JPH0678113B2 - 給油装置 - Google Patents

給油装置

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JPH0678113B2
JPH0678113B2 JP9098486A JP9098486A JPH0678113B2 JP H0678113 B2 JPH0678113 B2 JP H0678113B2 JP 9098486 A JP9098486 A JP 9098486A JP 9098486 A JP9098486 A JP 9098486A JP H0678113 B2 JPH0678113 B2 JP H0678113B2
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烈臣 吉田
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、一または複数の計量機と販売管理機とを備
え、販売管理機側でプリセット制御を行うプリセット給
油可能な給油装置に関する。
〔従来技術〕
一般に、この種の給油装置は、一端が配管の途中に設け
られ、ポンプモータによって送液の開始、停止を行うポ
ンプと、該ポンプによって送液された給油量を計測する
流量計と、該流量計によって計測された給油量を表示す
る表示器と、配管の他端側にホースを介して接続され車
輛の燃料タンクに油液を吐出する給油ノズルと、該給油
ノズルによる給油作業の開始、終了を検知するノズルス
イッチ(固定式計量機の場合)、または昇降スイッチも
しくは昇降検知用カムスイッチ(懸垂式計量機の場合)
等の給油作業検知手段とを備えた計量機を有すると共
に、該計量機と信号線を介して接続され、前記流量計の
計測結果に基づく計量信号を給油量として演算する機能
と、プリセット給油時には所望のプリセット値を設定し
給油量が所定値に達したとき給油停止信号を出力する機
能とを備えた販売管理機を有し、プリセット給油時には
該販売管理機からの給油停止信号により、前記ポンプに
付設されたポンプモータ、または必要に応じて配管途中
に設けられた電磁弁等の送液手段の作動を停止する構成
となっている。
そして、プリセット給油の際のポンプモータの駆動停
止、電磁弁の閉弁等のタイミングは行過量分を考慮し、
プリセット値よりも若干手前の所定値で行うべく、当該
所定値で給油停止信号を出力するようになっている。
この際、同一計量機をとってみても、温度、粘度等に基
づく給油環境の変化により、実際の行過量は計量許容誤
差(器差)の範囲内の微小量で変動することもあるが、
販売管理機側では実給油量とプリセット値とが計量許容
誤差の範囲にあるときには実給油量がプリセット値に等
しいものとして給油伝票を発行している。
〔発明が解決しようとする問題点〕
然るに、上記従来技術によるものにおいては、計量機側
では流量計によって計測した実給油量を表示器によって
表示し、販売管理機側では計量機からの計量信号に基づ
いて給油量を演算、表示すると共に、プリセット値に対
して実給油量が計量許容誤差の範囲であれば、プリセッ
ト値を給油量として給油伝票に印字してしまう。
この結果、計量機側の表示値と給油伝票の給油量値とが
異なってしまうことがあり、顧客に不信感を与えてしま
うという問題点がある。
本発明はこのような問題を改良すべくなされたもので、
今回の給油作業がプリセット給油と判定したときには、
計量機側の表示器の表示値をプリセット値と同一の値を
表示することにより、顧客に対する不信感をなくすよう
にした給油装置を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記問題点を解決するために、本発明は、送液の送液の
開始、停止を行う送液手段と、該送液手段によって送液
された給油量を計測する計測手段と、該計測手段によっ
て計測された給油量を表示する表示手段と、前記送液手
段によって送液された油液を吐出する吐出手段と、該吐
出手段による給油作業の開始、終了を検知する給油作業
検知手段とを備えた計量機を有すると共に、該計量機と
信号線を介して接続され、前記計測手段の計測結果に基
づく計量信号を給油量として演算する機能と、プリセッ
