JPH067852U - ウォータージェットノズル - Google Patents
ウォータージェットノズルInfo
- Publication number
- JPH067852U JPH067852U JP5143092U JP5143092U JPH067852U JP H067852 U JPH067852 U JP H067852U JP 5143092 U JP5143092 U JP 5143092U JP 5143092 U JP5143092 U JP 5143092U JP H067852 U JPH067852 U JP H067852U
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Abstract
(57)【要約】
【構成】高圧の水又は水と砥粒の混合物を通過させる高
圧流体通路及び該高圧流体通路の一部にダイスオリフィ
スを有するノズル部の外周に、ノズルホルダー取付用ネ
ジが一体的に設けられている高圧用ウォータージェット
ノズル。 【効果】ノズルホルダーへのノズルの取り付け又は取り
外しの操作を容易にし、ノズルへの傷を付け難くするこ
とができる。
圧流体通路及び該高圧流体通路の一部にダイスオリフィ
スを有するノズル部の外周に、ノズルホルダー取付用ネ
ジが一体的に設けられている高圧用ウォータージェット
ノズル。 【効果】ノズルホルダーへのノズルの取り付け又は取り
外しの操作を容易にし、ノズルへの傷を付け難くするこ
とができる。
Description
【0001】
本考案は、洗浄、剥離、切断等に用いられるウォータージェットノズルに関す るものであり、詳しくは高圧の水又は水と砥粒の混合物が通過するノズルの取付 けを容易にすることができる一体型ウォータージェットノズルに関するものであ る。
【0002】
近年、洗浄、剥離、切断等に高圧用ウォータージェットノズルを用いることに より、これらの操作を効率的に行うことができるようになっている。このため、 高圧用ウォータージェットノズルが急速に普及している。 この高圧用ウォータージェットノズルは、水などの高圧流体を通す通路をその 内部に有しており、ノズルホルダー、ノズル部及びノズルホルダー取付用ネジ部 から構成されている。 ところで、この高圧用ウォータージェットノズルは高圧流体を通すため、ノズ ルホルダーとノズル部のシールが、長時間使用しているとあまくなり、シールを 良くするために、頻繁にノズル部を取り替える必要がある。 従来のウォータージェットノズルは、図1に示す様にノズル部とこれを押さえ るネジが分離している。 このためノズル部の着脱をしようとする時、ネジやノズル部を落としたり、ま た取り出すときにネジが外れても、ノズル部が中にくっついたまま出てこないこ とがあるなどの操作上の問題点があり、さらにはネジ又はノズル部を落としたと きや、くっついたまま出て来ないノズル部を無理やり引き出そうとして、ネジ又 はノズル部を傷付けるということが頻繁にあった。 高圧用ウォータージェットノズルのシールは、極めて厳密にする必要があり、 ネジやノズル部の極めて小さい傷でもシールを完全にすることができなくなるの で、これらの傷は極力避けなければならない。 従来、ノズル部の着脱操作を容易にすることができることを目的にした提案は 、なされておらず、当業界で着脱操作が簡単な高圧用ウォータージェットノズル が切望されていた。
【0003】
本考案は、従来のウォータージェットノズルの欠点に鑑み、取付け、取外しの 作業を単純化し、ノズルの信頼性を向上せしめることができるウォータージェッ トノズルを提供することを目的とする。
【0004】
本考案者は、上記課題を解決するために鋭意検討を行った結果、ノズル部にネ ジを切るか又はネジを焼付けるかといった方法などで、これらを一体化すること により、取付け、取外しを容易にすることができ、ノズルの損傷を防ぎ易いこと を見い出し、この知見に基づいて本考案を完成した。 すなわち、本考案は、高圧の水又は水と砥粒の混合物を通過させる高圧流体通 路及び該高圧流体通路の一部にダイスオリフィスを有するノズル部の外周に、ノ ズルホルダー取付用ネジが一体的に設けられていることを特徴とする高圧用ウォ ータージェットノズルを提供するものである。 以下、本考案を詳細に説明する。
【0005】 本考案のノズル部には、その内部に高圧の水又は水と砥粒の混合物を通過させ る高圧流体通路が設けられている。 この高圧流体通路は、その一部にダイスオリフィスを有しており、そのダイス オリフィス部で通路幅が狭くなっている構造を有する。ダイスオリフィスは、高 圧流体通路のどの位置に設定されても良い。 なお、ここで高圧とは通常200kg/cm3以上を示すものとする。
【0006】 ダイスオリフィスは、オリフィス径が通常1〜50mmの範囲の通路を有するも のであり、その材質は硬質材料からなるものである。硬質材料としてはダイヤモ ンド、サファイア、炭化タングステンなどが用いられる。 本考案のノズル部には、その外周にノズルホルダー取付用ネジが一体的に設け られている。 ここで、一体的とは、取り外しができないようにしっかりと固定されているこ とを意味し、例えばノズル部に直接ネジを切ることにより、又はネジを焼き付け ることにより設けることが挙げられる。 ノズルホルダー取付用ネジは、ノズルの外周のどの位置に取り付けられていて も良いが、ノズルの基部から中間部までの間に設けられていることがノズルをノ ズルホルダーにしっかり固定することができるので好ましい。
