JPH0680921B2 - 電気部品挿入指示機 - Google Patents

電気部品挿入指示機

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JPH0680921B2
JPH0680921B2 JP60240450A JP24045085A JPH0680921B2 JP H0680921 B2 JPH0680921 B2 JP H0680921B2 JP 60240450 A JP60240450 A JP 60240450A JP 24045085 A JP24045085 A JP 24045085A JP H0680921 B2 JPH0680921 B2 JP H0680921B2
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switch lever
belts
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、プリント基板のような回路基板に電気部品を
ハンダ付け等によって取り付ける技術分野に係るもので
あり、特に、その前段階処理として回路基板に電気部品
の挿入を行なう際に、電子部品を挿入すべき回路基板上
の位置の確認等を行なうために用いられる装置に関す
る。
〔従来の技術〕
プリント基板に対する電気部品の挿入作業のための補助
具若しくは治具として、挿入指示機を用いることが従来
から行なわれている。この挿入指示機は、例えばビーム
状の光を放射する移動可能な指示ヘッドを有しており、
電気部品の挿入手順に従って予めプログラムされた位置
にこの指示ヘッドを順次位置決めすることにより、電気
部品を挿入すべきプリント基板上の各位置に指示ヘッド
により順次スポット状の光を当てて該位置を指示するよ
うにしたものである。
本発明の出願時には未公開であるが、このような挿入指
示機を用いて回路基板に電気部品の挿入を行なう方法の
一つとして、次のようなものが既に提案されている。す
なわちその方法は、このような挿入指示機を複数備えた
こと、前記各指示機の回路基板設置面をガイドレールに
よって連結したこと、回路基板を前記ガイドレールに沿
って移動させることにより、該回路基板を各指示機の回
路基板設置面に順送りに位置されること、前記回路基板
に取付るべき全電子部品を複数のグループに分け、各グ
ループに関する部品挿入指示を前記各指示機に分担させ
ること、前記回路基板が前記各指示機の回路基板設置面
に位置したとき当該指示機に分担されたグループに関す
る部品挿入指示を各指示機で行い、この指示に従って部
品挿入を行うようにしたこと、から成ることを特徴とす
るものである。このような方法によれば、各挿入指示機
が夫々特定の部品グループを分担するので、一つの指示
機当りの挿入部品数が減少し、流れ作業による効率化と
相俟って、作業能率が向上すると共に挿入エラーの確率
を低くすることができる。特に、一例として適宜の搬送
手段(ベルトコンベア等)をガイドレールに関連して設
けて回路基板を自動送りするようにすれば、流れ作業を
より一層効果的に行うことができるようになる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところで、このように搬送手段を設ける際に、ガイドレ
ールに連結された或る特定数の挿入指示機全体にわたっ
て一つの搬送手段を設けるようにした場合には、使用す
る挿入指示機の数を挿入部品数の増加等に応じて増加さ
せて流れ作業を行う必要が生じたときなどにこれを自由
に増加させて流れ作業を行うことができないので、ユー
ザーにとって不便である。
本発明は上述の点に鑑みてなされたもので、挿入部品数
の多寡等に応じて挿入指示機の数を自由に増減させて流
れ作業を行うことのできる挿入指示機を提供しようとす
るものである。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明に係る電気部品の挿入指示機は、回路基板設置
領域においてX−Y駆動される指示ヘッドを有し、予め
プログラムされたX−Y位置に該指示ヘッドを位置決め
