JPH068127A - サンディング方法並びに装置 - Google Patents

サンディング方法並びに装置

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JPH068127A
JPH068127A JP4193193A JP19319392A JPH068127A JP H068127 A JPH068127 A JP H068127A JP 4193193 A JP4193193 A JP 4193193A JP 19319392 A JP19319392 A JP 19319392A JP H068127 A JPH068127 A JP H068127A
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JP
Japan
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work
sanding
belt
model
holding
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JP4193193A
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Hideo Shimura
秀男 志村
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SHIMURA KK
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SHIMURA KK
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  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)
  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 複雑な横断面形状を有するワークであっても
正確に効率良く、その表面の研磨加工を行うことのでき
るサンディング方法並びに装置を提案並びに開発する。 【構成】 本発明のサンディング方法は、定位置に保持
されたワークWに対しプレッシャパッド21に押された
サンディングベルトVがワークW全長にわたって摺接
し、ワークWの表面を研磨する方法において、前記ワー
クWはサンディングベルトVの走行方向を回動軸として
回動するとともに、ワークWと同一の動きをする倣いモ
デルMを並設し、更にこの倣いモデルMに当接し、その
表面形状を検知するベルト案内センサ24を設け、この
ベルト案内センサ24の位置に応じてプレッシャパッド
21に同一の動きを行わせるようにしたことを特徴とし
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の目的】
【産業上の利用分野】本発明は走行するサンディングベ
ルトの裏面にプレッシャパッドを押し当てることにより
ワーク表面にサンディングベルトを摺接させ、これによ
りワーク表面の研磨加工を行う方法並びに装置に関する
ものであって、特に倣いモデルを用いてワーク表面の研
磨加工を合理的に行うようにしたサンディング方法並び
に装置に係るものである。
【0002】
【発明の背景】ベルトサンダを用いて木工ワークを加工
するにあたっては、その断面形状が比較的複雑な場合に
はサンディングベルトの一部をプレッシャバッドによっ
て案内して部分的に褶曲させ、ワークの加工すべき面に
満遍なく作用するようにプロフィール加工を行っている
が、一方、ワークの加工すべき面が単純な平面などの場
合には、サンディングベルトは平面状のままワークに摺
接させて加工を行っている。
【0003】この場合においてプロフィール加工の手法
では、ベルト自体の剛性から、ベルトをプレッシャパッ
ドによって案内する範囲は狭く、いわば一点においてベ
ルトがワーク断面形状を再現しているものであるから、
一定寸法のワーク全体を加工するには、ワーク側を移動
させることが必要となり、別途ワークの移送装置を設置
しなければならない。
【0004】一方、ワークの被加工部位が比較的シンプ
ルな形状の場合には、サンディングベルトは平面のまま
であるから、ワーク全長にわたって一挙にサンディング
