JP2000326483A - パターン印刷機 - Google Patents
パターン印刷機Info
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Abstract
時又は段取り作業時に、間違って搬送レールがマスクの
支柱に衝突してしまうことを防止できるパターン印刷機
を提供する。 【解決手段】 マスク2の保持されたマスク枠2Aを支
持する支持部4を有するマスク固定手段と、搬送レール
5A,5Bと、基板7の幅長に対応して搬送手段の幅長
を変更可能な搬送幅変更手段と、基板7の配置を搬送レ
ールの幅方向にスライド移動させてマスクと基板との配
置関係を調整可能なスライド移動手段83,87と、基
板の昇降手段81,85とを備えたパターン印刷機であ
る。搬送レールの幅長検出センサ6a,6bと、これら
幅長検出センサの検出出力およびスライド移動手段8
3,87の移動量に基づいて、支持部4が搬送レール5
Aに衝突する可能性のある異常状態か否かを判別し、異
常状態と判別された場合にこの異常に対応する異常制御
処理を行なう制御手段を備えた。
Description
に固定されたマスクの下側に基板を搬送した後、基板を
上昇させてマスクに近接させ、その後、基板にパターン
印刷を施すパターン印刷機に関する。
て基板にパターン印刷を施すパターン印刷機として、例
えば、プリント基板にクリーム半田等を所定のパターン
で印刷するスクリーン印刷機などがある。パターン印刷
機は、マスク固定手段にマスクを固定しておく一方、一
対の搬送レール(搬送手段)に載せて基板をマスクより
低い位置でマスク下方まで搬送し、その後、昇降機構に
より1部の搬送レールごと基板を上昇・マスクに近接さ
せてパターン印刷を行ない、印刷が終わったら昇降機構
により基板を低い位置まで下ろして搬出する。
マスクの四方を囲んで保持させ、このマスク枠の2辺を
マスクガイドによりガイドおよび支持させることで行な
う。マスクガイドはマスク枠の4角に設けられた4本の
支柱(支持部:マスクガイドサポート)により支持させ
る。一般に、マスクはL(Large)型およびM(Middl
e)型の2種類の大きさが汎用されており、マスクガイ
ドもこの2種類の大きさに合わせて配置および幅長が可
変に構成されている。また、一般に、基板は様々な大き
さのものを対象としており、搬送レールの幅は基板の幅
に合わせて連続的に調整可能に構成されている。搬送レ
ールの幅の調整は、例えば、一方の搬送レールを固定さ
せておき他方の搬送レールを適宜な長さに広げたり狭め
たりする。この調整は、例えば、マニュアルでレバーを
回転操作することで行なう。
み等により中央側が下がるなどの事態が生じる。そのた
め、パターンはマスクの中央に形成し、基板をマスクの
中央に配置させて印刷を行なうのが印刷精度の面から良
好である。そこで、従来では、1範囲の搬送レールごと
XY方向(水平な2方向)に連続的にスライド駆動可能
な印刷ステーションを設け、この印刷ステーションをX
Y方向に適宜スライド移動させることで、マスクの中央
に基板をセットすることを簡単容易にしている。
来のパターン印刷機では、基板の幅長などを大きいもの
に間違えて設定してしまった場合、基板の幅長に応じて
搬送レールの幅がマニュアルで広げられる一方、印刷ス
テーションのY方向(搬送レールの幅方向)の位置が幅
小の基板に対する移動量となるため、一方の搬送レール
がマスクの一辺側に寄って、基板の上昇時に搬送レール
が支柱(マスクガイド)に当ってしまうという不具合が
あった。また、メンテナンス作業時や段取り作業(ライ
ン生産の内容変更に伴うマスクの交換や機構の設定変更
等)の際に、搬送レールを広げたまま印刷ステーション
をY方向に移動させ、且つ、昇降機構で搬送レールを上
昇させた場合に、搬送レールがマスクの端まで寄ってい
ると、搬送レールがマスクの支柱(マスクガイド)に衝
突してしまうという不具合があった。
ので、例えば生産時の設定不良やメンテナンス作業時又
は段取り作業時に、間違って搬送レールがマスクの支柱
に衝突してしまうことを防止できるパターン印刷機を提
供することを目的としている。
かぎ括弧書きにより実施の形態に対応する構成を1例と
