JPH0679855U - 走行方向自動切換装置 - Google Patents

走行方向自動切換装置

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JPH0679855U
JPH0679855U JP2108193U JP2108193U JPH0679855U JP H0679855 U JPH0679855 U JP H0679855U JP 2108193 U JP2108193 U JP 2108193U JP 2108193 U JP2108193 U JP 2108193U JP H0679855 U JPH0679855 U JP H0679855U
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traveling
lever
electronic controller
lower traveling
respect
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Withdrawn
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JP2108193U
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English (en)
Inventor
直行 守屋
朋宏 赤木
Original Assignee
新キャタピラー三菱株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 上部旋回体と下部走行体の向きが逆転しても
走行レバーの操作方向と走行方向とを自動的に一致させ
ることができる走行方向自動切換装置を提供する。 【構成】 油圧ショベルの下部走行体21に旋回ベアリン
グ22を介して上部旋回体23を全旋回可能に取付ける。右
走行レバー1aおよび左走行レバー1bから引出された制御
信号入力用の電気配線2a,2bを電子コントローラ3に接
続する。上部旋回体23に対する下部走行体21の旋回角度
θを旋回ベアリング22に取付けた旋回角度計測器4によ
り検出する。旋回角度計測器4からの検出信号入力用の
電気配線5を電子コントローラ3に接続する。電子コン
トローラ3は、上部旋回体23に対する下部走行体21の向
きが逆転すると、走行レバー1a,1bの操作方向に対する
走行モータ9a,9bの回転方向を自動的に逆転させる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、油圧ショベル等の建設機械の走行装置に適用される走行方向の自動 切換装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
油圧ショベルにおいて従来の走行系を図4の油圧回路および図5の概略図にて 説明する。
【0003】 図4に示されるように、右走行レバー1aおよび左走行レバー1bから引出された パイロット油圧ラインが、右走行系コントロールバルブ8aおよび左走行系コント ロールバルブ8bを制御するためのパイロット圧作用部に連通され、この各コント ロールバルブ8a,8bにより右走行モータ9aおよび左走行モータ9bに供給される圧 油を制御する。
【0004】 前記コントロールバルブ8a,8bには、エンジン10により駆動される右走行系ポ ンプ11a および左走行系ポンプ11b より圧油が供給され、またタンク12へ戻り油 を排出する。さらに、エンジン10によりパイロット用ポンプ14も駆動され、この ポンプ14より前記右走行レバー1aおよび左走行レバー1bにパイロット圧が供給さ れる。
【0005】 図5(A)に示されるように、油圧ショベルは右走行モータ9a、左走行モータ 9bを有する下部走行体21と、旋回ベアリング22を介して全旋回可能に設けられ作 業機24及び操縦席25が付設された上部旋回体23とからなる構造となっている。
【0006】 そして、図4に示すように、操縦席に付設された右走行レバー1aおよび左走行 レバー1bを同時に前に倒すと右走行モータ9aは右回り(イ)、左走行モータ9bは 左回り(ハ)に回転し、油圧ショベルはまっすぐ前進し、当該走行レバー1a,1b を同時に後に倒すと右走行モータ9aは左回り(ロ)、左走行モータ9bは右回り( ニ)に回転し、油圧ショベルは後進する。
【0007】 また、図5(B)(C)に示される状態から図5(D)(E)に示されるよう に上部旋回体23が180°旋回した場合は、当該走行レバー1a,1bを前に倒すと 、油圧ショベルは後進し、後に倒すと前進する。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
油圧ショベルの作業において油圧ショベルを走行させる場合、従来の装置では 走行レバー1a,1bの操作方向と走行モータ9a,9bの回転方向とが常に同じである ため、図5(B)(C)に示すように、上部旋回体23の向きと下部走行体21の向 きとが一致していれば走行レバー1a,1bを前に倒すと前進し、走行レバー1a,1b を後に倒すと後進するが、図5(D)(E)に示すように、上部旋回体23が下部 走行体21に対して180°旋回すると、上部旋回体23の向きと下部走行体21の向 きとが前後逆になり、走行レバー1a,1bを前に倒すと後進し、走行レバー1a,1b を後に倒すと前進する。このように、走行レバー1a,1bの操作方向に対する走行 方向が逆転すると操作上不慣れなものとなるため、操縦者の誤動作を招くおそれ がある。
