JP5530631B2 - 子豚用家畜飼料の製造方法、及び給餌方法 - Google Patents

子豚用家畜飼料の製造方法、及び給餌方法 Download PDF

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Description

(発明の背景)
本発明は、家畜に飼料を給餌する、特に豚に飼料を給餌する方法を含む。本発明はまた、ゲル飼料の新規の組成物、およびこのようなゲル飼料の製造方法も含む。
飼料および給水が何れも必要とされるが、提供するのが困難であったり、あるいは追加の費用をかけて両方の成果を提供している状況が数多く見られる。例えば、家畜の輸送時においては、各家畜に対して給水を維持するのは困難であり、かつ費用を要する。さらに、動物は飼料を摂取することにあまり関心を示さないものの、特定の栄養が必要とされているというような、動物の生命に関わる状況もある。例えば、幼動物は固形の餌を摂取する方法を学ばなければならないことから、離乳等の移行期には栄養面の問題が生じる。幼動物にとっては、哺乳による以外の栄養摂取に慣れることが難しいこともある。早期の離乳は、疾患および体重増加の回避における利点をもたらす。しかし、幼動物が充分な栄養素を確実に摂取できるように、早期の離乳では配慮が必要である。
また、雌成豚は、分娩の直前および直後に特別な栄養を必要とする。適切な栄養素の摂取は、発育する胎児の成長のため、雌成豚自身の身体の必要性(体維持)のため、乳汁分泌のため、および分娩後の雌成豚の飼料摂取の低下を最小限にするために、雌成豚によって必要とされる。
成長期および仕上げ期の豚も、特別な栄養素を必要とする場合があり、これは疾患および環境要因等のいずれかの因子に起因する場合がある。疾患および環境要因は、栄養の摂取に影響を及ぼす場合があり、ひいては養豚家の収益性に影響を及ぼす。
(発明の要旨)
本発明は、家畜用のゲル型飼料を製造する方法を含む。本方法は、飼料の栄養成分、水、アルギネート、水不溶性のカルシウム成分、またはカルシウム成分とアルギネートとの反応を抑制する金属イオン封鎖剤(sequestrant)を混合することによって、最初に飼料混合物を形成することを含む。飼料混合物が形成されたら、飼料栄養成分を含有するゲルマトリクスを含むゲル飼料が形成されるように、カルシウム成分が可溶化されるか、またはアルギネートとカルシウム成分の間の反応性に対する金属イオン封鎖剤の作用が除去される。
本発明はまた、本発明の方法に従って製造されるゲル飼料を家畜に給餌する方法も含む。
本発明の別の態様においては、離乳直後少なくとも7日間にわたり栄養素を含有するゲル飼料を給餌することによって、子豚を離乳させる。
本発明のさらに別の態様において、ゲル家畜飼料は、水が主成分であり、タンパク質が血漿または血清等の血液に由来する、アルギネートベースのゲルマトリクスを含む。別の態様においては、卵タンパク質が血液由来タンパク質で置き換えられるか、またはこれと組み合わせられる場合がある。
本発明はまた、水が主成分であるゲル飼料を閉じ込められた家畜に給餌して、閉じ込められた家畜に毎日の必要量の水を供給することによって、閉じ込められた家畜に水を供給する方法も含む。
(好ましい実施形態の詳細な説明)
本発明は、栄養素を含有し、味が良く、貯蔵性に優れた飼料を、主成分が水であるゲルマトリクスにて提供する。本ゲル飼料は、家畜の生命維持のために飼料外に追加の水を必要としない程度に、飼料成分および水成分の両方を家畜に供給する。家畜とは、飼育場、牧畜場もしくは農業環境で飼育される豚、馬、牛、羊、もしくは山羊等の農業動物もしくは家畜動物、または動物園もしくは動物学的環境で飼育される動物を意味する。
あるいは、本ゲルは、栄養素を一切含まず水源として単独で使用される場合もある。個別に囲いに入れて輸送する、または囲いに入れずにトラックトレーラーで輸送する等、閉じ込められた豚に水を供給することは、どう見ても困難である。水を固形の形態で提供することにより、車両の移動または動物の衝突による流出が解消される。
さらに、本発明のゲル飼料は、抗生物質および化学療法薬等の薬剤、またはプロバイオティクスおよび機能性食品等の微生物補助食品の送達系として使用される場合がある。薬剤の送達系として使用する場合、薬剤は、ゲル内の唯一の構成物質である場合がある。豚に承認された抗生物質の例には、アプラマイシン、メチレンジサリチル酸バシトラシン(bacitracin methylene disacylate)、バシトラシン亜鉛、バムベルマイシン、クロルテトラサイクリン、リンコマイシン、ネオマイシン、オキシテトラサイクリン、ペニシリン、チアムリン、タイロシン、およびバージニアマイシンが含まれる。豚に承認された化学療法薬には、アルサニル酸、カルボドックス(carbodox)、ロキサルソン、スルファメタジン、およびスルファチアゾールが含まれる。豚用のその他の薬剤は、周知であり、本発明の適用範囲内に含まれる。
