JPH0681272B2 - 電子スチルカメラ - Google Patents

電子スチルカメラ

Info

Publication number
JPH0681272B2
JPH0681272B2 JP60234175A JP23417585A JPH0681272B2 JP H0681272 B2 JPH0681272 B2 JP H0681272B2 JP 60234175 A JP60234175 A JP 60234175A JP 23417585 A JP23417585 A JP 23417585A JP H0681272 B2 JPH0681272 B2 JP H0681272B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
exposure
recording
mode
signal
circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP60234175A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6294081A (ja
Inventor
泉 三宅
清隆 金子
正弘 小西
元彦 堀尾
和次 尾形
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujinon Corp
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fujinon Corp
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujinon Corp, Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fujinon Corp
Priority to JP60234175A priority Critical patent/JPH0681272B2/ja
Priority to US06/918,910 priority patent/US4802020A/en
Publication of JPS6294081A publication Critical patent/JPS6294081A/ja
Publication of JPH0681272B2 publication Critical patent/JPH0681272B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は電子スチルカメラ、より具体的には、固体撮像
素子などの撮像装置で被写体を撮影し、その映像信号を
磁気ディスク等の記録媒体に記録する電子スチルカメラ
に関する。
〔発明の背景〕
最近、固体撮像素子や撮像管等の撮像装置と、記録媒体
として安価で比較的記憶容量の大きな磁気ディスクなど
の回転磁気記録媒体を用いた記録装置とを組み合わせ、
被写体を純電子的にスチル撮影して回転磁気記録媒体に
記録し、画像の再生は別段のテレジジョンシステムやプ
リンタなどで行う電子スチルカメラシステムが開発され
ている。
このような電子スチルカメラではファインダとしては光
学式ファインダが用いられている。電子スチルカメラに
おいて光学式ファインダで被写体を確認しながら撮影す
る場合に、CCD等の固体撮像素子の特性あるいは該撮像
素子の画素数に制限があることに起因して磁気ディスク
等の記録媒体に記録される被写体の画像情報は光学式フ
ァインダを介して肉眼で認識される被写体情報とは実際
には一致しない。従って撮影者が再生画像を見た場合に
多少、違和感があるのが通常である。
一方、光学式ファインダに対して電子ビューファインダ
が有るが、これは記録媒体に記録される被写体の画像情
報を用いて表示画面上に被写体像を電気的に表示するも
のである。
従って電子ビューファインダで確認した被写体像は実際
に記録媒体に記録される画像情報から再生された画像と
同一であり、記録される被写体像をファインダでそのま
ま確認することが可能である。
しかし電子ビューファインダは専用のアダプタを必要と
し、光学式ファインダに比して高価であるという欠点が
ある。従って光学式ファインダを備えた電子スチルカメ
ラに電子ビューファインダを装着可能に構成して使用で
きれば極めて便利である。
〔発明の目的〕
本発明のこのような事情に鑑みてなされたものであり、
撮影モードをカメラ本体に設けられた光学式ファインダ
を用いてスチル撮影を行うノーマルモードと電子式ファ
インダを用いてスチル撮影を行う電子ビューファインダ
モード(以下EVFモードと記す。)とに切り換えて使用
