JPH0679186A - 破砕機の歯板 - Google Patents
破砕機の歯板Info
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- JPH0679186A JPH0679186A JP25897792A JP25897792A JPH0679186A JP H0679186 A JPH0679186 A JP H0679186A JP 25897792 A JP25897792 A JP 25897792A JP 25897792 A JP25897792 A JP 25897792A JP H0679186 A JPH0679186 A JP H0679186A
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Abstract
に狭い溝幅とし、かつ使用開始初期から所定の破砕能力
を発揮させる。 【構成】 耐摩耗性の高い材料の鋳造により対をなして
形成され、その少なくとも一方の有効肉厚部に直線状又
は螺旋状の多数の溝を有し、被破砕物を噛み込んで破砕
する破砕機の歯板において、前記各溝4の少なくとも対
向する側壁が鋳ぐるみされた耐摩耗性の低い板材5によ
って形成されている構成とすることにより、歯板の溝と
なる砂型の突条の両側面を板材によって覆い、かつ新品
時の使用開始初期に溝のエッジを直ちに摩耗させてアー
ル状とする。
Description
ャイレトリークラッシャ、ロールミル、ダブルロールク
ラッシャ、ジョークラッシャ等の圧縮形の破砕機の歯板
に関する。
化を図ると共に、被破砕物の滑りを防止して破砕効率を
高めたり、あるいは破砕機構の改良による製品の粒形改
善等を図るため、高マンガン鋳鋼(又は鋳鉄)や高クロ
ム鋳鋼(又は鋳鉄)等の耐摩耗性の高い材料の鋳造によ
り対をなして形成されると共に、その少なくとも一方の
有効肉厚部(使用開始時の破砕時の破砕面から摩耗限界
に至る部分)に互いに交差しない直線状又は螺旋状の多
数の溝を有して構成され、被破砕物を両者間に噛み込ん
で破砕するものである(特公平3−5854号公報、特
公平4−3259号公報参照)。
来の破砕機の歯板は、通常高マンガン鋳鋼でつくられて
いるため、鋳型(砂型)の関係、すなわち溝となる砂型
の突条が鋳込時の湯のたたきによって損傷を受けること
から、例えば図8に示す旋動式破砕機のマントル21と
コーンケープ22のように、出口間隙Sに対して溝23
の幅Wを十分に狭いものとすることができない。従っ
て、被破砕物Mを破砕面24間で挟み込む機会が少なく
なり、溝23の側面を伝ってその中に入り込んで破砕能
力の低下を招いたり、あるいは図9に示すように、溝2
3の側面を摩耗させて溝23間の突条25の強度低下を
もたらしている。又、歯板が新品の時には、溝23のエ
ッジ26が鋭いため、被破砕物Mの食い込みを生じたり
して、使用開始初期から所定の破砕能力を発揮し得な
い。このため、通常所要の慣し運転(例えば50時間程
度)を必要としている。そこで、本発明は、破砕間隙及
び被破砕物の大きさに対して十分に狭い溝幅とし得ると
共に、使用開始初期から所定の破砕能力を発揮し得る破
砕機の歯板を提供することを目的とする。
め、本発明の破砕機の歯板は、耐摩耗性の高い材料の鋳
造により対をなして形成され、かつその少なくとも一方
の有効肉厚部に直線状又は螺旋状の多数の溝を有し、被
破砕物を噛み込んで破砕する破砕機の歯板において、前
記各溝の少なくとも対向する側壁が鋳ぐるみされた耐摩
耗性の低い板材によって形成されているものである。
条の少なくとも両側面が耐摩耗性の低い板材によって覆
われると共に、板材が鋳造後に耐摩耗性の高い材料から
なる本体部と溶着によって一体化され、かつ新品時の使
用開始初期に溝のエッジが直ちに摩耗されてアール状と
なる。板材は、突条の上面をも覆う断面コの字状として
もよく、あるいは両側の板材の上縁間に懸け渡した線材
等によって連結したものであってもよい。耐摩耗性の高
い材料としては、高マンガン鋳鋼(又は鋳鉄)、あるい
は高クロム鋳鋼(又は鋳鉄)等が用いられ、又、耐摩耗
性の低い板材としては、SS41等の軟鋼からなる板材
が用いられる。
する。図1は本発明の一実施例の旋動式破砕機のコーン
ケーブとマントルの縦断面図、図2は図1に示す旋動式
破砕機のコーンケーブの半截底面図である。この旋動式
破砕機のコーンケーブ1は、截頭円錐体状のマントル2
と共に断面楔形の破砕室3を形成するため、截頭円錐筒
状に設けられており、両者は、長寿命化を図るために耐
摩耗性の高い高マンガン鋳鋼又は高クロム鋳鋼等により
対をなして形成されている。コーンケーブ1の有効肉厚
部には、上方から下方になるに従って狭幅となる断面矩
形状を呈し、かつ母線と同方向の直線状に延びる多数の
溝4が、周方向へ適宜に離隔して設けられており、各溝
4の対向する側壁は、コーンケーブの本体部と一体に鋳
ぐるみされた耐摩耗性の低いSS41等の軟鋼からなる
板材5によって形成されている。なお、板材5は、溝4
の全長の側壁に及んで設ける必要はなく、例えば図3に
示すように、溝幅の広い(例えば20mm以上)部分に
は設けなくてもよい一方、溝幅の狭い部分は、1mm程
度としてもよい。又、溝4は、母線と同方向とする場合
に限らず、マントル1の旋回方向前方下側に斜向させた
りあるいはその逆に斜向させるようにしたり又は螺旋状
としてもよい。更に、コーンケーブ2の有効肉厚部にも
同様な板材で側壁が形成された多数の溝を形成してもよ
いし、溝を設けることなく平滑な破砕面としてもよい。
は、図4に示すように、木型6の突条7の両側面に耐摩
耗性の低い板材5を配置した後、内側と外側の砂型8,
9を作る。ついで両砂型8,9の間から木型6を抜き取
った後、両砂型8,9を組み合わせて高マンガン鋼の湯
を流し込むと、図5に示すように、溝4の対向する側壁
が鋳ぐるみされた板材5によって形成されたコーンケー
