JPH0679668B2 - コーンクラッシャ用ライナ - Google Patents

コーンクラッシャ用ライナ

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JPH0679668B2
JPH0679668B2 JP19392089A JP19392089A JPH0679668B2 JP H0679668 B2 JPH0679668 B2 JP H0679668B2 JP 19392089 A JP19392089 A JP 19392089A JP 19392089 A JP19392089 A JP 19392089A JP H0679668 B2 JPH0679668 B2 JP H0679668B2
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将光 大塚
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Ube Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はコンクリートおよびアスファルト合材等に使用
する粗骨材ならびに細骨材を生産するコーンクラッシャ
のコーンケーブ用ライナおよびマントル用ライナに関す
る。
[従来の技術] 従来、この種のコーンクラッシャ用ライナは最も好まし
い破砕作用を行なうと思われる破砕室を形成する上下一
対のライナ形状、すなわち、コーンケーブ用ライナとマ
ントル用ライナの形状の組合わせを基本に設計を行なっ
ていた。したがって、ライナの摩耗による経時変化に伴
なってこの好ましい破砕室形状が次第に失われ、破砕能
力の低下やその他の障害が発生していた。
このため、摩耗対策として耐摩耗性材質のライナの選定
を行なうなどの延命策を講じたり、破砕室の形状に工夫
をこらしたりするなどの方策が試みられたが、本質的に
摩耗を停止させることは困難であるため、抜本的な対策
とはなり得なかった。
[発明が解決しようとする課題] 上に述べたように、破砕室の破砕作用によって破砕室を
形成する上下一対のライナが選択的に摩耗の進行が激し
く起る現象、すなわち、局部摩耗が進行する結果、部分
的に極端に偏摩耗が発生し、破砕室の形状が当初の設計
時(ライナの新品時)に比べて極端に異形となり、破砕
性能の低下をはじめとして、電力消費の増加、機械振動
の増加、正常な運転の続行の不可能の事態を招来するに
至ることとなった。また、この事態を回避するため運転
を停止し、摩耗ライナを新品ライナと交換するにして
も、摩耗程度が不均一で極端に摩耗しているところと比
較的摩耗程度の軽微なところがあり、新品にとりかえる
のは不経済であった。
したがって、上記の不都合(局部摩耗の進行による破砕
室形状変化、破砕性能の低下、電力消費増加、機械振動
の増加等)を除去するとともに、ライナを無駄なく均一
に摩耗させる対策が望まれていた。
[課題を解決するための手段] 上記の課題を解決するため、本発明においては、マント
ル傾斜角度が30°〜60°で粒子間破砕を行なうコーンク
ラッシャの破砕室を形成するコーンケーブ用ライナおよ
びマントル用ライナにおいて、 該コーンケーブ用ライナの外径を該マントル用ライナの
外径より10〜40mm大きくするとともに、該コーンケーブ
用ライナおよび該マントル用ライナの最外周部に鉛直に
対して中心側に傾斜した断面が略三角形状の円環状空隙
を形成とした。
[作用] 本発明のコーンクラッシャ用ライナは以上のように構成
されているので、摩耗の進行によって新品時当初の上下
ライナによって形成されていた破砕室の形状が大きく変
化することが避けられ、また摩耗限界に達したライナ取
替直前の状態では上下のライナの残存肉厚がほぼ等しく
なるので経済的に有利となる。
[実施例] 以下、図面に基づいて本発明の実施例について説明す
る。
第1図〜第3図は本発明の実施例を示し、第1図はコー
ンクラッシャの構造を示す断面斜視図、第2図は上下一
対のライナの要部断面図で、第2図(a)はライナ新品
時の形状、第2図(b)はライナ摩耗時の形状を示す。
第3図は他の実施例を示す上下一対のライナの要部断面
図で、第3図(a)はライナ新品時の形状、第3図
(b)はライナ摩耗時の形状を示す。
また、第4図は従来のコーンクラッシャの実施例を示
し、第4図(a)はライナ新品時の形状、第4図(b)
はライナ摩耗時(取替直前)の形状を示す。
図において、1はカウンタシャフト、2はベベルギア、
3はエキセントリック、4はメインシャフト、5はマン
トル、6はコーンケーブ、7は破砕室、8はマントルラ
イナ、9はコーンケーブライナである。
次に、本発明のコーンクラッシャの作動について説明す
る。
図示しない電動機によりVベルトにてカウンタシャフト
1を駆動すると、ベベルギア2を介してエキセントリッ
ク3が回転駆動され、エキセントリック3へ鉛直よりや
や斜め方向から嵌入されたメインシャフト4は偏心運動
を行ないながら回転する。したがって、メインシャフト
4と一体化されたマントル5も偏心回転運動を行なう。
このマントル5の旋動に伴ない、コーン状のマントル5
の外周部にとりつけられたマントルライナ8は回転運動
しながら、同時に上下運動を行ない、固定のコーンケー
ブ6にとりつけられたコーンケーブライナ9の下面とで
形成される空間部である破砕室7で原料は破砕される。
これらの原料と接触し、原料を圧縮して破砕する上下一
対のライナであるコーンケーブライナ9およびマントル
ライナ8は耐摩耗材質のものが採用され、摩耗が限界に
達した時点で交換できるような構造となっている。
第4図は従来のコーンクラッシャの上下一対のライナ形
状を示し、第4図(a)の新品時のものがコーンケーブ
