JP2844092B2 - 給油装置 - Google Patents

給油装置

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JP2844092B2
JP2844092B2 JP27469489A JP27469489A JP2844092B2 JP 2844092 B2 JP2844092 B2 JP 2844092B2 JP 27469489 A JP27469489 A JP 27469489A JP 27469489 A JP27469489 A JP 27469489A JP 2844092 B2 JP2844092 B2 JP 2844092B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、給油所において使用される計量機を用いた
給油装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、通常の給油所には懸垂式計量機や固定式計量機
等の被給油車に燃料を供給するための計量機と、該計量
機により供給した燃料の顧客毎の給油量・購入金額を印
字出力する印字装置,顧客毎の給油カードを読み込むカ
ードリーダ及び、計量機が複数台あるときにこれを指定
する計量機指定キーを備えたPOS端末機とから構成され
る給油装置が設けられている。
そして、給油装置のPOS端末機は、カードリーダによ
り給油カードを読み込んだ後に空いている計量機に対応
した計量機指定キーを押下することにより計量機指定キ
ーから出力される計量機指定信号に対応した計量機に対
して給油許可信号を出力する。更に、POS端末機は計量
機から給油終了信号が入力された場合には被給油車への
給油が終了したと判断し、この時点で給油終了信号を出
力した計量機に対して不許可信号を出力するとともに、
被給油車に供給した給油量・燃料購入金額を該印字装置
により出力し、該給油量・燃料購入金額を記憶するよう
になっている。
次に、計量機について説明する(計量機は例えば懸垂
式計量機,固定式計量機,可搬型計量機等があるが、こ
こでは固定式計量機について説明する)。固定式計量機
は、モータにより駆動されるポンプと、該ポンプの吐出
側に設けられ吐出流量を計測する流量計と、流量計の吐
出側に設けられた給油ノズルと、給油作業時以外には給
油ノズルを収納しておくためのノズル収納部と、給油ノ
ズルがノズル収納部へ収納されているときには開成し、
ノズル収納部へ収納されていないときには閉成し給油ノ
ズルがノズル収納部から外されていることを示すノズル
信号を出力するノズルスイッチとから構成されている。
そして、固定式計量機は前述のPOS端末機から給油許可
信号が入力され、かつ、給油ノズルがノズル収納部から
外されノズルスイッチからノズル信号が出力されている
時のみモータが回転し、給油可能状態になるようになっ
ている。そして、固定式計量機は給油ノズルをノズル収
納部に戻すと、今回の給油は終了したと判断し、今回の
給油量と給油終了信号をPOS端末機に出力するように構
成されている。更に、前述のPOS端末機から不許可信号
が入力された場合には給油は不可能になるようになって
いる。
そして、固定式計量機を用いた給油作業は、給油作業
者(店員または顧客自身)が行っており、給油作業者は
大略〜の給油作業を行う。
顧客毎の給油カードをカードリーダに読み取らせる。
計量機が複数台ある場合には、空いている計量機に対
応した計量機指定キーを押下する。
給油ノズルをノズル収納部から取り外す。
給油ノズルの給油パイプを被給油車の給油口に挿入す
る。
給油ノズルのノズルレバーを引き、給油を開始する。
給油作業を終了するときには給油ノズルをノズル収納
部に掛ける。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記の如く計量機には、給油ノズルをノズル収納部か
ら外すとポンプが作動し給油可能状態となり、そして、
給油終了に際し給油作業者が給油ノズルをノズル収納部
に収納するとポンプが停止し給油不可状態になるよう構
成されている。従って、給油作業者が給油ノズルをノズ
ル収納部に戻して該被給油車に対する給油作業は完了し
たと判断しても、給油ノズルがノズル収納部にきちんと