ト給油時には所望のプリセット値を設定し、今回給油に
よる給油量が当該プリセット値よりも行過量に相当する
量だけ少ない所定値に達したとき給油停止信号を出力す
る機能とを備えた販売管理機を有し、プリセット給油時
には該販売管理機からの給油停止信号により前記送液手
段を停止せしめるようにした給油装置である。
そして、本発明が採用する構成の特徴は、前記計量機側
には、給油作業検知手段からの給油作業終了信号と販売
管理機からの給油停止信号との入力を監視し、給油停止
信号の方が先に入力されたときには今回給油はプリセッ
ト給油と判定するプリセット給油判別手段と、該プリセ
ット給油判別手段によって今回給油がプリセット給油で
あると判別されたとき、前記計測手段による給油量に基
づきプリセット値を予測するプリセット値予測手段と、
前記計測手段と表示手段との間に設けられ、前記プリセ
ット給油判別手段によって今回給油がプリセット給油と
して判別されたときには前記表示手段の表示値を該予測
手段によって予測したプリセット値まで歩進させ、該プ
リセット値に保持する表示制御手段とを設けたことにあ
る。
〔作用〕
プリセット給油時には、販売管理機側で所望のプリセッ
ト値を設定した後、計量機側の吐出手段を操作すること
によって給油作業が開始され、送液手段,計測手段を介
して吐出手段から油液が吐出される。
送液手段によって送液された油液は計測手段で計測さ
れ、このときの計量信号は信号線を介して販売管理機に
出力され、給油量として演算される。
そして、販売管理機は、給油量の演算を継続し、今回給
油による給油量がプリセット値よりも行過量に相当する
量だけ少ない所定値に達したときに計量機側に給油停止
信号を出力し、送液手段を停止せしめる。
さて、計量機側には、プリセット給油判別手段,プリセ
ット値予測手段および表示制御手段とが設けられてい
る。
プリセット給油判別手段は、給油作業検知手段からの給
油作業終了信号と販売管理機からの給油停止信号との入
力を監視しており、給油停止信号の方が先に入力された
ときには今回の給油をプリセット給油として判定する。
このように、プリセット給油が実行され、プリセット給
油判別手段が、今回の給油作業はプリセット給油である
と判定したとき、プリセット値予測手段は、計測手段に
よる実際の給油量に基づき、予め設定されたプリセット
値を予測する。
この結果、表示制御手段は、表示手段の表示値を該予測
手段によって予測したプリセット値まで進歩させ、この
表示値をプリセット値と一致させるように保持する。
〔実施例〕
以下、本発明の給油装置を固定式給油装置に適用した場
合につき、図面に示す実施例に基づいて詳細に述べる。
第1図は本実施例に用いる給油装置の全体構成図を示
し、同図において、1は給油所の敷地内に設けられた一
または複数台の計量機、2は該計量機1内に配設された
配管で、該配管2の途中にはポンプモータ3によって駆
動されるポンプ4、流量計5が設けられ、該流量計5に
は流量に比例した流量パルスを発信する流量パルス発信
器6が装着されている。また、計量器1の正面には給油
量を積算表示する給油量表示器7が設けられている。
8は基端側が前記配管2に接続されたホース、9は該ホ
ース8の先端側に設けられた給油ノズルで、該給油ノズ
ル9を開弁することにより燃料タンクに油液を吐出しう
るようになっている。10は計量機1の側面に設けられた
ノズル収納部で、給油ノズル9は該ノズル収納部10に掛
け外しするもので、該ノズル収納部10には給油ノズル9
の掛け外しと連動して開閉成するノズルスイッチ11が設
けられ、閉成中は給油作業中であることを示すノズルス
イッチ信号を出力する。
12は給油所事務室内、または屋外の事務機ボックス等に
設けられた、通常「POS」といわれる販売管理機で、該
販売管理機12はカード読取りを行うカードリーダ13、プ
リセット給油に際してプリセット値を設定し、または商
品販売に際して金額を打込むテンキー14、ガソリン以外
のオイル、エア供給、タイヤ交換等を行う際の商品名を
指定する商品キー15、計量機1が複数台あるときこれを
指定する計量機選択キー16、給油終了後または商品販売
後にレシートを発行するプリンタ17、およびディスプレ
