JPH07113556B2 - アブソリユ−ト・エンコ−ダ - Google Patents

アブソリユ−ト・エンコ−ダ

Info

Publication number
JPH07113556B2
JPH07113556B2 JP26019486A JP26019486A JPH07113556B2 JP H07113556 B2 JPH07113556 B2 JP H07113556B2 JP 26019486 A JP26019486 A JP 26019486A JP 26019486 A JP26019486 A JP 26019486A JP H07113556 B2 JPH07113556 B2 JP H07113556B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
detection
pattern
absolute encoder
poles
stator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP26019486A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63115009A (ja
Inventor
康己 川端
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP26019486A priority Critical patent/JPH07113556B2/ja
Publication of JPS63115009A publication Critical patent/JPS63115009A/ja
Publication of JPH07113556B2 publication Critical patent/JPH07113556B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、アブソリュートエンコーダに関する。
〔従来の技術〕
アブソリュートエンコーダは、カウンタを用いることな
く、そのセンサから回転角度に相当する絶体位置を瞬時
に検出できるものとして知られている。
このアブソリュートエンコーダの検出盤は、回転円板の
構成を採り、その表面において、同心状に付号ビット数
に応じた数の円環パターンが形成され、この円環パター
ンによってバイナリー符号化された被検出パターンを構
成したものである。
そして、前記検出盤は1回転すると、該検出盤から得ら
れる出力信号が元の状態となることから、複数の検出盤
を用意し、これらをギヤ結合することによって、モータ
軸等に直結された検出盤の回転数を検出するとともに回
転角度に相当する絶体位置を検出することができる。
このようなアブソリュート・エンコーダはいわゆる多回
転アブソリュート・エンコーダと称されるが、従来のも
のにあっては前記ギヤ結合は、歯車を介したものであっ
た。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかし、このように構成される多回転アブソリュート・
エンコーダのギヤ結合は、歯車を介してなるものである
ことから、各検出盤の間に前記歯車を配置しなければな
らなくなる。このため各検出盤の軸方向において薄形化
させる際の弊害となっていた。
また、検出盤およびセンサの外に前記歯車を必要とする
ことから、軽量化およびコンパクト化の弊害ともなって
いた。
本発明は、このような事情に基づいてなされたものであ
り、薄形化、軽量化およびコンパクト化を達成させた多
回転アブソリュート・エンコーダを提供するにある。
〔問題点を解決するための手段〕
このような目的を達成するために、本発明は、回転円板
の表面に同心状に付号ビット数に応じた数の円環パター
ンが形成され、この円環パターンによってバイナリー符
号化された被検出パターンを構成した検出盤を複数個備
え、これら各検出盤はギヤ結合されてなる多回転アブソ
リュート・エンコーダにおいて、前記ギヤ結合は、前記
検出盤における周側面部全域にて、N、S極を交互に配
置した着磁体の非接触によるマグネットギヤ結合によっ
て構成されるようにしたものである。
〔作用〕
このようにすることによって、従来必要であった歯車を
なくし、検出盤のみで回転伝導機構を構成していること
から、薄形化、軽量化およびコンパクト化を達成するこ
とができるようになる。
〔実施例〕
以下、本発明による多回転アブソリュート・エンコーダ
の一実施例を図面を用いて説明する。
第1図(a)は前記多回転アブソリュート・エンコーダ
の平面破断面、第1図(b)は第1図(a)のIb−Ib線
における断面図である。各図において、円形状からなる
上蓋ステータ5Aと下蓋ステータ5Bとがその周辺部で固着
されてステータ5が構成されており、このステータ5は
図示しないモータ等に固定されるようになっている。前
記ステータ5にはその中央部にて前記上蓋ステータ5A、
下蓋ステータ5Bを貫通するモータ軸挿入孔6が形成され
ている。前記モータ軸挿入孔6における前記上蓋ステー
タ5Aおよび下蓋ステータ5Bの内壁面には軸受7が配置さ
れている。この軸受7は前記各ステータに直接固着され
るアウターレーサ7A、このアウターレーサ7Aと対向する
インナーレーサ7C、および前記アウターレーサ7Aとイン
ナーレーサ7Cとの間に配置されるボール7Bとから構成さ
れている。前記モータ軸挿入孔6にはそのモータ軸挿入
孔6と同軸にローダ8が配置され、このローダ8の外側
面は前記軸受7のインナーレーサ7Cと固着されている。
前記ローダ8はモータ軸との結合がなされるもので、そ
の内側面にはスプライン8Aが形成されている。
前記上蓋ステータ5Aと下蓋ステータ5Bで囲まれる空間に
は、第1の検知盤9が配置され、この検知盤9は前記ロ
ーダ8に固定され、ローダ8の回転に伴って回転するよ
うになっている。
また、前記第1の検知盤9における前記上蓋ステータ5A
と対向する面には、前記ローダ8と同心をなす円環状突
部10が前記軸受7の下方に位置づけられて形成されてお
り、この円環状突部10の外側面は後に詳述するように、
N、S極を交互に配置した着磁体が形成されている。
そして、この第1の検知盤9に対向して磁気抵抗素子12
が前記上蓋ステータ5Aの裏面に固定されて配置されてい
る。
さらに、前記第1の検知盤9と上蓋ステータ5Aの間隙部
には前記第1の検低盤9より大分小径となる第2の検知
盤13、および第3の検知盤14が配置されている。前記第
2の検知盤13は、その外周側面が前記第1の検知盤9の
円環状突部10の外周側面と極めて小さい間隙で対向した
状態で、前記上蓋ステータ5Aに設けられた軸体15に軸支
されている。また、前記第3の検知盤14は、前記第2の
検知盤13と同一平面状に配置され、その外周側面が前記
第2の検知盤13の外周側面と極めて小さい間隙で対向し
た状態で、前記上蓋ステータ5Aに設けられた図示しない
軸体に軸支されている。
前記第2の検知盤13および第3の検知盤14にあってもこ
れに対向してそれぞれ磁気抵抗素子16,17が前記上記上
蓋ステータ5Aの裏面に固定されて配置されている。
前記第1の検知盤9、第2の検知盤13および第3の検知
盤14のみの配置状態は第2図に示すようになっており、
同図において、前述したように、環状突部10の外周側面
には、N、S極を交互に配置した着磁体10Aが形成され
