JPH0679219B2 - 電子楽器 - Google Patents
電子楽器Info
- Publication number
- JPH0679219B2 JPH0679219B2 JP61176149A JP17614986A JPH0679219B2 JP H0679219 B2 JPH0679219 B2 JP H0679219B2 JP 61176149 A JP61176149 A JP 61176149A JP 17614986 A JP17614986 A JP 17614986A JP H0679219 B2 JPH0679219 B2 JP H0679219B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- signal
- musical instrument
- communication
- circuit
- electronic musical
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Electrophonic Musical Instruments (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、複数の電子楽器の間で楽音設定情報・演奏情
報・動作パラメータ設定情報等の通信信号を相互に通信
できる電子楽器に関するものである。
報・動作パラメータ設定情報等の通信信号を相互に通信
できる電子楽器に関するものである。
従来、複数の電子楽器の間で楽音設定情報・演奏情報・
動作パラメータ設定情報等を交換するために、種々の情
報通信方式が提案または実用されてきた。
動作パラメータ設定情報等を交換するために、種々の情
報通信方式が提案または実用されてきた。
例えば楽音周波数をVCO(電圧制御発振回路)によつて
発生するアナログ方式のシンセサイザにおいては、鍵盤
に対応した制御電圧を分配することによつて複数台の同
時演奏を実現できた。また、最近国際共通規格として注
目されてきたMIDI(Musical Instrument Digital Inter
face)と呼ばれる単一方向の通信方式によれば、直列デ
イジタル信号によつて演奏情報ばかりでなく、音色設定
・タイミング同期等の種々の情報を伝送できた。さら
に、MIDIでは転送速度の遅さの面で問題がある場合、光
フアイバ通信や高速並列デイジタル信号通信回路を用い
ることによつて、より高密度の音楽情報を伝送すること
ができた。これらの通信方式においてはバス方式等の双
方向性のものよりも、耐ノイズ性等を考慮して単一方向
性が多く採用されてきた。例えば、電子楽器の拡張用端
子として「受信入力」・「送信出力」・「転送出力」の
3種の端子を用意し、内部的には「受信入力」をそのま
ま「転送出力」に転送するとともに電子楽器への入力信
号として利用し、一方電子楽器自身の出力信号は受信信
号とは独立に「送信出力」とすることで、たとえ「送信
出力」と「受信入力」とが接続されて閉じたループとな
つても情報が発振しないように考慮されているものが多
かつた。
発生するアナログ方式のシンセサイザにおいては、鍵盤
に対応した制御電圧を分配することによつて複数台の同
時演奏を実現できた。また、最近国際共通規格として注
目されてきたMIDI(Musical Instrument Digital Inter
face)と呼ばれる単一方向の通信方式によれば、直列デ
イジタル信号によつて演奏情報ばかりでなく、音色設定
・タイミング同期等の種々の情報を伝送できた。さら
に、MIDIでは転送速度の遅さの面で問題がある場合、光
フアイバ通信や高速並列デイジタル信号通信回路を用い
ることによつて、より高密度の音楽情報を伝送すること
ができた。これらの通信方式においてはバス方式等の双
方向性のものよりも、耐ノイズ性等を考慮して単一方向
性が多く採用されてきた。例えば、電子楽器の拡張用端
子として「受信入力」・「送信出力」・「転送出力」の
3種の端子を用意し、内部的には「受信入力」をそのま
ま「転送出力」に転送するとともに電子楽器への入力信
号として利用し、一方電子楽器自身の出力信号は受信信
号とは独立に「送信出力」とすることで、たとえ「送信
出力」と「受信入力」とが接続されて閉じたループとな
つても情報が発振しないように考慮されているものが多
かつた。
しかし、これらの通信方式にも以下に述べるような幾つ
かの問題点があつた。例えば従来の方式では、Aという
電子楽器の情報でB,Cという電子楽器を制御しようとす
る場合、Aの「送信出力」からBの「受信入力」に、さ
らにBの「転送出力」からCの「受信入力」へと接続す
ればよいが、制御の主従関係を変更して例えばBからA,
Cを制御しようとすると、通信ケーブルの接続を新たに
差し替えなければならなくなり、システムが複雑になる
とともに加速度的に接続の煩雑さが増加してしまう欠点
があつた。また、A、Bという2台の電子楽器同志を、
Aの「送信出力」からBの「受信入力」に、Bの「送信
出力」からAの「受信入力」に接続して互いのパラメー
タ設定情報を交換できるような特殊な通信信号を定めた
としても、通信の単一方向性と入出力信号の分離という
特性から、ある電子楽器が2台以上の電子楽器から別個
に情報を受け取ることは不可能である、というような欠
点があつた。
かの問題点があつた。例えば従来の方式では、Aという
電子楽器の情報でB,Cという電子楽器を制御しようとす
る場合、Aの「送信出力」からBの「受信入力」に、さ
らにBの「転送出力」からCの「受信入力」へと接続す
ればよいが、制御の主従関係を変更して例えばBからA,
Cを制御しようとすると、通信ケーブルの接続を新たに
差し替えなければならなくなり、システムが複雑になる
とともに加速度的に接続の煩雑さが増加してしまう欠点
があつた。また、A、Bという2台の電子楽器同志を、
Aの「送信出力」からBの「受信入力」に、Bの「送信
出力」からAの「受信入力」に接続して互いのパラメー
タ設定情報を交換できるような特殊な通信信号を定めた
としても、通信の単一方向性と入出力信号の分離という
特性から、ある電子楽器が2台以上の電子楽器から別個
に情報を受け取ることは不可能である、というような欠
点があつた。
以下第6図〜第8図を用いて具体的に説明する。
第6図は、上記システムに適用する従来の電子楽器の構
成を説明するための概略構成図であり、1は鍵盤、2は
通信回路、3はCPU回路、4は音源回路、5はサウンド
システムである。
成を説明するための概略構成図であり、1は鍵盤、2は
通信回路、3はCPU回路、4は音源回路、5はサウンド
システムである。
すなわち、CPU回路3においては、鍵盤1によつて演奏
状態を検出して必要となる回路動作パラメータを音源回
路4に供給し、音源回路4においては、所望の音色をも
ち、演奏された音高に対応した楽音周波数の楽音信号を
発生し、効果回路・アンプ・スピーカを含むサウンドシ
ステム5によつて楽器としての音響に変換される。ここ
でCPU回路3は通信回路2とも情報をやりとりし、鍵盤
上の演奏情報を外部に送信したり、外部から受信した情
報に基づいて楽音の発生制御・パラメータ変更等の動作
も行なうものである。
状態を検出して必要となる回路動作パラメータを音源回
路4に供給し、音源回路4においては、所望の音色をも
ち、演奏された音高に対応した楽音周波数の楽音信号を
発生し、効果回路・アンプ・スピーカを含むサウンドシ
ステム5によつて楽器としての音響に変換される。ここ
