JPH0680855A - 熱可塑性樹脂組成物 - Google Patents
熱可塑性樹脂組成物Info
- Publication number
- JPH0680855A JPH0680855A JP23356892A JP23356892A JPH0680855A JP H0680855 A JPH0680855 A JP H0680855A JP 23356892 A JP23356892 A JP 23356892A JP 23356892 A JP23356892 A JP 23356892A JP H0680855 A JPH0680855 A JP H0680855A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rubber
- styrene
- aromatic vinyl
- copolymer resin
- vinyl compound
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 スチレン−ブタジエン共重合ゴム(a−1)
の存在下に、スチレン(a−2)と、メチルメタクリレ
ート(a−3)とを必須成分としてグラフト共重合させ
てなるゴム変性共重合樹脂(A)と、スチレンの重合体
ブロックとブタジエンの重合体ブロックを必須成分と
し、かつスチレンの重合体ブロックの含有量が20〜5
0重量%であるブロック共重合樹脂(B)とを混合す
る。 【効果】 成形品の透明性、引張り伸びおよび耐衝撃強
度に優れる。
の存在下に、スチレン(a−2)と、メチルメタクリレ
ート(a−3)とを必須成分としてグラフト共重合させ
てなるゴム変性共重合樹脂(A)と、スチレンの重合体
ブロックとブタジエンの重合体ブロックを必須成分と
し、かつスチレンの重合体ブロックの含有量が20〜5
0重量%であるブロック共重合樹脂(B)とを混合す
る。 【効果】 成形品の透明性、引張り伸びおよび耐衝撃強
度に優れる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はゴム変性共重合樹脂とブ
ロック共重合樹脂とを必須の成分として含有してなる熱
可塑性樹脂組成物に関し、さらに詳細には芳香族ビニル
化合物と共役ジエン化合物との共重合ゴムの存在下で、
芳香族ビニル化合物と(メタ)アクリル酸アルキルエス
テルとを必須成分としてグラフト共重合させて得られる
ゴム変性共重合樹脂と、芳香族ビニル化合物の重合体ブ
ロックと共役ジエン化合物の重合体ブロックとを必須成
分としてなるブロック共重合樹脂とを含有してなる、引
張伸び等の実用強度、とりわけシ−ト成形品にした場合
の引張破断伸びに優れた熱可塑性樹脂組成物に関する。
ロック共重合樹脂とを必須の成分として含有してなる熱
可塑性樹脂組成物に関し、さらに詳細には芳香族ビニル
化合物と共役ジエン化合物との共重合ゴムの存在下で、
芳香族ビニル化合物と(メタ)アクリル酸アルキルエス
テルとを必須成分としてグラフト共重合させて得られる
ゴム変性共重合樹脂と、芳香族ビニル化合物の重合体ブ
ロックと共役ジエン化合物の重合体ブロックとを必須成
分としてなるブロック共重合樹脂とを含有してなる、引
張伸び等の実用強度、とりわけシ−ト成形品にした場合
の引張破断伸びに優れた熱可塑性樹脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】ゴム変性スチレン系樹脂は、耐衝撃強度
に優れた熱可塑性樹脂として現在広く用いられている
が、ゴム質が含まれる為にそのポリスチレンの有する透
明性は全く失われ、その用途が制限されるものであっ
た。そのため従来より耐衝撃強度と透明性とを合わせ持
つ熱可塑性樹脂として、例えば特開平4−180907
号公報には、ブタジエンに基づく不飽和結合のうちの
1,2−ビニル結合の割合が14〜25%であるスチレ
ン−ブタジエン共重合ゴムの存在下にスチレン系モノマ
ーとメタクリル酸メチルとをグラフト共重合させた共重
合樹脂が開示されている。
に優れた熱可塑性樹脂として現在広く用いられている
が、ゴム質が含まれる為にそのポリスチレンの有する透
明性は全く失われ、その用途が制限されるものであっ
た。そのため従来より耐衝撃強度と透明性とを合わせ持
つ熱可塑性樹脂として、例えば特開平4−180907
号公報には、ブタジエンに基づく不飽和結合のうちの
1,2−ビニル結合の割合が14〜25%であるスチレ
ン−ブタジエン共重合ゴムの存在下にスチレン系モノマ
ーとメタクリル酸メチルとをグラフト共重合させた共重
合樹脂が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記特開平4
−180907号公報に開示された共重合樹脂は、成形
品とした場合の透明性と耐衝撃強度とに優れたものでは
あるが、その伸びが悪いという課題があり、特にシート
成形品とした場合に、引張破断伸びが著しく低下すると
いう深刻な問題を抱えていた。また、該共重合樹脂をシ
ート成形品とした場合には、引張破断伸びの低さに加
え、更にシート成形品の耐衝撃強度も低下するという課
題をも有していた。
−180907号公報に開示された共重合樹脂は、成形
品とした場合の透明性と耐衝撃強度とに優れたものでは
あるが、その伸びが悪いという課題があり、特にシート
成形品とした場合に、引張破断伸びが著しく低下すると
いう深刻な問題を抱えていた。また、該共重合樹脂をシ
ート成形品とした場合には、引張破断伸びの低さに加
え、更にシート成形品の耐衝撃強度も低下するという課
題をも有していた。
【0004】本発明が解決しようとする課題は、成形品
の引張伸びを著しく改善し、とりわけシート成形品とし
た場合の引張破断伸びを著しく改善した熱可塑性樹脂組
成物、更にはシート成形品の引張破断伸びを著しく改善
した上で、透明性、耐衝撃強度にも優れる熱可塑性樹脂
組成物を提供することにある。
の引張伸びを著しく改善し、とりわけシート成形品とし
た場合の引張破断伸びを著しく改善した熱可塑性樹脂組
成物、更にはシート成形品の引張破断伸びを著しく改善
した上で、透明性、耐衝撃強度にも優れる熱可塑性樹脂
組成物を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、この様な
状況に鑑み鋭意研究した結果、芳香族ビニル化合物と共
役ジエン化合物との共重合ゴムの存在下で、芳香族ビニ
ル化合物と(メタ)アクリル酸アルキルエステルとを必
須成分としてグラフト共重合させて得られるゴム変性共
重合樹脂と、芳香族ビニル化合物の重合体ブロックと共
役ジエン化合物の重合体ブロックとを必須成分としてな
り、かつ芳香族ビニル化合物の重合体ブロックの含有量
が特定割合にあるブロック共重合樹脂とを含有せしめれ
ば、特にシ−ト成形品とした場合の引張伸びに優れる熱
可塑性樹脂組成物が得られることを見い出し、本発明を
完成させるに至った。
状況に鑑み鋭意研究した結果、芳香族ビニル化合物と共
役ジエン化合物との共重合ゴムの存在下で、芳香族ビニ
ル化合物と(メタ)アクリル酸アルキルエステルとを必
