JPH0678653B2 - 外壁パネル用目地カバーの取付構造 - Google Patents

外壁パネル用目地カバーの取付構造

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JPH0678653B2
JPH0678653B2 JP4965289A JP4965289A JPH0678653B2 JP H0678653 B2 JPH0678653 B2 JP H0678653B2 JP 4965289 A JP4965289 A JP 4965289A JP 4965289 A JP4965289 A JP 4965289A JP H0678653 B2 JPH0678653 B2 JP H0678653B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は間隔を隔てて横方向に隣り合う両外壁パネル
間に形成された目地部を覆蓋するために目地部に取付け
られる外壁パネル用目地カバーの取付構造に関する。
[従来の技術] 従来の技術としては例えば特公昭59−6986号公報があ
る。この公報に開示された目地カバーを凹凸差が大きい
表面形状を有する外壁パネル間の目地部に取付けた場合
には目地カバーのシール舌片の先端縁と、このシール舌
片が弾接する凹凸状の壁面との間に多数の微細な隙間が
形出されて目地部に対するシール効果が低下するので、
このシール効果の低下に対処するために従来では第6図
に示すように、目地部mに合成樹脂発泡体の棒状バック
アップ材bを挿入してから、目地部mにシリコン等のシ
ール材sを注入して両壁面hに結合させ、さらに、この
シール材sの外側から目地部mに目地カバーcを嵌込ん
で目地部mを目地カバーc及びシール材sによって覆蓋
しかつシール処理していた。
[発明が解決しようとする課題] 上記目地部の処理方法の場合には目地カバーcの外にシ
ール材sの材料費が必要となり、また、建築現場でシー
ル処理作業を行なう必要があるので人件費が増大する問
題や、シール材sの硬化に長時間を要するので、目地部
mの施工を短時間で完了し得ない問題点があった。
本発明は上記問題点を解消することを課題とするもので
ある。
[課題を解決するための手段] 本発明は外壁パネルの目地部側壁面には帯板状の受け板
を、この受け板の一部がその全長にわたって露出される
ように埋設して1対の前記受け板を目地部に対し相対向
状に並設するとともに、目地部を覆蓋するためのカバー
部と、このカバー部の中央部に対し直交状に連設された
保持部と、この保持部に取着されて同保持部の両側方へ
延出されかつ弾性曲げ変形可能に形成された1対のシー
ル舌片とを有する目地カバーを、前記両シール舌片が前
記両受け板の露出面に対しそれぞれ弾性的に密接した状
態で目地部に取付けた構成を有する。
[作用] 外壁パネルの目地部側壁面に埋設された帯板状の受け板
を両外壁パネル間の目地部に並立させ、目地カバーの保
持部と、この保持部に取着された1対のシール舌片を目
地部内に嵌込んでこの両シール舌片を前記両受け板に対
し弾性的に密接させ、前記両シール舌片と前記両受け板
との接触面からの水の漏出を阻止する。
[発明の効果] 本発明は上記したように構成してあるので、目地カバー
を目地部に取付けるだけで目地カバーの両シール舌片が
目地部の両受け板に対しそれぞれ密着状に圧接して目地
部Mを的確に密封することができるとともに、シール材
を目地部に施工する作業が不要となって目地部のシール
処理を短時間で完了することができ、目地部をシール処
理するために要する材料費や人件費を大幅に節減し得る
効果がある。
[実施例] 次に、本発明の第1実施例を第1図〜第4図に従って説
明する。
始めに、隣接して並設されて建物の外壁となる長方形板
状の両外壁パネルP間に形成された目地部Mに取付けら
れる目地カバーCについて説明すると、金属板を折り曲
げて二重に重ね合わせて成形されたカバー本体1は両外
壁パネルPの目地部側端縁付近に跨って目地部Mを覆蓋
するためにほぼ帯板状に形成されたカバー部2と、この
カバー部2の裏面中央部に対し直交状に連設されて目地
部M内へ挿入される保持部3とを有し、カバー部2の表
面には外壁パネルPの壁面と同様な外観形態を有する塗
