JPH0678139U - 倍力装置のコイルスプリング - Google Patents

倍力装置のコイルスプリング

Info

Publication number
JPH0678139U
JPH0678139U JP2532493U JP2532493U JPH0678139U JP H0678139 U JPH0678139 U JP H0678139U JP 2532493 U JP2532493 U JP 2532493U JP 2532493 U JP2532493 U JP 2532493U JP H0678139 U JPH0678139 U JP H0678139U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coil
coil spring
input shaft
booster
adjacent
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2532493U
Other languages
English (en)
Other versions
JP2600253Y2 (ja
Inventor
透 佐藤
憲英 佐々木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taga Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Taga Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Taga Manufacturing Co Ltd filed Critical Taga Manufacturing Co Ltd
Priority to JP1993025324U priority Critical patent/JP2600253Y2/ja
Publication of JPH0678139U publication Critical patent/JPH0678139U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2600253Y2 publication Critical patent/JP2600253Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Braking Systems And Boosters (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 倍力装置の作動時の応答性を向上させる。 【構成】 倍力装置は、入力軸11を非作動位置に復帰
させる第2コイルスプリング20を備えている。そし
て、第2コイルスプリング20を構成する1つのコイル
20bの外径を、それに隣接するコイル20cの内径よ
りも小さく設定している。これによって、コイル20b
とそのフロント側のコイル20aとの間には環状の空間
21が常に維持される。 【効果】 倍力装置の作動時に第2コイルスプリング2
0が急激に圧縮されたとしても上記空間21が維持され
ているので、該空間21を介して大気が支障なく流通す
ることができる。

Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本考案はブレーキ若しくはクラッチ倍力装置に関し、より詳しくは、バルブボ ディ内に設けられて入力軸を非作動位置に復帰させるコイルスプリングの改良に 関する。
【従来の技術】
従来、倍力装置として、内部に弁機構を収納するとともにリヤ側に圧力通路と なる筒状部を形成したバルブボディと、上記筒状部内に挿入されて上記弁機構に 連動する入力軸と、全体形状をテーパ状に形成されるとともに上記筒状部内に配 設されて、上記入力軸をリヤ側に向けて付勢して非作動位置に復帰させるコイル スプリングとを備え、上記コイルスプリングを構成する隣り合う各コイルの間隙 を介して圧力流体の流通を許容するように構成したものは周知である。 そして、上述した圧力通路はバルブボデイの筒状部の内周面と入力軸の外周面 との間隙から構成されるとともに、上記コイルスプリングは、そのフロント側の 端部を筒状部に当接させ、リヤ側の端部を入力軸の外周部に当接させるようにし ている。 したがって、従来では、コイルスプリングが必然的に圧力通路を横切って配設 されることになり、そのため、圧力通路を介して弁機構に供給される圧力流体は 、上記コイルスプリングを構成する各コイルの間を流通する様になっている。
【考案が解決しようとする課題】
しかるに、上述した従来の装置において、例えば、倍力装置が急作動された際 には、弁機構の大気弁が大きく開いて上記コイルスプリングの圧縮量も大きくな り、それに伴って、コイルスプリングを構成する各コイル間の間隙がきわめて小 さくなる。このような状態となると、圧力流体の流通が阻害されるようになり、 したがって、上記従来のものでは作動時の応答性が悪いという欠点があった。 しかも、コイルスプリングが圧縮された際に隣り合うコイルが接触することが あり、その場合にはコイルスプリングの内部応力が上昇して、コイルスプリング のバネ定数が変化するという欠点があった。
【課題を解決するための手段】 本考案はそのような事情に鑑み、内部に弁機構を収納するとともにリヤ側に圧 力通路となる筒状部を形成したバルブボディと、上記筒状部内に挿入されて上記 弁機構に連動する入力軸と、全体形状をテーパ状に形成されるとともに上記筒状 部内に配設されて、上記入力軸をリヤ側に向けて付勢して非作動位置に復帰させ るコイルスプリングとを備え、上記コイルスプリングを構成する隣り合う各コイ ルの間隙を介して圧力流体の流通を許容するように構成した倍力装置において、 上記コイルスプリングを構成する各コイルのうち少なくとも1つのコイルの外 径を、それに隣接する大径側のコイルの内径よりも小さく設定すると同時に、隣 接する小径側のコイルの外径と同一若しくはそれよりも小さく設定したものであ る。
【作用】
このような構成によれば、コイルスプリングが圧縮された際に、上述のように 構成した少なくとも1つのコイルとそれに隣接する大径側のコイルとの間には、 略環状の空間が維持されることになる。 そのため、例えば、倍力装置の急作動時に上記コイルスプリングが圧縮されて 隣り合うコイルの間隙が極端に減少したとしても、圧力流体は上記略環状の空間 を介して円滑に流通することができる。 したがって、上述した従来と比較すると、倍力装置の作動時の応答性を向上さ せることができる。
【実施例】
以下図示実施例について本考案を説明すると、図1はタンデムブレーキ倍力装 置の要部を示したものであり、シェル1内には概略筒状のバルブボデイ2を摺動 自在に設けてあり、このバルブボデイ2のリヤ側に形成した筒状部2aをシェル 1の開口1aを介して外部に突出させている。バルブボデイ2の外周部には2つ のパワーピストン3を設けてあり、各パワーピストン3の背面にダイアフラム4 を張設して、パワーピストン3の前後にそれぞれ定圧室Aと変圧室Bを形成して いる。 上記バルブボデイ2の筒状部2a内には従来公知の弁機構5を収納してあり、 この弁機構5によって定圧室A、変圧室Bおよび大気との間の流体回路を切り換 えることができるようにしている。 上記弁機構5は、バルブボデイ2内に摺動自在に嵌合した弁プランジャ6と、 この弁プランジャ6に形成した環状の第1弁座7と、この第1弁座7を囲んで上 記バルブボデイ2に形成した環状の第2弁座8と、さらに両弁座7、8に図1の 右方から第1コイルスプリング9の弾撥力によって着座する弁体10とを備えて いる。上記弁プランジャ6の右端部には、図示しないブレーキペダルに連動させ た入力軸11を連結してあり、上記弁機構5は入力軸11に連動して作動される ようになっている。 上記第2弁座8と弁体10との接触部よりも外周側の空間は、バルブボデイ2 に形成した軸方向の定圧通路15を介して定圧室Aに連通させてあり、この定圧 室Aと定圧通路15内には常時負圧が導入されている。他方、上記第2弁座8と 弁体10との接触部よりも内周側で、第1弁座7と弁体10との接触部よりも外 周側の空間は、バルブボデイ2に形成した半径方向の変圧通路16を介して変圧 室Bに連通させている。 そしてさらに、上記第1弁座7と弁体10との接触部よりも内周側の空間は、 バルブボデイ2の筒状部2aの内周面と入力軸11の外周面との間隙に形成した 圧力通路17と、該圧力通路17を覆って設けたフィルタ18とを介して大気に 連通させている。 上記弁体10は、そのフロント側の端部となる環状部分を上記弁座7、8に着 座させるようにしてあり、また肉厚にしたリヤ側の端部は、段付のリテーナ19 によって筒状部2aの内周面に固定するようにしている。なお、上記リテーナ1 9は実質的に筒状部2aの一部を構成するものである。そして、上記第1コイル スプリング9を入力軸11のフロント側の段部11aと上記弁体10との間に弾 装して、該弁体10を両弁座7,8に向けて付勢している。 また、上記リテーナ19と入力軸11に形成したリヤ側の段部11bとにわた っては、上記第1コイルスプリング9よりも大きな弾撥力を有する第2コイルス プリング20を弾装してあり、この第2コイルスプリング20の弾撥力によって 入力軸11をリヤ側にむけて付勢して図示非作動位置に保持している。 上述した構成は、基本的に従来公知のタンデムブレーキ倍力装置のものと変わ るところはない。 しかして、図2に示すように、本実施例の第2コイルスプリング20は、全体 としてテーパ状に形成されているが、一部のコイル20bの外径をそれに隣接す るコイルの外径よりも小さく設定している。 すなわち、リテーナ19に当接するフロント側端部のコイル20aよりも1つ リヤ側に位置するコイル20bの外径は、それに隣接するリヤ側のコイル20c の内径よりも小さく設定してあり、リヤ側端部に位置するコイル20dの外径と 実質的に同一寸法となっている。 このように構成することで、フロント側端部のコイル20aとそれに隣接する 上記コイル20bとの間には略環状の空間21が維持されるようになり、この空 間21を大気が流通する圧力通路17として構成することができる。そのため、 本実施例では、第2コイルスプリング20が極端に圧縮されたとしても、上記空 間21によって常に一定の圧力通路17を確保することができる。 なお、本実施例では、コイル20bの外径を、それに隣接する小径側(リヤ側 )のコイル20cの内径よりも小さく設定しているが、コイル20bの外径は、 それに隣接する大径側(フロント側端部)のコイル20aの内径よりも小さく設 定されていればよい。また、本実施例では、フロント側端部のコイル20aに隣 接するリヤ側のコイル20bを上述のように縮径させているが、このコイル20 bを縮径させる代わりに、そのほかのリヤ側のコイル20cあるいは20eを上 述した要領で縮径させても良い。 さらに、本実施例では、図1に示すように、弁体10を付勢する第1コイルス プリング9も上記第2コイルスプリングと同様に構成している。 上述した本実施例の構成によれば、例えば入力軸11が急激に前進されるブレ ーキ倍力装置の急作動時において、第2コイルスプリング20が急激に圧縮され て隣接するコイルの間隙が極端に減少したとしても、上記空間21が維持されて いるので、該空間21を介して大気が支障なく流通することができる。 これに対して、図3に示すように、上記第2コイルスプリング20として、コ イルの外径が順次一様に拡径される従来のコイルスプリングでは、該コイルスプ リングが圧縮されると、隣接する各コイルの間隙が減少して大気の流通が阻害さ れるようになり、ブレーキ倍力装置の作動時の応答性が悪くなっていたものであ る。 このような従来に比較すると、本実施例によればブレーキ倍力装置の作動時の 応答性を向上させることができる。
【考案の効果】
以上のように、本考案によれば、従来に比較して倍力装置の作動時の応答性を 向上させることができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例を示す断面図
【図2】図1に示す第2コイルスプリングの拡大断面図
【図3】従来のコイルスプリングを示す断面図
【符号の説明】
2…バルブボデイ 2a…筒状部
5…弁機構 11…入力軸 17…圧力通路 20…第
2コイルスプリング 20a、20b,20c,20d,20e…コイル
21…空間

