JPH0678439A - 可動部への給電装置 - Google Patents

可動部への給電装置

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JPH0678439A
JPH0678439A JP25068892A JP25068892A JPH0678439A JP H0678439 A JPH0678439 A JP H0678439A JP 25068892 A JP25068892 A JP 25068892A JP 25068892 A JP25068892 A JP 25068892A JP H0678439 A JPH0678439 A JP H0678439A
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movable
guide
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cable
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Shigeru Sakagami
滋 坂上
Toshihiro Ando
敏広 安藤
Yoshiaki Nagasawa
義明 長沢
Takanari Fujii
隆也 藤井
Masaya Takahashi
昌也 高橋
Masahiko Kawakita
雅彦 川北
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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02GINSTALLATION OF ELECTRIC CABLES OR LINES, OR OF COMBINED OPTICAL AND ELECTRIC CABLES OR LINES
    • H02G11/00Arrangements of electric cables or lines between relatively-movable parts
    • H02G11/006Arrangements of electric cables or lines between relatively-movable parts using extensible carrier for the cable, e.g. self-coiling spring

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  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Insulated Conductors (AREA)
  • Electric Cable Arrangement Between Relatively Moving Parts (AREA)
  • Linear Motors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 フラットケーブル5の蛇行を防ぐため、可動
部3側に永久磁石板7を設ける可動部3への給電装置を
提供する。 【構成】 可動部3が案内ケース4のスライドガイド1
3上を往復運動すると、可動部3側において、その可動
部3に伴って移動するフラットケーブル5に磁性薄板8
及びテープ状ガイド22を重ね合わせた状態に結合した
ケーブルアッシー9は、前記スライドカバー13の案内
面20上を永久磁石板7の磁力により常時吸引されなが
ら移動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、案内ケースの中に可動
部を有する各種電気装置において、その可動部に円弧状
に折り返しを形成したフラットケーブルを電気的に接続
して給電を行う可動部への給電装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、折り返しを形成したフラットケー
ブルによる可動部への給電装置としては、フラットケー
ブルを横断面方向に円弧状曲面に形成された板バネに重
合して支持し剛性を高めることにより座屈及び蛇行を防
止したもの(特開昭63−253813号公報)、一定
幅の帯状の発条性樹脂からなるケーブルガイド本体の両
端部長手方向に丸みを有する突起部を形成したケーブル
ガイドをケーブルの保持部品として使用したもの(実開
平2−104725号公報)、往復運動する可動部と本
体とを接続するフラットケーブルに帯状磁石を貼着し
て、前記本体側の金属製の固定板にフラットケーブルを
接離可能として該ケーブルの損傷及び蛇行を防止したも
の(実開昭63−164327号公報)などがあった。
しかしながら、フラットケーブルを前記板バネに重合す
るもの、及び前記ケーブルガイドをケーブルの保持部品