ベルトを作用させることができ、この場合にはワークの
移送を伴わない定置全域加工ができるから、このような
ワークの移送装置が不要となる好都合な面もある。
【0005】ところでワークの被加工面の形状が平面状
のものから更に中央が凸状となったもの等、いわゆるプ
ロフィール加工に適したものと定置全域加工に適したも
のとの中間に位置するような形状のものについても定置
全域加工によって行おうとした場合、従来のように単に
ワークを定位置で回転させただけでは充分ではなく、ユ
ーザーの要求に応えるだけの充分な加工が行いきれない
うらみがあった。
【0006】
【解決を試みた技術的事項】本発明はこのような背景か
らなされたものであって、定置全域加工を前提としなが
らもワークの被加工面が平面以外のものや、また上面と
側面とを一挙に加工する場合であっても合理的な加工が
行える新規なサンディング方法並びに装置を提案するも
のである。
【0007】
【発明の構成】
【目的達成の手段】即ち本出願に係る第一の発明たるサ
ンディング方法は、定位置に保持されたワークに対しプ
レッシャパッドに押されたサンディングベルトがワーク
全長にわたって摺接し、ワークの表面を研磨する方法に
おいて、前記ワークはサンディングベルトの走行方向を
回動軸として回動するとともに、ワークと同一の動きを
する倣いモデルを並設し、更にこの倣いモデルに当接
し、その表面形状を検知するベルト案内センサを設け、
このベルト案内センサの位置に応じてプレッシャパッド
に同一の動きを行わせるようにしたことを特徴として成
るものである。
【0008】また本出願に係る第二の発明たるサンディ
ング装置は、ワークを定位置に保持するワーク保持装置
とワーク表面を研磨するサンディングベルトを駆動する
サンディングユニットとを具えた装置において、前記ワ
ーク保持装置はワーク保持ヘッドと、このワーク保持ヘ
ッドと同一の動きを行う倣いモデル保持ヘッドとを具
え、更に前記サンディングユニットは倣いモデルに当接
するベルト案内センサと、このベルト案内センサと同一
の動きを行い、サンディングベルトの裏面においてサン
ディングベルトの走行面を規制するプレッシャパッドと
を具えていることを特徴として成るものである。これら
発明により前記目的を達成しようとするものである。
【0009】
【発明の作用】本発明ではワーク保持装置にワーク保持
ヘッドのほか、倣いモデル保持ヘッドを設け、なお且つ
これらの動きを同調させているから倣いモデルが上下、
前後に摺動すればワークも同じストロークだけ摺動し、
また倣いモデルが回動すればワークも同じ回転角だけ回
動する。また本発明ではこの倣いモデルに当接し、その
形状を認識するベルト案内センサを設け、なお且つこの
ベルト案内センサの動きとプレッシャパッドの動きを同
調させているから、ベルト案内センサが倣いモデルの形
状に応じて上下あるいは回動すればプレッシャパッドも
同じストロークだけ上下動し、同じ回転角だけ回動す
る。従ってワーク保持装置とサンディングユニットは、
倣いモデルを介することにより相互に同調した動きをす
ることになる。
【0010】
【実施例】以下図面に基づいて本発明のサンディング方
法並びに装置について具体的に説明する。なお説明する
順序としては、まず本発明のサンディング装置の構造に
ついて説明し、次いでこの装置を用いての本発明のサン
ディング方法について説明する。図中、符号1に示すも
のが本発明のサンディング装置であって、このものは例
えば食卓用のテーブルの天板や脚等比較的長尺で、その
長さ方向の断面形状が一様なワークWの研磨加工に使用
される。なおワークWの横断面形状に対しては種々対応
できるものであって、図6(a)に示すような楕円形の
ワークW、図6(b)に示すような山形のワークW、図
6(c)に示すような蒲鉾形のワークW、その他図6
(d)に示すような複雑な曲面形状を有するもの等、そ
の適用範囲は極めて広い。
【0011】そしてこのようなワークWの表面研磨加工
に使用される本発明のサンディング装置1は基台2に対
してその左右の端部から支柱3を立ち上げ、その上部に
横桟4を架け渡し、全体として矩形状に組み立てて成る
機枠5をフレーム部材として成るものであって、更にこ
の機枠5に対しては下部にワーク保持装置10、上部に
サンディングユニット20を設け、これらによって本発