して例示する。実施の形態と同一の単語を使用している
場合には、符号のみ記す。上記課題を解決するため、請
求項1記載の発明は、マスク〔2〕の保持されたマスク
枠〔2A〕を支持する支持部〔4…〕を有するマスク固
定手段と、マスクのサイズを検出する手段と、パターン
印刷を施す基板〔7〕を外部からマスク〔2〕下の印刷
位置まで搬送する搬送手段〔搬送レール5A,5B〕
と、基板の幅長に対応して前記搬送手段の幅長を変更可
能な搬送幅変更手段〔ピニオン51、レバー52〕と、
搬送される基板の配置を少なくとも1部の搬送手段ごと
少なくとも前記搬送手段の幅方向にスライド移動させて
マスクと基板との配置関係を調整可能なスライド移動手
段〔Yテーブル83、Yモータ87〕と、搬送された基
板を少なくとも1部の搬送手段ごと上昇させてマスクに
近接させる昇降手段〔Zテーブル81、Zモータ85〕
とを備えたパターン印刷機において、前記搬送手段の幅
長に関する検出を行なう幅長検出手段〔幅長検出センサ
6a,6b〕と、該幅長検出手段の検出出力および前記
スライド移動手段の移動量に基づいて、前記支持部が前
記搬送手段に衝突する可能性のある異常状態か否かを判
別する判別手段〔制御装置〕と、異常状態と判別された
場合にこの異常に対応する異常制御処理を行なう制御手
段〔制御装置〕とを備えた構成とした。
出手段により搬送手段の幅長に関する検出が行なわれ、
この検出出力とスライド移動手段との移動量とに基づい
て、判別手段が衝突の可能性のある異常状態か否かを判
別し、異常状態と判別された場合に異常状態に対応する
処理が行なわれるので、例えば生産時の設定不良やメン
テナンス作業時又は段取り作業時に、ユーザーは比較的
気楽に装置を動かすことが出来る。そして、上記異常状
態時にはそれに対応した制御処理により、マスクの支持
部と搬送手段とが衝突すると云った不具合を回避でき
る。
幅長を連続的に検出するタイプや、不連続的に幅長を検
出(A区間、B区間或いはC区間の検出等)するタイプ
など、種々の形式を含む。また、異常状態は、搬送手段
と支柱とが衝突する可能性があれば実際に衝突しない状
態のものも含まれる。異常制御処理は、上昇の停止、ブ
ザーの鳴動、警告メッセージの出力、警告出力後にユー
ザー確認を待ち再び上昇操作が行なわれた場合に上昇作
動させる制御など、種々の制御処理があり得る。
ターン印刷機において、前記幅長検出手段は、搬送手段
の幅長が、スライド移動手段の移動量に拘らず異常状態
にならない最大幅長から、所定サイズのマスクで処理可
能な基板の最大幅長までの間を識別可能な第一の2値セ
ンサ〔第1の幅長検出センサ6b〕と、搬送手段の幅長
が、所定サイズのマスクで処理可能な基板の幅長で、但
し、スライド移動手段の移動量に拘らず異常状態になら
ない最大幅長よりも大きいものから、搬送手段の最大幅
長までの間を識別可能な第ニの2値センサ〔第2の幅長
検出センサ6a〕とからなる構成とした。
段の幅長の検出を行なう幅長検出手段の構成を、2値セ
ンサを用いることで単純で低コストなものに抑えること
が出来ると共に、上記別々の状態を検出する2個の2値
センサを用いることで異常状態の判別に必要な一定以上
の情報を得ることが出来る。従って、異常状態の判別を
ある程度正確に行なえると共に構成の単純化および装置
全体の低コスト化を図ることが出来る。
2つの状態の検出を行なうセンサであり、例えば搬送手
段に取り付けられた検出用のレールとこのレールのある
なしを検出するフォトセンサや近接スイッチなどから実
現できる。
ターン印刷機において、前記判別手段が、前記第一およ
び第ニの2値センサが共に非識別の状態で異常状態でな
いと判定し、前記第一の2値センサが識別状態の場合
に、搬送手段の幅長が所定サイズのマスクで処理可能な
基板の最大幅長と見なした上で、前記スライド移動手段
の移動量に基づき異常状態か否かを判別し、前記第一の
2値センサが非識別で第ニの2値センサが識別の状態で
異常状態と判定する構成とした。
2値センサで識別する状態を3区間(A完全に衝突しな
い範囲、B確実に衝突する範囲、C基板の幅長によって
は衝突する範囲)にわけ、Cの範囲でのみ基板が最大サ
イズのものとみなして異常状態か否かを判別するので、
