JPH0680976U - ホース用グロメット - Google Patents

ホース用グロメット

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JPH0680976U
JPH0680976U JP2267393U JP2267393U JPH0680976U JP H0680976 U JPH0680976 U JP H0680976U JP 2267393 U JP2267393 U JP 2267393U JP 2267393 U JP2267393 U JP 2267393U JP H0680976 U JPH0680976 U JP H0680976U
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socket
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grommet
hose
vehicle body
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久嗣 後藤
泰三 小川
和敬 小林
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Toyoda Gosei Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】コネクタのソケット部への挿入作業を容易とす
るとともに、高いシール性が得られる構造とする。 【構成】ソケット部(1) とフランジ部(2) とソケット部
に挿入保持されたコネクタ(3) とからなり、車体の内外
を連通するようにフランジ部が車体に固定されるホース
用グロメットにおいて、コネクタはソケット部の一端面
に対向するシール面(33)と爪部(32)とをもち、ソケット
部は爪部と対応する位置で径方向に弾性変形可能な撓み
部(12)をもち、弾性シールリング(4) がシール面とソケ
ット部の一端面とで圧縮されるとともに爪部がソケット
部の先端端面に係合することでコネクタがグロメットに
保持されていることを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、自動車のフューエルホースなどを集束して車体に固定するためのホ ース用グロメットに関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば後部座席の後部に燃料タンクをもつ自動車があるが、このような位置の 燃料タンクからフューエルホースをエンジンなどへ導出するには、車体鋼板を貫 通させて車体外部へ出し、車体下部に沿わせてエンジンルーム内へ導入しなけれ ばならない。しかし車体外部では、飛石などの衝撃に耐え得るように金属パイプ を用いる必要がある。またフューエルホースは、エンジンに向かうもの、リター ン側のもの、あるいは内圧調整用のものなど複数本必要である。
【0003】 そこで従来は、車体内部では樹脂製のフューエルチューブを用い、複数本集束 してグロメットのコネクタの一端にそれぞれ固定する。そしてそのグロメットを 車体に固定するとともに、コネクタの他端に車体外部からの金属パイプを連結す ることが行われている。 この従来のグロメットは一般に、ソケット部と、ソケット部の周囲に設けられ 車体に固定されるフランジ部と、ソケット部に挿入保持されたクイックコネクタ とから構成されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、グロメットは車体の内外の部品を連結するものである以上、外部か らの水や埃などの車体内部への侵入を防ぐ必要がある。そこでソケット部の内径 をコネクタの外径より僅かに小さく設計し、コネクタを無理嵌めすることによっ てコネクタ外周面とソケット部内周面を密接させ、これによってシール性を付与 している。
【0005】 ところがソケット部及びコネクタそれぞれの寸法誤差により、コネクタの挿入 が困難となったり、逆に固定が困難となって抜けたりシール性に問題が生じたり する場合があった。 本考案はこのような事情に鑑みてなされたものであり、コネクタのソケット部 への挿入作業を容易とするとともに、高いシール性が得られる構造とすることを 目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決する本考案のホース用グロメットは、略筒状のソケット部と、 ソケット部の周囲に形成されたフランジ部と、一端にホースが固定され他端に相 手パイプと連結される連結部をもちソケット部に挿入保持されたコネクタとから なり、車体の内外を連通するようにフランジ部が車体に固定されるホース用グロ メットにおいて、 コネクタはソケット部の一端面に対向するシール面と、連結部と反対側でホー スが固定された先端部と、先端部の外周表面に形成された爪部とをもち、 ソケット部は軸方向に延びるスリットと、爪部と対応する位置でスリットによ り径方向に弾性変形可能な撓み部をもち、 コネクタのシール面とソケット部の一端面の間には弾性シールリングが介在さ れ、弾性シールリングがシール面とソケット部の一端面とで圧縮されるとともに 爪部がソケット部の先端端面に係合することでコネクタがグロメットに保持され ていることを特徴とする。
【0007】
【作用】
本考案のホース用グロメットでは、先ずコネクタの先端部がソケット部に挿入 される。このときコネクタ先端部の爪部がソケット部の撓み部と当接する位置と する。すると挿入につれて爪部が撓み部を押圧し、撓み部は径方向外方へ撓むこ とでコネクタはソケット部に挿入される。
【0008】 そして爪部がソケット部開口端面から出ると、撓み部は自身の弾性力で元の位 置に復元し、爪部がソケット部開口端面に係合して抜けるのが防止されている。 一方、その時点でシール面はソケット部の開口と反対側の端面に近接し、両者 の間に介在されている弾性シールリングを圧縮している。これにより弾性シール リングはシール面とソケット部の端面に圧接され、シール性が発現されている。
【0009】
【実施例】
以下、実施例により具体的に説明する。 図1及び図2に本考案の一実施例のグロメットを示す。このグロメットは、ソ ケット部1と、ソケット部1から外方へ延び車体に固定されるフランジ部2と、 ソケット部1に保持されたクイックコネクタ3と、ソケット部1に保持されたゴ ム製シールリング4とから構成されている。
【0010】 なおソケット部1には、実際は3個のクイックコネクタ3が保持されるのであ るが、図を判り易くするために図1では3個のクイックコネクタ3のうち1個が 保持された状態を示し、他はソケット部1の断面を示している。 ソケット部1には、略筒状の3つの挿入ポート10が形成されている。それぞ れの挿入ポート10には、軸方向に平行に延びる2個一対のスリット11が二対 それぞれ180°対向して形成され、スリット11で挟まれた部分に径方向に弾 性変形可能な撓み部12がそれぞれ180°対向して形成されている。
【0011】 また挿入ポート10の先端開口と反対側の端部には、それぞれ大径のリング状 の段部13が形成され、その段部13にそれぞれシールリング4が保持されてい る。 フランジ部2は略板状であり、車体に固定されるための複数のボルト孔20が 形成されている。またフランジ部2の周縁部には、挿入ポート10の軸方向と平 行に突出し車体の鋼板8と係合する複数の係合脚部21が形成されている。
【0012】 クイックコネクタ3は、一端にフュエルチューブ5が固定された先端部30と 、先端部30の他端に一体的に形成され金属パイプ6と連結される連結部31と から構成されている。先端部30には、径方向外方に突出し撓み部12と係合す る一対の爪部32がそれぞれ180°離れた位置に形成されている。また、連結 部31は先端部30より大径とされ、挿入ポート10の段部13と係合するよう に構成されている。すなわち連結部31の段部13に対向する表面が、シールリ ング4と圧接するシール面33となっている。
【0013】 このグロメットを組付けるには、先ずフュエルチューブ5が固定されたクイッ クコネクタ3の先端部30を挿入ポート10に裏面側より挿入する。このとき爪 部32が撓み部12と当接する向きとなって挿入される。すると爪部32により 撓み部12は径方向外方へ撓むので、挿入は容易に行うことができる。 そして爪部32が挿入ポート10の先端開口から出ると、撓み部12は自身の弾 性力で元の形状に復元し、爪部32と係合してクイックコネクタ3が挿入ポート 10から抜けるのが防止されている。
【0014】 一方、クイックコネクタ3の挿入に伴って、連結部31のシール面33がシー ルリング4と当接し、シールリング4を段部13表面とで圧縮する。そして爪部 32が挿入ポート10の開口から出た時点で、シールリング4は圧縮されて弾性 反力が高い状態で保持される。これにより爪部32は挿入ポート10の開口端面 に押圧され、ソケット部1に対する相対移動が防止される。またシールリング4 は段部13表面とシール面33表面に圧接され、高いシール性が得られる。
【0015】 このように構成された本実施例のグロメットでは、図3に示すように係合脚部 21がパッキン7を介して車体の鋼板8の取付孔内に挿入され、取付孔の周縁部 と係合して保持される。そしてボルト孔20を介してボルトにより固定される。 そして車体外部側から金属パイプ6が連結部31に連結される。 したがってこのグロメットでは、クイックコネクタ3の挿入作業が容易である とともに、パッキン7とシールリング4により車体外部側からの水や埃などの異 物が車体内部側へ侵入するのが確実に防止されている。
【0016】
【考案の効果】
したがって本考案のホース用グロメットによれば、撓み部の存在によりコネク タのソケット部への挿入が容易となり挿入作業性が向上する。また弾性シールリ ングが圧縮されているのでその部分で高いシール性が得られ、車体外部からの異 物の侵入が確実に防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例のホース用グロメットの構成
を説明する断面図である。
【図2】本考案の一実施例のホース用グロメットの平面
図である。
【図3】本考案の一実施例のホース用グロメットを車体
に固定し金属パイプを連結する状態を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1:ソケット部 2:フランジ部
3:クイックコネクタ 4:シールリング 5:フュエルチューブ
6:金属パイプ 11:スリット 12:撓み部 3
0:先端部 31:連結部 32:爪部 3
3:シール面

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略筒状のソケット部と、該ソケット部の
    周囲に形成されたフランジ部と、一端にホースが固定さ
    れ他端に相手パイプと連結される連結部をもち該ソケッ
    ト部に挿入保持されたコネクタとからなり、車体の内外
    を連通するように該フランジ部が該車体に固定されるホ
    ース用グロメットにおいて、 前記コネクタは前記ソケット部の一端面に対向するシー
    ル面と、前記連結部と反対側で前記ホースが固定された
    先端部と、該先端部の外周表面に形成された爪部とをも
    ち、 前記ソケット部は軸方向に延びるスリットと、前記爪部
    と対応する位置で該スリットにより径方向に弾性変形可
    能な撓み部をもち、 前記コネクタの前記シール面と前記ソケット部の一端面
    の間には弾性シールリングが介在され、該弾性シールリ
    ングが該シール面と該ソケット部の一端面とで圧縮され
    るとともに前記爪部が該ソケット部の先端端面に係合す
    ることで前記コネクタが前記グロメットに保持されてい
    ることを特徴とするホース用グロメット。
JP2267393U 1993-04-28 1993-04-28 ホース用グロメット Expired - Fee Related JP2580526Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010070765A1 (ja) * 2008-12-19 2010-06-24 トヨタ自動車株式会社 グロメット

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2010070765A1 (ja) * 2008-12-19 2010-06-24 トヨタ自動車株式会社 グロメット
US8341804B2 (en) 2008-12-19 2013-01-01 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Grommet

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