として使用するものは、曲げ半径を大きく取らないと耐
久性が低いという問題点がある。また、フラットケーブ
ルに帯状磁石を貼着する場合は、帯状磁石が取り付けら
れているため曲げ半径が大きくなってしまう等の問題点
があり、いずれの場合も給電装置のための広い収納スペ
ースが必要であった。
【0003】特開平3−88216号公報には、図11
に示すように導電性線材42と磁性線材43を等間隔で
平行に被覆部材41により絶縁固定し磁性を付与したフ
ラットケーブルアッシー36が開示されている。また、
該公報には、図10で示すようにそのフラットケーブル
アッシー36を適用したドットマトリックスシリアルプ
リンタが開示されており、キャリッジ32には印字ヘッ
ド30とインクリボン31とが搭載されている。このキ
ャリッジ32はベルト34に固定されており、駆動モー
タ35の回転によりベルト34が送られ、キャリッジ3
2はガイドシャフト33上を移動する。印字ヘッド30
は印字ピンを有しており、この印字ピンをインクリボン
31を介して用紙に押圧することで印字するが、その駆
動信号はケーブルアッシー36を介して送信される。フ
ラットケーブルアッシー36の固定側には磁石37が設
けてあり、剛性が低いフラットケーブルアッシー36を
吸引することにより、蛇行を防ぐようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来構造の装置はキャリッジ32がフラットケーブルアッ
シー36を引く方向の移動では何ら問題なく移動する
が、押し方向の移動では図11に示すようにフラットケ
ーブルアッシー36はキャリッジ32側において蛇行が
生じることがあり、その蛇行によってキャリッジ32の
移動が妨げられる。本発明は、上記従来技術の問題点を
解消するもので狭い収納スペースで使用できると共に押
し方向でもケーブルアッシーが折れ曲がりなく蛇行しな
い給電装置を提供することを課題とする。
【0005】本発明の他の1つの課題は、ケーブルアッ
シーの接触部における作動耐久性を向上させると共に作
動時の摺動音を低減した可動部への給電装置を提供する
ことにある。本発明の他の課題は、可動コイル型リニア
モータの可動子へ良好に給電を行う給電装置を提供する
ことにある。本発明の更なる他の課題は、特別な磁極部
を設けることなくケーブルアッシーの蛇行を防止するこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するため、可動部が往復移動する案内面を有し、前記
可動部を固定部に円弧状に折り返しを形成したフラット
ケーブルで電気的に接続する給電装置であって、前記フ
ラットケーブルに磁性を付与してケーブルアッシーにす
ると共に、前記可動部の往復移動に伴い該ケーブルアッ
シーが接触する前記案内面に、前記ケーブルアッシーを
吸引可能な磁極部を配設したことを特徴とする可動部へ
の給電装置を提供する。
【0007】本発明は他の1つの課題を解決するため、
フラットケーブルの前記案内面との接触面に摩擦係数が
小さく、かつ耐摩耗性に優れたテープ状ガイドを重合し
たことを特徴とする給電装置を提供する。本発明は他の
課題を解決するため、前記可動部が可動コイル型リニア
モータの可動子であることを特徴とする給電装置を提供
する。また、前記可動コイル型リニアモータの固定子の
磁石が前記ケーブルアッシーを吸引可能な磁極部を兼用
する構成としたことを特徴とする可動部への給電装置を
提供する。
【0008】
【作用】本発明は、可動部を案内面に沿って往復運動さ
せると、ケーブルアッシーが磁極部を配設した前記案内
面に接触しながら移動する。磁性を付与した前記ケーブ
ルアッシーは、前記磁極部に吸引されることにより折れ
曲がりなく蛇行しない。更に、フラットケーブルにテー
プ状ガイドを重合すると、ケーブルアッシーの接触部
は、保護され摩擦力及び摺動音が小さくなる。
【0009】
【実施例】本発明の実施例を図面を参照して説明する。
図1(a)は、本発明の可動部への給電装置の断面図で
ある。図1(b)は、図1(a)のA−A断面図であ
る。本発明の給電装置は、案内ケース4の中に可動部3
が往復移動する樹脂製のスライドガイド13を有し、前
記可動部3を前記案内ケース4中の固定部6に円弧状に
折り返しを形成したフラットケーブル5で電気的に接続
する給電装置で、前記フラットケーブル5の片面に約
0.1mm厚の磁性薄板8(例えば、磁性を有するステ
ンレス鋼板(SUS301))を、他面にテープ状ガイ
ド22を重ね合わせた状態に結合したケーブルアッシー
9にすると共に、該ケーブルアッシー9が直接接触する
案内面20に対向してテープ状ガイド22が配置され、
前記スライドガイド13の内側に前記ケーブルアッシー
9を吸引可能な永久磁石板7を配設した構造である。
【0010】テープ状ガイド22は、厚さ0.1〜0.