イ18等から構成され、計量機1とは信号線19を介して接
続されている。ここで、前記販売管理機12はプリセット
給油に際してテンキー14の操作によって給油量をプリセ
ットする機能と、カードリーダ13によるカードの読取
り、または計量機選択キー16の操作によって計量機1に
給油開始許可信号を給油許可信号の「L」から「H」状
態への立上りをもって出力し、以後給油停止信号を出力
するまで給油許可信号を「H」状態で出力する機能と、
プリセット給油に際してはポンプモータ3を消勢してか
らこれが停止するまでの間の慣性回転による行過量を考
慮して、プリセット値よりも若干手前の所定値に達した
とき給油停止信号を給油許可信号の「L」状態への立下
りをもって出力する機能と、通常給油に際してはノズル
スイッチ信号の立下りによって得られる給油作業終了信
号に基づき給油許可信号の出力を停止し、その立下りを
もって給油停止信号を出力する機能と、計量機1からの
計量信号を給油量として演算する機能との他に、販売集
計機能、プリンタ機能等を備えている。なお、販売管理
機12の構成、機能等は従来公知のものである。
さらに、第2図は本実施例に用いる制御回路20の具体的
構成を示し、該制御回路20は計量機1に内蔵されてい
る。そして、制御回路20は入出力回路21、給油量計数回
路22、プリセット給油判別回路23、プリセット値予測回
路24、表示制御回路25、ポンプモータ制御回路26等から
構成されている。
ここで、入出力回路21はノズルスイッチ11からのノズル
スイッチ信号を販売管理機12に出力するノズルスイッチ
信号出力回路21Aと、給油量計数回路22からの計量信号
を販売管理機12に出力する計量信号出力回路21Bと、販
売管理機12からの給油許可信号を入力する給油許可信号
入力回路21Cとから構成されている。
給油量計数回路22は流量パルス発信器6からの流量パル
スを給油量として計数してプリセット給油判別回路23、
プリセット値予測回路24、表示制御回路25に出力すると
共に、前記計量信号出力回路21Bに計量信号を出力す
る。
プリセット給油判別回路23はノズルスイッチ11からのノ
ズルスイッチ信号と販売管理機12からの給油許可信号と
が入力され、当該給油許可信号の立下りによって得られ
る給油停止信号の方が先に入力されたとき今回給油はプ
リセット給油と判定し、表示制御指示信号をプリセット
値予測回路24、表示制御回路25に出力するものである。
なお、該判別回路23は第3図に示す処理動作によって、
プリセット給油の判別を行う。
プリセット値予測回路24は、前記プリセット給油判別回
路23から表示制御指示信号が入力されたとき、給油量計
数回路22によって計数された給油量を読込み、販売管理
機12で設定されたプリセット値を予測し、当該予測プリ
セット値を表示制御回路25に出力するものである。な
お、該予測回路24は第4図に示す処理動作によって、予
測プリセット値の設定を行う。
また、表示制御回路25は、次回の給油に際して、ノズル
スイッチ信号の「H」状態への立上りによって、前回表
示値を零リセットする機能と、通常給油時、またはプリ
セット給油時においてもプリセット給油判別回路23から
表示制御指示信号が入力されるまでは給油量計数回路22
からの給油量信号を表示器駆動回路27を介して給油量表
示器7に表示せしめる機能と、前記表示制御指示信号が
入力されたときには給油量表示器7の表示値をプリセッ
ト値予測回路24から入力された予測プリセット値まで歩
進し、または表示値をプリセット値に保持せしめる機能
とを兼ね備えている。なお、表示制御回路25は第5図に
示す処理動作によって上記各機能を実行する。
さらに、ポンプモータ制御回路26はポンプモータ駆動回
路28を介してポンプモータ3の起動、停止制御を行うも
ので、即ち販売管理機12からの給油許可信号の入力とノ
ズルスイッチ11からのノズルスイッチ信号のアンド条件
でポンプモータ3を作動するものである。従って、プリ
セット給油時には販売管理機12から給油停止信号が出力
された時点で、ポンプモータ3が停止する。
本実施例はこのように構成されるが、次にその作動につ
いて第3図ないし第5図を参照しつつ述べる。
まず、通常給油時の動作について述べる。
