JPH10146156A - 豚用固形飼料 - Google Patents

豚用固形飼料

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JPH10146156A
JPH10146156A JP8318498A JP31849896A JPH10146156A JP H10146156 A JPH10146156 A JP H10146156A JP 8318498 A JP8318498 A JP 8318498A JP 31849896 A JP31849896 A JP 31849896A JP H10146156 A JPH10146156 A JP H10146156A
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milk
piglets
pigs
flavor
solid feed
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Hiroyuki Suzuki
宏幸 鈴木
Ryuichi Azuma
隆一 東
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Nisshin Seifun Group Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 豚、特に子豚による嗜好性が改善された豚
用固形飼料、特に子豚用の人工乳を提供すること。 【解決手段】 ピーチフレーバーを含有する本発明の豚
用固形飼料、特にピーチフレーバーを含有する本発明の
子豚用の人工乳によって上記の課題が解決される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は豚用固形飼料に関す
る。より詳細には、本発明は、豚、特に子豚による嗜好
性が改善され、しかもその嗜好性が長期保存後も失われ
ずに保たれ得る豚用固形飼料に関する。
【0002】
【従来の技術】子豚の飼育に当たっては、一般に、生ま
れてから2〜3日間は母乳を摂取させ、それ以降は、母
乳と代用乳の併給、代用乳の単独給与、母乳と人工乳と
の併給、母乳と代用乳および人工乳の併給、代用乳と人
工乳の併給などの種々の給与形態を採りながら離乳期に
移行させる方法が採用されている。
【0003】その場合の代用乳は、粉末状の代用乳用組
成物を水や温水に溶かして水溶液状にして子豚に給与す
るものであり、母乳に近い液状形態および組成を有して
いる点で嗜好性が高いという長所がある。しかしなが
ら、子豚は1日に20〜30回も哺乳するという習性が
あり、そのため代用乳を給与して子豚を飼育するに当た
っては、1日に3〜4回代用乳用組成物を水や温水に溶
かして代用乳を調製して、それを特別に設計された哺乳
器に入れて保温しながら子豚に給与する必要があり、繁
雑な手間がかかり、設備面でもコストが高くなる。しか
も、液状の代用乳は腐敗が生じ易く、衛生面および安全
面での管理も大変である。
【0004】これに対して、人工乳は一般に粉末状の固
形飼料であり、固形状のままで子豚に直接給与されるも
のであるため、代用乳におけるような水や温水に溶かし
て調製するという繁雑な手間が要らず、また哺乳器など
の特別の設備も不要であり、さらに変質や腐敗が生じに
くく衛生的に優れるという種々の長所を有している。し
かしながら、人工乳は固形状であるために、液状の母乳
とはその性状および組成が大きく相違しており、その結
果、子豚による嗜好性が代用乳に比べて低いという欠点
がある。
【0005】そのため、子豚による人工乳の嗜好性を向
上させて、母乳から人工乳への移行、代用乳から人工乳
への移行、人工乳と母乳および/または代用乳の併給が
円滑に行われるようにするための方策が従来から色々試
みられており、そのような従来技術として、人工乳にバ
ニラフレーバーなどのフレーバーを添加してその嗜好性
を向上させることが知られている。しかしながら、バニ
ラフレーバーなどのフレーバーを添加した上記した従来
の人工乳は、子豚による嗜好性が充分に良好ではないと
