JPH04155187A

JPH04155187A - 蓄熱装置

Info

Publication number: JPH04155187A
Application number: JP2258898A
Authority: JP
Inventors: Oskar Schatz; オスカー．シャッツ
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1990-03-06
Filing date: 1990-09-28
Publication date: 1992-05-28
Also published as: DE4007003A1; DE4007003C2; US5165467A

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野〉本発明は蓄熱装置に係り、特に送熱流体用のダクトと排
熱流体用のダクトの容器内での長さと方向とを調節可能
な蓄熱装置に関する。

（従来の技術）この種の蓄熱装置は、西独特許第ＤＥ　３７２５１６５
−Ａ号公報に開示され、開示に係る蓄熱装置では容器内
に配設されるタフ）−の直線部分は、外側容器から曲が
り部まで延長されていて、曲がり部にはその下端及び上
端にそれぞｈ短かいベロ一部が設けられている。

この従来の蓄熱装置によると、組立時にある程度の製作
誤差が許容され、曲がり部と外側容器の壁面間のダクト
長を変更することかできる。また、所定の限度内でベロ
ー状部間に配置されるダクト部分の長手の方向を変化さ
せることかでき、さｔに熱効果による膨張を許容するこ
とが可能となイ〈発明が解決しようとする課題〉利用可能な占有空間か小さい時には、この種グ蓄熱装置
の寸法は小さいことが望ましい。しかし前述の西独特許
第ＤＥ　３７２５１６５−Ａ号公報に開示されている蓄
熱装置では、外側容器と内側容器とグ間隙が比較的大き
い。

この種の蓄熱装置では、組立時に内側容器は夕（側容器
の中に挿入され所定位置に取り付けられるこの場合、内
側容器は外側容器内の予定最終位画から偏って位置され
、内側容器の周辺を過ぎて延長されるダクト端が、内側
容器の挿入を妨害することはない。これらのダクト端が
、外側容器内に設けられている開口と整合すると、内側
容器は予定最終位置に置かれ、ダクト端は開口を通して
外側方向に押される。次いで内側容器は予定最終に取り
付けられ、ダクト端は外側容器とシール結合される。

ところで、絶縁空間の機能を損うことなく外側、　　容
器と内側容器間の隙間を数膿、例えば５ｍｍまで）。　
　減らすことができる。この場合、製作技術上の理由で
戻りダクトは、比較的簡単に且つ確実なシー）　　ル結
合とするため外側容器の外部にさらに延長することが必
要である。

一方で、ダクトは組立時に内側容器内に挿入可）　　能
であるため、外側容器と内側容器間の隙間を減少させる
と、内側容器が予定最終位置まで充分外、　　側に移行
できなくなることがある。

本発明は前述したようなこの種の蓄熱装置の現状に鑑み
てなされたものであり、その目的は外側容器と内側容器
間の隙間を減少させ全寸法を小さくしても簡単且つ確実
に組立てを行うことができる蓄熱装置を提供することに
ある。

（課題を解決するための手段）前記目的を達成するために、本発明は基本的に蓄熱コア
を備えた内側容器と、この内側容器との間に減圧絶縁空
間を形成するように前記内側容器を取り巻いて配設され
る外側容器と、前記外側容器外から、前記減圧絶縁空間
に曲がり部を位置させて、前記内側容器内に延長される
送熱流体用の第１のダクト及び排熱流体用の第２のダク
トとを有し、前記第１のダクト及び前記第２のダクトの
前記外側容器の近傍に位置する部分には、前記両ダクト
の長さと軸方向の調節部が設けられ、前記調節部は前記
両ダクトを等しく変形するように構成されている。

（作用）二のような構成となっているのて′、供給ダクト（第１
のダクト）と戻りダクト（第２のダクト〉とを、内側容
器とシール結合されているダクトが、内側容器を外側容
器内に挿入することを妨害出来ない程度まで少くとも引
張り乍ら結合することが可能である。内側容器が外側容
器内の所定位置に固定される時、ダクトは曲がり部の近
傍で下方に曲げられ、又同時に外側容器上の開口に嵌合
するのに必要な角度まで上方に移行される。ダクトが開
口と嵌合すれば、ダクトは開口を通して下方に押され、
曲がり部はその最終的な形状に達しそのあとで開口の近
くでダクトは外側容器にシールして結合される。

