JPH0679544B2 - 子豚餌付用人工乳 - Google Patents

子豚餌付用人工乳

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JPH0679544B2
JPH0679544B2 JP61159701A JP15970186A JPH0679544B2 JP H0679544 B2 JPH0679544 B2 JP H0679544B2 JP 61159701 A JP61159701 A JP 61159701A JP 15970186 A JP15970186 A JP 15970186A JP H0679544 B2 JPH0679544 B2 JP H0679544B2
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宏幸 鈴木
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    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P60/00Technologies relating to agriculture, livestock or agroalimentary industries
    • Y02P60/80Food processing, e.g. use of renewable energies or variable speed drives in handling, conveying or stacking
    • Y02P60/87Re-use of by-products of food processing for fodder production

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  • Fodder In General (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、子豚餌付用粉末人工乳及びその製造方法に関
する。
(従来の技術) 子豚を長期間母乳のみで飼育することは第1に子豚の発
育が早くて母乳由来の栄養成分だけでは要求量を充足で
きず、一腹の子豚の発育が不揃いになり、第2に子豚の
哺乳量が旺盛なため、母豚が体力消耗して次の発情が遅
れ、繁殖サイクルが不順となるからである。これらの状
態は養豚上の経営に支障を来すため望ましくない。
そこで代用乳を特殊な哺乳器を用いて給与することによ
つて飼育するという方法が試みられている。この代用乳
は、粉末状の代用乳を温湯で溶解してから子豚に給与す
るものである。
(本発明が解決しようとする問題点) ところが豚は1日に20〜30回一斉に哺乳するという習性
があるため、代用乳は子豚に1日20〜30回給与しなけれ
ばならない。しかし、代用乳の調製のために毎回粉末状
の代用乳を溶解することは煩に堪えないので、一度に代
用乳を調製することが行なわれている。しかしながらこ
の場合代用乳を一定の温度に保ち、かつ分離・変質を防
止しなければならずそのためには複雑なメカニズムを持
つ哺乳器の整備が必要である。また哺乳器は不潔になり
やすく、そのため腐敗が進行したり、ハエなどの昆虫が
群がつたりして非衛生的になりやすく、これを常に清潔
に保つには多大の人手と管理を必要とし、取扱いの容易
な哺乳手段が求められている。
なお、この代用乳の給与方法は、生後3日間母豚による
哺育を行なつた子豚をその後母豚から隔離して給与する
という方法であつて、隔離後は、代用乳のみで子豚を哺
育するため保温、給飼等にかなり高度な飼育技術が必要
とされ、一般的には普及していない。また、出生まもな
い時から液状人工乳のみで飼育すると、かえつて子豚の
発育が不良になる。
(問題点を解決するための手段) 従つて、本発明の目的は、給与に繁雑な作業(溶解・保
温性)や特別な給与装置が不要で、子豚が母乳と併用哺
乳可能で、かつ粉末状態で早期餌付けすることができる
人工乳を提供することにある。
すなわち、本発明はココアフレーバーを含有し、粒子の
90%以上が74〜149μの粒径を有する蛋白質原料および
殿粉質原料を主成分とする固型状の子豚餌付用人工乳に
係る。
子豚餌付用の人工乳は、子豚が哺乳しながら喰いつくだ
けの誘引力と嗜好性を有し、消化性が良く、物性がパサ
パサしていないことが必要とされている。
本発明者らは、前記の要件を充足できる子豚餌付の人工
乳を開発したのである。
本発明による子豚餌付用人工乳は、特にココアフレーバ
ー(中でも醗酵臭を帯びたココアフレーバー)を添加す