することができる電子スチルカメラを提供することを目
的としている。
〔発明の概要〕
本発明は上記目的を達成する為に、記録媒体に映像信号
を記録する記録手段と、被写体像を撮影して該被写体像
に対応した映像信号を蓄積する撮像手段と、露光指示に
応動して、該撮像手段に被写体像を露光する露光手段
と、前記露光手段、記録手段および撮像手段を制御し、
該撮像手段に露光して該撮像手段から映像信号を読み出
し、前記記録媒体に記録させる記録制御手段とを有する
電子スチルカメラにおいて、該電子スチルカメラは撮影
モードを、カメラ本体に設けられた光学式ファインダを
用いて被写体を観測し、露光指示に応じて常時、閉状態
にある露光手段を露光に必要な時間だけ開放して撮像手
段に被写体像の露光を行うノーマルモードと、電子式フ
ァインダを用いて常時、開状態にある露光手段を通して
撮像手段に被写体像の露光を行って被写体を観測し、露
光指示に応動して露光手段を閉塞し、次いで露光に必要
な時間だけ該露光手段を開放して撮像手段に被写体像の
露光を行うEVFモードとを切り換えるモード切換手段を
有し、前記記録制御手段は該モード切換信号を受けて選
択された撮影モードに応じて前記露光手段を制御するこ
とを特徴とするものである。
〔実施例〕
以下、添付図面に従って本発明に係る電子スチルカメラ
の好ましい実施例を詳説する。
第1図を参照すると、本発明の実施例による電子スチル
カメラは、被写体像を結像する撮影レンズ系10、絞り12
及び光学シャッタ14を含む撮影光学系24を有する。撮像
光学系24のうち撮影レンズ系10はAFモータ11を介して、
また絞り12は絞りモータ13を介して制御回路20に接続さ
れている。測光素子16は撮像光学系24の光路に配設さ
れ、該測光素子16からの検出出力は被写体の輝度情報と
して制御回路20に取り込まれる。ミラー15は光学式ファ
インダ(図示せず)に被写体からの反射光を導くための
ミラーであり、通常は実線で示される位置にあるが、露
光時には点線で示す位置に跳ね上げるように制御回路20
より制御される。制御回路20は露光制御に関しては、測
光素子16と、シャッタレリーズボタン22に応動するスイ
ッチSW2と、同期信号発生回路18とに応動してシャッタ1
4及び絞り12を制御する。
シャッタレリーズボタン22は、本実施例では2段ストロ
ーク動作し、その最初の行程でスイッチSW1が閉成して
回路系電源77が応動し、本装置各部に電源が投入され
る。これによって後述するサーボ回路50からの駆動信号
により回転記録媒体としての磁気ディスク42を駆動する
モータ44が起動されると共に、撮影レンズ系10が制御回
路20からの制御信号を受けたAFモータ11により光軸方向
に駆動され、自動焦点合わせが行われる。
更にボタン22の次段の行程で制御回路20は、シャッタレ
リーズ、撮影、記録を行うよう動作する。このような構
成によって、電池などの電源の電力浪費を回避するよう
に構成されている。
尚、制御回路20には撮影モードを切り換える為のモード
切換信号MCS1、MCS2が入力されるようになっており、こ
のモード切換信号MCS1、MCS2は後述するように電子ビュ
ーファインダアダプタ(以下EVFアダプタと記す。)あ
るいはムービーアダプタをカメラ本体に装着する際に発
生するように構成されている。
本実施例に係る電子スチルカメラではノーマルモード、
EVFモード、ムービースチルモード、ムービーカメラモ
ードの各撮影モードによる撮影が可能であるが、このう
ちムービースチルモード、ムービーカメラモードによる
撮影動作については本発明の要旨とは直接関係がないの
で説明を省略する。
電子スチルカメラ本体の光学式ファインダを用いてスチ
ル撮影を行う場合はノーマルモードになっており、該カ
メラ本体に電子ビューファインダを使用する為のEVFア
ダプタを装着した際にEVFモードに切り換えられ、ムー
ビーアダプタを装着した際にムービーモード(ムービー
スチルモード、ムービーカメラモードを含む)に切り換
えられるようになっている。
光学系24の焦点面には、例えばCCDなどの2次元撮影セ
ルアレイを有する固体撮像素子26が配設され、これは、
同期信号発生回路18から制御線30を通して送られる垂直
同期信号や水平同期信号などを含む駆動信号に応動し
て、その撮像面28に結像された被写体像に応じた映像信
号を蓄積し、これを出力線32に直列信号として出力する
ものである。
撮影素子26の出力線32は記録信号処理回路34に接続され
ている。記録信号処理34は同期信号発生回路18から制御
線36を通して送られる垂直同期信号や水平同期信号等を
