JPH0678239B2 - インターロイキン−2を含有する医薬組成物 - Google Patents

インターロイキン−2を含有する医薬組成物

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JPH0678239B2
JPH0678239B2 JP3288739A JP28873991A JPH0678239B2 JP H0678239 B2 JPH0678239 B2 JP H0678239B2 JP 3288739 A JP3288739 A JP 3288739A JP 28873991 A JP28873991 A JP 28873991A JP H0678239 B2 JPH0678239 B2 JP H0678239B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は医薬の分野に関する。
さらに詳しくは、これは微生物的に製造されたインター
ロイキン−2の医薬製剤に関する。
【0002】
【従来の技術】インターロイキン−2、すなわち正常な
末梢血リンパ球により生産され、そして植物レクチン、
抗原、又は他の刺激物質に暴露された後抗原又はマイト
ジェンで刺激されたT細胞の増殖を誘導するリンホカイ
ンは、Morgan、D.A.等、Sciense (1976) 193:1007-100
8 により最初に記載された。
【0003】そして、刺激されたTリンパ球の増殖を誘
導するその能力のためにT細胞増殖因子と呼ばれるが、
今やその増殖因子性に加えて、このものはイン−ビトロ
及びイン−ビボで免疫系細胞の種々の機能を調節するこ
とが認識され、そしてインターロイキン−2(IL−
2)と称されている。IL−2は、免疫細胞の相互作用
及び機能を仲介する、リンパ球により生産される幾つか
のメッセンジャー−制御分子の1つである。
【0004】IL−2は最初ヒト末梢血リンパ球(PB
L)又は他のIL−2生産性セルラインを培養すること
により作られた。例えば、米国特許No.4,401,756を参照
のこと。組換DNA技法はPBL及びIL−2生産セル
ラインの代替物を提供した。タニグチ、T.等、Nature
(1983) 302 : 305-310 、及び Devos、R.、Nucleic Aci
ds Research(1983) 11:4307−4323はヒトIL−2遺
伝子のクローニング及び微生物中でのその発現を報告し
た。
【0005】1983年11月14日に許可されたベルギー特許
No.898,016は、野生型又は天然分子の125位に通常存
在するシステインが除去され又はセリンのごとき中性ア
ミノ酸により置き換えられているIL−2のムテインを
記載している。これらのムテインはIL−2生物活性を
有する。このベルギー特許は、該組換ムテインがこれら
を水性ビヒクルと混合し、そして静脈内、皮下等に注射
することにより天然IL−2と同様に製剤化されそして
投与され得ることを記載している。
【0006】
【本発明の概要】この本発明の1つの観点は、IL−2
療法をもたらすために患者に非経腸的に投与するために
医薬として許容される水性ビヒクル中に再構成(recons
titute)することができるIL−2組成物に関し、この
組成物は: (a) 非−IL−2蛋白質を実質的に含有しない酸化され
た微生物的に生産された組換IL−2の医療的に有効な
量: (b) 該微生物的に生産されたIL−2の安定性に不都合
な影響を与えない医薬として許容される水溶性担体:及
び、 (c) 前記微生物的に生産された組換IL−2の水溶性を
確保するのに十分な量の界面活性剤、例えばアルカリ金
属硫酸塩、例えばドデシル硫酸ナトリウム(SDS)、
アルカリ金属サルコシネート、又はデオキシコール酸ナ
トリウム: を含んで成る。
【0007】好ましくは、組換IL−2が選択的に酸化
され、分子が生物的に活性であるように58位及び10
