JPH08239010A - 自動車盗難防止装置およびロック装置 - Google Patents

自動車盗難防止装置およびロック装置

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JPH08239010A
JPH08239010A JP7226195A JP7226195A JPH08239010A JP H08239010 A JPH08239010 A JP H08239010A JP 7226195 A JP7226195 A JP 7226195A JP 7226195 A JP7226195 A JP 7226195A JP H08239010 A JPH08239010 A JP H08239010A
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JP
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engine
signal
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transmitter
key
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JP7226195A
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Teruo Masuno
煕夫 舛野
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NICHIOU SHOJI KK
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NICHIOU SHOJI KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動車から離れるときにエンジンキーを抜く
ことを忘れた場合、または、エンジン回転中に運転席か
ら運転者を強引に引っ張り出した場合に、その自動車の
盗難を防止することができる自動車の盗難防止装置を提
供することを目的とするものである。 【構成】 エンジンの動作中に、所定の発信器から所定
信号を所定時間継続して受信できないと、エンジンを停
止させる制御手段を有するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車盗難防止装置お
よびロック装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の自動車において、エンジンを始動
させる場合、エンジンキーを鍵穴に挿入し、スタータ位
置に回すと、セルモータが回転し、エンジンが始動す
る。
【0003】したがって、エンジンキーを紛失しなけれ
ば、その自動車を盗まれることがない。また、エンジン
キーを鍵穴に挿入しない限り、ハンドルロック装置が動
作し、エンジンキーを抜いたときのハンドル位置が固定
される。このために、エンジンキーがなければ、エンジ
ンが始動しないばかりか、ハンドルがロックされるの
で、任意の方向に自動車を移動することができない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来例に
おいて、自動車から離れるときにエンジンキーを抜くこ
とを忘れた場合には、第三者がその自動車を無断で運転
することができ、この場合には、自動車の盗難を防止す
ることができないという問題がある。また、エンジン回
転中に第三者が、自動車の持ち主等の正規の運転者を運
転席から強引に引っ張り出した場合には、エンジン回転
中であることからその自動車を第三者が運転でき、自動
車の盗難を防止することができないという問題がある。
【0005】本発明は、自動車から離れるときにエンジ
ンキーを抜くことを忘れた場合、または、エンジン回転
中に運転席から運転者を強引に引っ張り出した場合に、
その自動車の盗難を防止することができる自動車の盗難
防止装置を提供することを目的とするものである。
【0006】また、本発明は、より確実に盗難を防止す
ることができる住宅等のロック装置を提供することを目
的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、エンジンの動
作中に、所定の発信器から所定信号を所定時間継続して
