JPH0678017U - 排気用ダクトのシール構造 - Google Patents

排気用ダクトのシール構造

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JPH0678017U
JPH0678017U JP1964993U JP1964993U JPH0678017U JP H0678017 U JPH0678017 U JP H0678017U JP 1964993 U JP1964993 U JP 1964993U JP 1964993 U JP1964993 U JP 1964993U JP H0678017 U JPH0678017 U JP H0678017U
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JP
Japan
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exhaust duct
seal
seal member
recess
seal structure
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Application number
JP1964993U
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English (en)
Inventor
彰 笹森
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Toyota Motor East Japan Inc
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Kanto Auto Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 限られた面積の部材内に、より大きな開口部
を有する通気孔を配置し、かつ、確実なシール状態が得
られて、室内の換気及びドアの開閉を容易にするととも
に、生産性の向上を図る。 【構成】 通気孔22a〜22cが設けられるベース部
材18の周囲にゴム部材又は塩化ビニール材を一体成形
でリング状に形成したシール部材24を配置する。さら
に、シール部材24の突起部位24bが当接するパネル
クォータ30の部位に窪み30aを設ける。この窪み3
0aの部位での剛性を高くして、変形を生じ難くし、シ
ール部材24の突起部位24bと窪み30aとの当接状
態を確実にして、良好なシール状態を得る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は自動車などに利用し、室内の換気及びドアの開閉を容易にするための 排気用ダクトのシール構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
図4は従来例の排気用ダクトが自動車に設けられた状態を示す斜視図である。 図4において、この例は、リヤバンパ2内のパネルクォータ4に排気用ダクト6 が設けられている。
【0003】 図5は図4中のAーA線に沿った排気用ダクト6の構成を示す斜視図であり、 図5において、排気用ダクト6は樹脂成形にて作製され、ベース部材8の図にお ける上下に取り付け孔が形成された取り付け部位10a,10bが設けられてい る。さらに、ベース部材8には、破水構造、すなわち、パネルクォータ4側に開 口部を有して傾斜した通気孔12a,12b,12cが設けられている。また、 ベース部材8の周囲には、パネルクォータ4に当接するスポンジゴム14が接着 剤で接合して設けられている。このスポンジゴム14は、一本の部材を用い、そ の一端部14aと他端部14bを重ね合わせ、かつ、接着剤で接合して構成して いる。
【0004】 図6は、図4中のAーA線に沿った排気用ダクト6の取り付け状態を示す断面 図である。図6において、排気用ダクト6は、ロアバックパネル14と接合した パネルクォータ4に嵌め込まれており、この際、取り付け部位10a,10bが ねじなどでパネルクォータ4に固定される。この固定とともにスポンジゴム14 が収縮してパネルクォータ4とベース部材8との間をシールしている。このシー ルによって、自動車室内との換気が通気孔12a〜12cを通じて行われること になる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
上記のような従来例の排気用ダクトのシール構造では、一本の部材のスポンジ ゴム14における一端部14aと他端部14bとを重ね合わせ、かつ、接着剤で 接合して構成している。したがって、この重ね合わせた部分のベース部材8上に おける面積が大きくなり、小型で大開口部を有する通気孔12a〜12cの配置 の要請に対応できない。すなわち、室内の換気及びドアの開閉を、より容易に行 うことができない。さらに、スポンジゴム14の一端部14aと他端部14bを 重ね合わせ、かつ、接着剤で接合する際の作業負担が多大となり、その生産性が 悪いという欠点がある。
【0006】 この考案は、従来の技術における上記の欠点を解決するものであり、限られた 面積の部材内に、より大きな開口部を有する通気孔が配置され、かつ、確実な取 り付け状態が得られて、室内の換気及びドアの開閉が容易にできるとともに、そ の生産性が向上する排気用ダクトのシール構造を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために、本考案の排気用ダクトのシール構造は、通気孔が 設けられるベース部材の端部部位に、弾性を備え、かつ、一体成形でリング状に 形成したシール部材が配置される構成としている。
【0008】 この構成にあって、シール部材は、ベース部材の端部部位に嵌め込むための凹 部と、当該排気用ダクトが取り付けられる車両部材に、弾性をもって当接する突 起部位とが一体成形かつリング状で形成される構成としている。
【0009】 また、シール部材は、弾性を有するゴム部材又は樹脂部材を用いて一体成形で リング状に形成する構成としている。
