JPH0680093U - 真空2重管 - Google Patents

真空2重管

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Publication number
JPH0680093U
JPH0680093U JP2038193U JP2038193U JPH0680093U JP H0680093 U JPH0680093 U JP H0680093U JP 2038193 U JP2038193 U JP 2038193U JP 2038193 U JP2038193 U JP 2038193U JP H0680093 U JPH0680093 U JP H0680093U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bellows
inner pipe
pipe
vacuum double
double tube
Prior art date
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Pending
Application number
JP2038193U
Other languages
English (en)
Inventor
悟 西脇
博 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Zojirushi Corp
Original Assignee
Zojirushi Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Zojirushi Corp filed Critical Zojirushi Corp
Priority to JP2038193U priority Critical patent/JPH0680093U/ja
Publication of JPH0680093U publication Critical patent/JPH0680093U/ja
Pending legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Joints Allowing Movement (AREA)
  • Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)
  • Thermal Insulation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 保温性が高く、温度変化による内パイプの変
形を許容しつつ、該内パイプの外パイプへの接触を阻止
する。 【構成】 外パイプ1と内パイプ2とからなる。両パイ
プ1,2の間に形成される空間は真空引きされている。
前記内パイプ2の途中はベローズ6で構成されている。
該ベローズ6近傍の内パイプ2の少なくとも一方には振
止め部材7が固定されている。該振止め部材7の側壁は
前記ベローズ6の外周部に位置し、内パイプ2の熱伸縮
以外の変形に伴う前記ベローズ6の変形を阻止する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は真空2重管に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、液体等を高温あるいは低温のままで輸送するために周囲の雰囲気温度の 影響を受けにくい真空2重管を使用していた。この真空2重管は内パイプと外パ イプとからなり、外パイプの両端部が閉塞されて両パイプの間に形成された空間 は真空引きされている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、前記真空2重管では、管内外の温度差、流れる液体等の種類( 例えば、低温液体と洗浄液)、あるいは、流れる流体自身の温度変化により、内 パイプの熱伸縮率が変化するので、内パイプと外パイプとの接合部分に亀裂を生 じることがある。 本考案は前記問題点に鑑み、温度変化による内パイプの変形を許容し得る真空 2重管を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は前記目的を達成するため、外パイプと内パイプとからなり、両パイプ の間に形成される空間を真空引きしてなる真空2重管において、前記内パイプの 途中をベローズで構成したものである。前記両パイプを所定の曲率で屈曲させて この屈曲部分よりも端部側に前記ベローズを位置させるようにしてもよく、また 、該ベローズ近傍の内パイプの少なくとも一方に振止め部材を固定し、該振止め 部材の側壁を前記ベローズの外周部に位置させて、内パイプの熱伸縮以外の変形 に伴う前記ベローズの変形を阻止するようにしてもよい。
【0005】
【作用】 前記構成によれば、温度変化により内パイプが変形してもベローズによって外 パイプとの接合部分への影響が緩和される。特に、両パイプが屈曲している場合 には、前記接合部分に亀裂等の発生しやすい方向、すなわち、軸方向と略直交方 向に変形するが、ベローズはこの変形をも十分に吸収し得る。また、内パイプの 自重によりベローズが変形しても、このベローズは振止め部材の側壁に当接して それ以上の変形を阻止される一方、この内パイプの熱変形に伴うベローズの変形 によっては振止め部材が干渉することはない。
【0006】
【実施例】
次に、本考案の実施例について添付図面に従って説明する。 図1は液体窒素等の低温液体の輸送に使用される真空2重管を示している。こ の真空2重管は外パイプ1と内パイプ2とから構成されている。外パイプは直線 部1aと、この直線部1aの両端にそれぞれ接続される2つの屈曲部1bとから なる。外パイプ1の両端部には蓋体3が設けられ、両パイプ1,2の間には空間 が形成されている。この空間は前記外パイプ1の中央部に設けたチップ管4を介 して真空引きされ、5に示すゲッターにより所定の真空状態とされている。なお 、前記チップ管4は真空引きに使用された後、溶着等により封止され、カバー4 aによって覆われる。
【0007】 前記内パイプ2はU字形の湾曲部2aと直線部2bとからなり、これらは前記 外パイプ1の屈曲部1b内でベローズ6を介して接続されている。このベローズ 6近傍に位置する内パイプ2の直線部2bには振止め部材7の一端面が固定され ている。この振止め部材7は図4に示すように断面略U字形で、一方すなわち内 パイプ2が熱収縮して変形する方向に開口している。また、その側壁は前記ベロ ーズ6に沿っている。前記内パイプ2の直線部2bは、前記蓋体3に接続した小 径外パイプ8に挿通して2重管となっている。