受信できないと、エンジンを停止させるか、またはアク
セルペダルをロックする等によってアイドリング状態に
維持する制御手段を有するものである。
【0008】
【作用】本発明は、エンジンの動作中に、所定の発信器
から所定信号を所定時間継続して受信できないと、エン
ジンを停止させるか、またはアクセルペダルをロックす
る等によってアイドリング状態に維持するので、自動車
から離れるときにエンジンキーを抜くことを忘れた場
合、または、エンジン回転中に運転席から運転者を強引
に引っ張り出した場合に、その自動車の盗難を防止する
ことができる。
【0009】
【実施例】図1は、本発明の一実施例である自動車盗難
防止装置1を示す図である。
【0010】自動車盗難防止装置1は、発信器10から
の信号を受信する受信回路20と、所定のコードを登録
するメモリ30と、受信回路20が受信したコードとメ
モリ30に登録されているコードとを照合し、両コード
が一致したときに一致信号を出力する照合回路40と、
エンジンキーがスタータ位置にあることを検出し、この
検出があったときに検出信号を出力するエンジンキーの
スタータ位置検出回路50と、一致信号と検出信号とが
出力されているときにスタータ70を駆動する駆動信号
を出力するANDゲート60とを有する。
【0011】なお、受信回路20とメモリ30と照合回
路40と検出回路50とANDゲート60とは、エンジ
ンキーがスタータ位置に回されているときに、所定の発
信器から所定信号を受信すると、エンジンのスタータを
始動させる制御手段の例である。
【0012】次に、上記実施例の動作について説明す
る。
【0013】まず、メモリ30には、発信器10が送信
する信号の内容と同じコードが予め記憶されており、自
動車の運転者はその自動車を運転するときに、発信器1
0を常に携帯している。
【0014】そして、自動車の運転を開始するときに
は、自動車のハンドル近傍等の所定位置に設けられてい
る鍵穴に、エンジンキーを挿入し、スタータ位置に回
す。このときに、その運転者が携帯する発信器10から
電波が送出され、この電波を受信回路20が受信し、受
信した電波に含まれているコードを出力する。受信回路
20が出力したコードとメモリ30に登録されているコ
ードとを照合回路40が照合し、両コードが一致したと
きに、照合回路40が一致信号を出力する。
【0015】この一致信号と検出回路50が出力する検
出信号とをANDゲート60が受け、スタータ70を駆
動する駆動信号をANDゲート60が出力し、スタータ
70が回転し、エンジンが始動する。なお、エンジンキ
ーが回されたときに盗難防止装置1に電源が供給され、
その後、上記動作が開始されるものであるとしてもよ
い。
【0016】ところで、エンジンキーがスタータ位置に
存在すると、従来の自動車は必ずエンジンが始動される
が、上記実施例においては、それだけでは足らず、メモ
リ30に登録されているコードと同じコードを出力する
発信器10の存在が必要である。したがって、不適正な
運転者(その自動車の持ち主等以外の者)が鍵穴にエン
ジンキーを挿入しても、エンジンが始動しないので、自
動車の盗難防止に寄与することができる。
【0017】上記実施例においては、発信器10が1台
のみ設けられているが、互いに異なる電波を送出する発
信器10を複数台設け、これら複数台の発信器10から
各電波等を全て受信したときに、照合回路40が一致信
号を出力するようにしてもよい。このようにすれば、複
数台の発信器を複数人に所持させ、これら複数人が全て
揃ったときに、初めて自動車を発進することができるの
で、盗難についての安全性がより高くなる。
【0018】図2は、本発明の他の実施例である自動車
盗難防止装置2を示す図である。
【0019】自動車盗難防止装置2は、発信器10から
の信号を受信する受信回路20と、所定のコードを登録
するメモリ30と、受信回路20が受信したコードとメ
モリ30に登録されているコードとを照合し、両コード
が一致したときに一致信号を出力する照合回路40と、
照合回路40から一致信号を受けたときから所定時間一
致信号を継続的に出力するタイマ41と、エンジンキー
がイグニッション位置にあることを検出し、この検出が
あったときに検出信号を出力するエンジンキーのイグニ
ッション位置検出回路51と、タイマの出力信号と検出
信号とが出力されているときにイグニッション71を駆
動する駆動信号を出力するANDゲート61とを有す
る。