ている。また、この着磁体10と極めて小さい間隙で対向
する第2の検知盤13の外周側面、およびこの第2の検知
盤13の外周側面と極めて小さい間隙で対向する第3の検
知盤14の外周側面にもそれぞれN、S極を交互に配置し
た着磁体13A,14Aが形成されている。
これにより、第1、第2および第3の検知盤9,13,14は
それぞれ非接触状態でマグネットギヤ結合されているこ
とになり、第1の検知盤9の回転とともに、第2、第3
の検知盤13,14をも回転することになる。なお前記各着
磁体10A,13A,14AのN、S極のピッチは設計によって定
められる値となる。
次に、前記第1、第2、および第3の検知盤9,13,14の
表面に形成されている被検出パターンを第3図(a)、
および第4図(a)、(b)を用いて説明する。まず第
3図において、被検出パターン2は同心状に配列された
複数の円環パターン2A,2B,2C,2D……から構成されてい
る。この各円環パターン2A,2B,2C,2D……は基準となる
所定径から円周同方向へたとえばグレー・コードからな
る論理レベルを示す領域で構成されている。
ここで、前記グレー・コードは以下の符号で構成される
ものである。
前記各円環パターン2A,2B,2C,2D……は着磁体から構成
され、また前記論理レベルは着磁における極性パターン
で形成している。この具体例を第3図の点線で囲ったP
部を拡大した第4図に示している。第4図(a)は平面
図、第4図(b)は断面図である。第4図(a)におい
て、各円環パターン2A,2B,2C,2D…は、それぞれその径
方向を2分し円周方向に延在するN、S極の境界部を有
している。この場合における前記N、S極は、周方向の
位置において前記境界部のいずれの側に配置するかは前
記グレー・コードの論理レベルに基づいている。
たとえば、第4図(a)におけるX−Xで示す径を基準
とすると、この基準径からαの角度に相当する距離内の
各円環パターン2A,2B,2C,2D……の領域にはそれぞれ前
記境界部の右側にはN極に、また左側にはS極に着磁さ
れたパターンとなっている。ここで、磁束はN極からS
極に発生し、すべて径方向において図中左方向へ形成さ
れることになり、この向きの磁束を論理レベル“0"とす
れば、図示しない磁気抵抗素子によってこの論理レベル
に相当する信号を得ることができるようになる。
次に、前記基準径からαの角度に相当する距離およびβ
(=α)の角度に相当する距離の間における各円環パタ
ーン2A,2B,2C,2D……の領域には、円環パターン2Aのみ
がN極とS極が相互に入れ変ったパターンとなる。この
ため、磁束は径方向において図中右方向へ形成されるこ
とになり、この向きの磁束を論理レベル“1"とすれば、
図示しない磁気抵抗素子によってこの論理レベルに相当
する信号を得ることができるようになる。
以下、同様に、順次、α(=β)の角度に相当する距離
内の各円環パターン2A,2B,2C,2D……において前記境界
部の両脇にそれぞれ配置される磁極は前記グレー・コー
ドの論理レベルに基づいて“0"の場合図中右側がN極と
なり、また“1"の場合図中右側がS極となっている。
一方、前記磁気抵抗素子12(16,17においても同様)
は、前記各円環パターン2A,2B,2C,2D…毎にその磁束の
方向の正負を検知する素子を組み込むように構成されて
いる。これにより前記回転板1の図示Q方向の回転とと
もに、前記各磁気抵抗素子12の出力は上述したグレーコ
ードに相当する信号を10進の0から順に得るようにする
ことができる。
以上説明したことから明らかなように、本実施例によれ
ば、複数配置される各検出盤9,13,14はその周側面部に
N、S極を交互に配置した着磁体の非接触によるマグネ
ットギヤ結合によって、回転伝導を行なっている。この
ため、従来、必要であった歯車をなくすことができ、検
出盤9,13,14のみで回転伝導機構を構成することができ
る。したがって薄形化、軽量化およびコンパクト化を達
成することができる。
また、本実施例によれば、各検出盤9,13,14の被検出パ
ターンが着磁体で構成されていることから、マグネット
ギヤを構成する着磁体形成の場合、上記検出パターンの
着磁体形成時に同時に形成できるという効果を有する。
以上説明した実施例では、検出盤を3個としたものであ
るが、必ずしもこの数に限定されるものではないことは
いうまでもない。
また、上記実施例では各検出盤を多段構造としたもので
あるが、これに限定されることはなく、それらすべてを
同一平面的に配置してもよいことはもちろんである。
さらに、上記実施例では、各検出盤の被検出パターンを
着磁体によって構成したものであるが、センサを投・受
光素子としたスリットパターンによって構成したもので
あってもよい。このようにした場合においても本発明の
効果が達成されることはいうまでもない。
〔発明の効果〕
以上説明したことから明らかなように、本発明によるア
ブソリュート・エンコーダによれば、薄形化、軽量化お
よびコンパクト化を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるアブソリュート・エンコーダの一
実施例を示す構成図で、第1図(a)は平面破断図、第
1図(b)は第1図(a)のIb−Ib線における断面図、
第2図は本発明によるアブソリュート・エンコーダの検
知盤の配置状態の一実施例を示す図、第3図は各検知盤
の被検出パターンの一実施例を示す図、第4図(a)、
(b)は前記被検出パターンの詳細を示す図である。 9……第1の検出盤、10……円環突部、 10A,13A,14A……着磁体、 13……第2の検出盤、14……第3の検出盤。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転円板の表面に同心状に付号ビット数に
    応じた数の円環パターンが形成され、この円環パターン
    によってバイナリー付号化された被検出パターンを構成
    した検出盤を複数個備え、これら各検出盤はギヤ結合さ
    れてなる多回転アブソリート・エンコーダにおいて、前
    記ギヤ結合は、前記各検出盤における周側面部全域に
    て、N、S極を交互に配置した着磁体の非接触によるマ
    グネットギヤ結合によって構成されていることを特徴と
    する多回転アブソリュート・エンコーダ。
JP26019486A 1986-10-31 1986-10-31 アブソリユ−ト・エンコ−ダ Expired - Lifetime JPH07113556B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26019486A JPH07113556B2 (ja) 1986-10-31 1986-10-31 アブソリユ−ト・エンコ−ダ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26019486A JPH07113556B2 (ja) 1986-10-31 1986-10-31 アブソリユ−ト・エンコ−ダ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63115009A JPS63115009A (ja) 1988-05-19
JPH07113556B2 true JPH07113556B2 (ja) 1995-12-06

