JPH0681248A - 熱融着性合成繊維を含有するパイル製品 - Google Patents
熱融着性合成繊維を含有するパイル製品Info
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- JPH0681248A JPH0681248A JP4233636A JP23363692A JPH0681248A JP H0681248 A JPH0681248 A JP H0681248A JP 4233636 A JP4233636 A JP 4233636A JP 23363692 A JP23363692 A JP 23363692A JP H0681248 A JPH0681248 A JP H0681248A
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- Japan
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- yarn
- fiber
- fibers
- synthetic fiber
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 単繊維の脱落量がきわめて少なく、かつ風合
やドレープ性などがすぐれ、玩具、寝具、衣料、インテ
リア製品などに好適に用いられる商品価値の高いパイル
製品を提供すること。 【構成】 パイル部を構成する繊維に熱融着性合成繊維
を20重量%以下含有してなるパイル製品。
やドレープ性などがすぐれ、玩具、寝具、衣料、インテ
リア製品などに好適に用いられる商品価値の高いパイル
製品を提供すること。 【構成】 パイル部を構成する繊維に熱融着性合成繊維
を20重量%以下含有してなるパイル製品。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はパイル製品に関する。さ
らに詳しくは、単繊維の脱落量が少なく、かつ風合やド
レープ性などにすぐれ、たとえば玩具、寝具、衣料、イ
ンテリア製品などに好適に使用しうるパイル製品に関す
る。
らに詳しくは、単繊維の脱落量が少なく、かつ風合やド
レープ性などにすぐれ、たとえば玩具、寝具、衣料、イ
ンテリア製品などに好適に使用しうるパイル製品に関す
る。
【0002】
【従来の技術】パイル製品は、立毛商品ともいわれ、パ
イル部と地糸部とからなるものであり、その独特の構造
から数多くの特徴を有しており、従来、玩具、フェイク
ファーなどの衣料、寝具、カーペットなどのインテリア
製品、そのほかの各種資材などに用いられている。
イル部と地糸部とからなるものであり、その独特の構造
から数多くの特徴を有しており、従来、玩具、フェイク
ファーなどの衣料、寝具、カーペットなどのインテリア
製品、そのほかの各種資材などに用いられている。
【0003】しかしながら、その構造の特異性により、
従来のパイル製品は、パイル部を構成している単繊維が
脱落するため、衛生面、視覚面などからみて消費者のみ
ならず製造業者、縫製業者、流通業者が脱落した単繊維
により不快感を受けることが多く、最終的には商品価値
を下げるという欠点がある。とくに従来のパイル製品の
なかでもハイパイル編のパイル製品は、パイル部がメリ
ヤス組織の地糸のループに沿って編み込まれており、地
糸とパイル部との摩擦抵抗が小さいため、ほんの小さな
力でパイル部の一端を引っ張るだけで容易にパイル部を
構成する単繊維の脱落が起こり、またパイル部にステー
プルファイバーが用いられているため、パイルの長さよ
りも短い単繊維が脱落してしまうという欠点がある。
従来のパイル製品は、パイル部を構成している単繊維が
脱落するため、衛生面、視覚面などからみて消費者のみ
ならず製造業者、縫製業者、流通業者が脱落した単繊維
により不快感を受けることが多く、最終的には商品価値
を下げるという欠点がある。とくに従来のパイル製品の
なかでもハイパイル編のパイル製品は、パイル部がメリ
ヤス組織の地糸のループに沿って編み込まれており、地
糸とパイル部との摩擦抵抗が小さいため、ほんの小さな
力でパイル部の一端を引っ張るだけで容易にパイル部を