本発明のゲル型飼料の硬度は、プティングの硬度を有するソフトゲルからGummy Bears(登録商標)等のグミキャンディーの硬度を有するハードゲルまでの範囲がある場合がある。本ゲルは、水が分散媒であるコロイドゲル、即ちヒドロゲルとして記載してもよい。ゲルの硬度で1つ考慮することは、ゲルが飼育する動物に付着しないことである。豚に付着するゲルは2つの問題をもたらす。1つ目の問題は、その動物の清浄度および動物を収容する囲いに関する。もう1つの問題は、飼料の無駄である。これは、動物が、顔やその他の体の部分等、動物の口で届かない部分に付着する飼料を摂取できないためである。ゲルがどの程度硬いかは大して重要ではなく、多くの場合、好ましくは、主成分は水である。主成分とは、水の重量パーセントが、ゲル飼料中のその他全ての成分よりも高いことを意味する。
本発明のゲル飼料の組成物は以下の通りである。
本発明の組成物において有用なタンパク質の好適な原料には、動物系および植物系の両タンパク質が含まれる。動物系タンパク質の非網羅的な一覧には、肉粉、肉骨粉、血粉、赤血球、可溶性ブタタンパク質粉、加水分解羽毛粉、魚粉、粉乳、血漿および血清タンパク質、鶏肉副産物粉、乳清粉、濃縮乳清タンパク質、ならびに卵が含まれる。ゲル飼料中の血漿および/または血清タンパク質の好適な濃度は約0〜25重量%であり、卵の好適な濃度は約0〜15%である。植物系タンパク質の非網羅的な一覧には、アルファルファ粕、カノーラ種粕、米タンパク質、ココナッツ粕(コプラ)、小麦グルテン、ポテトタンパク質、綿実粕、亜麻仁粕(亜麻)、ピーナツ粕、ベニバナ粕、ゴマ粕、大豆粕、大豆タンパク質、およびサンフラワー粕、ならびにその他の脂肪種子粕が含まれる。
本発明において有用な糖質の原料には、ソルガム粉末、挽いた米、米粉末、トウ挽いたソルガム、オーツ麦生成物、小麦、挽いたソルガム、あるいは小麦、オーツ麦、大麦およびライ小麦等の任意の好適な穀物由来のデンプン、あるいはタピオカおよびジャガイモ等の塊茎が含まれる。ラクトース、デキストリン、スクロース、フルクトース、およびその他の単糖も好適な糖質である。
本発明において有用な脂質は、植物または動物の両原料に由来する場合がある。一部の脂質は、タンパク質または糖質原料に含めることにより生じる場合がある。しかしながら、さらに脂質が添加される場合もあり、混合脂質(動物性および植物性の混合物)等の精製生成物が一般的なものであり、あるいは家禽脂もしくは獣脂である場合もあれば、大豆油、トウモロコシ油、カノーラ油、ヤシ油、オリーブ油等の植物性原料である場合もある。脂質は、エネルギー源として必要である上、本発明の飼料に添加される場合がある特定のビタミンの吸収にも必要である。
本発明において有用な繊維質は、食物繊維である。食物繊維の主要な原料は、タンパク質および/または糖質を提供するのと同じ植物性原料である。追加の食物繊維が必要な場合は、大豆皮またはオオバコ等の一般的な原料から得られる場合もある。
前述の栄養素に加えて、特定の動物の必要に応じて、ビタミンおよびミネラルの付加的な補給を供給することが望ましい場合もある。
本発明で使用されるゲル化剤の1つは、水と混合し、飼料成分(前述の栄養素)を保持するマトリクスを形成できる粘性物質である。好適な粘性物質の例には、寒天、アルギネート、カラゲナン、アラビアゴム、ガティゴム、トラガカント、ペクチン、グァー、ゲラン、カルボキシメチルセルロース、およびローカスビーンが含まれる。アルギネートの場合、飼料成分(水を除く)の約0.25〜1.5重量%のアルギネートが、ゲルの形成に必要である。ゲルのその他の種類も、本発明適用範囲に含めることが可能であり、これには、ソルガム粉末、挽いた米、米粉末、挽いて押出したコーン、挽いたソルガム、小麦、および糖類(デキストリンおよびスクロース等)を含めたデンプン等の粘性物質以外の糖質系の種類が含まれる。本発明において有用である場合があるその他のゲル化剤には、ペクチン、キチン、および動物性タンパク質ベースのゼラチンが含まれる。
本発明のゲルは、好ましくは、コールドセット型であるが、参考として本明細書で援用される米国特許第5,217,740号に記載の通り、水中で粘性物質を加熱することによって製造されるゲルも、本発明の適用範囲に含まれる。本明細書で考察する特定の実施形態において、ゲル飼料は、外部熱源を使用することによって製造されない。最初に、タンパク質、糖質、脂質、および繊維質成分、ならびにその他いずれかの栄養素、ビタミン、ミネラル、またはその他の補助剤を、粘性物質およびカルシウム原料と共に、表1の範囲内で選択された部分に従って、水中で混合する。これらの選択部分は、特定の動物、および該動物のライフサイクルにおける特定の期間に合わせて計画する。例えば、離乳中および離乳後の子豚は、妊娠時の雌成豚に比べて、表1に列挙する成分の必要とする部分が異なると思われる。
好ましくは、カルシウム原料は水不溶性であるか、またはゲルが直ちに形成されないようにカルシウムとアルギネートとの反応を抑制する金属イオン封鎖剤を含む。カルシウムとアルギネートの間の反応を介して形成されるゲルは周知である。ゲルを形成するアルギネートの性質、および適切なゲルを形成する難しさも周知である。ゲルを形成する本発明の方法は、アルギネートゲルの制御形成を提供する。ヒトの食物での使用を目的としてカルシウムの存在下におけるアルギネートゲルの形成を制御するための金属イオン封鎖剤の使用または酸の使用は、既知である。
