JPH0619893B2 - 電子スチルカメラ - Google Patents

電子スチルカメラ

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JPH0619893B2
JPH0619893B2 JP60238720A JP23872085A JPH0619893B2 JP H0619893 B2 JPH0619893 B2 JP H0619893B2 JP 60238720 A JP60238720 A JP 60238720A JP 23872085 A JP23872085 A JP 23872085A JP H0619893 B2 JPH0619893 B2 JP H0619893B2
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bucket
signal
circuit
switch
track
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JP60238720A
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泉 三宅
和也 小田
清隆 金子
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は電子スチルカメラ、より具体的には、固体撮像
素子などの撮像装置で被写体を撮影し、その映像信号を
磁気ディスク等の回転記録媒体に記録する電子スチルカ
メラに関する。
〔発明の背景〕
最近、固体撮像素子や撮像管等の撮像装置と、記録媒体
として安価で比較的記憶容量の大きな磁気ディスクなど
の回転磁気記録媒体を用いた記録装置とを組み合わせ、
被写体を純電子的にスチル撮影して回転磁気記録媒体に
記録し、画像の再生は別段のテレビジョンシステムやプ
リンタなどで行う電子スチルカメラシステムが開発され
ている。
従来の電子スチルカメラにあってはカメラ本体に設けら
れた電源スイッチをOFFにすると、電子スチルカメラ
に内蔵された回路各部への電源供給が断たれ、バックア
ップ電源によりマイクロコンピュータで構成された制御
部の一部の機能(時計等)を除いてスタンバイ状態とな
り、また電源スイッチをONにすると、再び回路各部に
電源が供給され、カメラの撮影操作が可能となるように
構成されていた。したがって、マイクロコンピュータが
スタンバイ状態ではバケットに収納された磁気ディスク
等の回転記録媒体がバケットの開閉により回転記録媒体
を回転駆動するスピンドル軸に装填または非装填された
場合にも、これらの状態を検知することができない為
に、電源スイッチがONになるとその都度、同時に次の
撮影に備えて回転記録媒体のどのトラックまで映像信号
が記録されているかをサーチしなければならず、これは
カメラの機能として要求される速応性に欠けると共に、
トラックサーチに要する消費電力も無視できないという
問題があった。
〔発明の目的〕
本発明のこのような事情に鑑みてなされたものであり、
トラックサーチに要する消費電力の低減を図ると共に、
継ぎ撮りに適した制御手段への電源供給制御を行うこと
ができる電子スチルカメラを提供することを目的として
いる。
〔発明の概要〕
本発明は上記目的を達成する為に、撮影光学系を介して
撮像素子に結像される被写体像を、該撮像素子によって
電気信号に変換し、該電気信号を磁気ヘッドを介して1
コマ毎に回転記録媒体の各トラックに磁気記録する電子
スチルカメラにおいて、前記回転記録媒体を収納し該回
転記録媒体を所定の記録再生位置にセットするためのバ
ケットが開状態になったことを検出するバケット開検出
手段と、主電源をON/OFFする電源スイッチと、バ
ックアップ電源が常時供給され、前記回転記録媒体の半
径方向に前記磁気ヘッドを移動させることにより該回転
記録媒体における未記録トラックを検出して該未記録ト
ラック上に前記磁気ヘッドを位置させるトラックサーチ
を実行させる制御手段と、を備え、前記制御手段は、主
電源がOFFされている時に前記バケット開検出手段に
よってバケットが開放されたことが検出されると、主電
源をONにし、バケットが開放されたことを示すデータ
を記憶したのちに主電源をOFFにし、前記電源スイッ
チによって主電源がONされたときに、前記記憶したデ
ータに基づいて主電源のOFF中にバケットが開放され
たと判断すると前記トラックサーチを実行させ、主電源
のOFF中にバケットが開放されなかった判断すると前
記トラックサーチを省略するようにしたことを特徴とす
