JPH0679458B2 - 押釦スイッチ - Google Patents

押釦スイッチ

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JPH0679458B2
JPH0679458B2 JP17045192A JP17045192A JPH0679458B2 JP H0679458 B2 JPH0679458 B2 JP H0679458B2 JP 17045192 A JP17045192 A JP 17045192A JP 17045192 A JP17045192 A JP 17045192A JP H0679458 B2 JPH0679458 B2 JP H0679458B2
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JP
Japan
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fixed contact
contact
push button
resin
button switch
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP17045192A
Other languages
English (en)
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JPH05225849A (ja
Inventor
保夫 松井
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Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Alps Electric Co Ltd filed Critical Alps Electric Co Ltd
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  • Push-Button Switches (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、スイッチ本体に端子
板がインサート成形され、スイッチ本体の凹部内に端子
板の固定接点と可動接点とが配設され、可動接点をステ
ムの押圧操作によって固定接点に離接させる押釦スイッ
チの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ラジオ、カセットテープレコーダ、VT
R、TV等の電子機器には、スイッチ本体内に端子板が
インサート成形され、スイッチ本体に設けられた凹部の
底面に端子板の固定接点を配設するとともに、その凹部
に可動接点を配設し、スイッチ本体に装着されたステム
を押圧することによってこの可動接点と前記固定接点と
の接続を図る押釦スイッチが広く利用されている。
【0003】この種の押釦スイッチとしては、例えば特
開昭55−121226号公報に記載されたものがあ
る。
【0004】この押釦スイッチのスイッチ本体を製造す
る場合、金型のキャビティの所定位置に配置された端子
板がインサート成形時に、合成樹脂の流れによって所定
位置からずれるのを防止するために次のような手段が講
じられている。すなわち、キャビティ内での合成樹脂の
流路を狭小な隙間にする突起部を、固定接点を臨む下型
の上面に立設し、合成樹脂がこの狭小な隙間を流れると
きに発生する流圧によって固定接点を上型下面に密着さ
せるようにしている。
【0005】これにより、合成樹脂は固定接点を上型に
向けて押圧しながらその下面側のみを流れることとな
り、固定接点の位置ずれが防止される。
【0006】ところで、この種の押釦スイッチは、その
底面部が各種の装置の基板側に取り付けられることが多
く、この場合、前記の下型の突起部によって形成された
穿孔をそのままにしておくと、オートディップ半田など
に用いられるフラックスがこの穿孔に侵入しやすくな
り、固定接点の絶縁不良や腐食などを引き起こす要因と
なる。
【0007】このため、従来では、成形後のスイッチ本
体に形成されたこの穿孔に接着剤などの充填物を充填し
て穿孔を閉塞することで、固定接点の絶縁不良や腐食な
どを防止していた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、穿孔を
上記のように閉塞したスイッチ本体では、接着剤の充填
作業などに手間がかかり、製造コストの増加を招くとい
う不具合があった。また、固定接点に上方からかかる押
圧力が固化した接着剤に直接作用するため、押釦スイッ
チの長期にわたる使用とともに、固定接点がスイッチ本
体内部側に押し込まれて接点不良が起こりやすい傾向が
あるという不具合もあった。さらに、従来の技術では、
端子板の板厚は約0.1〜0.2mmとされ、またスイ
ッチ本体の寸法精度も2/100mm程度が要求されて
いる。しかも、固定接点の断面形状が、例えばハット状
のように複雑な曲げ加工により形成されることが多い。
この場合において、従来の製造方法を採用すると、固定
接点の強度が弱くなっていることと、より厳しい寸法精
度が要求されていることから、製品として、固定接点の
頂面部に発生した樹脂かぶりが改善されていないものも
あった。
【0009】この発明は、この実情を考えあわせて創作
されたもので、製造コストの増加を抑え、長期にわたる
使用にも接点不良が起こりにくく、製品として固定接点
の頂面部の樹脂かぶりが防止されている押釦スイッチを
提供することを目的とするものである。
【0010】
【目的を達成するための手段】この発明は、上記の目的
を達成するため、スイッチ本体に凹部が設けられ、イン
サート成形された固定接点の少なくとも上面が前記凹部
の底面に露出され、この固定接点に対向する位置に可動
接点が配置され、この可動接点を前記固定接点に向けて
押圧するためのステムが前記凹部内に昇降自在に設けら
れた押釦スイッチにおいて、前記固定接点の下面に穿孔
が形成された第1樹脂部と、少なくとも前記穿孔を閉塞
する第2樹脂部とで前記スイッチ本体を形成したことを
特徴としている。
【0011】
【作用】この発明の押釦スイッチによれば、端子板のイ
ンサート成形時に端子板の固定接点を下方から支持する
ために金型の下型に設けられた突起部によって形成され
る穿孔が前記固定接点の下面から外部にわたって形成さ
れた第1樹脂部と、少なくとも前記穿孔を閉塞する第2
樹脂部とでスイッチ本体を形成したので、従来のよう
に、装置の基板などにこの押釦スイッチを取り付ける場