して該X−Y位置を指示するようにした電気部品挿入指
示機において、該挿入指示機の一方の側端から他方の側
端に向けて前記回路基板設置領域を横切って回路基板を
搬送する搬送手段と、前記回路基板が所定の回路基板設
置基順位置まで搬送されたことを検出する検出手段と、
前記検出手段による検出に応じて、前記回路基板を前記
搬送手段より上方に所定量持ち上げることにより該回路
基板を停止させ、これにより該回路基板を前記回路基板
設置領域に位置決めする位置決め手段と、を具えたこと
を特徴としている。
〔作用〕
この発明によれば、搬送手段によって搬送されてきた回
路基板が所定の回路基板設置基準位置まで到達すると、
そのことが検出手段で検出され、この検出に応じて、回
路基板が前記搬送手段より上方に所定量持ち上げられ
る。これにより、該回路基板は搬送手段から離され、即
座に停止される。この停止状態において、回路基板は回
路基板設置領域に位置決めされることになる。従って、
この停止状態において、指示ヘッドのX−Y駆動によ
り、電気部品の挿入指示処理が行われることになる。従
って、この発明によれば、所定の回路基板設置領域での
回路基板の位置決め停止が素速く正確に行うことができ
る、という優れた効果を奏する。
また、この発明によれば、一つの挿入指示機毎に独立し
て搬送手段が設けられているので、挿入部品数の多寡等
に応じて作業毎に任意の数の挿入指示機を隣接させて並
置させて流れ作業を行うことができる。すなわち、或る
挿入指示機の位置決め手段により位置決めされた回路基
板に対して該挿入指示機の指示ヘッドによる特定部品グ
ループの部品挿入指示に基づいて挿入作業を行い、挿入
作業の終了後この回路部品を前記挿入指示機の搬送手段
及び隣接する挿入指示機の搬送手段により搬送して該隣
接する挿入指示機の位置決め手段により位置決めし、位
置決めされたこの回路基板に対して前記隣接する挿入指
示機の指示ヘッドによる特定部品グループの部品挿入指
示に基づいて挿入作業を行い…というようにして、隣接
並置させた任意の数の挿入指示機において流れ作業を行
うことができる。
また、もとより一つの挿入指示機を単独で使用して挿入
作業を行うこともできる。
尚、複数の挿入指示機を組合わせて流れ作業を行う際に
は、或る挿入指示機から隣接する挿入指示機への各回路
基板の転送タイミングを、該隣接する挿入指示機の作業
者の作業ペースに合わせて調節できるようにすることが
品質向上の見地から望ましい。そこで、実施例によれ
ば、2つの挿入指示機を隣接並置したとき搬送路におい
て両指示機の回路基板設置基準位置の間に位置する所定
位置に回路基板を停止させることができるように、停止
手段を設けている。従って、隣接する挿入指示機の作業
者が作業を行っている間(すなわち該隣接する挿入指示
機の位置決め手段により別の回路基板が位置決めされて
いる間)は、停止手段により回路基板を停止させてお
き、前記隣接する挿入指示機の作業者が作業を終了する
と(すなわち前記隣接する挿入指示機の位置決め手段に
よる前記別の回路基板の位置決めが解除されると)、停
止手段による停止を解除して回路基板を前記隣接する挿
入指示機に転送することにより、回路基板の転送タイミ
ングを隣接する作業者の作業ペースに合わせて調節でき
るようになる。以下の実施例では、このような停止手段
を含んだ挿入指示機について説明することとする。
〔実施例〕
以下、添付図面を参照してこの発明の一実施例を詳細に
説明する。
第1図は本発明に係る挿入指示機の一実施例を示す。こ
の挿入指示機1には、ほぼ四角形の枠から成るフレーム
2が、支持台3上に取り付けて設けられている。フレー
ム2の右端部には、該フレーム2の枠の縦方向(図のY
方向)に向けてガイドレール4が取り付けられている。
またフレーム2の中央部には、同じくY方向に向けてボ
ールネジ5が取り付けられている。ボールネジ5の一端
は、フレーム2の前部前面(図の手前側)に取り付けら
れたハンドル6に連結しており、該ハンドル6を回すこ
とにより、ボールネジ5が回転する。
ガイドレール4及びボールネジ5には、フレーム2の枠
の横方向(図のX方向)に向き且つ該フレーム2の枠の
幅と略同一の長さを持ったブロック7が支持されてい
る。ブロック7は、ハンドル6の操作によるボールネジ
5の回転に基づき、ガイドレール4及びボールネジ5上
をY方向にスライドする。
このブロック7には、前面の左端部、右端部に夫々スプ
ロケット8,9が夫々取り付けられており、前面の中央部
よりやや左側の箇所に、スプロケット10及び11と、モー
タ13のシャフトに連結されたスプロケット12が取り付け
られている。これらのスプロケット8〜12にはリング状
のベルト14が掛けられている。ベルト14は、モータ13の
駆動によって反時計方向に巡回する。
他方、フレーム2の前部の背面にも、ブロック7におけ
るのと同様にして、ベルト14と同一方向に巡回するベル
ト15(破線で図示)が設けられている。尚、ベルト15に
関するスプロケット、モータの図示は省略している。
これらのベルト14及び15は、プリント基板16を搬送する
役割を果たす。すなわち、ブロック7のY方向上の位置
を調節することによりベルト14と15の距離をプリント基
板16の縦幅又は横幅に合わせた後、ベルト14及び15を巡
回させ、プリント基板16を支持機1の右側からベルト14
及び15上に搭載することにより、該プリント基板16がベ
ルト14及び15上をフレーム2の右端部から左端部に向け
て搬送される。
ブロック7の前面の右側の箇所には、ベルト14よりもフ
レーム2の前部寄りの位置にリフタ19が設けられてお
り、ブロック7の上面には、第1のリフタ19の左端部よ
りも幾分右寄りの箇所に第1のスイッチレバー17が設け
られている。ブロック7の、前面の左側の箇所と上面に
も、同様にして夫々第2のリフタ20、第2のスイッチレ
バー18が設けられている。
また、フレーム2の前部背面の右側、左側の箇所にも、
ベルト15よりもブロック7寄りの位置に夫々第1のリフ
タ21、第2のリフタ22が設けられている。
第2図に示す通り、スイッチレバー17は、上下方向に回
動可能なレバー部17aの先端をベルト14の上部よりも下
に位置させたものである。スイッチレバー17は、レバー
部17aが第2図の位置にあるときオフされている。他方
スイッチレバー17は、レバー部17aに力が加わってレバ
ー部17aが第2図の位置より所定角度だけ上方に回動し
た位置に達したとき、オンされる。また、レバー部17a
を上方に位置させている力が解除されると、レバー部17
aは再び第2図の位置に復元し、スイッチレバー17はオ
フされる。スイッチレバー18の構成も、このスイッチレ
バー17と全く同様である。第3図に示す通り、ベルト14
及び15上を搬送されるプリント基板16がスイッチレバー
17の下方に達したときレバー部17aはプリント基板16に
当接押圧されて上方に回動するが、このときスイッチレ
バー17はオンされる。また、ベルト14及び15上を搬送さ
れるプリント基板16がスイッチレバー18の下方に達した
ときにも、スイッチレバー18が全く同様にしてオンされ
る。
リフタ19は、図示しない周知の駆動手段及び連動伝達手
段(例えばエアシリンダ及びカム)によって上昇.下降
するものである。第4図に示す通り、リフタ19が下降状
態にあるとき、リフタ19の上部はベルト14の上部よりも
下に位置している。他方第5図に示す通り、リフタ19が
上昇状態にあるとき、リフタ19の上部はベルト14の上部
よりも幾分上に位置する。リフタ20乃至22の構成も、こ
のリフタ19と全く同様である。これにより、ベルト14及
び15上を搬送されるプリント基板16がリフタ19及び21の
上方に位置するときリフタ19及び21が上昇すると、プリ
ント基板16はリフタ19及び21により押し上げられてベル
ト14及び15から離隔し、ベルト14及び15の上方に位置決
めされる(第6図参照)。この位置が回路基板設置基準
位置である。また、ベルト14及び15上を搬送されるプリ
ント基板16がリフタ20及び22の上方に位置するときリフ
タ20及び22が上昇した場合にも、プリント基板16は全く
同様にしてベルト14及び15から離隔し、ベルト14及び15
の上方に位置決めされる。この位置が待機位置である。
リフタ19乃至22は、平常は下降状態にある。
尚、第7図に示す通り、ブロック7の上面及びフレーム
2の前部上面には、これらの上面上に夫々移動可能に複
数個の位置ずれ防止用部材23が取り付けられている。
(第1図では部材23の図示は省略している。)各部材23
の下端の角にはテーパ部23aが設けられている。これら
の部材23は、プリント基板16の大きさに応じてこれらの
上面上の所定位置に位置決めされることにより、リフタ
19及び21若しくはリフタ20及び22により押し上げられた
プリント基板16の四隅(あるいは対角線上にある二隅)
にテーパ部23aを対向させる。プリント基板16は、テー
パ部23aとのこの対向により、リフタ19及び21若しくは
リフタ20及び22により押し上げられた際に該リフタ19及
び21若しくはリフタ20及び22上に跳ね上がることを禁止
されるので、これによって該跳ね上がりを原因とする位
置ずれや挿入済電気部品の飛び出し等が防止される。
第8図に示す通り、フレーム2の前部背面において、リ
フタ21よりも幾分左端部寄りの箇所と、リフタ22よりも
幾分左端部寄りの箇所には、ベルト15よりもブロック7
寄りの位置に、夫々第1のストッパ24、第2のストッパ
25が設けられている。ストッパ24,25の幾分上方の箇所
には、ピン26,27が夫々設けられている。(第1図では
ストッパ24及び25とピン26及び27の図示は省略してい
る。)ストッパ24は、図示しない駆動手段によって上下
方向に回動するものであり、上方に回動したときピン26
に当接する。第8図ではストッパ24が下方に回動した状
態を示しているが、この状態ではストッパ24の先端はベ
ルト15の上部よりも下に位置している。他方、ストッパ
24がピン26に当接した状態では、ストッパ24の先端はベ
ルト15の上部よりも上に位置する。ストッパ25の構成
も、このストッパ24と全く同様である。これにより、第
9図に示す通り、ベルト14及び15上を搬送されるプリン
ト基板16がストッパ24の上方に達したとき、ストッパ24
が上方に回動してピン26と当接していると、プリント基
板16はストッパ24の先端付近と衝突してベルト14及び15
上で停止する。また、ベルト14及び15上を搬送されるプ
リント基板16がストッパ25の上方に達したとき、ストッ
パ25が上方に回動してピン26と当接していると、プリン
ト基板16は全く同様にしてベルト14及び15上で停止す
る。ストッパ24及び25は、平常は下方に回動した状態に
ある。
第1図に戻り、フレーム2の中央部と右端部の間におい
てブロック7よりも下の空間には、X方向に向いたガイ
ドレール28と、該ガイドレール28に支持され且つY方向
に向いたガイドレール29が設けられている。ガイドレー
ル29には、指示ヘッド30が指示されている。指示ヘッド
30はビーム状の光を上方に向けて放つものである。ガイ
ドレール29は図示しない周知の駆動手段によりガイドレ
ール28上をX方向に移動し、また、指示ヘッド30は同じ
く図示しない周知の駆動手段によりガイドレール29上を
Y方向に移動する。したがって、指示ヘッド30は、フレ
ーム2の中央部と右端部の間の空間においてX−Y方向
上の任意の位置に位置決めされうる。この領域が回路基
板設置領域である。指示ヘッド30は、プリント基板16上
の各部品挿入位置に下方からスポット状の光を当てて該
位置を指示する役割を果たす。
尚、フレーム2が地面に対して成す傾きは、支持台3の
操作により任意に調節することが可能になっている。こ
の調節は周知の手段を用いて行いうるものであり、ここ
ではその図示、説明は行わない。
次に、この挿入指示機1の電気的制御ブロック図の一例
を示すと、第10図の通りである。制御ユニット31は例え
ばマイクロコンピュータから成るものであり、CPU32,RO
M33,RAM34を含んでいる。制御ユニット31には、挿入指
示機1(1つの挿入指示機1に限らず、複数の挿入指示
機1であることもありうる。)のスイッチレバー17及び
18からオン、オフ信号が与えられる。制御ユニット31か
らは、挿入指示機1(上述と同様、複数の挿入指示機1
であることもありうる)のモータ14、リフタ19乃至21の
駆動手段、ストッパ24及び25の駆動手段、ガイドレール
29及び指示ヘッド30の駆動手段に夫々制御信号が与えら
れる。
また制御ユニット31は、プログラミング機35との間で信
号の授受を行う。プログラミング機35は、電気部品のプ
リント基板への挿入手順に従い、各挿入位置に対応した
指示ヘッド30のX−Y方向上の位置を示すデータ(X−
Y位置データ)を挿入作業前に予め設定するためのもの
である。このX−Y位置データは、RAM34に記憶され
る。X−Y位置データの設定は周知のいわゆるティーチ
ング方式によって行われるが、本発明とは直接関係しな
いのでその説明は行わない。
更に、制御ユニット31にはリセットスイッチ36からリセ
ット信号が与えられる。リセットスイッチ36は、第1図
に示すように、各挿入指示機1のフレーム2の前部上面
の右側に1つずつ設けられているものであり、挿入作業
時に作業者によって操作される。
以上が挿入指示機1の構成であるが、この挿入指示機1
を用いて電気部品の挿入作業を行う場合には、第11図に
示すように、例えば3台の挿入指示機1(1A乃至1C)を
横方向に隣接させて設置する。そして、1枚のプリント
基板16に挿入すべき全電気部品を3つのグループに分割
し、各指示機1A,1B,1Cの近傍に夫々設けた部品収納箱37
に対し、1グループずつの電気部品を夫々収納する。ま
た、第10図の制御ユニット31において、RAM34に記憶し
たX−Y位置データを、電気部品の上記分割に対応して
3グループに分割して各指示機1A,1B,1Cに夫々割り当て
る。制御ユニット31におけるこの処理過程は本発明とは
直接関係しないので、その説明は行わない。このような
状態で、各指示機1A,1B,1Cのベルト14及び15を一斉に巡
回させ、流れ作業により各プリント基板16に対する挿入
作業を開始する。
次に、この挿入作業時における各プリント基板16の搬送
動作の一例を、中央の指示機1Bを中心にして第12図及び
第13図を参照しながら説明することとする。
第12図は、第10図の制御ユニット31が実行するコンピュ
ータプログラムの一部の一例を略示するフローチャート
であり、指示機1Bの第1のスイッチレバー17、第1のリ
フタ19及び21、第1のストッパ24の動作に関するもので
ある。まずステップ101では、指示機1Bのスイッチレバ
ー17がオンされたか否かを判断する。挿入作業時におい
て、指示機1Aのベルト14及び15上を指示機1Aの左端部ま
で搬送されたプリント基板16が引き続き指示機1Bの右端
部から指示機1Bのベルト14及び15上を搬送されて指示機
1Bのスイッチレバー17の下方に達すると、該スイッチレ
バー17がオンされる(第3図参照)。このときステップ
101でYESと判断してステップ102に進む。
ステップ102では、指示機1Bのストッパ24を上方に回動
させる。これにより、前記プリン基板16はストッパ24に
衝突してベルト14及び15上で停止する(第8図参照)。
続いて、僅かな時間遅延(例えば0.5秒)の後にステッ
プ103に進み、指示機1Bのリフタ19及び21を上昇させ
る。これにより、ベルト14及び15上で停止している前記
プリント基板16がリフタ19及び21により押し上げられ、
ベルト14及び15の上方に該プリント基板16が位置決めさ
れる(第6図参照)。
プリント基板16への電気部品の挿入は、プリント基板16
がこのように位置決めされた状態において、割り当てら
れたグループ内のX−Y位置データに基づいて順次位置
決めされる指示ヘッド30の指示に従い、作業者が自己の
部品収納箱37内の電気部品を1つずつプリント基板16上
の部品挿入位置に挿入することによって行われる。この
指示ヘッド30の位置決め制御の詳細等は本発明とは直接
関係しないので、その説明は行わない。尚、1枚のプリ
ント基板16への1グループの電気部品の挿入が全て終了
すると、作業者は自己のリセットスイッチ36をオンにす
るものとする。
ステップ103が終了すると、次にステップ104に進み、指
示機1Bのリセットスイッチ36がオンされたか否かを判断
する。オンされていなければ(すなわち前記プリント基
板16への1グループの電気部品の挿入が終了していなけ
れば)この判断を繰返し、オンされると(すなわち1グ
ループの電気部品の挿入が全て終了すると)ステップ10
5に進む。
ステップ105では、指示機1Bのスイッチレバー18がオフ
されているか否かを判断する。オフされていなければス
テップ104に戻り、ステップ104及び105の過程を繰返
す。後に第13図において述べるが、プリント基板16が第
2のリフタ20及び22により押し上げられている間はスイ
ッチレバー18はオンされている。したがって、このとき
ステップ105ではNOは判断してステップ104及び105の過
程を繰返す。他方、リフタ20及び22が下降してプリント
基板16が再びベルト14及び15上を搬送されるとスイッチ
レバー18はオフされる。したがって、このときステップ
105ではYESと判断する。
ステップ105でYESと判断すると、ステップ106に進み、
ストッパ24を下方に回動させると共にリフタ19及び21を
下降させる。これにより、前記プリント基板16は再びベ
ルト14及び15に搭載されて該ベルト14及び15上をスイッ
チレバー18の方向に搬送され、スイッチレバー17がオフ
される。
このステップ106が終了すると最初のステップ101に戻
り、別のプリント基板16がスイッチレバー17の下方に達
すると、ステップ102以下の処理を再び実行する。この
ようにして、ベルト14及び15上を搬送される各プリント
基板16がスイッチレバー17の下方に達する毎に、同様な
処理を繰返す。
次に、第13図は、第10図の制御ユニット31が実行するコ
ンピュータプログラムの一部の一例を略示するフローチ
ャートであり、指示機1Bの第2のスイッチレバー18、第
2のリフタ20及び22、第2のストッパ25の動作に関する
ものである。まずステップ201では、スイッチレバー18
がオンされたか否かを判断する。挿入作業時において、
指示機1Bのベルト14及び15上を搬送される或るプリント
基板16が指示機1Bのスイッチレバー18の下方に達する
と、該スイッチレバー18がオンされる(第3図参照)。
このときのステップ201でYESと判断してステップ202に
進む。
ステップ202では、ストッパ25を上方に回動させる。こ
れにより、前記プリント基板16はストッパ25に衝突して
ベルト14及び15上で停止する(第8図参照)。続いて、
僅かな時間遅延(例えば0.5秒)の後にステップ203に進
み、リフタ20及び22を上昇させる。これにより、ベルト
14及び15上で停止している前記プリント基板16がリフタ
20及び22により押し上げられ、ベルト14及び15から離隔
して該ベルト14及び15の上方で停止する(第6図参
照)。
次に、ステップ204に進み、指示機1Bの左隣に設けられ
た指示機1Cのリセットスイッチ36がオンされたか否かを
判断する。オンされていなければこの判断を繰返し、オ
ンされるとステップ205に進む。ステップ205では、スト
ッパ25を下方に回動させると共にリフタ20及び22を下降
させる。これにより、前記プリント基板16は再びベルト
14及び15に搭載されて該ベルト14及び15上を搬送され、
スイッチレバー18がオフされる。前記プリント基板16
は、指示機1Bの左端部まで搬送されると、引き続き指示
機1Cの右端部から指示機1Cのベルト14及び15上を該指示
機1Cのスイッチレバー17の方向に搬送される。
このステップ205が終了すると最初のステップ201に戻
り、別のプリント基板16がスイッチレバー18の下方に達
すると、ステップ202以下の処理を再び実行する。この
ようにして、ベルト14及び15上を搬送される各プリント
基板16がスイッチレバー18の下方に達する毎に、同様な
処理を繰返す。
第12図及び第13図な指示機1Bについてのフローチャート
であるが、指示機1A及び1Cについてのフローチャートも
ほぼこれと同様である。
以上に示したように、この挿入作業時には、自己の指示
機1A乃至1C内の第1のスイッチレバー17、リフタ19及び
21、ストッパ24により位置決めされて電気部品の挿入を
終了したプリント基板16(プリント基板16がこれらによ
り位置決めされる位置を作業ステーションと呼ぶものと
する)は、隣接する指示機1A乃至1C側に移る前に自己の
指示機1A乃至1C内の第2のスイッチレバー18、リフタ20
及び22、ストッパ25により停止し(プリント基板16がこ
れらにより停止する位置をバッファステーションと呼ぶ
ものとする)、隣接する指示機1A乃至1Cの作業ステーシ
ョンにおいて先行するプリント基板16への電気部品の挿
入が終了したことを条件に、該隣接する指示機1A乃至1C
の作業ステーションに移る、このように、バッファステ
ーションの存在により、作業者の作業ペースに合わせて
各プリント基板16の作業ステーションへの転送タイミン
グが調節されることになる。
第11図では3台の指示機1A乃至1Cを用いて挿入作業を行
う例を示したが、挿入部品数の多寡等に応じ、適宜の数
の指示機1を横方向に隣接させて設置して同様な挿入作
業を行うことが可能である。また、もとより1台の指示
機1のみを用いて挿入作業を行うこともできる。
尚、この実施例ではベルトを用いて(すなわちベルトコ
ンベヤにより)プリント基板を搬送しているが、他の適
宜の搬送手段によってプリント基板を搬送するようにし
てもよい。
また、この実施例ではプリント基板を挿入指示機の右端
部から左端部に向けて搬送しているが、第1のスイッチ
レバー17、リフタ19及び21、ストッパ24、第2のスイッ
チレバー18、リフタ20及び22、ストッパ25、指示ヘッド
30、ガイドレール28及び29等の指示機における設置位置
や向きを左右入れ替えてすなわち作業ステーションとバ
ッファステーションを左右入れ替えて)、プリント基板
を指示機の左端部から右端部に向けて搬送するようにし
てもよいことはもちろんである。
また、この実施例では第1のスイッチレバー17及び第2
のスイッチレバー18をブロック7の上面にも設けている
が、第14図に示すように、ブロック7の下面にこれらの
スイッチレバー17及び18を設けるようにしてもよい。こ
の場合にも、スイッチレバー17及び18の動作は、ブロッ
ク7の上面に設けたスイッチレバー17及び18について既
に示した動作を全く同様である。
また、この実施例ではスイッチレバーの信号に対応して
リフタでプリント基板の押し上げることにより、作業ス
テーションにおけるプリント基板の位置決め及び、バッ
ファステーションにおけるプリント基板の停止を行うよ
うにしているが、他の適宜の手段によってこの位置決め
及び停止を行うようにしてもよい。
更に、この実施例では第2のスイッチレバー18、リフタ
20及び22、ストッパ25を設けているが、これら自体を全
く設けない(すなわちこれらに対応するバッファステー
ションを設けない)ようにしてもよい。その場合には、
例えば全指示機の作業ステーションにおいてプリント基
板への電気部品の挿入が終了したことを条件に各プリン
ト基板を一斉に隣接する指示機の作業ステーションに移
す方式(いわゆるタクト方式)を採用するとよい。すな
わち、全指示機のリセットスイッチのオン出力信号のア
ンド論理をとり、これが成立したとき各指示機の作業ス
テーションにおけるリフタを下降して作業済みのプリン
ト基板を一斉に隣の指示機に送るようにすれば、バッフ
ァステーションは不要である。
〔発明の効果〕
以上の通り、この発明によれば、搬送手段によって搬送
されてきた回路基板が所定の回路基板設置基準位置まで
到達すると、そのことが検出手段で検出され、この検出
に応じて、回路基板が前記搬送手段より上方に所定量持
ち上げられ、該回路基板が搬送手段から離され即座に停
止され、この停止状態において、回路基板は回路基板設
置領域に位置決めされるようになるので、所定の回路基
板設置領域での回路基板の位置決め停止を素速く正確に
行うことができる、という優れた効果を奏する。また、
各挿入指示機に独立して回路基板の搬送手段を設けたの
で、挿入すべき電気部品枚の多寡等に応じ、任意の数の
挿入指示機を組合せて回路基板への電気部品の挿入作業
を流れ作業により行うことができる。また、電気部品数
が少ない場合等には、この挿入指示機を単独で使用して
挿入作業を行うこともできる。
また、実施例に示したように所定の待機位置で回路基板
を停止させる構成を付加すれば、各回路基板の転送タイ
ミングを隣接する挿入指示機の作業者の作業ペースに合
わせて調節することができるので、上述のような効果に
加え、流れ作業に生じがちな作業ミスを減少させて回路
基板の品質の向上を図ることができるという効果をも奏
する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に係る挿入指示機の一実施例を示す斜
視図、第2図は第1図の挿入指示機のスイッチレバーの
部分を詳細に示す斜視図、第3図は第2図においてプリ
ント基板がスイッチレバーのレバー部を当接押圧した状
態を示す斜視図、第4図は第1図の挿入指示機のリフタ
が下降した状態を示す正面図、第5図は該リフタが上昇
した状態を示す正面図、第6図は該リフタの上昇により
プリント基板が持ち上げられてベルトから離隔した状態
を示す一部断面正面図、第7図は第1図の挿入指示機の
ブロック又はフレーム前部に取り付けられた位置ずれ防
止用部材を示す斜視図、第8図は第1図の挿入指示機の
ストッパの部分を詳細に示す斜視図、第9図は第8図に
おいて上方に回動したストッパにプリント基板が衝突し
た状態を示す斜視図、第10図は第1図の挿入指示機の電
気的制御ブロック図、第11図は第1図の挿入指示機を挿
入作業のために横方向に隣接させて3台設置した状態を
示す斜視図、第12図及び第13図は第10図の制御ユニット
が実行するコンピュータプログラムの一部分の一例を略
示するフローチャートであり、第12図は第11図の中央の
挿入指示機の第1のスイッチレバー、リフタ、ストッパ
の動作に関するもの、第13図は該挿入指示機の第2のス
イッチレバー、リフタ、ストッパの動作に関するもの、
第14図は第1図の挿入指示機のスイッチレバーの設置位
置の変更例を示す斜視図である。 1,1A,1B,1C……挿入指示機、2……フレーム、3……支
持台、4……ガイドレール、5……ボールネジ、6……
ハンドル、7……ブロック、8〜12……スプロケット、
13……モータ、14,15……ベルト、16……プリント基
板、17,18……スイッチレバー、17a,18a……レバー部、
19〜22……リフタ、23……位置ずれ防止用部材、23a…
…テーパ部、24,25……ストッパ、26,27……ピン、28,2
9……ガイドレール、30……指示ヘッド、31……制御ユ
ニット、32……CPU、33……ワーキングRAM、34……RO
M、35……プログラミング機、36……リセットスイッ
チ、37……部品収納箱

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回路基板設置領域においてX−Y駆動され
    る指示ヘッドを有し、予めプログラムされたX−Y位置
    に該指示ヘッドを位置決めして該X−Y位置を指示する
    ようにした電気部品挿入指示機において、 該挿入指示機の一方の側端から他方の側端に向けて前記
    回路基板設置領域を横切って回路基板を搬送する搬送手
    段と、 前記回路基板が所定の回路基板設置基準位置まで搬送さ
    れたことを検出する検出手段と、 前記検出手段による検出に応じて、前記回路基板を前記
    搬送手段より上方に所定量持ち上げることにより該回路
    基板を停止させ、これにより該回路基板を前記回路基板
    設置領域に位置決めする位置決め手段と を具えた電気部品挿入指示機。
JP60240450A 1985-10-29 1985-10-29 電気部品挿入指示機 Expired - Lifetime JPH0680921B2 (ja)

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JPS60132833A (ja) * 1983-12-20 1985-07-15 Tokico Ltd 基板搬送装置

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