3mmの66ナイロンやポリエチレン等を材質とした摩
擦係数の小さなかつ耐摩耗性に優れる樹脂テープで、フ
ラットケーブル5に重ね合わせて両端部のみを結合す
る。或いは、フラットケーブル5の全長に亘って重ね合
わせずに、スライドガイド13と接触する部分にのみ重
ね合わせてもよい。
【0011】案内ケース4は、可動部3が移動する開口
溝11を下方に形成し、前記開口溝11両側の支持部1
2に永久磁石板7が配設され、前記永久磁石板7をスラ
イドガイド13で保護した構成である。上記ケーブルア
ッシー9は、一端を可動部3に固定するとともに、他端
を案内ケース4の固定部6に固定し、前記スライドガイ
ド13の案内面20上を可動部3の移動に伴って移動可
能にしてある。また、前記固定部6の固定端は、外部電
源と電流断続用制御回路を介して電気接続される給電端
子とされる。可動部3内には図示略の印字ヘッドや可動
コイル等が設けられている。
【0012】次に作動について説明する。上記給電装置
によれば、可動部3が案内ケース4のスライドガイド1
3上面を往復運動すると、その可動部3に伴って移動す
るケーブルアッシー9の可動部3側が、永久磁石板7と
磁性薄板8との磁気吸引力によりスライドガイド13の
案内面20に常時吸引されて、往復移動する可動部3が
図1に示す左方向へ移動する場合でもケーブルアッシー
9が蛇行して折れ曲がることがない。
【0013】従って、ケーブルアッシー9は、可動部3
を移動させても前記永久磁石板7と磁性薄板8との磁気
吸引力によって図12のように変形蛇行しないため、磁
性薄板8を超薄板にしてケーブルアッシー9の曲げ半径
を小さくすることができ、案内ケース4の高さHを小さ
くすることができる。また、ケーブルアッシー9のテー
プ状ガイド22及び永久磁石板7のカバーに樹脂製のス
ライドガイド13が取り付けられていることにより、ケ
ーブルアッシー9の摩耗及び作動音を低減し、さらに耐
久性を向上させる。
【0014】図2から図8は、可動コイル型リニアモー
タ2(以下、リニアモータ2と称す。)に本発明の給電
装置を応用したもので、上記説明の固定部6及び可動部
3がそれぞれリニアモータ2の固定子14及び可動子1
0である。以下、リニアモータ2に使用した給電装置に
ついて説明する。この給電装置は、固定子14と可動子
10とを磁性を有したケーブルアッシー9により電気接
続した装置で、案内ケース4内に折り返しを形成した前
記ケーブルアッシー9を可動子10の移動に伴って移動
可能として、そのケーブルアッシー9の一端を可動子1
0と接続し他端を固定子14と接続して給電装置を構成
する。尚、上述の実施例では、フラットケーブル5の一
方の面に磁性薄板8を、また他方の面にテープ状ガイド
22を重ね合わせるようにしたものを示したが、勿論フ
ラットケーブル5の片面に磁性薄板8及びテープ状ガイ
ド22を順次重ね合わせるようにしてもよい。
【0015】図2(a)及び図2(b)は、リニアモー
タ2の給電装置の説明図である。図に示すケーブルアッ
シー9は、フラットケーブル5に折れ曲がりを防止する
ための超磁性薄板8と耐摩耗性を向上するためのテープ
状ガイド22を重ね合わせ、固定子14の磁力により吸
引される。この給電装置は、フラットケーブル5の保護
のためテープ状ガイド22を配置することで作動耐久性
が大幅に向上し、摩擦力を押さえることでリニアモータ
2の推力を向上させ、しかも、作動音を低くすることが
できる。更に、テープ状ガイド22の厚みを変えること
で、ケーブルアッシー9の吸引力及び摩擦力をコントロ
ールすることができ、リニアモータ2に合わせて任意に
保持力を調整することが可能となる。
【0016】図3(a)〜(d)は、応用実施例のケー
ブルアッシー9を吸引する専用の永久磁石板7を配設し
たリニアモータ2の断面図である。図3(a)は、案内
ケース4の内側にヨーク16を介在させ等長磁石15を
相対向して配設した固定子14を設け、その固定子14
の間に偏平コイルがモールドされた可動子10を移動自
在に構成するリニアモータ2で、ケーブルアッシー9の
一端を前記可動子10に固定し他端を案内ケース4に固
定して結線し、前記可動子10側のケーブルアッシー9
の案内ケース4外側に前記ケーブルアッシー9を吸引す
る専用の永久磁石板7を配設して構成する可動子10へ
の給電装置である。
【0017】図3(b)は、図3(a)のリニアモータ
2において、専用の永久磁石板7を案内ケース4下方内