収納されていない場合にはノズルスイッチが開成せず給
油可能状態が持続するため、以下に示すような問題点が
あった。
POS端末機はノズル信号の消勢に基づき給油作業終了
が判断できないので、該印字装置から該被給油車に供給
した燃料購入量・燃料購入金額が印字出力されない。
POS端末機はノズル信号の消勢に基づき給油作業終了
が判断できないので、次の被給油車に対し該計量機を用
いて給油作業を行うと、前回供給した燃料購入量・燃料
購入金額に今回の燃料購入量・燃料購入金額が加算され
てしまい、今回の燃料購入量・燃料購入金額がわからな
くなる。
本発明は上記問題点及びを解決することを課題と
する。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は上記課題を解決するために、 給油ノズルと、該給油ノズルから吐出される吐出流量
に対応した流量パルスを発信するパルス発信器と、を備
えてなる給油装置において、 該給油ノズルが給油可能状態にあるのを検出し、該給
油可能状態時には給油可能信号を出力する給油判定手段
と、給油判定手段からの給油可能信号が入力されている
間に該パルス発信器からの該流量パルスが所定時間入力
されなければ給油終了と判断し給油終了信号を出力する
給油終了判定手段と、該給油終了信号と該給油可能信号
とが供給され、該給油可能信号が入力されている間に該
給油終了信号が入力されたのを検出したときには、該給
油終了信号が入力された時点から該給油可能信号が入力
されなくなるまで該給油ノズルからの油液の吐出を停止
する吐出停止手段と、を設けた。
〔作用〕
上記手段により本発明の給油装置は以下のように作用
する。
まず、給油作業者は給油ノズルを操作し給油装置を給
油可能状態とする。これにより、給油判定手段は給油可
能信号を給油終了判定手段へ出力する。次に給油作業者
が給油を開始すると、給油ノズルから吐出する油液の流
量に比例した流量パルスがパルス発信器から出力され
る。この時、給油終了判定手段は給油終了判定手段から
の給油可能信号が入力され、かつ、パルス発信器からの
流量パルスが所定時間内に入力されているので給油終了
信号は出力しない。従って、給油ノズルから被給油車へ
の油液の供給は可能である。
次に、例えば、給油ノズルのノズルレバーを戻して閉
弁し、給油ノズルからの油液の吐出が停止するとパルス
発信器からは流量パルスが出力されず、従って、給油終
了判定手段には流量パルスが入力されない。給油終了判
定手段は流量パルスが入力されなくなった時点から計時
を開始する。そして、この時間が所定時間に達しないう
ちに流量パルスが入力された場合にはこの計時を中止す
る。また、上記計時が所定時間に達した場合には給油終
了信号を出力する。すると、給油終了信号が入力された
吐出停止手段はこの吐出停止信号が入力された後の給油
ノズルからの油液の吐出を給油可能信号が入力されなく
なるまで禁止する。言い換えれば、流量パルスが上記所
定時間入力されない場合には上記所定時間以降に給油ノ
ズルのノズルレバーを引いてもこの給油ノズルから油液
は吐出しない。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を第一図乃至第四図を用いて説
明する。
(構成) 第1図中、1は固定式計量機、101はPOS端末機であ
る。まず、固定式計量機1について説明する。同図にお
いて、2は固定式計量機1に配設され一側が図示せぬ貯
油タンクに連通する配管で、該配管2の途中には、ポン
プモータ3によって駆動されるポンプ4及び該ポンプ4
より吐出される油液の流量を計測する流量計5が設けら
れている。そして、流量計5には流量に比例した流量パ
ルスを出力するパルス発信器6が設けられている。7は
基端側が前記配管2の他側に接続されたホース、8は該
ホース7の先端側に設けられた給油ノズルである。9は
固定式計量機1本体の側面に設けられたノズル収納部
で、給油ノズル8は非給油時にはノズル収納部9に掛け
戻されて収納されるようになっている。ノズル収納部9
には、給油ノズル8が外されているときにON状態とな
り、該給油ノズル8がノズル収納部9から外されている
間はノズル信号を出力するノズルスイッチ10が取りつけ
られている。また、固定式計量機1本体の正面には、給