【0007】 なお、ネジのピッチは、特に限定されるものではなく、適宜選定すれば良いが 、通常0.5〜2.5の範囲で選定される。 また、本考案の高圧用ウォータージェットノズルの基部には、ネジをノズルホ ルダーに取付易くするために、レンチ用穴、スパナ掛けを設けることが好ましい 。レンチ用穴、スパナ掛けを設けることにより、ノズル部の着脱操作を一層容易 に行うことができる。 これらの、レンチ用穴は、四角形又は六角レンチ用穴が好ましく、またスパナ 掛けは、四角又は六角スパナ掛けが好ましい。 また、本考案の高圧用ウォータージェットノズルの先端付近には、シールを良 くするために、Oリング又はテーパーを付けることが好ましい。テーパーの角度 は、通常60〜120°の範囲で選定される。
【0008】
本考案の高圧用ウォータージェットノズルは、ノズルホルダー取付用ネジとノ ズル部を一体化することによって、取付け、取外しが楽になりノズル部の損傷を 引き起こすことも少なくなり、高圧用ウォータージェットノズルの信頼性を格段 に高めることができる。
【0009】
次に、本考案にかかわる実施例を図面に基づいて具体的に説明する。ただし、 本考案はこれらの例により何ら限定されるものではない。 図2乃至図5に4種類の本考案の実施例を示す。 図2は、ノズル部の基部に六角レンチ穴を有するOリングシール型の高圧用ウ ォータージェットノズルを示している。図2の上の図は、高圧用ウォータージェ ットノズルの断面図を示しており、図2の下の図は、高圧用ウォータージェット ノズルの基部の底面図を示している。 ノズル部3には、断面形状が円形の高圧流体通路1が設けられており、高圧流 体通路1の先端と中間点の中央部付近には、算盤の玉のような形状のダイスオリ フィス2が設けられている。このダイスオリフィス2は多結晶焼結ダイヤモンド から作られている。
【0010】 一方、ノズル部の基部の外周には、ノズルホルダー取付用ネジ4が取付けられ ており、このネジ4によりノズルホルダー5に取付けることができる。 また、ノズル部の先端付近の外周には、Oリング受け台が設けられており、O リングを載せて、ノズルホルダー5とノズル部3のシールをすることができる。 図3は、ノズル部3の基部に四角のスパナ掛け8を有するOリングシール型の 高圧用ウォータージェットノズルを示している。図3の上の図は、高圧用ウォー タージェットノズルの断面図を示しており、図3の下の図は、高圧用ウォーター ジェットノズルの基部の底面図を示している。 ノズル部3には、図2と同様な高圧流体通路1、ダイスオリフィス2及びOリ ング受け台が設けられている。ノズル部3の基部には、図2の六角レンチ穴7の 代わりに四角スパナ掛け8がノズル部の外囲器の先端から突出して設けられてお り、これによりノズルホルダー5に取付易くすることができる。 なお、この四角スパナ掛け8は、六角スパナ掛けなどに代えても良い。
【0011】 図4は、ノズル部の基部に六角レンチ穴7を有するOリングシール型の高圧用 ウォータージェットノズルを示している。図4の上の図は、高圧用ウォータージ ェットノズルの断面図を示しており、図4の下の図は、高圧用ウォータージェッ トノズルの基部の底面図を示している。ダイスオリフィス2の設置位置が図2に 比して高い位置にある例である。図には省略するが、この形式で、図3に相当す るスパナ掛け方式も可能であり、本考案に含まれる。 図5は、図4のOリング6の代わりにシール用テーパー部を有したノズル部3 の基部に六角レンチ穴7を有する高圧用ウォータージェットノズルを示す。図5 の上の図は、高圧用ウォータージェットノズルの断面図を示しており、図5の下 の図は、高圧用ウォータージェットノズルの基部の底面図を示している。 ノズル部3の先端に設けられているテーパー9でノズルホルダー5とシールさ れるので、Oリング6は使用しない。図は省略するが、図3と同様にスパナ掛け 形式も本考案に含まれる。 図6に図2に示す本考案のノズル部3をノズルホルダー5に装着した状況を示 す。図3〜5の例も同様に一体形として装着することができる。
【0012】
本考案の高圧用ウォータージェットノズルは、ダイスオリフィスを含むノズル とノズルホルダー取付用ネジを一体化することにより、ウォータージェットノズ ル先端に該ダイスオリフィスを挿入する際、作業上の制約が無くなり、取付け、 取外しが簡単になり、誤って該部品を落とす危険が減じた事により、同時にノズ ル部の損傷が少なくなり、信頼性が向上した。
【図1】図1は、「従来の技術」のウォータージェット
ノズルを断面図を示しており、ノズル部と取付けネジは
分離している。
ノズルを断面図を示しており、ノズル部と取付けネジは
分離している。
【図2】図2は、本考案のウォータージェットノズルの
一実施例を示す断面図及び底面図である。
一実施例を示す断面図及び底面図である。
【図3】図3は、本考案のウォータージェットノズルの
一実施例を示す断面図及び底面図である。
一実施例を示す断面図及び底面図である。
【図4】図4は、本考案のウォータージェットノズルの
一実施例を示す断面図及び底面図である。
一実施例を示す断面図及び底面図である。
【図5】図5は、本考案のウォータージェットノズルの