【0020】なお、受信回路20とメモリ30と照合回
路40とタイマ41と検出回路51とANDゲート61
とは、エンジンの動作中に、所定の発信器から所定信号
を所定時間継続して受信できないと、エンジンを停止さ
せる制御手段の例である。
【0021】次に、自動車盗難防止装置2の動作につい
て説明する。
【0022】自動車のエンジンが回転中に、運転者等が
発信器10を携帯していると、その発信器10から所定
の電波が送出され、この電波を受信回路20が受信し、
受信した電波に含まれているコードを出力する。受信回
路20が出力したコードとメモリ30に登録されている
コードとを照合回路40が照合し、両コードが一致した
ときに、照合回路40が一致信号を出力する。そして、
タイマ41は、照合回路40が一致信号を出力している
限り、一致信号を継続的に出力し、また、照合回路40
が一致信号を出力しなくなっても、その照合回路40が
一致信号を出力しなくなってから所定時間(たとえば数
分間)だけ、タイマ41が一致信号を出力する。このタ
イマ41が出力する一致信号と検出回路51が出力する
検出信号とをANDゲート61が受け、イグニッション
71を駆動する信号をANDゲート61が出力し、イグ
ニッション71が駆動され続け、エンジンが回転を継続
する。
【0023】そして、照合回路40が一致信号を出力し
なくなってから、たとえば数分間だけ、タイマ41が一
致信号を出力し、その数分間が経過すると、タイマ41
が一致信号を出力しなくなるので、このときに、AND
ゲート61が駆動信号の出力を停止し、エンジンが停止
する。
【0024】ところで、従来の自動車では、エンジンキ
ーがイグニッション位置に存在する限り、エンジンの回
転が必ず続行されるが、上記実施例においては、それだ
けでは足らず、エンジンキーがイグニッション位置に存
在していることと、発信器10から所定の信号を受信し
ていることとが必要であり、これら両条件が具備されて
いる場合に、エンジンの回転が続行される。ただし、自
動車盗難防止装置2においては、エンジン回転の途中
で、発信器10からの信号を受信できなくなった(発信
器10からの信号が途絶えた)としても、直ちにエンジ
ンの回転が停止するのではなく、タイマ41で設定され
た時間(たとえば数分間)が経過した後にエンジンの回
転が停止される。
【0025】したがって、自動車盗難防止装置2におい
ては、エンジン回転中に、その自動車の持ち主以外の者
等、その自動車を運転することができない者が、今まで
自動車を運転していた者(適正な運転者)を運転席から
強引に引きづり出し、その自動車を奪って逃走しようと
した場合、その適正な運転者を運転席から強引に引きづ
り出したときから、所定時間後に、エンジンが停止する
ので、その後はその自動車を使用する逃走ができなくな
り、その後における自動車の盗難を阻止できる。また、
自動車盗難防止装置2においては、適正な運転者が強引
に運転席から出されたときに直ちにエンジン停止をする
のではないために、第三者が一応逃走し、その逃走の途
中でエンジンが停止したときには適正な運転者がその場
には通常居合わせないので、その適正な運転者に危険が
及ぶことが少ない。
【0026】自動車盗難防止装置2においては、発信器
10が1台のみ設けられているが、互いに異なる電波を
送出する発信器10を複数台設け、これら複数台の発信
器10から各電波等を全て受信したときに、照合回路4
0が一致信号を出力するようにしてもよい。このように
すれば、複数台の発信器を携帯する複数人のうちの1人
でも欠ければ、エンジンが停止するので、盗難について
の安全性がより高くなる。
【0027】なお、自動車盗難防止装置2は、エンジン
始動時に、発信器10から所定の信号を受け、しかも、
エンジンキーがスタータ位置にあることを条件に、エン
ジンが始動するものであるが、このようにする代りに、
エンジン始動時に、発信器10から所定の信号を受けて
いなくても、エンジンキーがスタータ位置にあればエン
ジン始動するようにしてもよい。
【0028】また、自動車盗難防止装置2において、エ
ンジンの動作中に、発信器10から所定信号を所定時間
継続して受信できないと、エンジンを停止させる制御手
段として、電源ラインをアースに落し、ヒューズを溶断
させるような手段を使用してもよく、また、燃料供給系
統制御や点火機器の電源を切るような手段を使用しても
よい。
【0029】なお、自動車盗難防止装置2において、発