含む駆動信号と後述する位相パルスPGとに応動し、更に
制御回路20から制御線35を通して送られる記録指示信号
に応動してラスタ走査により固体撮像素子26から出力さ
れた映像信号を周波数変調し、所定のフォーマットの変
調映像信号として出力線37に出力する回路である。この
出力線37は、記録増幅器38を介して磁気記録ヘッド40に
接続されている。
磁気記録ヘッド40は、点線92で概念的に示すヘッド移送
機構に担持され、ヘッド位相回路90によって磁気ディス
ク42の空きトラック上に移送されこれに映像信号お記録
する磁気変換素子である。ヘッド移送回路90は、制御回
路20によって制御される。磁気ディスク42はコア48を有
し、コア48はスピンドルモータ44によって駆動される回
転軸46に着脱可能に装着され、モータ44、周波数発生器
(FG)54及びサーボ回路50によって所定の方向に定常回
転する。
磁気ディスク42は、例えば直径47mm程度の小径の磁気記
録シートにトラックピッチが100μm程度で、即ちトラ
ック幅が50〜60μm程度、ガードバンド幅が50〜40μm
程度で50本のトラックが記録される。モータ44は、磁気
ディスク42を例えば毎分3,600回転の所定の回転速度N
で定速回転させ、これによってフィールドまたはフレー
ム速度で映像信号の記録が可能となる。
コア48には、ディスク42の1回転につき所定の基準回転
位相(角度)で1つの位相パルスPGを発生するための位
相発生器52が設けられている。コア48の近傍には、検出
コイル56が配設され、これはコイル56の近傍を位相発生
器52が通過するときに信号線58に位相パルスPGを出力す
る検出器である。この信号線58は、制御回路20、信号処
理回路34及びANDゲート60の一方の入力に接続されてい
る。
サーボ回路50は、接続線62にモータ44の駆動電流を供給
し、周波数発生器54が信号線64に発生する周波数信号FG
と、信号線66に基準発生回路68から受ける基準クロック
CLK1に応じてモータ44の回転速度と回転位相を制御する
位相同期ループ(PLL)を有するモータ制御回路であ
る。PLL制御回路としては、例えば東芝製モデルTC9142P
などのモータ制御用集積回路が使用される。
周波数発生器54は本実施例では、信号FGの繰返し周波数
が映像信号のカラー副搬送波の周波数の整数分の1で、
位相パルスPGのそれより十分に高い。例えば20倍程度高
い値をとるように設定されている。
基準発生回路68は、安定した周波数のクロックを発生す
る水晶発振素子70を有し、これを逓降して14.3MHzの基
準クロックCLK2と、さらにこれを分周してカラー副搬送
波に相当する周波数(3.58MHz)のCLK1をそれぞれ出力7
2及び66に発生する回路である。
サーボ回路50はロック検出回路100を有し、ロック検出
回路100は、基準クロックCLK1によって周波数信号FGの
周期ないしは周波数を計数し、モータ44が所定の回転速
度Nを所定の許容範囲で維持している。即ち「ロック」
状態にあるか否かを検出する回路である。その構成例を
第2図に示す。
第2図において、ロック検出回路100は、フリップフロ
ップ(FF)102、114と、ANDゲート104、106と、2進カ
ウンタ108と、比較器110、112とが図示のように接続さ
れて構成されている。
ロック検出回路100は、その動作タイミングを示す第3
図からわかるように、信号線64に受けた周波数信号FG
(第3図(a))をフリップフロップ102にて1/2分周し
た出力116を用いて周波数信号FGの周期を計数し、それ
が所定の範囲L(第4図)に含まれているときは出力74
を高レベルにセットする回路である。
より詳細には、ANDゲート104の一方の入力116は、周波
数信号FGが1/2分周された信号(第3図(b))によっ
て付勢され、それが高レベルにある期間だけ他方の入力
66の基準クロックCLK1がその出力120に現れる(同
(c))。カウンタ108にこれを計数し、その計数デー
タを出力118に出力する(同(d))。カウンタ108は、
フリップフロップ102のリセット時にリセットされる。
2つの比較器110及び112は、この計数データ118をそれ
ぞれ基準値L1及びL2と比較する回路であり、例えば東芝
製モデルTC4063BP/BFなどの重み付論理比較回路が使用
される。これらの基準値L1及びL2は、第4図に示すよう
にモータ44の回転の所定のロック範囲Lを規定するよう
に、その所定の定常回転速度N、例えば3600rpmを中心
として設定されている。この範囲Lは、例えば2H期間程
度に設定するのが有利である。