一実施例を示す断面図及び底面図である。
一実施例を示す断面図及び底面図である。
【図6】図6は、図2に示す本考案になるノズル部を装
着した状況を示す断面図である。
着した状況を示す断面図である。
1 高圧流体通路 2 ダイスオリフィス 3 ノズル部 4 ノズルホルダー取付用ネジ 5 ノズルホルダー 6 Oリング 7 六角レンチ穴 8 スパナ掛け 9 シール用テーパー
Claims (5)
- 【請求項1】高圧の水又は水と砥粒の混合物を通過させ
る高圧流体通路及び該高圧流体通路の一部にダイスオリ
フィスを有するノズル部の外周に、ノズルホルダー取付
用ネジが一体的に設けられていることを特徴とする高圧
用ウォータージェットノズル。 - 【請求項2】ノズル部の基部に、レンチ穴を有する請求
項1記載の高圧用ウォータージェットノズル。 - 【請求項3】ノズル部の基部に、スパナ掛けを有する請
求項1記載の高圧用ウォータージェットノズル - 【請求項4】ノズル部の先端付近に、Oリング受けを有
する請求項1乃至3記載の高圧用ウォータージェットノ
ズル。 - 【請求項5】ノズル部の先端付近に、シール用テーパー
が設けられている請求項1乃至3記載の高圧用ウォータ
ージェットノズル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992051430U JP2588249Y2 (ja) | 1992-06-29 | 1992-06-29 | 高圧用ウォータージェットノズル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992051430U JP2588249Y2 (ja) | 1992-06-29 | 1992-06-29 | 高圧用ウォータージェットノズル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH067852U true JPH067852U (ja) | 1994-02-01 |
JP2588249Y2 JP2588249Y2 (ja) | 1999-01-06 |
Family
ID=12886717
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992051430U Expired - Lifetime JP2588249Y2 (ja) | 1992-06-29 | 1992-06-29 | 高圧用ウォータージェットノズル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2588249Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104437910A (zh) * | 2014-12-23 | 2015-03-25 | 苏州弗斯特凯特精密机械有限公司 | 一种高压喷嘴 |
Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58214369A (ja) * | 1982-05-24 | 1983-12-13 | ファン―エフアイ インターナショナル インコーポレイテッド ドゥーイング ビジネス アズ エナジー テクノロジー ラボラトリーズ | シヤワ−・ヘツド |
JPS61161161A (ja) * | 1985-01-08 | 1986-07-21 | Kyoritsu Gokin Seisakusho:Kk | 気液混合噴霧用ノズル |
JPS6322300A (ja) * | 1986-07-14 | 1988-01-29 | フロ−・システムズ・インコ−ポレイテツド | 鋭いエッジを有するオリフィスへの流れを安定化するための方法及び装置 |
JPS63150706U (ja) * | 1987-03-25 | 1988-10-04 | ||
JPS63251199A (ja) * | 1987-04-03 | 1988-10-18 | 株式会社 タムラ製作所 | 高圧液噴射加工装置 |
JPS63190391U (ja) * | 1987-05-29 | 1988-12-07 | ||
JPS63318300A (ja) * | 1987-06-15 | 1988-12-27 | フロー・システムズ・インコーポレイテッド | 流体ジェット切断ノズル組立体 |
JPH03184800A (ja) * | 1989-12-01 | 1991-08-12 | Possis Corp | 超高圧水ツール |
-
1992
- 1992-06-29 JP JP1992051430U patent/JP2588249Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (8)
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Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2588249Y2 (ja) | 1999-01-06 |
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Legal Events
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