でCPU回路3は通信回路2とも情報をやりとりし、鍵盤
上の演奏情報を外部に送信したり、外部から受信した情
報に基づいて楽音の発生制御・パラメータ変更等の動作
も行なうものである。
第7図は、第6図に示す通信回路2およびCPU回路3周
辺をさらに詳しく示した回路例であり、ここでは説明の
ために従来多く用いられている通信回路の方式を示して
いる。同図において、11は受信入力端子、12は受信回
路、13は転送出力端子、14は転送送信回路、15は送信出
力端子、16は送信回路である。すなわち、音源回路4を
含むシステム全体の制御を行なうCPU回路3は、システ
ムバス17によつて情報を各部分とやりとりする。外部か
らの通信信号は受信入力端子11に接続され、受信回路12
に導かれる。ここで受信回路12においては、前述のMIDI
と呼ばれる通信方式であればフオトカプラでノイズが分
離され、並列デイジタル通信方式であれば、プルアツプ
した後にバツフアで受け、耐ノイズ性を向上させている
場合が多い。さらに受信回路12では受信した通信信号を
システムバス17を経由してCPU回路3に転送するため
に、MIDI等の直列デイジタル信号であればシリアル−パ
ラレル変換操作も行なう。一方、ここでの例では後述す
るような動作の必要上、通信信号の送信回路としては2
種類をもつている。すなわち、その第1の回路は転送送
信回路14であり、ここでは受信回路12によつて受信され
た通信信号をそのまま転送出力端子13に送り、外部に出
力する。この端子は、複数台の電子楽器を同時に制御す
る場合に有効に機能するものである。この転送送信回路
14としては耐ノイズ性を考慮し、オープンコレクタ出力
としたり、論理レベルを拡大変換したり、大容量バツフ
ア回路としたり、光フアイバ信号へ変換したり、といつ
た工夫がなされる場合が多い。次に第2の回路は送信回
路16であり、ここではCPU回路3によつてシステムバス1
7を経由して与えられた電子楽器内部の通信信号を送信
出力端子15に送り、外部に出力する。この送信回路16の
ハードウエア的な動作としては、通信信号がMIDI等の直
列信号であればパラレル−シリアル変換を行ない、さら
に送信バツフアとしては転送送信回路14と同等の作用を
行なうものである。
辺をさらに詳しく示した回路例であり、ここでは説明の
ために従来多く用いられている通信回路の方式を示して
いる。同図において、11は受信入力端子、12は受信回
路、13は転送出力端子、14は転送送信回路、15は送信出
力端子、16は送信回路である。すなわち、音源回路4を
含むシステム全体の制御を行なうCPU回路3は、システ
ムバス17によつて情報を各部分とやりとりする。外部か
らの通信信号は受信入力端子11に接続され、受信回路12
に導かれる。ここで受信回路12においては、前述のMIDI
と呼ばれる通信方式であればフオトカプラでノイズが分
離され、並列デイジタル通信方式であれば、プルアツプ
した後にバツフアで受け、耐ノイズ性を向上させている
場合が多い。さらに受信回路12では受信した通信信号を
システムバス17を経由してCPU回路3に転送するため
に、MIDI等の直列デイジタル信号であればシリアル−パ
ラレル変換操作も行なう。一方、ここでの例では後述す
るような動作の必要上、通信信号の送信回路としては2
種類をもつている。すなわち、その第1の回路は転送送
信回路14であり、ここでは受信回路12によつて受信され
た通信信号をそのまま転送出力端子13に送り、外部に出
力する。この端子は、複数台の電子楽器を同時に制御す
る場合に有効に機能するものである。この転送送信回路
14としては耐ノイズ性を考慮し、オープンコレクタ出力
としたり、論理レベルを拡大変換したり、大容量バツフ
ア回路としたり、光フアイバ信号へ変換したり、といつ
た工夫がなされる場合が多い。次に第2の回路は送信回
路16であり、ここではCPU回路3によつてシステムバス1
7を経由して与えられた電子楽器内部の通信信号を送信
出力端子15に送り、外部に出力する。この送信回路16の
ハードウエア的な動作としては、通信信号がMIDI等の直
列信号であればパラレル−シリアル変換を行ない、さら
に送信バツフアとしては転送送信回路14と同等の作用を
行なうものである。
第8図(a),(b)は、第7図に示すような電子楽器
による通信動作を説明するための接続回路例である。同
図において、101は楽器A、102は楽器B、103は楽器C
と説明の便宜上名付けておくと、131〜133は楽器A〜C
の受信入力端子、111〜113は楽器A〜Cの転送出力端
子、151〜153は楽器A〜Cの送信出力端子、31〜33は楽
器A〜CのCPU回路である。21〜25は通信信号接続用の
ケーブルである。なお、ここでは第7図をより簡略化し
て、楽器A,楽器Bおよび楽器C内部の信号を視覚的に表
現する便宜上、通信信号のレベル変換や直列・並列変換
処理等をすべて行なうものとしてCPU回路31〜33を表現
している。
による通信動作を説明するための接続回路例である。同
図において、101は楽器A、102は楽器B、103は楽器C
と説明の便宜上名付けておくと、131〜133は楽器A〜C
の受信入力端子、111〜113は楽器A〜Cの転送出力端
子、151〜153は楽器A〜Cの送信出力端子、31〜33は楽
器A〜CのCPU回路である。21〜25は通信信号接続用の
ケーブルである。なお、ここでは第7図をより簡略化し
て、楽器A,楽器Bおよび楽器C内部の信号を視覚的に表
現する便宜上、通信信号のレベル変換や直列・並列変換
処理等をすべて行なうものとしてCPU回路31〜33を表現
している。
同図(a)において、楽器(A)101によつて得られた
演奏情報・音色パラメータ設定情報等の通信信号はCPU
回路31から送信出力端子151に送られ、ケーブル21を経
由して楽器(B)102の受信入力端子112に転送される。
楽器(B)102では受信入力端子112で受信した通信信号
を内部処理用としてCPU回路32に送るとともに転送出力
端子132からそのまま送信し、ケーブル22を経由して楽
器(C)103の受信入力端子113に転送する。楽器(C)
103では受信入力端子113で受信した通信信号を内部処理
用としてCPU回路33に送るとともに転送出力端子133から
そのまま送信し、ケーブル23を経由してさらに他の電子
楽器に転送できる。このような接続方式を用いると、個
々の楽器は3種類の通信信号用端子をもつだけで、シス
テムとしては何台でも楽器を増設できる長所があり、事
実並列デイジタル通信方式を用いればかなりの数によつ
て構成することが可能である。一方、MIDI等のようにフ
オトカプラを用いた直列通信方式の場合には、デイジタ
ル応答速度の限界による信号波形の歪みによつて、現実
には数台程度までしか接続できないものもあるが、これ
はハードウエア上の問題であつて、システムとしての拡
張性としては同等の長所と言えるものである。このよう
なシステムでは、楽器Aの演奏情報によつて楽器B、楽
器C、等々を同時に演奏させることが可能であり、多重
録音に頼つていた従来の電子音楽に比べて同時性の高い
音楽環境を提供することができる。さらに個々の楽器に
特定の認識標識を定義して、楽器Aからは認識標識を指
定した形式の通信信号を送ることで、特定の楽器にのみ
音色変更情報を送つたり、特定の旋律を特定の楽器だけ
から発音させるような動作も可能である。
演奏情報・音色パラメータ設定情報等の通信信号はCPU
回路31から送信出力端子151に送られ、ケーブル21を経
由して楽器(B)102の受信入力端子112に転送される。
楽器(B)102では受信入力端子112で受信した通信信号
を内部処理用としてCPU回路32に送るとともに転送出力
端子132からそのまま送信し、ケーブル22を経由して楽
器(C)103の受信入力端子113に転送する。楽器(C)
103では受信入力端子113で受信した通信信号を内部処理
用としてCPU回路33に送るとともに転送出力端子133から
そのまま送信し、ケーブル23を経由してさらに他の電子
楽器に転送できる。このような接続方式を用いると、個
々の楽器は3種類の通信信号用端子をもつだけで、シス
テムとしては何台でも楽器を増設できる長所があり、事
実並列デイジタル通信方式を用いればかなりの数によつ
て構成することが可能である。一方、MIDI等のようにフ
オトカプラを用いた直列通信方式の場合には、デイジタ
ル応答速度の限界による信号波形の歪みによつて、現実
には数台程度までしか接続できないものもあるが、これ
はハードウエア上の問題であつて、システムとしての拡
張性としては同等の長所と言えるものである。このよう
なシステムでは、楽器Aの演奏情報によつて楽器B、楽
器C、等々を同時に演奏させることが可能であり、多重
録音に頼つていた従来の電子音楽に比べて同時性の高い
音楽環境を提供することができる。さらに個々の楽器に
特定の認識標識を定義して、楽器Aからは認識標識を指
定した形式の通信信号を送ることで、特定の楽器にのみ
音色変更情報を送つたり、特定の旋律を特定の楽器だけ
から発音させるような動作も可能である。
しかし、このような通信方式にも大きな問題点があつ
た。同図(a)において、楽器Aからは各種の情報を楽
器B以降の各楽器に送信できる一方で、楽器B以降の各
楽器については、楽器Aからの情報を受動的に受け入れ
るばかりで、自己の情報を他へ伝えることは不可能とな
る点である。これはシステム操作を一人の演奏者が行な
つている場合にはあまり表面化しない点であるが、同一
システムに参加している複数の操作者が情報を交換した
い場合や、音楽教室・集団教育システム等においては決
定的に問題となつてくる。例えば同図(a)のシステム
が音楽教室として構成されているとすると、先生の楽器
Aからの情報によつて生徒の楽器B、楽器C、等を鳴ら
すことはできても、生徒の楽器演奏の情報を他の楽器に
よつて再現することは不可能となるのである。
た。同図(a)において、楽器Aからは各種の情報を楽
器B以降の各楽器に送信できる一方で、楽器B以降の各
楽器については、楽器Aからの情報を受動的に受け入れ
るばかりで、自己の情報を他へ伝えることは不可能とな
る点である。これはシステム操作を一人の演奏者が行な
つている場合にはあまり表面化しない点であるが、同一
システムに参加している複数の操作者が情報を交換した
い場合や、音楽教室・集団教育システム等においては決
定的に問題となつてくる。例えば同図(a)のシステム
が音楽教室として構成されているとすると、先生の楽器
Aからの情報によつて生徒の楽器B、楽器C、等を鳴ら
すことはできても、生徒の楽器演奏の情報を他の楽器に
よつて再現することは不可能となるのである。
同図(b)は同図(a)と異なる接続方式をもたせたも
のである。
のである。
同図(b)において、楽器(A)101によつて得られた
演奏情報・音色パラメータ設定情報等の通信信号はCPU
回路31から送信出力端子151に送られ、ケーブル21を経
由して楽器(B)102の受信入力端子112に転送される。
楽器(B)102では受信入力端子112で受信した通信信号
を内部処理用としてCPU回路32に送り、一方楽器(B)1
02によつて得られた演奏情報・音色パラメータ設定情報
等の通信信号はCPU回路32から送信出力端子152に送ら
れ、ケーブル24を経由して楽器(C)103の受信入力端
子113に転送される。楽器(C)103では受信入力端子11
3で受信した通信信号を内部処理用としてCPU回路32に送
るとともに転送出力端子132からそのまま送信し、ケー
ブル25を経由してさらに他の電子楽器に転送できる。こ
のような接続方式を用いると、同図(a)のシステムと
は違って、楽器(B)102の演奏者の情報が楽器(C)1
03以降に伝えられることになる。しかし今度は楽器
(A)101からの情報は楽器(B)102には伝えられても
楽器(C)103以降には反映されなくなり、より多数の
楽器によつてシステムを構築しようとする場合には、こ
のような信号通信方式そのものの問題点が可能性の限界
を示していた。
演奏情報・音色パラメータ設定情報等の通信信号はCPU
回路31から送信出力端子151に送られ、ケーブル21を経
由して楽器(B)102の受信入力端子112に転送される。
楽器(B)102では受信入力端子112で受信した通信信号
を内部処理用としてCPU回路32に送り、一方楽器(B)1
02によつて得られた演奏情報・音色パラメータ設定情報
等の通信信号はCPU回路32から送信出力端子152に送ら
れ、ケーブル24を経由して楽器(C)103の受信入力端
子113に転送される。楽器(C)103では受信入力端子11
3で受信した通信信号を内部処理用としてCPU回路32に送
るとともに転送出力端子132からそのまま送信し、ケー
ブル25を経由してさらに他の電子楽器に転送できる。こ
のような接続方式を用いると、同図(a)のシステムと
は違って、楽器(B)102の演奏者の情報が楽器(C)1
03以降に伝えられることになる。しかし今度は楽器
(A)101からの情報は楽器(B)102には伝えられても
楽器(C)103以降には反映されなくなり、より多数の
楽器によつてシステムを構築しようとする場合には、こ
のような信号通信方式そのものの問題点が可能性の限界
を示していた。
また、多数の楽器が接続される場合、演奏ステータスに
ろい制御信号におけるマスタ(主),スレーブ(従)の
関係が存在し、しかもこれが変化する。従つて、第8図
(a),(b)のような接続方式を用いた場合、その都
度切換えていたので非常に煩わしい。また、MIDIにおけ
るフオトカプラのように一方向に制限される要素が含ま
れると、その切換のための構成が大きく制限され、これ
に対処するには複雑化する。
ろい制御信号におけるマスタ(主),スレーブ(従)の
関係が存在し、しかもこれが変化する。従つて、第8図
(a),(b)のような接続方式を用いた場合、その都
度切換えていたので非常に煩わしい。また、MIDIにおけ
るフオトカプラのように一方向に制限される要素が含ま
れると、その切換のための構成が大きく制限され、これ
に対処するには複雑化する。
本発明の目的は複数の楽器を接続して楽音情報の通信を
行なう場合、制御信号における主従の動作状態の関係を
任意に設定して簡単に接続切換できるようにした電子楽
器を提供することである。
行なう場合、制御信号における主従の動作状態の関係を
任意に設定して簡単に接続切換できるようにした電子楽
器を提供することである。
前記目的を達成するため、本発明によれば、複数の電子
楽器(101〜108)を信号接続線(21〜25)で環状に縦続
接続し、 楽音設定情報・演奏情報・動作パラメータ設定情報に各
電子楽器識別情報を付するとともに各電子楽器の制御信
号における主従の動作状態を付加した通信信号により相
互に通信することができる電子楽器であつて、 前記各電子楽器(101〜108)は、外部から前記通信信号
