JPH067826A - 形鋼の圧延用ガイド装置 - Google Patents
形鋼の圧延用ガイド装置Info
- Publication number
- JPH067826A JPH067826A JP16931092A JP16931092A JPH067826A JP H067826 A JPH067826 A JP H067826A JP 16931092 A JP16931092 A JP 16931092A JP 16931092 A JP16931092 A JP 16931092A JP H067826 A JPH067826 A JP H067826A
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- Metal Rolling (AREA)
- Control Of Metal Rolling (AREA)
- Registering, Tensioning, Guiding Webs, And Rollers Therefor (AREA)
Abstract
ることを目的としている。 【構成】フランジ幅拘束ローラ1は、ローラ昇降装置6
を介して幅可変ガイド3aに昇降可能に支持されて、被
圧延材2のフランジ端部2aを上下方向から拘束する。
各フランジ拘束ローラ1の軸受6aとリフトロッド6b
の間には、ローラ用荷重検出手段を構成するロードセル
7が介装されている。幅可変ガイド3aは、ガイド本体
昇降装置5によって昇降可能になっている。そのリフト
ロッド5a上端部とガイドフレーム3bとの連結部にガ
イド本体荷重検出手段であるロードセル9が介装してい
る。昇降制御装置8は、上下のフランジ幅拘束ローラ1
及び幅可変ガイド3aの上下位置を調整している。
Description
するために被圧延材を圧延するユニバーサル圧延機の入
側及び出側に設置されるガイド装置に係り、特に、反り
変形などの不具合を回避して被圧延材を適性に案内する
形鋼の圧延用ガイド装置に関するものである。
に配設されて、被圧延材を案内する従来のガイド装置と
しては、例えば特開昭63−303604号公報や特開
昭64−34503号公報等に記載されているものがあ
る。これらは、図3に示すように、上下に対向するフラ
ンジ幅拘束ローラ1によって被圧延材2のフランジ端部
2aを拘束し、そのフランジ幅拘束ローラ1を支持する
ガイド本体3である幅可変ガイド3aによって、被圧延
材2のフランジ内面2bを拘束すると共に、被圧延材2
のウェブ2cを,幅可変ガイド3aと一体のウェブガイ
ド4によって案内している。
レーム3bへ左右往復移動可能に固定されて、幅可変用
油圧モータ10によって上記ガイドフレーム3bに案内
されて左右方向(ウェブ2c幅方向)に往復移動可能に
なっている。さらに、ガイドフレーム3bは、減速機等
を備えたガイド本体昇降装置5によって上下方向に昇降
可能になっている。
ーラ1間の間隔,及びウェブガイド間4の間隔が最適な
距離になるように調整して、進入してくる被圧延材2を
所定のパスラインに沿って案内している。
入してくる被圧延材2のサイズが変更されると、被圧延
材2のウェブ2cとガイドとの間隙は図4に示すような
関係を示す。即ち、被圧延材2のフランジ幅が大きいと
上記間隙が大きくなり、被圧延材2の反りを拘束できな
いので前後端における反りが大きく、フランジとウェブ
との芯ズレ,即ち中心偏り精度が悪くなり、また、上記
間隙が小さ過ぎると、被圧延材2のウェブ2c表面に掻
き疵がついてしまう。
ランジ幅拘束ローラ1との間隙が小さすぎるとフランジ
端部2aがエッジングされて、被圧延材2にフランジの
倒れ等の不良が発生し、また、上記間隙が大きいと、フ
ランジを拘束することが出来ず所定パスラインに沿って
水平に案内することができなくなる。このため、被圧延
材2を、そのフランジを拘束しつつ、ウェブ2cとの間
隙を小さくして案内することが要求されており、従来に
おいては、例えば,特開平3−5012号公報に記載さ
れているように、上記ガイド本体3のウェブガイド面と
フランジ幅拘束ローラ1との相対的な距離が変更できる
ように、フランジ幅拘束ローラ1の回転軸を偏心させる
方法が開示されているが、ウェブガイド面とフランジ幅
拘束ローラ1との距離を任意に変更しようとすれば、上
記ローラ1に数多くの設定位置をもたせねばならず、上
記距離の変更が偏心軸の設定位置で規制されてしまう。
ウェブガイド4との間隙、及び被圧延材2のフランジ端
部2aとフランジ幅拘束ローラ1との間隙を,同期をと