好ましくは、カルシウム原料はカルシウム塩であり、この塩は、最初は不溶性であるものの、その後可溶性になる場合がある。本発明において好適なカルシウム塩の1つは、第二リン酸カルシウムである。第二リン酸カルシウムは、pH 6以上で実質的に水不溶性である。使用に好適なその他のカルシウムには、炭酸カルシウム、グルコル酸カルシウム、ヨウ素酸カルシウム、酸化カルシウム、硫酸カルシウムが含まれる。
混合物が混合されると、pHは低下する。好ましくは、クエン酸、フマル酸、またはプロピオン酸を単一で使用するか、またはその他の有機酸と組み合わせて使用する。pHを低下させるのに好適なその他の有機酸または鉱酸または酸性物質は、本発明の適用範囲に含まれる。pHが約4.5以下に低下すると、本発明のゲルが形成される。
アルギネートベースのゲルの強度は、カルシウム濃度、pH、および使用するアルギネートの種類を含めた幾つかの要因により異なる。カルシウム含有量を変える、または使用するアルギネートの種類を変える、またはpHを調節することにより、異なるゲル強度のゲルを製造することができる。pHまたはカルシウム低濃度のいずれかによりカルシウムの有用性が低いと、ソフトゲルが形成される場合がある。pHが低いと、より硬いゲルが形成される場合がある。水の硬度も、水の炭酸カルシウム含有量に応じて、アルギネートゲルの形成に影響を与える場合がある。
本発明のアルギネートベースのゲルは、バッチ式または連続式のいずれかで製造される場合がある。バッチ式で製造される場合、栄養素、アルギネート、第二リン酸カルシウム、および水を一緒に混合する。次いで、有機酸を加えて、ゲルが形成される選択レベルまでpHを低下させる。また一方、鉱酸も添加に好適である。連続式での形成では、さらに、アルギネート、第二リン酸カルシウムおよび水との栄養素のバッチを、最初にタンク内で混合する。そして別のタンク内で、水と酸を混合する。次いで、これらの2つの混合物を、放出口系路を介してポンピングし、インラインの静的ミキサーを介して混合させて、連続してゲルを形成する。
本発明に特に有用な1つの状況には、離乳中の子豚に栄養素を供給することが含まれる。離乳は子豚に多くの課題を与える。これらの課題には、液体の餌から固形の餌への突然の変化が含まれる。固形の餌は、子豚にとって最初は容易に消化できない場合もある成分を含む。さらに、子豚は、新たな社会構造に置かれる。これらの影響が重なると、消化管の完全性を維持するために必要な栄養素の摂取に混乱を招く。このような混乱は、成長能力に影響を及ぼし、消化不良もしくは下痢またはその両方への罹病性を引き起こす未熟な免疫系によってさらに悪化する。
研究では、離乳後最初の24時間に子豚の半分は水しか飲めないことが示されている(Varley and Stockill, 2001)。
離乳後最初の5日間は、子豚による水の摂取量が、明らかに生理的要求とは関係なく変動しており、水の摂取量は成長、摂取量、または下痢の重症度に関連していないと思われる(McLeese, et al., 1992)。しかし、第5日以降になると、水の摂取量は、成長および摂取量と平行するより一貫したパターンに従うと思われる。離乳後の最初の数日間は、摂取がない場合に満腹感を得るために消化管を満たす必要があることから、水の消費量が高くなる場合があると推定される。離乳後の最初の数日間に乾燥飼料を給餌された離乳初期の豚が自発的に餌を採ることは、限られることが多い。証拠によれば、離乳初期の豚の成長率が、成長の可能性よりも摂取量によって多くは制限されることが示唆されている。Pluske (1993)では、離乳する豚が、日齢21日の離乳から5日目まで維持要件を満たさないことが報告されている。
本発明のゲル生成物は、幼子豚に必要な栄養素摂取量だけでなく適切な水分必要量も供給する。本発明のゲル飼料を利用することにより、子豚は、ほぼ離乳直後に本発明のゲル飼料を驚くほど食べ始めた。好ましくは、幼子豚用のゲル型飼料は、噴霧乾燥血漿タンパク質等の高品質のタンパク質原料を含む。噴霧乾燥血漿タンパク質は、離乳後最初の7〜14日間および子豚のストレス期間における成長能力の改善に役立つことが示されている。血漿タンパク質はその栄養価を超えた生体機能を有するように思われる。
本発明を以下の実施例においてさらに詳細に説明する。これらの実施例は、本発明の適用範囲内に含まれる数多くの改変および変化が当業者に明らかになることから、例示のみを目的としている。
(実施例1)
平均体重6kg(13.3ポンドの離乳豚計57匹を、35日間の成長試験で使用した。一部の子豚に、ゲルマトリクスがデンプン(Staley Mfg. Co.(米国イリノイ州ディケーター)から入手したSoft SetTMデンプン)である、ゲルベースの飼料を給餌した。それぞれのゲル飼料が異なるタンパク質源(American Protein Corp.(米国アイオワ州エイムズ)から入手したSoluteinTMまたはAppeteinTM)を含む2種類のゲル飼料と共に対照(ゲルなし)飼料を試験で使用した。AppeteinTMは、血漿由来のタンパク質であり、一方SoluteinTMは血清由来のタンパク質である。SoluteinTMを含むゲルの配合を以下の表2に記載し、AppenteinTMを含むゲルの配合を以下の表3に記載する。