須成分としてグラフト共重合させて得られるゴム変性共
重合樹脂と、芳香族ビニル化合物の重合体ブロックと共
役ジエン化合物の重合体ブロックとを必須成分としてな
り、かつ芳香族ビニル化合物の重合体ブロックの含有量
が特定割合にあるブロック共重合樹脂とを含有せしめれ
ば、特にシ−ト成形品とした場合の引張伸びに優れる熱
可塑性樹脂組成物が得られることを見い出し、本発明を
完成させるに至った。
【0006】即ち、本発明は、芳香族ビニル化合物と共
役ジエン化合物との共重合ゴム(a−1)の存在下に、
芳香族ビニル化合物(a−2)と、(メタ)アクリル酸
アルキルエステル(a−3)とを必須成分としてグラフ
ト共重合させて得られるゴム変性共重合樹脂(A)と、
芳香族ビニル化合物の重合体ブロックと共役ジエン化合
物の重合体ブロックとを必須成分としてなり、かつ芳香
族ビニル化合物の重合体ブロックの含有率が20〜50
重量%であるブロック共重合樹脂(B)とを含有してな
ることを特徴とする熱可塑性樹脂組成物に関する。
役ジエン化合物との共重合ゴム(a−1)の存在下に、
芳香族ビニル化合物(a−2)と、(メタ)アクリル酸
アルキルエステル(a−3)とを必須成分としてグラフ
ト共重合させて得られるゴム変性共重合樹脂(A)と、
芳香族ビニル化合物の重合体ブロックと共役ジエン化合
物の重合体ブロックとを必須成分としてなり、かつ芳香
族ビニル化合物の重合体ブロックの含有率が20〜50
重量%であるブロック共重合樹脂(B)とを含有してな
ることを特徴とする熱可塑性樹脂組成物に関する。
【0007】以下、本発明の熱可塑性樹脂組成物につい
て詳しく説明する。
て詳しく説明する。
【0008】まず、本発明に用いられるゴム変性共重合
樹脂(A)について説明する。本発明に用いるゴム変性
共重合樹脂(A)は、芳香族ビニル化合物と共役ジエン
化合物との共重合ゴム(a−1)の存在下に、芳香族ビ
ニル化合物(a−2)と、(メタ)アクリル酸アルキル
エステル(a−3)とを必須成分としてグラフト共重合
して得られるものであるが、共重合ゴム(a−1)の含
有率が1〜20重量%となるものが、得られる成形品、
特にシート成形品の透明性を著しく向上させた上、耐衝
撃強度も優れる点から好ましい。また、この含有率は大
きく成るほど耐衝撃強度が向上し、また、少なくなるほ
ど透明性が向上する傾向にあるが、両者のバランスが良
好である点から中でも3〜15重量%が好ましい。
樹脂(A)について説明する。本発明に用いるゴム変性
共重合樹脂(A)は、芳香族ビニル化合物と共役ジエン
化合物との共重合ゴム(a−1)の存在下に、芳香族ビ
ニル化合物(a−2)と、(メタ)アクリル酸アルキル
エステル(a−3)とを必須成分としてグラフト共重合
して得られるものであるが、共重合ゴム(a−1)の含
有率が1〜20重量%となるものが、得られる成形品、
特にシート成形品の透明性を著しく向上させた上、耐衝
撃強度も優れる点から好ましい。また、この含有率は大
きく成るほど耐衝撃強度が向上し、また、少なくなるほ
ど透明性が向上する傾向にあるが、両者のバランスが良
好である点から中でも3〜15重量%が好ましい。
【0009】また、ゴム変性共重合樹脂(A)は、共重
合ゴム(a−1)に芳香族ビニル化合物(a−2)と、
(メタ)アクリル酸アルキルエステル(a−3)とが必
須成分としてグラフト共重合しており、(a−2)及び
(a−3)を含むモノマー成分の内、グラフト重合に関
与しなかった部分は、それらの共重合体として、グラフ
ト共重合体のマトリックス相を形成する。
合ゴム(a−1)に芳香族ビニル化合物(a−2)と、
(メタ)アクリル酸アルキルエステル(a−3)とが必
須成分としてグラフト共重合しており、(a−2)及び
(a−3)を含むモノマー成分の内、グラフト重合に関
与しなかった部分は、それらの共重合体として、グラフ
ト共重合体のマトリックス相を形成する。
【0010】ここで、共重合ゴム(a−1)は、芳香族
ビニル化合物と共役ジエン化合物とを共重合して得られ
るものであるが、その平均粒子径は、特に透明性と耐衝
撃強度に優れる点から0.10〜0.5μmのものが好
ましい。
ビニル化合物と共役ジエン化合物とを共重合して得られ
るものであるが、その平均粒子径は、特に透明性と耐衝
撃強度に優れる点から0.10〜0.5μmのものが好
ましい。
【0011】また、共重合ゴム(a−1)を構成する芳
香族ビニル化合物としては、例えばスチレン、α−メチ
ルスチレン、o−メチルスチレン、m−メチルスチレ
ン、p−メチルスチレン、エチルスチレン、イソブチル
スチレン、タ−シャリ−ブチルスチレン、o−ブロムス
チレン、m−ブロムスチレン、p−ブロムスチレン、o
−クロロスチレン、m−クロロスチレン、p−クロロス
チレン等が挙げられる。
香族ビニル化合物としては、例えばスチレン、α−メチ
ルスチレン、o−メチルスチレン、m−メチルスチレ
ン、p−メチルスチレン、エチルスチレン、イソブチル
スチレン、タ−シャリ−ブチルスチレン、o−ブロムス
チレン、m−ブロムスチレン、p−ブロムスチレン、o
−クロロスチレン、m−クロロスチレン、p−クロロス
チレン等が挙げられる。
【0012】一方、上記芳香族ビニル化合物と反応させ
る共役ジエン化合物としては、ブタジエン、クロロプレ
ン、イソプレン、1,3−ペンタジエン等が挙げられ
る。この芳香族ビニル化合物と共役ジエン化合物の組み
合わせとしては、特に限定されるものではないが、本発
明の効果が顕著であるものとして芳香族ビニル化合物と
してスチレン、共役ジエン化合物としてブタジエンが好
ましく挙げられる。
る共役ジエン化合物としては、ブタジエン、クロロプレ
ン、イソプレン、1,3−ペンタジエン等が挙げられ
る。この芳香族ビニル化合物と共役ジエン化合物の組み
合わせとしては、特に限定されるものではないが、本発
明の効果が顕著であるものとして芳香族ビニル化合物と
してスチレン、共役ジエン化合物としてブタジエンが好
ましく挙げられる。
【0013】上記共重合ゴム(a−1)は、上記した芳
香族ビニル化合物と共役ジエン化合物とを共重合して得
られるが、共役ジエン化合物に基ずく不飽和結合のうち
の1,2−ビニル結合の割合が14〜35%のもの、な
かでも16〜25%のものが好ましい。この場合、1,
2−ビニル結合の残りはシスおよびトランス結合を形成
している。
香族ビニル化合物と共役ジエン化合物とを共重合して得
られるが、共役ジエン化合物に基ずく不飽和結合のうち
の1,2−ビニル結合の割合が14〜35%のもの、な
かでも16〜25%のものが好ましい。この場合、1,
2−ビニル結合の残りはシスおよびトランス結合を形成
している。
【0014】該1,2−ビニル結合の割合が14%以上
の共重合ゴムを用いた場合は、ゴム変性共重合樹脂
(A)中のトルエン不溶分含有率が上昇し、耐衝撃強度
が向上する。一方、該1,2−ビニル結合の割合が35
%以下の場合には、製造時の高温下での架橋の進行が抑
制できグラフト化率と架橋の程度とのバランスが良好と
なりゴム弾性が向上し、やはり耐衝撃強度が向上する。
さらに、16〜25%の範囲に入る場合は、ゴム変性共
