JPS6024029B2 - 給油装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は給油装置に関するものであり、さらに詳しくは
油種記号、単価記号または単価、客の識別記号、給油所
識別記号、有効年月日記号等のカード要素を記憶させた
カードをカードリーダーに挿入してカード要素を読み取
らせ、給油機により給油すると、給油機の表示計にカー
ドリーダーで読み取ったカード要素に基づく事項が表示
されるようにした給油装置に関する。

ところで、従来の給油機は、給油量は表示されるがカー
ドに記憶されている単価及び給油料金を給油機の表示計
に表示しなかったため、客は給油地点において単価およ
び料金を知ることができず、事務所で発行される伝票に
よりそれらを始めて知っていた。このため客に不安感を
与え時にはトラブルを起すこともあった。そのために、
例えば本出願人によって提案された特関昭５２一１６１
４号公報には、給油量表示計および油の単価の表示計を
給油しようとする自動車の誘導路の前方に設け、その自
動車の運転車が給油される油の単価および給油量をすぐ
に解るようにした技術が開示されている。

しかしながら、油の単価は常時多量の油を給油する常客
とフリーの客とによって変更すする場合もあり、また客
毎に異なる場合もある。かかる場合に、従来技術によれ
‘よ、客毎の単価を端末器に記憶させているので、端末
器側の記憶容量を多く必要とした。また単価に変動が生
じた場合には、端末器に記憶した単価を変更しなければ
ならず、その作業が面倒である。したがって本発明の目
的は、端末器の記憶容量を少なくでき、かつ単価の変更
に際して容易に処置することのできる給油装置を提供す
るにある。

本発明によれば、油の単価を記憶させたカードと、カー
ドーこ記憶させた単価記号を読み取るカードリーダーと
、カードリーダーが読み取った油の単価記号を該当単価
に変モ奥単価を記憶する単価記憶手段と、該単価に基づ
いた給油料金を演算する演算手段と、その給油料金を表
示する給油料金表示計と前記単価を表示する単価表示計
とを備えている。したがって、作動に際してカードリー
ダーが読み取った油の単価記号は単価記憶手段によって
そのときの単価として単価表示計に表示され、演算手段
が単価と給油量との掛け算をして給油料金を給油料金表
示計に表示する。

それ故に単価が改訂された場合、カードリーダーの単価
記号は変更しなくても単価記憶手段のみを改訂すればよ
く、したがって単価の変更に伴う端末器の変更作業が容
易である。

しかも端末器には単価記号のみを記憶させればよく、そ
の記憶容量は必要最少限に止めることができる。以下図
面を参照して本発明の実施例を説明する。

第１図において全体を１で示すものは給油機で、従来の
給油機と同様給油ノズル２を有し、ノズル２はホース４
、管５を介して油の貯蔵タンクに連接されており管５に
はパルス発信器７を備えた流量計６およびポンプ８が設
けられている。

３は／ズルスィッチでノズル２をノズル掛けに掛け外す
ことにより開閉し、ノズル２を／ズル掛けより外すとノ
ズルスイッチ３が閉じその信号によりポンプ８のモータ
ーが起動してポンプ８が回動し、ポンプ８、流量計６、
ホース４を経て／ズル２より油を給油する。

その際に流量計６に流れる油の流量に比例したパルス信
号がパルス発信器７より後述の制御装置に送られるよう
になっている。９は給油機１に設けられた表示計で、表
示計９は給油量表示計１０、単価表示計１１および給油
料金表示計１２を備えている。

１４は給油機１近くに設けられたカードリーダー、１５
はカード要素を記憶させたカードで、カードリーダー１
４にカード１５を挿入すると、カードリーダー１４で読
み取ったカード要素信号が後述の制御装置に送られるよ
うになっている。

１３は単価変更器であり、１６は事務所であって、事務
所１６には制御装置の端末器１７が設けられている。

第２図は制御装置をブロック図で示したもので、このブ
ロック図と第１図に示す給油装置を参照し本発明の作動
を説明する。

第２図においてＡは事務所に設けた端末器を示し、Ｂは
給油機に設けた制御器部分を示す。

油種記号、単価記号、客の識別記号、給油所識別記号、
有効年月日記号等のカード要素を記憶しているカードを
客へ渡しておき、またカードを持たないフリーの客のた
めに給油所員は同様の内容を記憶したカードを所持する
。カード１５をカードリーダー１４に挿入すると、カー
ドリーダー１４からのカード要素信号は事務所１６内の
端末器Ａの制御回絡１８に入り、油種記号および単価記
号は単価記憶手段すなわち単価記号記憶回路１９に入り
、単価記憶回路１９から単価が制御回路１８に伝わる。