って任意に変更するのが困難となり、ガイドの入側にお
ける,フランジ幅等の被圧延材2の形状に応じて上下の
ガイドの位置を最適な位置に調整することが難しいとい
う問題がある。
束する場合には、その寸法を計測して上下のフランジ幅
拘束ローラ1の間隔を設定した方が良いが、ミル直近で
上記計測が困難であるために、従来においては、今まで
の経験から得られたモデル式をもとに推定して上記ロー
ラ1間隔を設定しているために充分な精度が得られず、
フランジ倒れの発生を防止するため,被圧延材2のフラ
ンジ端部2aがフランジ幅拘束ローラ1で拘束されない
場合があった。
なされたもので、ガイド装置による被圧延材の案内性を
向上させることを目的としている。
に、本発明の形鋼の圧延用ガイド装置は、ユニバーサル
圧延機の入側及び出側にそれぞれ設置されて、被圧延材
のフランジ端面を拘束するフランジ幅拘束ローラと、そ
のフランジ幅拘束ローラを昇降可能に支持すると共に、
上記被圧延材のフランジ内面に沿って且つ該被圧延材の
ウェブ面をウェブガイドを介して案内するガイド本体
と、ガイド本体からフランジ幅拘束ローラを単独に昇降
させるローラ昇降装置と、ガイド本体を昇降させるガイ
ド本体昇降装置と、フランジ幅拘束ローラに設置され
て、該フランジ幅拘束ローラに被圧延材のフランジ端部
から負荷される荷重を測定するローラ用荷重検出手段
と、ガイド本体に設置され、そのガイド本体に負荷され
る荷重を測定するガイド本体用荷重検出手段と、上記ロ
ーラ用荷重検出手段,及びガイド本体用荷重検出手段に
接続して、ローラ用荷重検出手段,及びガイド本体用荷
重検出手段から入力した荷重信号がそれぞれ所定目標値
になるように上記ローラ昇降装置及びガイド本体昇降装
置を介して上記フランジ幅拘束ローラ及びガイド本体を
昇降させる昇降制御装置とを備えたことを特徴としてい
る。
ーラ及びガイド本体間に進入すると、対向するフランジ
幅拘束ローラによって被圧延材のフランジ端部を上下か
ら拘束すると共に、ウェブガイドによって被圧延材のウ
ェブ表面を拘束して、進入した被圧延材を案内する。
て、上記フランジ幅拘束ローラ及びウェブガイドが押圧
される。すると、フランジ幅拘束ローラにかかる荷重が
ロードセル等のローラ用荷重検出手段によって検出さ
れ、また、ウェブガイド及びフランジ幅拘束ローラを介
してガイド本体にかかる荷重がガイド本体用荷重検出手
段によって検出される。
れた荷重の大きさは、フランジ幅拘束ローラによる被圧
延材のフランジ端部を拘束する力に比例した値となって
いる。また、上記ガイド本体用荷重検出手段によって検
出された荷重から,ローラ用荷重検出手段によって検出
された荷重を差し引いた値は、ウェブガイドを介したガ
イド本体による被圧延材のウェブ表面を拘束する力に比
例した値になる。
ーラ及びガイド本体による被圧延材の拘束の大きさの目
標値からの偏差や、対向するフランジ幅拘束ローラ間や
ガイド本体間の上記検出した荷重差から板中心の偏り具
合が分かる。そして、上記検出した荷重が目標値から大
きければ、対向するフランジ幅拘束ローラ間やガイド本
体間を広くして拘束力を小さくし、また、上記検出した
荷重が目標値よりも小さければ、対向する対向するフラ
ンジ幅拘束ローラ間やガイド本体間を広くして拘束力を
大きくする。
矯正力から算出しており、異常に大きい時は制御を中断
し、中心偏りの是正処理を他方で行いうるものとなって
いる。上記のようなフィードバック制御を実施すること
で、ガイド装置が進入してくる被圧延材を最適な拘束力
によって拘束して所定パスラインに沿って適性に案内す
ることができる。
まず構成を説明すると、図1及び図2に示すように、基
本構造は前記従来例と同様な構造を備えていて、上下に
対向して各一対のフランジ幅拘束ローラ1が配設され、
その各フランジ幅拘束ローラ1は、進入してくる被圧延
材2のフランジ端部2aに、それぞれ上下方向から回動
可能に当接してそのフランジ端部2aを拘束するように
なっている。
昇降装置6を介してガイド本体3の一部である幅可変ガ
イド3aに支持されている。即ち、そのローラ1の回転
軸1aに軸受6aが取り付けられ、その軸受6aの外周
下端部に、軸を上下に向けたリフトロッド6bの上端部
が連結し、そのリフトロッド6bが、ウォーム減速機構
6cを介してローラ高さ設定用モータ6dに連結し、上
記ウェーム減速機構6cのハウジングが幅可変ガイド3
aに固定されて、もって、ローラ高さ設定用モータ6d
を回転駆動することで、フランジ幅拘束ローラ1が幅可