重合樹脂(A)中のグラフト化率と架橋とのバランスが
著しく良好であることから、ゴム弾性が著しく向上する
ものである。
の共重合ゴムを用いた場合は、ゴム変性共重合樹脂
(A)中のトルエン不溶分含有率が上昇し、耐衝撃強度
が向上する。一方、該1,2−ビニル結合の割合が35
%以下の場合には、製造時の高温下での架橋の進行が抑
制できグラフト化率と架橋の程度とのバランスが良好と
なりゴム弾性が向上し、やはり耐衝撃強度が向上する。
さらに、16〜25%の範囲に入る場合は、ゴム変性共
重合樹脂(A)中のグラフト化率と架橋とのバランスが
著しく良好であることから、ゴム弾性が著しく向上する
ものである。
【0015】また、共重合ゴム(a−1)中のスチレン
骨格含有率は、5〜55重量%であることが好ましい。
スチレン骨格含有率が5重量%以上の場合には、ゴム変
性共重合樹脂(A)の透明性が向上する。また、55重
量%以下の場合は、該樹脂のゴム弾性が顕著になり、耐
衝撃強度が向上する。さらに、スチレン骨格含有率が3
0〜45重量%であることが、透明性と耐衝撃強度とが
共に著しく向上する点から好ましい。
骨格含有率は、5〜55重量%であることが好ましい。
スチレン骨格含有率が5重量%以上の場合には、ゴム変
性共重合樹脂(A)の透明性が向上する。また、55重
量%以下の場合は、該樹脂のゴム弾性が顕著になり、耐
衝撃強度が向上する。さらに、スチレン骨格含有率が3
0〜45重量%であることが、透明性と耐衝撃強度とが
共に著しく向上する点から好ましい。
【0016】この様な条件を満足する共重合ゴム(A)
は、例えば次のようにして製造して得られる。即ち、ヘ
キサン、シクロヘキサン等の非極性溶媒中で芳香族ビニ
ル化合物と共役ジエン化合物とをn−ブチルリチウム等
の金属触媒及びテトラヒドロフラン等の存在下で溶液重
合することにより製造できる。この時テトラヒドロフラ
ン等の使用量が多くなるほど共役ジエン化合物に基づく
不飽和結合のうちの1,2−ビニル結合の割合が多くな
るため、その使用量を調節することによって当該割合を
調節できる。
は、例えば次のようにして製造して得られる。即ち、ヘ
キサン、シクロヘキサン等の非極性溶媒中で芳香族ビニ
ル化合物と共役ジエン化合物とをn−ブチルリチウム等
の金属触媒及びテトラヒドロフラン等の存在下で溶液重
合することにより製造できる。この時テトラヒドロフラ
ン等の使用量が多くなるほど共役ジエン化合物に基づく
不飽和結合のうちの1,2−ビニル結合の割合が多くな
るため、その使用量を調節することによって当該割合を
調節できる。
【0017】次に、ゴム変性共重合樹脂(A)に用いる
芳香族ビニル化合物(a−2)としては、例えばスチレ
ン、α−メチルスチレン、o−メチルスチレン、m−メ
チルスチレン、p−メチルスチレン、エチルスチレン、
イソブチルスチレン、タ−シャリ−ブチルスチレン、o
−ブロムスチレン、m−ブロムスチレン、p−ブロムス
チレン、o−クロロスチレン、m−クロロスチレン、p
−クロロスチレン等が挙げられ、なかでも透明性に優れ
る点からスチレンが好ましい。
芳香族ビニル化合物(a−2)としては、例えばスチレ
ン、α−メチルスチレン、o−メチルスチレン、m−メ
チルスチレン、p−メチルスチレン、エチルスチレン、
イソブチルスチレン、タ−シャリ−ブチルスチレン、o
−ブロムスチレン、m−ブロムスチレン、p−ブロムス
チレン、o−クロロスチレン、m−クロロスチレン、p
−クロロスチレン等が挙げられ、なかでも透明性に優れ
る点からスチレンが好ましい。
【0018】ゴム変性共重合樹脂(A)に用いる(メ
タ)アクリル酸アルキルエステル(a−3)としては、
例えば(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸
エチル、(メタ)アクリル酸プロピル、(メタ)アクリ
ル酸−n−ブチル、(メタ)アクリル酸−iso−ブチ
ル、(メタ)アクリル酸−2−エチルヘキシル等が挙げ
られ、これらは単独でまたは混合して使用できるが、な
かでも透明性と耐衝撃強度に優れる点から、メタクリル
酸メチルの単独並びにメタクリル酸メチルと炭素原子数
4以上のアルキル基を有するアクリル酸アルキルエステ
ルとの混合が好ましいが、更に引張破断伸びが著しく優
れる点からメタクリル酸メチルと炭素原子数4以上のア
ルキル基を有するアクリル酸アルキルエステルとの混合
が中でも好ましい。
タ)アクリル酸アルキルエステル(a−3)としては、
例えば(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸
エチル、(メタ)アクリル酸プロピル、(メタ)アクリ
ル酸−n−ブチル、(メタ)アクリル酸−iso−ブチ
ル、(メタ)アクリル酸−2−エチルヘキシル等が挙げ
られ、これらは単独でまたは混合して使用できるが、な
かでも透明性と耐衝撃強度に優れる点から、メタクリル
酸メチルの単独並びにメタクリル酸メチルと炭素原子数
4以上のアルキル基を有するアクリル酸アルキルエステ
ルとの混合が好ましいが、更に引張破断伸びが著しく優
れる点からメタクリル酸メチルと炭素原子数4以上のア
ルキル基を有するアクリル酸アルキルエステルとの混合
が中でも好ましい。
【0019】また、上記芳香族ビニル化合物(a−2)
と(メタ)アクリル酸アルキルエステル(a−3)との
重量比(a−2)/(a−3)は、通常15/85〜6
0/40となる範囲で用いるが、なかでも透明性と耐衝
撃強度とに優れる点で30/70〜60/40となる範
囲で用いるのが好ましい。
と(メタ)アクリル酸アルキルエステル(a−3)との
重量比(a−2)/(a−3)は、通常15/85〜6
0/40となる範囲で用いるが、なかでも透明性と耐衝
撃強度とに優れる点で30/70〜60/40となる範
囲で用いるのが好ましい。
【0020】本発明のゴム変性共重合樹脂(A)を製造
するには、上述した共重合ゴム(a−1)の存在下に、
芳香族ビニル化合物(a−2)と(メタ)アクリル酸ア
ルキルエステル(a−3)とを必須成分として用い、必
要に応じてその他の共重合可能なモノマ−、重合開始
剤、連鎖移動剤などを適宜添加し、塊状−懸濁重合、溶
液重合または塊状重合によりグラフト共重合させればよ
いが、なかでも塊状重合が生産性とコスト面から好まし
い。
するには、上述した共重合ゴム(a−1)の存在下に、
芳香族ビニル化合物(a−2)と(メタ)アクリル酸ア
ルキルエステル(a−3)とを必須成分として用い、必
要に応じてその他の共重合可能なモノマ−、重合開始
剤、連鎖移動剤などを適宜添加し、塊状−懸濁重合、溶
液重合または塊状重合によりグラフト共重合させればよ
いが、なかでも塊状重合が生産性とコスト面から好まし
い。
【0021】ここで用いるその他の共重合可能なモノマ
−としては、例えば(メタ)アクリロニトリル等のビニ
ル・シアン化合物類;(メタ)アクリル酸、イタコン
酸、マレイン酸、フマル酸、桂皮酸等の重合性不飽和脂
肪酸;N−メチルマレイミド、N−エチルマレイミド、
N−ブチルマレイミド、N−オクチルマレイミド、N−