【0009】 本考案は、このような点に鑑みなされたもので、上部旋回体と下部走行体の向 きが逆転しても走行レバーの操作方向と走行方向とを自動的に一致させ、操縦者 の誤動作を防止できる走行方向自動切換装置を提供することを目的とするもので ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上部旋回体に設けられた走行レバーにより下部走行体に設けられた 一対の走行モータを制御する建設機械において、上部旋回体に対する下部走行体 の向きを検出する計測器と、この計測器により検出された下部走行体の向きに応 じて下部走行体の走行モータの回転方向を自動的に切換え、走行方向と走行レバ ーの操作方向とを常に一致させる電子コントローラとを具備した構成の走行方向 自動切換装置である。
【0011】
【作用】
上部旋回体と下部走行体の向きがほぼ同じであれば、走行レバーを前に倒すと 前進し、後に倒すと後進する。一方、上部旋回体と下部走行体の向きが逆転する と、電子コントローラが走行レバーの操作方向と走行モータの回転方向とを逆転 させるので、走行レバーを前に倒すと前進し、後に倒すと後進し、常に走行レバ ーの倒す方向と機械の走行する方向とが一致する。
【0012】
【実施例】
以下、図1〜図3を参照しながら本考案の一実施例を説明する。なお、図4に 示された従来の油圧回路と同様の部分には同一符号を付してその説明を省略する 。
【0013】 図1に示されるように、右走行レバー1aおよび左走行レバー1bから引出された 制御信号入力用の電気配線2a,2bが電子コントローラ3に接続されている。さら に、下部走行体21に旋回ベアリング22を介して上部旋回体23が全旋回可能に取付 けられているが、その旋回ベアリング22に、上部旋回体23に対する下部走行体21 の向き(以下、旋回角度θという)を検出する旋回角度計測器4が取付けられ、 この旋回角度計測器4から検出信号入力用の電気配線5が電子コントローラ3に 接続されている。
【0014】 この電子コントローラ3は、下部走行体21の旋回角度θに応じて走行レバー1a ,1bの操作方向と走行モータ9a,9bの回転方向とを逆転させるかどうかを自動的 に判断するものであり、図2のブロック線図に示されるように関数6を備えてい る。この関数6は、後述するように旋回角度θに応じて+1、0または−1を出 力するものである。
【0015】 図1に戻って、前記電子コントローラ3から引出された制御信号出力用の電気 配線7a,7b,7c,7dは、右走行系コントロールバルブ8aおよび左走行系コントロ ールバルブ8bを制御するためのソレノイドに接続されている。この図1に示され たコントロールバルブ8a,8bは右走行モータ9aおよび左走行モータ9bに供給され る油量および方向を制御する電磁作動形弁であり、従来のパイロット圧作動形弁 と異なる。
【0016】 さらに、前記電子コントローラ3には走行方向切換装置作動スイッチ13が電気 的に接続されている。このスイッチ13は、図2において接点13a を関数6側に接 続して本自動切換装置を機能させるか、または接点13a を反対側(×1側)に接 続して本自動切換装置を機能させないかを選択するためのスイッチである。
【0017】 このような構成において、図1の右走行レバー1a、左走行レバー1bを操作する と、その操作量LTR、LTLが電気配線2a,2bを介して電子コントローラ3へ送ら れる。また、上部旋回体23に対する下部走行体21の旋回角度θが旋回角度計測器 4より検出され、電気配線5を介して電子コントローラ3へ送られる。
【0018】 図2において旋回角度θが関数6に入力される。関数6中のθFR,θFL,θBR ,θBLは図3(A)〜(D)のそれに該当し、走行レバーの操作方向の切換を行 うか否かの境界を示し、旋回角度θが上部旋回体23の右前方θFRと左前方θFLの 範囲内であれば走行レバーの操作方向は切換えず(関数6の出力フラグFLG=+1) 、旋回角度θが右後方θBRと左後方θBLの範囲内であれば走行レバーの操作方向 を切換える(FLG=-1)。また、どちらの範囲にも入らない場合は誤動作を防ぐた め操作量を零にし(FLG=0)、走行しないようにする。
【0019】 以上の条件を式で表わすと、次のようになる。
【0020】 0≦θ≦θFRまたはθFL≦θ≦360 °のときはFLG=+1 θBR≦θ≦θBL のときはFLG=-1 θFR<θ<θBRまたはθBL≦θ≦θFLのときはFLG=0 ここに、レバー操作量LTR,LTLと関数6の出力フラグFLG との積が実際の操 作量となり、さらに、その操作量をフィルタ6a,6b,6c,6dにかけて正の操作量 はDRaおよびDLaに出力されるとともに負の操作量はDRbおよびDLbに出力され 、これらが指令値として電気配線7a,7b,7c,7dを介してコントロールバルブ8a ,8bに送られコントロールバルブ8a,8bを動かす。これらコントロールバルブ8a ,8bの動作によって、エンジン10により駆動しているポンプ11a ,11b から圧油 が走行モータ9a,9bに供給され、走行モータ9a,9bを回転させる。
【0021】 図2についてさらに詳しく説明すると、前記走行方向切換装置作動スイッチ13 により接点13a が関数6側に切換えられ、関数6の出力フラグがFLG=+1の場合は 、DRa=+LTR,DRb=0,DLa=+LTLおよびDLb=0となり、フラグがFLG= -1の場合は、DRa=0,DRb=−LTR,DLa=0およびDLb=−LTLとなる。