装2aが施されている。
カバー本体1の保持部3には目地部Mを密封するために
合成樹脂材やゴム材等の弾性材で弾性曲げ変形可能に形
成されて保持部3の両側方に対しカバー部2側へ傾斜し
て左右対称状に延出された1対のシール舌片5,5が取着
され、この両シール舌片5の基端部5aは保持部3の中央
部付近に対し接着剤によって固着されている。
次に、外壁パネルPについて説明すると、両外壁パネル
Pを目地部Mを隔てて立設したときに相対向して垂立さ
れる外壁パネルPの目地部側壁面P1にはそれぞれ縦長状
のインサート部材6が全長にわたって一体状に埋設され
ている。
インサート部材6は目地カバーCのシール舌片5を密接
させるために平滑な表面形状を有するステンレス等の金
属板や合成樹脂板等によって帯板状に形成された受け板
7と、この受け板7に対しその外側面7aの幅方向の中央
部付近が全長にわたって露出されるように接着剤9を介
して一体状に被覆された合成樹脂層8とによって形成さ
れている。合成樹脂層8は受け板7の外側面7aの両側縁
付近と、内側面7bと、両側端面7c,7cとに対しそれぞれ
受け板7の全長にわたって添着され、受け板7の外側面
8aの両側縁付近にそれぞれ添着された1対の条片8a,8a
間が開口されて受け板7の外側面7aの両側縁付近間には
合成樹脂層が除去された露出面10が受け板7の全長にわ
たって形成され、両外壁パネルP間の目地部Mには両受
け板7が相対向状に並設されて両受け板7の露出面10が
並行状に垂立される。
インサート部材6を作製する方法について説明すると、
第2図(A),(B)に示すように受け板7に対しその
片側面の中央部付近を除いて接着剤9を塗布してから、
受け板7の全面に対し押出成形機等によって合成樹脂材
をコーティングし、受け板7を接着剤9が塗布されてい
ない区域の両側縁に沿って並行状に形成された切れ目1
5,15を有する合成樹脂層16によって被覆して第2図
(C)に示すように受け板7が合成樹脂層16で全面的に
包被されてなるインサート基材13を作製し、その後、こ
のインサート基材13を外壁パネルPに埋設した状態で、
インサート基材13の合成樹脂層16から両切れ目15間の帯
状合成樹脂層16aを切除すると、第2図(D)に示すよ
うに受け板7に対しその片側面の中央部付近を除いて合
成樹脂層8が接着剤9を介して一体状に被覆されてなる
インサート部材6を作製することができる。
外壁パネルPを作製する方法について説明すると、第3
図、第4図に示すように、1対のインサート基材13を長
方形箱形状の外壁パネル用型枠18の底板18aの両端部上
に載置して型枠18の両側板18b,18bの内側面に対しその
全長にわたって添接させた状態で、型枠18内に生コンク
リート等の壁材を流し込んで硬化させると、インサート
基材13の外側面がパネル体19の側端面19aに整合された
状態でインサート基材13がパネル体19の両側端面19aに
対しそれぞれ一体状に埋設され、この状態でインサート
基材13の合成樹脂層16から帯板状合成樹脂層16aを切除
して外壁パネルPを作製することができる。
そして、上記した目地カバーCを外壁パネルP間の目地
部Mに取付けた添装する場合には目地カバーCの保持部
3及び両シール舌片5を目地部M内へ嵌込むと、両シー
ル舌片5がそれぞれ内方へ曲げ変形して両側のインサー
ト部材6の受け板7の露出面10に対しそれぞれ弾性的に
密接し、かつ合成樹脂層8の片側の条片8aによって抜け
止めされ、目地部Mが両シール舌片5によって密封され
かつカバー部2によって覆蓋された状態で、目地カバー
Cが両受け板7間に対し弾性的に把持されて目地部Mに
取付けられる。
次に、上記した構成をもつ実施例の作用と効果を説明す
る。
本例では外壁パネルPの目地部側壁面P1には帯板状の受
け板7の内側面7bと、外側面7aの両側縁付近とにそれぞ
れ合成樹脂層8が一体状に被覆されてなるインサート部
材6を埋設して1対の受け板7を目地部Mに対し相対向
状に並設し、目地部Mを覆蓋するためのカバー部2と、
このカバー部2の中央部に対し直交状に連設された保持
部3と、この保持部3に取着されて同保持部3の両側方
へ延出されかつ弾性曲げ変形可能に形成された1対のシ
ール舌片5とを有する目地カバーCを、両シール舌片5
が両受け板5の露出面10に対しそれぞれ弾性的に密接し
た状態で目地部Mに取付けてある。
このため、目地カバーCを目地部Mに取付けるだけで目
地カバーCの両シール舌片5が目地部Mの両受け板7に
対しそれぞれ密着状に圧接するので、両シール舌片5と
壁面との接触面に隙間が形成されてこの隙間から水が漏
出する不具合が解消され、目地部Mを両シール舌片5と
両受け板7とによって的確かつ効果的に密封することが
できるとともに、シール材を目地部Mに施工する作業が
不要となって目地部Mのシール処理を短時間で完了する
ことができ、目地部Mをシール処理するために要する材
料費や人件費を大幅に節減し得る効果がある。
次に、本発明の第2実施例を第5図に従って説明する
と、本例の目地カバーCは外壁パネルPの目地部側端縁
において、インサート部材6の埋設位置と反対側のコー
ナ部を斜めに切除して形成された斜面20を有する外壁パ
ネルP間の目地部Mに適用される。
目地カバーMのカバー本体1Aのカバー部2Aはその幅が第
1実施例のカバー部2の幅に比して短縮されるととも
に、カバー本体1Aの保持部3Aには保持部3Aの先端側に配
設されて弾性曲げ変形可能に形成された左右1対の第1
シール舌片5A,5Aと、保持部3Aの基端側に配設されてカ
バー部2Aに添接され、かつ弾性曲げ変形可能に形成され
て断面長さが第1シール舌片5Aの断面長さより短縮され
た左右1対の第2シール舌片5B,5Bとがそれぞれ取着さ
れ、各シール舌片5A,5Bの基端部5aは相互に連接されて
保持部3Aに固着されている。
そして、この目地カバーCを目地部M内へ斜面20側から
嵌込むと、両第1シール舌片5Aがそれぞれ内方へ曲げ変
形して両インサート部材6の受け板7の露出面10に対し
それぞれ弾性的に密接し、また、両第2シール舌片5Bが
両外壁パネルPの斜面20とインサート部材6との間で目
地部側壁面P1に圧接して曲折され、カバー部2Aが両側の
目地部側壁面P1間に両第2シール舌片5Bを介して挟持さ
れた状態で目地カバーCが目地部Mに取付けられる。
従って、本例では目地カバーCを目地部Mに対し強固に
取付けてシール効果を高めることができる。
なお、第2実施例のその他の作用と効果については第1
実施例と同様であるため、その説明を省略する。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は本発明の第1実施例を示すもので、第
1図(A),(B)はそれぞれ目地カバーの取付前及び
取付後の状態を示す要部の縦断面図、第2図(A),
(B),(C),(D)はインサート部材の成形過程を
順に示す縦断面図、第3図は外壁パネルの製作方法を示
す斜視図、第4図は第3図のX−X線拡大断面図、第5
図(A),(B)はそれぞれ第2実施例の目地カバーの
取付前及び取付後の状態を示す要部の縦断面図、第6図
(A),(B),(C)は従来の目地カバーの施工過程
を順に示す縦断面図である。 2,2A……カバー部 3,3A……保持部 5,5A……シール舌片 7……受け板 10……露出面 C……目地カバー M……目地部 P……外壁パネル P1……目地部側壁面

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外壁パネルの目地部側壁面には帯板状の受
    け板を、この受け板の一部がその全長にわたって露出さ
    れるように埋設して1対の前記受け板を目地部に対し相
    対向状に並設するとともに、目地部を覆蓋するためのカ
    バー部と、このカバー部の中央部に対し直交状に連設さ
    れた保持部と、この保持部に取着されて同保持部の両側
    方へ延出されかつ弾性曲げ変形可能に形成された1対の
    シール舌片とを有する目地カバーを、前記両シール舌片
    が前記両受け板の露出面に対しそれぞれ弾性的に密接し
    た状態で目地部に取付けたことを特徴とする外壁パネル
    用目地カバーの取付構造。
JP4965289A 1989-03-01 1989-03-01 外壁パネル用目地カバーの取付構造 Expired - Fee Related JPH0678653B2 (ja)

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