いう欠点を有する。
【0006】そこで、人工乳において、さらには離乳期
またはそれ以降に給与される人工乳以外の豚用固形飼料
においても、豚の成長を促進させて生産性を向上させる
ためには、豚による嗜好性が一層良好な飼料が求められ
ている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、豚に
よる嗜好性が高く、しかも長期保存後も豚による嗜好性
の低減のない良好な固形飼料を提供することである。そ
のうちでも、本発明の大きな目的は、特に子豚による嗜
好性が高い人工乳を提供することであり、そのような人
工乳を用いることによって、母乳および/または代用乳
と人工乳との併給、母乳から人工乳への切り替えなどを
繁雑な手間をかけずに、且つ高価な哺乳装置などを用い
ずに行って、子豚を良好な生育を保ちながら離乳期へと
導くことである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成すべく
本発明者らが種々検討を重ねた結果、子豚用人工乳など
の豚用固形飼料中にピーチフレーバーを添加すると、バ
ニラフレーバーなどを添加した上記した従来の豚用固形
飼料に比べて、豚による嗜好性が一層良好になることを
見出して本発明を完成した。
【0009】すなわち、本発明は、ピーチフレーバーを
含有することを特徴とする豚用固形飼料である。そし
て、本発明は、ピーチフレーバーを含有する子豚用の人
工乳をその好ましい態様として包含する。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に本発明について詳細に説明
する。本発明では、豚用固形飼料に含有させるピーチフ
レーバーの種類は特に制限されず、飼料中に安全に含有
させ得るピーチフレーバーであればいずれも使用可能で
ある。
【0011】また、豚用固形飼料におけるピーチフレー
バーの含有量は豚用固形飼料の種類や組成、給与する豚
の日令(月令)などに応じて調整し得るが、一般には
0.005〜0.05重量%の割合で含有することが好
ましく、0.01〜0.03重量%の割合で含有するこ
とがより好ましい。豚用固形飼料におけるピーチフレー
バーの含有量が0.005重量%未満であるとピーチフ
レーバーによる嗜好性の改善効果が生じにくい。一方、
ピーチフレーバーを0.05重量%を超えて含有させて
も、豚による嗜好性の改善効果が小さく、しかも高価な
ピーチフレーバーを多量に使用することから豚用固形飼
料のコストが高くなり経済的でなくなる。
【0012】豚用固形飼料にピーチフレーバーを添加す
る時期は特に制限されず、豚用固形飼料中にピーチフレ
ーバーを均一に含有させることができればいずれの時点
で添加してもよい。例えば、ピーチフレーバーは、豚用
固形飼料を調製する際に、その混合の初期の段階で添加
しても、途中で添加しても、後段で添加しても、または
複数回に分けて添加してもよい。或いは前記以外にも、
ピーチフレーバーは、豚用固形飼料の造粒時に添加して
も、豚用固形飼料を豚に給与する直前に添加しても、ま
たはそれ以外の時点で添加してもよい。また、豚用固形
飼料へのピーチフレーバーの添加方法は特に制限され
ず、使用するピーチフレーバーの形態などにより適宜選
択することができ、例えば粉末状のピーチフレーバーの
場合はそのまま粉末状で添加してもまたは水やその他の
液体に溶かして液状にして添加してもよい。また、液状
のピーチフレーバーの場合はそのまま液状で添加するこ
とができる。
【0013】さらに、本発明の豚用固形飼料では、豚用
固形飼料を構成する飼料原料の種類や飼料組成、固形飼
料の形状などは特に制限されず、豚用固形飼料の種類、
給与する豚の日令(月令)などに応じて、従来既知の豚
用固形飼料と同様にすることができ、例えば、粉末状、
顆粒状、ペレット状、クランブル状などにすることがで
きる。そして、本発明の豚用固形飼料が子豚の人工乳で
ある場合は、粉末状または顆粒状であることが子豚によ
る摂餌性が良好であり好ましい。
【0014】そして、本発明の豚用固形飼料が子豚用の
