JPH0679162A - 液体の移送装置 - Google Patents

液体の移送装置

Info

Publication number
JPH0679162A
JPH0679162A JP23745092A JP23745092A JPH0679162A JP H0679162 A JPH0679162 A JP H0679162A JP 23745092 A JP23745092 A JP 23745092A JP 23745092 A JP23745092 A JP 23745092A JP H0679162 A JPH0679162 A JP H0679162A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tank
liquid
pipe
negative pressure
transfer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP23745092A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukio Mizuno
幸夫 水野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP23745092A priority Critical patent/JPH0679162A/ja
Publication of JPH0679162A publication Critical patent/JPH0679162A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Loading And Unloading Of Fuel Tanks Or Ships (AREA)
  • Jet Pumps And Other Pumps (AREA)
  • Feeding, Discharge, Calcimining, Fusing, And Gas-Generation Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】液体を最短時間で第一タンクから第二タンクへ
移送する。 【構成】第一タンク1内の液体を第二タンク2へ移送す
るにあたり、第一タンクからの液体が落下することによ
り負圧を発生する管路7と、前記両タンク1,2に連結
され、液体を移送する管路4aと、両管路4a,7に連
結され、管路7に発生した負圧を利用して管路4a内を
負圧にする抜気管路8とを備えた液体の移送装置におい
て、前記抜気管路8の吸気口8aを管路4a内部へ突出
する。この構成により、管路4aを介して第一タンク1
の液体を第二タンク2に落下させると、液体の流れによ
って管路内7には負圧が発生し、抜気管路8を介して管
路4a内の空気が管路7内へ移送され、サイホン現象が
開始される。そして、第一タンク1からの液体は第二タ
ンクへ移送される。この時、液体が同抜気管路8内へ流
入することはなく、液体は効率よく最短時間で第一タン
クから第二タンクへと移送される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は液体を落下移送する装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】本願出願人はすでに液体の移送装置を実
開平3−59042号公報にて開示している。この移送
装置は例えば希釈タンク20にて希釈された混合液を貯
溜タンク21に移送する場合、図5(a)に示すよう
に、ソレノイド式ピンチバルブ22を開口すると、希釈
タンク20内の混合液は誘導管23内を流れて貯溜タン
ク21内に流れ込む。すると、図5(b)に示すよう
に、誘導管23内の空気の量が減少するとともに、負圧
発生用流路25を介してサイホン装置の移送管24の空
気の量も減少して圧力が低下する。さらに、誘導管23
の下部には水頭が形成され、その水頭分だけ移送管24
内が負圧になり、外側管26の液面が上昇するととも
に、移送管24の下部は逆流防止槽27内の混合液を吸
引して液面が上昇する。そして、図5(c)に示すよう
に、やがて、外側管26内の液面が移送管24の上端を
越えるとサイホン現象が始まり、一気に希釈タンク20
内の混合液が貯溜タンク21に移送される。この後、図
5(d)に示すように、混合液が貯溜タンク21に移送
されて水位が上昇してフロートスイッチ28がこれを検
出すると、電磁弁29を開口して空気を流入させてサイ
ホン現象をブレークさせて、混合液の移送を停止させ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、希釈水の移
送中において、負圧発生用流路25は移送管24の内側
面と面一となっているため、移送管24の内側面を伝っ
ていた希釈水が負圧発生用流路25内へ流入した場合、
移送管24内圧力が不安定となり液体移送時間がかかる
とともに、液体移送時間にバラツキが生じる問題があっ