るものである。
〔実施例〕
以下、添付図面に従って本発明に係る電子スチルカメラ
の好ましい実施例を詳説する。まず電子スチルカメラの
全体構成を第1図に示す。第1図を参照すると、本発明
の実施例による電子スチルカメラは、被写体像を結像す
る撮影レンズ系10、絞り12及び光学シャッタ14を
含む撮像光学系24を有する。撮像光学系24のうち撮
像レンズ系10はAFモータ11を介して、また絞り1
2は絞りモータ13を介してマイクロコンピュータ等で
構成された制御回路20に接続されている。測光素子1
6は撮像光学系24の光路に配設され、該測光素子16
からの検出出力は被写体の輝度情報として制御回路20
に取り込まれる。ミラー15は光学式ファインダ(図示
せず)に被写体からの反射光を導くためのミラーであ
り、通常は実線で示される位置にあるが、露光時には点
線で示す位置に跳ね上げるように制御回路20より制御
される。制御回路20は露光制御に関しては、測光素子
16と、シャッタレリーズボタン22に応動するスイッ
チSW2と、同期信号発生回路18とに応動してシャッ
タ14及び絞り12を制御する。
シャッタレリーズボタン22は、本実施例では2段スト
ローク動作し、その最初の行程でスイッチSW1が閉成
して回路系電源77が応動し、本装置各部に電源が投入
される。これによって後述するサーボ回路50からの駆
動信号により回転記録媒体としての磁気ディスク42を
駆動するモータ44が起動されると共に、撮影レンズ系
10が制御回路20からの制御信号を受けたAFモータ
11により光軸方向に駆動され、自動焦点合わせが行わ
れる。
更にボタン22の次段の行程で制御回路20は、シャッ
タレリーズ、撮影、記録を行うよう動作する。このよう
な構成によって、電池などの電源の電力浪費を回避する
ように構成されている。
尚、第1図では省略されているが、後述するように制御
回路20には専用の主電源と、バックアップ電源が設け
られており、マイクロコンピュータがスタンバイ状態の
ときにはバックアップ電源により、通常の動作状態では
主電源及びバックアップ電源により電源供給されるよう
になっている。
制御回路20にはレリーズスイッチSW1、SW2、後
述する主電源をONさせる為の電源スイッチ(第6図に
示されている。)の他に各種のスイッチの動作信号が入
力されるようになっている。これらのスイッチとしてパ
ックスイッチ130、ロードスイッチ132、バケット
スイッチ134及び誤記録防止スイッチ136がある。
パックスイッチ130はバケットに磁気ディスクパック
が収納されているか否かを検出するスイッチであり、磁
気ディスクパックが収納されている場合にはON状態に
なる。ロードスイッチ132はバケットに収納された磁
気ディスクパックがスピンドル軸に装填される位置まで
バケットが移動したことを検出するスイッチで、磁気デ
ィスクパックが装填される位置まで移動したときにON
状態となる。
バケットスイッチ134は、バケットが開状態となった
ことを検出するスイッチであり、バケットが開状態にな
ったときにON状態となる。更に誤記録防止スイッチ1
36は磁気ディスクパックの誤記録防止用爪の有無を検
出するスイッチであり、該爪が無いときにON状態とな
る。
一方、光学系24の焦点面には、例えばCCDなどの2
次元撮像セルアレイを有する固体撮像素子26が配設さ
れ、これは、同期信号発生回路18から制御線30を通
して送られる垂直同期信号や水平同期信号などを含む駆
動信号に応動して、その撮像面28に結像された被写体
像に応じた映像信号を蓄積し、これを出力線32に直列
信号として出力するものである。
撮像素子26の出力線32は記録信号処理回路34に接
続されている。記録信号処理34は同期信号発生回路1
8から制御線36を通して送られる垂直同期信号や水平
同期信号等を含む駆動信号と後述する位相パルスPGと
に応動し、更に制御回路20から制御線35を通して送
られる記録指示信号に応動してラスタ走査により固体撮
像素子26から出力された映像信号を周波数変調し、所
定のフォーマットの変調映像信号として出力線37に出
力する回路である。この出力線37は、記録増幅器38
を介して磁気記録ヘッド40に接続されている。
磁気記録ヘッド40は、点線92で概念的に示すヘッド
移送機構に担持され、ヘッド移送回路90によって磁気
ディスク42の空きトラック上に移送されこれに映像信
号を記録する磁気変換素子である。ヘッド移送回路90
は、制御回路20によって制御される。磁気ディスク4