を受信する受信回路(12)と、 前記通信信号を外部に送信する複数の送信回路(14,1
6)と、前記通信情報を処理し主従の動作状態を決定す
る中央処理装置(3)と、 前記環状接続動作状態における前記主従の動作状態の設
定,変更に伴い受信した通信信号に応じ自身の送信信号
を送出するかまたは受信した通信信号をそのまま送出す
るように切替える信号切替回路(31)とを具え、 各電子楽器間の信号接続線を変更することなく、該環状
接続動作状態における主従の動作状態の関係を任意に設
定できるようにしたことを特徴とするものである。
楽器(101〜108)を信号接続線(21〜25)で環状に縦続
接続し、 楽音設定情報・演奏情報・動作パラメータ設定情報に各
電子楽器識別情報を付するとともに各電子楽器の制御信
号における主従の動作状態を付加した通信信号により相
互に通信することができる電子楽器であつて、 前記各電子楽器(101〜108)は、外部から前記通信信号
を受信する受信回路(12)と、 前記通信信号を外部に送信する複数の送信回路(14,1
6)と、前記通信情報を処理し主従の動作状態を決定す
る中央処理装置(3)と、 前記環状接続動作状態における前記主従の動作状態の設
定,変更に伴い受信した通信信号に応じ自身の送信信号
を送出するかまたは受信した通信信号をそのまま送出す
るように切替える信号切替回路(31)とを具え、 各電子楽器間の信号接続線を変更することなく、該環状
接続動作状態における主従の動作状態の関係を任意に設
定できるようにしたことを特徴とするものである。
上記構成により、単に上記信号切替回路を切替えるだけ
で、通常の通信動作状態から環状接続動作状態に移行で
きるとともに、この環状接続動作状態で通信信号に後述
するようなフオーマツトの設定を行ない環状信号線を1
周回すだけで制御の主従が設定され、新たな電子機器の
参入も容易に行なわれ、かつ主従の変更も容易に行なわ
れる。
で、通常の通信動作状態から環状接続動作状態に移行で
きるとともに、この環状接続動作状態で通信信号に後述
するようなフオーマツトの設定を行ない環状信号線を1
周回すだけで制御の主従が設定され、新たな電子機器の
参入も容易に行なわれ、かつ主従の変更も容易に行なわ
れる。
第1図は本発明の実施例のシステム構成図を示す。
第2図は第1図のシステムの要部である各楽器の構成図
である。
である。
第1図において、複数の楽器(A)101〜(H)108が、
初段の楽器(A)101の送信出力信号が楽器(B)102の
受信入力信号に、楽器(B)102の送信出力信号が楽器
(C)103の受信入力信号にというように互いに縦続接
続され、最後段の楽器(H)108の送信出力信号を楽器
(A)101の受信入力信号として接続されることで、シ
ステムが環状に構成される。
初段の楽器(A)101の送信出力信号が楽器(B)102の
受信入力信号に、楽器(B)102の送信出力信号が楽器
(C)103の受信入力信号にというように互いに縦続接
続され、最後段の楽器(H)108の送信出力信号を楽器
(A)101の受信入力信号として接続されることで、シ
ステムが環状に構成される。
第2図は、第1図のシステムの要部である電子楽器によ
る通信動作を説明するための構成図である。同図におい
て、12は受信回路、14は転送送信回路、16は送信回路、
31は信号切替回路、3はCPU回路である。すなわち、受
信回路12で受信された通信信号は転送送信回路14およ
び信号切替回路31およびCPU回路3に供給される。転送
送信回路14では前述の従来の通信方式と同様に通信信号
をそのまま転送出力し、送信回路16では信号切替回路
31からの切替出力信号を送信出力する。CPU回路3に
おいては通信信号を受け入れるとともに、送信信号お
よび切替制御信号を信号切替回路31に供給する。信号
切替回路31においては、CPU回路3からの切替制御信号
に応じて受信回路12からの通信信号またはCPU回路
3からの送信信号を選択切替えし、送信回路16への切
替え出力信号として供給する。ここで、CPU回路3の
動作としては、信号切替回路31の動作を設定するための
切替制御信号を、後述するように所定の形式による通
信信号を受信した場合に対応して供給するものであ
り、一方、システムの初期設定状態としては、CPU回路
3からの送信信号が切替出力信号として送信回路16
に供給されるように設定しておくことで、従来の通信方
式にも対応できるのである。
る通信動作を説明するための構成図である。同図におい
て、12は受信回路、14は転送送信回路、16は送信回路、
31は信号切替回路、3はCPU回路である。すなわち、受
信回路12で受信された通信信号は転送送信回路14およ
び信号切替回路31およびCPU回路3に供給される。転送
送信回路14では前述の従来の通信方式と同様に通信信号
をそのまま転送出力し、送信回路16では信号切替回路
31からの切替出力信号を送信出力する。CPU回路3に
おいては通信信号を受け入れるとともに、送信信号お
よび切替制御信号を信号切替回路31に供給する。信号
切替回路31においては、CPU回路3からの切替制御信号
に応じて受信回路12からの通信信号またはCPU回路
3からの送信信号を選択切替えし、送信回路16への切
替え出力信号として供給する。ここで、CPU回路3の
動作としては、信号切替回路31の動作を設定するための
切替制御信号を、後述するように所定の形式による通
信信号を受信した場合に対応して供給するものであ
り、一方、システムの初期設定状態としては、CPU回路
3からの送信信号が切替出力信号として送信回路16
に供給されるように設定しておくことで、従来の通信方
式にも対応できるのである。
第3図(a)は、第2図に示す構成図による通信動作を
説明する切替動作説明図であり、信号切替回路31によつ
てCPU回路3からの送信信号が選択されて送信出力信
号として送信されている動作を示すものである。
説明する切替動作説明図であり、信号切替回路31によつ
てCPU回路3からの送信信号が選択されて送信出力信
号として送信されている動作を示すものである。
第3図(b)は、同図(a)と同様に、信号切替回路31
によつて、受信入力信号と受信したままの通信信号が
選択されて送信出力信号として送信されている動作を
示すものである。
によつて、受信入力信号と受信したままの通信信号が
選択されて送信出力信号として送信されている動作を
示すものである。
第1図に示すシステム接続例において、第3図(a)、
(b)の切替動作説明図および第4図の動作データ説明
図を用いて、本発明にかかる電子楽器の通信動作を説明
する。
(b)の切替動作説明図および第4図の動作データ説明
図を用いて、本発明にかかる電子楽器の通信動作を説明
する。
まず電源投入時等の初期状態が考えられる。ここでは前
述のように、各電子楽器は独自に自己の初期状態を設定
し、各々が第3図(a)に示すような内部状態にあるも
のとする。すなわち、この状態とは、前述の従来の電子
楽器の通信方式で対応したものであり、各電子楽器はそ
れぞれ、直前の電子楽器からの通信信号のみを受信で
き、また直後の電子楽器にのみ通信信号を送信できるも
のである。この場合、CPU回路3によつて受信信号を再
び敢えて送信信号として送信するような特別の動作を実
行しない限り、間に1台以上の電子楽器を隔てた電子楽
器同志の情報通信は不可能であり、同図のように接続す
る利点も見当らない。
述のように、各電子楽器は独自に自己の初期状態を設定
し、各々が第3図(a)に示すような内部状態にあるも