カウンタ108の出力データ118の値はモータ44の回転速度
と逆の関係にあるので、両者の関係は第4図の直線200
のようにプロットされる。従って、出力データ118が範
囲Lにあると、両比較器110及び112の出力120及び122が
高レベルになり、ANDゲート106の出力が高レベルにな
る。従って、フリップフロップ114がセットされ、その
出力74が高レベルになる。これは、モータ44の回転が所
定の回転速度に「ロック」していることを示すロック検
出信号75である。
ロック検出回路100の出力74は、フリップフロップ76の
セット入力Sと、インバータ78を通して単安定回路(M
M)80に接続されている。後者の出力82は、圧電素子な
どの可聴信号発生器84に接続され、ロック検出回路100
の出力74が高レベルから低レベルになると所定の期間、
発生器84が付勢され、これから可聴警報が出力される。
なお可聴警報の代わりに、またはこれに加えて、可視表
示が出力される可視表示器を用いてもよい。
一方このロック信号75は制御線91を介して制御回路20に
も供給される。
フリップフロップ76のQ出力85はANDゲート60の別の入
力に接続され、後者の出力86は、フリップフロップ76の
リセット入力Rと、同期信号発生回路18のリセット入力
に接続されている。この構成からわかるように、ロック
検出回路100の出力74が高レベルになると、即ちロック
検出信号75が出力されると、フリップフロップ76がセッ
トされ、ANDゲート60の一方の入力85が付勢される。従
って、それ以降にコイル52が最初に検出した位相パルス
PGがゲート60を通過し、リセットパルス88として同期信
号発生回路18に入力され、同回路18がリセットされる。
同期信号発生回路18は、クロック入力72の基準クロック
CLK2から様々な周期的制御信号を自走発生し、それらを
出力線30及び36に出力する回路である。例えば、出力線
30には撮像素子26の各撮像セルを駆動して蓄積電荷を出
力させる。15.7KHzの画素クロックや、同期信号などを
含むセンサ駆動信号が出力される。また出力線36には、
記録信号処理回路34を制御する記録制御信号や、60Hzの
垂直同期信号及び水平同期信号などの同期信号が出力さ
れる。
同期信号発生回路18はリセットパルス88によって初期状
態にリセットされる。従って、リセットの時点を確定さ
せれば、以降、その確定した位相で所定の周期で様々な
制御信号を出力することができる。これらの制御信号や
同期信号は、本実施例では、位相パルスPGから所定の期
間、例えば7H期間経過後に垂直同期信号が位置し、そこ
から1単位、例えば1フィールド(1V)の静止画映像信
号がディスク42の1つのトラックに記録されるように、
制御線30及び36に出力される。従って、磁気ディスク42
の回転に大幅な変動がないかぎり、以降の垂直同期信号
は、パルスPGに実質的に7Hの遅延をもって同期して発生
することになる。この同期信号発生回路18は、例えば松
下電器産業製モデルMN6064などが使用される。
次に電子スチルカメラ本体にEVFアダプタ或いはムービ
ーアダプタを装着した際に撮影モードをノーマルモード
からEVFモード或いはムービーモードに切り換える為の
モード切換信号MCS1、MCS2を発生するモード切換信号発
生回路について第5図により説明する。同図においてモ
ード切換信号発生回路310はカメラ本体300内に設けられ
ており、該回路310はコンパレータ312、314、インバー
タ316、318、アンドゲート320及び抵抗R1〜R4から構成
されている。抵抗R1〜R4の抵抗値を便宜上、同じ符号で
示すと、R1=R2=R3であり且つR4>R1+R2+R3の関係に
ある。コンパレータ312、314の反転入力端子は高抵抗R4
を介して接地され、非反転入力端子は電源電圧Vccが抵
抗R1〜R3により分割された電圧V2、V1になっている。カ
メラ本体300に設けられた雌型コネクタ322の端子322aは
コンパレータ312、314の反転入力端子に接続され、端子
322bは接地されている。
一方、EVFアダプタ400には前記コネクタ322に装着され
る雄型コネクタ410が設けられており、コネクタピン410
bは接地され、コンネクタピン410aには電源電圧Vccが抵
抗R5〜R7により分割された電圧V2′が供給されている。
またムービーアダプタ500にも前記コネクタ322に装着さ
れる雄型コネクタ510が設けられており、該コネクタ510
のコネクタピン510bは接地され、コネクタピン510aには
電源電圧Vccが抵抗R5〜R7により分割された電圧V1′が
供給されている。