この場合には、給油すべき顧客のカード(一般客の場合
には、給油所のカード)を販売管理機12のカードリーダ
13に挿入し、計量機1が複数台あるときには計量機選択
キー16を押下する。これにより、販売管理機12からは給
油許可信号が出力され、ポンプモータ制御回路26は起動
可能状態におかれる。
次に、車輛の燃料タンクに給油すべく給油ノズル9をノ
ズル収納部10から外すと、ノズルスイッチ11が閉成しノ
ズルスイッチ信号を出力する。この結果、ノズルスイッ
チ信号はポンプモータ制御回路26に入力され、該制御回
路26を介してポンプモータ駆動回路28からポンプモータ
3にモータ駆動信号が出力され、これを起動する。ま
た、ノズルスイッチ信号により給油量表示器7の前回表
示値が零リセットされる。
そこで、作業者は給油ノズル9を開弁すると、地下タン
ク内の油液は配管2、ポンプ4、流量計5、ホース8を
介して該給油ノズル9から吐出される。そして、この時
の流量は流量計5で計測され、流量パルス発信器6から
は流量パルスが発信され、給油量計数回路22に入力され
る。これにより、前記給油量計数回路22では、流量パル
スを計数し、表示制御回路25、表示器駆動回路27を介し
て給油量表示器7に計数信号を出して給油量Qを表示値
Dとして表示せしめると共に、当該流量パルスを計量信
号として信号変換し、この計量信号を販売管理機12に出
力し、該販売管理機12では計量信号を給油量として演算
する。
この間、プリセット給油判別回路23は、販売管理機12か
ら給油停止信号が入力されるか否か待機しているが、通
常給油では給油途中でこの給油停止信号が入力されるこ
とはないから、該プリセット給油判別回路23は第3図中
のステップS10の待ちループを実行しているにしかすぎ
ない。また、プリセット値予測回路24は前記プリセット
給油判別回路23から表示制御指示信号が入力されないか
ら、第4図中のステップS20の待ちループを実行してい
るだけである。さらに、表示制御回路25も、表示制御指
示信号が入力されないから、第5図中のステップS30〜S
35の間を実行し、給油量表示器7に給油量Qを表示値D
として表示させているにしかすぎない。
この状態で、給油が進行して所望の給油量Qに達した
ら、給油ノズル9を閉弁し、該給油ノズル9をノズル収
納部10に掛ける。このため、ノズルスイッチ11が開成し
てノズルスイッチ信号の出力が停止し、この立下り状態
が給油作業終了信号としてポンプモータ制御回路26、販
売管理機12に入力される。かくして、販売管理機12から
は給油許可信号の出力は停止し、ポンプモータ制御回路
26からのモータ駆動信号の出力も停止し、一連の給油作
業が終了する。最後に、作業者は販売管理機12のプリン
タ17から発行される給油伝票を顧客に渡せばよい。
次に、プリセット給油時の動作について述べる。
この場合には、販売管理機12のカードリーダ13へのカー
ドの挿入前に、または当該カードの挿入後に、テンキー
14を操作して顧客が希望する所望の給油量または金額を
プリセットし、このプリセット値を記憶せしめる。
次に、通常給油の場合と同様に、給油ノズル9をノズル
収納部10から外し、これを燃料タンクに挿入して開弁す
る。この際、給油ノズル9のレバーはフックに掛止め
し、開弁状態を保持しておく。
給油が進行し、給油量Qが所望のプリセット値よりも若
干手前の所定値に達すると、販売管理機12からの給油許
可信号の出力が停止する。この給油許可信号の立下り状
態が給油停止信号となり、当該給油停止信号はポンプモ
ータ制御回路26、プリセット給油判別回路23に入力され
る。そして、前記給油停止信号がポンプモータ制御回路
26に入力されることにより、モータ駆動信号の出力は停
止し、ポンプモータ3はわずかな慣性回転の後に停止す
る。従って、給油ノズル9が開弁状態でも油液の吐出は
停止し、所望のプリセット値によるプリセット給油が行
われたことになる。
さらに、作業者は給油量表示器7の表示が停止したこと
を視認したら、給油ノズル9を閉弁し、これをノズル収
納部10に掛けることにより、一連のプリセット給油が終
了することになる。最後に、作業者は販売管理機12のプ
リンタ17から発行される給油伝票を顧客に渡せばよい。