5位のシステインがジスルフィド結合を形成する。この
発明の他の観点は患者に治療をもたらす医薬組成物であ
り、この組成物は: (a) 上記の混合物と: (b) 該混合物が溶解している医薬として許容される水性
非経腸ビヒクル: を含んで成り、この溶液はml当たり約0.01mg〜約2mgの
範囲の微生物的に生産された組換IL−2を含有する。
図1は、微生物的に生産された組換IL−2を処理しそ
して精製するための好ましい方法の流れ図である。
【0008】
【具体的な記載】ここで使用する場合、“IL−2”な
る語は、(a) 58位及び105位のシステインのジスル
フィド結合を含む天然ヒトインターロイキン−2のアミ
ノ酸配列と少なくとも実質的に同一なアミノ酸配列を有
し、そして(b) 天然−ヒトインターロイキン−2と共通
の生物学的活性を有する蛋白質をコードするヒトインタ
ーロイキン−2DNA配列又は該ヒト−インターロイキ
ン−2DNA配列の変形物により形質転換された微生物
により生産される非グリコシル化蛋白質を意味する。
【0009】アミノ酸配列の実質上同一とは、配列が同
一であるか、あるいは合成蛋白質と天然ヒト−インター
ロイキン−2との間の不都合な機能的非類似性を惹起し
ない1個又はそれより多くのアミノ酸の変化(欠失、付
加、置換)により異なることを意味する。このような蛋
白質の例は、1983年2月3日に出願されたヨーロッパ特
許出願No.83101035.0 (1983 年10月19日公開 No.9153
9)、及び1982年12月22日に出願されたヨーロッパ特許出
願No.82307036.2 (1983 年9月14日公開No.88195) に記
載されている組換IL−2;ベルギー特許No.893,016に
対応する1983年10月13日に出願されたヨーロッパ特許出
願No.83306221.9 (1984 年5月30日公開No.109748)に記
載されている組換IL−2ムテイン;並びにこの出願に
記載されている組換IL−2である。
【0010】ここで使用する場合、“形質転換された微
生物”なる語は、天然ヒト−インターロイキン−2活性
を有する蛋白質を生産するために遺伝子操作されている
微生物を意味する。形質転換された微生物の例は前記ヨ
ーロッパ特許出願公開No.88,198 、No.91,539 、及びN
o.109,748に記載されている。IL−2を生産するため
に細菌が好ましい。
【0011】この発明において有用な典型的な形質転換
された微生物は、プラスミドpLWIにより形質転換さ
れたE.コリ (E.coli) K−12株 MM294 (1983年8月4
日にシタス・コーポレーションによりブタペスト条約の
規定のもとにアメリカン・タイプ・カルチュアー・コレ
クションに寄託されており、そして受託番号39,405を有
する) である。合成組換IL−2はまた、適切に形質転
換された酵母及び哺乳動物細胞によっても生産され得
る。E.コリが特に好ましい宿主生物である。
【0012】形質転換された微生物を、適当な増殖培地
中で、典型的には680nmにて少なくとも約30、そし
て好ましくは680nmにおいて約20〜約40の光学濃
度に増殖せしめる。増殖培地の組成は関与する特定の微
生物に依存するであろう。培地は、微生物の栄養的要求
を満たす化合物を含有する水性培地である。増殖培地は
典型的には資化性の炭素及び窒素源、エネルギー源、マ
グネシウム、カリウム及びナトリウムイオン、並びに場
合によってはアミノ酸、及びプリン及びピリミジン塩基
を含有するであろう〔Review of Medical Biology 、La
nge Medical Publications、第14版 89〜95頁(198
0)を参照のこと。〕。
【0013】trpプロモーターを用いる発現ベクター
においては、培地中のトリプトファン濃度が、IL−2
発現が望まれる時点で制限されるように注意深く調節さ
れる。E.コリのための増殖培地は当業者においてよく知