側に配設して可動子10側のケーブルアッシー9を吸引
する給電装置である。
【0018】図3(c)は、図3(a)のリニアモータ
2の可動子10が鉄芯18にコイル17を巻いた可動子
10を構成するリニアモータ2で、案内ケース4内側に
専用の永久磁石板7を配設して可動子10側のケーブル
アッシー9を吸引する給電装置である。
【0019】図3(d)は、案内ケース4の内側に等長
磁石15を配設した固定子14と、鉄芯18の両側片間
にその固定子14を配置する位置関係に、鉄芯18の夫
々の側片にコイル17を逆巻きにし、電磁石を構成する
可動子10を構成したリニアモータ2で、ケーブルアッ
シー9の一端を前記可動子10に固定し他端を案内ケー
ス4に固定して結線したもので、前記可動子10側のケ
ーブルアッシー9を吸引する専用の永久磁石板7を案内
ケース4内側に配設している。
【0020】図4(a)〜(d)及び図5(a)〜
(b)は、応用実施例のケーブルアッシー9の吸引にヨ
ーク16を利用した可動コイル型リニアモータ2の断面
図である。図4(a)は、案内ケース4下方内側で給電
装置を構成し、固定子14の等長磁石15の背後に設け
たヨーク16をケーブルアッシー9の吸引用磁極部とし
て使用するため延長し、等長磁石15とヨーク16が形
成する磁気回路の磁力を利用して可動子10及び固定子
14側のケーブルアッシー9を吸引する給電装置であ
る。
【0021】図4(b)は、ケーブルアッシー9を吸引
するヨーク16を磁極部として案内ケース4上方内側に
延長し配設して構成する可動子10及び固定子14側の
ケーブルアッシー9を吸引する給電装置である。
【0022】図4(c)は、ケーブルアッシー9を吸引
するため、案内ケース4上方内側に磁極部としてヨーク
16を延長した構成にする可動子10及び固定子14側
のケーブルアッシー9を吸引する給電装置である。
【0023】図4(d)は、走行ローラ1を有するリニ
アモータ2において、ヨーク16を延長し、案内ケース
4下方内側に前記ヨーク16を配設して構成する可動子
10及び固定子14側のケーブルアッシー9を吸引する
給電装置である。
【0024】図5(a)は、案内ケース4の上下内側に
ヨーク16を介在させ等長磁石15を相対向して配設し
た固定子14の間に鉄芯18にコイル17を巻いた可動
子10を移動自在に構成するリニアモータ2で、ヨーク
16を延長しケーブルアッシー9の一端を前記可動子1
0に固定し他端を案内ケース4に固定して結線したもの
で、前記可動子10及び前記固定子14のケーブルアッ
シー9の案内ケース4両側に前記ケーブルアッシー9を
吸引するヨーク16が延長され配設されて構成する可動
子10への給電装置である。
【0025】図5(b)は、ケーブルアッシー9の一端
を前記可動子10に固定し他端を案内ケース4内側にヨ
ーク16を延長して固定し結線したもので、前記可動子
10にケーブルアッシー9を吸引する等長磁石15が配
置されるよう構成された可動子10への給電装置であ
る。この給電装置は、ケーブルアッシー9の吸引に固定
子14側でヨーク16を利用すると共に可動子10側で
等長磁石15も吸引用に構成する可動子10への給電装
置である。
【0026】図6(a)〜(d)は、応用実施例の固定
子14の等長磁石15を推力発生のための磁界の形成と
ケーブルアッシー9の吸引とに兼用した可動コイル型リ
ニアモータ2の断面図である。図6(a)は、ケーブル
アッシー9の一端を案内ケース4上面内側で固定し他端
が等長磁石15上端の案内面20と接触する可動子10
に接続し、前記可動子10側のケーブルアッシー9が等
長磁石15の磁力で吸引されながら案内面20を移動す
る構成の可動子10への給電装置である。
【0027】図6(b)は、ケーブルアッシー9を吸引
する等長磁石15下方側の移動面20と接触する可動子
10で接続した構成による可動子10への給電装置であ
る。
【0028】図6(c)は、案内ケース4上方内側に等
長磁石15とスペーサ19とを接合した平滑な面を形成
し、可動子10側及び固定子14側のケーブルアッシー
9の一部分が等長磁石15に接触して吸引される状態に
構成する可動子10への給電装置である。
【0029】図6(d)は、ケーブルアッシー9の一端
を前記可動子10に固定し他端を案内ケース4に固定し
て結線したもので、前記可動子10側の等長磁石15に
ケーブルアッシー9を吸引させる構成の可動子10への
給電装置である。
【0030】図7(a)〜(b)は、応用実施例の電磁
石の可動子10を有し、固定子14の等長磁石15を推
力発生のための磁界の形成とケーブルアッシー9の吸引
とに兼用した可動コイル型リニアモータ2の断面図であ
る。図7(a)は、ケーブルアッシー9の一端を等長磁
石15下端部に固定し他端を鉄芯18中央部内側に固定
して結線したもので、鉄芯18を利用して固定子14の
等長磁石15に可動子10側及び固定子14側のケーブ
ルアッシー9を吸引させる構成の可動子10への給電装
置である。
【0031】図7(b)は、図7(a)のリニアモータ
2において、ケーブルアッシー9の一端を前記可動子1
0に接続し他端を案内ケース4内側に固定し、前記可動
子10側のケーブルアッシー9が等長磁石15下部の案
内面20に吸引する構成の可動子10への給電装置であ
る。
【0032】図8は、応用実施例のケーブルアッシー9
を磁極を構成するヨークで吸引するリニアモータ2の断
面図である。案内ケース4の内側にヨーク16を介在さ
せ等長磁石15を配設し、対向する側に前記等長磁石1
5が形成する磁気回路による磁極を構成するヨーク16
を配設した固定子14の間に、可動子10を移動自在に
構成するリニアモータ2で、可動子10への給電装置
は、ケーブルアッシー9の一端を前記可動子10に接続
し他端を案内ケース4に固定して結線したもので、前記
可動子10側においてケーブルアッシー9を延長したヨ
ーク16で吸引する構成である。
【0033】以上可動コイル型リニアモータ2に応用し
た給電装置は、図4から図8のように固定子14の等長
磁石15を効果的に使用することによって、前記等長磁
石15が形成する主磁界をリニアモータに使用し、漏れ
磁束による磁気吸引力をケーブルアッシー9の吸引用と
して使用する利点がある。これら可動コイル型リニアモ
ータ2の給電装置に使用するケーブルアッシー9は、推
力発生のための磁気回路内で磁界と交差しないため、磁
束密度の低下には殆ど影響を与えることがなく、推力発
生には問題が無い。
【0034】本発明の応用実施例として図9は、磁性体
21を内蔵するフラットケーブル5を示す斜視図であ
る。図9に示すようにケーブルアッシー9は、フラット
ケーブル5の導体部の一部或いは全部を磁性体21に
し、上記図1に説明した給電装置の永久磁石板7等に吸
引させて折れ曲がりを防止する構造であるため、図1に
示した磁性薄板8が不要となり、折り返しの曲げ半径を
小さくできるから小さいスペースでも可動部10への給
電が可能である。また、磁性体21を導電線として使用
しないで吸引支持用としてフラットケーブル5の導電線
の間に数本入れることでも良い。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように本発明の可動部への
給電装置は、常時ケーブルアッシーを吸引するために、
可動部側のケーブルアッシーが移動する案内面に磁極部
を配設し、フラットケーブルに磁性を付与した構成で、
磁気吸引力によって蛇行を防ぎ、その曲げ半径を小さく
することができ、収納スペースを小さくできる効果があ
る。また、ケーブルアッシーの接触部側へテープ状ガイ
ドを配置することにより、可動コイル型リニアモータで
は、摩擦力を押さえ推力を向上させると共に作動音を低
くすることができ、フラットケーブルを保護し耐久性を
大幅に向上させる効果がある。しかも、テープ状ガイド
の厚みを変えることでケーブルアッシーの保持力を調整
することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の給電装置を示す断面図であ
る。
【図2】可動コイル型リニアモータの給電装置を示す説
明図である。
【図3】応用実施例のケーブルアッシーを吸引する専用
の永久磁石板を配設した可動コイル型リニアモータの断
面図である。
【図4】応用実施例のケーブルアッシーを吸引する専用
の永久磁石板を配設した可動コイル型リニアモータの断
面図である。
【図5】応用実施例のケーブルアッシーの吸引にヨーク
を利用した可動コイル型リニアモータの断面図である。
【図6】応用実施例のケーブルアッシーの吸引にヨーク
を利用した可動コイル型リニアモータの断面図である。
【図7】応用実施例の固定子の等長磁石を推力発生のた
めの磁界の形成とケーブルアッシーの吸引とに兼用した
可動コイル型リニアモータの断面図である。
【図8】応用実施例の電磁石の可動子を有し、固定子の
等長磁石を推力発生のための磁界の形成とケーブルアッ
シーの吸引とに兼用した可動コイル型リニアモータの断
面図である。
【図9】応用実施例のケーブルアッシーを磁極を構成す
るヨークで吸引する可動コイル型リニアモータの断面図
である。
【図10】応用実施例の磁性体を内蔵するフラットケー
ブルを示す斜視図である。
【図11】従来技術のドットマトリックスシリアルプリ
ンタに使用した給電装置の斜視図である。
【図12】従来技術のフラットケーブルの断面図であ
る。
【図13】従来技術を利用した給電装置の説明図であ
る。
【符号の説明】
2…可動コイル型リニアモータ、3…可動部、4…案内
ケース、5…フラットケーブル、6…固定部、7…永久
磁石板、8…磁性薄板、9…ケーブルアッシー、10…
可動子、13…スライドガイド、14…固定子、15…
等長磁石、20…案内面、21…磁性体、22…テープ
状ガイド。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年3月12日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の給電装置を示す断面図であ
る。
【図2】可動コイル型リニアモータの給電装置を示す説
明図である。
【図3】応用実施例のケーブルアッシーを吸引する専用
の永久磁石板を配設した可動コイル型リニアモータの断
面図である。
【図4】応用実施例のケーブルアッシーを吸引する専用
の永久磁石板を配設した可動コイル型リニアモータの断
面図である。
【図5】応用実施例のケーブルアッシーの吸引にヨーク
を利用した可動コイル型リニアモータの断面図である。
【図6】応用実施例のケーブルアッシーの吸引にヨーク
を利用した可動コイル型リニアモータの断面図である。
【図7】応用実施例の固定子の等長磁石を推力発生のた
めの磁界の形成とケーブルアッシーの吸引とに兼用した
可動コイル型リニアモータの断面図である。
【図8】応用実施例のケーブルアッシーを磁極を構成す
るヨークで吸引する可動コイル型リニアモータの断面図
である。
【図9】応用実施例の磁性体を内蔵するフラットケーブ
ルを示す斜視図である。
【図10】従来技術のドットマトリックスシリアルプリ
ンタに使用した給電装置の斜視図である。
【図11】従来技術のフラットケーブルの断面図であ
る。
【図12】従来技術を利用した給電装置の説明図であ
る。
【符号の説明】 2…可動コイル型リニアモータ、3…可動部、4…案内
ケース、5…フラットケーブル、6…固定部、7…永久
磁石板、8…磁性薄板、9…ケーブルアッシー、10…
可動子、13…スライドガイド、14…固定子、15…
等長磁石、20…案内面、21…磁性体、22…テープ
状ガイド。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤井 隆也 愛知県刈谷市一里山町金山100番地 トヨ タ車体株式会社内 (72)発明者 高橋 昌也 愛知県刈谷市一里山町金山100番地 トヨ タ車体株式会社内 (72)発明者 川北 雅彦 愛知県刈谷市一里山町金山100番地 トヨ タ車体株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可動部が往復移動する案内面を有し、前
    記可動部を固定部に円弧状に折り返しを形成したフラッ
    トケーブルで電気的に接続する給電装置であって、 前記フラットケーブルに磁性を付与してケーブルアッシ
    ーにすると共に、前記可動部の往復運動に伴い該ケーブ
    ルアッシーが接触する前記案内面に、前記ケーブルアッ
    シーを吸引可能な磁極部を配設したことを特徴とする可
    動部への給電装置。
  2. 【請求項2】 前記フラットケーブルの前記案内面との
    接触面に摩擦係数が小さく、かつ耐摩耗性に優れたテー
    プ状ガイドを重合したことを特徴とする請求項1記載の
    可動部への給電装置。
  3. 【請求項3】 前記可動部が可動コイル型リニアモータ
    の可動子であることを特徴とする請求項1又は請求項2
    記載の可動部への給電装置。
  4. 【請求項4】 前記可動コイル型リニアモータの固定子
    の磁石が前記ケーブルアッシーを吸引可能な磁極部を兼
    用する構成としたことを特徴とする請求項3記載の可動
    部への給電装置。
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