2はコア48を有し、コア48はスピンドルモータ44
によって駆動される回転軸46に着脱可能に装着され、
モータ44、周波数発生器(FG)54及びサーボ回路
50によって所定の方向に定常回転する。
磁気ディスク42は、例えば直径47mm 程度の小径の
磁気記録シートにトラックピッチが100μm程度で、
即ちトラック幅が50〜60μm程度、カードバンド幅
が50〜40μm程度で50本のトラックが記録され
る。モータ44は、磁気ディスク42を例えば毎分3,
600回転の所定の回転速度Nで定速回転させ、これに
よってフィールドまたはフレーム速度で映像信号の記録
が可能となる。
コア48には、ディスク42の1回転につき所定の基準
回転位相(角度)で1つの位相パルスPGを発生するた
めの位相発生器52から設けられている。コア48の近
傍には、検出コイル56が配設され、これはコイル56
の近傍を位相発生器52が通過するときに信号線58に
位相パルスPGを出力する検出器である。この信号線5
8は、制御回路20、信号処理回路34及びANDゲー
ト60の一方の入力に接続されている。
サーボ回路50は、接続線62にモータ44の駆動電流
を供給し、周波数発生器54が信号線64に発生する周
波数信号FGと、信号線66に基準発生回路66から受
ける基準クロックCLK1に応じてモータ44の回転速
度と回転位相を制御する位相同期ループ(PLL)を有
するモータ制御回路である。PLL制御回路としては、
例えば東芝製モデルTC9142Pなどのモータ制御用
集積回路が使用される。
周波数発生器54は本実施例では、信号FGの繰返し周
波数が映像信号のカラー副搬送波の周波数の整数分の1
で、位相パルスPGのそれより十分に高い。例えば20
倍程度高い値をとるように設定されている。
基準発生回路68は、安定した周波数のクロックを発生
する水晶発振素子70を有し、これを逓降して、14.
3MHz の基準クロックCLK2と、さらにこれを分周
してカラー副搬送波に相当する周波数(3.58MHz
)のCLK1をそれぞれ出力72及び66に発生する
回路である。
サーボ回路50はロック検出回路100を有し、ロック
検出回路100は、基準クロックCLK1によって周波
数信号FGの周期ないしは周波数を計数し、モータ44
が所定の回転速度Nを所定の許容範囲で維持している。
即ち「ロック」状態にあるか否かを検出する回路であ
る。その構成例を第2図に示す。
第2図において、ロック検出回路100は、フリップフ
ロップ(FF)102、114と、ANDゲート10
4、106と、2進カウンタ108と、比較器110、
112とが図示のように接続されて構成されている。
ロック検出回路100は、その動作タイミングを示す第
3図からわかるように、信号線64に受けた周波数信号
FG(第3図(a))をフリップフロップ102にて1
/2分周した出力116を用いて周波数信号FGの周期
を計数し、それが所定の範囲L(第4図)に含まれてい
るときには出力74を高レベルにセットする回路であ
る。
より詳細には、ANDゲート104の一方の入力116
は、周波数信号FGが1/2分周された信号(第3図
(b))によって付勢され、それが高レベルにある期間
だけ他方の入力66の基準クロックCLK1がその出力
120に現れる(同(c))。カウンタ108にこれを
計数し、その計数データを出力118に出力する(同
(d))。カウンタ108は、フリップフロップ102
のリセット時にリセットされる。
2つの比較器110及び112は、この計数データ11
8をそれぞれ基準値L1及びL2と比較する回路であ
り、例えば東芝製モデルTC4063BP/BFなどの
重み付論理比較回路が使用される。これらの基準値L1
及びL2は、第4図に示すようにモータ44の回転の所
定ロック範囲Lを規定するように、その所定の定常回転
速度N、例えば3600rpm を中心として設定されてい
る。この範囲Lは、例えば2H期間程度に設定するのが
有利である。
カウンタ108の出力データ118の値はモータ44の
回転速度と逆の関係にあるので、両者の関係は第4図の
直線200のようにプロットされる。従って、出力デー
タ118が範囲Lにあると、両比較器110及び112
の出力120及び122が高レベルになり、ANDゲー
ト106の出力が高レベルになる。従って、フリップフ
ロップ114がセットされ、その出力74が高レベルに
なる。これは、モータ44の回転が所定の回転速度に
「ロック」していることを示すロック検出信号75であ
る。
ロック検出回路100の出力74は、フリップフロップ