カードには単価記号、例えば１，２，３が記憶されてお
り、また単価記憶回路には例えばが記憶されている。

油種、単価、客の識別記号、給油所識別記号等のカード
要素は記憶回路２０１こ記憶される。

また単価は発信回路２１から給油機Ｂの受信回路２６に
伝わり、次いで演算手段すなわち演算回路２７に伝わる
。給油すると、流量計のパルス発信器７からの流量信号
は演算回路２７に伝わり流量に換算され、また単価と流
量とは掛算されて給油料金とされ、給油機Ｂの表示計９
に単価（円）、給油量（Ｚ）、給油料金（円）が表示さ
れる。

それらの信号は給油機Ｂの発信回路２８、端末器Ａの受
信回路２２、制御回路１８を介して記憶回路２０に記憶
される。給油が終了しノズルをノズル掛けに掛けると、
ノズルスイッチ３から給油終了信号が給油機Ｂの発信回
路２８、端末器Ａの受信回路２２、制御回路１８を介し
て記憶回路２川こ伝わり、記憶回路２０に記憶されてい
るカード要素および給油要素は端末器Ａの表示計２３に
表示され、同時に伝票発行機２４により伝票に印字され
、さらに磁気テープ２５に記憶される。

したがって単価が変更された場合、単価記憶回路に記載
されている単価記号別および油種記号別の油の単価（前
記の表参照）のみを変更すればよいので、その変更作業
は極めて簡単である。

また、端末器Ａが故障した場合および端末器Ａを使用せ
ずに給油機Ｂだけを使用する場合には、スイッチ３０，
３１を開けば給油機Ｂと端末器Ａとは分離され、また単
価信号切換スイッチ３２が給油機Ｂの単価発信器２９の
方へ切換わり、給油機Ｂの所で設定される単価が演算回
路２７に伝わる。なお、第１図に示す例ではカードリー
ダーが給油機と離して設けられているが、給油機にカー
ドリーダーを取り付けるようにしてもまたは事務所内に
設けてもよい。

また給油ホースノズルを天井より吊下した懸垂式給油装
置においても本発明は同様に実施できる。以上説明した
ように本発明の給油機は、給油機の表示計に給油料金を
表示するようにしているので、客は料金を知ったうえで
事務所へ金を支払いにいけるので客に安心感を与え、無
駄なトラブルを禾然に防ぎ効率よく給油を行うことがで
きるものである。

特に本発明によれば、単価記号をカードリーダーに記憶
させておき、その単価記号をカードリーダーで読み取る
ので、油の単価に変更があっても単価記憶手段すなわち
単価記憶回路のみを変更すればよく、その変更作業を簡
単かつ容易に行うことができる。

しかもその記憶容量も小さくてするので、変更時の作業
も楽である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の給油装置の正面図、第２図は第１図の
給油装置で使用される制御装置を示すブロック図である
。 １・・・・・・給油機、２・・・・・・ノズル、３・・
・・・・ノズルスイッチ、４……ホース、５……管、６
……流量計、７・・・・・・パルス発信器、８・・・・
・・ポンプ、９・・・・・・表示計、１０・・・・・・
給油量表示計、１１・・…・単価表示計、１２・・…・
給油料金表示計、１３・・・…単価変更器、１４・・・
・・・カードリーダ−、１５・・・・・・カード、１６
・・…・事務所、１７・・・・・・端末器、１８・・・
・・・制御回路、１９・・・・・・単価記憶回路、２０
・・・・・・記憶回路、２１・・・・・・発信回路、２
２・・・…受信回路、２３・・…・表示計、２４・・・
・・・伝票発行機、２５・・・・・・磁気テープ、２６
・・・・・・受信回路、７・・・・・・演算回路、２８
・・・・・・発信回路、２９・・・・・・単価発信器、
３０・・・…スイッチ、３１・・・・・・スイッチ、３
２・・・・・・単価信号切換スイッチ。 錘 〜 聡 図 Ｎ 聡

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 油の単価を記憶させたカードと、カードに記憶させ
   た単価記号を読み取るカードリーダーと、カードリーダ
   ーが読み取つた油の単価記号を該当単価に変換単価を記
   憶する単価記憶手段と、該単価に基づいた給油料金を演
   算する演算手段と、その給油料金を表示する給油料金表
   示計と、前記単価を表示する単価表示計とを備えること
   を特徴とする給油装置。