JPH0678121B2 - 塵芥収集車における汚水回収装置 - Google Patents

塵芥収集車における汚水回収装置

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JPH0678121B2
JPH0678121B2 JP2264213A JP26421390A JPH0678121B2 JP H0678121 B2 JPH0678121 B2 JP H0678121B2 JP 2264213 A JP2264213 A JP 2264213A JP 26421390 A JP26421390 A JP 26421390A JP H0678121 B2 JPH0678121 B2 JP H0678121B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、塵芥収集車における塵芥収容箱の汚水を汚
水タンクに回収する装置に関し、特に、回収管の目詰り
を防止した構造に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、塵芥収集車として、塵芥収容箱の後端開口部に、
上端を回転自在に支持したテールゲートを設け、このテ
ールゲートの内部に塵芥積込み装置を設けたものがあ
る。
この種の塵芥収集車においては、塵芥収容箱とテールゲ
ートの間から汚水が漏出するのを防止するために、第7
図及び第8図に示すように、塵芥収容箱1の後端開口部
の下端とテールゲート3の前面壁との当接部分の下方に
汚水受け7を設けると共に、テールゲート3の下部に汚
水タンク9を設け、この汚水受け7と汚水タンク9を回
収管20で連結して、上記当接部分から漏した汚水を汚水
タンク9に回収する構造がとられている。
このような回収装置においては、汚水タンクが満杯の状
態で走行中に急ブレーキをかけた場合や急カーブを曲が
った場合、その反動で汚水タンク9内の汚水が回収管を
逆流することがあり、この逆流による汚水の外部への溢
出を防止するため、従来の構造では、回収管20を、逆流
する汚水を反転させて汚水タンク9に戻すU字形の戻し
管21と、この戻し管21と汚水受け7を連結する連結管22
とを組み合わせて構成している。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記のように屈曲する戻し管21や連結管
22を用いた構造では、汚水に含まれる汚れや塵埃等が各
管の屈曲部に残留しやすく、特に、きつく折れ曲がる連
結管22の内部や戻し管21との連結部には、汚水受け7か
ら流れてくる汚れ等が滞留してこびりつき、通路の目詰
りが生じやすいという欠点があった。
このため、回収管20を定期的に清掃する必要があるが、
戻し管や連結管は大きく屈曲した形状であり、しかも密
閉状態でテールゲートに一体に固定されているため、内
部に清掃棒等を挿通させて清掃することができず、清掃
作業には著しい手間がかかる問題があった。
そこで、この発明は、上記の問題を解決し、汚水タンク
からの汚水の逆流を防止すると共に、管内部の目詰りを
防止することができる汚水回収装置を提供することを目
的としている。
〔課題を解決するための手段〕
上記の課題を解決するため、この発明は、回収管を、汚
水タンクの上方に配置されて一端が汚水タンクに連通し
他端がテールゲートの外部に突出する直線状の主管と、
この主管の他端から分岐しその分岐位置から上向きに傾
斜して汚水受けに連通する直線状の分岐管とから構成
し、上記主管を汚水タンクの左右方向中央の位置に配置
し、その主管の一端を汚水タンクの前後方向中央位置か
ら後端側へ寄った位置まで延長させ、この延長した端部
を後方に向かって開口させたのである。
また、この発明の第2の手段は、上記の構造において、
主管の他端を、分岐管の分岐位置より外側に突出させ、
その突出した端部に、主管の内部を外部に開放する開口
と、その開口を開閉する着脱自在のキャップとを設けた
構造を採用したのである。
〔作用〕
上記の構造においては、汚水タンクから汚水が逆流する
と、主管と分岐管の管内抵抗と分岐管の上下の高低差に
より汚水の汚れが押し留められ、汚水受けへの溢出が防
止される。
また、回収管を直線状の主管と分岐管から組み合せたの
で、汚水中の汚れ等に管内に滞留しにくく、目詰りが防
止される。
さらに、主管を汚水タンクの左右方向中央に配置したこ
とにより、車両走行時の曲がり角などで汚水タンクの汚
水が左右に片寄った場合、汚水と主管とが離れた位置に
あるため、汚水の回収管への侵入が抑えられる。また、
主管の端部が、汚水タンクの後端側に寄った位置で後方
に開放することにより、車両の起動や停止時に汚水タン
クの汚水が前後方向に移動しても汚水が主管の開口に入
り込みにくく、逆流が防止できる。
また、主管にその内部を開閉するキャップを取付けてお
くと、そのキャップを外すことにより、直線状の管内部
が開放されるため、目詰りを簡単に取除くことができ
る。
〔実施例〕
以下、添付の第1図乃至第6図を用いて、この発明の実
施例を説明する。
塵芥収容箱1は、図示を省略したが走行車輌の車体上に
ダンプ可能に取付けられており、その後部開口部2に、
上端を塵芥収容箱1に回動可能に支持されたテールゲー
ト3が設けられている。
このテールゲート3は、シリンダ装置等により回動自在
となり、その内部には、ゴミ投入口4から投入されたゴ
ミを塵芥収容箱1に押し込むための塵芥積込み装置5が
設けられている。
上記塵芥収容箱1の後端開口部2の下端とテールゲート
3の前面壁との当節部分には、パッキン6が取付けら
れ、このパッキン6の下方に汚水受け7が設けられてい
る。この汚水受け7は、テールゲート3の底板8の前側
部分に受付けられており、塵芥収容箱1の左右方向全幅
にわたって樋状に形成されている。
また、テールゲート3の底板8の上部には、汚水タンク
9が設けられており、この汚水タンク9と上記汚水受け