変ガイド3aから相対的に昇降するようになって、ロー
ラ昇降処置6が構成されている。
は、昇降制御装置8からの指令に応じて駆動される。ま
た、各フランジ幅拘束ローラ1を昇降させるウォーム減
速機構6cのウォーム軸6eは夫々クラッチ6fを介し
て連結されて、もって同期をとって作動可能になってい
る。
6aとリフトロッド6bの間には、フランジ拘束ローラ
1に負荷される荷重を検出するローラ用荷重検出手段を
構成するロードセル7が介装されている。そのローラ1
用のロードセル7は昇降制御装置8に接続されて、検出
した荷重信号をその昇降制御装置8へ供給可能になって
いる。
被圧延材2のフランジ内面2bに案内可能なフランジガ
イド面を3c有していると共に、ウェブガイド4のウェ
ブガイド面4aを有して、ガイドフレーム3bに左右方
向にのみ移動可能に固定されている。そして、その幅可
変ガイド3aは、図示しない幅可変用油圧モータ(図3
中10)からの駆動によって、該ガイドフレーム3bに
案内されて左右方向に移動して、進入してくる被圧延材
2のフランジ内面2bにフランジガイド面3cを沿って
案内できるようになっている。なお、上記幅可変ガイド
3a及びガイドフレーム3bによってガイド本体3が構
成されている。
ム減速機等を備えたガイド本体昇降装置5によって昇降
可能になっている。そのガイド本体昇降装置5は、ガイ
ドフレーム3bの下端面に軸を上下にしたリフトロッド
5aの上端部を連結し、そのリフトロッド5aがウォー
ム機構5bを介してガイド本体駆動モータ5cに連結し
て、そのガイド本体駆動モータ5cの駆動によって昇降
するように構成されている。
御装置8からの指令に応じて駆動される。上記リフトロ
ッド5a上端部とガイドフレーム3bとの連結部には、
ガイド本体荷重検出手段であるロードセル9が介装され
ている。そのガイド本体3用のロードセル9は、昇降制
御装置8に接続されて、検出した荷重信号をその昇降制
御装置8に供給可能になっている。
は、被圧延材2の下側に位置するガイド装置について説
明及び図示しているもので、被圧延材2の上側に位置す
るガイド装置も、上記下側のガイド装置と同じ構造を備
えて上側から被圧延材2に対向するように配置されてい
る。また、昇降制御装置8は、ロードセル7,9からの
荷重信号をもとに、各フランジ幅拘束ローラ1,及び各
ウェブガイド4による被圧延材2の実際の拘束力を求
め、その値が目標値になるようにガイド本体駆動モータ
5c及びローラ高さ設定用モータ6dを駆動して、上下
のフランジ幅拘束ローラ1及び幅可変ガイド3aの上下
位置を調整している。
ススケジュールによって判明している前段における被圧
延材2のフランジ幅及びウェブ2c厚等をもとに公知の
所定モデル式を使用して推定し、その被圧延材2のフラ
ンジ端部2a,フランジ内面2b,及びウェブ2c表面
が所定の拘束力で拘束可能な位置に各駆動モータを駆動
して設定しておく。
置間に進入してくると、その被圧延材2のフランジ端部
2aが、フランジ幅拘束ローラ1に当接して該フランジ
幅拘束ローラ1を押圧し、そのフランジ幅拘束ローラ1
に負荷された荷重がロードセル7によって検出されて昇
降制御装置8に伝達される。また、そのフランジ幅拘束
ローラ1に負荷された荷重は、ガイド本体3に入力さ
れ、それと同時に、被圧延材2のウェブ2cがウェブガ
イド面4aに案内されそのウェブガイド4を押圧し、該
ウェブガイド4に負荷された荷重がガイド本体3に入力
されて、上記両荷重に応じた負荷がガイド本体3用のロ
ードセル9によって検出されて昇降制御装置8に伝達さ
れる。
ロードセル7から入力した荷重に応じて、上下のフラン
ジ拘束用ローラ1を昇降させて上下のローラ1間の間隔
を広くしたり狭くしたりする位置のフィードバック制御
を実施する。即ち、上記荷重が大きければ、実際の被圧
延材2のフランジ幅が、前もってモデル式等で推定した
幅よりも広いので、上下のローラ1間の間隔が広くなる
ように下側のローラ1を下げ且つ上側のローラ1を上げ
る。また、上記荷重が小さいかゼロであれば、実際の被
圧延材2のフランジ幅が、モデル式等で推定した幅より
も狭いので、上下のローラ1間の間隔が狭くなるように
下側のローラ1を上げ且つ上側のローラ1を下げる。こ
のフィードバック制御を実施して、フランジ幅拘束ロー
ラ1によるフランジ端部2aの拘束力の適性化を図る。
のロードセル9から入力した荷重からローラ1用のロー
ドセル7より入力した荷重を引いて、ウェブガイド面4
aによる拘束力を求めて、その拘束力がウェブ2c表面
に掻き疵をつけない荷重になるまで、上下のガイド本体