【0022】 図3(A)は上部旋回体23の向きと下部走行体21の向きとが一致している状態 を示し、この場合、旋回角度θはθFRとθFLとの間に位置するのでフラグはFLG= +1となり、レバー操作方向の切換は行われない。このとき、図2の電子コントロ ーラ3はDRaおよびDLaにレバー操作量に応じたコントロールバルブ操作指令値 を出力する。
【0023】 図3(B)は下部走行体21が少し右前方へ向きが変わった状態であるが、旋回 角度θはθFRとθFLの範囲内であるので、レバー操作方向は切換えない。このと きも、図2の電子コントローラ3はDRaおよびDLaにレバー操作量に応じたコン トロールバルブ操作指令値を出力する。
【0024】 図3(C)は下部走行体21が上部旋回体23に対して90°付近まで向きが変わ った状態であり、この場合、旋回角度θはθFRとθBRの範囲内であるため関数6 の出力フラグがFLG=0となり走行できない。すなわち、図2にてレバー操作量の 値にかかわらず関数6の出力が0であるから、それらの積であるDRa,DRb,DLa およびDLbは全て0となり、図1のコントロールバルブ8a,8bは中立位置にあ って走行できない。
【0025】 図3(D)は下部走行体21が180°付近まで向きが変わった状態で、この場 合、旋回角度θはθBRとθBLの範囲内であるためフラグがFLG=-1となり、レバー 操作方向が逆転する。このとき、図2の電子コントローラ3はDRbおよびDLbに レバー操作量に応じたコントロールバルブ操作指令値を出力する。
【0026】
【考案の効果】
本考案によれば、上部旋回体と下部走行体の向きが180°逆転しても自動的 に走行レバーの操作方向に対する走行方向が一致し、操作が容易となり、操縦者 の誤動作を防止できる。また、本考案は油圧システムを用いずに電子コントロー ラによる電子制御システムが自動切換を行うものであり、構造上極めて簡単かつ コンパクトなものとなり、低コスト化を図ることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の走行方向自動切換装置を備えた油圧シ
ョベル走行系油圧回路の一実施例を示す回路図である。
【図2】同上走行方向自動切換装置の電子コントローラ
を示すブロック線図である。
【図3】(A)は上部旋回体と下部走行体の向きが一致
した状態を示す上面図である。(B)は上部旋回体に対
する下部走行体の向きが右前方に位置した状態を示す上
面図である。(C)は上部旋回体に対する下部走行体の
向きが90°手前に位置した状態を示す上面図である。
(D)は上部旋回体に対する下部走行体の向きが180
°手前に位置した状態を示す上面図である。
【図4】従来の油圧ショベル走行系の油圧回路図であ
る。
【図5】(A)は従来の油圧ショベルを示す側面図であ
る。(B)は下部走行体に対する上部旋回体の通常配置
を示す側面図である。(C)は(B)の上面図である。
(D)は上部旋回体が180°旋回した配置を示す側面
図である。(E)は(D)の上面図である。
【符号の説明】
1a,1b 走行レバー 3 電子コントローラ 4 計測器 9a,9b 走行モータ 21 下部走行体 23 上部旋回体

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部旋回体に設けられた走行レバーによ
    り下部走行体に設けられた一対の走行モータを制御する
    建設機械において、 上部旋回体に対する下部走行体の向きを検出する計測器
    と、 この計測器により検出された下部走行体の向きに応じて
    下部走行体の走行モータの回転方向を自動的に切換え、
    走行方向と走行レバーの操作方向とを常に一致させる電
    子コントローラとを具備したことを特徴とする走行方向
    自動切換装置。
JP2108193U 1993-04-22 1993-04-22 走行方向自動切換装置 Withdrawn JPH0679855U (ja)

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JP2108193U JPH0679855U (ja) 1993-04-22 1993-04-22 走行方向自動切換装置

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JP2108193U JPH0679855U (ja) 1993-04-22 1993-04-22 走行方向自動切換装置

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JPH0679855U true JPH0679855U (ja) 1994-11-08

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ID=12044940

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JP2108193U Withdrawn JPH0679855U (ja) 1993-04-22 1993-04-22 走行方向自動切換装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018123470A1 (ja) * 2016-12-27 2018-07-05 株式会社小松製作所 建設機械の制御装置及び建設機械の制御方法

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Legal Events

Date Code Title Description
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19970703