構成する単繊維の脱落が起こり、またパイル部にステー
プルファイバーが用いられているため、パイルの長さよ
りも短い単繊維が脱落してしまうという欠点がある。
【0004】一般にパイル製品は、寸法安定性の向上お
よびパイル部を構成している単繊維の脱落を防止する目
的で、その裏面に合成樹脂を主成分とするラテックスや
エマルジョンなどが塗布されている。このように、かか
るラテックスやエマルジョンなどを裏面に多量に塗布し
たばあいには、確かに単繊維の脱落量を大幅に減少させ
ることが可能であるが、パイル製品の風合およびドレー
プ性が低下し、商品価値が低下するという欠点がある。
したがって、かかるラテックスやエマルジョンなどの使
用量にはおのずと制限があり、そのような使用量では単
繊維の脱落量がそれほど減少されないなどといった問題
がある。
よびパイル部を構成している単繊維の脱落を防止する目
的で、その裏面に合成樹脂を主成分とするラテックスや
エマルジョンなどが塗布されている。このように、かか
るラテックスやエマルジョンなどを裏面に多量に塗布し
たばあいには、確かに単繊維の脱落量を大幅に減少させ
ることが可能であるが、パイル製品の風合およびドレー
プ性が低下し、商品価値が低下するという欠点がある。
したがって、かかるラテックスやエマルジョンなどの使
用量にはおのずと制限があり、そのような使用量では単
繊維の脱落量がそれほど減少されないなどといった問題
がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明者らは、
前記従来技術に鑑みて鋭意研究を重ねた結果、パイル部
を構成する繊維に熱融着性繊維を含有させることによ
り、繊維の脱落量が大幅に減少し、しかも風合やドレー
プ性にすぐれたパイル製品がえられることをようやく見
出し、本発明を完成するにいたった。
前記従来技術に鑑みて鋭意研究を重ねた結果、パイル部
を構成する繊維に熱融着性繊維を含有させることによ
り、繊維の脱落量が大幅に減少し、しかも風合やドレー
プ性にすぐれたパイル製品がえられることをようやく見
出し、本発明を完成するにいたった。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明はパイ
ル部を構成する繊維に熱融着性合成繊維を20重量%以下
含有してなるパイル製品に関する。
ル部を構成する繊維に熱融着性合成繊維を20重量%以下
含有してなるパイル製品に関する。
【0007】
【作用および実施例】本発明のパイル製品は、パイル部
と地糸部とから構成され、パイル部を構成する繊維に熱
融着性合成繊維を20重量%以下含有したものである。
と地糸部とから構成され、パイル部を構成する繊維に熱
融着性合成繊維を20重量%以下含有したものである。
【0008】本発明において、前記熱融着性合成繊維と
は、融点が130 ℃以下である樹脂を含有した繊維のこと
であり、該繊維を改質して用いることができる。
は、融点が130 ℃以下である樹脂を含有した繊維のこと
であり、該繊維を改質して用いることができる。
【0009】ここで本明細書にいう「改質」とは、融点
が異なる2種類の樹脂で繊維を構成し、該2種類の樹脂
をサイド- バイ- サイド型、シース- コアー型または海
島構造を有する複合繊維とすることをいう。なお、前記
シース- コアー型の複合繊維はコアー部が偏心されてい
てもよく、偏心されていなくてもよい。
が異なる2種類の樹脂で繊維を構成し、該2種類の樹脂
をサイド- バイ- サイド型、シース- コアー型または海
島構造を有する複合繊維とすることをいう。なお、前記
シース- コアー型の複合繊維はコアー部が偏心されてい
てもよく、偏心されていなくてもよい。
【0010】前記複合繊維に用いることができる樹脂と
しては、たとえばナイロンなどで代表されるポリアミ
ド;ポリエステル;ポリプロピレン、ポリエチレンなど
で代表されるポリオレフィン系樹脂などがあげられる。
これらのうち融点が高い樹脂と融点が低い樹脂とを組合
わせて用いることができ、かかる組合わせとしては、た
とえばポリエステル−ポリエステル、ポリエチレン−ポ
リプロピレン、ポリエチレン−ポリエステル、ポリプロ
ピレン−ポリエステルなどがあげられる。
しては、たとえばナイロンなどで代表されるポリアミ
ド;ポリエステル;ポリプロピレン、ポリエチレンなど
で代表されるポリオレフィン系樹脂などがあげられる。
これらのうち融点が高い樹脂と融点が低い樹脂とを組合
わせて用いることができ、かかる組合わせとしては、た
とえばポリエステル−ポリエステル、ポリエチレン−ポ
リプロピレン、ポリエチレン−ポリエステル、ポリプロ
ピレン−ポリエステルなどがあげられる。
【0011】なお、前記複合繊維を構成している樹脂が
いずれも130 ℃以下の融点を有するものであるばあいに
は、単繊維全体が融着し、その結果、パイルの根元部分
が硬化し、パイル製品の風合がいちじるしくそこなわれ
るようになるので、一方の樹脂の融点と他方の樹脂の融
点とが異なることが好ましい。
いずれも130 ℃以下の融点を有するものであるばあいに
は、単繊維全体が融着し、その結果、パイルの根元部分
が硬化し、パイル製品の風合がいちじるしくそこなわれ
るようになるので、一方の樹脂の融点と他方の樹脂の融
点とが異なることが好ましい。
【0012】さらに、本発明においては、前記熱融着性
合成繊維が熱融着性と強度、伸度、熱収縮性などの繊維
物性とを兼ね備えていることが重要であり、たとえば前
記複合繊維のばあいには、該繊維を構成する樹脂の1つ
が前記繊維物性を充分に満足していることが好ましい。
合成繊維が熱融着性と強度、伸度、熱収縮性などの繊維
物性とを兼ね備えていることが重要であり、たとえば前
記複合繊維のばあいには、該繊維を構成する樹脂の1つ
が前記繊維物性を充分に満足していることが好ましい。
【0013】また、前記熱融着性合成繊維の繊維長は、
あまりにも長いばあいには、えられるパイル製品の風合
が低下する傾向があり、またあまりにも短いばあいに
は、パイル製品から該熱融着性合成繊維が脱落する傾向
があるので、5〜20mm、なかんづく10〜15mmであること
が好ましい。
あまりにも長いばあいには、えられるパイル製品の風合
が低下する傾向があり、またあまりにも短いばあいに
は、パイル製品から該熱融着性合成繊維が脱落する傾向
があるので、5〜20mm、なかんづく10〜15mmであること
が好ましい。
【0014】前記パイル部を構成する繊維における熱融
着性合成繊維の含有量は、あまりにも多いばあいには、
えられるパイル製品の風合が低下するようになるので、
20重量%以下とされる。なお、えられるパイル製品の風
合を向上させ、なおかつパイル部を構成する繊維の脱落
量を少なくするために、該熱融着性合成繊維の含有量
は、3〜20重量%であることが好ましく、とくに5〜10
重量%であることがより好ましい。
着性合成繊維の含有量は、あまりにも多いばあいには、
えられるパイル製品の風合が低下するようになるので、
20重量%以下とされる。なお、えられるパイル製品の風
合を向上させ、なおかつパイル部を構成する繊維の脱落
量を少なくするために、該熱融着性合成繊維の含有量
は、3〜20重量%であることが好ましく、とくに5〜10
重量%であることがより好ましい。
【0015】前記パイル部を構成する熱融着性合成繊維
以外の繊維にはとくに限定がなく、たとえばナイロンな
どで代表されるポリアミド繊維、ポリエステル繊維、ア
クリル繊維、アクリル系繊維、塩化ビニル繊維、ポリプ
ロピレンやポリエチレンなどで代表されるポリオレフィ
ン系繊維などの合成繊維;レーヨン、アセテートなどの
半合成繊維;綿、羊毛などの天然繊維などがあげられ、
これらの繊維は単独でまたは2種以上を混合して用いら
れる。前記繊維の種類、繊維長などは、えられるパイル
製品の用途に応じて適宜調整すればよく、通常15〜178
mm程度、なかんづく20〜152 mm程度であることが好まし
い。
以外の繊維にはとくに限定がなく、たとえばナイロンな
どで代表されるポリアミド繊維、ポリエステル繊維、ア
クリル繊維、アクリル系繊維、塩化ビニル繊維、ポリプ
ロピレンやポリエチレンなどで代表されるポリオレフィ
ン系繊維などの合成繊維;レーヨン、アセテートなどの
半合成繊維;綿、羊毛などの天然繊維などがあげられ、
これらの繊維は単独でまたは2種以上を混合して用いら
れる。前記繊維の種類、繊維長などは、えられるパイル
製品の用途に応じて適宜調整すればよく、通常15〜178
mm程度、なかんづく20〜152 mm程度であることが好まし
い。
【0016】前記パイル部を構成する繊維、すなわち熱
融着性合成繊維および該熱融着性合成繊維以外の繊維の
繊度、色相などは、えられるパイル製品の用途に応じて
適宜調整すればよい。また、本発明においては、用途に
応じて、たとえば染色綿や原着綿などを配合して色相を
調整してもよい。
融着性合成繊維および該熱融着性合成繊維以外の繊維の
繊度、色相などは、えられるパイル製品の用途に応じて
適宜調整すればよい。また、本発明においては、用途に
応じて、たとえば染色綿や原着綿などを配合して色相を
調整してもよい。
【0017】なお、前記パイル部のパイル長は、えられ
るパイル製品の用途などに応じて適宜調整すればよい
が、通常5〜150 mm、なかんづく8〜100 mm程度であ
る。
るパイル製品の用途などに応じて適宜調整すればよい
が、通常5〜150 mm、なかんづく8〜100 mm程度であ
る。
【0018】前記地糸部に用いられる糸としては、たと
えばポリエステル、アクリル、アクリル系樹脂、塩化ビ
ニル樹脂、ポリプロピレン、ポリエチレンなどの合成樹
脂からなる合成繊維、綿などの紡績糸、フィラメント糸
などがあげられ、これらは通常単独でまたは2種以上を
組み合わせて用いられる。
えばポリエステル、アクリル、アクリル系樹脂、塩化ビ
ニル樹脂、ポリプロピレン、ポリエチレンなどの合成樹
脂からなる合成繊維、綿などの紡績糸、フィラメント糸
などがあげられ、これらは通常単独でまたは2種以上を
組み合わせて用いられる。
【0019】本発明のパイル製品は、その製造方法につ
いてはとくに限定はなく、たとえばハイパイル編機、ボ
アー編機、パイル織機、ダブルラシェル編機などを用い
て容易に製造される。
いてはとくに限定はなく、たとえばハイパイル編機、ボ
アー編機、パイル織機、ダブルラシェル編機などを用い
て容易に製造される。
【0020】以上説明したように、本発明のパイル製品
は、パイル部を構成する繊維に熱融着性合成繊維を特定
量含有したものであるので、単繊維の脱落量がきわめて
少なく、かつ風合、ドレープ性にすぐれたものである。
は、パイル部を構成する繊維に熱融着性合成繊維を特定
量含有したものであるので、単繊維の脱落量がきわめて
少なく、かつ風合、ドレープ性にすぐれたものである。
【0021】つぎに実施例をあげて本発明のパイル製品
をさらに詳細に説明するが、本発明はかかる実施例のみ
に限定されるものではない。なお、各実施例中、「部」
は「重量部」を表わす。
をさらに詳細に説明するが、本発明はかかる実施例のみ
に限定されるものではない。なお、各実施例中、「部」
は「重量部」を表わす。
【0022】実施例1 ポリプロピレン- ポリエチレン複合繊維(サイド- バイ
- サイド型)(繊度:2d(デニール)、平均繊維長:
15mm、融点:110 ℃)10部、アクリロニトリル- 塩化ビ
ニル共重合体繊維(鐘淵化学工業(株)製、カネカロン
AHP、繊度:4d、平均繊維長:32mm)55部およびア
クリロニトリル- 塩化ビニル共重合体繊維(鐘淵化学工
業(株)製、カネカロンRCL、繊度:20d、平均繊維
長:51mm)35部を混綿し、均一なカードスライバーを作
製した。なお、前記カネカロンAHPおよびカネカロン
RCLは熱融着性合成繊維ではない。
- サイド型)(繊度:2d(デニール)、平均繊維長:
15mm、融点:110 ℃)10部、アクリロニトリル- 塩化ビ
ニル共重合体繊維(鐘淵化学工業(株)製、カネカロン
AHP、繊度:4d、平均繊維長:32mm)55部およびア
クリロニトリル- 塩化ビニル共重合体繊維(鐘淵化学工
業(株)製、カネカロンRCL、繊度:20d、平均繊維
長:51mm)35部を混綿し、均一なカードスライバーを作
製した。なお、前記カネカロンAHPおよびカネカロン
RCLは熱融着性合成繊維ではない。
【0023】つぎに、えられたカードスライバーを用
い、地糸としてアクリル紡績糸を用いてハイパイル編機
でパイル編物とし、その裏面にアクリル酸エステル系エ
マルジョンを均一に塗布した。これを125 ℃で乾燥させ
てエレクトロポリッシング、ブラッシング、シェアリン
グの工程を経てパイル長を22mmとし、仕上り目付が850
g/m2 のハイパイル編物をえた。
い、地糸としてアクリル紡績糸を用いてハイパイル編機
でパイル編物とし、その裏面にアクリル酸エステル系エ
マルジョンを均一に塗布した。これを125 ℃で乾燥させ
てエレクトロポリッシング、ブラッシング、シェアリン
グの工程を経てパイル長を22mmとし、仕上り目付が850
g/m2 のハイパイル編物をえた。
【0024】実施例2および比較例1〜2 パイル部の構成繊維の組成を表1に示すようにかえたほ
かは、実施例1と同様にしてハイパイル編物を作製し
た。えられたハイパイル編物のパイル長はいずれも22mm
であり、また仕上り目付はいずれも850 g/m2 であっ
た。
かは、実施例1と同様にしてハイパイル編物を作製し
た。えられたハイパイル編物のパイル長はいずれも22mm
であり、また仕上り目付はいずれも850 g/m2 であっ
た。
【0025】なお、実施例1〜2および比較例1〜2で
用いられた繊維の平均繊維長は、JIS L−1077に規
定の方法にしたがい、C法により測定した。
用いられた繊維の平均繊維長は、JIS L−1077に規
定の方法にしたがい、C法により測定した。
【0026】つぎに、実施例1〜2および比較例1〜2
でえられたハイパイル編物について、単繊維の脱落量、
風合およびドレープ性をそれぞれ以下に示す方法にした
がって調べた。その結果を表1に示す。
でえられたハイパイル編物について、単繊維の脱落量、
風合およびドレープ性をそれぞれ以下に示す方法にした
がって調べた。その結果を表1に示す。
【0027】単繊維の脱落量 旧ソビエト社会主義連邦共和国国家規格委員会決定規格
の不確実固定繊維量検査法(GOST 26666、3−85)
にしたがい、パイル編物の表面をゴム製の刷毛で一定荷
重をかけながら毛並の方向に50回こすった。このとき抜
取られた単繊維の重量を1m2 あたりに換算して単繊維
の脱落量とした。
の不確実固定繊維量検査法(GOST 26666、3−85)
にしたがい、パイル編物の表面をゴム製の刷毛で一定荷
重をかけながら毛並の方向に50回こすった。このとき抜
取られた単繊維の重量を1m2 あたりに換算して単繊維
の脱落量とした。
【0028】風合 5名で官能検査を行なって合否を判定し、5名とも風合
が良好と判断したばあいを合格(○)とし、それ以外の
ばあいを不合格(×)とした。
が良好と判断したばあいを合格(○)とし、それ以外の
ばあいを不合格(×)とした。
【0029】ドレープ性 ハイパイル編物から兎の玩具を作製して5名で官能検査
を行なって合否を判定し、5名ともドレープ性が良好と
判断したばあいを合格(○)とし、それ以外のばあいを
不合格(×)とした。
を行なって合否を判定し、5名ともドレープ性が良好と
判断したばあいを合格(○)とし、それ以外のばあいを
不合格(×)とした。
【0030】なお、以上〜の結果の総合評価を行な
い、いずれの結果においても合格したものを合格(○)
とし、それ以外のばあいを不合格(×)として表1に示
した。
い、いずれの結果においても合格したものを合格(○)
とし、それ以外のばあいを不合格(×)として表1に示
した。
【0031】
【表1】
【0032】表1に示した結果から、実施例1〜2でえ
られたハイパイル編物は、単繊維の脱落量がきわめて少
なく、しかも風合およびドレープ性のいずれにもすぐれ
たものであることがわかる。
られたハイパイル編物は、単繊維の脱落量がきわめて少
なく、しかも風合およびドレープ性のいずれにもすぐれ
たものであることがわかる。
【0033】
【発明の効果】本発明のパイル製品は、単繊維の脱落量
がきわめて少なく、衛生的で加工業者、アパレル流通業
者、消費者の不快感を解消するだけでなく、風合やドレ
ープ性などにもすぐれたものであるため、たとえば玩
具、寝具、衣料、インテリア製品などに好適に用いるこ
とができ、商品に高級感を与えるものである。
がきわめて少なく、衛生的で加工業者、アパレル流通業
者、消費者の不快感を解消するだけでなく、風合やドレ
ープ性などにもすぐれたものであるため、たとえば玩
具、寝具、衣料、インテリア製品などに好適に用いるこ
とができ、商品に高級感を与えるものである。
Claims (1)
- 【請求項1】 パイル部を構成する繊維に熱融着性合成
繊維を20重量%以下含有してなるパイル製品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4233636A JPH0681248A (ja) | 1992-09-01 | 1992-09-01 | 熱融着性合成繊維を含有するパイル製品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4233636A JPH0681248A (ja) | 1992-09-01 | 1992-09-01 | 熱融着性合成繊維を含有するパイル製品 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0681248A true JPH0681248A (ja) | 1994-03-22 |
Family
ID=16958149
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4233636A Pending JPH0681248A (ja) | 1992-09-01 | 1992-09-01 | 熱融着性合成繊維を含有するパイル製品 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0681248A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5718129A (en) * | 1995-01-25 | 1998-02-17 | Kanegafuchi Kagaku Kogyo Kabushiki Kaisha | Knit pile made from cation dyeable polyester and acrylic fibers |
WO2011055455A1 (ja) | 2009-11-09 | 2011-05-12 | 株式会社カネカ | パイル布帛及びその製造方法 |
CN104695159A (zh) * | 2009-11-09 | 2015-06-10 | 株式会社钟化 | 绒头布帛的加工装置 |
-
1992
- 1992-09-01 JP JP4233636A patent/JPH0681248A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5718129A (en) * | 1995-01-25 | 1998-02-17 | Kanegafuchi Kagaku Kogyo Kabushiki Kaisha | Knit pile made from cation dyeable polyester and acrylic fibers |
WO2011055455A1 (ja) | 2009-11-09 | 2011-05-12 | 株式会社カネカ | パイル布帛及びその製造方法 |
JP5461572B2 (ja) * | 2009-11-09 | 2014-04-02 | 株式会社カネカ | パイル布帛及びその製造方法 |
KR101389764B1 (ko) * | 2009-11-09 | 2014-04-29 | 가부시키가이샤 가네카 | 파일 포백 및 그 제조 방법 |
CN104695159A (zh) * | 2009-11-09 | 2015-06-10 | 株式会社钟化 | 绒头布帛的加工装置 |
EA023898B1 (ru) * | 2009-11-09 | 2016-07-29 | Канека Корпорейшн | Ворсовый материал и способ его изготовления |
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