油量を表示する給油量表示器11及び警報装置12が設けら
れている。ここで、上記警報装置12は、後述のスピーカ
駆動回路19から駆動信号が供給され、この駆動信号が入
力されている間は警報音を出力する。
次に、固定式計量機1の制御構成を第2図に示された
ブロック図を用いて説明する。
13は給油量計数回路でノズルスイッチ10からのノズル
信号とパルス発信器6からの流量パルスとが供給され、
ノズル信号の立ち上がりをもって前回の流量パルスの計
数を零リセットするとともに、ノズル信号が入力されて
いるときに入力された流量パルスの数を計数し、今回の
給油における被給油車への給油量を求めるものであり、
これにより求められた給油量は給油量表示制御回路14と
後述の強制停止回路15とへ出力される。
給油量表示制御回路14は給油量計数回路13から出力さ
れる給油量が入力され、この給油量を給油量表示器11へ
表示すべく、表示駆動信号を給油量表示器11へ出力す
る。
15は強制停止回路でノズルスイッチ10からのノズル信
号,パルス発信器6からの流量パルス,給油量計数回路
13からの給油量,及び後述のPOS端末機101からの給油許
可信号が供給される。そして、強制停止回路15はノズル
信号が入力されていることを条件に流量パルスが所定時
間入力されない場合にノズル外れ信号をゲート回路16と
スピーカ駆動回路19へ、給油停止信号,及び給油量を後
述のインターフェース18を介してPOS端末機101へ出力す
る。この強制停止回路15の詳細は後に説明する。
16はゲート回路で、ノズルスイッチ10からのノズル信
号,POS端末機101からの給油許可信号,及び強制停止回
路15からのノズル外れ信号が供給される。そして、ゲー
ト回路16は、ノズル信号と給油許可信号とが入力され、
かつ、ノズル外れ信号が入力されていないときにのみポ
ンプモータ3を駆動すべく、給油信号をポンプモータ駆
動制御回路17へ出力する。
ポンプモータ駆動制御回路17はゲート回路16からの給
油信号が入力され、この給油信号が入力されているとき
にのみポンプモータ3に駆動電力を供給する。
インターフェース18は、後述のPOS端末機101から出力
される情報をデータ伝送線50を介して取り込み、また、
固定式計量機1からPOS端末機101へ給油情報をデータ伝
送線50を介して出力するために設けられたものである。
本実施例においては、POS端末機101から出力される情報
としては給油許可信号であり、固定式計量機1から出力
される給油情報としては給油量,給油終了信号,給油停
止信号及び計量機ナンバーである。ここで、上記計量機
ナンバーとは固定式計量機1が複数台あるときにPOS端
末機101に入力される各種の信号及びデータがどの固定
式計量機1から出力されたものであるかをPOS端末機101
が判別するためのものであり、上記インターフェース18
は固定式計量機1からPOS端末機101へ出力する信号・デ
ータには計量機ナンバーを付して出力するようになって
いる。
スピーカ駆動回路19には強制停止回路15からノズル外
れ信号が入力され、スピーカ駆動回路19はこのノズル外
れ信号が入力されている間は警報装置12へ駆動信号を出
力する。
次に、強制停止回路15の詳細を第3図に示された強制
停止回路15の制御構成を示すフローチャートを用いて説
明する。
まず、後述のPOS端末機101から給油許可信号が入力さ
れたか否かを判断する(STEP K1)。STEP K1において給
油許可信号が入力されていない場合にはこのSTEP K1の
処理を繰り返し、給油許可信号が入力された場合にはノ
ズルスイッチ10からノズル信号が入力されているか否か
を判断する(STEP K2)。STEP K2においてノズル信号が
入力されていない場合には所定時間この処理を繰り返し
(STEP K2,STEP K3)、上記所定時間内にノズル信号が
入力されなかった場合には給油停止信号をインターフェ
ース18及びデータ伝送線50を介してPOS端末機101へ出力
し(STEP K4)、処理は終了する。ここで、上記所定時
間の計測を開始する時はPOS端末機101から給油許可信号
が入力された時点からである。
また、STEP K2においてノズル信号が入力された場合
にはパルス発信器6から流量パルスが入力されたか否か
