JP2580526Y2 - ホース用グロメット - Google Patents

ホース用グロメット

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JP2580526Y2
JP2580526Y2 JP2267393U JP2267393U JP2580526Y2 JP 2580526 Y2 JP2580526 Y2 JP 2580526Y2 JP 2267393 U JP2267393 U JP 2267393U JP 2267393 U JP2267393 U JP 2267393U JP 2580526 Y2 JP2580526 Y2 JP 2580526Y2
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JP
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socket
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grommet
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hose
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久嗣 後藤
泰三 小川
和敬 小林
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Toyoda Gosei Co Ltd
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Toyoda Gosei Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車のフューエルホ
ースなどを集束して車体に固定するためのホース用グロ
メットに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば後部座席の後部に燃料タンクをも
つ自動車があるが、このような位置の燃料タンクからフ
ューエルホースをエンジンなどへ導出するには、車体鋼
板を貫通させて車体外部へ出し、車体下部に沿わせてエ
ンジンルーム内へ導入しなければならない。しかし車体
外部では、飛石などの衝撃に耐え得るように金属パイプ
を用いる必要がある。またフューエルホースは、エンジ
ンに向かうもの、リターン側のもの、あるいは内圧調整
用のものなど複数本必要である。
【0003】そこで従来は、車体内部では樹脂製のフュ
ーエルチューブを用い、複数本集束してグロメットのコ
ネクタの一端にそれぞれ固定する。そしてそのグロメッ
トを車体に固定するとともに、コネクタの他端に車体外
部からの金属パイプを連結することが行われている。こ
の従来のグロメットは一般に、ソケット部と、ソケット
部の周囲に設けられ車体に固定されるフランジ部と、ソ
ケット部に挿入保持されたクイックコネクタとから構成
されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところで、グロメット
は車体の内外の部品を連結するものである以上、外部か
らの水や埃などの車体内部への侵入を防ぐ必要がある。
そこでソケット部の内径をコネクタの外径より僅かに小
さく設計し、コネクタを無理嵌めすることによってコネ
クタ外周面とソケット部内周面を密接させ、これによっ
てシール性を付与している。
【0005】ところがソケット部及びコネクタそれぞれ
の寸法誤差により、コネクタの挿入が困難となったり、
逆に固定が困難となって抜けたりシール性に問題が生じ
たりする場合があった。本考案はこのような事情に鑑み
てなされたものであり、コネクタのソケット部への挿入
作業を容易とするとともに、高いシール性が得られる構
造とすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本考
案のホース用グロメットは、略筒状のソケット部と、ソ
ケット部の周囲に形成されたフランジ部と、一端にホー
スが固定され他端に相手パイプと連結される連結部をも
ちソケット部に挿入保持されたコネクタとからなり、車
体の内外を連通するようにフランジ部が車体に固定され
るホース用グロメットにおいて、コネクタはソケット部
の一端面に対向するシール面と、連結部と反対側でホー
スが固定された先端部と、先端部の外周表面に形成され
た爪部とをもち、ソケット部は軸方向に延びるスリット
と、爪部と対応する位置でスリットにより径方向に弾性
変形可能な撓み部をもち、コネクタのシール面とソケッ
ト部の一端面の間には弾性シールリングが介在され、弾
性シールリングがシール面とソケット部の一端面とで圧
縮されるとともに爪部がソケット部の先端端面に係合す
ることでコネクタがグロメットに保持されていることを
特徴とする。
【0007】
【作用】本考案のホース用グロメットでは、先ずコネク
タの先端部がソケット部に挿入される。このときコネク
タ先端部の爪部がソケット部の撓み部と当接する位置と
する。すると挿入につれて爪部が撓み部を押圧し、撓み
部は径方向外方へ撓むことでコネクタはソケット部に挿
入される。
【0008】そして爪部がソケット部開口端面から出る
と、撓み部は自身の弾性力で元の位置に復元し、爪部が
ソケット部開口端面に係合して抜けるのが防止されてい
る。一方、その時点でシール面はソケット部の開口と反
対側の端面に近接し、両者の間に介在されている弾性シ
ールリングを圧縮している。これにより弾性シールリン
グはシール面とソケット部の端面に圧接され、シール性
が発現されている。
【0009】
【実施例】以下、実施例により具体的に説明する。図1
及び図2に本考案の一実施例のグロメットを示す。この
グロメットは、ソケット部1と、ソケット部1から外方
へ延び車体に固定されるフランジ部2と、ソケット部1
に保持されたクイックコネクタ3と、ソケット部1に保
持されたゴム製シールリング4とから構成されている。
【0010】なおソケット部1には、実際は3個のクイ
ックコネクタ3が保持されるのであるが、図を判り易く
するために図1では3個のクイックコネクタ3のうち1
個が保持された状態を示し、他はソケット部1の断面を
示している。ソケット部1には、略筒状の3つの挿入ポ
ート10が形成されている。それぞれの挿入ポート10
には、軸方向に平行に延びる2個一対のスリット11が
二対それぞれ180°対向して形成され、スリット11
で挟まれた部分に径方向に弾性変形可能な撓み部12が
それぞれ180°対向して形成されている。
【0011】また挿入ポート10の先端開口と反対側の
端部には、それぞれ大径のリング状の段部13が形成さ
れ、その段部13にそれぞれシールリング4が保持され
ている。フランジ部2は略板状であり、車体に固定され
るための複数のボルト孔20が形成されている。またフ
ランジ部2の周縁部には、挿入ポート10の軸方向と平
行に突出し車体の鋼板8と係合する複数の係合脚部21
が形成されている。
【0012】クイックコネクタ3は、一端にフュエルチ
ューブ5が固定された先端部30と、先端部30の他端
に一体的に形成され金属パイプ6と連結される連結部3
1とから構成されている。先端部30には、径方向外方
に突出し撓み部12と係合する一対の爪部32がそれぞ
れ180°離れた位置に形成されている。また、連結部
31は先端部30より大径とされ、挿入ポート10の段
部13と係合するように構成されている。すなわち連結
部31の段部13に対向する表面が、シールリング4と
圧接するシール面33となっている。
【0013】このグロメットを組付けるには、先ずフュ
エルチューブ5が固定されたクイックコネクタ3の先端
部30を挿入ポート10に裏面側より挿入する。このと
き爪部32が撓み部12と当接する向きとなって挿入さ
れる。すると爪部32により撓み部12は径方向外方へ
撓むので、挿入は容易に行うことができる。そして爪部
32が挿入ポート10の先端開口から出ると、撓み部1
2は自身の弾性力で元の形状に復元し、爪部32と係合
してクイックコネクタ3が挿入ポート10から抜けるの
が防止されている。
【0014】一方、クイックコネクタ3の挿入に伴っ
て、連結部31のシール面33がシールリング4と当接
し、シールリング4を段部13表面とで圧縮する。そし
て爪部32が挿入ポート10の開口から出た時点で、シ
ールリング4は圧縮されて弾性反力が高い状態で保持さ
れる。これにより爪部32は挿入ポート10の開口端面
に押圧され、ソケット部1に対する相対移動が防止され
る。またシールリング4は段部13表面とシール面33
表面に圧接され、高いシール性が得られる。
【0015】このように構成された本実施例のグロメッ
トでは、図3に示すように係合脚部21がパッキン7を
介して車体の鋼板8の取付孔内に挿入され、取付孔の周
縁部と係合して保持される。そしてボルト孔20を介し
てボルトにより固定される。そして車体外部側から金属
パイプ6が連結部31に連結される。したがってこのグ
ロメットでは、クイックコネクタ3の挿入作業が容易で
あるとともに、パッキン7とシールリング4により車体
外部側からの水や埃などの異物が車体内部側へ侵入する
のが確実に防止されている。
【0016】
【考案の効果】したがって本考案のホース用グロメット
によれば、撓み部の存在によりコネクタのソケット部へ
の挿入が容易となり挿入作業性が向上する。また弾性シ
ールリングが圧縮されているのでその部分で高いシール
性が得られ、車体外部からの異物の侵入が確実に防止さ
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例のホース用グロメットの構成
を説明する断面図である。
【図2】本考案の一実施例のホース用グロメットの平面
図である。
【図3】本考案の一実施例のホース用グロメットを車体
に固定し金属パイプを連結する状態を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1:ソケット部 2:フランジ部
3:クイックコネクタ 4:シールリング 5:フュエルチューブ
6:金属パイプ 11:スリット 12:撓み部 3
0:先端部 31:連結部 32:爪部 3
3:シール面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16L 5/02 B60K 15/01

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略筒状のソケット部と、該ソケット部の
    周囲に形成されたフランジ部と、一端にホースが固定さ
    れ他端に相手パイプと連結される連結部をもち該ソケッ
    ト部に挿入保持されたコネクタとからなり、車体の内外
    を連通するように該フランジ部が該車体に固定されるホ
    ース用グロメットにおいて、 前記コネクタは前記ソケット部の一端面に対向するシー
    ル面と、前記連結部と反対側で前記ホースが固定された
    先端部と、該先端部の外周表面に形成された爪部とをも
    ち、 前記ソケット部は軸方向に延びるスリットと、前記爪部
    と対応する位置で該スリットにより径方向に弾性変形可
    能な撓み部をもち、 前記コネクタの前記シール面と前記ソケット部の一端面
    の間には弾性シールリングが介在され、該弾性シールリ
    ングが該シール面と該ソケット部の一端面とで圧縮され
    るとともに前記爪部が該ソケット部の先端端面に係合す
    ることで前記コネクタが前記グロメットに保持されてい
    ることを特徴とするホース用グロメット。
JP2267393U 1993-04-28 1993-04-28 ホース用グロメット Expired - Fee Related JP2580526Y2 (ja)

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JPH0680976U JPH0680976U (ja) 1994-11-15
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