JPH0678598U - バス車体のブラインド装置 - Google Patents

バス車体のブラインド装置

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JPH0678598U
JPH0678598U JP1931293U JP1931293U JPH0678598U JP H0678598 U JPH0678598 U JP H0678598U JP 1931293 U JP1931293 U JP 1931293U JP 1931293 U JP1931293 U JP 1931293U JP H0678598 U JPH0678598 U JP H0678598U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 遮光幕操作用の引紐があっても視界を妨げ
ず、目障りなることがないバス車体のブラインド装置を
提供する。 【構成】 客室2の床面3を高くし、運転席4の床面5
を低くして客席からの前方視界が得られるようにしたバ
ス車体のフロントグラス7の上部に巻取軸8を設け、こ
の巻取軸8に遮光幕9を巻込み自在に巻装したブライン
ド装置において、前記巻取軸8の端部に引紐用プーリー
14を設けるとともにその下方位置の車体側に引紐リー
ル16を設け、前記引紐用プーリー14に巻着した引紐
15の下端を前記引紐リール16の巻取方向に付勢され
た巻軸17に巻着してなり、前記引紐15が常に緊張状
態におかれるようにしたことを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、バス車体のフロントグラスの内側に設置されるブラインド装置に関 する。
【0002】
【従来の技術】
近時、特に観光用のバスの車体は、旅客の座席からの展望をよくするため、客 室の床を高くし、座席に座って窓からの眺望性を高め、床下を乗客の荷物類を収 納するトランクルームとした車体が多く使用されるようになっている。
【0003】 上記の構造による車体は、フロントグラスを大きくとり、運転席の床を低くし て運転席を低い位置におき、乗客がフロントグラスを通じて運転者の頭越しに前 方の風景が見えるようにしている。
【0004】 このような車体では、日射しの強い日の日光が運転席に射し込み、運転者の視 界を妨げやすいためこれを遮切るためのブラインド装置が設けられている。
【0005】 このブラインド装置は、フロントグラスの上方位置に巻取軸が設けられ、この 巻取軸に巻着された遮光幕を引下げることにより運転者の視線より上方のフロン トグラスを覆うようにし、上方からの射光を遮断して運転に支障をきたさぬよう になされている。
【0006】 上記遮光幕の上げ下げは、巻取軸がフロントグラスの上方の高所に位置してい るため運転中に遮光幕の下端を持って引下げることが難しく、そのため遮光幕に 引紐を取付けておき、この引紐を引くことにより遮光幕が巻出されて下降するよ うにしている。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】 しかるに上記従来の構造では、遮光幕の上げ下げ用の引紐が常にフロントグラ スの内面にそって垂れ下がっているので煩わしく、特に走行中の車体の揺れと共 に揺れ動くので一層目障りとなり、車体前方の眺望をよくしているのに対し視界 の妨げとなっている。
【0008】 本考案はこれに鑑み、遮光幕操作用の引紐があっても視界の妨げになることが なく、かつ操作性の向上を図ることができるバス車体のブラインド装置を提供す ることを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記従来の技術が有する問題点を解決するための手段として、本考案は、客室 の床面を高くし、運転席の床面を低くして客席からの前方視界が得られるように したバス車体のフロントグラスの上部に巻取軸を設け、この巻取軸に遮光幕を巻 込み自在に巻装したブラインド装置において、前記巻取軸の端部に引紐用プーリ ーを設けるとともにその下方位置の車体側に引紐リールを設け、前記引紐用プー リーに巻着した引紐の下端を前記引紐リールの巻取方向に付勢された巻軸に巻着 してなり、前記引紐が常に緊張状態におかれるようにしたことを特徴とする。
【0010】
【作用】
運転者の目に光が射し込むときは、引紐をたぐって遮光幕を下げれば、フロン トグラスの上方からの光を遮切ることができ、運転に支障をきたすことがない。 このとき引紐は引紐リール内に巻取られるので途中にたるみを生じることがなく 、緊張状態におかれ、車体の振動によっても揺れ動くことがない。
【0011】
【実施例】
以下、本考案を図面に示す実施例を参照して説明する。 図3および図4は本考案を適用するバス車体1の一例を示す側面図および正面 図であり、客室2の床3は高く形成され、運転席4の床5は低く形成されていて 、客室2の座席6に座る乗客は運転席4の運転者の頭越しにフロントグラス7を 通じて前方が眺望できるようになっている。
【0012】 上記バス車体1のフロントグラス7の室内側の上方位置にはブラインド装置の 巻取軸8が設けられ、この巻取軸8に遮光幕9の端部が巻着されて巻出し巻取り 自在とされている。
【0013】 上記巻取軸8は、図1、図2に示すようにコイルバネ10の蓄勢により遮光幕 9を巻取る構造のもので、その両端が車体に固定のブラケット11,11に回転 可能に支持された巻取ドラム12と、この巻取ドラム12に挿通され両端が前記 ブラケット11,11に固定のシャフト13とを有し、このシャフト13に巻装 されたコイルバネ10の一端がシャフト13側に、他端が巻取ドラム12側に固 定され、この巻取ドラム12に止着された遮光幕9を引出すことによりコイルバ ネ10が巻締められ、遮光幕9の係止を解けばコイルバネ10の放勢により遮光 幕9を巻取るようになっている。
【0014】 上記巻取ドラム12の一端、すなわち車体1のフロントグラス7の側部ピラー 1a側の端部に引紐用プーリー14が設けられており、この引紐用プーリー14 に引紐15の一端が巻着され、この引紐15を引くことにより巻取ドラム12を コイルバネ10に抗して回転させることができるように形成されている。
【0015】 上記引紐用プーリー14の下方位置の車体には引紐リール16が設けられてお り、この引紐リール16内の巻軸17に前記引紐15の下端が巻着されている。 この巻軸17は弱いゼンマイ18により引紐15を巻取る方向に付勢されており 、引紐15をたるみなく巻付けるようになされている。
【0016】 前記遮光幕9の下端には遮光幕9を保形するための下棒19が挿通され、この 下棒19の両端には、車体の天井から懸吊されるガイドロッド20,20にそっ て遮光幕9を案内するためのガイド部材21,21が設けられている。
【0017】 このガイド部材21,21は、図5に一つの断面を拡大示するように、基部2 2と、この基部22に連設されたガイド部23とを有し、このガイド部23に上 下方向に貫設されたガイド孔23aが前記ガイドロッド20に遊嵌されている。 前記基部22の穴22aは下棒19の端部に外嵌され、この穴22aに内嵌され た圧縮バネ24が下棒19に固定の止杆25で受けられてガイド部材21を常時 外方に弾発し、前記ガイド孔23aの内面が常にガイドロッド20に当接してい る状態を保ち、がたつかないようになされている。
【0018】 図1において26は前記遮光幕9を任意の位置で停めるための係止機構であり 、その詳細は特公昭47−8427号公報に示されるものと同様、図6に示すよ うに巻取ドラム12と一体に回転する部材27に放射方向に係止片28,28… が遠心力で摺動可能に設けられてシャフト13側に固定の段付きの係止軸29に 自重で係合するようになっており、巻取ドラム12が勢いよく回転したときは各 係止片28,28…が遠心力で係止軸29から外れ、巻取ドラム12が停止する とその位置で少なくとも1つの係止片28が係止軸29の段部29aに係合して 巻取ドラム12を回り止めするようになっている。
【0019】 前記遮光幕9は、例えば引出し端の所要面積を遮光性資材で形成し、これによ り上部は透明構造とすれば、遮光幕9を下げて遮光しても上方の透明部分を通し て客室2からの前方視界が明瞭に得られ、前方の風景の眺望を妨げないので好ま しい。
【0020】 図1は運転席側の内部からみた図であり、助手席側にもブラインド装置を設け る場合はフロントグラス7のセンター側のガイドロッド20を符号20aで示す ように下端で折返して立ち上げた構造とし、これを助手席側の遮光幕の一側のガ イドとする。また図1,図2において符号30は引紐15のガイドである。
【0021】 次に上記実施例の作用を説明する。 運転席4に座る運転者の眼に日射しが入り、まぶしいときは引紐15を引いて 巻取ドラム12をコイルバネ10に対し回転させることにより遮光幕9が下降し 、その日射しを遮切ることができる。このとき引紐15の引出した分は引紐リー ル16の巻軸17に巻取られ、巻取ドラム12と引紐リール16との間で引紐1 5がたるむことがなく、緊張状態におかれ、また遮光幕9の停止位置は係止機構 26により任意の位置で止めることができる。
【0022】 遮光幕9を上げるときは、引紐15を少し引いて係止機構26のロックを外せ ば、巻取ドラム12内のコイルバネ10の放勢により巻取ドラム12が回転し、 遮光幕9が巻取られる。
【0023】 これに伴ない引紐15も引紐用プーリー14に巻取られ、巻取られたのちも引 紐用プーリー14と引紐リール16との間の引紐15は引紐リール16の巻軸1 7の付勢によってたるみが吸収され、走行中に引紐15がぶらつくことがなく、 視界の妨げになることがない。
【0024】
【考案の効果】
以上説明したように本考案にれば、運転席において引紐を引くことにより遮光 幕を下げることができるので、フロントグラスの高さが高いバス車体であっても その操作を運転中に容易に行うことができ、また引紐は引紐リールに自動的に巻 取られるのでフロントグラスの内側に位置する引紐がたるむことなく、したがっ て車両の走行中に引紐が揺れ動いて目障りになることがないとともに前方視界を 妨げることがなく、眺望に支障をきたすことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案によるブラインド装置の一実施例を示す
運転席側からみた一部切欠正面図。
【図2】同、右側面図。
【図3】本考案の適用対象であるバス車体の一例を示す
側面図。
【図4】同、正面図。
【図5】図1におけるガイド部材の拡大断面図。
【図6】同、係止機構の一例を示す説明図。
【符号の説明】
1 バス車体 2 客室 4 運転席 7 フロントグラス 8 巻取軸 9 遮光幕 10 コイルバネ 12 巻取ドラム 13 シャフト 14 引紐用プーリー 15 引紐 16 引紐リール 17 巻軸 18 コイルバネ 20 ガイドロッド 21 ガイド部材 26 係止機構 28 係止片 29 係止軸

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】客室の床面を高くし、運転席の床面を低く
    して客席からの前方視界が得られるようにしたバス車体
    のフロントグラスの上部に巻取軸を設け、この巻取軸に
    遮光幕を巻込み自在に巻装したブラインド装置におい
    て、前記巻取軸の端部に引紐用プーリーを設けるととも
    にその下方位置の車体側に引紐リールを設け、前記引紐
    用プーリーに巻着した引紐の下端を前記引紐リールの巻
    取方向に付勢された巻軸に巻着してなり、前記引紐が常
    に緊張状態におかれるようにしたことを特徴とするバス
    車体のブラインド装置。
JP1993019312U 1993-04-15 1993-04-15 バス車体のブラインド装置 Expired - Fee Related JP2534731Y2 (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6017896U (ja) * 1983-07-13 1985-02-06 萩原株式会社 スクリ−ン巻上装置
JPS6437107U (ja) * 1987-08-28 1989-03-06

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6017896U (ja) * 1983-07-13 1985-02-06 萩原株式会社 スクリ−ン巻上装置
JPS6437107U (ja) * 1987-08-28 1989-03-06

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