を判断する(STEP K5)。そして、STEP K5において流量
パルスが入力された場合には強制停止回路15が有してい
るタイマーを零リセットし(STEP K6)、再びSTEP K5の
処理に戻る。
また、STEP K5において流量パルスが入力されていな
い場合には強制停止回路14が有しているタイマーを1カ
ウントアップする(STEP K7)。次に、強制停止回路15
は上記STEP K7においてカウントアップした値が予め定
められた値に達したか否かを判断する(STEP K8)。
上記STEP K8においてカウントアップした値が予め定
められた値に達した場合には、給油停止信号及び給油量
をインターフェース18及びデータ伝送線50を介してPOS
端末機101へ出力し(STEP K9)、更に、ノズル外れ信号
をスピーカ駆動回路19へ出力する(STEP K10)。次に、
強制停止回路15はノズルスイッチ10からノズル信号が入
力されているか否かを判断し(STEP K11)、上記ノズル
信号が入力されている間は上記STEP K11の処理を繰り返
す。また、STEP K11においてノズル信号が入力されなく
なった場合には上記ノズル外れ信号の出力を停止し(ST
EP K12)、処理は終了する。
また、上記STEP K8においてカウントアップした値が
予め定められた値に達していない場合には、ノズルスイ
ッチ10からノズル信号が入力されているか否かを判断す
る(STEP K13)。STEP K13においてノズル信号が入力さ
れている場合には、前記STEP K5の処理以降を再び行
う。また、STEP K13においてノズル信号が入力されてい
ない場合には、給油終了信号及び給油量をインターフェ
ース18及びデータ伝送線50を介してPOS端末機101へ出力
し(STEP K14)、処理は終了する。
次に、第1図のPOS端末機101について説明する。POS
端末機101は顧客毎の給油カードの読み取りを行うため
のカードリーダ102、商品の値段を設定するためのテン
キー103、ガソリン及び軽油等の車両用燃料以外(例え
ば、オイル、エア供給、タイヤ交換)の商品の販売を行
う際に使用する商品キー104、固定式計量機1が複数台
あるときにこれを指定する計量機指定キー105、給油終
了後または商品販売後にレシートを発行するプリンタ10
6、及びディスプレイ107等から構成され、固定式計量機
1とは、信号・データのやりとりを行うために設けられ
たインターフェース115(第2図に示す)、及びデータ
伝送線50を介して接続されている。また、ディスプレイ
107には計量機状態表示部107Aが設けられている。この
計量機状態表示部107Aは後述の報知制御回路114からの
表示データが供給され、この表示データが入力されてい
るときには表示データが有している計量機ナンバーと
「ノズルが外れています。」とを表示する。
POS端末機101の制御構成は第2図に示されたブロック
図を用いて説明する。
108はPOS制御回路であり、例えば、商品データが複数
回入力されたときのこれらの商品データの個々の価格を
合算する機能や、固定式計量機1から入力された給油量
に対する顧客請求金額を演算する機能や、後述の給油終
了信号の入力を条件に今回の給油量とこの給油量に対応
した顧客請求金額とをディスプレイ107とプリンタ106へ
と出力するとともにPOSデータ記憶部109に記憶する機能
等の従来のPOS端末機の有している機能を果たすための
ものである。従って、このPOS制御回路108は従来公知の
ものであるので説明は省略する。
110は顧客判別回路で、カードリーダ102からの顧客毎
の給油カードの読み取りに基づき給油カードに予め記憶
されている給油データが入力され、この給油データに含
まれている顧客毎の顧客番号と同一の顧客番号が後述の
顧客番号記憶部111に記憶されているか否かを判断し、
該顧客番号が顧客番号記憶部111に記憶されていた場合
には後述の給油開始制御回路112とPOS制御回路108とへ
販売許可信号を出力する。ここで、上記顧客番号記憶部
111は上記顧客判別回路110が今回カードリーダ102から
入力された給油データを有する給油カードが正規のもの
であるか否かを判断するために設けられたものである。
本実施例においては顧客番号記憶部111には正規に登録