信器10からの信号が途絶えたときから所定時間後にエ
ンジンが停止するようにする代りに、発信器10からの
信号が途絶えた後であって自動車が発進してから所定時
間後に、エンジンが停止するようにしてもよい。このよ
うにすれば、適正な運転者が強引に運転席から出されて
から自動車が発進せずに所定時間経過しても、エンジン
が停止することはなく、所定時間として、たとえば10
秒とか20秒とかの短時間に設定すれば、自動車の盗難
現場から遠くない場所にその自動車が乗り捨てられるで
あろうから、その自動車の発見が容易になる。
【0030】また、上記実施例では、エンジンの動作中
に、発信器10から所定信号を所定時間継続して受信で
きないと、エンジンを停止させる制御手段が設けられて
いるが、この制御手段の代りに、エンジンの動作中に、
発信器10から所定信号を所定時間継続して受信できな
いと、アクセルペダルをロックしたり、シフトレバーを
パーキング、ニュートラルに変化させる等によって、エ
ンジン回転をアイドリング状態に維持する制御手段を使
用するようにしてもよい。
【0031】図3は、本発明の別の実施例である自動車
盗難防止装置3を示す図である。
【0032】自動車盗難防止装置3は、発信器10から
の信号を受信する受信回路20と、所定のコードを登録
するメモリ30と、入力端子31と、受信回路20が受
信したコードとメモリ30に登録されているコードとを
照合し、両コードが一致したときに一致信号を出力する
コード照合手段80と、コード照合手段80から一致信
号を受けたときから所定時間一致信号を継続的に出力す
るタイマ41と、制御回路81と、警報ランプ82と、
ブザー83とを有する。
【0033】なお、入力端子31は、コード設定器90
を使用してコードを新たに設定するときに、コード設定
器90の出力端子93と接続する端子であるが、簡易型
として、複数のコードをメモリ30に予め登録し、これ
ら登録されているコードの中から切り換えスイッチによ
って所望のコードを指定し、使用するようにしてもよ
い。また、発信器10の発振周波数に応じて受信周波数
を切り換えるようにしてもよい。さらに、メモリ30に
パスワードデータを記憶させ、このパスワードデータと
同じパスワードデータを、入力端子31を介してコード
設定器90から受信したときにのみ、コードを新たに設
定できるようにしてもよい。
【0034】また、制御回路81は、エンジンキーがイ
グニッション位置にあることを検出し、しかもタイマ4
1による時間カウントが終了したときに(発信器10か
らの信号が途絶えてからタイマ時間を経過したとき
に)、警報器72を動作させ、エンジン73を停止さ
せ、ハザードランプ74を点滅させ、警報ランプ82を
動作させ、ブザー83を鳴動させる回路である。
【0035】発信器10は、メモリ等のコード保持手段
11と、発信回路12と、送信アンテナ13と、入力端
子15とを有する。入力端子15は、パスワード入力装
置14と、コード設定器90を使用してコードを新たに
設定するときに、コード設定器90の出力端子93と接
続する入力端子である。また、発信回路12において複
数の発振周波数で発振することが可能であるようにし、
これら複数の発振周波数の中から切り換えスイッチによ
って所望の複数の発振周波数を指定し、使用するように
してもよい。
【0036】つまり、発信器10、盗難防止装置1、
2、3に複数のコードを予め登録し、これら登録された
複数のコードから1つのコードを切り換えスイッチによ
って指定し、この指定されたコードを使用するようにし
てもよく、これと同様に、発信器10が発信する信号の
周波数、盗難防止装置1、2、3の受信回路20が受信
する信号の周波数を、予め複数登録し、これら登録され
た複数の周波数から1つの周波数を切り換えスイッチに
よって指定し、この指定された周波数を使用するように
してもよい。
【0037】コード設定器90は、コードを入力する入
力部91と、表示部92と、出力端子93とを有する。
また、このコード設定器90に所定のパスワードが入力
されたときにのみ、自動車用盗難防止装置3における設
定条件を変更することができるようにしてもよい。
【0038】なお、自動車盗難防止装置2、3におい
て、エンジンを停止させる前に、エンジンが停止される
旨を警告する音声の出力、または文字等の表示を行うこ
とが好ましい。つまり、エンジンを停止させる前に、エ
ンジンが停止される旨を警告する警告手段を設けること