ることが特徴である。このココアフレーバーは子豚餌付
用人工乳中に0.05〜0.3%の範囲で含有させることが好
ましい。
次に下記の各種のフレーバーを添加した子豚餌付用人工
乳を用いた嗜好性試験を示す。
供試子豚餌付用人工乳の調製 魚粉30kg、砂糖100kg、食塩2kgをパルペライザーにより
微粉砕処理を行い、これに脱脂粉乳375kg、小麦粉375k
g、グルコース50kg、炭酸カルシウム1kg、りん酸カルシ
ウム6kg、プレミックス20kg、油脂40kg、フレーバー1kg
を均一に配合した後微粉砕処理をした。組成物の90%以
上が74〜149μの粒径を有していた。
35腹327頭の5日令の子豚に、フレーバーを含む下記の
組成を有する粉末人工乳とフレーバーを含まない人工乳
とを併置給与した場合の5日間ずつの平均摂取量を調べ
た。その結果を第1表に示す。
上記第1表より明らかであるように子豚はココアフレー
バーを含有する人工乳を好んで摂取した。
また本発明による子豚餌付用人工乳は、甘味料を添加す
ることが好ましい。子豚は特に餌付時に、丸味のある甘
味料を早くから食するという習性を有する。それは、子
豚の餌付は、食べるというよりも、むしろ鼻や口に付着
した人工乳を嘗めることより始まる為、甘みを感ずる味
蕾が舌の先端に分布していることから、甘さに対して極
めて敏感だからである。従つて、粉末人工乳に甘味料が
含有されていれば、子豚の嗜好性の優れたものを得るこ
とができる。即ち本発明による人工乳は子豚の嗅覚と味
覚とを刺激することによつて嗜好性を増進させるもので
ある。
本発明による粉末人工乳は粒子の90%以上が74〜149μ
の粒径を有するものであり、かつそれが均一に混合する
ことによつて嗜向性の向上を図るものである。粒度構成
と嗜好性の関係を調べるべく、従来の人工乳と本発明の
子豚餌付用人工乳を供試飼料として粉末状で給与して試
験を行つた。結果を第2表に示す。
以上の結果より、従来の人工乳よりも、微粉砕人工乳の
ほうが、子豚の嗜好性が高いことが判明した。
本発明による人工乳は粉末状であつて、液状給与するも
のでないため、給与時に液状に溶解する必要がなく、繁
雑な作業(溶解、保温等)や特別な給与装置が不要であ
る。
なお、子豚の哺乳期及び離乳期に多い腸管感染症(下痢
・軟便)や呼吸器病(肺炎・鼻炎)を抑える飼料添加物
(抗生物質・合成抗菌剤)を添加してもよい。
また、母乳中には不足している栄養成分(ビタミン類・
ミネラル類)を添加してもよい。
本発明による製造方法は蛋白質原料、殿粉質原料等の固
型原料を予め微粉砕機または分級機を用いて微粉状態に
調整する。前記固型原料の微粉状態における粒度は一般
に250μ以下であればよい。
次に微粉砕された固型原料に油脂類、液糖等を液状配合
機で均一に混合せしめ最終工程においてさらに微粉砕機
による処理を行ない、得られた製品の粒子の90%以上が
74〜149μの粒径になるようにすることによつて構成さ
れる。
前記分級機としては例えばターボクラシフアイヤ(日清
エンジニアリング(株)製商品名)等が挙げられ、微粉
砕機としては例えばパルペライザー(細川ミクロン
(株))ピンミル((株)マキノ製作所)、コロプレツ
クス等が挙げられ、液状配合機としては例えばスーパー
ターボ(日清エンジニアリング(株)製商品名)、シユ
ギーミキサー(オランダ国シユボン社)等が挙げられ
る。
本発明で使用する蛋白質原料としては、脱脂粉乳、魚
粉、大豆蛋白等があげられるが、脱脂粉乳が好ましく、
殿粉質原料としては小麦粉、加熱トウモロコシ、加熱マ
イロ等がある。さらに必要に応じて牛脂、イエローグリ
ス等の動物性油脂、大豆油等の植物性油脂も使用される
が、液状の油脂が容易に混合されるので好ましい。また
砂糖、液糖、サッカリン、グリコース等の甘味料は嗜好
性を向上させるので少量添加使用することが好ましい。
液状原料配合機により油脂が均一に混合されるが油脂が
均一に混合されていることは、嗜好性を向上させる重要
な要因となり、さらに水分熱の影響を受けることのない
人工乳を得ることにもなる。
このようにして得られた粉末状人工乳を日令5〜7日の
子豚に、母乳と併用給与する。この場合、子豚は母乳を
飲みながらでも人工乳を好んで採食することが観察され
ている。併用給与なので、いきなり人工乳のみを与えて
餌付するよりも、自然に難なく離乳させることができ
る。また子豚の発育の度合により必要量の栄養補給が可
能であり、そのため子豚の均一な発育が期待できる。母
豚にとつても、子豚が人工乳と併用哺乳するので、母豚
がやせ細ることもなく、産後まもなく次の発情期を迎え
ることができる。
(実施例) 以下本発明を実施例によりさらに詳しく説明する。