このようにして設定された電圧V1、V1′、V2、V2′はV1
<V1′<V2<V2′<Vccの関係にある。この為にカメラ
本体300にEVFアダプタ400或いはムービーアダプタ500が
接続されていない状態ではコンパレータ312、314の出力
はハイレベルの状態にある。従ってインバータ316及び
アンドゲート320の出力はいずれもローレベルとなり、
モード切換信号MCS1、MCS2は制御回路20に対して出力さ
れない。
次にカメラ本体300にEVFアダプタ400が装着されると、
コンパレータ312、314の反転入力端子の電圧はV2′とな
り、V2′>V2>V1であるのでコンパレータ312、314の出
力は反転する。
この結果、インバータ316の出力のみハイレベルとな
り、制御回路20に対してモード切換信号MCS1が出力され
る。
一方カメラ本体300にムービーアダプタ500が装着される
と、コンパレータ312、314の反転入力端子の電圧はV1
となり、V1<V1′<V2の関係からコンパレータ314のみ
出力がハイレベルからローレベルに反転し、コンパレー
タ312の出力はハイレベルのまま変化しない。この結
果、アンドゲート320よりモード切換信号MCS2のみが制
御回路20に出力されることとなる。
このようにして制御回路20ではモード切換信号MCS1、MC
S2の出力状態(ハイレベル或いはローレベル)の組合わ
せから、カメラ本体300にいずれのアダプタが装着され
たかを判断し、該当する撮影モードに応じて各種の制御
を行う。第6図(A)はカメラ本体300とEVFアダプタ40
0との装着状態を示す正面図及び側面図、同図(B)は
カメラ本体300とムービーアダプタ500との装着状態を示
す正面図、及び側面図である。
次に本発明に係る電子スチルカメラの動作を第7図及び
第8図に示すタイミングチャートに基づいて説明する。
第7図にはノーマルモードの動作例が示されており、同
図に於いて時刻t1でレリーズボタン22を操作すると、先
ずスイッチSW1が閉成する(同図(a))。この時点で
本装置の各回路図に電源が供給され、測光素子からの被
写体の輝度情報が制御回路22に取り込まれると共に、サ
ーボ回路50からの駆動信号によりスピンドルモータ44も
回転を始める(同図(k))。これと同時にAFモータ11
は制御回路20からの制御信号を受けて連続的に駆動さ
れ、撮影レンズ系10を光軸方向に移動させ、自動焦点合
わせを行う(同図(l))。ここでAFモータ11による自
動焦点合わせはスピンドルモータ44の起動時からロック
時まで連続的に制御できるように構成されているが、一
旦被写体に撮影レンズ系の焦点が合ったら被写体が動か
ない限り、その時点でAFモータ11の駆動は停止される。
スピンドルモータ44の回転速度が上昇するにつれ、コイ
ル56はパルスPGを出力し始め、その繰り返し周期が段
々、短くなる。これと共に、周波数発生器54の発生する
周波数信号FGもその周期が短くなり、やがて「ロック」
状態となる。即ちモータ44の回転速度が所定値Nに近づ
き、カウンタ108の計数値が所定のロック範囲Lに含ま
れるようになると、ロック信号75が検出回路100から出
力され、これによってフリップフロップ76がセットされ
てゲート60の一方の入力が付勢される。またこのロック
信号75は制御線91を通して制御回路20に入力される。
この状態で例えば時刻t2に移送パルスPGがコイル56から
到来すると、ゲート60の出力がハイレベルとなり、リセ
ットパルス88が同期信号発生回路18に出力される。これ
により時刻t3で垂直同期信号はリセットされ(同図
(j))、時刻t3以降では移送パルスPGに実質的に同期
して垂直同期信号が出力されることとなる。
一方制御回路20はロック信号75の入力に応動してスイッ
チSW2の状態を示す信号(同図(b))の読込が可能と
なる。
次に例えば第7図(b)に示すように、時刻t4でレリー
ズボタン22が更に押し込まれ、レリーズスイッチSW2が
閉成されると、制御回路20は絞りモータ13を回転駆動
し、絞り12を測光素子16から取り込んだ被写体の輝度情
報に基づいて所定の絞り値となるように絞り制御を開始
すると共に、ミラー15を跳ね上げ露光準備を終了する
(同図(d)、(e))。更に時刻t5で絞りモータ13の
駆動が停止されると、シャッタ14が開放され、固体撮像
素子26の撮像面28が露光されてその撮像面28に結像され
た被写体像に応じた映像信号が固体撮像素子26に蓄積さ
れ、垂直同期信号に同期してその後、読み出しが行われ
る。この固体撮像素子26の読み出し期間に同期して制御
回路20からの制御信号を受けて記録信号処理回路34は固