イソプロピルマレイミド、N−フェニルマレイミド、N
−p−ブロモフェニルマレイミド、N−o−クロルフェ
ニルマレイミド、N−シクロヘキシルマレイミド等のマ
レイミド類;無水マレイン酸、無水イタコン酸、無水シ
トラコン酸等に代表される不飽和カルボン酸無水物類;
アリルアミン、(メタ)アクリル酸アミノエチル、(メ
タ)アクリル酸アミノプロピル等のアミノ基含有不飽和
化合物類;アクリルアミド、N−メチルアクリルアミド
等のアクリルアミド系化合物が挙げられる。
−としては、例えば(メタ)アクリロニトリル等のビニ
ル・シアン化合物類;(メタ)アクリル酸、イタコン
酸、マレイン酸、フマル酸、桂皮酸等の重合性不飽和脂
肪酸;N−メチルマレイミド、N−エチルマレイミド、
N−ブチルマレイミド、N−オクチルマレイミド、N−
イソプロピルマレイミド、N−フェニルマレイミド、N
−p−ブロモフェニルマレイミド、N−o−クロルフェ
ニルマレイミド、N−シクロヘキシルマレイミド等のマ
レイミド類;無水マレイン酸、無水イタコン酸、無水シ
トラコン酸等に代表される不飽和カルボン酸無水物類;
アリルアミン、(メタ)アクリル酸アミノエチル、(メ
タ)アクリル酸アミノプロピル等のアミノ基含有不飽和
化合物類;アクリルアミド、N−メチルアクリルアミド
等のアクリルアミド系化合物が挙げられる。
【0022】本発明のゴム変性共重合樹脂(A)には、
必要に応じて重合工程中あるいは重合工程後に、ミネラ
ルオイル、エステル、ポリエステル等の可塑剤;酸化防
止剤、紫外線吸収剤、光安定剤等の安定剤;高級脂肪
酸、高級脂肪酸のエステルもしくはその金属塩等の離型
剤;シリコンオイル等の如き公知の添加剤を添加しても
よい。
必要に応じて重合工程中あるいは重合工程後に、ミネラ
ルオイル、エステル、ポリエステル等の可塑剤;酸化防
止剤、紫外線吸収剤、光安定剤等の安定剤;高級脂肪
酸、高級脂肪酸のエステルもしくはその金属塩等の離型
剤;シリコンオイル等の如き公知の添加剤を添加しても
よい。
【0023】この様にして得られるゴム変性共重合樹脂
(A)は、25℃でのトルエン不溶分含有率が4〜22
重量%、25℃でのトルエンによる膨潤指数が11〜1
9で、かつトルエン不溶分含有率/膨潤指数が0.15
〜1.20重量%であることが透明性と耐衝撃強度の点
で好ましい。
(A)は、25℃でのトルエン不溶分含有率が4〜22
重量%、25℃でのトルエンによる膨潤指数が11〜1
9で、かつトルエン不溶分含有率/膨潤指数が0.15
〜1.20重量%であることが透明性と耐衝撃強度の点
で好ましい。
【0024】ゴム変性共重合樹脂(A)のマトリックス
相である(a−2)と(a−3)とを必須成分とする共
重合体は、その重量平均分子量(Mw)が10〜18万
で、かつ重量平均分子量(Mw)と数平均分子量(M
n)の比Mw/Mnが1.8〜2.5のものが好まし
く、なかでも重量平均分子量(Mw)が12〜15万の
ものが耐衝撃強度および樹脂の流動性が向上し、透明性
に優れる点から特に好ましい。
相である(a−2)と(a−3)とを必須成分とする共
重合体は、その重量平均分子量(Mw)が10〜18万
で、かつ重量平均分子量(Mw)と数平均分子量(M
n)の比Mw/Mnが1.8〜2.5のものが好まし
く、なかでも重量平均分子量(Mw)が12〜15万の
ものが耐衝撃強度および樹脂の流動性が向上し、透明性
に優れる点から特に好ましい。
【0025】次に、本発明の熱可塑性樹脂組成物を構成
するもう一方の成分であるブロック共重合樹脂(B)に
ついて説明する。
するもう一方の成分であるブロック共重合樹脂(B)に
ついて説明する。
【0026】このブロック共重合樹脂(B)としては、
芳香族ビニル化合物の重合体ブロックの1個以上と共役
ジエン化合物の重合体ブロックの1個以上とを必須成分
としてなる熱可塑性エラストマ−であり、芳香族ビニル
化合物の重合体ブロックの含有率が20〜50重量%で
あるものを用いる。
芳香族ビニル化合物の重合体ブロックの1個以上と共役
ジエン化合物の重合体ブロックの1個以上とを必須成分
としてなる熱可塑性エラストマ−であり、芳香族ビニル
化合物の重合体ブロックの含有率が20〜50重量%で
あるものを用いる。
【0027】ブロック共重合樹脂(B)中の芳香族ビニ
ル化合物の重合体ブロックの含有率は20〜50重量%
であるが、20重量%に満たない場合は、透明性の著し
い低下を招き、一方、50重量%を越えたものは透明性
と耐衝撃強度との著しい低下を招く。
ル化合物の重合体ブロックの含有率は20〜50重量%
であるが、20重量%に満たない場合は、透明性の著し
い低下を招き、一方、50重量%を越えたものは透明性
と耐衝撃強度との著しい低下を招く。
【0028】この分子構造としては、直線状、分岐状、
放射状あるいはこれらの組み合わせのものでも良く、ブ
ロックの構造としては、完全ブロック構造あるいは特開
昭48−48546号公報に記載の芳香族ビニル化合物
の重合体ブロックと共役ジエン化合物の重合体ブロック
との遷移部にランダム共重合体部分を含有したテ−パ−
ブロック構造のものでも良い。
放射状あるいはこれらの組み合わせのものでも良く、ブ
ロックの構造としては、完全ブロック構造あるいは特開
昭48−48546号公報に記載の芳香族ビニル化合物
の重合体ブロックと共役ジエン化合物の重合体ブロック
との遷移部にランダム共重合体部分を含有したテ−パ−
ブロック構造のものでも良い。
【0029】ブロック共重合樹脂(B)の製造に用いら
れる芳香族ビニル化合物としては、例えばスチレン、α
−メチルスチレン、o−メチルスチレン、p−メチルス
チレン、ジメチルスチレン、p−タ−シャリ−ブチルス
チレン等の中から1種または2種以上が選択でき、なか
でも透明性に優れる点からスチレンが好ましい。また、
共役ジエン化合物としては、例えばブタジエン、イソプ
レン、1,3−ペンタジエン、2,3−ジメチル−1,
3−ブタジエン、1,3−ヘキサジエン等の中から1種
または2種以上が選択でき、なかでも耐衝撃強度向上効
果に優れる点からブタジエンが好ましい。
れる芳香族ビニル化合物としては、例えばスチレン、α
−メチルスチレン、o−メチルスチレン、p−メチルス
チレン、ジメチルスチレン、p−タ−シャリ−ブチルス
チレン等の中から1種または2種以上が選択でき、なか
でも透明性に優れる点からスチレンが好ましい。また、
共役ジエン化合物としては、例えばブタジエン、イソプ
レン、1,3−ペンタジエン、2,3−ジメチル−1,
3−ブタジエン、1,3−ヘキサジエン等の中から1種
または2種以上が選択でき、なかでも耐衝撃強度向上効
果に優れる点からブタジエンが好ましい。
【0030】また、本発明で用いるブロック共重合樹脂
(B)は、上記芳香族ビニル化合物及び共役ジエン化合
物を必須成分とするブロック共重合体に更に、本発明の
効果を妨げない範囲で不飽和カルボン酸を付加させて、
酸変性ブロック共重合樹脂として用いても良い。
(B)は、上記芳香族ビニル化合物及び共役ジエン化合
物を必須成分とするブロック共重合体に更に、本発明の
効果を妨げない範囲で不飽和カルボン酸を付加させて、