実施例 1 魚粉30kg、砂糖100kg、食塩2kgをパルプライザーにより
微粉砕処理を行ない次いでこれに脱脂粉乳375kg、小麦
粉375kg、グルコース50kg、炭酸カルシウム1kg、リン酸
カルシウム6kg、ココアフレーバー3269〔高砂香料
(株)製商品名〕1kg、プレミックス20kgを配合した。
配合物の粒度は250μ以下であつた。次いでこの配合物
に油脂40kg、をスーパーターボにより均一に配合した。
得られたものをさらにパルペライザーにかけ、90%以上
の粒子が74〜149μである本発明による子豚餌付用人工
乳が得られた。その粒度構成を第3表に示す。
実施例 2 分級機(ターボクラシフアイヤ)により250μ以下に調
整した魚粉20kg、脱脂粉乳375kg、小麦粉324kg、大豆蛋
白パウダー60kg、グルコース50kg、炭酸カルシウム1k
g、リン酸カルシウム6kg、ココアフレーバー3269(高砂
香料(株)製商品名)2kg、プレミツクス20kgにパルペ
ライザーにより微粉砕処理を行つた砂糖100kgと舎塩2kg
を配合した。配合物の粒度は250μ以下であつた。次い
でこの配合物に牛脂40kgをシユギーミキサーにより均一
に配合した。得られたものをさらにパルペライザーにか
け、90%以上が74〜149μの範囲にある本発明による子
豚餌付用人工乳が得られた。
その粒度構成を第3表に示す。
比較例 1 実施例1においてパルペライザーによる微粉砕処理の代
わりに目開き3mmの篩で篩分けを行ない、スーパーター
ボによる液状配合の代わりにリボンミキサーによつて液
状原料を配合した以外は、実施例1と同様に粉末人工乳
を得た。その粒度構成を調べた結果を第3表に示す。
実施例 1 4腹38頭5日令の子豚に9日間、実施例1による人工乳
と比較例1による人工乳とを併置給与して、嗜好性の比
較試験を行なつた。結果を第4表に示す。
上記第4表に示されるように、本発明によつて製造され
た子豚餌付用人工乳は、従来法によつて製造された人工
乳よりも子豚の嗜好性が高かつた。
試験例 2 実施例1で調製した子豚餌付用人工乳を、日令7及び11
日令から35日令まで母乳と併用給与したものを試験区と
した。
これに対し、21日令までを母乳のみで飼育し、21〜35日
令を上記人工乳のみで飼育したものを対照区とした。
試験区において、7日令より子豚餌付用人工乳の給与を
開始したものを試験Iとし、11日令より開始したものを
試験IIとした。いずれも不断給与を行なつた。
試験区と対照区の生時体重、21日令の体重と、35日令の
体重を測定した。結果を第5表に示す。
第5表に示されるように、人工乳と母乳とを併用して給
与した試験区における子豚のほうが対照区における子豚
よりも発育がよく、かつ発育のばらつきも少なかつた。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明によれば、生後まもない母
豚より哺乳中の子豚が喜んで喰いこむような物性・嗜好
性の両方の面において優れた人工乳を得ることができ
る。
この人工乳によつて飼育される哺乳中の子豚は、早期に
容易に餌付され、充分な栄養を補給されるため、人工乳
のみによる場合や、母乳のみによる場合よりも発育が向
上する。
さらに母豚にとつても負担が軽いため、次の受胎が速く
なり、ひいては養豚経営向上にもつながる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ココアフレーバーを含有し、且つ粒子の90
    %以上が74〜149μの粒径を有することを特徴とする、
    蛋白質原料および殿粉質原料を主成分とする固型状の子
    豚餌付用人工乳。
  2. 【請求項2】殿粉質原料が小麦粉である特許請求の範囲
    第1項に記載の子豚餌付用人工乳。
  3. 【請求項3】蛋白質原料が脱脂粉乳、魚粉、大豆蛋白で
    ある特許請求の範囲第1項に記載の子豚餌付用人工乳。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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DE2338403C3 (de) * 1972-07-31 1978-08-10 The British Petroleum Co. Ltd., London Feste Milchersatzmischungen
CH600790A5 (ja) * 1974-10-04 1978-06-30 Mepros Anstalt

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