76のセット入力Sと、インバータ78を通して単安定
回路(MM)80に接続されている。後者の出力82
は、圧電素子などの可聴信号発生器84に接続され、ロ
ック検出回路100の出力74が高レベルから低レベル
になると所定の期間、発生器84が付勢され、これから
可聴警報が出力される。なお可聴警報の代わりに、また
はこれに加えて、可視表示が出力される可視表示器を用
いてもよい。
一方このロック信号75は制御線91を介して制御回路
20にも供給される。
フリップフロップ76のQ出力85はANDゲート60
の別の入力に接続され、後者の出力86は、フリップフ
ロップ76のリセット入力Rと、同期信号発生回路18
のリセット入力に接続されている。この構成からわかる
ように、ロック検出回路100の出力74が高レベルに
なると、即ちロック検出信号75が出力されると、フリ
ップフロップ76がセットされ、ANDゲート60の一
方の入力85が付勢される。従って、それ以降にコイル
52が最初に検出した位相パルスPGがゲート60を通
過し、リセットパルス88として同期信号発生回路18
に入力され、同回路18がリセットされる。
同期信号発生回路18は、クロック入力72の基準クロ
ックCLK2から様々な周期的制御信号を自走発生し、
それらを出力線30及び36に出力する回路である。例
えば、出力線30には撮像素子26の各撮像セルを駆動
して蓄積電荷を出力させる15.7KHz の画素クロッ
クや、同期信号などを含むセンサ駆動信号が出力され
る。また出力線36には、記録信号処理回路34を制御
する記録制御信号や、60Hz の垂直同期信号及び水平
同期信号などの同期信号が出力される。
同期信号発生回路18はリセットパルス88によって初
期状態にリセットされる。従って、リセットの時点を確
定させれば、以降、その確定した位相で所定の周期で様
々な制御信号を出力することができる。これらの制御信
号や同期信号は、本実施例では、位相パルスPGから所
定の期間、例えば7H期間経過後に垂直同期信号が位置
し、そこから1単位、例えば1フィールド(1V)の静
止画映像信号がディスク42の1つのトラックに記録さ
れるように、制御線30及び36に出力される。従っ
て、磁気ディスク42の回転に大幅な変動がないかぎ
り、以降の垂直同期信号は、パルスPGに実質的に7H
の遅延をもって同期して発生することになる。この同期
信号発生回路18は、例えば松下電器産業製モデルMN
6064などが使用される。
次に本発明に係る電子スチルカメラの動作を第5図に示
すタイミングチャートに基づいて説明する。第5図には
カメラ本体に設けられた光学式ファインダを用いてスチ
ル撮影を行うノーマルモードの動作例が示されており、
同図に於いて時刻t1でレリーズボタン22を操作する
と、先ずスイッチSW1が閉成する(同図(a))。こ
の時点で本装置の各回路部に電源が供給され、測光素子
からの被写体の輝度情報が制御回路22に取り込まれる
と共に、サーボ回路50からの駆動信号によりスピンド
ルモータ44も回転を始める(同図(k))。これと同
時にAFモータ11は制御回路20からの制御信号を受
けて連続的に駆動され、撮影レンズ系10を光軸方向に
移動させ、自動焦点合わせを行う(同図(l))。ここ
でAFモータ11による自動焦点合わせはスピンドルモ
ータ44の起動時からロック時まで連続的に制御できる
ように構成されているが、一旦、被写体に撮影レンズ系
の焦点が合ったら被写体が動かない限り、その時点でA
Fモータ11の駆動は停止される。
スピンドルモータ44の回転速度が上昇するにつれ、コ
イル56はパルスPGを出力し始め、その繰り返し周期
が段々、短くなる。これと共に、周波数発生器54の発
生する周波数信号FGもその周期が短くなり、やがて
「ロック」状態となる。即ちモータ44の回転速度が所
定値Nに近づき、カウンタ108の計数値が所定のロッ
ク範囲Lに含まれるようになると、ロック信号75が検
出回路100から出力され、これによってフリップフロ
ップ76がセットされてゲート60の一方の入力が付勢
される。またこのロック信号75は制御線91を通して
制御回路20に入力される。
この状態で例えば時刻t2に位相パルスPGがコイル5
6から到来すると、ゲート60の出力がハイレベルとな
り、リセットパルス88が同期信号発生回路18に出力
される。これにより時刻t3で垂直同期信号はリセット
され(同図(j))、時刻t3以降では位相パルスPG
に実質的に同期して垂直同期信号が出力されることとな
る。
一方制御回路20はロック信号75の入力に応動してス