体撮像素子26から読み出した映像信号を磁気ディスク42
に記録した後、記録終了時点から0.5Vの期間が経過した
時点(時刻t8)で、磁気ディスク42の記録内容がチェッ
クされる(同図(h))。更に時刻t9でヘッド移送回路
92よりヘッド40は1トラック分だけ順方向に送られる
(同図(i))。
次にEVFモードの動作について第8図のタイミングチャ
ートを参照して説明する。同図において時刻t1でカメラ
本体300にEVFアダプタ400が装着され且つ図示されてい
ないEVFアダプタの電源スイッチが閉成されると、カメ
タ本体300内のモード切換信号発生回路より制御回路20
にモード切換信号MCS1が出力され、各回路部に電源が供
給される。この結果制御回路20には測光素子16より被写
体の輝度情報の取り込みが開始され、制御回路20からの
制御信号により絞りモータ13が回転駆動されて絞り制御
が開始される(同図(c)、(d))。またこれと同時
に制御回路20からの制御信号を受けてミラー15が跳ね上
げられると共に、シャッター14が開放され、固体撮像素
子26の駆動が開始されて該素子26の撮像面28に被写体像
が結像される(同図(e)、(f)、(g))。この時
刻t1から同期信号発生回路18から固体撮像素子26に出力
される垂直同期信号(同図(k))に同期して該固体撮
像素子26より1フィールド単位に映像信号が読み出さ
れ、EVFアダプタ400の表示画面に被写体像が表示される
(同図(g)、(j))。
撮影者がEVFアダプタ400の表示画面で被写体像を確認し
た後、時刻t2でレリーズボタン22を操作することにより
レリーズスイッチSW1が閉成されると(同図(a))、
スピンドルモータ44が回転駆動されると共に、AFモータ
11も周期的に回転駆動されて撮影レンズ系10の自動焦点
合わせが行われる(同図(l)、(m))。
更にスピンドルモータ44の回転速度が上昇し、ノーマル
モードの場合と同様に所定値Nに近づき、カウンタ108
の計数値が所定のロック範囲Lに含まれるようになる
と、時刻t3でロック信号75(図示せず)が検出回路100
から出力され、これによってフリップフロップ76がセッ
トされてゲート60の一方の入力が付勢される。この状態
で位相パルスPGがコイル56よりゲート60に入力される時
刻t4で垂直同期信号がリセットされる(同図(l)、
(k))。この時刻t4以降では垂直同期信号は実質的に
位相パルスPGと同期して同期信号発生回路18より出力さ
れることとなる。この後、時刻t5でレリーズボタン22が
更に押し込まれ、レリーズスイッチSW2が閉成されると
(同図(b))、絞りモータ13が最終的な絞り込みを行
う為に駆動され、これと同時にシャッタ14が閉じられる
(同図(c)、(d)、(f))。
更に固体撮像素子26からの映像信号の読み出しが停止さ
れると共に(同図(g))、EVFアダプタ400への映像信
号の入力が停止(ミューディング)される(同図
(g)、(j))。そして最終的な絞り込みが行われ、
絞りモータ13が時刻t6で停止されると(同図(d))、
シャッタ14は開放され、固体撮像素子26の撮像面28に被
写体像が結像される(同図(f)、(g))。続いて時
刻t7でシャッタ14が閉成され、固体撮像素子26の撮像面
28への露光は終了する(同図(f)、(g))。この後
に固体撮像素子26に信号電荷が蓄積され、垂直同期信号
に同期して1フィールド単位で映像信号すなわち、蓄積
電荷の読み出しが行われるが、その読み出し周期のうち
時刻t8〜t9の期間において撮像素子26から読み出された
映像信号が記録信号処理回路34を介して磁気ヘッド40に
より磁気ディスクの所定のトラックに記録され、時刻t9
より所定時間(例えば0.5V)経過後、時刻t10でその記
録内容がチェックされる(同図(h)。
一方、映像信号の記録が終了した時刻t9で絞りモータ13
の回転駆動が開始され、絞り制御が行われると共に(同
図(d))、シャッタ14は開放され(同図(f))、EV
Fアダプタ400では映像信号の入力が開始され、その表示
画面に被写体像が表示される(同図(g))。
更に時刻t11でヘッド移送回路90からの駆動信号により
磁気ヘッド40は現在のトラックから1トラック分だけ順
方向に移送され(同図(i))、次の撮影に備えること
となる。
以上の説明から判るようにEVFモードによる撮影動作が
ノーマルモードのそれと異なる点は(1)回路各部への
電源供給はアダプタ内の電源スイッチが閉成されている
ときにEVFモードに切り換えられた時点で行われるこ
と、(2)被写体に対する測光は電源供給時から常時、