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に弁機構を収納するとともにリヤ側
    に圧力通路となる筒状部を形成したバルブボディと、上
    記筒状部内に挿入されて上記弁機構に連動する入力軸
    と、全体形状をテーパ状に形成されるとともに上記筒状
    部内に配設されて、上記入力軸をリヤ側に向けて付勢し
    て非作動位置に復帰させるコイルスプリングとを備え、
    上記コイルスプリングを構成する隣り合う各コイルの間
    隙を介して圧力流体の流通を許容するように構成した倍
    力装置において、 上記コイルスプリングを構成する各コイルのうち少なく
    とも1つのコイルの外径を、それに隣接する大径側のコ
    イルの内径よりも小さく設定すると同時に、隣接する小
    径側のコイルの外径と同一若しくはそれよりも小さく設
    定したことを特徴とする倍力装置のコイルスプリング。
JP1993025324U 1993-04-16 1993-04-16 倍力装置のコイルスプリング Expired - Fee Related JP2600253Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993025324U JP2600253Y2 (ja) 1993-04-16 1993-04-16 倍力装置のコイルスプリング

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993025324U JP2600253Y2 (ja) 1993-04-16 1993-04-16 倍力装置のコイルスプリング

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0678139U true JPH0678139U (ja) 1994-11-01
JP2600253Y2 JP2600253Y2 (ja) 1999-10-04

Family

ID=12162796

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1993025324U Expired - Fee Related JP2600253Y2 (ja) 1993-04-16 1993-04-16 倍力装置のコイルスプリング

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2600253Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2600253Y2 (ja) 1999-10-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2450249B1 (en) Valve return spring with filter support for a pneumatic brake booster assembly
JP2003089353A (ja) 倍力装置
JPH0678139U (ja) 倍力装置のコイルスプリング
JPH11217072A (ja) ブレーキ倍力装置
JP3509276B2 (ja) 倍力装置の弁機構
JPH061231A (ja) 倍力装置
US4494443A (en) Reaction force apparatus for a vacuum booster
JP3350684B2 (ja) 倍力装置
JP3107886B2 (ja) 気圧式倍力装置
JP3070672B2 (ja) ブレーキ倍力装置
JP4539854B2 (ja) 負圧式倍力装置
JPH10129458A (ja) 車両用ブレーキブースタ
JP3509298B2 (ja) 倍力装置の弁機構
JP3661714B2 (ja) 自動ブレーキ倍力装置
JP2545930B2 (ja) ブレーキ倍力装置
JP4419751B2 (ja) 負圧式倍力装置
JPH0986397A (ja) 気圧式倍力装置
JPH1059164A (ja) 倍力装置
JPH0885445A (ja) 倍力装置
JPH068955Y2 (ja) ブレーキ液圧制御弁
JPH03271050A (ja) 気圧式倍力装置
JP3358642B2 (ja) 倍力装置
JPS6023235Y2 (ja) 負圧式倍力装置
JPH11348763A (ja) ブレーキ倍力装置
JPS5826667A (ja) 負圧式倍力装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19990707

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees