JPH068016Y2 - 提手付組立式包装用紙箱 - Google Patents

提手付組立式包装用紙箱

Info

Publication number
JPH068016Y2
JPH068016Y2 JP17012688U JP17012688U JPH068016Y2 JP H068016 Y2 JPH068016 Y2 JP H068016Y2 JP 17012688 U JP17012688 U JP 17012688U JP 17012688 U JP17012688 U JP 17012688U JP H068016 Y2 JPH068016 Y2 JP H068016Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
piece
side walls
side wall
pair
paper box
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP17012688U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0290221U (ja
Inventor
勇 岩阪
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
THE PACK CO., LTD.
Original Assignee
THE PACK CO., LTD.
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by THE PACK CO., LTD. filed Critical THE PACK CO., LTD.
Priority to JP17012688U priority Critical patent/JPH068016Y2/ja
Publication of JPH0290221U publication Critical patent/JPH0290221U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH068016Y2 publication Critical patent/JPH068016Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cartons (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、包装用紙箱、例えばケーキ、フライドチキ
ン等の食品の持ち帰り用の容器として好適に使用される
提手付組立式包装用紙箱に関する。
従来技術とその課題 ケーキ、フライドチキン等の食品の持ち帰り用の容器と
して用いられる包装用紙箱は、不使用時にはコンパクト
な折畳み状態で保管しておき、使用に際して迅速に組み
立て可能なものであることが要求される。そのために、
従来、紙箱の底部が前後左右の側壁の下端縁から連設さ
れた4つの底板片から構成され、該底板片どうしが所定
箇所において予め重合貼着されて、四側壁をその折畳み
状態から組み立てて箱形態とする際に、非貼着状態の一
対の底板片が自動的に組合されることにより、所期する
底部が得られるようになされた型式のものが一般に採用
されている(実公昭61−19046号公報等参照)。
ところが、このような型式の紙箱の底部は、上記のよう
な底板片の組み合せ重合状態においても、厳密には隙間
を有している。従って、このような紙箱にフライドチキ
ン等の油で揚げたいわゆる揚げ物を収納すると、揚げ物
から染み出した油が前記隙間から紙箱の外へ漏出して携
行者の衣服等を汚してしまう虞がある。
この考案は、このような問題点に鑑みてなされたもの
で、収納物から染みだした油等が漏出する虞がなく、か
つ簡単な操作で迅速に組立てることが可能な提手付包装
用紙箱を提供することを目的としている。
課題を解決するための手段 上記目的を達成するために、この考案に係る提手付包装
用紙箱は、厚紙、段ボールないしは合成樹脂シート等の
腰のあるシート材料からなり、底壁の周縁から折目を介
して前後左右の各側壁が連設され、隣接する側壁どうし
が折畳用の斜状折目を備えた連結片によって連結されて
なる型式の包装用紙箱であって、一対の対向する側壁の
上端縁から組立時に合掌状に重合される提手片を備えた
上壁が連設される一方、他の一対の対向する側壁の上端
に側壁延長片が連設され、該側壁延長片の先端に、前記
提手片の両端部に設けられた切欠き部に係止しうる切り
溝を有する係止片が連設されると共に、該一対の側壁の
内面に前記連結片の三角状折半部が貼着され、前記上壁
の左右両側縁の少なくとも下端部に延設された突片の前
記上壁との境界近傍位置の下部に切欠き部が設けられる
一方、前記側壁および側壁延長片の対応位置に前記切欠
き部に係止する係止突片が設けられてなる構成を採用し
ている。
作用 この考案の紙箱では、底壁の周縁から前後左右の各側壁
が連設され、該側壁どうしが折畳用の斜状折目を有する
連結片を介して連結されているから、箱形態に組み立て
た際に底部に隙間が生じることがない。
また、前記連結片の三角状折半部のうち延長片を有する
側壁がわの折半部が該側壁の内面に貼着されることによ
り、該側壁を起立させると他の一対の側壁も連動して自
動的に起立すると共に、上壁の左右両側縁に設けられた
突片の切欠き部に左右側壁およびその延長片の対応位置
に設けられた係止突片を係止させることにより、前後左
右側壁の起立状態が安定良く保持される。
さらに、提手片の切欠き部に側壁延長片の係止片を係止
させることにより、上壁と側壁延長片とによる紙箱の開
口上方の閉蓋が確実に行なわれると共に、提持携行も安
定良く行える。
実施例 以下、この考案を図示実施例に基づいて説明する。
この考案に係る提手付組立式包装用紙箱は、第3図に示
すとおり、全体が一枚のシートから形成されている。シ
ート材料としては、厚紙、段ボール、合成樹脂シート等
の腰のあるシート材料から任意に選択される。
(1)は長方形の底壁で、その周縁からは前後左右の側
壁(2)(3)(4)(5)が各折目(21)(22)(2
3)(24)を介して連設されている。前記各側壁は隣接
する側壁どうしが各々連結片(6)(6)(6)(6)
によって連結されている。該連結片は各側壁の側端から
縦折目(25)(26)を介して連成され、その下隅部から
対角線上に折畳用の斜状折目(7)が設けられている。
この斜状折目(7)から二つ折にされた三角状折半部
(6a)(6b)のうち左右側壁側の折半部(6a)が
左右側壁(4)(5)の内面に貼着されて、組立時に一
対の側壁を起立させると、他の一対の側壁もこれに連動
して自動的に起立するものとなされている。
(8)は前後側壁(2)(3)の上端から折目(27)を
介して連設された上壁、(9)はこの上壁の上端縁から
折目(28)を介して連設された提手片で、一方の提手片
(9)の中央部に提手孔(10)が穿設される一方、他方
の提手片(9)の前記提手孔(10)との対応位置にも同
様の提手孔(10)が設けられているが、この提手孔(1
0)を形成するために提手片(9)から切断されるべき
余剰片(11)が折目(29)を介して提手片(9)につな
がった状態のまま残されている。またいずれの提手片
(9)(9)もその長さ方向の両端の上端部にV字状の
切欠き部(12)(12)が設けられ、後述する係止片(1
6)を係止して一対の提手片(9)(9)の合掌状態を
保持することにより、紙箱の開口部が閉蓋されるように
なされている。前記上壁(8)の左右両側縁からは突片
(13)(13)が延設され、該突片の上壁(8)との境界
近傍位置の下部に設けられた切欠き部(14)に後述する
係止突片(18)が係止されることにより、前後左右側壁
(2)(3)(4)(5)の起立状態が保持されるよう
になされている。
(15)は左右側壁(4)(5)の上端から延設された側
壁延長部で、その上端縁は半円状に形成されると共に、
上端中央部に前記提手片の切欠き部(12)に係止しうる
切り溝(17)を有する係止片(16)が突設されている。
また、各側壁延長片(15)(15)の左右両側縁の各々の
下端部から側壁の上端部に跨がって、すなわち組立状態
における前記上壁の突片(13)の切欠き部(14)との対
応位置に、該切欠き部(14)に係止しうる係止突片(1
8)が突設されている。
而して、上記構成を有する提手付組立式包装用紙箱を、
その展開状態から、組み立てるには、まず前側壁(2)
を連結片(6)(6)と共に、底壁(1)の内面側に折
曲げ、連結片(6)(6)の左右側壁側の三角状折半部
(6a)(6a)を左右側壁(4)(5)の内面に貼着
し、上壁(8)を前側壁(2)の外面側に折返す。次ぎ
に、後側壁(3)及びその上壁(8)を前記前側壁
(2)及びその上壁(8)と同様に折曲げると共に、後
側壁(3)の連結片(6)(6)の三角状折半部(6
a)(6a)を左右側壁(4)(5)の内面に貼着し
て、第2図に示すような折畳み状態とする。あるいは後
側壁(3)の上壁(8)を後側壁(3)側に折返さない
で前側壁(2)の上壁(8)に重合させた状態とする。
いずれにせよ、使用に供する迄は、このようなコンパク
トな折畳み状態のまま輸送、運搬、保管されるものであ
る。
使用に際して、前記折畳み状態から組み立てるには、左
右側壁(4)(5)を同時に起立させると、連結片
(6)(6)(6)(6)によって左右側壁(4)
(5)に連結されている前後壁(2)(3)もそれに連
動して自動的に起立する。そして、左右側壁(4)
(5)を底壁(1)に対して垂直となる状態にまで起立
させると、第5図に示すように左右側壁(4)(5)の
左右両側端に設けられた係止突片(18)が上壁(8)の
突片に設けられた切欠き部(14)(14)に係止して、前
後左右側壁(2)(3)(4)(5)の起立状態が保持
される。従って、この状態では側壁が斜め、左右等にず
れ動くことがないので、食品等の収納も行い易い。
最後に、一対の提手片(9)(9)を合掌させるように
重合させた状態で、側壁延長部の係止片(16)(16)を
提手片(9)(9)のV字状切欠き部(12)(12)に係
止させることによって、提手片(9)(9)の合掌状態
が保持されると共に、紙箱の開口上方が上壁(8)
(8)及び側壁延長片(15)(15)に包囲された状態と
なり第4図に示すような所期する包装形態が実現され
る。
そして、この紙箱を提持携行する際には、一方の提手片
(9)の余剰片(11)を他方の提手片(9)側に折曲げ
た状態にして提手孔(10)に手を差しいれて提手片
(9)(9)を把持することにより行うのである。
なお、この考案に係る提手付組立式包装用紙箱の細部構
成については上記例示以外に種々設計変更可能であり、
例えば側壁延長部の上端縁をハ字状の斜辺としてもよ
い。また、提手片(9)の横幅を前後側壁の横幅よりも
短めにして、組み立て状態において側壁延長片(15)
(15)が傾斜面となるようにしても良い。
考案の効果 上述の次第で、この考案に係る提手付組立式包装用紙箱
は、一対の側壁(4)(5)を起立させると、他の一対
の側壁(2)(3)も自動的に起立し、上壁(8)の突
片(13)に設けられた切欠き部(14)に側壁(4)
(5)の対応位置に突設された係止突片(18)を係止さ
せることにより、各側壁(2)(3)(4)(5)の起
立状態が確実に保持され、箱形態への組み立て操作を極
めて簡単な操作で行うことができる。しかも、この各側
壁の起立状態において、各側壁がずれ動くことが無いの
で、被収納物の収納が行い易いことはもとより、一対の
提手片(9)(9)を正確に合掌状に重合させてその両
端のV字状切欠き部(12)(12)に係止片(16)(16)
を係止させる操作、すなわち上壁(8)(8)と側壁延
長片(15)(15)とによる紙箱の開口上方の閉蓋も迅速
に行うことができ、店頭での組み立て、包装に好適に使
用することができる。
また、各側壁(2)(3)(4)(5)が底壁(1)の
周縁から連設され、隣接する側壁どうしは、折畳用の斜
状折目(7)を有する連結片(6)によって連結された
ものであるから、紙箱の底部に隙間等が生じることがな
く、もって紙箱内に収納・包装した食品等から油等が染
み出した場合にも、それが紙箱外へ漏出することを防止
でき、提持携行する者の衣服等を汚す虞がない。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案に係る提手付組立式包装用紙箱を示すも
のであって、第1図は提手付組立式包装用紙箱の組み立
て途上の斜視図、第2図は同紙箱をコンパクトに折畳ん
だ状態の平面図、第3図は同紙箱の展開状態の平面図、
第4図は同紙箱の組み立て包装後の全体斜視図、第5図
は第4図V−V線断面図である。 (1)……底壁、(2)……前側壁、(3)……後側
壁、(4)……左側壁、(5)……右側壁、(6)……
連結片、(6a)……三角状折半部、(7)……斜状折
目、(8)……上壁、(9)……提手片、(10)……提
手孔、(12)……切欠き部、(13)……突片、(14)…
…切欠き部、(15)……側壁延長片、(16)……係止
片、(17)……切り溝、(18)……係止突片、(21)〜
(29)……折目。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】厚紙、段ボールないしは合成樹脂シート等
    の腰のあるシート材料からなり、底壁の周縁から折目を
    介して前後左右の各側壁が連設され、隣接する側壁どう
    しが折畳用の斜状折目を備えた連結片によって連結され
    てなる型式の包装用紙箱であって、一対の対向する側壁
    の上端縁から組立時に合掌状に重合される提手片を備え
    た上壁が連設される一方、他の一対の対向する側壁の上
    端に側壁延長片が連設され、該側壁延長片の先端に、前
    記提手片の両端部に設けられた切欠き部に係止しうる切
    り溝を有する係止片が連設されると共に、該一対の側壁
    の内面に前記連結片の三角状折半部が貼着され、前記上
    壁の左右両側縁の少なくとも下端部に延設された突片の
    前記上壁との境界近傍位置の下部に切欠き部が設けられ
    る一方、前記側壁および側壁延長片の対応位置に前記切
    欠き部に係止する係止突片が設けられてなることを特徴
    とする提手付組立式包装用紙箱。
JP17012688U 1988-12-28 1988-12-28 提手付組立式包装用紙箱 Expired - Lifetime JPH068016Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17012688U JPH068016Y2 (ja) 1988-12-28 1988-12-28 提手付組立式包装用紙箱