（実施例）以下、本発明の一実施例を図面を参照して説明する。

第１図は実施例の構成を示す切開図、第２図は実施例の
要部の説明図であり、第１図では第１のダクトは取付時
の状態を、第２のダクトは組立最終位置を示している。

第１図及び第２図に示すように、実施例に係る蓄熱装置
は円筒形内側容器１０と、円筒形外側容器１２とから成
り、その間に絶縁空間１４が形成される。

第１のダクトである供給ダクト１６と第２のダクトであ
る戻りダクト１８とは内側容器１０の端壁２０の上部で
これに結合され、且つ絶縁空間１４を経て外側容器１２
の外部に垂直下方に延長配設されている。

前記外側容器１２は講２２により強化されたチューブ状
ケーシング２４を形成しており、且つ外側容器１２とそ
の中の内側容器１０とは、数ｍ程度の保かの距離を隔て
て対向配置され、二つの端壁２６．２８がチューブ状ケ
ーシング２４の中に設けられている。

また、吊下げ要素３０が左側の端壁２６の近くに配置さ
れ、例えば溶接の手段で取付けられている。

同様にして別の吊下げ要素３２が右側の端壁２８の近く
に配置されてケーシング２４の内面に取付けられ、結合
ボルト５４．５６により内側容器１０に結合されている
。

内側容器１０の左側の端壁２０の中心位置に、圧縮巻き
ばね３６用の案内スリーブ３４が装架され、圧縮巻きば
ね３６は内側容器１０と外側容器１２との間でこれらの
容器１０．１２の軸線上に中心を持つように置かれる。

端壁２０と対向する外側容器１２の端壁２６も又圧縮ば
ね３６用の案内スリーブ３８を持ち、このスリーブには
圧縮ばね３６の有効長を修正するための軸線方向調節可
能な挿入体４０が設けられる。

実施例においては吊下げ要素３０は主として、内側容器
１０と外側容器１２どの間で軸線方向の整合を行うよう
に機能し、−力量下げ要素３２は主としてこれらの容器
１０．１２の間の半径方向の距離を設定するように機能
し、同時にこれらの容器１０．１２が互いに捩れるのを
防いでいる。

供給ダクト１６と戻りダクト１８とは、はぼ水平方向に
内側容器１０の端壁２０から突出しており、各々のダク
ト１６．１８には、夫々曲がり部４２．４４か設けられ
、曲がり部４？、４４は夫々直線部分４６．４８に連結
されている。これらの直線部分４６．４８はほぼ垂直下
方に延長され、ダクト１６．１８か嵌合されている開口
の近くから外側容器１２を貫通して延長され、外側容器
１２外の結合パイプ５０．５２に連結されている。

また、曲がり部４２．４４の外側容器１２の壁面側に調
節部５８．６０が設けられ、ダクト１６．１８の前述の
調節部５８．６０は夫々ベロー形状となっていて、この
ベロー形状の部分には、曲がり部４２．４４に結合する
直線部分４６．４８が連結されている。

第１図に示すように、供給夕′クト１６、及び戻りダク
ト１８は引張り状態で内側容器１０に結合されているの
で、これらのダクト１６．１８は、内側容器１０と外側
容器１２どの間の隙間が小さいにも拘わらず外側容器１
２内への内側容器１０の挿入を妨げることはない。この
場合吊下げ要素３２．３０を取付けてから、内側容器１
０か外側容器１２に対してその最終位置に配置される。