行われること、(3)絞り制御は略、記録時を除いて常
時、行われること、(4)ミラー15は電源供給時から跳
ね上げた状態に置かれること、(5)シャッタ14が一時
的に開→閉→開→閉の動作を行うように、制御されるこ
とである。これはEVFアダプタの表示画面で撮影前に常
に被写体像を確認することが出来るようにする為に必要
不可欠な動作である。
このように本実施例によればノーマルモードによる撮影
とEVFモードによる撮影が可能となる。
〔発明の効果〕
以上に説明したように本発明では電子スチルカメラ本体
にEVFアダプタを装着可能に構成し、該EVFアダプタの装
着状態、或いは非装着状態を示すモード切換信号に基づ
いて撮影モードに応じて露光手段、記録手段及び撮影手
段を制御するように構成したので、本発明によれば撮影
モードをノーマルモードとEVFモードとに切り換えて使
用することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る電子スチルカメラの一実施例の構
成を示すブロック図、第2図は第1図に示す実施例のロ
ック検出回路の構成例を示すブロック図、第3図は第2
図に示す回路の各部に現われる信号波形を示すタイミン
グチャート、第4図は第2図の回路の動作を説明するた
めのブラフ、第5図は電子スチルカメラ本体とEVFアダ
プタ又はムービーアダプタとの装着時にモード切換信号
を発生するモード切換信号発生回路を示す回路図、第6
図(A1)、(A2)は電子スチルカメラ本体とEVFアダプ
タとの装着状態を示す正面図及び側面図、同図(B1)、
(B2)は電子スチルカメラ本体とムービーアダプタとの
装着状態を示す正面図及び側面図、第7図は電子スチル
カメラのノーマルモードにおける動作を示すタイミング
チャート、第8図は電子スチルカメラのEVFモードにお
ける動作を示すタイミングチャートである。 11……AFモータ、12……絞り、13……絞りモータ、14…
…シャッタ、15……ミラー、 18……同期信号発生回路、20……制御回路、 22……シャッタレリーズボタン、26……撮像素子、34…
…記録信号処理回路、40……磁気ヘッド、42……磁気デ
ィスク、44……スピンドルモータ、50……サーボ回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小西 正弘 東京都港区西麻布2丁目26番30号 富士写 真フイルム株式会社内 (72)発明者 堀尾 元彦 埼玉県大宮市植竹町1丁目324番地 富士 写真光機株式会社内 (72)発明者 尾形 和次 埼玉県大宮市植竹町1丁目324番地 富士 写真光機株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録媒体に映像信号を記録する記録手段
    と、 被写体像を撮影して該被写体像に対応した映像信号を蓄
    積する撮像手段と、 露光指示に応動して、該撮像手段に被写体像を露光する
    露光手段と、 前記露光手段、記録手段および撮像手段を制御し、該撮
    像手段に露光して該撮像手段から映像信号を読み出し、
    前記記録媒体に記録させる記録制御手段とを有する電子
    スチルカメラにおいて、該電子スチルカメラは撮影モー
    ドを、カメラ本体に設けられた光学式ファインダを用い
    て被写体を観測し、露光指示に応じて常時、閉状態にあ
    る露光手段を露光に必要な時間だけ開放して撮像手段に
    被写体像の露光を行うノーマルモードと、電子式ファイ
    ンダを用いて常時、開状態にある露光手段を通して撮像
    手段に被写体像の露光を行って被写体を観測し、露光指
    示に応動して露光手段を閉塞し、次いで露光に必要な時
    間だけ該露光手段を開放して撮像手段に被写体像の露光
    を行うEVFモードとを切り換えるモード切換手段を有
    し、 前記記録制御手段は該モード切換信号を受けて選択され
    た撮影モードに応じて前記露光手段を制御することを特
    徴とする電子スチルカメラ。
  2. 【請求項2】前記記録制御手段はEVFモードにおいて、
    被写体観察時には光量フィードバック自動絞りにより露
    光を適正にすると共に、撮影時には絞り及びシャッタ速
    度により露光を適正するように制御することを特徴とす
    る特許請求の範囲第(1)項に記載の電子スチルカメ
    ラ。
JP60234175A 1985-10-19 1985-10-19 電子スチルカメラ Expired - Fee Related JPH0681272B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60234175A JPH0681272B2 (ja) 1985-10-19 1985-10-19 電子スチルカメラ