酸変性ブロック共重合樹脂として用いても良い。
【0031】このような不飽和カルボン酸としては、例
えばマレイン酸、ハロゲン化マレイン酸、イタコン酸、
フマル酸、シトラコン酸、シス−4−シクロヘキセン−
1,2−ジカルボン酸等を代表とする不飽和ジカルボン
酸およびこれらの無水物;アクリル酸、メタクリル酸、
クロトン酸、イソクロトン酸、メサコン酸等を代表とす
る不飽和モノカルボン酸等が挙げられ、これらは1種ま
たは2種以上併用して使用することができる。
えばマレイン酸、ハロゲン化マレイン酸、イタコン酸、
フマル酸、シトラコン酸、シス−4−シクロヘキセン−
1,2−ジカルボン酸等を代表とする不飽和ジカルボン
酸およびこれらの無水物;アクリル酸、メタクリル酸、
クロトン酸、イソクロトン酸、メサコン酸等を代表とす
る不飽和モノカルボン酸等が挙げられ、これらは1種ま
たは2種以上併用して使用することができる。
【0032】これらのブロック共重合樹脂(B)を製造
する方法としては、例えば炭化水素溶剤中で有機リチウ
ム化合物等のアニオン重合開始剤を用い、芳香族ビニル
化合物と共役ジエン化合物とをブロック共重合させる方
法等が挙げられ、酸変性ブロック共重合樹脂を製造する
方法としては、例えば溶融状態または溶液状態におい
て、上記ブロック共重合樹脂に不飽和カルボン酸をグラ
フト反応させる方法等が挙げられ、いずれも公知の種々
の方法が適用できるが、この種の市販の樹脂をそのまま
用いることができるのは無論である。
する方法としては、例えば炭化水素溶剤中で有機リチウ
ム化合物等のアニオン重合開始剤を用い、芳香族ビニル
化合物と共役ジエン化合物とをブロック共重合させる方
法等が挙げられ、酸変性ブロック共重合樹脂を製造する
方法としては、例えば溶融状態または溶液状態におい
て、上記ブロック共重合樹脂に不飽和カルボン酸をグラ
フト反応させる方法等が挙げられ、いずれも公知の種々
の方法が適用できるが、この種の市販の樹脂をそのまま
用いることができるのは無論である。
【0033】本発明の熱可塑性樹脂組成物は、必須成分
としてゴム変性共重合樹脂(A)とブロック共重合樹脂
(B)とを含有してなることを特徴とし、その配合比率
は得られる組成物の使用目的に応じて調製することがで
き、特に限定されるものではないが、ゴム変性共重合樹
脂(A)97〜80重量%とブロック共重合樹脂(B)
3〜20重量%となるように配合したものが好ましい。
ブロック共重合樹脂(B)を3重量%以上用いた場合
は、シート成形品にした場合の耐衝撃強度及び引張破断
伸びに著しく優れ、また、20重量%以下で用いた場合
は成形品の表面光沢に優れる。
としてゴム変性共重合樹脂(A)とブロック共重合樹脂
(B)とを含有してなることを特徴とし、その配合比率
は得られる組成物の使用目的に応じて調製することがで
き、特に限定されるものではないが、ゴム変性共重合樹
脂(A)97〜80重量%とブロック共重合樹脂(B)
3〜20重量%となるように配合したものが好ましい。
ブロック共重合樹脂(B)を3重量%以上用いた場合
は、シート成形品にした場合の耐衝撃強度及び引張破断
伸びに著しく優れ、また、20重量%以下で用いた場合
は成形品の表面光沢に優れる。
【0034】本発明の熱可塑性樹脂組成物には、必要に
応じてポリスチレン樹脂、ゴム変性ポリスチレン樹脂、
AS樹脂、ABS樹脂、(メタ)アクリル酸−スチレン
共重合樹脂、ゴム変性(メタ)アクリル酸−スチレン共
重合樹脂、無水マレイン酸−スチレン共重合樹脂、ゴム
変性無水マレイン酸−スチレン共重合樹脂、(メタ)ア
クリル酸エステル−スチレン共重合樹脂、塩化ビニル樹
脂、ポリカ−ボネ−ト樹脂等の公知の樹脂を適宜配合す
ることもできる。
応じてポリスチレン樹脂、ゴム変性ポリスチレン樹脂、
AS樹脂、ABS樹脂、(メタ)アクリル酸−スチレン
共重合樹脂、ゴム変性(メタ)アクリル酸−スチレン共
重合樹脂、無水マレイン酸−スチレン共重合樹脂、ゴム
変性無水マレイン酸−スチレン共重合樹脂、(メタ)ア
クリル酸エステル−スチレン共重合樹脂、塩化ビニル樹
脂、ポリカ−ボネ−ト樹脂等の公知の樹脂を適宜配合す
ることもできる。
【0035】ここで、例えば、上記従来の特開平4−1
80907号公報に記載された共重合樹脂を、ゴム変性
ポリスチレン樹脂等とを配合した場合には実用強度、と
りわけシ−ト成形品にした場合の耐衝撃強度が著しく低
下するものであり、実用上使用はできないものであっ
た。ところが、本発明の熱可塑性樹脂組成物とゴム変性
ポリスチレン樹脂等とを配合せしめた場合には、透明性
は低下するものの、ブロック共重合樹脂(B)の効果に
より、耐衝撃強度が著しく向上する。このため、本発明
の熱可塑性樹脂組成物を加工してシ−ト成形品等とした
場合に発生する切断部分等の残品を汎用のゴム変性ポリ
スチレン樹脂等に回収してシ−ト成形品等に供すること
ができるという利点があり、残品の有効利用を図ること
ができるものである。
80907号公報に記載された共重合樹脂を、ゴム変性
ポリスチレン樹脂等とを配合した場合には実用強度、と
りわけシ−ト成形品にした場合の耐衝撃強度が著しく低
下するものであり、実用上使用はできないものであっ
た。ところが、本発明の熱可塑性樹脂組成物とゴム変性
ポリスチレン樹脂等とを配合せしめた場合には、透明性
は低下するものの、ブロック共重合樹脂(B)の効果に
より、耐衝撃強度が著しく向上する。このため、本発明
の熱可塑性樹脂組成物を加工してシ−ト成形品等とした
場合に発生する切断部分等の残品を汎用のゴム変性ポリ
スチレン樹脂等に回収してシ−ト成形品等に供すること
ができるという利点があり、残品の有効利用を図ること
ができるものである。
【0036】本発明の熱可塑性樹脂組成物には、さらに
通常用いられる酸化防止剤、可塑剤、紫外線吸収剤、光
安定剤、滑剤、難燃剤、帯電防止剤、発泡剤、補強剤等
を配合することができる。
通常用いられる酸化防止剤、可塑剤、紫外線吸収剤、光
安定剤、滑剤、難燃剤、帯電防止剤、発泡剤、補強剤等
を配合することができる。
【0037】これらの中でも好ましいものとしては、例
えばミネラルオイル、エステル系可塑剤、ポリエステル
系可塑剤、有機ポリシロキサン、高級脂肪酸およびその
金属塩、ヒンダ−トフェノ−ル系酸化防止剤、ガラス繊
維等が挙げられ、それぞれ単独または併用して用いるこ
とができる。特にエステル系可塑剤およびポリエステル
系可塑剤は、本発明の熱可塑性樹脂の溶融時の流動性改
良剤として有効であり、しかも透明性を低下させないと
いう利点がある。
えばミネラルオイル、エステル系可塑剤、ポリエステル
系可塑剤、有機ポリシロキサン、高級脂肪酸およびその
金属塩、ヒンダ−トフェノ−ル系酸化防止剤、ガラス繊
維等が挙げられ、それぞれ単独または併用して用いるこ
とができる。特にエステル系可塑剤およびポリエステル
系可塑剤は、本発明の熱可塑性樹脂の溶融時の流動性改
良剤として有効であり、しかも透明性を低下させないと
いう利点がある。
【0038】本発明の熱可塑性樹脂組成物を得るには、
所定量のゴム変性共重合樹脂(A)とブロック共重合樹
脂(B)と、さらに必要により各種添加剤とをタンブラ
−等の混合機により単に混合しても良いが、通常用いら
れる混合方法、例えばロ−ル、バンバリ−ミキサ−、ヘ
ンシェルミキサ−、単軸押出機、二軸押出機等を用いて
混合する方法等により調製しても良い。
所定量のゴム変性共重合樹脂(A)とブロック共重合樹
脂(B)と、さらに必要により各種添加剤とをタンブラ
−等の混合機により単に混合しても良いが、通常用いら
れる混合方法、例えばロ−ル、バンバリ−ミキサ−、ヘ
ンシェルミキサ−、単軸押出機、二軸押出機等を用いて
混合する方法等により調製しても良い。
【0039】このようにして得られた本発明の熱可塑性
樹脂組成物は、シ−ト成形品に限定されるものでは無
く、さらに、射出成形、単軸押出成形、二軸延伸押出成
形、インフレ−ション押出成形、異形押出成形、真空成
形、圧空成形、吹込成形等の成形方法により各種成形品
にして使用することができる。その用途は広範なものに
及び、例えばラジオカセット、テレビ、オ−ディオプレ
イヤ−、ビデオテ−プレコ−ダ−、冷蔵庫、洗濯機等の
家庭電気・器具類の部品;複写機、プリンタ−、ファク
シミリ、パソコン等のOA機器の各種部品;ICキャリ
ア−マガジン、;食品容器;医療器具類の部品;ブリス
タ−パッケ−ジ、食品の包装容器等として用いられる。
樹脂組成物は、シ−ト成形品に限定されるものでは無
く、さらに、射出成形、単軸押出成形、二軸延伸押出成
形、インフレ−ション押出成形、異形押出成形、真空成
形、圧空成形、吹込成形等の成形方法により各種成形品
にして使用することができる。その用途は広範なものに
及び、例えばラジオカセット、テレビ、オ−ディオプレ
イヤ−、ビデオテ−プレコ−ダ−、冷蔵庫、洗濯機等の
家庭電気・器具類の部品;複写機、プリンタ−、ファク
シミリ、パソコン等のOA機器の各種部品;ICキャリ
ア−マガジン、;食品容器;医療器具類の部品;ブリス
タ−パッケ−ジ、食品の包装容器等として用いられる。
【0040】
【実施例】次に、本発明を参考例、実施例および比較例
によりさらに具体的に説明する。ただし、例中の部はす
べて重量部を、また%は全光線透過率と1,2−ビニル
結合の割合を除きすべて重量%を示す。
によりさらに具体的に説明する。ただし、例中の部はす
べて重量部を、また%は全光線透過率と1,2−ビニル
結合の割合を除きすべて重量%を示す。
【0041】尚、例中の物性値は以下のように測定し
た。 1)ゴム変性共重合樹脂(A)中の共重合ゴム(a−
1)の平均粒子径 樹脂の超薄切片による透過型電子顕微鏡写真をとり、写
真中の粒子1000個の粒子径を測定して次式により平
均粒子径を求めた。 (ただし、niは粒径Diを有するゴム粒子の個数であ
る。)
た。 1)ゴム変性共重合樹脂(A)中の共重合ゴム(a−
1)の平均粒子径 樹脂の超薄切片による透過型電子顕微鏡写真をとり、写
真中の粒子1000個の粒子径を測定して次式により平
均粒子径を求めた。 (ただし、niは粒径Diを有するゴム粒子の個数であ
る。)
【0042】2)トルエン不溶分含有率およびトルエン
による膨潤指数 ゴム変性共重合樹脂(A)1gを精秤し、トルエン10
0mlに25℃で24時間かけて溶解させた後、溶解液
を遠心管に移し、10℃以下、12000rpmで15
分間遠心分離を行い、上澄液をデカンテ−ションにより
除いた後、トルエンで膨潤した不溶分の重さを測定す
る。次に、60℃の真空乾燥機で24時間乾燥させ、得
られたトルエン不溶分の重さを測定し、以下の式により
トルエン不溶分含有率を算出する。 また、膨潤指数は次式により算出する。 3)共重合ゴム(a−1)中の1,2−不飽和結合の割
合 赤外分光分析(モレロ法)によって測定した。 4)全光線透過率および曇価 JIS K−7105に準拠してその値を求めた。 5)引張破断伸び JIS K−7113に準拠し試験速度を毎分50mm
としてその値を求めた。ただし、試験片はJIS K−
6732記載の引張試験片を用いた。 6)耐衝撃強度 デュポン衝撃試験機(東洋精機製作所製)を用い、試験
片の50%破壊エネルギ−を求めた。(重錘200g、
撃芯先端半径6.3mm、受台半径6.3mm)
による膨潤指数 ゴム変性共重合樹脂(A)1gを精秤し、トルエン10
0mlに25℃で24時間かけて溶解させた後、溶解液
を遠心管に移し、10℃以下、12000rpmで15
分間遠心分離を行い、上澄液をデカンテ−ションにより
除いた後、トルエンで膨潤した不溶分の重さを測定す
る。次に、60℃の真空乾燥機で24時間乾燥させ、得
られたトルエン不溶分の重さを測定し、以下の式により
トルエン不溶分含有率を算出する。 また、膨潤指数は次式により算出する。 3)共重合ゴム(a−1)中の1,2−不飽和結合の割
合 赤外分光分析(モレロ法)によって測定した。 4)全光線透過率および曇価 JIS K−7105に準拠してその値を求めた。 5)引張破断伸び JIS K−7113に準拠し試験速度を毎分50mm
としてその値を求めた。ただし、試験片はJIS K−
6732記載の引張試験片を用いた。 6)耐衝撃強度 デュポン衝撃試験機(東洋精機製作所製)を用い、試験
片の50%破壊エネルギ−を求めた。(重錘200g、
撃芯先端半径6.3mm、受台半径6.3mm)
【0043】参考例1[ゴム変性共重合樹脂(A)の調
製法] スチレン−ブタジエン共重合ゴム(1,2−ビニル結合
の割合:17%、スチレン/ブタジエン重量比:37/
63)8部、スチレン48部、メタクリル酸メチル52
部およびエチルベンゼン10部からなる混合溶液を調製
し、さらに、連鎖移動剤として単量体混合物100部に
対して0.1部のn−ドデシルメルカプタンおよび有機
過酸化物として単量体混合物100部に対して0.02
部のt−ブチルパ−オキシベンゾエ−トを加え、攪拌式
反応器とそれに続き可動部分のない複数のミキシングエ
レメントが内部に固定されている管状反応器を組み込ん
でなる連続塊状重合ラインに連続的に供給し、120℃
〜160℃なる温度で塊状重合させた。
製法] スチレン−ブタジエン共重合ゴム(1,2−ビニル結合
の割合:17%、スチレン/ブタジエン重量比:37/
63)8部、スチレン48部、メタクリル酸メチル52
部およびエチルベンゼン10部からなる混合溶液を調製
し、さらに、連鎖移動剤として単量体混合物100部に
対して0.1部のn−ドデシルメルカプタンおよび有機
過酸化物として単量体混合物100部に対して0.02
部のt−ブチルパ−オキシベンゾエ−トを加え、攪拌式
反応器とそれに続き可動部分のない複数のミキシングエ
レメントが内部に固定されている管状反応器を組み込ん
でなる連続塊状重合ラインに連続的に供給し、120℃
〜160℃なる温度で塊状重合させた。
【0044】重合させて得られた混合溶液を熱交換器で
225℃まで加熱し、50mmHgの減圧下で揮発性成
分を除去した後、ペレット化して、第1表に示した如き
ゴム変性共重合樹脂(A−1)を得た。
225℃まで加熱し、50mmHgの減圧下で揮発性成
分を除去した後、ペレット化して、第1表に示した如き
ゴム変性共重合樹脂(A−1)を得た。