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17012688U JPH068016Y2 (ja) 1988-12-28 1988-12-28 提手付組立式包装用紙箱

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0290221U JPH0290221U (ja) 1990-07-17
JPH068016Y2 true JPH068016Y2 (ja) 1994-03-02

Family

ID=31460794

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17012688U Expired - Lifetime JPH068016Y2 (ja) 1988-12-28 1988-12-28 提手付組立式包装用紙箱

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH068016Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200446593Y1 (ko) * 2009-03-13 2009-11-11 고인홍 포장용 종이상자

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200446593Y1 (ko) * 2009-03-13 2009-11-11 고인홍 포장용 종이상자

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0290221U (ja) 1990-07-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4362265A (en) Container
JPH068016Y2 (ja) 提手付組立式包装用紙箱
US2709033A (en) Case for cigarettes and like articles and blank for forming the same
GB2216879A (en) Packaging container and blank
JPH08169436A (ja) ボトムロック式紙箱
JPH086739Y2 (ja) 提手付包装用紙箱
JPH0242571Y2 (ja)
JPH06337Y2 (ja) 包装用箱
JPS6344347Y2 (ja)
JPH0128017Y2 (ja)
JPS6219532Y2 (ja)
JPH0734821Y2 (ja) 表示可能な包装用箱
JPS6221543Y2 (ja)
JP3077144U (ja) 包装用紙箱
JPH0411951Y2 (ja)
JPH0242574Y2 (ja)
JPH0323017U (ja)
JPS609141Y2 (ja) 組立紙函
JPS5844540B2 (ja) 被収納物の保持構造を有する収納箱
JPS621110Y2 (ja)
JPS6018336Y2 (ja) 組立紙箱
JPS627548Y2 (ja)
JPH0720015Y2 (ja) 包装用箱
JP2534657Y2 (ja) 包装箱における商品保持装置
JPS6323296Y2 (ja)