明のサンディング装置1は成っている。
【0012】まずワーク保持装置10について説明すれ
ば、このものは前記機枠5における左右の支柱3の内側
に設けられるガイドレール3aに係合し、上下方向に摺
動する昇降ベッド11と、この昇降ベッド11の上面に
設けられるガイドレール12に係合し、前後方向に摺動
するスライドテーブル13と、このスライドテーブル1
3の上面に設けられる倣いモデル保持ヘッド14並びに
ワーク保持ヘッド15と、ワーク支承台16とにより成
っている。
【0013】更に詳述すれば、昇降ベッド11はワーク
保持装置10の最下部に位置するものであって、一例と
して門形形状を有するベッドフレーム11aに対しその
左右の端面に前記ガイドレール3aに係合するレールホ
ルダ11bを設けるとともに、更に以下説明する昇降装
置30におけるスクリューシャフト31に螺合するシャ
フトホルダ11cを設けて成る。昇降装置30は前記機
枠5の基台2及び左右の支柱3の下半部に対して設けら
れている。具体的には一例として右側の支柱3の下端外
側面に昇降モータM1 を設け、この昇降モータM1 の出
力軸に接続され、回転する水平ロッド32を左側の支柱
3の下端外側面に至るまで延長形成して設けるととも
に、左右の支柱3の内側であって、ガイドレール3aに
接近した位置において垂直方向に延びる前記スクリュー
シャフト31に回転方向を修正して伝えるウォームホイ
ール33を設けることにより成っている。
【0014】またスライドテーブル13は充分剛性に耐
えられる比較的厚手の平板上の部材であり、このものの
下面には前記ガイドレール12に係合するレールホルダ
13aが設けられているほか、更に昇降ベッド11のベ
ッドフレーム11aの後端面に設けられるスライドモー
タM2 の出力軸に接続され、前方に向けて延長形成され
る図示しないスクリューシャフトと螺合する同じく図示
を省略するシャフトホルダが設けられている。更にこの
スライドテーブル13の上面には倣いモデル保持ヘッド
14並びにワーク保持ヘッド15と、ワーク支承台16
が設けられる。このうち倣いモデル保持ヘッド14とワ
ーク保持ヘッド15は、スライドテーブル13の中央に
左右方向全長にわたって形成されるアリ13bと係合
し、左右方向に摺動し得る可動ベース35に対して設け
られる。因みにこの可動ベース35は相対向するように
二基設けられるものであって、左側の可動ベース35の
側部に設けられるハンドル36を操作することによって
接近離反するように構成されている。
【0015】そしてこの可動ベース35のうち右側の可
動ベース35Rには、倣いモデル保持ヘッド14とワー
ク保持ヘッド15の駆動チャック37及びこれら倣い保
持ヘッド14及びワーク保持ヘッド15の動きを同調さ
せる保持側同調機構38が設けられる。この保持側同調
機構38は、右側可動ベース35Rの前後に並設される
倣いモデル保持ヘッド14の駆動チャック37とワーク
保持ヘッド15の駆動チャック37との間に位置する。
そしてその構成は、中央に位置する駆動モータM3 の出
力軸に取り付けられる駆動ギヤ39の回転を前後に対称
に設けられるアイドルギヤ40を介して倣いモデル保持
ヘッド14及びワーク保持ヘッド15におけるそれぞれ
の駆動チャック37と共に回転する従動ギヤ41に伝え
るというものである。
【0016】なおこれら駆動ギヤ39、アイドルギヤ4
0及び従動ギヤ41は倣いモデル保持ヘッド14側と、
ワーク保持ヘッド15側それぞれ同一ギヤ比で構成され
ており、駆動モータM3 の回転を受けた各駆動チャック
37は同一の回転方向に同一の回転角度をもって対称の
動きをするのである。なおワーク保持ヘッド15側の従
動ギヤ41の下方にはロータリーエンコーダ42が設け
られており、このロータリーエンコーダ42によりワー
ク保持ヘッド15における駆動チャック37の回転角変
位は随時図示しない制御装置に情報として送られ、駆動
モータM3 の回転数の制御や駆動チャック37の原点位
置のチェック等に使用されるのである。
【0017】なおこのような保持側同調機構38として
は、更に次のような実施例も採用できる。すなわち図5
に示すようにワークWを保持する手段として保持台44
を用いる場合にあっては、保持台44の左右両端部下面
に張り出して設けられる支持ブラケット45の端部にバ