られている。好ましい増殖培地は1985年2月12日に許可
された米国特許No.4,499,188に記載されている。
【0014】培養物から細胞を収得した後、これらを必
要であれば約20〜500mg/ml、好ましくは80〜1
00mg/ml(680nmにおいて、OD40〜200、好
ましくは160〜200)に、濾過、遠心分離、又は常
法により濃縮する。
【0015】濃縮に続き、微生物の細胞膜を破壊する。
この破壊の主たる目的は次の抽出及び可溶化段階を促進
することである。この方法のこの段階においては、常用
の細胞破壊技法、例えばホモジナイズ、超音波処理、又
は加圧循環を使用することができる。好ましい方法はマ
ントン−ガウリン(Manton-Gaulin) ホモジナイザーを用
いる超音波処理又はホモジナイズである。
【0016】破砕段階の終点は光学濃度によりモニター
することができ、懸濁液の光学濃度が典型的には約65
%〜85%低下する。いずれにしても、無傷の細胞が可
溶化段階に持ち込まれないように実質上すべての細胞を
破壊すべきである。所望により、破砕の前に濃縮物の液
相のpHを、次の段階において、組換IL−2蛋白質を細
胞破片中に不溶性複合体として残しながらE.コリ蛋白質
の除去を促進するレベルに調整する。pHは適当な緩衝液
を添加することによってそのように調整することができ
る。ほとんどの場合、約8〜約8.5 の範囲のが使用され
よう。
【0017】図1に示すように、破砕段階に続く回収工
程の段階は、IL−2を還元状態に維持しながら良好な
収率で、高レベルの純度(好ましくは約95%以上、そ
してさらに好ましくは約98%以上)に、E.コリ蛋白質
からIL−2を分離するために主として設計される。同
時に、これらの精製工程はさらに、相まって、最終生成
物中の発熱物質を、患者に非経腸的に投与するために許
容されると信じられるレベルに低下せしめる。
【0018】細胞を破砕した後、破砕物の液相から粒状
物を分離し、そして抽出のための最適pHに緩衝化された
水性媒体中に再懸濁することができる。場合によっては
粒状物をこの段階で緩衝液により洗浄してその中の水溶
性E.コリ蛋白質を除去することができる。ともかく、抽
出にかけられる細胞懸濁液中の蛋白質濃度は通常約5〜
約60mg/ml、好ましくは20〜40mg/mlの範囲であ
る。
【0019】粒状細胞材料からのE.コリ蛋白質の抽出
は、破砕と交互に、又は破砕後にそれに続いて行うこと
ができる。これは、好ましくは破砕に続く段階として行
われる。抽出剤はチャオトロピック剤(chaotropic age
nt)(すなわち、水素結合を解離せしめ、そして蛋白質の
3次構造に影響を与える穏和な蛋白質変性剤)の水溶液
である。抽出剤は細胞破片から多量のE.コリ蛋白質を選
択的に除去し、細胞破片と会合している(含有されてい
るか又は結合している)組換IL−2の少なくとも実質
的な部分を残す。
【0020】この選択性は、組換IL−2の疎水性、及
びこの蛋白質はその等電点に近いpHにおいて還元された
不溶性の状態にあるという事実により促進される。さら
に、組換IL−2の実質的な部分は、E.コリ中で高レベ
ルで発現される他のクローン化蛋白質の場合と同様に、
有意な大きさの封入体(inclusion body) としてイン−
ビボに存在するであろう。抽出剤の例は、尿素及び塩酸
グアニジンである(可溶化剤としてSDSを使用する場
合、塩酸グアニジンを使用すべきでない)。尿素が好ま
しい。
【0021】抽出混合物中のチャオトロピック剤の濃度
は使用される特定の薬剤及び抽出混合物中の細胞性材料
の量に依存するであろう。尿素の場合、約 3.5〜4.5
M、好ましくは約4Mの濃度(最終)が25℃における
回分法において使用されるであろう。抽出が長時間にわ
たって連続的に行われる場合、一層低い濃度を用いるの
が好ましいであろう。抽出においては通常20℃〜25