を受けている顧客毎の顧客番号が記憶されている。
112は給油開始制御回路で顧客判別回路110からの販売
許可信号と計量機指定キー105からの計量機指定信号と
が入力され、給油許可信号を指定した固定式計量機1へ
インターフェース115を介して出力する。この給油開始
制御回路112の制御構成は第4図に示したフローチャー
トを用いて説明する。
まず、給油開始制御回路112は顧客判別回路110から販
売許可信号が入力されたか否かを判断する(STEP P1)
とともに、上記販売許可信号が入力されるまではSTEP P
1を繰り返す。
STEP P1において販売許可信号が入力されたならば、
計量機指定キー105から計量機指定信号が入力されたか
否かを判断する(STEP P2)。
このSTEP P2において計量機指定信号が入力されてい
ない場合には給油カードの給油データが入力された時点
から所定時間(本実施例では10秒)が経過したか否かを
判断し(STEP P3)、上記所定時間が経過していない場
合にはSTEP P2の処理を再び行う。また、STEP P2におい
て、所定時間内に計量機指定信号が入力されなかった場
合には、再びSTEP P1の処理を行う。また、前記STEP P2
において上記所定時間内に計量機指定信号が入力された
場合には、STEP P2において指定した固定計量機1に対
して給油許可信号を出力し(STEP P4)、処理は終了す
る。
113は異常検知回路で固定式計量機1から給油量・給
油終了信号または給油停止信号・計量機ナンバーがデー
タ伝送線50及びインターフェース115を介して入力さ
れ、これらの入力によりPOS制御回路108及び報知制御回
路114へ報知データを出力する。異常検知回路113の制御
構成は第5図のフローチャートを用いて説明する。
まず、異常検知回路113は、前述の固定式計量機1か
ら給油停止信号が入力されたか否かを判断する(STEP I
1)。そして、上記STEP I1において給油停止信号が入力
されていない場合には、固定式計量機1から給油終了信
号が入力されたか否かを判断する(STEP I2)。そし
て、STEP I2において給油終了信号が入力されていない
場合には、固定式計量機1から給油停止信号または給油
終了信号が入力されるまでは上記STEP I1,STEP I2の処
理を繰り返す。次に、上記STEP I1において給油停止信
号が入力された場合には、ノズル外れ信号と計量機ナン
バーとを表示データとして後述の報知制御回路114へ出
力し(STEP I3)、更に、POS制御回路108へ給油量・給
油終了信号・計量機ナンバーを出力する(STEP I4)。
次に、異常検知回路は113は給油終了信号または給油停
止信号を出力した固定式計量機1へ給油不許可信号を出
力し(STEP I5)、処理は終了する。また、上記STEP I2
において給油終了信号が入力された場合には、上記STEP
I4及びSTEP I5の処理を行い、処理は終了する。
報知制御回路114は前記異常検知回路113から出力され
る表示データが入力され、このデータが入力された場合
にはディスプレイ107内の計量機状態表示部107Aにこの
表示データ(計量機ナンバーと「給油ノズルが外れてい
ます」)を表示すべく、表示データ及び表示器駆動電力
を所定時間のみ計量機状態表示部107Aに供給する。ま
た、この報知制御回路114は上記所定時間経過すると前
記異常検知回路113から出力されるノズル外れ信号と計
量機ナンバーとがクリアされる。
(作用) 以上のように構成された本実施例の作用を以下に述べ
る。
まず、給油作業者はカードリーダ102に顧客毎の給油
カードが読み取らせる。すると、カードリーダ102は上
記給油カードに記憶されている給油データを顧客判別回
路110へ出力する。
給油データが入力された顧客判別回路110は上記給油
データ内の顧客番号が顧客番号記憶部110内にあるか否
かを判断し、無い場合には今回の給油データを顧客判別
回路110からクリアし、待機状態(カードリーダ102から
何も入力されていない状態)に戻る。また、顧客番号が
顧客番号記憶部110内にあった場合には給油開始制御回
路112へ販売許可信号を出力するとともに、POS制御回路
101へ上記給油データを出力する。