のとする。すなわち、この状態とは、前述の従来の電子
楽器の通信方式で対応したものであり、各電子楽器はそ
れぞれ、直前の電子楽器からの通信信号のみを受信で
き、また直後の電子楽器にのみ通信信号を送信できるも
のである。この場合、CPU回路3によつて受信信号を再
び敢えて送信信号として送信するような特別の動作を実
行しない限り、間に1台以上の電子楽器を隔てた電子楽
器同志の情報通信は不可能であり、同図のように接続す
る利点も見当らない。
次に、第1図の楽器(A)101を第1段階のマスタとし
て、このシステム例において本発明にかかる特別の環状
縦列接続動作状態に移行する過程を説明する。前述のよ
うなシステム初期状態において、楽器(A)101から楽
器(B)102に、第4図(a)に示すような所定の形式
の通信信号が伝えられる。第4図(a)(1)はその通
信形式の一例であり、まずデータの冒頭に「ヘツダ」部
分をもつ。このヘツダによつて、他の一般の通信信号と
このヘツダ以降のデータとが異なり、本発明にかかる特
別の環状縦列接続動作を実行できる電子楽器のみが必要
な待機状態を起動する、という区別を認識するのに使用
される。第4図(a)(1)の例では続くデータとし
て、転送される全体のデータの長さを示している。この
情報により、通信が不完全であつた場合の修復処理・デ
ータバツフアエリアの確保等において有効である場合が
多い。その次に続く部分として、データ本体の部分が位
置する。ここでの例としては、後述のようにこのデータ
部分の長さが接続される電子楽器の数によつて可変長と
なつている。そして最後に、「エンドマーク」が添えら
れる。このデータによつて、通信の信頼性が向上し、さ
らにエンドマークの形式として「チエツクサム」(デー
タの下位バイトの合計をチエツクするための値)を含め
ば、より信頼性の面で有効である。第4図(a)(2)
はこの通信データ形式の別の一例であり、エンドマーク
によつてデータの終りは確定するので、データ長の要素
を省略したものである。また第4図(a)(3)はこの
通信データ形式の別の一例であり、データ長によつてデ
ータの終りは確定するので、エンドマークを省略したも
のである。
て、このシステム例において本発明にかかる特別の環状
縦列接続動作状態に移行する過程を説明する。前述のよ
うなシステム初期状態において、楽器(A)101から楽
器(B)102に、第4図(a)に示すような所定の形式
の通信信号が伝えられる。第4図(a)(1)はその通
信形式の一例であり、まずデータの冒頭に「ヘツダ」部
分をもつ。このヘツダによつて、他の一般の通信信号と
このヘツダ以降のデータとが異なり、本発明にかかる特
別の環状縦列接続動作を実行できる電子楽器のみが必要
な待機状態を起動する、という区別を認識するのに使用
される。第4図(a)(1)の例では続くデータとし
て、転送される全体のデータの長さを示している。この
情報により、通信が不完全であつた場合の修復処理・デ
ータバツフアエリアの確保等において有効である場合が
多い。その次に続く部分として、データ本体の部分が位
置する。ここでの例としては、後述のようにこのデータ
部分の長さが接続される電子楽器の数によつて可変長と
なつている。そして最後に、「エンドマーク」が添えら
れる。このデータによつて、通信の信頼性が向上し、さ
らにエンドマークの形式として「チエツクサム」(デー
タの下位バイトの合計をチエツクするための値)を含め
ば、より信頼性の面で有効である。第4図(a)(2)
はこの通信データ形式の別の一例であり、エンドマーク
によつてデータの終りは確定するので、データ長の要素
を省略したものである。また第4図(a)(3)はこの
通信データ形式の別の一例であり、データ長によつてデ
ータの終りは確定するので、エンドマークを省略したも
のである。
第4図(b)は同図(a)に示す通信信号の中のデータ
部分の内容の一例を示したものである。第1図に示す接
続状態において、楽器Aから、第4図(a)のデータ部
分に第4図(b)(1)のようなデータが含まれたもの
として、通信信号が楽器(B)102に伝えられる。
部分の内容の一例を示したものである。第1図に示す接
続状態において、楽器Aから、第4図(a)のデータ部
分に第4図(b)(1)のようなデータが含まれたもの
として、通信信号が楽器(B)102に伝えられる。
ここで機器認識番号とは、複数台の電子楽器の中で個々
の電子楽器を特定するためのものであり、通常は電源投
入時等に個々の楽器ごとに設定するもので、原則として
動作中は一定の値に固定しておくものである。続くデー
タとして、この電子楽器(ここでは楽器(A)101)の
ステータスを添える。この場合のステータスとしては、
楽器(A)101としては現在「マスタ(主)」として動
作している、という状態表明に相当する。さらに続く待
機状態標識というのは、この通信信号がシステムを構成
している最中である、ということを示すものである。こ
のような通信信号を受信すると、楽器(B)102からは
第4図(b)(2)に示すようなデータ部分をもつ通信
信号が楽器(C)103に送られる。すなわち、楽器
(A)101に関する機器認識番号とステータスはそのま
まにして、その後に楽器(B)102の機器認識番号とス
テータスを付加した形態となる。以下、同様にして次々
に楽器(C)103、楽器(D)104、と通信信号が転送さ
れていく。ここで、楽器(A)101はここでの第1段階
としてマスタ動作を行なうこととしたが、それ以外の楽
器(B)102以降については、以下の動作をあわせて実
行する。すなわち、初期設定状態の後に第4図(b)
(3)のような形式の通信信号を受信した場合、その楽
器自身の機器認識番号と、データ中にある機器認識番号
とが一致している場合には、自己の機器認識番号を変更
し、重複のないようにしてデータ中に登録し、次段へと
転送する。さらに、ステータスとしては「スレーブ
(従)」として登録する。(最初にこの信号を発生した
楽器のみがマスタ(主)であり、マスタは2台以上は存
在しない。)そして、この形式で次段へと転送終了後、
CPU回路3から切替回路31を制御することで、楽器の内
部状態としては第3図(a)の状態から第3図(b)の
状態へと変更する。以上の動作を次々に経て、第4図
(b)(3)のような通信信号がここでのマスタである
楽器(A)101に伝えられると、その時点で、第1図に
示すシステムは、楽器(A)101の部分だけが第3図
(a)のように切り離され、他の楽器の部分は全て第3
図(b)のように接続された「環」として構成され、楽
器(A)101からの通信信号をそれ以外の楽器全てが受
信できるようになる。このような切替えは、従来であれ
ば複雑なケーブルの差し替えを必要としたものである
が、本発明のようなシステムでは瞬時に設定できる。ま
た、ここでの例のような構成に設定できているシステム
を初期状態に戻す場合は、マスタの楽器(A)101から
「初期状態設定コマンド」を第4図(b)に示すような
形式で送信すればよく、各楽器はこのコマンドに対し
て、所定の一定時間(通信信号が環状の信号路を一周す
る所要時間以上)経過後に、CPU回路3から切替回路31
を制御することで、楽器の内部状態としては第4図
(b)の状態から同図(a)の状態へと変更するように
定めておけばよい。なお、ここでの例において、マスタ
として位置する楽器(A)101は、以下の動作もあわせ
て実行する。すなわち、第4図(b)(1)に示すよう
な形式の通信信号を送信した後、所定の一定時間を定め