請求項2記載の発明効果に加えて、搬送手段と支持部と
の衝突を確実に防いで、且つ、装置の動作制限を最小限
に少なくして無駄のない装置の運転を行なうことが出来
る。
に、求項1〜3の何れかに記載のパターン印刷機におい
て、前記異常制御処理が、前記昇降手段による搬送手段
の上昇を禁止する制御である構成としたり、請求項5記
載の発明のように、請求項1〜4の何れかに記載のパタ
ーン印刷機において、前記異常制御処理が、ユーザに異
常を警告する警告処理を含む構成とすることで、異常事
態と判別された際に、装置の動作制限を最小にしつつ搬
送手段と支持部との衝突を確実に防ぐことが出来る。
いて、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の
実施の形態のパターン印刷機1の要部を示す平面図、図
2はその側面図である。
えばプリント基板などの基板7にクリーム半田等を所定
のパターンで印刷するスクリーン印刷機であり、主に、
印刷パターンが形成されたマスク2を固定するマスク固
定手段、基板7を水平左右方向に搬送して基板の搬入お
よび搬出を行なう搬送レール(搬送手段)5A,5B、
この搬送レール5A,5BごとXYZ方向(水平2方向
と鉛直方向)に駆動可能な印刷ステーション8(図
2)、並びに、クリーム半田等の塗布物をマスク上から
塗布して伸ばす図示略のスクレーパー等を備えて構成さ
れる。また、搬送レールの幅長に関する検出を行なう幅
長検出センサ6a,6b(図2,図3)も設けられてい
る。
に保持されて保管される。マスク固定手段は、このマス
ク枠2Aの対向する2辺を載置して位置決めする2本の
レール状のマスクガイド3,3と、このマスクガイド
3,3を支持するマスクガイドサポート(支柱)4,
4,4,4とから構成される。マスクガイド3,3の一
端部にはマスク枠2Aに当接して位置決めするストッパ
ー3a,3aが設けられている。マスクガイドサポート
4,4,4,4は、マスク2の4角部に対応する配置で
上記マスクガイド3,3を支持するものである。マスク
ガイドサポート4…の内側の1角は平面視でマスク端と
重なる位置に出ている。
大きさが用いられる。上記マスクガイド3,3とマスク
ガイドサポート4…は、このマスクのサイズに合わせて
2段階に配置間隔が変更可能に構成されている。L型又
はM型のマスクのセットをした場合には、操作パネル等
からL型又はM型のマスクをセットしたことを入力して
制御装置に認識させる。また、センサによりL型又はM
型のマスクを検出するようにも出来る。つまり、これら
入力手段または検出手段がマスクのサイズを検出する手
段である。この実施の形態のパターン印刷機1は、L型
のマスクを用いている場合には、搬送レール5Aとマス
クガイドサポート4…との衝突が生じない構造である一
方、搬送レール5A,5BがL型マスクにも対応しなけ
ればならないことから、それより小さいM型のマスクを
用いる場合には、搬送レール5Aとマスクガイドサポー
ト4…との衝突がありうる構造となっている。印刷ステ
ーション8の昇降移動により搬送レール5Aとマスクガ
イドサポート4…との衝突があり得る状態を異常状態と
呼ぶ。
ベルトや駆動モータ等が設けられ、基板7を搬送ベルト
上に載せて搬送ベルトを駆動することで基板7を搬送レ
ール5A,5Bに沿って搬送させる。搬送レール5A,
5Bは、一方の搬送レール5Aを平行移動させることで
互いの間隔が可変に構成されている。この搬送レール5
Aの平行移動は、図3に示すレバー52をマニュアルで
回転させることで行なう。レバー52を回転させること
でピニオン51が軸回転され、このピニオン51と噛合
うラック(搬送レール5Aに取り付けられている)が移
動されて搬送レール5Aが移動する。
5Bを水平2方向(X−Y方向)と鉛直方向(Z方向)
とに駆動させる機構であり、Zテーブル(昇降手段)8
1、Xテーブル82、Yテーブル(スライド移動手段)
83、基台84、並びに、ステッピングモータなど駆動
量制御が可能なZモータ(昇降手段)85、Xモータ8
6およびYモータ(スライド移動手段)87等から構成
される。なお、上記水平2方向のうち一方向は搬送レー
ル5Aの移動方向と同一の方向である。この印刷ステー