℃の範囲の温度が使用され、便宜上室温が使用されるで
あろう。
【0022】溶液と粒状物との間の接触を増強し、そし
てそうすることによって細胞破片から非−IL−2蛋白
質を抽出するために必要な時間を短縮するために、混合
が典型的に用いられるであろう。SDS-PAGEを用いて、上
清について抽出工程の速度分析が行われ、そして15〜
30分間までに抽出が本質上完結することが見出され
た。
【0023】抽出に続き、混合物を固相と液相に分離す
る。次に、固相を、還元剤及び可溶化剤を含有する中性
水性緩衝液と接触せしめることにより固相中の組換IL
−2を可溶化する。疎水性組換IL−2を可溶化するた
めに適切な疎水性−親水性バランスを有する生理的に許
容される界面活性剤(洗剤)を用いることができる。1
0〜14個の炭素原子を含有するアルカリ金属硫酸塩及
びアルカリ金属アルキルサルコシネートが好ましい可溶
化剤であり、SDS及びサルコシルが特に好ましい。
【0024】可溶化において使用される可溶化剤の量は
特定の薬剤に依存するであろう。SDS又はサルコシル
を使用する場合、SDS/サルコシルと固相蛋白質との
好ましい比率(W/W)は約 0.5 :1〜1.4 : 1であ
る。可溶化剤にはまた、可溶化されたIL−2が有意な
程度に参加されるのを防止するために十分な量の還元剤
を含有する。蛋白質還元剤、例えばジチオスレイトール
(DTT)及び2−メルカプトエタノールを使用するこ
とができる。DTTのごとき還元剤の媒体中での濃度は
通常約5〜20mMの範囲であろう。
【0025】可溶化は典型的には20℃〜25℃の範囲
の温度において、固相と可溶化媒体との間の接触を促進
するために混合しながら行う。一層高い温度は不所望の
E.コリ蛋白質を可溶化するであろう。サンプルが15分
間置かれ又は溶液が半透明になった時可溶化が完了した
と考えられる。可溶化の完了後不要物を分離する。
【0026】IL−2が可溶化される後、場合によって
はIL−2を水性溶液から還元条件下で2−ブタノール
又は2−メチル−2−ブタノールにより抽出して、IL
−2と非常に近い分子量を有する幾らかの汚染物を著し
く含有する追加のE.コリ蛋白質を除去する。水性溶液及
びブタノールが実質上不混和性である条件(例えば、0.
05〜0.15の範囲のイオン強度) を用いる。有機抽出の実
施において、必要であれば、水性溶液の蛋白質濃度を好
ましくは約6mg/ml未満、好ましくは約 0.5〜4mg/ml
に調整する。
【0027】還元剤(例えばDTT)の存在下で抽出を
行うことによって還元条件を維持する。ブタノールは一
般に可溶化されたIL−2の水性溶液に約1:1〜約
3:1(抽出剤:水溶液)の範囲の、好ましくは約1:
1の容量比において添加されるであろう。温度は一般に
20℃〜100℃の範囲であり、そしてpHは一般に約4
〜9、好ましくは約5〜6であろう。溶液とブタノール
との間の接触時間は臨界的ではなく、そして数分間のオ
ーダーの比較的短い時間を用いることができる。
【0028】抽出が完了した後、水相及びブタノール相
を分離し、そしてブタノール相からIL−2を分離す
る。ブタノール相からIL−2を分離するための好まし
い方法は酸沈澱である。これは、有機相が溶解するまで
(有機相の容量に対して約2〜3容量の緩衝液)ブタノ
ール相を水性緩衝液(pH 7.5)に加え、そして次にpHを約
5.5〜7.0 、好ましくは 6.0〜6.2 に低下せしめてIL
−2を沈澱せしめることにより行われる。
【0029】この方法の次の段階は、組換IL−2を抽
出の後に残留するE.コリ汚染物から分離し、そして最適
には可溶化剤からも分離することである。ゲル濾過クロ
マトグラフィー、RP−HPLC、又はゲル濾過クロマトグラ
フィーとRP−HPLCとの組合わせが使用される。ゲル濾過
クロマトグラフィーは好ましくは、発熱成分、及び組換
IL−2より高いか又は低い分子量を有する蛋白質汚染