が好ましい。たとえば、音声で、「この自動車はあと1
分後に強制的に停止します。自動車を左側に寄せて下さ
い。」等と警告するか、ブザーを鳴らしながら、表示装
置に「強制的に停止します。左側に寄せて下さい。」等
を表示する。
【0039】このようにエンジンが停止される旨を警告
するのは、自動車の走行中に、運転者が知らずにエンジ
ン停止した場合における後続車への支障を配慮したもの
である。
【0040】また、自動車用盗難防止装置2、3に所定
の解除スイッチを予め設け、上記警告後、その解除スイ
ッチを動作すると、エンジンを停止させる命令が解除さ
れるようにしてもよい。これは、適正な運転者が発信器
10の携帯を万一、忘れた場合に備えるものである。
【0041】図4は、本発明のさらに別の実施例である
ドアロック装置4の図である。
【0042】ドアロック装置4は、発信器10からの信
号を受信する受信回路20と、所定のコードを登録する
メモリ30と、受信回路20が受信したコードとメモリ
30に登録されているコードとを照合し、両コードが一
致したときに一致信号を出力する照合回路40と、鍵穴
に挿入されたキーが適正なキーであることを検出する適
正キー検出回路52と、一致信号と検出信号とが出力さ
れているときに施錠装置75を解錠する解錠信号を出力
するANDゲート60とを有する。
【0043】なお、受信回路20とメモリ30と照合回
路40と検出回路52とANDゲート60とは、所定の
発信器から所定信号を受信したときに、所定キーによっ
て施錠装置を解錠可能な制御手段の例である。
【0044】次に、ドアロック装置4の動作について説
明する。
【0045】まず、メモリ30には、発信器10が送信
する信号の内容と同じコードが記憶されており、住宅の
住人は、ドアの施錠装置75を解錠するときに、その適
正キーとともに発信器10を携帯している。
【0046】ここで、ドアの施錠装置75を解錠すると
きには、ドアに設けられている鍵穴に、適正キーを挿入
し、回す。このときに、その住人が携帯する発信器10
から電波が送出され、この電波を受信回路20が受信
し、受信した電波に含まれているコードを出力する。受
信回路20が出力したコードとメモリ30に登録されて
いるコードとを照合回路40が照合し、両コードが一致
したときに、照合回路40が一致信号を出力し、この一
致信号と検出回路52が出力する検出信号とをANDゲ
ート60が受け、施錠装置75を解錠する信号をAND
ゲート60が出力し、施錠装置75が解錠される。
【0047】このドアロック装置4が使用されるドアに
は、通常と同じ鍵穴が設けられ、外観的には、その鍵穴
に金属棒等を挿入し、こじあけようとすれば、こじ開け
られるように思われるが、ドアロック装置4において、
鍵穴は施錠装置75と連動しているのではなく、単に挿
入されたキーが適正なものであるか否かを検出するため
に鍵穴が存在し、施錠装置75は鍵穴とは別の位置に設
置され、鍵穴に設けられている機械的な部分が施錠装置
75と機械的に連動しているのではないので、鍵穴に金
属棒等を挿入してもそのドアをこじあけることはでき
ず、安全性が高いといえる。
【0048】また、ドアロック装置4においても、互い
に異なる電波を送出する発信器10を複数台設け、これ
ら複数台の発信器10から各電波等を全て受信したとき
に、照合回路40が一致信号を出力するようにしてもよ
い。
【0049】さらに、ドアロック装置4を、窓等のドア
以外の住宅用のロック装置に適用してもよく、また、倉
庫、金庫、机の引き出し、OA機器、エレベータ、動力
管理設備、水門、車両のハンドル、シフトレバー、ドア
のうちの少なくとも1つにドアロック装置4を適用する
ようにしてもよい。
【0050】なお、上記各実施例においては、発信器1
0が電波を送出し、この電波に所定コードが含まれてい
るとして説明したが、発信器10は電波を送出する代り
に、超音波、赤外線等の他の媒体を送出し、この媒体に
所定コードが含まれているようにしてもよい。
【0051】また、上記各実施例においては、発信器1
0が所定のコードを送出するものであるが、このコード
の代りに、所定の周波数の信号、所定の幅のパルス等、
その信号形式自体に特徴がある信号を送出するようにし
てもよい。この場合、照合回路で信号形式の特徴を照合
すればよい。
【0052】すなわち、所定の周波数としてたとえば
1.5MHzを使用した場合、発信器10が1.5MH