表2および表3に記載した配合中の乾燥成分を、4.8リットル(5クオートのKitchenAid Mixerで混合した。プロピオン酸および水(表2および3に記載した成分1に対して3倍量の水)を、19リットル(5ガロンバケツ内で混合し、Myers Mixerを使用して、液体量を30秒間混合した。30秒後、乾燥混合物を加え、乾燥および液体成分の混合物をさらに3分間混合した。各配合(SoluteinTMおよびAppeteinTM)を5バッチ製造した。
離乳時に、豚を体重によって選別して、6つの体重群(ブロック)に分けた。食餌処置を、各体重群(ブロック、6複製/処置)内の各囲い(1囲い当たり豚3〜4匹)に無作為に割り付けた。1ブロック内の囲いには同数頭の豚を収容した。以下により構成される3種類の食餌処置を評価した。
Team Lean 10〜15ペレットを7日間給餌し、Team Lean14〜20およびTeam Lean 25〜50を各14日間給餌した。全てのペレットを囲いの入り口に取り付けた金属製フィーダーで給餌した。ゲル飼料は、離乳後第0〜4日間クリープフィーダーで給餌し、ゲル混合(50:50)および乾燥飼料(Team Lean 10〜15ペレット)は、離乳後第4〜7日間クリープフィーダーで給餌した。
豚を、乳頭給水器、4穴フィーダー、およびプラスチックすのこ床を有する囲い内の従来からの幼豚の飼育設備に収容した。豚は、飼料および水を随時摂取できた。豚の体重および摂取量(ゲル飼料およびペレットの両方)を離乳後0日、4日、14日、21日および35日に測定し、1日平均増体重(ADG)、1日平均摂取量(ADFI)、および飼料:体重増加比を評価した。ゲル飼料の摂取量を離乳後第1週の間に測定した。さらに、糞便の色および硬度のスコアを週2回採取した。
データは、最初の体重に基づき囲いを実験ユニットおよびブロックに使用して、完全乱塊法で解析した。有意な処置効果に対する平均分離を、最小有意差(LSD)法によって達成した。

離乳後第0〜7日および第7〜14日の間(表5)、各処置群間のADGに関する有意差(P≧0.1)は観察されなかった。しかし、ゲル飼料を給餌された豚は、ゲル飼料を給餌されなかった豚よりもADGの数値が高かった。離乳後第14〜21日および第21〜35日の間にゲル飼料を給餌された豚は、ゲル飼料を給餌されなかった豚よりも大きい(P<0.1)ADGを継続して有した。同様に、35日間の全試験期間にわたり、ゲル飼料を給餌された豚は、ゲル飼料を給餌されなかった豚よりも大きい(P<0.11)ADGを有する傾向があった。離乳後35日までに、SoluteinTMおよびAppeteinTM含有ゲルを給餌された豚は、ゲル飼料を給餌されなかった豚よりもそれぞれ1.2kg(2.6ポンド1.5kg(3.3ポンド体重が増加した。
また、離乳後第0〜4日、第4〜7日、および第0〜7日の間に、SoluteinTMを含むゲル飼料の摂取量は、AppeteinTMを含むゲル飼料と同様であった。第0〜7日の間に、ペレットのADFIは、ゲル飼料を給餌されなかった豚よりもゲル飼料を給餌された豚の方が大きかった(P<0.03)。これはおそらく、ペレットをゲル飼料と混合した際の、一部の乾燥飼料の消耗を示している。第7〜14日の間に、ゲル飼料を給餌された豚は、ゲル飼料を給餌されなかった豚よりもADFIの数値が高かった。第14〜21日、第21〜35日、および第0〜35日の間に、ゲル飼料を給餌された豚は、より大きい(P<0.1)ADFIを継続して有した。
離乳後第0〜7日の間に、ゲル飼料を給餌された豚は、ゲル飼料を給餌されなかった豚よりも体重増加:飼料比に関してより低い値(P<0.06)を有した。これはおそらく、ペレットをゲル飼料と混合した際の、一部の乾燥飼料の消耗を示している。離乳後第7〜14日、第14〜21日、および第21〜35日の間に、各処置群間で体重増加:飼料比に関する有意差は観察されなかった。
各処置群間で、糞便の色のスコアおよび硬度における有意差は観察されなかった。
本試験の結果は、離乳後第1週の間に、SoluteinTMまたはAppeteinTM(血漿タンパク質)を含有するゲル飼料の給餌が幼豚の成長を改善させたことを示す。体重増加の改善は、後の段階でより明らかであった。これは、離乳後第1週のゲル摂取が、残りの新生期間を通して持ち越し効果を有し得ることを示唆する。本試験の終了時には、SoluteinTMおよび血漿タンパク質を含有するゲル飼料を給餌された豚は、ゲル飼料を給餌されなかった豚よりもそれぞれ1.2kg(2.6ポンド1.5kg(3.3ポンド体重が増加した。
(実施例2)
平均体重4.8kg(10.5ポンドの離乳豚、計270匹を、35日間の成長試験で使用した。離乳時に、豚を体重によって選別し、11の体重群(ブロック)に分けた。各体重ブロックを、可能な限り同じ体重の20または25匹の子豚で構成した。5種類の異なる食餌処置を、各体重ブロック内の各囲いに無作為に割り付けた。各囲いには4匹または5匹の子豚を収容した。食餌処置を以下の表6に示す。
上記表6の4種類の処置用のゲル飼料を、バッチ処理を使用して混合した。各処置の組成物を、以下の表7に示す。最初に、水、ピロリン酸四ナトリウム、キサンタンガム、アルギネート、第二リン酸カルシウム、およびソルビン酸カリウムを、以下の表7に記載した割合で約2分半混合した。処置5(表6)は、ゲルを形成するために2種類のアルギネートを利用した。次いで、脂質、ビタミンおよびミネラル、Luctarom(登録商標)、ならびにスクロースを、乾燥動物血漿、SoluteinTM、または乾燥動物血漿および乾燥全卵のいずれかと共に混合した。その後、混合物を1分間混合した。
各処置を5ガロンバケツに注いだ。それぞれの5ガロンバケツ内の混合物を、Myersラボミキサーを使用して攪拌しながら、表7に記載した割合のフマル酸、プロピオン酸およびクエン酸を、混合物がゲル化し始めるまで添加した(約15秒間)。ゲルの形成は約5分間で生じた。
豚は、各囲いの入り口に設置された金属製フィーダー内のペレット飼料を随時摂取できた。処置2、3、4および5のゲル飼料を、子豚がゲル型飼料を受けやすいように各囲いに追加された丸なべ型のクリープフィーダーで給餌した。ゲル飼料を随時供給し、その囲い内の全てのゲル飼料が摂取された場合、その後毎日ゲル飼料を追加した。また、子豚は水を無制限に摂取できた。処置2、3、4および5では、乾燥飼料(ペレット)を、第3〜7日の期間ゲル飼料に添加した。第3日に、ゲル飼料0.45kg(1ポンド当たり乾燥飼料0.045kg(0.1ポンドを添加した。第4日に、ゲル飼料0.45kg(1ポンド当たり乾燥飼料0.2kg(0.5ポンドを添加した。第5、6、および7日に、ゲル飼料0.45kg(1ポンド当たり乾燥飼料0.45kg(1ポンドを添加した。ゲル飼料摂取は、第7日の後、全ての処置で終了した。
豚の体重および摂取量(ゲル飼料およびペレット)を、離乳開始日、離乳後第7、14、21および35日に測定し、1日平均増体重(ADG)、1日平均摂取量(ADFI)、および飼料:体重増加比を評価した。さらに、糞便の色および硬度のスコアを週に2回採取した。
データは、最初の体重に基づき囲いを実験ユニットおよびブロックに使用して、完全乱塊法で解析した(表8を参照)。最初の体重(4.5kg(10ポンド未満および4.5kg(10ポンド超)、ゲルの種類、および最初の体重×ゲルの種類の効果を評価した。

離乳後第1週の間に、ADGに関する数値的改善が、最初の体重が4.5kg(10ポンド未満で、かつ第1週にゲル飼料を給餌された豚に観察された。しかし、4.5kg(10ポンド超の豚では、ADGに関する改善が観察されなかった。第2週の間に、処置群の間にADGに関する有意差は観察されなかった。第3週、第3〜5週、および5週間の全試験期間にわたり、ゲル飼料は、最初の体重が4.5kg(10ポンド未満であった幼豚のADGを改善したが、最初の体重が4.5kg(10ポンド超の豚には大して効果がなかった(最初の体重×ゲル相互作用、それぞれP=0.07、P=0.13、およびP=0.01)。離乳後第1週の間のゲル摂取は、残りの新生期間を通して持ち越し効果を有した。本試験の終了時には、体重が4.5kg(10ポンド未満で、処置2、3、4、および5のゲル飼料を給餌された豚は、ゲル飼料を給餌されなかった豚よりも、それぞれ1.56kg(3.44ポンド)0.75kg(1.64ポンド)1.74kg(3.83ポンド)および1.90kg(4.17ポンド体重が増加した。
離乳後第1週の間に、ゲル飼料を給餌された豚は、ゲル飼料を給餌されなかった豚よりも乾燥飼料(ペレット)を少なく(P<0.01)摂取した。血漿と共にゲル飼料を給餌された豚は、ゲル飼料をより多く摂取したが、乾燥飼料(ペレット)の摂取は少なかった。SoluteinTMと共に2種類のアルギネートゲル飼料を給餌された豚は、ゲル飼料の摂取が少なかった。第2週の間に、処置群の間でADFIに関する有意差(P>0.01)は観察されなかった。
最初の体重×ゲルの種類の有意な相互作用(P<0.05)は、第3週、第3〜5週、および第0〜5週にADFIにおいて観察された。第3週の間に、離乳時に体重が4.5kg(10ポンド未満で、SoluteinTM、血漿および卵、またはSoluteinTMプラス2種類のアルギネートを含有するゲルを給餌された豚は、ゲル飼料を給餌されなかった豚よりも多く(P<0.05)の乾燥飼料(ペレット)を摂取した。第3〜5週に、離乳時に体重が4.5kg(10ポンド未満で、SoluteinTMまたはSoluteinTMプラス2種類のアルギネートゲルを給餌された豚は、ゲルを給餌されなかった豚よりも多い量(P<0.05)の乾燥飼料を摂取した。離乳餌に体重が4.5kg(10ポンドを超え、SoluteinTMプラス2種類のアルギネートゲルを給餌された豚は、ゲルを給餌されなかった豚よりも乾燥飼料の摂取が少なかった(P<0.05)。同様に第0〜5週に、離乳時に体重が4.5kg(10ポンド未満であり、SoluteinTM、血漿プラス卵、またはSoluteinTMプラス2種類のアルギネートゲルを摂取した豚は、ゲルを給餌されなかった豚よりも多く(P<0.05)の乾燥飼料を摂取した。離乳時に体重が4.5kg(10ポンドを超え、SoluteinTMプラス2種類のアルギネートゲルを給餌された豚は、他の処置を給餌された豚よりも摂取した乾燥飼料が少なかった(P<0.05)。
第2週、第3週、第3〜5週、または第0〜5週に、処置群の間で飼料:体重増加比に関する有意差は観察されなかった。しかし、第3週の間に、第1週にゲル飼料(処置2、
3、4、および5)を給餌された豚は、ゲル飼料を給餌されなかった豚と比べて飼料:体重増加を改善した(P<0.1)。
本試験の結果は、離乳後第1週の間にいずれかのゲル飼料(処置2、3、4、および5)の給餌は、離乳時の体重が4.5kg(10ポンド未満であった幼豚の成長を改善させたが、離乳時の体重が4.5kg(10ポンド超の幼豚の成長には大して効果がなかった。本試験の終了時(第5週)には、離乳時に体重が4.5kg(10ポンド未満であり、ゲル飼料(処置2、3、4および5)を給餌された豚は、ゲル飼料を給餌されなかった豚よりも体重が増加した。血漿および卵と共にゲル飼料を給餌された豚は、処置2および3を給餌された豚よりも数値が大きく増加した。
(実施例3)
平均体重5.55kg(12.2ポンドの190匹の去勢雄豚(MCG GPK35母系)を35日間成長試験で使用して、離乳後第1週にゲル飼料を給餌することによって標準飼育プログラムを供給される幼豚の成長に関する効果を評価した。離乳時に豚を体重で選別し、1群当たり20匹または25匹で構成される8つの体重群(ブロック)に分けた。4つの体重群の平均は、4.81kg(10.6ポンド(小さい豚の代表)および4つの体重群の平均が6.27kg(13.8ポンド(大きい豚の代表)であった。各体重群内の豚を、囲い毎に5匹または4匹の豚(処置当たり8つの囲い;処置当たり4つの小さい豚の代表および4つの大きい豚の代表)で構成される5つの同等の小群(囲い)に割り当てた。各ブロック内の囲い当たりの豚の頭数を一定に保った。食餌処置を、各体重群(ブロック)内の囲い(小群)に無作為に割り付けた。5つの食餌処置を第1相(離乳後第1〜7日)の間に評価した。評価したゲルを以下の表に記載する。
表9に記載したゲル飼料を、実施例2に記載したバッチ処理を使用して混合した。乾燥ペレット飼料、Lean Metrics新生仔、Lean Metricsジュニア、およびLean Metricsシニアは、表10に記載した豚の日齢(処置の日数)に基づき豚に給餌するために配合された市販のペレット飼料である。
処置1〜4の豚は、囲いの入り口に設置された金属製フィーダー内のペレット食餌を随時摂取することができた。処置2、3および4の豚には、離乳後第1〜3日の間にゲル食餌を丸型のクリープフィーダー(各囲いに追加された)で給餌した。第4〜7日の間には、ゲルプラス乾燥飼料の組み合わせを、処置2〜4の豚にクリープフィーダーで給餌した。ゲル0.45kg(1ポンド当たり0.045kg(0.1ポンド)0.23kg(0.5ポンド)0.45kg(ポンド)、および0.45kg(1ポンドの乾燥飼料を、それぞれ第4、5、6および7日にクリープフィーダーに添加した。処置5の豚には、第1〜2日に囲いの入り口の金属製フィーダーにゲルだけを給餌した。第3日に、ゲル0.45kg(1ポンド当たり乾燥飼料0.45kg(1ポンドを、囲いの入り口の金属製フィーダーに添加した。第4日から試験の残りの期間に、乾燥飼料のみを囲いの入り口の金属製フィーダーで給餌した。
豚の体重および摂取量(ペレット)を、離乳開始日、離乳後第7、14、21および35日に測定し、1日平均増体重(ADG)、1日平均摂取量(ADFI)、および飼料:体重増加比を評価した。離乳後第1週の間にゲルの摂取量を測定した。さらに、糞便の色および硬度のスコアを週に2回採取した。
データは、最初の体重に基づき囲いを実験ユニットおよびブロックに使用して、完全乱塊法で解析した。最初の体重(大小)、代表(大きさ)、ゲルの種類、および最初の体重×ゲルの種類の効果を評価した。
離乳後第1週の間に、処置群の間にはADGに関する有意差(P>0.10)は観察されなかった。しかし、離乳豚にゲルを補充することによってADGに関する数値的改善が観察された。最も大きな効果は、最も小さい豚で観察された。平均体重が4.82kg(10.6ポンド未満(4.1〜5.45kg(9〜12ポンド)である豚で、水75%およびアルギネート0.5%(処置3)を含有するゲルを給餌された豚は、水62%およびアルギネート0.5%(処置4)を含有するゲルを給餌された豚よりもADGの数値が高かった。しかし、最も大きな豚(体重5.45〜7.73kg(12〜17ポンド、平均6.27kg(13.8ポンド)は、水75%を含有するゲルを給餌された時よりも、水62%を含有するゲルを給餌された時の方が、成長が良好であった。さらに、離乳後最初の3日間に通常のフィーダーでゲルを給餌された豚は、クリープフィーダーでゲルを給餌された豚よりもADGの数値が高かった。これは、3日間だけゲルを通常のフィーダーで給餌され、それ以後通常のフィーダーで乾燥飼料だけを給餌された豚は、乾燥飼料をより多く摂取したためであろう。
第2週、3週、および全期間にわたり、ゲルを補充された最も小さい豚は、ゲルを補充されなかった豚よりも高いADGの数値を維持した。離乳後35日までに、処置2、3、4および5において最も小さい豚は、ゲルを給餌されなかった(処置1)豚よりも、それぞれ0.39kg(0.86ポンド)0.70kg(1.53ポンド)0.91kg(2.01ポンド)および1.56kg(3.43ポンド体重が増加した。
予想通り、第1週の間に、処置5(ゲルを3日間だけ給餌された)の豚は、ゲルの摂取がより少なかった(P<0.05)が、処置2、3、および4の豚よりも、通常のフィーダーからより多く(P<0.05)の乾燥飼料を摂取した。処置5の豚は、処置1(対照)の豚と同様の量の乾燥飼料を摂取した。処置2、3および4の豚は、処置1または処置5の豚よりも、1日当たりのペレットの摂取量が多かった。これは、処置1および5の豚のペレット摂取量と比べて、処置2、3および4を給餌された豚では通常のフィーダーからの1日当たりのペレット摂取量が低かった(P<0.05)ことから、ペレットがゲルと混合された際に一部の飼料が消耗されたことの表れである場合がある。第2週に、ゲルを給餌された最も小さい豚は、ゲルを給餌されなかった豚よりもペレット摂取量の数値が高かった(統計的には有意でない)。
離乳後第1週に、処置2、3および4の豚は、処置1または処置5の豚よりも飼料:体重増加比(P<0.05)が大きかった。これは、ペレットをゲルと混合した際の飼料の消耗の表れであろう。第2週に、処置5の豚は、処置2の豚よりもより効率良く飼料を使用した。第3週または第3〜5週に、処置群の間で飼料:体重増加比に関する有意差(P>0.1)は観察されなかった。
本試験の結果は、離乳後第1週の血漿および卵を含有するゲルの給餌が、離乳時の体重が4.1〜5.45kg(9〜12ポンドであった幼豚の成長を改善させたが、離乳時の体重が5.45〜7.73kg(12〜17ポンドであった幼豚の成長には大して効果がなかったことを示す。前実験と同様に、離乳後第1週のゲルの補充が、残りの新生期間を通して持ち越し効果を有し、最も小さい豚の代表において最も大きな効果があった。離乳後35日までに、処置2(水75%およびアルギネート1%を含む血漿:卵のゲル)、処置3(水75%およびアルギネート0.5%を含む血漿:卵のゲル)、処置4(水62%およびアルギネート0.5%を含む血漿:卵のゲル)、および処置5(処置2と同様のゲルであるが、ゲルを3日間だけ通常のフィーダーで給餌された)の最も小さい豚の代表は、ゲルを給餌されなかった(処置1)豚よりも、それぞれ0.39kg(0.86ポンド)0.70kg(1.53ポンド)0.91kg(2.01ポンド)および1.56kg(3.43ポンド体重が増加した。
(実施例4)
平均体重3.4kg(7.5ポンドの離乳豚(MCG)54匹を40日間の成長試験で使用し、新生豚用の標準給餌プログラムを供給される幼豚の成長に対する、香味料を含むかまたは含まないゲルの給餌の影響を評価した。離乳時に、豚を体重で選別し、体重群当たり9匹の豚で構成される6つの体重群(ブロック)に分けた。食餌処置を各体重群(ブロック)内の囲い(小群)に無作為に割り付けた。3種類の食餌処置を、第1相(離乳後第1〜7日)において、(1)対照(ゲルなし)、(2)香味料入りゲル、および(3)香味料なしゲルについて評価した。
ゲル飼料(血漿および卵)を、実施例2に記載の通りバッチ処理を使用して混合した。乾燥ペレット飼料のLean Metricsプレミア、Lean Metrics新生仔、Lean Metricsジュニア、およびLean Metricsシニアは、表11に記載した豚の日齢(処置の日数)に基づいて豚に給餌するために配合された市販のペレット飼料である。
豚は、囲いの入り口に設置された金属製フィーダー内のペレット食餌を随時摂取することができた。処置2および3の豚には、離乳後第1〜3日の間にゲル食餌を丸型クリープフィーダー(各囲いに追加された)で給餌した。第4〜7日の間には、ゲルプラス乾燥飼料の組み合わせを、処置2および処置3の豚にクリープフィーダーで給餌した。ゲル0.45kg(ポンド)当たり0.045kg(0.1ポンド)0.23kg(0.5ポンド)0.45kg(ポンド)および0.45kg(1ポンドの乾燥飼料を、それぞれ第4、5、6および7日にクリープフィーダーに添加した。豚の体重および摂取量(ペレット)を、離乳開始日、離乳後第7、14、28および40日に測定し、1日平均増体重(ADG)、1日平均摂取量(ADFI)、および飼料:体重増加比を評価した。離乳後第1週にゲルの摂取量を測定した。
データは、最初の体重に基づき囲いを実験ユニットおよびブロックに使用して、完全乱塊法で解析した。
離乳後第1週に、香味料入りゲルまたは香味料なしのゲルを給餌された豚は、ゲルを給餌されなかった豚よりもADGが高く(P<0.05)、香味料入りゲルを給餌された豚は、香味料なしのゲルを給餌された豚よりもADGが高かった。香味料入りゲルを給餌された豚は、香味料なしのゲルを給餌された豚よりも、より多くのゲルを摂取した。同様に、ゲルを給餌された豚は、ゲルを給餌されなかった豚よりもペレット摂取量の数値が高かった。離乳後第40日までに、処置2(香味料入りゲル)および処置3(香味料なしのゲル)の豚は、ゲルを給餌されなかった(処置1;表12)豚よりも、それぞれ0.95kg(2.1ポンド)0.81kg(1.8ポンド体重が増加した。
(実施例5)
離乳の3日前および離乳後7日間のゲル(血漿および卵)の給餌が幼豚の成長に与える影響を評価するために、試験を実施した。10組の同腹の子豚は、離乳の3日前に、分娩枠内のクリープフィーダーで、またはマット内でゲルを給餌された。離乳時に、各同腹の子豚のうち1/3には、表13に記載の処置1用の給餌プログラムを供給し、1/3には、処置2用に記載の給餌プログラムを供給し、および1/3には、処置3用に記載の給餌プログラムを供給した。平均体重4.95kg(10.9ポンドの離乳豚、計90匹を使用した。処置3の豚だけが、授乳中ゲルを給餌され、かつ各囲いに追加された丸なべ型クリープフィーダーで給餌された。第4日に、ゲル0.45kg(1ポンド当たり乾燥飼料0.23kg(0.5ポンドを添加した。第5,6および7日に、ゲル0.45kg(1ポンド当たり乾燥飼料0.45kg(1ポンドを添加した。
ゲル飼料(血漿および卵)を実施例2に記載の通りバッチ処理を使用して混合した。乾燥ペレット飼料は、表13に記載の通り、豚の日齢(処置の日数)に基づき豚に給餌するために配合された市販のペレット飼料である。
データは、最初の体重に基づき囲いを実験ユニットおよびブロックに使用して、完全乱塊法で解析した。
離乳後第1週の間に、離乳の3日前(分娩枠内)および新生期間(処置3)にゲルを給餌された豚は、分娩枠内だけで(新生期間中はゲルの給餌なし、処置1および処置2)ゲルを給餌された豚よりもADGが高かった(P<0.05)。離乳後第0〜28日の間に、処置3を給餌された豚は、食餌処置2(表14)を給餌された豚よりも高いADG(P<0.10)およびADFI(P<0.05)を継続して有した。39日間の全試験期間にわたり、処置3を給餌された豚は、処置2を給餌された豚よりもADFIが高かった(P<0.05)。

Claims (14)

  1. 子豚用の家畜飼料を製造する方法であって、
    少なくとも糖質および脂肪の飼料栄養成分を、水、アルギネート、水不溶性のカルシウム成分、または該カルシウム成分と該アルギネートとの反応を抑制する金属イオン封鎖剤混合することによって形成された飼料混合物を得ることであって、ここで、該飼料栄養成分の混合中のpHは、6.0以上である、こと;および
    別の工程において、該カルシウム成分を可溶化するか、または該アルギネートと該カルシウム成分との間の反応性に対する該金属イオン封鎖剤の作用を除去し、その結果、該飼料栄養成分を含有するゲルマトリクスを含むゲル飼料が形成されること
    を含み、
    該水は、該ゲルマトリクスの主成分であり、そして該ゲル飼料が、該子豚用飼料に必要とされる糖質および脂肪の摂取量に充分な量の糖質および脂肪の量を含む、方法。
  2. さらに、酸または酸性物質を前記飼料混合物に添加してpHを低下させて前記カルシウム成分を可溶化することを含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記酸が、クエン酸、フマル酸若しくはプロピオン酸、またはそれらの任意の組み合わせのいずれかである、請求項2に記載の方法。
  4. 十分な酸または酸性物質を添加して、前記pHを少なくとも4.5以下に低下させる、請求項2に記載の方法。
  5. 前記カルシウム成分がカルシウム塩である、請求項1に記載の方法。
  6. 前記カルシウム塩が、第二リン酸カルシウム、炭酸カルシウム、グルコン酸カルシウム、ヨウ素酸カルシウム、硫酸カルシウム、またはそれらの任意の組み合わせである、請求項に記載の方法。
  7. 前記カルシウム塩が、選択されたpHで可溶性になって、前記アルギネートとの反応性を有するようになり、かつ前記飼料混合物のpHが、該選択されたpH以下まで低下される、請求項に記載の方法。
  8. 前記飼料混合物が形成されるときに抗生物質または化学療法薬が添加される、請求項1に記載の方法。
  9. 前記抗生物質または化学療法薬が、アプラマイシン、メチレンジサリチル酸バシトラシン、バシトラシン亜鉛、バムベルマイシン、クロルテトラサイクリン、リンコマイシン、ネオマイシン、オキシテトラサイクリン、ペニシリン、チアムリン、タイロシン、バージニアマイシン、アルサニル酸、カルボドックス、ロキサルソン、スルファメタジン、スルファチアゾール、またはそれらの任意の組み合わせを含む、請求項に記載の方法。
  10. 前記飼料混合物が、25〜90%の水、2〜25%のタンパク質、3〜40%の糖質、0〜10%の脂質、および2%未満の繊維質を含む、請求項1に記載の方法。
  11. 少なくとも1つの栄養成分が血液由来タンパク質である、請求項1に記載の方法。
  12. 子豚に給餌する方法であって、該方法は、離乳直後から7日間まで、該子豚に請求項1に記載の方法に従って得られる子豚用の家畜飼料を給餌することを含む、方法。
  13. 前記栄養成分の少なくとも1つが血液由来タンパク質を含む、請求項1に記載の方法。
  14. 前記血液由来タンパク質が血漿または血清の形態である、請求項1に記載の方法。
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