然るに、前述したように販売管理機12によって発行され
る給油伝票の印字値と給油量表示器7の表示値Dとが一
致しないときには、顧客に不信感を与える。
そこで、以下これら両者の値を一致させるための動作、
即ちプリセット値と実給油量とが計量許可誤差の範囲に
あるときには、給油量表示器7の表示値Dをプリセット
値として表示制御するための動作について述べる。
まず、プリセット給油判別回路23は第3図の処理動作に
よってプリセット給油か否かの判別動作を行う。即ち、
給油停止信号がプリセット給油判別回路23に入力される
と、該判別回路23はステップS10からS11に進み、ノズル
スイッチ11が閉成してノズルスイッチ信号が入力されて
いるか否かを比較し、該ノズルスイッチ信号が入力され
ていなければ、給油停止信号は給油ノズル9をノズル収
納部10に掛け、通常給油が終了したときの給油作業終了
信号と判定し、処理を終る。一方、ステップS11でノズ
ルスイッチ信号が入力されている状態であれば、給油停
止信号はプリセット給油による定量停止信号と判定し、
次のステップS12でプリセット値予測回路24、表示制御
回路25にそれぞれ表示制御指示信号を出力する。そし
て、この表示制御指示信号はノズルスイッチ信号が出力
停止したとき解除され、次回の給油作業に備える(ステ
ップS11〜S13,S16参照)。
なお、第3図でステップS13〜S16は、例えば特開昭56-1
42197号公報に示される如く、プリセット値を給油する
に際して、中間で何回かポンプモータの起動、停止を繰
返しつつプリセット給油を行う方式(以下、このような
プリセット給油方式を「中間停止方式」という)の場合
の逃げループである。即ち、給油停止信号が入力されて
表示制御指示信号を出力した後、ノズルスイッチ信号が
入力されている状態のままで、一定時間後に再び給油許
可信号が入力されたときには(ステップS14)、プリセ
ット給油が再開されたものとして、表示制御指示信号を
解除するものである(ステップS15)。
次に、プリセット給油判別回路23からプリセット値予測
回路24に表示制御指示信号が入力されると、該予測回路
24は第4図に示す処理によって予測プリセット値Pを予
測する。即ち、ステップS20で表示制御指示信号が入力
されると、給油量計数回路22から給油量Qを読出し(ス
テップS21)、販売管理機12で設定した真のプリセット
値を予測設定し(ステップS22)、この値を表示制御回
路25に出力する。具体的には、給油量Qが29.97lであれ
ば予測プリセット値Pは30l、また、給油量Qが25.02l
であれば予測プリセット値Pは25lというように計量許
容誤差の範囲の微小量を除外した値で予測する。そし
て、プリセット給油判別回路23からの表示制御指示信号
の入力が解除されたとき(第3図中のステップS16,S15
参照)、予測プリセット値Pの設定解除を行う(ステッ
プS23,S24)。
さらに、プリセット給油判別回路23から表示制御回路25
に表示制御指示信号が入力されると、該表示制御回路25
は第5図に示す処理によって給油量表示器7の表示値D
が予測プリセット値Pと一致するような表示制御を行
う。即ち、ステップS32で表示制御指示信号が入力され
ると、表示制御回路25はプリセット値予測回路24から予
測プリセット値Pを読出す(ステップS36)。そして、
次のステップS37では、給油量表示器7の表示値Dが予
測プリセット値Pより少ない場合には、両者が一致する
ように歩進制御し、逆に給油量計数回路22からまだ計数
信号(流量パルス)が入力を継続している場合には当該
計数信号による表示値Dの歩進を阻止し、表示値Dを予
測プリセット値Pと一致するように保持制御する。この
ようにして、一致制御を実行した状態で表示制御指示信
号の入力が解除されず(ステップS38)、かつノズルス
イッチ信号の入力が停止したら(ステップS39)、今回
のプリセット給油作業は終了したことになり、表示制御
を終る。
なお、ノズルスイッチ信号が入力されている状態で表示
制御指示信号の入力が解除され、ステップS40側に移っ
たときには、中間停止方式によるプリセット給油と判定
し、途中で繰返しポンプモータ3が停止することによる
計量許容誤差の範囲での実際の給油量Qと表示値Dとの
不一致分の累積を防止するため、給油が再開された都度
ステップS40〜S43の処理を行い、当該給油量Qと表示値
Dとが一致したとき、ステップS34に移り、給油量Qの
表示を再開する。
このように、本実施例によれば、給油量表示器7の表示
値を、販売管理機12側で行われる伝票発行処理に合せ
て、プリセット値と一致させる表示制御を行うことがで
きるから、顧客の信頼感を高めることができる。
なお、本発明の実施例では送液の開始、停止を行う送液
手段としてポンプモータ3とポンプ4とで構成するもの
として述べたが、配管2の途中に設けた電磁弁によって
構成してもよい。また、計量機1として固定式計量機を
例に挙げたが、給油所の高所からホースを介して給油ノ
ズルを昇降可能に吊下させた懸垂式計量機としてもよ
い。この場合には、給油作業検知手段はノズルスイッチ
11に代えてノズル昇降スイッチ、昇降検知用カムスイッ
チ等を使用し、給油位置と待機位置との間を検知すれば
よい。さらに、プリセット給油時の設定値は給油量に限
らず、給油金額でもよい。
〔発明の効果〕
本発明に係る給油装置は以上詳細に述べた如くであっ
て、販売管理機側でプリセット値を設定する形式の給油
装置であっても、プリセット給油時にはこのプリセット
値を予測して表示手段の表示値をプリセット値と一致さ
せることができるから、実給油量と給油伝票との不一致
をなくし、顧客との信頼関係を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は給油装置の全体構成図、第2図は制御回路の回
路構成図、第3図はプリセット給油判別回路の処理動作
を示す流れ図、第4図はプリセット値予測回路の処理動
作を示す流れ図、第5図は表示制御回路の処理動作を示
す流れ図である。 1…計量機、2…配管、3…ポンプモータ、4…ポン
プ、5…流量計、7…給油量表示器、8…ホース、9…
給油ノズル、11…ノズルスイッチ、12…販売管理機、19
…信号線、20…制御回路、22…給油量計数回路、23…プ
リセット給油判別回路、24…プリセット値予測回路、25
…表示制御回路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】送液の開始、停止を行う送液手段と、該送
    液手段によって送液された給油量を計測する計測手段
    と、該計測手段によって計測された給油量を表示する表
    示手段と、前記送液手段によって送液された油液を吐出
    する吐出手段と、該吐出手段による給油作業の開始、終
    了を検知する給油作業検知手段とを備えた計量機を有
    し、 該計量機と信号線を介して接続され、前記計測手段の計
    測結果に基づく計量信号を給油量として演算する機能
    と、プリセット給油時には所望のプリセット値を設定
    し、今回給油による給油量が当該プリセット値よりも行
    過量に相当する量だけ少ない所定値に達したとき給油停
    止信号を出力する機能とを備えた販売管理機を有し、 プリセット給油時には該販売管理機からの給油停止信号
    により前記送液手段を停止せしめるようにした給油装置
    において、 前記計量機側には、給油作業検知手段からの給油作業終
    了信号と販売管理機からの給油停止信号との入力を監視
    し、給油停止信号の方が先に入力されたときには今回給
    油はプリセット給油と判定するプリセット給油判別手段
    と、該プリセット給油判別手段によって今回給油がプリ
    セット給油であると判別されたとき、前記計測手段によ
    る給油量に基づきプリセット値を予測するプリセット値
    予測手段と、前記計測手段と表示手段との間に設けら
    れ、前記プリセット給油判別手段によって今回給油がプ
    リセット給油として判別されたときには前記表示手段の
    表示値を該予測手段によって予測したプリセット値まで
    歩進させ、該プリセット値に保持する表示制御手段とを
    設けたことを特徴とする給油装置。
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