Family

ID=17344635

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26019486A Expired - Lifetime JPH07113556B2 (ja) 1986-10-31 1986-10-31 アブソリユ−ト・エンコ−ダ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07113556B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002116057A (ja) * 2000-10-06 2002-04-19 Yaskawa Electric Corp 多回転式絶対値エンコーダ装置
CN1267707C (zh) 2001-10-19 2006-08-02 株式会社安川电机 多转型编码器
JP2005003625A (ja) * 2003-06-16 2005-01-06 Matsushita Electric Ind Co Ltd 回転角度検出装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63115009A (ja) 1988-05-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100913631B1 (ko) 다회전식 인코더
EP0009102A1 (en) A multipolar resolver
JP2004077483A (ja) マルチターン・角度測定器
JP2002116057A (ja) 多回転式絶対値エンコーダ装置
US4901072A (en) Position detector utilizing gray code format
JPH09311053A (ja) 回転センサ
JPH07113556B2 (ja) アブソリユ−ト・エンコ−ダ
JP4452976B2 (ja) 磁気ゼネバ歯車機構
JP4290281B2 (ja) アブソリュートセンサ
JP2000352523A5 (ja)
JPS63118614A (ja) 多回転アブソリユ−トエンコ−ダの多回転検出装置
JP2000065599A (ja) 多回転式絶対値エンコーダ
JP2007093420A (ja) 回転角度センサ
JP4218290B2 (ja) 回転角検出装置
JPS59221616A (ja) 磁気ロ−タリエンコ−ダ
JP2000092805A (ja) サーボモータ
JP4161248B2 (ja) 複合形検出器
JP2003202244A (ja) レゾルバ構造及び多回転アブソリュートデジタル信号出力方法
JPS6336426Y2 (ja)
JPH0616374Y2 (ja) 磁気シールドケース
JPH054612B2 (ja)
JP2023163096A (ja) ロータリーエンコーダ
JPH10318788A (ja) 多回転エンコーダ
JPH0592846U (ja) マウス
JPS63108225A (ja) アブソリユ−トエンコ−ダの検出盤