イッチSW2の状態を示す信号(同図(b))の読込が
可能となる。
次に例えば第7図(b)に示すように、時刻t4でレリ
ーズボタン22が更に押し込まれ、レリーズスイッチS
W2が閉成されると、制御回路20は絞りモータ13を
回転駆動し、絞り12を測光素子16から取り込んだ被
写体の輝度情報に基づいて所定の絞り値となるように絞
り制御を開始すると共に、ミラー15を跳ね上げ露光準
備を終了する(同図(d)、(e))。更に時刻t5で
絞りモータ13の駆動が停止されると、シャッタ14が
開放され、固体撮像素子26の撮像面28が露光されて
その撮像面28に結像された被写体像に応じた映像信号
が固体撮像素子26に蓄積され、垂直同期信号に同期し
てその後、読み出しが行われる。この固体撮像素子26
の読み出し期間に同期して制御回路20からの制御信号
を受けて記録信号処理回路34は固体撮像素子26から
読み出した映像信号を磁気ディスク42に記録した後、
記録終了時点から0.5Vの期間が経過した時点(時刻
t8)で、磁気ディスク42の記録内容がチェックされ
る(同図(h))。更に時刻t9でヘッド移送回路92
よりヘッド40は1トラック分だけ順方向に送られ(同
図(i))、次の撮影に備えることとなる。
次に第6図に制御回路20の電源供給系統を示す。同図
において制御回路20の電源端子VCCには主電源V
トランジスタQ1を介して供給され、又バックアップ電
源VがダイオードD1を介してそれぞれ供給されるよ
うに構成されている。トランジスタQ1のベースには制
御回路20の端子PCよりトランジスタQ1のベースに
制御信号が出力された場合に電源端子VCCに主電源V
が供給されるようになっている。
またバックアップ電源VはパワースイッチPWR1、
コンデンサC1及び抵抗R1から成る微分回路、ダイオ
ードD2を介して制御回路20の割り込み端子INTに
接続され、該端子INTに電源スイッチPWR1がON
状態になったことを示す割り込み信号が入力されるよう
になっている。更にバックアップ電源Vはバケットス
イッチ134、コンデンサC2及び抵抗R2からなる微
分回路、ダイオードD3を介して割り込み端子INTに
接続され、該端子INTにバケットが開状態になった時
に発生する割り込み信号が入力されるように構成されて
いる。
一方、各種のスイッチ群150には制御回路20の端子
KOTからキースキャンを行なう為の制御信号KSCが
出力されるようになっており、キースキャンを行なった
結果を示す状態信号が制御回路20の端子KINに入力
されるようになっている。この状態信号により各種スイ
ッチのON、OFF状態が把握できるようになってい
る。これらのスイッチ群150にはパックスイッチ13
0、ロードスイッチ132、誤記録防止スイッチ136
及び前記パワースイッチPWR1に連動するパワースイ
ッチPWR2が含まれている。
次に制御回路20により実行されるサーチモード制御ル
ーチンの内容を第7図に示す。この制御ルーチンは制御
回路20を構成するマイクロコンピュータがスタンバイ
状態、即ちバックアップ電源Vのみにより電源供給が
行なわれている状態においてバケットが開状態にあった
場合にのみサーチ動作を行なわせるように制御すること
を内容とするものである。同図においてサーチモード制
御ルーチンが起動されると、ステップ300でバケット
フラグBKTFがリセットされ、ステップ302で制御
回路20はスタンバイ状態、即ち既述したようにバック
アップ電源Vのみにより電源供給が行なわれる状態と
なる。更にステップ304では割込みの有無が判定さ
れ、割込みが無い場合には同じ判定を繰り返す。また割
込み有りと判定された場合には次のステップ306でそ
の割込みが電源スイッチ割込みであるか否か、即ち電源
スイッチPWR1がON状態になったことにより発生し
た割込みであるか或いはバケットスイッチ134がON
状態になったことにより発生した割込みであるかの判定
がなされる。ステップ306で判定された割込みがバケ
ット開割込みであると判定された場合にはステップ30
8でスタンバイモードを解除し、制御回路20の端子P
CよりトランジスタQ1のベースに制御信号が出力さ
れ、この結果主電源Vより電源端子VCCに電源が供給
されることになる。そしてステップ310ではバケット
フラグBKTFをセットし、ステップ302に戻り、同
様の処理を行う。
一方ステップ306で発生した割込みが電源スイッチ割
り込みであると判定された場合にはステップ312に進
み、スタンバイモードを解除し、同様に主電源Vより
電源端子VCCに電源供給がなされるようになる。更にス
テップ314ではバケットが閉状態であるか否かが判定
され、バケットが開状態にある場合にはバケットフラグ
をセットしステップ314に戻り同様の判定を繰り返
す。ステップ314でバケットが閉状態にあると判定さ
れた場合には次のステップ318でバケット内に磁気デ
ィスクパックがあるか否かが判定され、無いと判定され
た場合にはステップ314に戻り、同様の判定が繰り返
される。またステップ318で磁気ディスクパックがあ
ると判定された場合にはステップ320でバケットフラ
グBKTFがセット状態であるか否かの判定がなされ
る。ステップ320でバケットフラグBKTFがリセッ
ト状態にある場合には制御回路20を構成するマイクロ
コンピュータにリセットが掛けられてからスタンバイ状
態においてバケットが開状態になったことがないことを
意味するので磁気ディスクのトラックサーチ、即ち磁気
ディスクの記録範囲をサーチする必要がないのでそのま
まこのルーチンの実行を終了する。
一方ステップ320でバケットフラグBKTFがセット
状態にある場合にはマイクロコンピュータがスタンバイ
状態においてバケットが開かれて磁気ディスクパックの
交換等がなされたことを意味しておりこの場合にはステ
ップ322で磁気ディスクパックの記録されているトラ
ックの範囲をチェックし、このルーチンの実行を終了す
る。
次に制御回路20により実行される継ぎ撮り制御ルーチ
ンの内容を第8図に示す。同図においてパワースイッチ
PWR1、PWR2がON状態になると、継ぎ撮り制御
ルーチンの割込要求が発生し、ステップ400で制御回
路20の端子PCよりトランジスタQ1のベースに制御
信号が出力され、この結果主電源Vが電源端子VCC
供給されることとなる。そしてステップ402ではパワ
ースイッチPWR1、PWR2がON状態にあるか否か
の判定がなされる。この判定はステップ400で制御回
路20からの制御信号により主電源Vが電源端子VCC
に一旦、供給された後にパワースイッチPWR1、PW
R2がOFF状態に操作される場合があることを考慮し
たものである。ステップ402でパワースイッチPWR
1、PWR2がON状態であると判定された場合にはス
テップ404に進み、該ステップ404で制御回路20
に取り込まれたキースキャンの結果を示す信号によりパ
ワースイッチPWR2がON状態であるか否かが判定さ
れる。パワースイッチPWR2がON状態と判定された
場合には次のステップ406でロードスイッチ132が
ON状態であるか否かが判定される。ロードスイッチ1
32がOFF状態にある場合にはステップ404に戻
り、同様の処理を繰り返す。またロードスイッチがON
状態にある場合にはステップ408に進み、パックスイ
ッチ130がON状態にあるか否かが判定される。パッ
クスイッチ130がOFF状態にある場合にはステップ
406に戻り同じ判定を行う。またステップ408でパ
ックスイッチ130がON状態にある場合には次のステ
ップ410で誤記録防止スイッチ136がOFF状態に
有るか否かが判定される。ステップ410で誤記録防止
スイッチ136がON状態にあると判定された場合、即
ち誤記録防止用爪がスピンドル軸に装填された磁気ディ
スクパックに無いと判定された場合にはステップ420
で再生のみを行う為の処理がなされ、この制御ルーチン
の実行を終了する。またステップ410で誤記録防止ス
イッチ136がOFF状態にあると判定された場合には
継ぎ撮りフラグFCNTがセットされているか否かの判
定がなされる。ステップ412で継ぎ撮りフラグFCN
Tがセットされていると判定された場合には次のステッ
プ414で継ぎ撮りを行う為の処理がなされ、この制御
ルーチンの実行を終了する。
一方ステップ412で継ぎ撮りフラグFCNTがリセッ
ト状態にあると判定された場合にはステップ416に移
行し、ステップ416で磁気ディスク42における記録
されているトラックの範囲がサーチされ、ステップ41
8で継ぎ撮りフラグFCNTがセットされこの制御ルー
チンの実行を終了する。
またステップ402でパワースイッチPWR1、PWR
2がOFF状態にあると判定された場合、すなわち制御
回路20からの制御信号によって一旦、主電源Vが制
御回路20の電源端子VCCに供給された後に電源スイッ
チPWR1、PWR2が撮影者によってOFF状態に操
作された場合にはステップ422に進み、該ステップ4
22で継ぎ撮りフラグFCNTがリセットされ、次のス
テップ424で制御回路20の端子PCよりトランジス
タ91のベースにトランジスタ91をカットオフさせる