7とは、回収管10によって連結されている。なお、汚水
タンクは、テールゲートの底板8の下部に設けることも
できる。
上記回収管10は、第2図乃至第4図に示すように、汚水
タンク9の上部に配置され、一端が汚水タンク9の内部
に連通すると共に他端がテールゲート3の外部に突出す
る直線状の主管11と、その主管11の他端から左右に分岐
し、その分岐位置から上向きに傾斜して汚水受け7の左
右の両端部に連通する直線状の2本の分岐管12、12とか
ら構成されている。
また、上記主管11は、第2図乃至第4図に示すように、
汚水タンク9の左右方向の中央の位置に配置されてお
り、その主管11の一端11aは、汚水タンク9の前後方向
中央の位置から後端側に寄った位置まで延長され、その
延長した端部に、後方に向かって開口する排出口14が設
けられている。
また、第4図及び第5図に示すように、主管11の外部に
突出した端部と、各分岐管12、12の分岐位置に対向する
端部には、それぞれねじ込み式のキャップ13が着脱自在
に取付けられており、そのキャップ13を着脱することに
より、各管11、12の内部を外部に開閉できるようになっ
ている。
上記のような構造で成る実施例の塵芥収集車において
は、汚水受け7で受けられた汚水は、分岐管12、12と主
管11を通って汚水タンク9に回収される。
塵芥収集車の走行中、曲がり角やカーブなどで汚水タン
ク9の汚水が左右方向に片寄った場合、主管11の排水口
14が汚水タンク9の中央位置にあるため、汚水の主管11
への侵入が抑えられる。また、塵芥収集車の停止時など
で汚水タンク9の汚水が前方へ片寄った場合には、主管
11の排水口14が汚水タンク9の後端側に片寄った位置で
開口しているため、主管11に対する汚水の侵入が防がれ
る。逆に、塵芥収集車の起動時や加速時などで汚水タン
ク9の汚水が後方へ移動しても、主管11の排出口14が後
方に向かって開口しているため、主管11の汚水の逆流が
抑えられる。
一方、汚水タンク9から汚水が逆流すると、その汚水
は、分岐管12、12で2方向に分散されると共に、主管11
と分岐管12内部の管内抵抗と分岐管12、12のもつ高低差
により流動エネルギーが失なわれ、逆流の動きが止めら
れる。
このように、2本の分岐管12、12で汚水の流れを分散さ
せ、かつ分岐管や主管の長さを大きくして管内抵抗を大
きくすることにより、逆流を止める抵抗を大きくでき、
汚水の汚水受け7への溢出を防止することができる。
また、上記の構造では、回収管10が直線状の主管11と分
岐管12、12とで構成されているので、汚水に含まれる汚
れや塵埃などが管内部に残留しにくく、目詰りが生じに
くい。
また、管内部や分岐位置が目詰りした場合には、キャッ
プ13を取外すことにより、主管11や分岐管12、12の内部
が開放されるため、その各管の内部に掃除棒等を挿入さ
せることにより、簡単に目詰りした汚れ等を取除くこと
ができる。
〔発明の効果〕
以上のように、この発明は、回収管を直線状の管を組み
合わせて構成し、かつ管に高低差を設けて汚水の逆流を
有効に押し留めるようにしたので、走行中における汚水
タンクからの汚水の溢出を防止できると共に、汚水の汚
れ等による目詰りの発生を防止できるという効果があ
る。
また、主管の汚水タンクに対する配置位置や開口の向き
を特定することにより、塵芥収集車の走行中に汚水タン
クの汚水が左右方向及び前後方向に片寄った場合でも、
主管に対する汚水の侵入を有効に防止でき、回収管への
汚水の逆流を抑えることができる。
一方、この発明の第2の手段を採用すると、主管からキ
ャップを取外すことにより主管の内部や分岐位置を外部
に開放できるため、残留した汚れや塵埃等を簡単に取除
くことができ、管の目詰りを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の実施例を示す正面図、第2図はその
要部を示す断面図、第3図は同上の回収装置の取付部分
を示す側面図、第4図は同じく取付部分を示す縦断平面
図、第5図及び第6図はそれぞれキャップの取付部分を
示す断面図、第7図は従来例を示す正面図、第8図はそ
の側面図である。 1……塵芥収容箱、2……後端開口部、 3……テールゲート、5……塵芥積込み装置、 7……汚水受け、9……汚水タンク、 10……回収管、11……主管、 12……分岐管、13……キャップ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】塵芥収容箱の後端開口部に、上端を回動自
    在に支持したテールゲートを設け、上記後端開口部の下
    端とテールゲートとの当接部分の下方に汚水受けを設け
    ると共に、テールゲートの下部に汚水タンクを設け、こ
    の汚水受けと汚水タンクとを回収管によって連結した塵
    芥収集車における汚水回収装置において、上記回収管
    を、汚水タンクの上方に配置されて一端が汚水タンクに
    連通し他端がテールゲートの外部に突出する直線状の主
    管と、この主管の他端から分岐しその分岐位置から上向
    きに傾斜して汚水受けに連通する直線状の分岐管とから
    構成し、上記主管を汚水タンクの左右方向中央の位置に
    配置し、その主管の一端を汚水タンクの前後方向中央位
    置から後端側へ寄った位置まで延長させ、この延長した
    端部を後方に向かって開口させたことを特徴とする塵芥
    収集車における汚水回収装置。
  2. 【請求項2】上記主管の他端を、分岐管の分岐位置より
    外側に突出させ、その突出した端部に、主管の内部を外
    部に開放する開口と、その開口を開閉する着脱自在のキ
    ャップとを設けたことを特徴とする請求項(1)に記載
    の塵芥収集車における汚水回収装置。
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