人工乳である場合は、蛋白質原料および澱粉質原料から
主としてなっていることが好ましい。子豚用の人工乳で
用いる蛋白質原料としては、脱脂粉乳、全脂粉乳、濃縮
ホエー蛋白質、乾燥ホエーなどの乳成分、魚粉、血漿蛋
白質、大豆蛋白質、大豆粕などの他の蛋白質を挙げるこ
とができ、そのうちでも蛋白質原料の50重量%以上を
脱脂粉乳、全脂粉乳、濃縮ホエー蛋白質、乾燥ホエーな
どの乳成分から構成することが好ましい。また、子豚用
の人工乳で用いる澱粉質原料としては、小麦粉、トウモ
ロコシ粉、パン粉、澱粉類、菓子屑などを挙げることが
でき、そのうちでも澱粉質原料の50重量%以上が小麦
粉および/またはパン粉からなっていることが好まし
い。そして、子豚用の人工乳では、蛋白質原料と澱粉質
原料の合計量が、人工乳の全重量に基づいて約50〜9
0重量%であることが好ましい。
【0015】また、本発明の子豚用の人工乳は、必要に
応じて牛脂、イエログリースなどの動物性脂肪、大豆
油、ヤシ油などの植物性油脂、それらの硬化油、それら
の混合物などの油脂類の1種または2種以上;砂糖、液
糖、サッカリン、グルコース、ソーマチン、ステビアな
どの甘味料の1種または2種以上;ビタミン類、ミネラ
ル類、アミノ酸、ペプチド類などの栄養強化剤の1種ま
たは2種以上;酵素、生菌剤、有機酸などの1種または
2種以上を含有していてもよい。
【0016】また、本発明の豚用固形飼料が、離乳期以
降の豚に給与する飼料である場合は、従来の豚用固形飼
料におけるのと同様に、トウモロコシ、麦、米、大豆、
マイロ、芋類などの澱粉質原料;魚粉、血粉、骨肉粉、
大豆粕、ナタネ粕などの蛋白質原料;上記と同様な動植
物性油脂類;砂糖、グルコース、乳糖、液糖などの糖
類;ビタミン類、ミネラル類、アミノ酸、ペプチド類な
どの栄養強化剤;酵素、生菌剤、有機酸などのうちの適
当な原料を用いて調製すればよい。
【0017】本発明の固形飼料の豚への給与方法は特に
制限されず、豚用固形飼料の種類およびそれを給与する
豚の日令(月令)などに応じて、従来と同様にして給与
することができる。何ら限定されるものではないが、本
発明の豚用固形飼料が子豚用の人工乳である場合は、本
発明の人工乳を母乳と一緒に子豚に給与しても、本発明
の人工乳を母乳および代用乳と共に子豚に併給しても、
本発明の人工乳を代用乳と共に子豚に給与しても、本発
明の人工乳を単独で子豚に給与しても、本発明の人工乳
を他の子豚用飼料と共に給与してもよい。また、本発明
の人工乳の子豚への給与時期も特に制限されず、子豚の
生育状況などに合わせて給与することができるが、一般
に3〜35日令の子豚に給与され、その間に人工乳を継
続して給与しても、断続的に給与してもよい。そして、
本発明の人工乳を子豚に給与する場合は、例えば人工乳
を子豚が摂取し易いような適当な餌用の容器に入れてお
いて、子豚に自由に摂取させたり、時間を決めて給与し
たりすることができる。
【0018】また、ピーチフレーバーを含有する本発明
の豚用固形飼料は、水分含量の少ない固形状を呈してい
るので、ピーチフレーバーに対して非透過性の袋や容器
などに充填・封入して保存、流通、販売することによっ
て、そのピーチの香りが長期間に亙って失われることな
く、安定して維持できる。
【0019】
【実施例】以下に実施例により本発明について具体的に
説明するが、本発明はそれにより何ら限定されない。以
下の例において「部」は重量部を、%は重量%を示す。
【0020】《実施例1》 (1) 下記の表1に示す配合組成で飼料用原料を均一
に混合した後、撹拌造粒機を用いて造粒して顆粒状の子
豚用固形飼料(人工乳)を調製した。
【0021】
【表1】 [子豚用固形飼料(人工乳)の配合組成] 小麦粉 227部 油脂類 50部 パン粉 150部 砂糖 30部 脱脂粉乳 315部 グルコース 25部 乾燥ホエー 25部 菓子屑 65部 魚粉 47部 ビタミン・ミネラル混合物 26部 血漿蛋白質 40部 合 計 1000部
【0022】(2) また、ピーチフレーバー(ピーチ
フレーバー組成;エチル−N−ブチレート1.0%、γ
ーノナラクトン1.5%、2−メチルブチル−3を6.