ブ1となる。このようにして製造されたコーンケーブ1
とマントル2とは、砂型8の突条10(図4参照)の両
側壁が板材5によって補強され、突条10の強度が高め
られるので、鋳込時の湯のたたきにより突条10が損傷
を受けることがなくなる。このため、図6に示すよう
に、対向する側壁が鋳ぐるみされて本体部と溶着された
板材5によって形成されたコーンケーブ1とマントル2
の溝4,11の幅を、破砕間隙S及び被破砕物Mの粒径
Dに対して十分に小さくできると共に、それぞれの突条
12,13を破砕に有効な幅に設定することが可能とな
り、溝4,11への被破砕物Mのささり等は一掃され
た。又、それぞれの溝4,11のエッジ、すなわち突条
12,13の側縁は、耐摩耗性の低い板材5からなるた
め、新品時の使用開始初期に直ちに摩耗されてアール状
となる。従って、被破砕物Mがエッジに食い込むような
ことがなく、使用開始初期から所定の破砕能力を発揮さ
せることができる。
機のコーンケーブとマントルの双方に限らず、いずれか
一方、あるいはロールミル、ダブルロールクラッシャ、
ジョークラッシャその他の圧縮形の破砕機の対をなす歯
板の双方又はいずれか一方にも適用できるのは勿論であ
る。
歯板によれば、歯板の溝となる砂型の突条の少なくとも
両側面が耐摩耗の低い板材によって覆われるので、鋳造
時の湯のたたきにより突条が損傷を受けることがなくな
る。このため、対向する側壁が鋳ぐるみされて本体部と
溶着された板材によって形成された歯板の溝幅を破砕間
隙及び被破砕物の粒径に対して十分に小さくできると共
に、突条を破砕に有効な幅に設定可能となり、溝への被
破砕物のささり等が一掃されて破砕能力を格段に向上す
ることができる。又、新品時の使用開始初期に溝のエッ
ジが直ちに摩耗されてアール状となるので、被破砕物が
エッジに食い込むようなことはなく、慣し運転が不要と
なって使用開始初期から所定の破砕能力を発揮すること
ができる。
ブとマントルの縦断面図である。
底面図である。
ーブの一部の側面図である。
表わした一部の平断面図である。
ントルと被破砕物の関係を説明する平断面図である。
ントルの作用を説明する平断面図である。
説明する平断面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 耐摩耗性の高い材料の鋳造により対をな
して形成され、かつその少なくとも一方の有効肉厚部に
直線状又は螺旋状の多数の溝を有し、被破砕物を噛み込
んで破砕する破砕機の歯板において、前記各溝の少なく
とも対向する側壁が鋳ぐるみされた耐摩耗性の低い板材
によって形成されていることを特徴とする破砕機の歯
板。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP4258977A JP2535291B2 (ja) | 1992-09-02 | 1992-09-02 | 破砕機の歯板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP4258977A JP2535291B2 (ja) | 1992-09-02 | 1992-09-02 | 破砕機の歯板 |
Publications (2)
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JPH0679186A true JPH0679186A (ja) | 1994-03-22 |
JP2535291B2 JP2535291B2 (ja) | 1996-09-18 |
Family
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Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP4258977A Expired - Fee Related JP2535291B2 (ja) | 1992-09-02 | 1992-09-02 | 破砕機の歯板 |
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Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006092742A2 (en) * | 2005-01-26 | 2006-09-08 | Corporacion Nacional Del Cobre De Chile | Cone crusher for ore comminution |
US8072385B2 (en) | 2008-12-04 | 2011-12-06 | Mitsumi Electric Co., Ltd. | Circuit substrate supporting structure and antenna apparatus |
JP2014195771A (ja) * | 2013-03-29 | 2014-10-16 | 株式会社栗本鐵工所 | ロールの硬化肉盛構造 |
JP2020104073A (ja) * | 2018-12-28 | 2020-07-09 | 株式会社アーステクニカ | 旋動式破砕機用ライナ |
CN113198604A (zh) * | 2021-04-26 | 2021-08-03 | 徐州市诚信破碎机械厂 | 一种机制砂整形机 |
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-
1992
- 1992-09-02 JP JP4258977A patent/JP2535291B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2535291B2 (ja) | 1996-09-18 |
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