て待機し、それ以上経過しても第4図(b)(3)に示
すような期待される信号が受信されなかつた場合には、
上述の初期状態設定コマンドを再び送信する。これによ
つて、環状に縦列接続された電子楽器の中に本システム
のような特別の動作状態に対応できない楽器が混在して
いた場合にも、それを自動的に検出して、そのような指
定自体を解除するとともに、一部の楽器が内部状態を変
更してしまつたものも復帰させることができる。
の電子楽器を特定するためのものであり、通常は電源投
入時等に個々の楽器ごとに設定するもので、原則として
動作中は一定の値に固定しておくものである。続くデー
タとして、この電子楽器(ここでは楽器(A)101)の
ステータスを添える。この場合のステータスとしては、
楽器(A)101としては現在「マスタ(主)」として動
作している、という状態表明に相当する。さらに続く待
機状態標識というのは、この通信信号がシステムを構成
している最中である、ということを示すものである。こ
のような通信信号を受信すると、楽器(B)102からは
第4図(b)(2)に示すようなデータ部分をもつ通信
信号が楽器(C)103に送られる。すなわち、楽器
(A)101に関する機器認識番号とステータスはそのま
まにして、その後に楽器(B)102の機器認識番号とス
テータスを付加した形態となる。以下、同様にして次々
に楽器(C)103、楽器(D)104、と通信信号が転送さ
れていく。ここで、楽器(A)101はここでの第1段階
としてマスタ動作を行なうこととしたが、それ以外の楽
器(B)102以降については、以下の動作をあわせて実
行する。すなわち、初期設定状態の後に第4図(b)
(3)のような形式の通信信号を受信した場合、その楽
器自身の機器認識番号と、データ中にある機器認識番号
とが一致している場合には、自己の機器認識番号を変更
し、重複のないようにしてデータ中に登録し、次段へと
転送する。さらに、ステータスとしては「スレーブ
(従)」として登録する。(最初にこの信号を発生した
楽器のみがマスタ(主)であり、マスタは2台以上は存
在しない。)そして、この形式で次段へと転送終了後、
CPU回路3から切替回路31を制御することで、楽器の内
部状態としては第3図(a)の状態から第3図(b)の
状態へと変更する。以上の動作を次々に経て、第4図
(b)(3)のような通信信号がここでのマスタである
楽器(A)101に伝えられると、その時点で、第1図に
示すシステムは、楽器(A)101の部分だけが第3図
(a)のように切り離され、他の楽器の部分は全て第3
図(b)のように接続された「環」として構成され、楽
器(A)101からの通信信号をそれ以外の楽器全てが受
信できるようになる。このような切替えは、従来であれ
ば複雑なケーブルの差し替えを必要としたものである
が、本発明のようなシステムでは瞬時に設定できる。ま
た、ここでの例のような構成に設定できているシステム
を初期状態に戻す場合は、マスタの楽器(A)101から
「初期状態設定コマンド」を第4図(b)に示すような
形式で送信すればよく、各楽器はこのコマンドに対し
て、所定の一定時間(通信信号が環状の信号路を一周す
る所要時間以上)経過後に、CPU回路3から切替回路31
を制御することで、楽器の内部状態としては第4図
(b)の状態から同図(a)の状態へと変更するように
定めておけばよい。なお、ここでの例において、マスタ
として位置する楽器(A)101は、以下の動作もあわせ
て実行する。すなわち、第4図(b)(1)に示すよう
な形式の通信信号を送信した後、所定の一定時間を定め
て待機し、それ以上経過しても第4図(b)(3)に示
すような期待される信号が受信されなかつた場合には、
上述の初期状態設定コマンドを再び送信する。これによ
つて、環状に縦列接続された電子楽器の中に本システム
のような特別の動作状態に対応できない楽器が混在して
いた場合にも、それを自動的に検出して、そのような指
定自体を解除するとともに、一部の楽器が内部状態を変
更してしまつたものも復帰させることができる。
第4図(c)は同図(b)に示す通信信号の中のデータ
部分の別の内容の一例を示したものである。第1図に示
す接続状態において、前述の特別の環状縦列接続動作状
態が設定されているとして、楽器(A)101から、第4
図(a)のデータ部分に第4図(c)(1)のようなデ
ータが含まれたものとして、通信信号が楽器(B)102
以降の全ての楽器に伝えられる。ここでは、マスタであ
つた楽器(A)101が、「自身をスレーブに移行し、第
4図(c)(1)に示す機器認識番号(A)をもつ楽器
にマスタを委譲したい」ものとして、所定のコマンド
(A)が続けられている。このような形式の通信信号は
第1図に示すような環状接続状態においては、システム
を構成する全ての楽器に伝えられるとともに、楽器
(A)101自身にも1周回つて伝えられる。楽器(A)1
01では所定の一定時間にわたつて受信信号を待機してお
り、もし上述の「マスタ委譲信号」自体が戻つてこない
場合には、システムに異常が発生したものとして前述の
初期状態設定コマンドを送出してシステムをリセットす
る。また、上述の「マスタ委譲信号」は戻つてもそれ以
外の信号が来なかつた場合には、指定した機器認識番号
をもつ楽器が存在しないものとして、必要ならば再度、
別の楽器を指定することになる。それ以外の通常の場合
には、以下に述べるような通信信号が戻つてくる。すな
わちシステムを構成する楽器のうち、自身の機器認識番
号が第4図(c)(1)で指定された機器認識番号
(A)と一致しない楽器については、状態の変化はなく
信号の受信を継続する。また、自身の機器認識番号が第
4図(c)(1)で指定された機器認識番号(A)と一
致した楽器については、まずCPU回路3から切替回路31
を制御することで、楽器の内部状態としては第3図
(b)の状態から同図(a)の状態へと変更する。次い
で、第4図(c)(2)に示すように、必要ならばマス
タを示す機器認識番号(B)を添えて、マスタの委譲を
了解することを示す所定の形式のステータス(B)を含
む通信信号を送出する。この信号もまた第1図に示すシ
ステム中を転送され、マスタである楽器(A)101に伝
えられる。楽器(A)101では第4図(c)(2)に示
すような、マスタ委譲の了解信号を受信すると、まず第
4図(c)(3)に示すような、自身の機器認識番号と
ともにスレーブに移行したことを示すステータスを含む
所定の信号を送出し、次いでCPU回路3から切替回路31
を制御することで、楽器の内部状態としては第3図
(a)の状態から同図(b)の状態へと変更すること
で、他の楽器と同様のスレーブ動作に移行する。マスタ
を委譲された楽器では、第4図(a)(3)に示すよう
な所定の委譲完了信号を受信するべく待機しており、こ
の信号をもつてマスタとしての動作に完全に移行でき
る。以上のような手続きによつて、第1図に示すような
システムを構成する楽器の相互で、任意の主従関係を信
号線の抜き差しなしに実現でき、十分な転送速度の条件
下では瞬時に切替えが可能である。
部分の別の内容の一例を示したものである。第1図に示
す接続状態において、前述の特別の環状縦列接続動作状
態が設定されているとして、楽器(A)101から、第4
図(a)のデータ部分に第4図(c)(1)のようなデ
ータが含まれたものとして、通信信号が楽器(B)102
以降の全ての楽器に伝えられる。ここでは、マスタであ
つた楽器(A)101が、「自身をスレーブに移行し、第
4図(c)(1)に示す機器認識番号(A)をもつ楽器
にマスタを委譲したい」ものとして、所定のコマンド
(A)が続けられている。このような形式の通信信号は
第1図に示すような環状接続状態においては、システム
を構成する全ての楽器に伝えられるとともに、楽器
(A)101自身にも1周回つて伝えられる。楽器(A)1
01では所定の一定時間にわたつて受信信号を待機してお
り、もし上述の「マスタ委譲信号」自体が戻つてこない
場合には、システムに異常が発生したものとして前述の
初期状態設定コマンドを送出してシステムをリセットす
る。また、上述の「マスタ委譲信号」は戻つてもそれ以
外の信号が来なかつた場合には、指定した機器認識番号
をもつ楽器が存在しないものとして、必要ならば再度、
別の楽器を指定することになる。それ以外の通常の場合
には、以下に述べるような通信信号が戻つてくる。すな
わちシステムを構成する楽器のうち、自身の機器認識番
号が第4図(c)(1)で指定された機器認識番号
(A)と一致しない楽器については、状態の変化はなく
信号の受信を継続する。また、自身の機器認識番号が第
4図(c)(1)で指定された機器認識番号(A)と一
致した楽器については、まずCPU回路3から切替回路31
を制御することで、楽器の内部状態としては第3図
(b)の状態から同図(a)の状態へと変更する。次い
で、第4図(c)(2)に示すように、必要ならばマス
タを示す機器認識番号(B)を添えて、マスタの委譲を
了解することを示す所定の形式のステータス(B)を含
む通信信号を送出する。この信号もまた第1図に示すシ
ステム中を転送され、マスタである楽器(A)101に伝
えられる。楽器(A)101では第4図(c)(2)に示
すような、マスタ委譲の了解信号を受信すると、まず第
4図(c)(3)に示すような、自身の機器認識番号と
ともにスレーブに移行したことを示すステータスを含む
所定の信号を送出し、次いでCPU回路3から切替回路31
を制御することで、楽器の内部状態としては第3図
(a)の状態から同図(b)の状態へと変更すること
で、他の楽器と同様のスレーブ動作に移行する。マスタ
を委譲された楽器では、第4図(a)(3)に示すよう
な所定の委譲完了信号を受信するべく待機しており、こ
の信号をもつてマスタとしての動作に完全に移行でき
る。以上のような手続きによつて、第1図に示すような
システムを構成する楽器の相互で、任意の主従関係を信
号線の抜き差しなしに実現でき、十分な転送速度の条件
下では瞬時に切替えが可能である。
第5図は、第1図のシステムの要部である電子楽器によ
る通信動作を説明するための他の構成図である。同図に
おいて、12は受信回路、14は転送送信回路、16は送信回
路、31は信号切替回路、3はCPU回路である。すなわ
ち、受信回路12で受信された通信信号は転送送信回路
4および信号切替回路31およびCPU回路3に供給され
る。送信回路16では前述の従来の通信方式と同様にCPU
回路3からの通信信号をそのまま送信出力し、転送送
信回路14では信号切替回路31からの切替出力信号を転
送出力する。CPU回路3においては通信信号を受け入
れるとともに、送信信号および切替制御信号を信号切
替回路31に供給する。
る通信動作を説明するための他の構成図である。同図に
おいて、12は受信回路、14は転送送信回路、16は送信回
路、31は信号切替回路、3はCPU回路である。すなわ
ち、受信回路12で受信された通信信号は転送送信回路
4および信号切替回路31およびCPU回路3に供給され
る。送信回路16では前述の従来の通信方式と同様にCPU
回路3からの通信信号をそのまま送信出力し、転送送
信回路14では信号切替回路31からの切替出力信号を転
送出力する。CPU回路3においては通信信号を受け入
れるとともに、送信信号および切替制御信号を信号切
替回路31に供給する。
信号切替回路31においては、CPU回路3からの切替信号
に応じて受信回路12からの通信信号またはCPU回路1
2からの送信信号を選択切替えし、転送送信回路14へ
の切替出力信号として供給する。ここで、CPU回路3
の動作としては、信号切替回路31の動作を設定するため
の切替制御信号を、前述したように所定の形式による
通信信号を受信した場合に対応して供給するものであ
り、一方、システムの初期設定状態としては、受信回路
12からの通信信号が切替出力信号として転送送信回
路14に供給されるように設定しておくことで、従来の通
信方式にも対応できるものである。
に応じて受信回路12からの通信信号またはCPU回路1
2からの送信信号を選択切替えし、転送送信回路14へ
の切替出力信号として供給する。ここで、CPU回路3
の動作としては、信号切替回路31の動作を設定するため
の切替制御信号を、前述したように所定の形式による
通信信号を受信した場合に対応して供給するものであ
り、一方、システムの初期設定状態としては、受信回路
12からの通信信号が切替出力信号として転送送信回
路14に供給されるように設定しておくことで、従来の通
信方式にも対応できるものである。
第5図に示すような構成の電子楽器によつて第1図に示
すようなシステムを構成した場合、接続は前段の楽器の
転送出力端子が後段の楽器の受信入力端子に次々に結ば
れることになる。この場合、各楽器が初期状態にある場
合には何等の通信動作も実現され得ないが、特定の1台
の楽器の内部状態が切替えられると、それは前述のシス
テムで1台のマスタとなる楽器が設定された場合に相当
することになり、この場合にも同様の特別な環状縦列接
続動作状態に移行できることがわかる。
すようなシステムを構成した場合、接続は前段の楽器の
転送出力端子が後段の楽器の受信入力端子に次々に結ば
れることになる。この場合、各楽器が初期状態にある場
合には何等の通信動作も実現され得ないが、特定の1台
の楽器の内部状態が切替えられると、それは前述のシス
テムで1台のマスタとなる楽器が設定された場合に相当
することになり、この場合にも同様の特別な環状縦列接
続動作状態に移行できることがわかる。
これらの何れの方式においても、従来の通信方式に対し
ては基本状態で対応可能であり、かつ有効なシステム状
態にも移行できるものである。
ては基本状態で対応可能であり、かつ有効なシステム状
態にも移行できるものである。
以上説明したように、本発明にかかる電子楽器によれ
ば、簡単な構成により、従来の電子楽器の通信方式への
対応も含みながら、さらに特別の環状縦列接続動作状態
にも瞬時に移行できるものであり、環状に縦列接続した
場合には、制御における主従関係を任意に構成・自動的
変更できるような特別の動作形態にも対応できるように
したものであり、多様な可能性をもつた音楽性豊かなシ
ステムを構築し、高度な構成による楽器システムの操作
を容易に実現し、さらには集団教育・楽器ネツトワーク
システム等への拡張にも対応した電子楽器を提供できる
ものであつて、良質の音楽のために貢献するところ大で
ある。
ば、簡単な構成により、従来の電子楽器の通信方式への
対応も含みながら、さらに特別の環状縦列接続動作状態
にも瞬時に移行できるものであり、環状に縦列接続した
場合には、制御における主従関係を任意に構成・自動的
変更できるような特別の動作形態にも対応できるように
したものであり、多様な可能性をもつた音楽性豊かなシ
ステムを構築し、高度な構成による楽器システムの操作
を容易に実現し、さらには集団教育・楽器ネツトワーク
システム等への拡張にも対応した電子楽器を提供できる
ものであつて、良質の音楽のために貢献するところ大で
ある。
第1図は本発明の実施例のシステム構成図、第2図は実
施例の要部の構成図、第3図(a)、(b)は実施例の
切替動作説明図、第4図(a)〜(c)は実施例のシス
テム動作データ説明図、第5図は他の実施例の要部の構
成図、第6図は従来の電子楽器の概略説明図、第7図は
従来例の要部の構成説明図、第8図(a)、(b)は従
来例の接続時の問題点説明図であり、図中、2は通信回
路、3はCPU、10,101〜108は電子楽器、12は受信回路、
14は転送送信回路、16は送信回路、21〜25は信号接続
線、31は信号切替回路を示す。
施例の要部の構成図、第3図(a)、(b)は実施例の
切替動作説明図、第4図(a)〜(c)は実施例のシス
テム動作データ説明図、第5図は他の実施例の要部の構
成図、第6図は従来の電子楽器の概略説明図、第7図は
従来例の要部の構成説明図、第8図(a)、(b)は従
来例の接続時の問題点説明図であり、図中、2は通信回
路、3はCPU、10,101〜108は電子楽器、12は受信回路、
14は転送送信回路、16は送信回路、21〜25は信号接続
線、31は信号切替回路を示す。
Claims (1)
- 【請求項1】複数の電子楽器(101〜108)を信号接続線
(21〜25)で環状に縦続接続し、 楽音設定情報・演奏情報・動作パラメータ設定情報に各
電子楽器識別情報を付するとともに各電子楽器の制御信
号における主従の動作状態を付加した通信信号により相
互に通信することができる電子楽器であつて、 前記各電子楽器(101〜108)は、外部から前記通信信号
を受信する受信回路(12)と、 前記通信信号を外部に送信する複数の送信回路(14,1
6)と、前記通信情報を処理し主従の動作状態を決定す
る中央処理装置(3)と、 前記環状接続動作状態における前記主従の動作状態の設
定,変更に伴い受信した通信信号に応じ自身の送信信号
を送出するかまたは受信した通信信号をそのまま送信す
るように切替える信号切替回路(31)とを具え、 各電子楽器間の信号接続線を変更することなく、該環状
接続動作状態における主従の動作状態の関係を任意に設
定できるようにしたことを特徴とする電子楽器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61176149A JPH0679219B2 (ja) | 1986-07-26 | 1986-07-26 | 電子楽器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61176149A JPH0679219B2 (ja) | 1986-07-26 | 1986-07-26 | 電子楽器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6332593A JPS6332593A (ja) | 1988-02-12 |
JPH0679219B2 true JPH0679219B2 (ja) | 1994-10-05 |
Family
ID=16008515
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61176149A Expired - Lifetime JPH0679219B2 (ja) | 1986-07-26 | 1986-07-26 | 電子楽器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0679219B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05289663A (ja) * | 1992-04-08 | 1993-11-05 | Kawai Musical Instr Mfg Co Ltd | 電子楽器 |
JP2812229B2 (ja) * | 1995-01-13 | 1998-10-22 | ヤマハ株式会社 | 音声及び楽音合成装置 |
JP2002258860A (ja) * | 2001-03-05 | 2002-09-11 | Roland Corp | 電子楽器 |
JP3962995B2 (ja) | 2003-04-14 | 2007-08-22 | 浩平 荻野 | 投げ上げパラシュート玩具 |
JP6332189B2 (ja) * | 2015-07-31 | 2018-05-30 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 電子機器、電子機器の連携システム及び電子機器の連携方法 |
-
1986
- 1986-07-26 JP JP61176149A patent/JPH0679219B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6332593A (ja) | 1988-02-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3584873B2 (ja) | 通信制御装置及び通信システム | |
KR970013917A (ko) | 데이터 통신방법(A method for converting a signal formation of single-directional com-munication to one of BI-directional communication) | |
JPH05328216A (ja) | マトリックススイッチャ装置 | |
JPH0679219B2 (ja) | 電子楽器 | |
JPS6029267B2 (ja) | デイジタル信号分配装置 | |
JPH1013446A (ja) | 電子機器及びデータ伝送システムのチャンネル制御方法 | |
JPH10222464A (ja) | 同期式直列データ転送装置 | |
JPH0560877B2 (ja) | ||
Lehrman et al. | What is MIDI? | |
US5751713A (en) | Communicating system | |
JP3075186B2 (ja) | 拡張midiシステム | |
JPH08228157A (ja) | データ転送回路 | |
US6647098B2 (en) | System and device for communications | |
JPH0313159A (ja) | 共通線信号装置 | |
JPH0432395B2 (ja) | ||
EP0447873A2 (en) | Communicating system | |
JP2001312275A (ja) | 電子音楽ブロック及び自動演奏装置 | |
JPH10187148A (ja) | Midi規格の電子楽器および電子楽器システム | |
JPH0544858B2 (ja) | ||
JP2780220B2 (ja) | 電子楽器システム | |
WO1993021714A1 (en) | Method for transmission of digital information | |
JPS62141590A (ja) | 電子楽器ネツトワ−クシステム | |
JPH04207484A (ja) | マトリクススイッチャ制御システム | |
JPH0421231A (ja) | シリアル入出力通信方法 | |
JPH0749682A (ja) | 電子楽器の通信制御装置 |