合、穿孔に接着剤などの充填物を充填する必要がなく、
製造コストの増加を抑えることができる。しかも、この
第2樹脂部は前記第1樹脂部の下面と密着した状態で樹
脂射出成形により形成されているので、単に接着剤によ
って固定接点を下方から支持する構造のものと比べ、固
定接点の支持の度合が高まっており、長期にわたる使用
にも固定接点がスイッチ本体内部に押し込まれる程度を
小さく抑えることができ、接点不良の発生率が低下す
る。また、上記の構成とする製造工程によって、固定接
点の頂面部の樹脂かぶりが防止されている。
【0012】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面にもとづいて
説明する。
【0013】図1において、1は押釦スイッチで、この
押釦スイッチ1は、凹部2が形成された合成樹脂製のス
イッチ本体3と、図2に示すように、このスイッチ本体
3とともにインサート成形される端子板4、5(4a、
5aは、その埋設部)と、このスイッチ本体3に装着さ
れるステム6とから大略構成されている。
【0014】ステム6は、蓋体7に形成された挿通孔7
aに昇降自在に挿通され、この蓋体7はスイッチ本体3
の凹部2の上部に取り付けられている。ステム6の下端
部には、球状突起8が設けられ、一方、凹部2内には、
弾発力を備えた可動接点9が収納され、ステム6を押圧
操作することによって、球状突起8と可動接点9とが離
接し、これにより端子板4,5の固定接点4b、5bと
可動接点9の固定接点9aとの離接が図られている。
【0015】スイッチ本体3は、第1樹脂部11と第2
樹脂部12とから構成されている。第1樹脂部11は、
図3に示すように、端子板4のインサート成形時に、固
定接点4bの上面に合成樹脂かぶりが発生するのを防止
することを目的として、図示省略の上型(金型の一部)
の下面と固定接点4bの上面とを密着させるために、図
示省略の金型の下型(金型の一部)に設けられた突起部
によって、穿孔13が固定接点4bの下面から外部にわ
たって形成されている。この構成により、肉厚が0.1
〜0.2mm程度とされる端子板4、5であっても、固
定接点4b、5bの頂面部の樹脂かぶりが完全に防止さ
れている。
【0016】図1に示す第2樹脂部12は、この穿孔1
3を閉塞するための部材で、穿孔13を閉塞する閉塞部
12aと、第1樹脂部の下面11aと密着するように面
一に設定された密着部12bとを備えている。
【0017】この第2樹脂部12は、穿孔13および密
着部12bをキャビティとするように設定された別の下
型(図示省略)と前記上型とを用いて樹脂射出成形によ
り形成される。このときに用いられる合成樹脂は、第1
樹脂部11を構成する樹脂と同質のものを用いるのが好
ましい。これは、すでに固化している第1樹脂部11
に、一般的な樹脂射出成形において高温状態にある同質
の樹脂を所定部分で密着させながら注入するため、閉塞
部12および密着部12bでの密着が堅固なものとなる
からである。
【0018】なお、このように2回行われる樹脂射出成
形は、機械的な型換えにより連続して行うことができ
る。
【0019】したがって、穿孔13に接着剤などの充填
物を充填する必要がなく、押釦スイッチ1の製造コスト
の増加を抑えることができる。しかも、第2樹脂部12
は第1樹脂部11の下面と密着した状態で樹脂射出成形
により形成されているので、固定接点4bの支持の度合
が高まっており、長期にわたる使用にも固定接点4bが
スイッチ本体3内部に押し込まれる程度を小さく抑える
ことができ、接点不良の発生率が低下することとなる。
【0020】
【発明の効果】以上、説明したように、この発明の押釦
スイッチによれば、端子板のインサート成形時に端子板
の固定接点を下方から支持するために金型の下型に設け
られた突起部によって形成される穿孔が前記固定接点の
下面から外部にわたって形成された第1樹脂部と、少な
くとも前記穿孔を閉塞する第2樹脂部とでスイッチ本体
を形成したので、従来のように、装置の基板などにこの
押釦スイッチを取り付ける場合、穿孔に接着剤などの充
填物を充填する必要がなく、製造コストの増加を抑える
ことができる。しかも、この第2樹脂部は前記第1樹脂
部の下面と密着した状態で樹脂射出成形により形成され
ているので、単に接着剤によって固定接点を下方から支
持する構造のものと比べ、固定接点の支持の度合が高ま
っており、長期にわたる使用にも固定接点がスイッチ本
体内部に押し込まれる程度を小さく抑えることができ、
接点不良の発生率が低下するという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の押釦スイッチの要部を示す断面図で
ある。
【図2】この発明の押釦スイッチの凹所内を示す平面図
である。
【図3】この発明の押釦スイッチの第1樹脂部を示す断
面図である。
【符号の説明】
1 押釦スイッチ 3 スイッチ本体 2 凹部 4、5 端子板 4b、5b 固定接点 9 可動接点 6 ステム 11 第1樹脂部 13 穿孔 12 第2樹脂部 12a 閉塞部 12b 密着部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スイッチ本体に凹部が設けられ、インサ
    ート成形された固定接点の少なくとも上面が前記凹部の
    底面に露出され、前記固定接点に対向する位置に可動接
    点が配置され、この可動接点を前記固定接点に向けて押
    圧するためのステムが前記凹部内に昇降自在に設けられ
    た押釦スイッチにおいて、 前記固定接点の下面に穿孔が形成された第1樹脂部と、
    少なくとも前記穿孔を閉塞する第2樹脂部とで前記スイ
    ッチ本体を形成したことを特徴とする押釦スイッチ。
JP17045192A 1992-06-29 1992-06-29 押釦スイッチ Expired - Lifetime JPH0679458B2 (ja)

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JP2441184A Division JPS60170118A (ja) 1984-02-14 1984-02-14 スイツチ本体の製造方法

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JPH05225849A JPH05225849A (ja) 1993-09-03
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