0%、γ−ウンデカラクトン1.8%、ベンツアルデヒ
ド1.6%、マルトール1.8%、イソクラ酸1.5お
よび希釈剤・増量剤84.8%)10部をプロピレング
リコール90部と混合してピーチフレーバーの10%プ
ロピレングリコール液を調製した。
【0023】(3) 上記(1)で調製した子豚用固形
飼料(人工乳)200gに、上記(2)で調製したピー
チフレーバーの10%プロピレングリコール液0.7g
を噴霧し、ついで上記(1)で調製した子豚用固形飼料
500gと混合して、ピーチフレーバーを0.01%含
有する子豚用固形飼料(人工乳)を調製した[これを以
下「人工乳(I)」という]。
【0024】(4) 上記(3)とは別に、上記(1)
で調製した子豚用固形飼料200gにバニラフレーバー
の10%プロピレングリコール液0.7gを噴霧し、つ
いで上記(1)で調製した子豚用固形飼料500gと混
合して、バニラフレーバーを0.01%含有する子豚用
固形飼料(人工乳)を調製した[これを以下「人工乳
(II)」という]。
【0025】(5) 上記(3)で調製したピーチフレ
ーバーを含有する人工乳(I)、および上記(4)で調
製したバニラフレーバーを含有する人工乳(II)をそれ
ぞれ100gづつ別々の給餌用容器に入れ、両方の容器
を併置して、8日令の子豚9頭に30分間に亙って自由
に摂取させて、その間における子豚の給餌用容器への延
べ寄り付き回数を数えると共に、30分間の食下量(摂
取量)を測ったところ、下記の表2に示すとおりであっ
た(試験1)。なお、ここにおける食下量は、給餌用容
器に最初に入れた人工乳の量(100g)から30分後
に給餌用容器に残留していた人工乳の量(g)を差し引
いた量をいう。
【0026】(6) 供試豚として9日令の子豚10頭
を使用した以外は上記の(5)と同様にして給餌試験を
行って、ピーチフレーバーを含有する人工乳(I)およ
びバニラフレーバーを含有する人工乳(II)を入れたそ
れぞれの給餌用容器への30分間の子豚の延べ寄り付き
回数およびを食下量(摂取量)を調べたところ、下記の
表2に示すとおりであった(試験2)。
【0027】
【表2】 延べ寄付回数 食下量 (回/30分) (g) ○試験1(8日令の子豚9頭): 人工乳(I)(ピーチフレーバー含有) 16 43 人工乳(II)(バニラフレーバー含有) 10 32 ○試験2(9日令の子豚10頭): 人工乳(I)(ピーチフレーバー含有) 28 75 人工乳(II)(バニラフレーバー含有) 12 50
【0028】上記の表2の結果から、ピーチフレーバー
を含有する人工乳(I)は、バニラフレーバーを含有す
る人工乳(II)に比べて、子豚の延べ寄り付き回数が多
く且つ食下量も多くて、子豚による嗜好性が高く子豚に
好んで摂取されることがわかる。
【0029】《実施例2》 (1) 実施例1の(1)で調製した子豚用固形飼料
(人工乳)500gに実施例1の(2)で調製したピー
チフレーバーの10%プロピレングリコール液1.0g
添加して均一に混合してピーチフレーバーを0.02%
含有する子豚用固形飼料(人工乳)をつくり、それを非
通気性袋(ポリエチレン製)(縦×横=27cm×17
cm)に充填して、袋の口を閉じずに開放した状態にし
て室温(25℃)で2週間放置した。その間に、1週間
毎に袋に入った子豚用固形飼料の香りを5名のパネラー
により嗅いでもらって、添加したフレーバーの香りがす
ると判定したパネラーの数を数えたところ、下記の表3
に示すとおりであった。
【0030】(2) 上記(1)で調製したピーチフレ
ーバーを0.02%含有する子豚用固形飼料を上記
(1)で用いたのと同じ袋に充填し、袋の口を閉じずに
開放した状態にして40℃の温度に2週間放置した以外
は上記の(1)と同様にして子豚用固形飼料における香
りの残存試験を行ったところ、下記の表3に示すとおり
であった。
【0031】(3) ピーチフレーバーの10%プロピ
レングリコール液の代わりに、アップルフレーバーの1
0%プロピレングリコール液およびイチゴフレーバーの
10%プロピレングリコール液のそれぞれを1.0%添
加して、アップルフレーバーを0.02%含有する子豚
用固形飼料(人工乳)、およびイチゴフレーバーを0.
