JPH0679866A - 活字ドラム - Google Patents

活字ドラム

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JPH0679866A
JPH0679866A JP23611992A JP23611992A JPH0679866A JP H0679866 A JPH0679866 A JP H0679866A JP 23611992 A JP23611992 A JP 23611992A JP 23611992 A JP23611992 A JP 23611992A JP H0679866 A JPH0679866 A JP H0679866A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
drum
plate
type
synthetic resin
strength
Prior art date
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Pending
Application number
JP23611992A
Other languages
English (en)
Inventor
Shin Takeuchi
紳 竹内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
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Publication of JPH0679866A publication Critical patent/JPH0679866A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】孔あき平板を円筒状に曲成して形成する活字ド
ラムにおいて、適度な平板の板厚を確保しながら軽量
化、低価格化、高精度化、高強度化を図ることを目的と
する。 【構成】合成樹脂により孔のあいた平板形状に成形され
たドラム板1を円筒状に曲成し、その円筒軸方向の少な
くとも一端に固定リング3を固定し、外周には活字シー
ト2を巻装する。固定リング3を用いたことにより活字
ドラムの構造上の強度が飛躍的に向上するため、金属に
対し材料強度の低い合成樹脂を使用することが可能とな
ると共に、高精度化、高強度化が図られた。更に、合成
樹脂の使用により適度な板厚を確保しながら軽量化が図
られ、また型構造の簡単さから、低価格化も図れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子式卓上計算機等の印
字装置として用いられている活字ドラム式プリンタの活
字ドラムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種の平板を曲成する形式の活字
ドラムとしては、特開平2−60751に示されるもの
が公知であり、その概略は金属の孔あき平板を塑性変形
させて曲成し、場合によってはその両端部に設けられた
凸部と凹部とを係合させることにより円筒状の基台を形
成しようとするものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一般に電卓等に搭載さ
れる活字ドラム式プリンタの活字ドラムは、非常に高速
で回転停止を繰り返すため、その応答性を確保するため
に極力軽量であることが重要であり、且つ十分な機械的
強度と、円筒形状の真円度も要求されている。しかし、
前述の従来技術においては、活字ドラムの基台に金属板
を用いているため、軽量化が非常に困難である。軽量化
のためには金属板の板厚を薄くすればよいのだが、一般
的にアルミニウムの場合でも合成樹脂に比べ3倍程度の
比重があるので、必要な軽量化を図った場合板厚が非常
に薄くなり、曲成された金属板のみで機械的強度を確保
することが難しくなってくる。従って、真円度等の寸法
精度に関しても保証の限りではなくなり、高速動作を行
うプリンタの部品としては、不適切なものであった。ま
た、板厚があまり薄くなりすぎるとゴム製の活字シート
の突出部に金属板の孔の側面が食い込んでしまい、活字
を押し出して印字をする際に動作不良となるという問題
もあった。更には、アルミニウムの場合材料単価が高額
であるため、高価な部品になってしまうという問題もあ
った。
【0004】本発明はこのような欠点を解決するために
なされたものであり、その目的とするところは、軽量で
あり、十分な機械的強度と寸法精度が確保でき、適度な
板厚を有し、且つ低価格である活字ドラムを提供するこ
とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに本発明の活字ドラムは、周囲に複数の貫通孔が形成
された円筒状の基台に、外周面に複数の活字が形成され
内周面には前記活字の各々に対応する位置に前記基台の
孔に挿通される突出部を形成した活字シートを巻装して
成る活字ドラムにおいて、前記基台は合成樹脂により成
形された孔あき平板を円筒状に曲成し、円筒軸方向の少
なくとも一端にリング状の部材を固定して形成したこと
を特徴とし、好ましくは、前記曲成された孔あき平板の
両端面間には隙間が設けられ、該隙間に前記活字シート
の端面が挟み込まれる形式で固定されていることを特徴
とする。
【0006】
【作用】上記の手段を用いると、孔あき平板の成形金型
は簡単なものでよく、多数個取りも可能である。また、
材質は合成樹脂であるため、金属に比べ比重が小さくな
る。更に、曲成された孔あき板はリング状の部材を固着
することにより構造上の強度が飛躍的に向上する。
【0007】
【実施例】本発明の実施例を図1から図4を用いて説明
する。図1は本発明の実施例の斜視図であり、図2は側
断面図である。図中1はドラム板であり、複数の孔1a
があいており、材質は合成樹脂である。具体的な材料名
は使用される条件等を考慮し、適した材料を選べば良
く、特に規定されるものではない。組立前の状態は図3
に示すように平板である。2は活字シートであり、表面
に活字2aが配設され、裏面には活字2aの各々に対応
した位置に突出部2bが設けられている。材質はゴム等
の軟質材でできている。組立前の状態は図4に示すよう
に平らな一枚のシート状になっている。本実施例では一
枚のシートであるが、複数枚でもよく、あるいは、活字
2aと活字2aとの間に切れ込みが入った形状になって
いても良い。
【0008】3は固定リングであり、ドラム板1を差し
込む円周溝3aが設けられている。外部から回転駆動さ
れるための歯車や継手形状、あるいは外部になんらかの
働きをするカム形状等が一体で形成されていても良い。
【0009】以上の構成による活字ドラムについて以下
に説明する。ドラム板1は図3に示すような平板とし
て、一般的な射出成形によって作成する。金型の抜き方
向も一方向であり、形状も簡単であるため、成形金形は