次に、顧客判別回路110からの販売許可信号が入力さ
れた給油開始制御回路112はこの販売許可信号が入力さ
れた時点から所定時間だけ非使用状態の固定式計量機1
に対応した計量機指定キーから計量機指定信号が入力さ
れているか否かの判断を繰り返す(STEP P2,STEP P
3)、上記所定時間内に計量機指定信号が入力されない
場合には再び顧客判別回路110からの販売許可信号が入
力されたか否かを判断する(STEP P1)。また、上記所
定時間内に計量機指定信号が入力された場合には計量機
指定信号が指定している計量機1へインターフェース11
5及びデータ伝送線50を介して給油許可信号を出力する
(STEP P4)。従って、固定式計量機1のゲート回路16
と強制停止回路15とにはまずPOS端末機101から給油許可
信号が入力される。
すると、給油許可信号が入力された強制停止回路15は
給油作業者が被給油車に対して給油作業を開始するため
に給油ノズル8をノズル収納部9から外すことによりノ
ズルスイッチ10が出力するノズル信号が入力されたか否
かを所定時間だけ判断する(STEP K2,STEP K3)。そし
て、上記所定時間内にノズル信号が入力されなかった場
合には、給油停止信号をゲート回路16へ出力するととも
に、給油停止信号と給油量「0」とをインターフェース
18及びデータ伝送線50を介してPOS端末機101へ出力す
る。すると、前記固定式計量機1から計量機ナンバー,
給油停止信号及び給油量「0」が入力されたPOS端末機1
01の異常検知回路113はノズル外れ信号と計量機ナンバ
ーとを表示データとして後述の報知制御回路114へ出力
し(STEP I3)、更に、POS制御回路108へ給油量・給油
終了信号・計量機ナンバーを報知データとして出力し
(STEP I4)、給油停止信号を出力した固定式計量機1
へ給油不許可信号を出力する(STEP I5)。従って、上
記所定時間経過したのちにノズル信号が入力されてもゲ
ート回路16には給油停止信号が、または、POS端末機101
からの給油不許可信号が入力されているので、今回の給
油は不可能である。
また、上記所定時間内に給油作業者が被給油車に対し
て給油作業を開始するために給油ノズル8をノズル収納
部9から外し被給油車の給油口へ給油ノズル8を挿入す
ると、給油ノズル8をノズル収納部9から外した時点で
ノズル収納部9に設けられたノズルスイッチ10がON状態
になり、ノズルスイッチ10からノズル信号がゲート回路
16と強制停止回路15とへ出力される。従って、ゲート回
路16にはPOS端末機101からの給油許可信号とノズルスイ
ッチ10からのノズル信号とが入力され、かつ、強制停止
回路15からはノズル外れ信号が入力されていないので、
ゲート回路16はポンプモータ駆動制御回路17は給油信号
を出力し、給油信号が入力されたポンプモータ駆動制御
回路17はポンプモータ3に駆動電力を供給する。従っ
て、固定式計量機1は給油可能状態となる。
また、上記作業により、ノズル収納部9に設けられた
ノズルスイッチ10からノズル信号が入力された強制停止
回路15はパルス発信器10から流量パルスが入力されてい
るか否かを判断する(STEP K5)。そして、強制停止回
路15は流量パルスが入力されるたびにタイマーを零リセ
ットする(STEP K6)。従って、給油が続行していると
きには強制停止回路15に何度も流量パルスが入力される
ので、タイマーが何度もリセットされていることにな
る。
また、流量パルスが入力されていない場合(例えば、
給油作業者が給油ノズルのノズルレバーを戻し、給油を
停止している場合)には上記タイマーを1カウントアッ
プし(STEP K7)、タイマーによりカウントされた値が
予め定められた値に達したか否かを判断する(STEP K
8)。そして、上記カウントされた値が予め定められた
値に達した場合には、給油停止信号・給油量をインター
フェース18及びデータ伝送線50を介してPOS端末機101へ
出力するとともに(STEP K9)、給油ノズル8がきちん
とノズル収納部9に収納されノズルスイッチ10からノズ
ル信号が出力されなくなるまでノズル外れ信号をゲート
回路16及びスピーカ駆動回路19へ出力する(STEP K10,S
TEP K11)。従って、ノズル外れ信号が入力されたゲー
ト回路16は給油信号の出力を停止するので、ポンプモー
タ3には駆動電力が入力されなくなり、給油が不可能と
なる。また、ノズル外れ信号が入力されたスピーカ駆動
回路19は上記ノズル外れ信号が入力されている間は警報
装置12から警報音を出力すべく警報装置12へ駆動信号を
出力する。従って、給油ノズル8がきちんとノズル収納
部9に収納されノズルスイッチ10からノズル信号が入力
されなくなるまでは、警報装置12から警報音が出力され
続ける。
また、給油停止信号・給油量・計量機ナンバーが入力
されたPOS端末機101の異常検知回路113は、給油量・計
量機ナンバーとともに給油停止信号を給油終了信号とし
てPOS制御回路108に出力する。給油停止信号・給油量、
計量機ナンバーが入力されたPOS制御回路108は今回入力
された給油量に対する顧客請求金額を演算し、給油量・
顧客請求金額・計算機ナンバーに対応した顧客番号・等
をPOSデータ記憶部109に記憶するとともに、給油量、顧
客請求金額をディスプレイ107とプリンタ106とへ出力す
る。給油量・顧客請求金額が入力されたディスプレイ10
7とプリンタ106とは上記給油量・顧客請求金額とをそれ
ぞれ表示及び印字出力する。そして、上記給油停止信号
・計算機ナンバーが入力された異常検知回路113はディ
スプレイ107内の計算機状態表示部107Aにこの表示デー
タ(計算機ナンバーと「給油ノズルが外れています」)
を所定時間のみ表示する。従って、上記表示データ及び
表示器駆動電力が供給された計量機状態表示部107Aには
「計量機ナンバー」・「給油ノズルが外れています」と
の情報が所定時間だけ表示される。
また、給油作業者が給油を終了するために給油ノズル
8のノズル収納部9にきちんと収納するとノズルスイッ
チ10はノズル信号の出力を停止する。従ってノズル信号
が入力されなくなった強制停止回路15は、給油停止信号
・給油量をインターフェース18及びデータ伝送線50を介
してPOS端末機101へ出力する(STEP K13)。すると、給
油停止信号・給油量・計量機ナンバーが入力されたPOS
端末機101の異常検知回路113は、これらのデータをPOS
制御回路108へ出力するとともに(STEP I4)。給油停止
信号を出力した固定式計量機1へ給油不許可信号を出力
する(STEP I5)。すると、固定式計量機1の強制停止
回路15には給油不許可信号が入力されるので、この後に
給油ノズルを8をノズル収納部9から外しても給油は不
可能である。また、POS制御回路108は今回入力された給
油量に対する顧客請求金額を演算し、給油量・顧客請求
金額・計量機ナンバーに対応した顧客番号、等をPOSデ
ータ記憶部109に記憶するとともに、前記給油量・顧客
請求金額をディスプレイ107とプリンタ106とへ出力す
る。給油量・顧客請求金額が入力されたディスプレイ10
7とプリンタ106とは上記給油量、顧客請求金額とをそれ
ぞれ表示及び印字出力する。
以上のように本発明に係る実施例の給油システムは、
給油ノズル8がノズル収納部10にきちんと収納されず、
ノズルスイッチ10からノズル信号が出力され続けていて
も所定時間給油を行っていなければ(パルス発信機10か
流量パルスが出力されなければ)該給油ノズル8からの
給油を不可能とするので、次の被給油車に対して固定式
計量機1を用いて給油することにより前回において固定
式計量機を用いて行った給油に対した供給量に今回の給
油量が加算されてしまうということが解消できる。更
に、本実施例における固定式計量機1は、ノズルスイッ
チ10からノズル信号が出力され続けていても所定時間給
油を行っていなければ(パルス発信器10から流量パルス
が出力されなければ)、給油ノズル8がノズル収納部10
にきちんと収納されていないことを警報装置12、或い
は、ディスプレイ107内の計量機状態表示部107Aにより
報知するので、給油作業者に注意を促すことができる。
なお、本実施例において、吐出停止手段としてはポン
プモータ3を強制停止させて行っているが、これに限る
ものではなく、例えば、配管2の途中に弁を設け、強制
停止回路15から給油停止信号が出力されているときに上
記弁を閉塞させるようにしてもよく、とにかく強制停止
回路15から給油停止信号が出力されているときには給油
ノズル8からの給油が不可能であればどのような構成に
してもよい。
また、本実施例において給油可能状態を検出する手段
としてはノズルスイッチ10からのノズル信号を用いてい
るが、給油ノズル8を被給油車の給油口に挿入した状態
を検出し挿入信号を出力する挿入センサ付きの給油ノズ
ルであればこの挿入信号を用いてもよく、また、被給油
車に給油すべき油種を給油前に判別し、油種信号を出力
する油種センサー付の計量機であればこの油種信号を利
用してもよい。
また、本実施例における計量機とPOS端末機との信号
のやりとりはシリアル伝送方式と呼ばれるデータ伝送方
式を採用しているが、これに限るものではなく、例えば
計量機とPOS端末機との信号のやりとりを計量パルス信
号,計量機稼働中信号,及びポンプロック信号の3本の
信号線を用いて行うマルチワイヤー方式を採用した給油
装置にも適用可能であり、この場合には計量機に備えら
れたパルス発信器からの流量パルスは計量パルス信号と
してPOS端末機にも入力されるように構成されているの
で、本実施例において用いられた強制停止回路15をPOS
端末機に設けることも可能である。
また、本実施例においては計量機とPOS端末機とを用
いて給油装置を完成させているが、例えば、POS端末機
を設けずにノズルスイッチの開閉状態のみで給油可能・
給油不可能になるような計量機のみからなる給油装置に
も本発明は適用可能である。この場合には、例えばノズ
ルスイッチからのノズル信号とパルス発信器からの流量
パルスとが入力され、上記ノズル信号が入力されたのち
に流量パルスが所定時間入力されないと給油を不能とす
る制御回路を設ければよい。
更に、本実施例においては固定式計量機1を例に述べ
ているが、懸垂式の計量機に対しても適用可能である。
そして、この場合にはノズル信号の代わりに例えば給油
ノズルが被給油車に対して給油可能な位置まで降下して
いる時に出力される信号を使えばよい。
〔効果〕
以上のように本発明は計量機が給油可能状態であって
も所定時間給油を行っていなければ(パルス発信器から
流量パルスが所定時間出力されていない状態)、今回の
給油作業を一旦終了させて該給油ノズルからの給油を不
可能とするので、次の被給油車に対して該計量機を用い
て給油することにより前回の給油量に今回の給油量が加
算されてしまうということが解消できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る実施例の計量機1の内部構成とPO
S端末機101の外観を示す図、第2図は本発明に係る実施
例の計量機1の制御構成とPOS端末機101の制御構成とを
示すブロック図、第3図は第2図中に示される計量機1
の顧客判別回路110の制御構成を示すフローチャートで
ある。第4図は第2図中に示される給油開始制御回路11
2の制御構成を示すフローチャート、第5図は第2図中
に示されるPOS端末機101の異常検知回路113の制御構成
を示すフローチャートである。 1……固定式計量機、3……ポンプモータ 10……パルス発信器、15……強制停止回路 16……ゲート回路 17……ポンプモータ駆動制御回路

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】給油ノズルと、 該給油ノズルから吐出される吐出流量に対応した流量パ
    ルスを発信するパルス発信器と、 を備えてなる給油装置において、 該給油ノズルが給油可能状態にあるのを検出し、該給油
    可能状態時には給油可能信号を出力する給油判定手段
    と、 該給油判定手段からの給油可能信号が入力されている間
    に該パルス発信器から流量パルスが所定時間入力されな
    ければ給油終了と判断し給油終了信号を出力する給油終
    了判定手段と、 該給油終了信号と該給油可能信号とが供給され、該給油
    可能信号が入力されている間に該給油終了信号が入力さ
    れたのを検出したときには、該給油終了信号が入力され
    た時点から該給油可能信号が入力されなくなるまで該給
    油ノズルからの油液の吐出を停止する吐出停止手段と、 を設けたことを特徴とする給油装置。
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