物を除去する2段階において行われる(組換IL−2は
約15.5Kダルトンの分子量を有する。)。
【0030】これらの汚染物からのIL−2分離を可能
にするために溶液を画分することができるゲルは商業的
に入手可能である。セファクリルS-200は高い分子量の
成分を除去するために好ましいゲルであり、そしてセフ
ァデックスG−25、G−75又はG-100ゲルは低分子量汚
染物を除去するために好ましい。ゲル濾過は典型的に
は、約 0.1〜1.0 %の可溶化剤及び約1〜10mM還元剤
を含有する緩衝化溶液(pH 5.5〜7.0)中で行われる。カ
ラムは、所望の成分を適切に分けることができるような
大きさにされるであろう。
【0031】RP−HPLCはゲル濾過に代わるものである。
さらに、RP−HPLCは、組換IL−2に近い分子量を有し
そしてそれ故にゲル濾過によっては完全に除去され得な
い分子を除去することができる。さらに、RP−HPLCによ
って細菌エンドトキシンのごとき汚染物も効果的に除去
される。従って、RP−HPLCはゲル濾過後の最終精製段階
として使用され得る。
【0032】蛋白質の良好な分離をもたらす支持体(固
定相)がまたゲル濾過後の最終精製段階として使用され
得る。蛋白質の良好な分離をもたらす支持体(固定相)
をRP−HPLCにおいて使用することができる。C−4、C
−8又はC−18の300オングストローム孔径支持体
が好ましい支持体の例である。IL−2を溶液状に維持
するため、分離は約 2.5以下、通常は 2.1〜2.3 の酸性
pHにおいて行われる。
【0033】これに関し、可溶化(ゲル濾過)からの溶
液のpHは好ましくはこの範囲に調整されるであろう。溶
液をRP−HPLCカラムに負荷し、そして固定相に吸着せし
める。酢酸又はトリフルオロ酢酸のごとき有機酸とプロ
パノール又はアセトニトリルのごとき有機溶剤とを含ん
でなるグラジエント溶剤系を用いてカラムから組換IL
−2を溶出する。
【0034】酢酸−プロパノール、トリフルオロ酢酸−
プロパノール、及びトリフルオロ酢酸−アセトニトリル
が好ましい溶剤系である。組換IL−2は酢酸−プロパ
ノール系において約40%プロパノールで、トリフルオ
ロ酢酸−プロパノール系において約50%プロパノール
で、そしてトリフルオロ酢酸−アセトニトリル系におい
て約62%アセトニトリルで溶出する。
【0035】便宜上、溶離液の有機溶剤含量は、組換体
IL−2が溶出する溶剤濃度より幾分低いレベルまで急
速に上昇せしめ、次に約 0.1%〜1.0 %/分の範囲のゆ
るやかなグラジエント変化により溶出する。
【0036】組換IL−2がクロマトグラフィー段階か
ら回収されるとすぐ、これを凍結乾燥し、そして還元剤
(組換IL−2を還元状態に保つため)及び可溶化剤
(それを溶液状に保つため)を含有する中性水性緩衝液
中に再懸濁せしめる。組換体IL−2はこの形で安定で
あり、そしてさらに処理するため、及び使用前に製剤化
するために貯蔵することができる。
【0037】その他のそして好ましい方法は、組換IL
−2を、それがゲル濾過により分離された後に制御され
た条件下で選択的に酸化し、そして酸化された生成物を
RP−HPLCにより又はRP−HPLCに続くゲル濾過により精製
することである。これは、ゲル濾過にもかかわらず存在
し続ける汚染物、及び不所望の酸化生成物の効果的な除
去をもたらす。
【0038】好ましい酸化方法は、組換IL−2蛋白質
と実質上のアミノ酸配列を有する十分に還元された微生
物的に生産された合成組換IL−2蛋白質(該配列は、
有用な蛋白質中では58位及び105位において分子内
結合してシスチンを構成するシステインを含有する)
を、制御された態様において選択的に酸化することによ
って該システインを選択的に酸化して58位及び105
位にシスチンを形成することである。
【0039】ベルギー特許No.898,106中に記載されそし
てクレームされているような組換IL−2が使用される