【0045】参考例2(同上) スチレン−ブタジエン共重合ゴム(1,2−ビニル結合
の割合:20%、スチレン/ブタジエン重量比:42/
58)9部、スチレン53部、メタクリル酸メチル37
部、アクリル酸−n−ブチル10部およびエチルベンゼ
ン10部からなる混合溶液を用いた以外は参考例1と同
様にして、第1表に示した如きゴム変性共重合樹脂(A
−2)を得た。
の割合:20%、スチレン/ブタジエン重量比:42/
58)9部、スチレン53部、メタクリル酸メチル37
部、アクリル酸−n−ブチル10部およびエチルベンゼ
ン10部からなる混合溶液を用いた以外は参考例1と同
様にして、第1表に示した如きゴム変性共重合樹脂(A
−2)を得た。
【0046】実施例1 参考例1で得られたゴム変性共重合樹脂(A−1)の9
0%と日本合成ゴム(株)製のスチレン−ブタジエンブ
ロック共重合樹脂TR2000(スチレン含有率40
%)の10%とをタンブラ−で混合して、口径が30m
mφなる単軸押出機で押出成形し、厚さ0.3mmのシ
−トを作製し、各種物性を測定した。
0%と日本合成ゴム(株)製のスチレン−ブタジエンブ
ロック共重合樹脂TR2000(スチレン含有率40
%)の10%とをタンブラ−で混合して、口径が30m
mφなる単軸押出機で押出成形し、厚さ0.3mmのシ
−トを作製し、各種物性を測定した。
【0047】尚、シ−ト成形条件は次の通りである。 シリンダ−設定温度:210℃ Tダイ設定温度 :210℃ タッチロ−ル設定温度:65℃ 引取速度 :1.4m/分 リップ開度 :0.45mm 物性の測定結果を第2表に示す。
【0048】実施例2 スチレン−ブタジエン共重合樹脂TR2000を旭化成
工業(株)製の酸変性スチレン−ブタジエン共重合樹脂
タフプレン912(スチレン含有率40%)に変更した
以外は実施例1と同様にしてシ−トを作製し、各種物性
を測定した。物性の測定結果を第2表に示す。
工業(株)製の酸変性スチレン−ブタジエン共重合樹脂
タフプレン912(スチレン含有率40%)に変更した
以外は実施例1と同様にしてシ−トを作製し、各種物性
を測定した。物性の測定結果を第2表に示す。
【0049】実施例3 ゴム変性共重合樹脂(A−1)の90%の代わりに参考
例2で得られたゴム変性共重合樹脂(A−2)の95%
に、スチレン−ブタジエン共重合樹脂TR2000の1
0%の代わりにスチレン−ブタジエン共重合樹脂TR2
000の5%に変更した以外は、実施例1と同様にして
シ−トを作製し、各種物性を測定した。物性の測定結果
を第2表に示す。
例2で得られたゴム変性共重合樹脂(A−2)の95%
に、スチレン−ブタジエン共重合樹脂TR2000の1
0%の代わりにスチレン−ブタジエン共重合樹脂TR2
000の5%に変更した以外は、実施例1と同様にして
シ−トを作製し、各種物性を測定した。物性の測定結果
を第2表に示す。
【0050】実施例4 ゴム変性共重合樹脂(A−2)の95%を85%に、ス
チレン−ブタジエン共重合樹脂TR2000の5%を1
5%に変更した以外は、実施例2と同様にしてシ−トを
作製し、各種物性を測定した。物性の測定結果を第2表
に示す。
チレン−ブタジエン共重合樹脂TR2000の5%を1
5%に変更した以外は、実施例2と同様にしてシ−トを
作製し、各種物性を測定した。物性の測定結果を第2表
に示す。
【0051】実施例5 ゴム変性共重合樹脂(A−1)の代わりにゴム変性共重
合樹脂(A−2)を、スチレン−ブタジエンブロック共
重合樹脂TR2000の代わりに日本合成ゴム(株)製
のスチレン−ブタジエンブロック共重合樹脂TR282
5(スチレン含有率23%)を使用した以外は、実施例
1と同様にしてシ−トを作製し、各種物性を測定した。
物性の測定結果を第2表に示す。
合樹脂(A−2)を、スチレン−ブタジエンブロック共
重合樹脂TR2000の代わりに日本合成ゴム(株)製
のスチレン−ブタジエンブロック共重合樹脂TR282
5(スチレン含有率23%)を使用した以外は、実施例
1と同様にしてシ−トを作製し、各種物性を測定した。
物性の測定結果を第2表に示す。
【0052】比較例1 スチレン−ブタジエン共重合ゴム(1,2−ビニル結合
の割合:13%、スチレン/ブタジエン重量比:25/
75)7部、スチレン32部、メタクリル酸メチル62
部およびエチルベンゼン10部からなる混合溶液を用い
た以外は参考例1と同様にしてゴム変性共重合樹脂を得
た。かかる樹脂のゴム含有率は9.5%で平均ゴム粒子
径は0.65μmであった。次いで、口径が30mmφ
なる単軸押出機を用いて、実施例1と同様のシ−ト化条
件で厚さ0.3mmのシ−トを作製し、各種物性を測定
した。物性の測定結果を第2表に示す。
の割合:13%、スチレン/ブタジエン重量比:25/
75)7部、スチレン32部、メタクリル酸メチル62
部およびエチルベンゼン10部からなる混合溶液を用い
た以外は参考例1と同様にしてゴム変性共重合樹脂を得
た。かかる樹脂のゴム含有率は9.5%で平均ゴム粒子
径は0.65μmであった。次いで、口径が30mmφ
なる単軸押出機を用いて、実施例1と同様のシ−ト化条
件で厚さ0.3mmのシ−トを作製し、各種物性を測定
した。物性の測定結果を第2表に示す。
【0053】比較例2 ゴム変性共重合樹脂(A−1)と、スチレン−ブタジエ
ンブロック共重合樹脂TR2000とをタンブラーで混
合して用いる代わりに、ゴム変性共重合樹脂(A−1)
を単独で用いる様に変更した以外は実施例1と同様にし
て厚さ0.3mmのシートを作製し、各種物性を測定し
た。物性の測定結果を第2表に示す。
ンブロック共重合樹脂TR2000とをタンブラーで混
合して用いる代わりに、ゴム変性共重合樹脂(A−1)
を単独で用いる様に変更した以外は実施例1と同様にし
て厚さ0.3mmのシートを作製し、各種物性を測定し
た。物性の測定結果を第2表に示す。
【0054】
【表1】
【0055】
【表2】 (第2表中、1)縦はシ−ト押出方向、2)横はシ−ト幅方
向を表したものである。)
向を表したものである。)
【0056】
【発明の効果】本発明によれば、成形品の引張伸びを著
しく改善し、とりわけシート成形品とした場合の引張破
断伸びを著しく改善した熱可塑性樹脂組成物、更にはシ
ート成形品の引張破断伸びを著しく改善した上で、透明
性、耐衝撃強度にも優れる熱可塑性樹脂組成物を提供で
きる。
しく改善し、とりわけシート成形品とした場合の引張破
断伸びを著しく改善した熱可塑性樹脂組成物、更にはシ
ート成形品の引張破断伸びを著しく改善した上で、透明
性、耐衝撃強度にも優れる熱可塑性樹脂組成物を提供で
きる。
Claims (10)
- 【請求項1】 芳香族ビニル化合物と共役ジエン化合物
との共重合ゴム(a−1)の存在下に、芳香族ビニル化
合物(a−2)と、(メタ)アクリル酸アルキルエステ
ル(a−3)とを必須成分としてグラフト共重合させて
得られるゴム変性共重合樹脂(A)と、芳香族ビニル化
合物の重合体ブロックと共役ジエン化合物の重合体ブロ
ックとを必須成分としてなり、かつ芳香族ビニル化合物
の重合体ブロックの含有率が20〜50重量%であるブ