3を昇降させる。但し、ガイド本体3を昇降させるとフ
ランジ幅拘束ローラ1も一緒に昇降してしまうので、上
記求めた昇降分だけフランジ幅拘束ローラ1が移動しな
いようにその昇降量を調整する。
荷重信号に有意の差がある場合、即ち被圧延材2に中心
偏りが発生していても、上下のガイド装置による拘束力
がそれぞれ目標値になるように昇降させて位置制御を実
施することで、上記被圧延材2に発生した中心偏りが補
正されて、図示しない圧延機への進入や搬出がスムーズ
に実施されるようになる。
号によって、モデル式から推定したガイド装置の位置の
偏差が分かるので、この偏差をもとに学習制御を実施し
て上記モデル式の補正を行うとよい。このように、ロー
ドセル7,9からの信号によって、ガイド装置の位置設
定が任意の最適な位置へ即時に調整されるので、被圧延
材2がガイド装置に進入する前にそのフランジ幅等使用
して計測する必要がなく、適性に被圧延材2を案内する
ことができる。
ら、被圧延材2に反りが発生しているかどうか、また、
フランジ幅等の広さ状態が判定できるので、圧延状況が
把握できると共に、被圧延材2に対する過負荷等が検知
できてその対処が可能にもなる。
の圧延用ガイド装置では、上下のガイド装置の位置を適
時,調整することで、ガイドに進入してくる被圧延材
を、適性な力で拘束して反り等を発生させず且つ中心偏
りを補正して、もって所定のパスラインに沿った案内性
を向上させることができ、これによって圧延された形鋼
の寸法精度が向上するという効果がある。
である。
成図である。
ある。
Claims (1)
- 【請求項1】 ユニバーサル圧延機の入側及び出側にそ
れぞれ設置されて、被圧延材のフランジ端面を拘束する
フランジ幅拘束ローラと、そのフランジ幅拘束ローラを
昇降可能に支持すると共に、上記被圧延材のフランジ内
面に沿って且つ該被圧延材のウェブ面をウェブガイドを
介して案内するガイド本体と、ガイド本体からフランジ
幅拘束ローラを単独に昇降させるローラ昇降装置と、ガ
イド本体を昇降させるガイド本体昇降装置と、フランジ
幅拘束ローラに設置されて、該フランジ幅拘束ローラに
被圧延材のフランジ端部から負荷される荷重を測定する
ローラ用荷重検出手段と、ガイド本体に設置され、その
ガイド本体に負荷される荷重を測定するガイド本体用荷
重検出手段と、上記ローラ用荷重検出手段,及びガイド
本体用荷重検出手段に接続して、ローラ用荷重検出手
段,及びガイド本体用荷重検出手段から入力した荷重信
号がそれぞれ所定目標値になるように上記ローラ昇降装
置及びガイド本体昇降装置を介して上記フランジ幅拘束
ローラ及びガイド本体を昇降させる昇降制御装置とを備
えたことを特徴とする形鋼の圧延用ガイド装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4169310A JP2545672B2 (ja) | 1992-06-26 | 1992-06-26 | 形鋼の圧延用ガイド装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4169310A JP2545672B2 (ja) | 1992-06-26 | 1992-06-26 | 形鋼の圧延用ガイド装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH067826A true JPH067826A (ja) | 1994-01-18 |
JP2545672B2 JP2545672B2 (ja) | 1996-10-23 |
Family
ID=15884168
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4169310A Expired - Lifetime JP2545672B2 (ja) | 1992-06-26 | 1992-06-26 | 形鋼の圧延用ガイド装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2545672B2 (ja) |
-
1992
- 1992-06-26 JP JP4169310A patent/JP2545672B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2545672B2 (ja) | 1996-10-23 |
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