ランスシリンダ46の摺動子を取り付け、このバランス
シリンダ46の摺動子の伸縮により保持台44を回動軸
47の回りに回動させ、更に同様の機構を倣いモデル保
持ヘッド14側にも設けることにより互いのバランスシ
リンダ46の動きを連動させ、これによって倣いモデル
保持ヘッド14とワーク保持ヘッド15の動きの同調を
とることもできる。
【0018】そして左側の可動ベース35Lには前記右
側の可動ベース35R上に設けられる各駆動チャック3
7と同一軸線上に従動チャック49が設けられる。この
従動チャック49は遊転状態に支持されるとともに、チ
ャッキングシリンダ50によりその一端を固定され、出
没自在に設けられている。すなわち前記ハンドル36の
操作によりワークW並びに倣いモデルMの大まかなチャ
ッキングを行い、最終的なクランプ作用をこのチャッキ
ングシリンダ50により行うという構成をとっている。
【0019】このほかスライドテーブル13上には、ワ
ーク支承台16が設けられているが、このワーク支承台
16はワークWの研磨加工を行うにあたり、ワークWに
作用する後述するプレッシャパッド21の押圧力によっ
てワークWの保持姿勢が傾かないようにワークWを下方
から支承する役割を行っている。従ってワークWの厚さ
によってその支承高さが調整できる構成とするのが望ま
しい。
【0020】次にこのような構成より成るワーク保持装
置10の上方に位置するサンディングユニット20につ
いて説明する。サンディングユニット20はサンディン
グベルトVを一例として矩形ループ状に巻回し、サンデ
ィングベルトVの一部裏面にプレッシャパッド21を当
接させ、このプレッシャパッド21をワークW側に突出
させることにより走行するサンディングベルトVをワー
クWに摺接させて研磨加工を行うというものである。
【0021】そしてその構成はサンディングベルトVの
走行機構22と、プレッシャパッド21の上下方向の移
動を制御する吊持機構23と、前記倣いモデル保持ヘッ
ド14によって保持される倣いモデルMに当接し、その
形状、寸法を検知するベルト案内センサ24と、このベ
ルト案内センサ24の動きをプレッシャパッド21に同
調させる加工側同調機構25とから成っている。
【0022】このうち走行機構22は横桟4上に駆動プ
ーリ52及びテンションプーリ53を右端、左端にそれ
ぞれ設け、左右の支柱3の上下寄りにそれぞれ案内プー
リ54を設けるとともに、これら駆動プーリ52、テン
ションプーリ53、案内プーリ54間にサンディングベ
ルトVを巻回させ、更に駆動プーリ52に対しては走行
モータM4 の出力軸を接続し、テンションプーリ53に
対してはテンションシリンダ55による摺動子の伸縮を
受けて横桟4上に敷設されるスライドレール56上を摺
動するスライダ57を設けることによって成っている。
【0023】また吊持機構23はプレッシャパッド21
及びベルト案内センサ24を保持する保持フレーム26
を吊持する機構であり、横桟4のほぼ中央に吊持シリン
ダ59を二基並設し、その摺動子に対して吊持チェーン
60を接続し、この吊持チェーン60を前方に繰り出し
た後、案内スプロケット61に巻回させて下方に垂下さ
せ、その端部において前記保持フレーム26に接続して
成る。
【0024】またベルト案内センサ24は前記保持フレ
ーム26の前後に対称的に設けられる揺動フレーム27
のうち後方に位置する倣い側揺動フレーム27Mに対し
て設けられるものであって、図1〜4に示す実施例では
倣い側揺動フレーム27Mの下面に案内コロ24aを設
け、この案内コロ24aを倣いモデルM上に転がすこと
により、倣いモデルMの形状寸法を後述する加工側同調
機構25に伝えている。なおベルト案内センサ24とし
てはこのように倣いモデルMに接触することにより、そ
の形状寸法の認識をするもののほか、光電センサ等を用
いた非接触式のセンサを採用することも勿論可能であ
る。
【0025】また一旦ベルト案内センサ24により倣い
モデルMの形状、寸法を認識した後は、そのデータを制
御装置によって記憶しておき、以後の加工はこのデータ
に基づいて行うようにすることもできる。更にワークW
の加工寸法をあらかじめ制御装置に数値入力しておき、
その入力した数値に基づいて加工を行うようにすること
もできる。なおこのような手法による場合にはベルト案