た。
【0004】又、サイホン現象の形成中において、移送
管24の内側面の内側面に希釈水が残っていると、この
希釈水が負圧発生用流路25内へ流入した場合、サイホ
ン現象の形成に時間がかかるとともに、サイホン現象の
形成に時間にバラツキが生じる問題もあった。
【0005】そこで、本発明は上記問題点を解決するた
めに成されたものであって、その目的は負圧発生用流路
に液体が進入するのを防ぐことにより、サイホン現象を
効率良く最短時間で形成するとともに、サイホン現象が
安定化することにより、最短時間で液体を移送すること
ができる液体の移送装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに本発明は、第一タンク内の液体を第二タンクへ移送
するにあたり、第一タンクからの液体が落下することに
より負圧を発生する負圧発生管路と、前記第一タンクと
第二タンク間に連結され、液体を移送する液体移送管路
と、両管路に連結され、負圧発生管路に発生した負圧を
利用して液体移送管路内を負圧にする抜気管路とを備え
た液体の移送装置において、前記抜気管路の吸気口を液
体移送管路内部へ突出したことをその要旨とするもので
ある。
【0007】
【作用】このように構成された本発明は、負圧発生管路
を介して第一タンクの液体を第二タンクに落下させる
と、液体の流れによって負圧発生管路内には負圧が発生
する。そして、この負圧力により抜気管路を介して液体
移送管路内の空気が負圧発生管路内へ移送され、同液体
移送管路内が負圧となりサイホン現象が開始される。
【0008】そして、サイホン現象の開始により第一タ
ンクからの液体は液体移送管路の内側面を伝って第二タ
ンクへ移送される。この時、抜気管路は液体移送管路の
内側面から突出されているので液体が同抜気管路内へ流
入することはなく、サイホン現象が安定する。このた
め、液体は効率よく最短時間で第一タンクから第二タン
クへと移送される。
【0009】
【実施例】以下、本発明を原液を希釈する希釈水の移送
装置に具体化した実施例を図1,2に従って説明する。
【0010】図1に示すように、1は原液を希釈する第
一タンクとしての希釈水タンクである。2は前記希釈水
タンク1よりも下方に配置された第二タンクとしての混
合タンクである。3は前記混合タンク2の底面よりも下
方に突設された空気が逆流しないようにする逆流防止槽
である。なお、この逆流防止槽3には原液が貯溜されて
いる。4は前記希釈水タンク1と前記混合タンク2とを
接続するサイホン装置である。このサイホン装置4は上
端が前記希釈水タンク1内の液面上部より上方に突設配
置され、下端が前記混合タンク2の逆流防止槽3内に突
設配置された液体移送管路としての移送管4aと、その
移送管4aの上端を被冠する有蓋円筒状の外側管5とか
ら構成されて二重管方式となっている。この外側管5の
下端は前記希釈水タンク1の底面よりも上方に位置して
空気流入位置5aとなっており、希釈水の移送に従って
水位が減少し、空気流入位置5aを越えると外側管5内
に空気が流入するようになっている。そして、この空気
流入位置5aと希釈水の液面上部までの間が混合タンク
2に移送される水量Vとなっている。6は電磁弁であ
り、前記サイホン装置4内に空気を流入することができ
るようになっている。
【0011】7は前記移送管4aに対し平行に設けられ
た負圧発生管路としての誘導管であり、その上端は前記
希釈水タンクの底部に接続され、下端は前記混合タンク
2に逆流防止槽3内に突出配置されている。8は前記移
送管4aと前記誘導管7とに接続され、誘導管7内が負
圧状態の時にその負圧力にて同移送管4a内の空気を抜
くための抜気管路としての抜気管である。そして、図2
に示すように、この抜気管8の吸気口8aは移送管4a
の内側面から同移送管4aの径方向へ突設されている。
9は希釈水タンク1から誘導管7に希釈水を流通させる
ためのソレノイド式ピンチバルブであり、希釈水タンク
1及び抜気管8との間の誘導管7に設けられている。
【0012】次に、このように構成された希釈水の移送
装置の作用を説明する。希釈水タンク1から混合タンク
2に希釈水を移送する場合、図3(a)に示すように、
ソレノイド式ピンチバルブ9を開口すると、希釈水タン
ク1内の希釈水は誘導管7内を流れて混合タンク2内に
流れ込む。このとき、その希釈水の流れによって誘導管
7内の空気をピストンのように押出し、あるいは巻込ん
で随伴し、誘導管7の外部即ち、逆流防止槽3に貯溜さ
れた原液によって気相が隔絶されている混合タンク2の
気相部に空気が放出される。
【0013】すると、図3(b)に示すように、誘導管
7内の空気の量が減少するとともに、抜気管8を介して
サイホン装置の移送管4aの空気の量も減少する。ここ
で、ボイルシャルルの法則により状態方程式は、
p=nRT/v で表される。 p:誘導管7及び、移送管4a内の圧力(真空度) n:誘導管7及び、移送管4a内の空気のモル数 R:気体の定数 T:絶対温度 v:誘導管7及び、移送管4a内の空気の体積 このとき、R,T及びvが一定のもとで空気の量nが減
