設し、
    かつこの樋部材に下部吊子部材を跨がせて前記下地部材
    上に固定するとともに、この下部吊子部材上にて左右に
    隣接する縦葺き屋根板の面板部の互いの側縁部を接続し
    て固定することにより、屋根面が平滑になるように縦葺
    きしてなる縦葺き屋根構造であって、 前記縦葺き屋根板の面板部の一方の側縁部は、裏面側に
    折り返し形成された係合部を有し、 その他方の側縁部は、下方に向け傾斜する段差部を介し
    て外側に延出させて形成した被重合部を有するととも
    に、 この他方の側縁部の被重合部に、前記一方の側縁部の係
    合部を前記縦葺き屋根板の面板部が面一になるように重
    合させたことを特徴とする縦葺き屋根構造。
  2. 【請求項2】下部吊子部材は、一部材あるいは着脱可能
    な上下両分割体からなることを特徴とする請求項1記載
    の縦葺き屋根構造。
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