非常に安価にでき、また多数個取りも可能であり成形時
間も比較的短くできるので、部品単価は非常に安価であ
る。このドラム板1を円筒状に曲げ、その両側端部を固
定リング3の円周溝3aに差し込んで固定する。従って
円周溝3aの精度を確保しておけば円筒状になったドラ
ム板1の真円度も確実に確保できる。また、固定リング
3を有さなかった従来技術に比べ構造上の強度が飛躍的
に向上しているため、ドラム板1には金属より遥かに比
重の小さな合成樹脂を使用することが可能となり、板厚
も活字シート2に食い込まないように適度に厚くしなが
ら軽量化及び機械的強度の向上を図ることができる。ド
ラム板1を円筒状に曲げる作業は、ドラム板1を加熱し
て行えばより簡単にできる。また、ドラム板1に固定リ
ング3を固定した後ドラム板1の熱変形温度より若干低
い温度にて数時間放置すれば、ドラム板1の応力を減少
させることができるので、経時的な寸法変化を防止する
ためには効果的である。一方、固定リング3とドラム板
1との固定の方法は、圧入、溶着、接着剤等使用条件に
適したものを選択できる。また、ドラム板1と固定リン
グ3との間に位相関係がある場合は、ドラム板1の側端
部を凹凸形状にし、固定リング3の円周溝3aもこれに
対応した形状にしておけば位相精度も確保でき、回転駆
動方向の強度も増加する。本実施例では固定リング3は
両側端部に使用したが、強度的に問題がなければ片側の
みの使用でもかまわない。活字シート2の巻き付けにつ
いては、ドラム板1を固定リング3に固定し、円筒状に
形成した後に巻き付けても良いが、ドラム板1が平板の
状態でその上に活字シート2を重ね、必要な部分をドラ
ム板1に接着剤等にて固定し、その後にドラム板1と活
字シート2とを同時に円筒状に曲げ、最後に固定リング
3をドラム板1に固定するという方法でも良い。
【0010】つぎに、本発明の他の実施例を図5から図
8を用いて説明する。この実施例では、図5、図6に示
すように活字シート4の両端部4cは、ドラム板1の両
端面間の隙間に挟み込まれて固定されている。部品の状
態では、図7に示すように活字シート4の方が、ドラム
板1より少し長くなっている。このような構成の活字ド
ラムは、まず、図7のようにドラム板1の上に活字シー
ト4を重ね合わせ、次にドラム板1と活字シート4とを
同時に円筒状に曲げる。この時、活字シート4の両端部
4cすなわちドラム板1からはみ出した部分を、ドラム
板1の両端面間に挟み込むようにする。そして最後に固
定リング3をドラム板1に固定する。このような方法に
よれば、活字シート4の固定のために接着剤や、他の何
らかの固定用の媒体を必要としないので、非常に簡単且
つ安価に組立が可能となる。また、図8に示す活字シー
ト5のように両端部5cを肉厚にすれば、この部分がド
ラム板1の端面に引っかかるので、より確実に固定する
ことができる。
【0011】また、図9に示すドラム板6のように、少
なくとも1面側に軸方向に延びる複数の溝6bを設ける
とドラム板6の円筒曲げが容易になる。この場合の溝6
bは、成形金型をこのような形状にしておけば良いの
で、金属板のようにプレス、コイニング等の後加工が必
要なく、これによるコストアップもない。たとえ後加工
により溝6bを形成する場合でも、金属に比べ合成樹脂
は柔らかいので、加工が非常に簡単にできる。
【0012】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、円筒
状に曲成したドラム板の側端部に固定リングを固定する
ことにより、構造上の強度が飛躍的に向上したため、ド
ラム板に合成樹脂を使用することが可能となった。これ
により、適度な肉厚と十分な機械的強度を確保しながら
軽量化を図ることができる。また、ドラムの真円度は、
固定リングの円周溝により確実に精度が確保できる。更
には、個々の部品が簡単な形状であり、活字シートの固
定も簡単にできるため、活字ドラムとしても非常に安価
に製造することができる。このように活字ドラム式プリ
ンタに用いる活字ドラムとして非常に大きな効果を発揮
するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の活字ドラムの実施例を示す斜視図。
【図2】 本発明の活字ドラムの実施例を示す平断面
図。
【図3】 本発明のドラム板の実施例を示す斜視図。
【図4】 本発明の活字シートの実施例を示す斜視図。
【図5】 本発明の活字ドラムの他の実施例を示す斜視
図。
【図6】 本発明の活字ドラムの他の実施例を示す側断
面図。
【図7】 本発明のドラム板と活字シートの他の実施例
を示す斜視図。
【図8】 本発明の活字ドラムの他の実施例を示す側断
面図。
【図9】 本発明のドラム板の他の実施例を示す斜視
図。
【符号の説明】
1、6‥‥ドラム板 2、4、5‥‥活字シート 3‥‥固定リング

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周囲に複数の貫通孔が形成された円筒状
    の基台に、外周面に複数の活字が形成され内周面には前
    記活字の各々に対応する位置に前記基台の孔に挿通され
    る突出部を形成した活字シートを巻装して成る活字ドラ
    ムにおいて、前記基台は合成樹脂により成形された孔あ
    き平板を円筒状に曲成し、円筒軸方向の少なくとも一端
    にリング状の部材を固定して形成したことを特徴とする
    活字ドラム。
  2. 【請求項2】 前記曲成された孔あき平板の両端面間に
    は隙間が設けられ、該隙間に前記活字シートの端面が挟
    み込まれる形式で固定されていることを特徴とする請求
    項1記載の活字ドラム。
JP23611992A 1992-09-03 1992-09-03 活字ドラム Pending JPH0679866A (ja)

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JP23611992A JPH0679866A (ja) 1992-09-03 1992-09-03 活字ドラム

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JP23611992A JPH0679866A (ja) 1992-09-03 1992-09-03 活字ドラム

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JPH0679866A true JPH0679866A (ja) 1994-03-22

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JP23611992A Pending JPH0679866A (ja) 1992-09-03 1992-09-03 活字ドラム

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