内センサ24は倣いモデルMの形状、寸法を認識すると
いう役割を持たないことになるが、このベルト案内セン
サ24と同調して動くプレッシャパッド21のワークW
への追従を円滑にするというもう一つの役割を担ってお
り、この点、ベルト案内センサ24が本発明の特徴的構
成要件の一つであることに何ら変わりはない。
【0026】そして加工側同調機構25は前記倣い側揺
動フレーム27Mの動きをワーク側揺動フレーム27W
に同期して伝える部分であって、図1〜4に示す実施例
では倣い側、ワーク側それぞれの揺動フレーム27に軸
受63を設け、この軸受63に嵌合する軸部に揺動ギヤ
64を設け、更にこの揺動ギヤ64に噛み合う従動ギヤ
65と同一回転軸にスプロケット66を設け、なお且つ
倣い側、ワーク側の各スプロケット66間にチェーン6
7を巻回させて構成されている。なお図1〜4中、符号
68に示すものはベルト案内センサ24が倣いモデルM
に当接したときの衝撃を吸収するクッションシリンダで
ある。またこの加工側同調機構25としては、他に例え
ば平行リンクを利用したものや保持側同調機構38のよ
うにギヤを用いたもの等種々の機構が採用できる。また
このことは保持側同調機構38についても同様にいえる
ことである。
【0027】以上が本発明のサンディング装置1の構造
についての説明であるが、このものを用いて実際にワー
クWの表面を研磨加工するにあたっては以下述べるサン
ディング方法による。まず作業者は準備作業として倣い
モデル保持ヘッド14に倣いモデルMをセットする。な
お倣いモデルMのセットにあたっては、すでに述べたよ
うにハンドル36を操作して大まかなチャッキングを行
った後、チャッキングシリンダ50の摺動子を伸張させ
て倣いモデルMの固定を図るのである。
【0028】そして次に吊持シリンダ59の摺動子を伸
張させて、ベルト案内センサ24が倣いモデルMに当接
するまで保持フレーム26を下げる。そして作業者は起
動スイッチを押してサンディンングユニット20におけ
る走行機構22を起動させ、サンディングベルトVを走
行させるとともに、ワークWを倣いモデルMと同様、ワ
ーク保持ヘッド15にセットし、更にワーク支承台16
により下面を支持させ、所定の作動スイッチを押してサ
ンディング装置1を駆動させる。
【0029】すると、ベルト案内センサ24は倣いモデ
ルMの形状に従って上昇し、あるいは下降し、または揺
動し、その動きが揺動ギヤ64に伝わり、更にこれに噛
み合う従動ギヤ65に伝わって、チェーン67を介して
ワーク側揺動フレーム27Wにベルト案内センサ24と
同一の動きとなって伝えられる。そしてワーク側揺動フ
レーム27Wに対して設けられるプレッシャパッド21
もワーク側揺動フレーム27Mと同様に上昇、下降、揺
動し、サンディングベルトVの加工作用面を随時変化さ
せているのである。
【0030】一方、ワーク保持装置10もワークWのす
べての表面の研磨加工を行うべく、駆動モータM3 を駆
動させて、保持側同調機構38を作動させ、倣いモデル
M及びワークWを同一角度回転させ、またこれに伴い昇
降ベッド11及びスライドテーブル13を昇降及び前後
にスライドさせ、加工に最適なポイントにワークWを移
動させるのである。そしてワークWのすべての表面の研
磨加工が終了した後は、サンディングユニット20を停
止させ、ワーク保持装置10によるワークWの保持を解
除し、次のワークWをセットし、以下同一の手順を繰り
返せばよい。
【0031】
【発明の効果】本発明のサンディング方法並びに装置は
以上のような構成により成るものであって、このような
構成を有することにより以下のような効果を発揮する。
まずあらかじめ製品と同一形状に加工された倣いモデル
Mを使用することによって、ワークWの形状、寸法の読
み取りが容易になる。また倣いモデルMの動きとワーク
Wの動きを同調させ、更にこの倣いモデルMに当接する
ベルト案内センサ24の動きと、プレッシャパッド21
との動きを同調させているから、倣いモデルMの動きと
ワークWの動き、あるいはベルト案内センサ24とプレ
ッシャパッド21との動きは一対一の対応の構成となっ
ているから、読み取り、データ処理、出力という手順で
行った場合、問題となる変換誤差は全く生じない。
【0032】更に一度ベルト案内センサ24により認識