場合、制御されたそして選択的な酸化の効率が改良され
る。この場合、125位のシステインが除去され、又は
中性アミノ酸により置き換えられており、従ってIL−
2のダイマー又はポリマーを形成することができる酸化
の間の125位のシステインによる正しくない分子内結
合及び/又は分子間結合が回避される。
【0040】この方法においては、十分に還元された微
生物的に生産された合成組換IL−2蛋白質を好ましく
はo−ヨードソベンゾエートと反応せしめる。この酸化
剤はシステインを水性媒体中で、該システインのpKa
より少なくとも約0.5 pHユニット低いpHにおいて酸化
し、この場合、反応混合物中の合成蛋白質の濃度は約5
mg/mlより低い。そしてo−ヨードソベンゾエートと蛋
白質とのモル比は少なくとも化学量論的であり、但し、
o−ヨードソベンゾエートは反応の末期において過剰に
存在する。
【0041】この選択的酸化は生物学的に活性な分子を
生成せしめる。選択的に酸化された生成物のRP−HPLC精
製は上記の条件下で、還元剤の不存在下、及び上記のゲ
ル濾過において使用したのと同じ濃度又はそれより低い
濃度での洗剤の存在下で行われる。
【0042】クロマトグラフ段階後の組換IL−2の純
度は約95%以上、そして通常約98%以上である。こ
の高度に純粋な物質は、100,000 ユニットのIL−2活
性剤当たり約5ng未満のエンドトキシン、通常約0.01ng
未満のエンドトキシンを含有する。
【0043】この発明に従う組換IL−2の製剤化は、
精製された選択的に酸化されたIL−2を用いる別個の
操作として、又は選択的に酸化されたIL−2の精製と
一体化された操作において行うことができる。後者の場
合、製剤化のための出発材料は、選択的に酸化された生
成物の逆相高速液体クロマトグラフィー(RP−HPLC)処
理からの組換IL−2含有生成物であり、好ましくは選
択的に酸化された組換えRP−HPLC生成物(プール物とも
称する)は水−有機溶剤混合物中組換IL−2の溶液を
含んで成るであろう。
【0044】有機溶剤の種類は、RP−HPLCにおいて使用
される溶剤系に依存するであろう。使用され得る系の例
は、酢酸又はトリフルオロ酢酸のごとき有機酸とプロパ
ノール又はアセトニトリルのごとき有機溶剤との組合わ
せである。
【0045】このようなRP−HPLCプール物から組換体I
L−2を製剤化する第1段階は、組換IL−2の水中へ
の溶解性を増強するSDS又はサルコシルのごとき洗剤
を含有する水性緩衝液中にプール物を再懸濁(稀釈)す
ることにより混合物を水性にすることである。この稀釈
の後、有機相を組換体IL−2含有水性相から除去し、
そして適当な緩衝液を用いる透析濾過(diafiltration)
により洗剤濃度を低下せしめる。SDSを使用する場
合、SDSを約 100〜250 、好ましくは約 200μg/mgI
L−2のレベルに低下せしめる。
【0046】透析濾過の後、IL−2濃度を約0.01〜2
mg/mlの範囲の濃度に調整し、そして水溶性担体を所望
のレベルに加える。この担体は典型的には、それが溶液
中に約1〜10重量%、好ましくは約5重量%で存在す
るように添加されるであろう。添加される担体の正確な
量は臨界的ではない。医薬錠剤の製造において使用され
る常用の固体増量剤を担体として使用することができ
る。これらの材料は水溶性であり、IL−2と反応せ
ず、そしてそれ自体安定である。
【0047】これらは好ましくは水に対して非−感受性
(すなわち、非吸湿性)である。添加され得る担体の例
はラクトース、マンニトール、及び他の還元糖例えばソ
ルビトール、小麦、トウモロコシ、米、及びバレイショ
に由来する澱粉及び澱粉加水分解物、ミクロクリスタリ
ンセルロース、並びにアルブミン、例えばヒト血清アル
ブミンである。マンニトールが好ましい。
【0048】担体は製剤に嵩を加え、単位投与量の溶液
が容器、例えば無菌バイアル中で凍結乾燥された場合に
凍結乾燥された残渣が肉眼により明瞭に識別できるよう
にする。これに関し、好ましい担体であるマンニトール
は、水に感受性でない美的に許容される(白色、結晶
性)残渣をもたらす。水に対するマンニトールの非感受
性は製剤の安定性を増強するであろう。
【0049】担体を添加した後、単位投与量(すなわ
ち、投与当たり0.01〜2mg、好ましくは 0.2〜0.3 mgの
IL−2をもたらす容量)の溶液を容器に分配し、此の
容器にスロット栓をかぶせ、そして常用な凍結乾燥条件
及び装置を用いて凍結乾燥する。
【0050】凍結乾燥された無菌生成物は(1) 組換IL
−2、(2) 担体(マンニトール)、(3) 洗剤(SD
S)、及び (4)混合物が再構成 (reconstitute) された
場合に生理的pHをもたらす少量の緩衝剤の混合物から成
る。組換IL−2は典型的には混合物の約 0.015重量%
〜3.85重量%を占め、さらに好ましくは混合物の約 0.4
%〜 0.6%を占めるであろう。この生成物の貯蔵試験
は、IL−2がこの形態中で2℃〜8℃において3箇月
より長期間安定であることを示す。
【0051】凍結乾燥された混合物は、常用の非経腸的
水性注射剤、例えば注射用水、リンゲル注射剤、グルコ
ース注射剤、グルコース及び塩注射剤等をバイアルに注
入することによって再構成することができる。過剰の発
泡を防止するため注射剤はバイアルの側壁に対して与え
られるべきである。バイアルに添加される注射剤の量は
典型的には1〜5ml、好ましくは1〜2mlの範囲であ
る。
【0052】再構成された製剤は、ヒト又は他の哺乳動
物に対して、それらにIL−2療法をもたらすために非
経腸投与するのに適当である。このような療法は種々の
免疫調節徴候、例えばT細胞変異誘発、細胞毒性T細胞
の誘導、ナチュラルキラー細胞活性の増大、IFN-γの誘
導、細胞性免疫の回復又は増強(例えば、免疫不全状態
の治療)、及び細胞性(cell mediafed) 抗腫瘍活性の増
大のために適当である。次の例はこの発明をさらに説明
する。この例は、いかなる態様においても発明を限定す
ることを意図しない。
【0053】
【実施例】 この例において使用する組換IL−2は des-ala IL-2
Ser125である。このIL−2のアミノ酸配列は、天然分
子の最初のアラニンを欠き、そして125位のシステイ
ンがセリンに変えられている点において天然ヒトIL−
2のアミノ酸配列と異なる。
【0054】このIL−2を生産するE.コリのサンプル
は、シタス・コーポレーションにより、アメリカン・タ
イプ・カルチュアー・コレクション、12301 パークラウ
ンドライブ、ロックビル、メリーランド、米国、に1983
年9月26日に受託番号No.39452として、そしてブタペス
ト条約の規定のもとに1984年3月6日に受託番号No.396
26として寄託されている。
【0055】60% 2−プロパノール、6%酢酸中32
9mgのRP−HPLC精製された酸化されたIL−2生成物
(蛋白質濃度 0.94mg/mlを、50mM酢酸ナトリウム、1
mMエチレンジアミン四酢酸(EDTA)、0.1 %ドデシ
ル硫酸ナトリウム(SDS)(pH5.5)中に10倍に稀釈し
た。
【0056】次にIL−2溶液を、10平方フィートの
中空繊維カートリッジ(名目分子量カットオフ10,000ダ
ルトン) を用いて600mlの容量に濃縮し、そして次
に、50mM酢酸ナトリウム、1mMEDTA、0.1 %SD
S (pH 5.5) に対して3容量透析濾過した。次に、この
材料を5μg SDS/mlを含有する10mMリン酸ナトリ
ウムに対して、残留SDSが131μg SDS/mg蛋白
質の値に達するまでさらに透析濾過した。約255mgの
IL−2が 0.6mg/mlの濃度で回収された(425ml)
【0057】222mgのみを、次のように行った製剤化
のために用いた:370mlのIL−2溶液 (222mg 、0.
6 mg/ml) を10mMリン酸ナトリウム (pH 7.5) 及び2
0%マンニトールにより稀釈して最終濃度を次のように
した:10mMリン酸ナトリウム (pH 7.5) 中 0.25mg/ml
IL−2及び5%マンニトール 次に、この溶液を 0.2ミクロンフィルターを通して無菌
濾過し、無菌バイアル(1.2ml 充填容量) に充填し、そ
して凍結乾燥した。
【0058】こうして製造された製剤はヒトにおいて臨
床的に使用され、そして連続静脈内注入として投与され
た場合2百万ユニット/m2までの投与において許容さ
れ、又は静脈内もしくは筋肉内ボルス(bolus) として投
与された場合百万ユニット/kgまで許容された。組換I
L−2の使用についての適当な指標には次のものが含ま
れる:
【0059】1) 後天的な、先天的な、又は化学的療
法、免疫療法もしくは照射により誘導された免疫不全状
態の療法: 2) ウイルス性、寄生性、癌性、真菌性、原生動物性、
又はミコバクテリウム性もしくはその他の感染性疾患の
療法における細胞性免疫応答の増強: 3) 感染性、癌性、リウマチ性又は自己免疫性疾患の治
療におけるエキソ−ビボ(ex vivo) での細胞の増強され
た応答の誘導: 4) リウマトイド又は他の炎症性関節炎症の治療:
【0060】5) 異状免疫応答の疾患、例えば多発性硬
化症、全身性紅斑性狼瘡、糸球体腎炎、又は肝炎の治
療: 6) 造血系腫瘍、又は造血組織の前癌性もしくは再生不
良性異状の抑制: 7) 天然に存在する、投与された天然の、化学的に合成
もしくは修飾された、又は組換操作によるワクチン、あ
るいは医療目的に投与される他の抗原に対する細胞性又
は液性応答の誘導におけるアジュバントとしての使用: 8) 神経伝達調節剤としてのもしくは精神活性剤として
の、医療目的のエンケファリンとしての、又は中枢神経
系機能の調節剤としての使用:
【0061】9) 上記の疾患状態の治療のための局所適
用において: 10) 細胞毒性化学療法又は直接療法もしくはアジュバン
ト環境における癌性もしくは前癌性疾患の治療における
照射もしくは手術と組合わせて: 11) 直接抗ウイルス性、抗真菌性、抗細菌性、もしくは
抗原性動物活性を有する薬剤と組合わせて、又は典型及
び非典型m.ツベルクロシスの薬剤治療と組合わせて:
【0062】12) 他の免疫調節剤、リンホカイン (例え
ばIL−1、IL−3、CSF-1、α−インターフェロ
ン、及びγ−インターフェロン)、天然のもしくは誘導
性の抗細胞性毒素、癌性、感染性、自己免疫性又はリウ
マチ性疾患の治療における悪性細胞の溶解又は静止を仲
介する分子と組合わせて: そして 13) 感染性疾患に対する予防。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の医薬組成物の製造工程の1例を
示す。
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C12R 1:19) 7804−4B

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 患者にIL−2療法をもたらすための医
    薬組成物であって、 (a) 非−IL−2蛋白質を実質上含有しない選択的に酸
    化されそして活性化された微生物的に生産された組換I
    L−2の医療的有効量、ここで、組換IL−2とは、5
    8位及び105位のシステインのジスルフィド結合を含
    む天然ヒトインターロイキン−2のアミノ酸配列と少な
    くとも実質的に同一なアミノ酸配列を有し、そして天然
    −ヒトインターロイキン−2と共通の生物学的活性を有
    する蛋白質をコードするヒトインターロイキン−2DN
    A配列又は該ヒト−インターロイキン−2DNA配列の
    変形物により形質転換された微生物により生産される非
    グリコシル化蛋白質を意味する: (b) 前記酸化された微生物的に生産されたIL−2の安
    定性に不都合な影響を与えない医薬として許容される水
    溶性担体:及び (c) 前記酸化された微生物的に生産されたIL−2の水
    溶性を確保するために十分な量の界面活性剤: 並びに (d) 前記 (a), (b) 及び (c)が溶解される医薬として許
    容される水性非経腸的注射剤: の無菌溶液であることを特徴とする組成物。
  2. 【請求項2】 前記組成物が0.01〜2mg/mlの組換IL
    −2を含有することを特徴とする請求項1に記載の組成
    物。
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