JPH0678815U - 磁気式エンコーダ用回転体構造 - Google Patents
磁気式エンコーダ用回転体構造Info
- Publication number
- JPH0678815U JPH0678815U JP1927693U JP1927693U JPH0678815U JP H0678815 U JPH0678815 U JP H0678815U JP 1927693 U JP1927693 U JP 1927693U JP 1927693 U JP1927693 U JP 1927693U JP H0678815 U JPH0678815 U JP H0678815U
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- JP
- Japan
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- magnetic encoder
- disc
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- Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本考案は磁気式エンコーダ用回転体構造に関
し、特に、零点位置を検出する零点部を簡単に得ること
を特徴とする。 【構成】 本考案による磁気式エンコーダ用回転体構造
は、歯車(2)に一体に設けられた円板(10)と、前記円板
(10)に設けられ前記歯(1)に対応して形成された切欠(1
1)よりなる零点部(1A)と、歯車(2)と円板(10)間に形成
した輪状溝部(12)とよりなる構成である。
し、特に、零点位置を検出する零点部を簡単に得ること
を特徴とする。 【構成】 本考案による磁気式エンコーダ用回転体構造
は、歯車(2)に一体に設けられた円板(10)と、前記円板
(10)に設けられ前記歯(1)に対応して形成された切欠(1
1)よりなる零点部(1A)と、歯車(2)と円板(10)間に形成
した輪状溝部(12)とよりなる構成である。
Description
【0001】
本考案は、磁気式エンコーダ用回転体構造に関し、特に、零点位置を検出する 零点部を簡単に得るための新規な改良に関する。
【0002】
従来、用いられていたこの種の磁気エンコーダ用回転体構造としては、一般に 図4で示す構成が作用されていた。 すなわち、図4で示す構成の場合、多数の歯1を有する歯車2の所定軸方向の 全周を1個の歯1のみ残してカットし、この1個の歯1に残された残留歯部1b を用いて零点部1Aとしていた。
【0003】
従来の磁気エンコーダ用回転体構成は、以上のように構成されていたため、次 のような課題が存在していた。 すなわち、歯車の軸方向における一部を1歯を残して全周カットするため、そ のカット作業に多大の時間とコストがかかり、材料の面から考案しても無駄が多 くなっていた。
【0004】 本考案は、以上のような課題を解決するためになされたもので、特に、零点位 置を簡単に得るようにした磁気エンコーダ用回転体構造を提供することを目的と する。
【0005】
本考案による磁気式エンコーダ用回転体構造は、多数の歯を有し磁性体よりな る歯車で構成された磁気エンコーダ用回転体構造において、前記歯車に一体に設 けられた円板と、前記円板に設けられ前記歯に対応して形成された切欠よりなる 零点部と、前記歯車の周面に形成され前記歯車と円板間に形成された輪状溝部と を備えた構成である。
【0006】
本考案による磁気エンコーダ用回転体構造においては、歯車と円板が一体に形 成され、この円板に零点部が形成されていると共に、この円板と歯車との間に輪 状溝部が形成されているため、歯車を実装する際における磁気検出素子に対する スラスト方向の位置許容差を拡大することができ、磁気検出素子の出力波形の干 渉がこの輪状溝部によって少なくなる。
【0007】
以下、図面と共に本考案による磁気式エンコーダ用回転体構造の好適な実施例 について詳細に説明する。 なお、従来例と同一又は同等部分については同一符号を付して説明する。 図1は本考案による磁気式エンコーダ用回転体構造を示す断面図、図2は要部 の斜視図、図3は図1の平面図である。
【0008】 図1から図3において符号1で示されるものは円板状の歯車2の周面に所定ピ ッチで形成された多数の歯であり、この歯車2の軸方向には円板10が一体に形 成されている。
【0009】 前記円板10における前記歯車2の1個の歯1に対応する位置には、切欠11 からなる零点部1Aが形成されており、この歯車2と円板10間には、輪状溝部 12が形成されている。
【0010】 従って、前述の構成において、この回転体20を図示しない磁気エンコーダの 回転軸に装着し、この各歯1を磁気検出素子(図示せず)で検出して得られたパ ルス信号によりインクリメンタル信号を得る。また、前記零点部1Aが磁気検出 素子を通過して得られる零点信号により磁気エンコーダの零点すなわち原点を検 出することができる。
【0011】 さらに、前記輪状溝部12が形成されていることにより、歯車2を実装する場 合のスラスト方向の位置許容差を拡大することができ、この輪状溝部12により 磁気検出素子の出力波形の干渉が少なくなり、インクリメンタル信号と零点信号 との干渉を少なくし、信号のS/N比を向上させることができる。
【0012】
本考案による磁気式エンコーダ用回転体構造は、以上のように構成されている ため、次のような効果を得ることができる。 すなわち、歯車と円板が一体に形成されているため、構造が大幅に簡略化され 、円板に形成された切欠により簡単に零点部を得ることができる。 また、歯車と円板の間に輪状溝部が形成されているため、歯車実装時のスラス ト方向の位置許容差が拡大され、磁気抵抗素子に対する位置許容差が拡大され、 同時に磁気抵抗素子の出力波形の干渉が少なくなり、S/N比の良好なエンコー ダ信号を得ることができる。
【図1】本考案による磁気式エンコーダ用回転体構造を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図2】図1の要部を示す斜視図である。
【図3】図1の平面図である。
【図4】従来の磁気式エンコーダ用回転体構造を示す要
部の斜視図である。
部の斜視図である。
1 歯 2 歯車 1A 零点部 10 円板 11 切欠 12 輪状溝部
Claims (1)
- 【請求項1】 多数の歯(1)を有し磁性体よりなる歯車
(2)で構成された磁気エンコーダ用回転体構造におい
て、前記歯車(2)に一体に設けられた円板(10)と、前記
円板(10)に設けられ前記歯(1)に対応して形成された切
欠(11)よりなる零点部(1A)と、前記歯車(2)の周面に形
成され前記歯車(2)と円板(10)間に形成された輪状溝部
(12)とを備えたことを特徴とする磁気式エンコーダ用回
転体構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993019276U JP2602177Y2 (ja) | 1993-04-15 | 1993-04-15 | 磁気式エンコーダ用回転体構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993019276U JP2602177Y2 (ja) | 1993-04-15 | 1993-04-15 | 磁気式エンコーダ用回転体構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0678815U true JPH0678815U (ja) | 1994-11-04 |
JP2602177Y2 JP2602177Y2 (ja) | 1999-12-27 |
Family
ID=11994930
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993019276U Expired - Fee Related JP2602177Y2 (ja) | 1993-04-15 | 1993-04-15 | 磁気式エンコーダ用回転体構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2602177Y2 (ja) |
-
1993
- 1993-04-15 JP JP1993019276U patent/JP2602177Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2602177Y2 (ja) | 1999-12-27 |
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