ロック共重合樹脂(B)とを含有してなることを特徴と
する熱可塑性樹脂組成物。 - 【請求項2】 ゴム変性共重合樹脂(A)が、該樹脂
(A)中の共重合ゴム(a−1)の含有率が1〜20重
量%である請求項1記載の組成物。 - 【請求項3】 ゴム変性共重合樹脂(A)中の共重合ゴ
ム(a−1)の平均粒子径が0.1〜0.5μmである
請求項2記載の組成物。 - 【請求項4】 共重合ゴム(a−1)がスチレン−ブタ
ジエン共重合ゴムであり、芳香族ビニル化合物(a−
2)がスチレンであり、かつ(メタ)アクリル酸アルキ
ルエステル(a−3)がメタクリル酸メチルである請求
項1、2または3に記載の組成物。 - 【請求項5】 共重合ゴム(a−1)がスチレン−ブタ
ジエン共重合ゴムであり、芳香族ビニル化合物(a−
2)がスチレンであり、かつ(メタ)アクリル酸アルキ
ルエステル(a−3)がメタクリル酸メチルと炭素原子
数4以上のアルキル基を有するアクリル酸アルキルエス
テルとの混合物である請求項1、2または3に記載の組
成物。 - 【請求項6】 共重合ゴム(a−1)が、ブタジエンに
基ずく不飽和結合のうちの1,2−ビニル結合の割合が
14〜35%であり、かつスチレン骨格含有率が30〜
45重量%のスチレン−ブタジエン共重合ゴムである請
求項4または5記載の組成物。 - 【請求項7】 芳香族ビニル化合物(a−2)と(メ
タ)アクリル酸アルキルエステル(a−3)との重量比
(a−2)/(a−3)が15/85〜60/40とな
る範囲で用いる請求項1〜6のいずれか1つに記載の組
成物。 - 【請求項8】 ゴム変性共重合樹脂(A)が、25℃で
のトルエン不溶分含有率が4〜22重量%、25℃での
トルエンによる膨潤指数が11〜19で、かつトルエン
不溶分含有率/膨潤指数が0.15〜1.20重量%で
ある請求項1〜7のいずれか1つに記載の組成物。 - 【請求項9】 ブロック共重合樹脂(B)が、スチレン
−ブタジエンブロック共重合樹脂である請求項4〜8の
いずれか1つに記載の組成物。 - 【請求項10】 ブロック共重合樹脂(B)が、カルボ
ン酸基を含有する酸変性スチレン−ブタジエンブロック
共重合樹脂である請求項4〜8のいずれか1つに記載の
組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23356892A JPH0680855A (ja) | 1992-09-01 | 1992-09-01 | 熱可塑性樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23356892A JPH0680855A (ja) | 1992-09-01 | 1992-09-01 | 熱可塑性樹脂組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0680855A true JPH0680855A (ja) | 1994-03-22 |
Family
ID=16957116
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23356892A Pending JPH0680855A (ja) | 1992-09-01 | 1992-09-01 | 熱可塑性樹脂組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0680855A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002193378A (ja) * | 2000-10-19 | 2002-07-10 | Denki Kagaku Kogyo Kk | 透明な電子部品包装用成形体 |
JP2019073645A (ja) * | 2017-10-17 | 2019-05-16 | テクノUmg株式会社 | 熱可塑性樹脂成形品及び組成物 |
-
1992
- 1992-09-01 JP JP23356892A patent/JPH0680855A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002193378A (ja) * | 2000-10-19 | 2002-07-10 | Denki Kagaku Kogyo Kk | 透明な電子部品包装用成形体 |
JP2019073645A (ja) * | 2017-10-17 | 2019-05-16 | テクノUmg株式会社 | 熱可塑性樹脂成形品及び組成物 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR20020037767A (ko) | 괴상 중합된 고무에 의해 개질된 모노비닐리덴 방향족공중합체 조성물 | |
JPH0680855A (ja) | 熱可塑性樹脂組成物 | |
JP3353844B2 (ja) | ゴム変性共重合樹脂の製法およびゴム変性共重合樹脂組成物 | |
JPH06220278A (ja) | 樹脂組成物 | |
JP4051770B2 (ja) | スチレン系樹脂組成物及びその製造方法 | |
JPH01279943A (ja) | スチレン系樹脂 | |
JP2002020575A (ja) | ゴム変性芳香族ビニル系共重合樹脂組成物 | |
JP3939036B2 (ja) | 新規なゴム状重合体組成物及び耐衝撃性スチレン系樹脂組成物 | |
JP5089839B2 (ja) | 新規なゴム変性芳香族ビニル系共重合樹脂混合組成物 | |
JP3603917B2 (ja) | 成形品の表面外観特性と耐衝撃性に優れるゴム変性スチレン系樹脂組成物 | |
JP4663107B2 (ja) | ゴム変性芳香族ビニル系共重合樹脂組成物およびその製造方法 | |
JP2002047387A (ja) | スチレン系樹脂組成物 | |
JP4834262B2 (ja) | 透明な電子部品包装用成形体 | |
JP3589369B2 (ja) | ゴム変性スチレン系樹脂組成物 | |
JP4260304B2 (ja) | ゴム変性芳香族ビニル樹脂組成物の製造方法 | |
JP2001089620A (ja) | ゴム変性芳香族ビニル樹脂組成物 | |
JPH08199021A (ja) | 成形性に優れたゴム変性スチレン系樹脂組成物 | |
JP4233614B2 (ja) | ゴム変性共重合樹脂組成物及びその製法 | |
JP7008436B2 (ja) | 延伸シート及びその成形品 | |
JP4020636B2 (ja) | 透明な耐衝撃性樹脂組成物 | |
JP2000178403A (ja) | ゴム変性芳香族ビニル樹脂組成物およびその製造方法 | |
JPH0827234A (ja) | ゴム変性スチレン系樹脂組成物 | |
JP2683613B2 (ja) | スチレン系樹脂から成る射出成形品 | |
JPH03220255A (ja) | 熱可塑性樹脂組成物 | |
JPH08193161A (ja) | 耐衝撃性透明樹脂組成物 |