され、制御装置に記憶されたデータあるいは数値入力さ
れたデータに基づいてワークWを加工する場合であって
もベルト案内センサ24が倣いモデルMの形状に従って
応動することにより、これが案内部材として作用し、こ
のベルト案内センサ24と同調して動くプレッシャパッ
ド21のワークWへの追従を円滑にするという役割を担
っている。よってこれらの効果が相乗的に作用して従来
自動化の困難であった複雑な横断面形状を有するワーク
であっても定置全域加工が可能となり、これにより極め
て正確に効率良い研磨加工が可能となるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のサンディング装置を示す透視斜視図で
ある。
【図2】同上正面図である。
【図3】同上右側面図である。
【図4】保持側同調機構並びに加工側同調機構を拡大し
て示す斜視図である。
【図5】保持側同調機構の他の実施例を示す斜視図であ
る。
【図6】本発明のサンディング装置により研磨加工され
るワークの一例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 サンディング装置 2 基台 3 支柱 3a ガイドレール 4 横桟 5 機枠 10 ワーク保持装置 11 昇降ベッド 11a ベッドフレーム 11b レールホルダ 11c シャフトホルダ 12 ガイドレール 13 スライドテーブル 13a レールホルダ 13b アリ 14 倣いモデル保持ヘッド 15 ワーク保持ヘッド 16 ワーク支承台 20 サンディングユニット 21 プレッシャパッド 22 走行機構 23 吊持機構 24 ベルト案内センサ 24a 案内コロ 25 加工側同調機構 26 保持フレーム 27 揺動フレーム 27M 倣い側揺動フレーム 27W ワーク側揺動フレーム 30 昇降装置 31 スクリューシャフト 32 水平ロッド 33 ウォームホイール 35 可動ベース 35R 右側の可動ベース 35L 左側の可動ベース 36 ハンドル 37 駆動チャック 38 保持側同調機構 39 駆動ギヤ 40 アイドルギヤ 41 従動ギヤ 42 ロータリーエンコーダ 44 保持台 45 支持ブラケット 46 バランスシリンダ 47 回動軸 49 従動チャック 50 チャッキングシリンダ 52 駆動プーリ 53 テンションプーリ 54 案内プーリ 55 テンションシリンダ 56 スライドレール 57 スライダ 59 吊持シリンダ 60 吊持チェーン 61 案内スプロケット 63 軸受 64 揺動ギヤ 65 従動ギヤ 66 スプロケット 67 チェーン 68 クッションシリンダ M 倣いモデル M1 昇降モータ M2 スライドモータ M3 駆動モータ M4 走行モータ V サンディングベルト W ワーク

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 定位置に保持されたワークに対しプレッ
    シャパッドに押されたサンディングベルトがワーク全長
    にわたって摺接し、ワークの表面を研磨する方法におい
    て、前記ワークはサンディングベルトの走行方向を回動
    軸として回動するとともに、ワークと同一の動きをする
    倣いモデルを並設し、更にこの倣いモデルに当接し、そ
    の表面形状を検知するベルト案内センサを設け、このベ
    ルト案内センサの位置に応じてプレッシャパッドに同一
    の動きを行わせるようにしたことを特徴とするサンディ
    ング方法。
  2. 【請求項2】 ワークを定位置に保持するワーク保持装
    置とワーク表面を研磨するサンディングベルトを駆動す
    るサンディングユニットとを具えた装置において、前記
    ワーク保持装置はワーク保持ヘッドと、このワーク保持
    ヘッドと同一の動きを行う倣いモデル保持ヘッドとを具
    え、更に前記サンディングユニットは倣いモデルに当接
    するベルト案内センサと、このベルト案内センサと同一
    の動きを行い、サンディングベルトの裏面においてサン
    ディングベルトの走行面を規制するプレッシャパッドと
    を具えていることを特徴とするサンディング装置。
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