少するので、誘導管7及び、移送管4aの空気の圧力
(真空度)pが低下する。さらに、誘導管7の下部には
水頭が形成され、その水頭分だけ移送管4a内が負圧に
なり、外側管5の液面が上昇するとともに、移送管4a
の下部は逆流防止槽3内の原液を吸引して液面が上昇す
る。
【0014】そして、図3(c)に示すように、引き続
き希釈水タンク1からの希釈水を誘導管7内に流し込む
と、誘導管7内の下部の水頭がさらに上方に延びるた
め、その水頭によりサイホン装置4の移送管4a内の負
圧がさらに増加する。これに伴い、外側管5内の液面が
上昇し、やがて、外側管5内の液面が移送管4aの上端
を越えるとサイホン現象が始まり、一気に希釈水タンク
1内の希釈水が移送管4aの内側面を伝って混合タンク
2に移送される。この時、抜気管8は移送管4a内側面
から移送管4aの径方向へ突出されているため、抜気管
8内へ希釈水が流入することはない。
【0015】この後、図3(d)に示すように、希釈水
が水量Vだけ混合タンク2に移送されると、外側管5の
空気流入位置5aから外側管内に空気が流入してサイホ
ン現象がブレークされて希釈水の移送が自然に停止され
る。なお、サイホン装置4によりサイホンが形成されて
希釈水が移送されている時に電磁弁6を開口すると、外
側管5内に空気が流入してサイホン現象がブレークされ
て希釈水の移送が停止される。
【0016】このように本実施例の液体の移送装置にお
いては、抜気管8は移送管4a内側面より同移送管4a
の径方向に突設されているので、希釈水が移送管4aを
伝わっての移送中に抜気管8内に希釈水が流入し、サイ
ホン現象が不安定化して移送管内4aの負圧状態が不安
定になるおそれはない。従って、希釈水タンク1の希釈
水は安定した状態で連続的に混合タンク2へ移送され、
その移送時間は最短時間で済む。
【0017】又、上述したように移送終了後、再び希釈
タンク1内に希釈水を入れ、継続して混合タンク2内へ
希釈水を移送する場合において、吸気口8a付近の移送
管4aの内側面が前に移送した希釈水にて濡れていても
抜気管8の吸気口8aからは希釈水が流入することはな
い。すなわち、抜気管8内に希釈水が流入することによ
り移送管4a内の圧力が安定した状態でサイホン形成を
形成することができるとともに、サイホン現象を形成す
るまでの時間は最短時間で済む。
【0018】なお、本発明は上記実施例に限定されるこ
とはなく例えば、上記実施例においては抜気管8の吸気
口8a先端は同抜気管8の外側面に対して直角にカット
する以外に、図4(a)に示すように、抜気管8の吸気
口8bが斜め下方に向くようにカットしてもよい。又、
図4(b)に示すように、抜気管8の吸気口8cが移送
管4aに沿った下向きになるように曲げ形成してもよ
い。さらに、図4(c)に示すように、抜気管8の先端
を閉塞し、同抜気管8の下面に吸気口8cを穿設しても
よい。
【0019】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、負
圧発生用流路に液体が進入するのを防ぐことにより、サ
イホン現象を効率良く最短時間で形成することができ
る。又、サイホン現象が安定化し、最短時間で液体を移
送することができるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例における液体の移送装置を示す概略構
成図である。
【図2】同じく、移送管と負圧発生流路の取付部を示す
断面図である。
【図3】同じく、液体の移送装置作用を示す図であり、
(a)は誘導管に水頭が形成されて外側管内の液面が若
干上昇した状態を示す説明図であり、(b)は誘導管に
水頭が形成されて外側管内の液面と移送管の移送管の上
端とが面一となった状態を示す説明図であり、(c)は
誘導管によりサイホン装置にサイホン現象が始まった状
態を示す説明図である。(d)は液体が移送されたあと
の状態を示す説明図である。
【図4】他の実施例における負圧発生流路を示し、
(a)はその先端を斜めカットした断面図であり、
(b)はその先端を下方へ曲げ形成した断面図であり、
(c)はその先端下面に孔を設けた断面図である。
【図5】従来の液体の移送装置作用を示す図であり、
(a)は誘導管に水頭が形成されて外側管内の液面が若
干上昇した状態を示す説明図であり、(b)は誘導管に
水頭が形成されて外側管内の液面と移送管の移送管の上
端とが面一となった状態を示す説明図であり、(c)は
誘導管によりサイホン装置にサイホン現象が始まった状
態を示す説明図である。(d)はフロートスイッチによ
り液面が検出されて移送が中止された状態を示す説明図
である。
【符号の説明】
1…第一タンクとしての希釈タンク、2…第二タンクと
しての混合タンク、4a…液体移送管路としての移送
管、7…負圧発生管路としての誘導管、8…抜気管路と
しての抜気管、8a…吸気口