このため曲がり部４２．４４の近くでは、供給ダクト１
６、及び戻りダクト１８は一方では下方に向き、他方で
は夫々ベロー状の調節部５８．６０を一緒に押す二とに
より、直線部分４６．４８の中に上方に押込まれること
になり、これらのダクト１６．１８を通すため外側容器
１２内に設けられた開口に結合パイプ５０．５２か嵌合
する程度までダクト１６．１８は軸線方向に短縮される
。このあと、曲がり部４？、４４の各々は戻りダクト１
８に関して第１図に示すその最終位置に動かされ、直線
部分４６．４８は、結合パイプ５０．５２かその最終位
置に達する程度まで引張られ、このあとで結合パイプ５
０．５２と外側容器１２との間に液密結合か構成され、
外側容器１２は端壁２６．２８により閉じられる。

このように実施例においては、供給ダクト１６及び戻り
ダクト１８の外側容器１２の近傍に、ダクトの長さと長
手の方向を調節できる調節部５８．６０か設けられてい
るので、組立時に製作誤差が許容されさらに作動時に生
ずる熱膨張を吸収し、内側容器１０及び外側容器１２に
歪み及び振動が生ずることを防止して供給ダクト１６及
び戻りダクト１８の能力を改善する。

また曲がり部４２．４４は、曲がり部に下方から連なる
ダクト部分の上端の変形可能部分を取換えるため有利に
使うことか出来る。しかし、外側容器１２から曲がり部
４２．４４に連なるタ゛クト部分の前記的がり部に近い
部分内に、等しく変形の出来る調節部５８．６０が置か
れていることか特に好都合である。特に好都合な設計で
は調節部５８．６０はベロー状に形成され、曲がり部４
２．４４の近くのダクト部分まで延長され、これが曲が
り部４２．４４を外側容器１２に近い変形可能部分に結
合している。

（発明の効果〉以上詳細に説明したように、本発明は第１のダクト及び
第２のダクトの外側容器の近傍に、これらダクトの長さ
と長手の方向を調節する調節部が設けられているので、
組立時に製作誤差が許容され、外側容器内での内側容器
の組立時の移動がスムーズに行われ、作動時に生じる熱
膨張が吸収され、内側容器及び外側容器に歪み及び振動
が生じることのない調整が可能となり、ダクト能力が改
善された蓄熱装置が提供される。

【図面の簡単な説明】

第１図及び第２図は本発明の一実施例を説明する図で、
第１図は全体構成を示す切開図、第２図は要部の説明図
である。１０・・・内側容器、１２・・・外側容器、１４・・・
絶縁空間、′１６・・・供給ダクト、１８・・・戻りダ
クト２０・・・端壁、２２・・・溝、２４・・・ゲージ
ング、２６．２８・・・端壁、３０．３２・・・吊下げ
要素、３４・・・スリーブ、３６・・・ばね、３８・１
．スリーブ、４０・・・挿入体、４２．４４・・・曲が
り部、４６．４８・・・直線部分、５０．５２・・・パ
イプ、５４．５６・・・ボルト。特許出願人　　臼井国際産業株式会社同　　　オスカー、シャック代　理　人　押　１）良　久扇ヲ［ヌ゛第１図

Claims

【特許請求の範囲】１、蓄熱コアを備えた内側容器と、この内側容器との間
に減圧絶縁空間を形成するように前記内側容器を取り巻
いて配設される外側容器と、前記外側容器外から、前記
減圧絶縁空間に曲がり部を位置させて、前記内側容器内
に延長される送熱流体用の第１のダクト及び排熱流体用
の第２のダクトとを有し、前記第１のダクト及び前記第
２のダクトの前記外側容器の近傍に位置する部分には、
前記両ダクトの長さと軸方向の調節部が設けられ、前記
調節部は前記両ダクトを等しく変形するように構成され
ていることを特徴とする蓄熱装置。２、外側容器内で曲がり部に隣接する位置に、両ダクト
が等しく変形できるように直線部分が設けられているこ
とを特徴とする請求項１に記載の蓄熱装置。３、直線部分により曲がり部が調節部に結合されている
ことを特徴とする請求項２に記載の蓄熱装置。４、調節部がベロー構造であることを特徴とする請求項
１乃至請求項３に記載の蓄熱装置。