zの信号を送出すれば、自動車盗難防止装置1がスター
タ70を駆動し、発信器10が1.5MHzの信号を送
出しなくなってから所定時間後に自動車盗難防止装置2
がイグニッション71を停止し、また、発信器10が
1.5MHzの信号を送出すれば、所定キーによってド
アロック装置4が施錠装置75を解錠可能にする。この
ように、信号形式自体に特徴がある信号を発信器10が
送出しさえすれば、所望の動作を実行する。
【0053】さらに、たとえば午前0時から午前7時ま
では、上記所定条件を満たしていても、タイマ41が一
致信号を出力しないというような時間限定の運転停止機
能をタイマ41に持たせるようにしてもよい。また、メ
モリ30は不揮発性メモリであることが好ましく、EE
PROM、専用電池等のバックアップ電源を有するRA
M等が好ましい。
【0054】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、不適正
な運転者がエンジンキーを鍵穴に挿入しても、エンジン
を始動させることができないという効果を奏する。
【0055】請求項2〜4に記載の発明によれば、自動
車から離れるときにエンジンキーを抜くことを忘れた場
合、または、エンジン回転中に運転席から運転者を強引
に引っ張り出した場合に、その自動車の盗難を阻止する
ことができるという効果を奏する。
【0056】また、請求項5、6記載の発明によれば、
住宅等について、より確実に盗難防止することができる
という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である自動車盗難防止装置1
を示す図である。
【図2】本発明の他の実施例である自動車盗難防止装置
2を示す図である。
【図3】本発明の別の実施例である自動車盗難防止装置
3を示す図である。
【図4】本発明のさらに別の実施例であるドアロック装
置4を示す図である。
【符号の説明】
1、2、3…自動車盗難防止装置、 4…ドアロック装置。 10…発信器、 20…受信回路、 30…メモリ、 40…照合回路、 41…タイマ、 50…エンジンキーのスタータ位置検出回路、 51…エンジンキーのイグニッション位置検出回路、 52…適正キー検出回路、 60、61…ANDゲート、 70…スタータ、 71…イグニッション、 75…施錠装置、 81…制御回路、 90…コード設定器。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンキーがスタータ位置に回されて
    いるときに、所定の発信器から所定信号を受信すると、
    エンジンのスタータを始動させる制御手段を有すること
    を特徴とする自動車盗難防止装置。
  2. 【請求項2】 エンジンの動作中に、所定の発信器から
    所定信号を所定時間継続して受信できないと、上記エン
    ジンの回転を停止するかまたはアイドリング状態に維持
    する制御手段を有することを特徴とする自動車盗難防止
    装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 上記エンジンを停止させる前に、エンジンが停止される
    旨を警告する警告手段を有することを特徴とする自動車
    盗難防止装置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 上記警告後、所定スイッチを動作すると、上記エンジン
    を停止させる命令が解除されることを特徴とする自動車
    盗難防止装置。
  5. 【請求項5】 所定の発信器から所定信号を受信したと
    きに、所定キーによって施錠装置を解錠可能な制御手段
    を有することを特徴とするロック装置。
  6. 【請求項6】 請求項5において、 上記ロック装置は、住宅、倉庫、金庫、机の引き出し、
    OA機器、エレベータ、動力管理設備、水門、車両のハ
    ンドル、シフトレバー、ドアのうちの少なくとも1つに
    使用されるものであることを特徴とするロック装置。
JP7226195A 1995-03-06 1995-03-06 自動車盗難防止装置およびロック装置 Pending JPH08239010A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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