US06/918,910 US4802020A (en) 1985-10-19 1986-10-15 Variable mode electronic still camera including optical and electronic view finders

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60234175A JPH0681272B2 (ja) 1985-10-19 1985-10-19 電子スチルカメラ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6294081A JPS6294081A (ja) 1987-04-30
JPH0681272B2 true JPH0681272B2 (ja) 1994-10-12

Family

ID=16966841

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP60234175A Expired - Fee Related JPH0681272B2 (ja) 1985-10-19 1985-10-19 電子スチルカメラ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0681272B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2225687B (en) * 1988-10-04 1993-11-03 Asahi Optical Co Ltd Mode changing device for a still video camera
CN102702982A (zh) * 2012-05-24 2012-10-03 浙江东化实业有限公司 全粒面皮革抛光补伤膏

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6294081A (ja) 1987-04-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS59115676A (ja) 撮像装置
JPH048990B2 (ja)
US4802020A (en) Variable mode electronic still camera including optical and electronic view finders
JPH0681272B2 (ja) 電子スチルカメラ
JPH0666908B2 (ja) 電子式スチルカメラ
JPH0412676B2 (ja)
JPH0377716B2 (ja)
JPH0738700B2 (ja) 電子スチルカメラ
JPH0738699B2 (ja) 電子スチルカメラ
JPS5917772A (ja) 撮像システム
JPS60165875A (ja) 電子式スチルカメラ
JPS5947884A (ja) 電子式スチルカメラ
JPS60170380A (ja) 電子式スチルカメラ
JPS6294087A (ja) 電子スチルカメラ
JPH0544228B2 (ja)
JP2852223B2 (ja) スチルカメラ一体型ビデオカメラ
JPS6294089A (ja) 電子スチルカメラ
JPH0481385B2 (ja)
JPS6294086A (ja) 電子スチルカメラ
EP0220466A1 (en) Apparatus for recording video signals on rotary recording medium with appropriate angular phase in rapid response to start of rotation
JPH0691642B2 (ja) 写真装置
JP2852224B2 (ja) スチルカメラ一体型ビデオカメラ
JPH0619893B2 (ja) 電子スチルカメラ
JPH0523105B2 (ja)
JP2628553B2 (ja) スチル画像記録装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313532

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313532

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees