JPH0678310A - セキュリティシステム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 テレビジョン受像機に監視すべき場所の表示
を行わせるとともに、任意の場所で来訪者と会話ができ
るようにする。 【構成】 コマンダー２がインターホン選択信号を発す
ると、テレビジョン受像機１２中の信号切替スイッチ１
８が、玄関先に設置されてカメラ３２によって撮影され
た画像を示すビデオ信号をＣＲＴ２０に供給する。ま
た、コマンダー２に設けられたマイクロホン６に入力さ
れた音声を示すオーディオ信号が、テレビジョン受像機
１２中の信号切替スイッチ１８を介して、玄関先に設置
されたスピーカ３６に供給される。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、例えば玄関先等の状況
を監視するのに好適なセキュリティシステムに関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、玄関先にカメラを設置し、リビン
グルームあるいは廊下等の所定の場所に設置されたモニ
ターにカメラで捕らえた画像を表示するセキュリティシ
ステムが使用されている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】上述した従来のセキュ
リティシステムにおいては、玄関先の状況を見るには、
モニターの設置場所まで行かなければならなかった。ま
た、玄関先の来訪者と会話する場合には、インターホン
のマイクロホンの設置場所まで行かなければならなかっ
た。

【０００４】本発明は、このような状況に鑑みてなされ
たものであり、テレビジョン受像機に監視すべき場所の
状況を表示することができるセキュリテイシステムを提
供することを第１の目的とする。

【０００５】本発明の第２の目的は、任意の場所で来訪
者と会話ができるセキュリティシステムを提供すること
にある。

【０００６】

【課題を解決するための手段】請求項１に記載のセキュ
リティシステムは、所定領域を撮影して、撮影した画像
を示す第１ビデオ信号を出力する撮像手段（例えば、実
施例のカメラ３２）と、第１ビデオ信号と、テレビジョ
ン信号の画像を示す第２ビデオ信号とを、制御信号に応
じて、切り替えて出力するスイッチング手段（例えば、
実施例の信号切替スイッチ１８）と、このスイッチング
手段から出力されるビデオ信号が示す画像を表示する表
示手段（例えば、実施例のＣＲＴ２０）とを備えること
を特徴とする。

【０００７】請求項２に記載のセキュリテイシステム
は、上記制御信号が、遠隔操作手段（例えば、実施例の
コマンダー２）から発せられることを特徴とする。

【０００８】請求項３に記載のセキュリテイシステム
は、テレビジョン受像機に対する制御信号を発する遠隔
操作手段（例えば、実施例のコマンダー２）と、この遠
隔操作手段に内蔵されたマイクロホン（例えば、実施例
のマイクロホン６）と、所定領域に設置されたスピーカ
（例えば、実施例のスピーカ３６）と、テレビジョン受
像機に配置され、マイクロホンに入力された音声を遠隔
操作手段から受けて、所定の処理を行って、スピーカに
送出するオーディオ信号処理手段（例えば、実施例の受
信器１４、赤外線／オーディオ信号変換器１６および信
号切替スイッチ１８）とを備えることを特徴とする。

【０００９】

【作用】請求項１の構成のセキュリティシステムにおい
ては、スイッチング手段が、制御信号に応じて、第１ビ
デオ信号を出力するときには、撮像手段によって撮影さ
れた画像が表示手段に表示され、スイッチング手段が、
制御信号に応じて、第２ビデオ信号を出力するときに
は、テレビジョン信号の画像が表示手段に表示される。

【００１０】請求項２の構成のセキュリテイシステムに
おいては、遠隔操作手段から出力された制御信号に応じ
て、スイッチング手段が、第１ビデオ信号と第２ビデオ
信号とを切り替えて、表示手段に表示させる。

【００１１】請求項３の構成のセキュリテイシステムに
おいては、遠隔操作手段のマイクロホンに入力された音
声が、テレビジョン受像機に配置されたオーディオ信号
処理手段によって所定の処理が施されて、所定領域に配
置されたスピーカに送出される。

【００１２】

【実施例】図１は、本発明のセキュリテイシステムの一
実施例の構成を示す。遠隔操作手段すなわちコマンダー
２には、図２に詳細に示されているように、テレビジョ
ン受像機１２のチャンネル選択ボタン、音声調整ボタ
ン、ＶＴＲ切替ボタン等、通常テレビジョン受像機を操
作するのに必要なボタンのほかに、インターホン切替ボ
タン４およびマイクボタン８が設けられている。インタ
ーホン切替ボタン６が押されると、コマンダー２は、玄
関先に設置された（図３参照）カメラ３２によって撮影
された画像および同じく玄関先に設置された（図３参
照）インターホン３０のマイクロホン３４に入力された
音声を、それぞれ、テレビジョン受像機１２のＣＲＴ２
０およびスピーカ２２で表示および再生すべきことを示
すインターホン選択信号を出力する。

【００１３】コマンダー２には、マイクロホン６が内蔵
されており、このマイクロホン６は、マイクボタン８が
押されると、動作可能となる。また、コマンダー２は、
赤外線変換器１０を有しており、テレビジョン受像機１
２への上述のインターホン選択信号を含む種々の制御信
号およびマイクロホン６に入力された音声を赤外線信号
に変換して出力する。

【００１４】テレビジョン受像機１２は、受信器１４、
赤外線／オーディオ信号変換器１６、信号切替スイッチ
１８、ＣＲＴ２０およびスピーカ２２を備えている。受
信器１４は、コマンダー２から送られてくる赤外線信号
を受信する。赤外線／オーディオ信号変換器１６は、受
信器１４によって受信された赤外線信号中の音声分を電
気的オーディオ信号に変換して信号切替スイッチ１８に
出力するとともに、受信器１４によって受信された赤外
線信号中の上述のインターホン選択信号を含む種々の制
御信号を電気信号に変換して信号切替スイッチ１８に出
力する。

【００１５】信号切替スイッチ１８は、インターホン選
択信号を受けていないときには、テレビジョン放送信号
のビデオ信号およびオーディオ信号を、それぞれ、ＣＲ
Ｔ２０およびスピーカ２２に供給する。また、信号切替
スイッチ１８は、インターホン選択信号を受けていると
きには、玄関先に設置されたカメラ３２によって撮影さ
れた画像を示すビデオ信号および同じく玄関先に設置さ
れたインターホン３０のマイクロホン３４に入力された
音声を示すオーディオ信号を、それぞれ、ＣＲＴ２０お
よびスピーカ２２に供給する。なお、信号切替スイッチ
１８から出力されるオーディオ信号は、玄関先に設置さ
れたインターホン３０のスピーカ３６にも供給される。

【００１６】図３は、図１の実施例の使用状態の一例を
示す。以下、図３を参照して、図１の実施例の動作を説
明する。ユーザーが、コマンダー２のインターホン切替
ボタン４を押すと、テレビジョン受像機１２のに信号切
替スイッチ１８には、インターホン選択信号が供給され
る。これにより、信号切替スイッチ１８は、玄関先に設
置されたカメラ３２によって撮影された画像を示すビデ
オ信号および同じく玄関先に設置されたインターホン３
０のマイクロホン３４に入力された音声を示すオーディ
オ信号を、それぞれ、ＣＲＴ２０およびスピーカ２２に
供給する。これにより、玄関先の来訪者がＣＲＴ２０に
表示されるとともに、来訪者の声がスピーカ２２から再
生される。

【００１７】ここで、ユーザーが、コマンダー２のマイ
クボタン８を押して、例えば「うちは、間に合ってま
す。」と喋ると、この音声が、コマンダー２のマイクロ
ホン６、テレビジョン受像機１２の受信器１４、赤外線
／オーディオ信号変換器１６および信号切替スイッチ１
８を介して、玄関先のインターホン３０のスピーカ３６
に送られて、ここで再生される。

【００１８】このようにして、テレビジョン受像機１２
のＣＲＴ２０に玄関先等監視すべき場所の状況を表示す
ることができ、また、リビングルーム等任意の場所で来
訪者と会話ができる。

【００１９】なお、上記実施例においては、コマンダー
２から、信号切替スイッチ１８の切替制御信号すなわち
インターホン選択信号を出力させているが、このように
する代わりに、インターホン３０またはテレビジョン受
像機１２にボタンまたはスイッチ等を設けて、これを操
作することにより、信号切替スイッチ１８の切替制御信
号を出力させてもよい。

【００２０】また、コマンダー２のマイクロホン６に入
力され、赤外線／オーディオ信号変換器１６によってオ
ーディオ信号に変換された音声を、信号切替スイッチ１
８によって、テレビジョン放送信号のオーディオ信号と
を混合して、テレビジョン受像機１２のスピーカ２２に
出力してもよい。このようにすると、テレビジョン放送
の音楽番組等で、歌手とデュエットすることができる。

【００２１】

【発明の効果】請求項１のセキュリティシステムによれ
ば、制御信号に応じて、テレビジョン信号の代わりに、
撮像手段によって撮影された画像を表示手段に表示する
ようにしたので、テレビジョン受像機に監視すべき場所
の状況を表示することができる。

【００２２】請求項２のセキュリテイシステムによれ
ば、遠隔操作手段から発せられた制御信号に応じて、テ
レビジョン信号の代わりに、撮像手段によって撮影され
た画像を表示手段に表示するようにしたので、任意の場
所で、監視すべき場所の状況を見ることができる。

【００２３】請求項３のセキュリテイシステムによれ
ば、遠隔操作手段にマイクロホンを設け、このマイクロ
ホンに入力された音声を、テレビジョン受像機に配置さ
れたオーディオ信号処理手段によって所定の処理を行っ
て、玄関先等所定領域に配置されたスピーカに送出する
ようにしたので、任意の場所で来訪者と会話ができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明のセキュリテイシステムの一実施例の構
成を示すブロック図である。

【図２】図１の実施例に使用される遠隔操作手段すなわ
ちコマンダーの一構成例を示す斜視図である。

【図３】図１の実施例の使用状態の一例を示す図であ
る。

【符号の説明】

２ コマンダー ４ インターホン切替ボタン ６ マイクロホン ８ マイクボタン １０ 赤外線変換器 １２ テレビジョン受像機 １４ 受信器 １６ 赤外線／オーディオ信号変換器 １８ 信号切替スイッチ ２０ ＣＲＴ ２２ スピーカ ３０ インターホン ３２ カメラ ３４ マイクロホン ３６ スピーカ

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 所定領域を撮影して、撮影した画像を示
   す第１ビデオ信号を出力する撮像手段と、 前記第１ビデオ信号と、テレビジョン信号の画像を示す
   第２ビデオ信号とを、制御信号に応じて、切り替えて出
   力するスイッチング手段と、 前記スイッチング手段から出力されるビデオ信号が示す
   画像を表示する表示手段とを備えることを特徴とするセ
   キュリティシステム。
2. 【請求項２】 前記制御信号が、遠隔操作手段から発せ
   られることを特徴とする請求項１記載のセキュリティシ
   ステム。
3. 【請求項３】 テレビジョン受像機に対する制御信号を
   発する遠隔操作手段と、 前記遠隔操作手段に内蔵されたマイクロホンと、 所定領域に設置されたスピーカと、 前記テレビジョン受像機に配置され、前記マイクロホン
   に入力された音声を前記遠隔操作手段から受けて、所定
   の処理を行って、前記スピーカに送出するオーディオ信
   号処理手段とを備えることを特徴とするセキュリティシ
   ステム。