ション8により、マスク2と基板7との最終的な位置合
わせが行なわれる。
の構成を示す平面図である。幅長検出センサ6a,6b
は、Zテーブル81に固定された例えばフォトセンサ
で、搬送レール5Aに固定された遮光板61,62の在
る/無しを検出する2値センサである。一方の遮光板6
2は、Yテーブル83の移動量に拘らず異常状態になら
ない搬送レール5A,5Bの幅長から、M型のマスク2
で処理可能な基板7の最大幅に対応する搬送レール5
A,5Bの幅長の範囲で、幅長検出センサ6bをオンさ
せる一方、それ以外の範囲で幅長検出センサ6bをオフ
させる。他方の遮光板61は、M型のマスク2で処理可
能な基板7の幅長で、Yテーブル83の移動量に拘らず
異常状態にならない最大幅長よりも大きいものから、搬
送レール5A,5Bの最大幅長までの範囲で、幅長検出
センサ6aをオンさせる一方、それ以外の範囲で幅長検
出センサ6aをオフさせる。
印刷処理を行なう場合の制御内容について説明する。生
産処理を開始する前に、オペレータは、基板7の幅長に
合わせてマニュアルで搬送レール5A,5B間の幅長の
調整を行なう。更に、M型マスクをセットしてある状態
を示すマスクデータを入力すると共に、基板7がマスク
2の中央にくるように、印刷ステーション8のXテーブ
ル82とYテーブル83の初期位置からの移動量を入力
する。この入力を行なうと、印刷ステーション8のXテ
ーブル82とYテーブル83とが初期位置から先に設定
された移動量だけ移動して、基板7がマスク2の中央に
くるように制御される。なお、この印刷ステーション8
の移動は、パターン印刷機1の搬送レール5A,5Bと
前後段の装置の搬送レールとを合わせるために、生産ラ
インに流す複数の基板7,7…に対して1個ごとに実行
される制御にする場合もある。この状態で、搬送レール
5A,5Bに基板7を間欠的に流していくことで、一
旦、マスク2の下まで基板7が搬送された後、Zテーブ
ル81が上昇されて基板7がマスク2の下面に接し、そ
の後、印刷処理がなされる。印刷が終わると、Zテーブ
ル81が下降されると共に基板7がマスク2から分離さ
れた後、搬送レール5A,5Bにより基板7が外部に搬
出され、1サイクルの印刷処理を完了する。
パターン印刷機1の制御装置は、入力データと幅長検出
センサ6a,6bの検出出力とに基づき、マスクガイド
サポート4,4と搬送レール5Aとの衝突があり得る異
常状態か否かの判別処理を行なう。図4は、幅長検出セ
ンサ6a,6bのセンサ出力に基づく制御内容を示すテ
ーブルチャートである。同図表中、第1の幅長検出セン
サ6bを「M幅センサ」と、第2の幅長検出センサ6a
を「L幅センサ」と記す。
移動量データ、幅長検出センサ6a,6bの検出出力に
基づき行なわれる。詳細には、図4に示すように、先
ず、両幅長検出センサ6a,6bが共にオフの場合、Y
テーブル82の移動量データに拘らず異常状態でないと
判別する。また、第1の幅長検出センサ6bがオンで第
2の幅長検出センサ6aがオフ又はオンの場合、M型マ
スクで処理可能な基板7の最大幅長をW2、搬送レール
5A,5Bの最大幅長をWmax、Yテーブル83の移
動量をYとして、次式(1)の範囲内にあれば正常状
態、範囲外にあれば異常状態と判別する。 0<Y<Wmax−W2/2 ……… (1) ここで、遮光板61の長さを少し伸ばして、第2の幅長
検出センサ6aがオンの場合も含まれるようにしたの
は、第1と第2の幅長検出センサ6b,6aのセンサ出
力が切り換わる位置をずらすことで、センサ出力のパタ
ーンを安定させるためである。
第2の幅長検出センサ6aがオンの場合、Yテーブル8
2の移動量データに拘らず全て異常状態と判別する。こ
の判別は、M型のマスクの生産をするときにMサイズの
基板幅(W2)以上のレール幅になっているのは異常で
あることも考慮にいれて行なわれる。
の印刷ステーション8の移動制御中(特にZテーブル8
1の上昇駆動前)に、Zテーブル81を上昇させずに印
刷ステーション8の駆動を一旦停止させると共に、操作
パネルの表示部上に衝突注意の警告表示を行ない、更
に、上昇させるか否かの確認入力を求める。ここで、オ
ペレータは衝突の確認を行ない、装置を停止して設定の
修正を行なうか、衝突しないことを確認してそのままの
設定でZテーブル81を上昇させることも出来る。
印刷機1によれば、幅長検出センサ6a,6bにより搬
送レール5A,5Bの幅長に関する検出が行なわれ、こ
の検出出力とYテーブル81の移動量とに基づいて、制
御装置が衝突の可能性のある異常状態か否かを判別し、
異常状態と判別された場合に異常状態に対応する処理を
行なうので、例えば生産時の設定不良やメンテナンス作
業時又は段取り作業時に、ユーザーは比較的気楽に装置
を動かすことが出来る。そして、搬送レール5A,5B
とマスクガイドサポート4,4の衝突がありえる異常状
態時には、それに対応した制御処理により、搬送レール
5A,5Bとマスクガイドサポート4,4とが衝突する
と云った不具合を回避することができる。
を行なう幅長検出手段の構成を、2値センサを用いるこ
とで単純で低コストなものに抑えることが出来ると共
に、別々の状態を検出する2個の2値センサを用いるこ
とで異常状態の判別に必要な一定以上の情報を得ること
が出来る。従って、異常状態の判別をある程度正確に行
なえると共に構成の単純化および装置全体の低コスト化
を図ることが出来る。
3区間(A完全に衝突しない範囲、B基板の幅長によっ
ては衝突する範囲、C確実に衝突する範囲)にわけ、B
の範囲でのみ基板が最大サイズのものとみなして異常状
態か否かを判別するので、搬送レール5A,5Bとマス
クガイドサポート4,4との衝突を確実に防ぎ、且つ、
装置の動作制限を最小限に少なくして無駄のない装置の
運転を行なうことが出来る。
ン印刷機1に限られず、例えば、印刷対象物や印刷物は
プリント基板とクリーム半田でなく、その他の組み合わ
せのものでも良い。その他、搬送手段やマスク固定手段
の構成、制御装置に入力するデータ内容、制御装置によ
る演算の内容、異常状態に対応する制御処理の内容な
ど、この実施の形態で具体的に示した細部構造および方
法等は、発明の主旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能で
ある。
で示した2個の2値センサに限られず、例えば、ピニオ
ン51の回転量を連続的に検出するエンコーダ68(図
3)などとして、搬送レール5A,5Bの幅長を連続的
に正確に認識可能な構成としても良い。この構成によれ
ば、搬送レール5Aが衝突するか否かを正確に判別でき
るので、装置の動作制限を最小限に抑えることが出来
る。例えば、エンコーダから得られる搬送レール5A,
5Bの幅長をW、搬送レール5A,5Bの最大幅長Wm
ax、Yテーブル83の移動量をYとすれば、次式
(2)の範囲内にあれば正常状態、範囲外にあれば異常
状態と正確に判別させることが出来る。 0<Y<Wmax−W/2 ……… (2) その他、オン/オフのセンサを多数連続的に並べること
で、搬送レール5A,5Bの幅長を連続的に検出する構
成とすることも出来る。
手段により搬送手段の幅長に関する検出が行なわれ、こ
の検出出力とスライド移動手段との移動量とに基づい
て、判別手段が衝突の可能性のある異常状態か否かを判
別し、異常状態と判別された場合に異常状態に対応する
処理が行なわれるので、例えば生産時の設定不良やメン
テナンス作業時又は段取り作業時に、ユーザーは比較的
気楽に装置を動かすことが出来る。そして、搬送手段と
支持部の衝突がありえる異常状態時には、それに対応し
た制御処理により、マスクの支持部と搬送手段とが衝突
すると云った不具合を回避することができる。
幅長の検出を行なう幅長検出手段の構成を、2値センサ
を用いることで単純で低コストなものに抑えることが出
来ると共に、別々の状態を検出する2個の2値センサを
用いることで異常状態の判別に必要な一定以上の情報を
得ることが出来る。従って、異常状態の判別をある程度
正確に行なえると共に構成の単純化および装置全体の低
コスト化を図ることが出来る。
センサで識別する状態を3区間(A完全に衝突しない範
囲、B基板の幅長によっては衝突する範囲、C確実に衝
突する範囲)にわけ、Bの範囲でのみ基板が最大サイズ
のものとみなして異常状態か否かを判別するので、請求
項2記載の発明効果に加えて、搬送手段と支持部との衝
突を確実に防ぎ、且つ、装置の動作制限を最小限に少な
くして無駄のない装置の運転を行なうことが出来る。
態と判別された際に、装置の動作制限を最小にしつつ搬
送手段と支持部との衝突を確実に防ぐことが出来る。
示す平面図である。
示す平面図である。
を示すテーブルチャートである。
Claims (5)
- 【請求項1】 マスクの保持されたマスク枠を支持する
支持部を有するマスク固定手段と、 マスクのサイズを検出する手段と、 パターン印刷を施す基板を外部からマスク下の印刷位置
まで搬送する搬送手段と、 基板の幅長に対応して前記搬送手段の幅長を変更可能な
搬送幅変更手段と、 搬送される基板の配置を少なくとも1部の搬送手段ごと
少なくとも前記搬送手段の幅方向にスライド移動させて
マスクと基板との配置関係を調整可能なスライド移動手
段と、 搬送された基板を少なくとも1部の搬送手段ごと上昇さ
せてマスクに近接させる昇降手段とを備えたパターン印
刷機において、 前記搬送手段の幅長に関する検出を行なう幅長検出手段
と、 該幅長検出手段の検出出力および前記スライド移動手段
の移動量に基づいて、前記支持部が前記搬送手段に衝突
する可能性のある異常状態か否かを判別する判別手段
と、 異常状態と判別された場合にこの異常に対応する異常制
御処理を行なう制御手段とを備えたことを特徴とするパ
ターン印刷機。 - 【請求項2】 前記幅長検出手段は、 搬送手段の幅長が、スライド移動手段の移動量に拘らず
異常状態にならない最大幅長から、所定サイズのマスク
で処理可能な基板の最大幅長までの間を識別可能な第一
の2値センサと、 搬送手段の幅長が、所定サイズのマスクで処理可能な基
板の幅長で、スライド移動手段の移動量に拘らず異常状
態にならない最大幅長よりも大きいものから、搬送手段
の最大幅長までの間を識別可能な第ニの2値センサとか
ら構成されることを特徴とする請求項1記載のパターン
印刷機。 - 【請求項3】 前記判別手段は、 前記第一および第ニの2値センサが共に非識別の状態で
異常状態でないと判定し、 前記第一の2値センサが識別状態の場合に、搬送手段の
幅長が所定サイズのマスクで処理可能な基板の最大幅長
と見なした上で、前記スライド移動手段の移動量に基づ
き異常状態か否かを判別し、 前記第一の2値センサが非識別で第ニの2値センサが識
別の状態で異常状態と判定することを特徴とする請求項
2記載のパターン印刷機。 - 【請求項4】 前記異常制御処理は、前記昇降手段によ
る搬送手段の上昇を禁止する制御であることを特徴とす
る請求項1〜3の何れかに記載のパターン印刷機。 - 【請求項5】 前記異常制御処理は、ユーザに異常を警
告する警告処理を含むことを特徴とする請求項1〜4の
何れかに記載のパターン印刷機。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP13622799A JP4119568B2 (ja) | 1999-05-17 | 1999-05-17 | パターン印刷機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13622799A JP4119568B2 (ja) | 1999-05-17 | 1999-05-17 | パターン印刷機 |
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JP4119568B2 JP4119568B2 (ja) | 2008-07-16 |
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JP13622799A Expired - Fee Related JP4119568B2 (ja) | 1999-05-17 | 1999-05-17 | パターン印刷機 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP4119568B2 (ja) |
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1999
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