【0008】 このような構成の真空2重管は次のようにして組み立てられる。 すなわち、まず、内パイプ2と湾曲部2aにおいて、湾曲部2aがストレート の状態で直線部1aを挿入し、その後、湾曲加工を行なうことによって湾曲部2 aを形成する。そして、内パイプ2の湾曲部2a両端から外パイプ1の屈曲部1 bを外装し、この屈曲部1bを外パイプ1の直線部1aに溶接する。続いて、内 パイプ2の位置を一端側にずらして外パイプ1から突出させることにより、それ ぞれベローズ6を介して内パイプ2の直線部2bを接続する。この場合、内パイ プ2の直線部2bには予め振止め部材7を固定しておくとともに、前記内パイプ 2の直線部2bには蓋体3を一体化した小径外パイプ8を外装しておく。その後 、前記蓋体3を外パイプ1の端部に溶接することにより真空2重管が形成される 。
【0009】 このようにして形成された真空2重管は、液体窒素等の低温液体の輸送に使用 される。この低温液体の輸送時には内パイプ2は温度低下により収縮して右側に 変形しているが(図3中実線で示す)、前述のように振止め部材7はこの方向に 開口しているため、ベローズ6が振止め部材7に干渉することはない。また、内 パイプ2が自重により他の方向に変形しようとしても、振止め部材7の側壁が当 接してそれ以上の変形を阻止するので、内パイプ2が外パイプ1の内面に接触す ることはない。
【0010】 なお、前記実施例では、低温液体の輸送用のものについて説明したが、パラフ ィンワックスのような高温液体にも使用でき、この場合には前記振止め部材7と は反対側を開口させる必要がある。勿論、この振止め部材7の形状は開口部のな い断面略楕円形状等であってもよく、これによればその強度が高くなるという利 点がある。 また、前記実施例では液体を輸送するようにしたが、気体であってもよい。
【0011】 さらに、前記実施例では説明を省略したが、真空2重管から突出する内パイプ 2の接続部分近傍にシリコンコードヒータ9を巻回して加熱するようにしてもよ い。すなわち、前記内パイプ2を他のパイプに接続する場合、通常フランジが使 用されるが、このフランジは内パイプ2の端部に直接ろう付け等により固定され ているため、この部分では外気とは1重管と同じ関係となる。したがって、従来 はこの接続部分の外周を断熱材で覆う必要があったが、前記ヒータ9を設ければ 、前記パラフィンワックス等の高温液体を輸送する場合に、例えば、工場の休止 等により一旦流動を停止させても、前記高温液体の温度が降下して配管内で粘度 が著しく上昇したり、固化したりすることがなく、再稼働する場合に良好な流動 状態を得ることができる。
【0012】
【考案の効果】
以上の説明から明らかなように、本考案に係る真空2重管によれば、内パイプ をベローズを介して接続するようにしたので、内パイプの熱伸縮による影響を吸 収して従来のような亀裂等の発生を防止することができる。特に、両パイプを屈 曲させた場合に、この屈曲部よりも端部側にベローズを位置させるようにすれば 、さらに効果が高まる。 また、振止め部材を設けて前記ベローズの不要な変形を阻止するようにしたの で、内パイプが外パイプの内面に接触して真空2重管の機能を発揮しないといっ た不具合も防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施例に係る真空2重管の断面図である。
【図2】 図1の部分拡大図である。
【図3】 図2に示す内パイプの使用時の変形状態を示
す断面図である。
【図4】 図2の斜視図である。
【図5】 他の実施例に係る内パイプの保温状態を示す
断面図である。
【符号の説明】
1…外パイプ、2…内パイプ、6…ベローズ、7…振止
め部材。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外パイプと内パイプとからなり、両パイ
    プの間に形成される空間を真空引きしてなる真空2重管
    において、前記内パイプの途中をベローズで構成したこ
    とを特徴とする真空2重管。
  2. 【請求項2】 前記両パイプを所定の曲率で屈曲すると
    ともに、前記ベローズをこの屈曲部分よりも端部側に設
    けたことを特徴とする請求項1に記載の真空2重管。
  3. 【請求項3】 前記ベローズ近傍の内パイプの少なくと
    も一方に振止め部材を固定し、該振止め部材の側壁を前
    記ベローズの外周部に位置させて、内パイプの熱伸縮以
    外の変形に伴う前記ベローズの変形を阻止するようにし
    たことを特徴とする請求項1又は2に記載の真空2重
    管。
JP2038193U 1993-04-20 1993-04-20 真空2重管 Pending JPH0680093U (ja)

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JP2038193U JPH0680093U (ja) 1993-04-20 1993-04-20 真空2重管

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JP2038193U JPH0680093U (ja) 1993-04-20 1993-04-20 真空2重管

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JPH0680093U true JPH0680093U (ja) 1994-11-08

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ID=12025468

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JP (1) JPH0680093U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012163129A (ja) * 2011-02-04 2012-08-30 Taiyo Nippon Sanso Corp 低温液化ガス移送装置
JP2013533946A (ja) * 2010-06-18 2013-08-29 スピラックス‐サルコ リミテッド 断熱流体ダクト

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JP2013533946A (ja) * 2010-06-18 2013-08-29 スピラックス‐サルコ リミテッド 断熱流体ダクト
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