02%含有する子豚用固形飼料(人工乳)をそれぞれ調
製して、それらを用いた以外は上記の(1)および
(2)と全く同様にして子豚用固形飼料における香りの
残存試験を行ったところ、下記の表3に示すとおりであ
った。
【0032】
【表3】 人工乳が含有する 室温(25℃) 40℃ フレーバーの種類 1週目 2週目 1週目 2週目 ○ピーチフレーバー 5名 5名 5名 4名 ○アップルフレーバー 4名 2名 1名 0名 ○イチゴフレーバー 4名 2名 1名 0名
【0033】上記の表3の結果から、ピーチフレーバー
を含有する本発明の豚用固形飼料(人工乳)は、室温で
は勿論のこと、40℃という高い温度で長期間保存して
もピーチの香りが失われないこと、そのため豚による嗜
好性が長期に亙って低下しないことがわかる。それに対
して、アップルフレーバーまたはイチゴフレーバーを含
有する豚用固形飼料(人工乳)の場合は、室温で保存し
た場合に2週間後にはアップルまたはイチゴの香りがか
なり失われること、40℃で保存した場合にはアップル
またはイチゴの香りの低減または消失が大きく、そのた
め豚による嗜好性が短期間に低下したり失われてしまう
ことがわかる。
【0034】
【発明の効果】ピーチフレーバーを含有する本発明の豚
用固形飼料は、豚による嗜好性が高いために豚の飼料摂
取量を高めてその成長を促進させることができる。特
に、ピーチフレーバーを含有する本発明の子豚用の人工
乳は、子豚による嗜好性が高いので、液状の母乳や代用
乳に慣れている子豚であっても摂餌性が良好であり、子
豚の成長の促進に有効であり、しかも母乳および/また
は代用乳と人工乳との併給、母乳および/または代用乳
から人工乳への切り替えなどをスムーズに行いながら、
子豚を離乳期に導くことができる。さらに、ピーチフレ
ーバーを含有する本発明の豚用固形飼料は、室温では勿
論のこと、40℃という高い温度で長期間保存してもピ
ーチの香りが失われず、そのため豚、特に子豚による嗜
好性が長期にわたって低下することなく安定に維持され
る。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ピーチフレーバーを含有することを特徴
    とする豚用固形飼料。
  2. 【請求項2】 子豚用の人工乳である請求項1の豚用固
    形飼料。
  3. 【請求項3】 蛋白質原料および澱粉質原料から主とし
    てなっている請求項1または2の豚用固形飼料。
  4. 【請求項4】 ピーチフレーバーを0.005〜0.0
    5重量%含有する請求項1〜3のいずれか1項の豚用固
    形飼料。
JP8318498A 1996-11-15 1996-11-15 豚用固形飼料 Pending JPH10146156A (ja)

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