JPH0679577U - メモリカード - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【目的】 両面に第１の金属板及び第２の金属板を設け
たメモリカードにおいて、第１の金属板及び第２の金属
板同志を簡便に接続することができるようにしたメモリ
カードを提供する。 【構成】 電池の負電極に接続する負電極接続金具５０
には、第１の金属板側に付勢する第１のバネ片５１を形
成すると共に、第２の金属板側に向けて付勢する第２の
バネ片５２を形成し、負電極接続金具５０の第１のバネ
片５１を第１の金属板に接触させると共に、負電極接続
金具５０の第２のバネ片５２を第２の金属板に接触させ
たメモリカード１０。 【効果】 負電極接続金具により、第１の金属板と第２
の金属板とを接続することができるから、部品数を増す
ことなく、また組み立てに手間を要することなく簡便に
第１の金属板と第２の金属板同志を接続することができ
る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、ＩＣメモリと記憶データ保存用の電池を内蔵したメモリカードの両 面に第１の金属板及び第２の金属板を設けたメモリカードに係り、とくに第１の 金属板及び第２の金属板同志を接続して、静電気が負荷しても内蔵したＩＣメモ リが破壊するのを防止したメモリカードに関する。

【０００２】

【従来技術とその課題】

従来、ＩＣメモリと記憶データ保存用の電池を内蔵したメモリカードの両面に 第１の金属板及び第２の金属板を設けたものとしては、図６に斜視図で示すよう に、メモリカード１０にＩＣメモリ１１を内蔵し、メモリカード１０の両面に第 １の金属板１２及び第２の金属板１３を設けてあり、また記憶データ保存用電池 ２０をメモリカード１０に設けた電池収納凹部３０に挿入し、ついで電池蓋４０ で電池収納凹部３０の開口部を覆うことが知られている。この場合、第１の金属 板１２及び第２の金属板１３同志を接続するには、図７に断面図で示すように、 ＩＣメモリ１１を搭載している基板１４に貫通孔１５を形成し、該貫通孔１５に コイルバネ１６を貫通させ、コイルバネ１６の有するバネ性により第１の金属板 １２及び第２の金属板１３同志を接続するものであった。

【０００３】 この場合、ＩＣメモリ１１を搭載している基板１４に貫通孔１５を形成しなけ ればならず、また該貫通孔１５に小型部品であるコイルバネ１６を挿入させた後 、第１の金属板１２及び第２の金属板１３でコイルバネ１６を挟み込むようにし て取り付ける必要があるため、部品個数が多くなり、また組み立てに手間を要す るという問題点があった。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案は、上記課題を解決するものであって、その要旨は、ＩＣメモリと記憶 データ保存用の電池を内蔵したメモリカードの両面に第１の金属板及び第２の金 属板を設けたメモリカードであって、該メモリカード内に前記電池の負電極に接 続する負電極接続金具を設け、該負電極接続金具には前記第１の金属板側に付勢 する第１のバネ片を形成すると共に、前記第２の金属板側に向けて付勢する第２ のバネ片を形成し、該負電極接続金具の第１のバネ片を第１の金属板に接触させ ると共に、負電極接続金具の第２のバネ片を第２の金属板に接触させることによ り、簡便な構成により第１の金属板及び第２の金属板同志を接続することができ るようにしたメモリカードである。

【０００５】

【実施例】

以下、本考案の実施例を図面に基づき具体的に説明する。図１は本考案のメモ リカードの要部を示す一部切り欠き平面図、図２は本考案のメモリカードの要部 を示す断面図、図３は本考案で使用する負電極接続金具を示す平面図、図４は本 考案で使用する負電極接続金具を示す側面図、図５は本考案のメモリカードに電 池を装着した状態の要部を示す断面図である。

【０００６】 図１及び図２にそれぞれ平面図及び断面図で示すように、メモリカード１０の 両面に第１の金属板１２及び第２の金属板１３を設けてあるが、本考案では、第 １の金属板１２及び第２の金属板１３同志を負電極接続金具５０を介して接続し たことに特徴がある。負電極接続金具５０は図３及び図４にそれぞれ平面図及び 側面図で示すように、第１の金属板１２側に付勢する第１のバネ片５１を形成し てあり、また第２の金属板１３側に向けて付勢する第２のバネ片５２を形成して ある。これら第１のバネ片５１及び第２のバネ片５２のがそれぞれが第１の金属 板１２及び第２の金属板１３に接触することにより、第１の金属板１２及び第２ の金属板１３同志が接続される。

【０００７】 負電極接続金具５０の基部５３に下方に向かう差し込みピン部５４を形成して おくと、該差し込みピン部５４を基板１４に形成しスルーホールに差し込んだ後 、該箇所を半田付けすれば良いので、負電極接続金具５０の取り付け作業が簡便 となり好適である。１５及び１６は基板１４に形成されたプリント配線であり、 プリント配線１５は負電極接続金具５０に接続されていると共に、メモリカード １０の接地回路に接続されている。また、プリント配線１６は正電極接続金具６ ０に接続されていると共に、メモリカード１０の電源回路に接続されている。

【０００８】 また、負電極接続金具５０に突起部５５を形成しておくと、第５図に断面図で 示すように、電池２０が装着されたとき、電池２０が負電極接続金具５０の突起 部５５を押すため、負電極接続金具５０の第２のバネ片５２が第２の金属板１３ へ強く押される。このため、第２のバネ片５２と第２の金属板１３との接触圧が 高くなり、負電極接続金具５０の第２のバネ片５２と第２の金属板１３との接続 が確実となるため好適である。

【０００９】

【考案の効果】

以上の通り、本考案によれば、電池の負電極に接続する負電極接続金具には、 第１の金属板側に付勢する第１のバネ片を形成すると共に、第２の金属板側に向 けて付勢する第２のバネ片を形成し、負電極接続金具の第１のバネ片を第１の金 属板に接触させると共に、負電極接続金具の第２のバネ片を第２の金属板に接触 させたので、電池の負電極に接続する負電極接続金具により、第１の金属板と第 ２の金属板とを接続することができるから、部品数を増すことなく、また組み立 てに手間を要することなく簡便に第１の金属板と第２の金属板同志を接続するこ とができる等の利点がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案のメモリカードの要部を示す一部切り欠
き平面図

【図２】本考案のメモリカードの要部を示す断面図

【図３】本考案のメモリカードに使用する負電極接続金
具を示す平面図

【図４】本考案のメモリカードに使用する負電極接続金
具を示す側面図

【図５】本考案のメモリカードに電池を装着した状態の
要部を示す断面図

【図６】従来のメモリカードを示す分解斜視図

【図７】従来のメモリカードの要部を示す断面図

【符号の説明】

１０ メモリカード １１ ＩＣメモリ ２０ 電池 ３０ 電池収納凹部 ４０ 電池蓋 ５０ 負電極接続金具 ５１ 第１のバネ片 ５２ 第２のバネ片 ５３ 基部 ５４ 差し込みピン部

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】ＩＣメモリと記憶データ保存用の電池を内
   蔵したメモリカードの両面に第１の金属板及び第２の金
   属板を設けたメモリカードであって、該メモリカード内
   に前記電池の負電極に接続する負電極接続金具を設け、
   該負電極接続金具には前記第１の金属板側に付勢する第
   １のバネ片を形成すると共に、前記第２の金属板側に向
   けて付勢する第２のバネ片を形成し、該負電極接続金具
   の第１のバネ片を第１の金属板に接触させると共に、負
   電極接続金具の第２のバネ片を第２の金属板に接触させ
   たことを特徴とするメモリカード。