ライナ9およびマントルライナ8とも外周端の高さ方向
の寸法がA寸法あったものが、使用後摩耗が進行し第4
図(b)の取替直前時には符号Pで示す位置ではほとん
ど肉厚がなく破損し脱落寸前である。このときコーンケ
ーブライナ9の外周端高さ方向の肉厚は約1/2Aとなり、
マントルライナ8の2/3Aに比べて摩耗が著しい。
運転実績では、以上述べたように、ライナの摩耗速度は
固定側(上側)のコーンケーブライナ9が可動側(下
側)のマントルライナ8より速く、またライナ先端部
(外周側)の摩耗量より奥側(中心側)において破砕作
用が活発であるので奥側の摩耗量が激しい。
したがって、第4図(b)のマントルライナ8の形状に
も示されるように、下端部近傍ではマントルライナ傾斜
角度θは次第に減少(マントルライナ傾斜角度θ′)
し、原料の降下速度が悪くなり、尚一層この部分で過破
砕作用が続行されるとともに摩耗作用も助長されて、破
砕室は中ふくらみの形状、すなわち胃袋状の形状となり
先端外周部の肉厚が十分な肉厚にも拘らず、中心寄りの
中間部の肉厚の摩耗が激しく極薄となり、たとえば、第
4図(b)のP点で破損し脱落して運転不能に陥る。
上記の不合理な摩耗状態を解消するため、本発明におい
ては、第2図(a)や第3図に示すようにコーンケーブ
ライナ9、マントルライナ8の最外周部に、鉛直面に対
して中心側にC寸法ほど傾斜した断面が略三角形状の円
環状空隙T,Tを各々設けた。
こうすることによって、たとえば第2図(a)のものは
摩耗限界時においても、第4図(b)に示すように胃袋
状(たとえばマントルライナ8についていえば、スキー
のジャンプ台のようにマントルライナ傾斜角度θが少し
ずつ小さくなる現象)とならず、第2図(b)に示すよ
うにマントル傾斜角度が当初のθに保持されるので前述
の過破砕や中間部の局部摩耗が軽減されるほか、破砕も
正常に行なわれる。
また、第3図に示すように、マントルライナ8に比べて
コーンケーブライナ9を半径でb寸法張出し、すなわち
直径をD+2bとした理由は、運転の継続による摩耗の進
行につれて、下側のマントルライナ8の外周部が前記し
たようにスキージャンプ台形状となり、外周部のマント
ルライナ傾斜角θが次第に小さくなる不具合を少しでも
解消するため、この盛り上がり部分をマントルの旋回の
上下動の際にコーンケーブライナ9で叩いて塑性変形ま
たは摩耗を行なわせようとするものである。すなわち、
上側のコーンケーブライナ9にも空隙Tが設けてあるの
で摩耗の進行で第3図(b)に示すようにコーンケーブ
ライナの最外径部は内側へ移行するのでこれを補償する
ため予め新品時に外径を2bだけ大きくしておくものであ
る。
このようにして、第3図(b)に示すライナ摩耗時(図
の二点鎖線まで摩耗する)においても、新品時のライナ
と同様にライナ傾斜角θをする上下一対のライナによる
平行な間隙が保持することができるので、摩耗の進行に
伴なう破砕性能の低下を極力押えることができる。な
お、b寸法としては5〜20mmの間で適当に選択する。ま
た、C寸法は運転条件や摩耗状態を考慮して10〜50mmの
間で適宜選定するものとする。
[発明の効果] 以上説明したとおり、本発明のコーンクラッシャ用ライ
ナはコーンケーブ用ライナの外径をマントル用ライナの
外径より10〜40mm大きくするとともに、コーンケーブ用
ライナおよびマントル用ライナの最外周部に断面略三角
形状の円環状空隙を設けたので、摩耗に伴なう先端部
(外周部)はねあがり現象(スキージャンプ台形状の生
成)が解消し、新品に近い傾斜が持続されながら、ライ
ナは最小肉厚の限界点まで無駄なく使用することができ
る。したがって、ライナ寿命は約1.5〜2倍に延命化さ
れるとともに、破砕室内での破砕が能率良く運転できる
ので電動機の負荷電流が安定し、消費電力が減少するの
でランニングコストは大幅に低減できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例であるコーンクラッシャの構造
を示す断面斜視図、第2図は本発明の1実施例を示す上
下一対のライナの要部断面図で、第2図(a)はライナ
新品時を示し、第2図(b)はライナ摩耗時を示す。第
3図は本発明の他の実施例を示す上下一対のライナの要
部断面図で、第3図(a)はライナ新品時を示し、第3
図(b)はライナ摩耗時を示す。第4図は従来のコーン
クラッシャの上下一対のライナの実施例を示し、第4図
(a)はライナ新品時、第4図(b)はライナ摩耗時を
示す。 5……マントル、6……コーンケーブ、7……破砕室、
8……マントルライナ、9……コーンケーブライナ、T
……円環状空隙、θ……マントルライナ傾斜角、θ′…
…マントルライナ傾斜角(摩耗時)。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】マントル傾斜角度が30°〜60°で粒子間破
    砕を行なうコーンクラッシャの破砕室を形成するコーン
    ケーブ用ライナおよびマントル用ライナにおいて、 該コーンケーブ用ライナの外径を該マントル用ライナの
    外径より10〜40mm大きくするとともに、該コーンケーブ
    用ライナおよび該マントル用ライナの最外周部に鉛直に
    対して中心側に傾斜した断面が略三角形状の円環状空隙
    を形成してなるコーンクラッシャ用ライナ。
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KR100433943B1 (ko) * 2002-02-28 2004-06-07 파츠닉(주) 편향요크용 보정편의 소음방지 방법 및 고정구조

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