ための制御信号が出力され、この結果制御回路20の電
源端子VCCへの主電源Vの供給は停止され、この制御
ルーチンの実行が終了する。同様にステップ404にお
いてパワースイッチPWR2がOFF状態になった場合
にもステップ424で制御回路20に対する主電源V
の供給が断たれ、この制御ルーチンの実行が終了する。
〔発明の効果〕
以上に説明したように本発明では制御手段にバックアッ
プ電源が供給されているスダンバイ状態において、バケ
ットが開状態にある場合には一時的に制御手段に対し主
電源を一時的に供給してバケットが開状態にあることを
記憶すると共に、操作手段の操作により主電源供給指示
が出された場合には制御手段に定常的に電源供給を行う
ようにし、その際にバケットが開状態にあることが記憶
されている時には回転記録媒体における映像信号が記録
されているトラックの範囲をサーチするように構成した
ので、本発明によればトラックサーチに用する消費電力
の低減を図れると共に、継ぎ撮りに適した制御手段への
電源供給制御を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る電子スチルカメラの一実施例の構
成を示すブロック図、第2図は第1図に示す実施例のロ
ック検出回路の構成例を示すブロック図、第3図は第2
図に示す回路の各部に現われる信号波形を示すタイミン
グチャート、第4図は第2図の回路の動作を説明するた
めのグラフ、第5図は電子スチルカメラのノーマルモー
ドにおける動作を示すタイミングチャート、第6図は制
御回路の電源供給系統を示す回路図、第7図は制御回路
により実行されるサーチモード制御ルーチンの内容を示
すフローチャート、第8図は制御回路により実行される
継ぎ撮り制御ルーチンの内容を示すフローチャートであ
る。 11……AFモータ、12……絞り、13……絞りモー
タ、14……シャッタ、15……ミラー、18……同期
信号発生回路、20……制御回路、22……シャッタレ
リーズボタン、26……撮像素子、34……記録信号処
理回路、40……磁気ヘッド、42……磁気ディスク、
44……スピンドルモータ、50……サーボ回路、PW
R1、PWR2……パワースイッチ、130……パック
スイッチ、132……ロードスイッチ、134……バケ
ットスイッチ、136……誤記録防止スイッチ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】撮影光学系を介して撮像素子に結像される
    被写体像を、該撮像素子によって電気信号に変換し、該
    電気信号を磁気ヘッドを介して1コマ毎に回転記録媒体
    の各トラックに磁気記録する電子スチルカメラにおい
    て、 前記回転記録媒体を収納し該回転記録媒体を所定の記録
    再生位置にセットするためのバケットが開放されたこと
    を検出するバケット開検出手段と、 主電源をON/OFFする電源スイッチと、 バックアップ電源が常時供給され、前記回転記録媒体の
    半径方向に前記磁気ヘッドを移動させることにより該回
    転記録媒体における未記録トラックを検出して該未記録
    トラック上に前記磁気ヘッドを位置させるトラックサー
    チを実行させる制御手段と、を備え、 前記制御手段は、前記電源スイッチによって主電源がO
    FFされている時に前記バケット開検出手段によってバ
    ケットが開放されたことが検出されると、主電源からも
    電源が供給され、バケットが開放されたこと示すデータ
    を記憶したのち主電源からの電源の供給が遮断され、 前記電源スイッチによって主電源がONされたときに、
    前記記憶したデータに基づいて主電源のOFF中にバケ
    ットが開放されたと判断すると前記トラックサーチを実
    行させ、主電源のOFF中にバケットが開放されなかっ
    たと判断すると前記トラックサーチを省略するようにし
    たことを特徴とする電子スチルカメラ。
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JPS58205955A (ja) * 1982-05-24 1983-12-01 Sharp Corp フロツピ−デイスク駆動装置
JPS60177466A (ja) * 1984-02-22 1985-09-11 Sharp Corp フロツピ−・デイスク・ドライブ制御方式

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