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第一タンク(1)内の液体を第二タンク
    (2)へ移送するにあたり、第一タンクからの液体が落
    下することにより負圧を発生する負圧発生管路(7)
    と、前記第一タンクと第二タンク間に連結され、液体を
    移送する液体移送管路(4a)と、両管路(4a,7)
    に連結され、負圧発生管路(7)に発生した負圧を利用
    して液体移送管路(4a)内を負圧にする抜気管路
    (8)とを備えた液体の移送装置において、 前記抜気管路(8)の吸気口(8a)を液体移送管路
    (4a)内部へ突出したことを特徴とする液体の移送装
    置。
JP23745092A 1992-09-04 1992-09-04 液体の移送装置 Pending JPH0679162A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23745092A JPH0679162A (ja) 1992-09-04 1992-09-04 液体の移送装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23745092A JPH0679162A (ja) 1992-09-04 1992-09-04 液体の移送装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0679162A true JPH0679162A (ja) 1994-03-22

Family

ID=17015528

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23745092A Pending JPH0679162A (ja) 1992-09-04 1992-09-04 液体の移送装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0679162A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005230637A (ja) * 2004-02-18 2005-09-02 Kurita Water Ind Ltd 希釈装置及びその運転方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005230637A (ja) * 2004-02-18 2005-09-02 Kurita Water Ind Ltd 希釈装置及びその運転方法
JP4640567B2 (ja) * 2004-02-18 2011-03-02 栗田工業株式会社 希釈装置の運転方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8579332B2 (en) Tank arrangement and vehicle with a tank arrangement
JPH0679162A (ja) 液体の移送装置
JP2001138757A (ja) 燃料タンク
JP2000356174A (ja) ジェットポンプ装置
US6766838B1 (en) Liquid dispensing device
JP4766539B2 (ja) 自吸式渦巻ポンプ装置
JPH07509292A (ja) 水洗システム
GB2200370A (en) Preventing detergent being sucked back into a water main
JPH0587675B2 (ja)
JPH0522032U (ja) 液体の移送装置
JP2003252069A (ja) 燃料タンク用給油管
JPH0511698Y2 (ja)
JPH09327762A (ja) 金属溶湯の給送方法及び装置
JP2585524Y2 (ja) 蒸気放出ノズル
JPH09512324A (ja) 吸込噴流ポンプ
JPS5913412Y2 (ja) 排気弁
JP4358373B2 (ja) 溶液供給装置及び溶液供給方法
JPH1026415A (ja) 給湯装置
JPS6329190Y2 (ja)
US477841A (en) Siphon for water-closet tanks
JPS6027173Y2 (ja) 給水装置
JP4524053B2 (ja) ビール泡の流出防止装置
JPS6240154Y2 (ja)
JPS62231977A (ja) 液体現像装置
JPH0557924B2 (ja)