【0010】 さらに、シール部材におけるリング状の突起部位が当接する、当該排気用ダク トを取り付ける車両部材に、リング状の窪みが形成される構成としている。
【0011】
【作用】
このような構成により、本考案の排気用ダクトのシール構造は、通気孔が設け られるベース部材の周囲に、一体成形でリング状の弾性を有したシール部材が配 置される。したがって、従来、慣用的に用いられるスポンジゴムの両端部を重ね 合わせて接着剤で接合する場合のように、その配置面積が大きくならず、限られ た面積の部材内に、より大きな開口部を有する通気孔が配置されて、室内の換気 及びドアの開閉が容易になる。
【0012】 さらに、シール部材におけるリング状の突起部位が当接する、当該排気用ダク トを取り付ける車両部材に、リング状の窪みが形成されている。この窪みでの剛 性が高く得られて、窪みの変形が生じ難くなり、シール部材の突起部位と窪みと の当接状態が確実になり、良好なシール状態が得られる。
【0013】
【実施例】
次に、本考案の排気用ダクトのシール構造の実施例を図面を参照して詳細に説 明する。 図1は、本考案の排気用ダクトのシール構造の実施例の構成を示す斜視図であ る。図1において、この例の排気用ダクト16は、従前の図4に示したようにリ ヤバンパ内のパネルクォータに設けられるものであり、その全体が樹脂成形で作 製されて、ベース部材18の図における上下に取り付け孔が形成された取り付け 部位20a,20bが設けられている。
【0014】 さらに、ベース部材18には、開口部を有し、傾斜した破水構造の通気孔22 a,22b,22cが設けられている。また、ベース部材18の周囲には、以降 で説明するように弾性を有し、ゴム部材又は塩化ビニール材を一体成形でリング 状に形成したシール部材24が設けられている。
【0015】 次に、この排気用ダクト16におけるシール部材24の構造及びこのシール部 材24が当接してシールを行う際のパネルクォータの構造を詳細に説明する。 図2はパネルクォータへの排気用ダクト16の取り付け状態を示し、図3は、 パネルクォータとシール部材24との接合状態を示す断面図である。図2及び図 3において、取り付け部位20a,20bの内側部位と、これを除くベース部材 18の周囲は、二枚の突出片18a,18bが設けられている。すなわち、凹状 に形成されている。また、シール部材24は、ベース部材18の突出片18aに 嵌め込まれる凹部24aと、この凹部24aの開口方向に直交して二つの突起部 位24b,24cとを有している。
【0016】 次に、このシール部材24が固定されるパネルクォータ30は、図2中に示す ようにリヤバンパ32及びロアバックパネル34に、ボルトナット36及び溶接 38で両端部が固定されるとともに、シール部材24の突起部位24bが当接す る部位、すなわち、リング状にプレス加工などで押圧して変形させた窪み30a が設けられている。
【0017】 次に、この構成における機能について説明する。 通気孔22a〜22cが設けられるベース部材18の周囲に、ゴム部材又は塩 化ビニール材を一体成形でリング状に形成したシール部材24が配置される。し たがって、従前の図5をもって説明したスポンジゴムの両端部を重ね合わせて接 着剤で接合する場合のように、その配置面積が大きくならず、限られた面積のベ ース部材18内に、図2に示す間隔Cの大きな開口部を有する通気孔22a〜2 2cが配置できる。これによって、室内の換気及びドアの開閉が容易になる。
【0018】 さらに、一体成形でリング状の弾性を有したシール部材24を用いているため 、従前の図5をもって説明したスポンジゴムの両端部を重ね合わせて接着剤で接 合するような面倒な作業が不要になり、量産が可能になり生産性が向上する。
【0019】 さらに、図2に示すようにシール部材24の突起部位24bが当接するパネル クォータ30の部位に窪み30aが設けられている。したがって、この窪み30 aの部位での剛性が高く得られる。この窪み30aでの変形が生じ難く、シール 部材24の突起部位24bと窪み30aとの当接状態が確実になり、良好なシー ル状態が得られる。また、パネルクォータ30には、突起部位24bとともに突 起部位24cが弾性をもって当接するので、さらに、良好なシール状態が得られ る。
【0020】 なお、この実施例では、ベース部材18の周囲に二枚の突出片18a,18b を形成して、シール部材24を取り付けているが、この二枚の突出片18a,1 8bを設けず、一方のみとして、そのベース部材18の外周囲にシール部材24 を嵌め込むようにしても良い。この場合、取り付け部位20a,20bの取り付 け孔にねじを通して固定する場合のシール状態を考慮した構成にする。
【0021】
【考案の効果】
以上の説明から明らかなように、本考案の排気用ダクトのシール構造は、通気 孔が設けられるベース部材の周囲に、一体成形でリング状の弾性を有したシール 部材が配置されているため、シール部材の配置面積が大きくならず、限られた面 積の部材内に、より大きな開口部を有する通気孔が配置でき、室内の換気及びド アの開閉が容易になるという効果を有する。また、一体成形でリング状の弾性を 有したシール部材によって、その生産性が向上するという効果も有する。
【0022】 加えて、当該排気用ダクトのシール構造が取り付けられる車両部材のシール部 材の突起部位が当接する部位に、窪みが形成されているため、この窪みの部位で の剛性が高く得られて、窪みの変形が生じ難くなり、シール部材の突起部位と窪 みとの当接状態が確実になる。したがって、良好なシール状態が得られるという 効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による排気用ダクトのシール構造の実施
例を示す斜視図である。
【図2】上記実施例におけるパネルクォータへの排気用
ダクトの取り付け状態を示す断面図である。
【図3】上記実施例におけるパネルクォータとシール部
材の接合状態を示す断面図である。
【図4】従来の排気用ダクトが自動車に設けられた状態
を示す斜視図である。
【図5】図4中のAーA線中に係る排気用ダクトの構成
を示す斜視図である。
【図6】図4のAーA線沿いの排気用ダクトの取り付け
状態を示す断面図である。
【符号の説明】
16 排気用ダクト 18 ベース部材 18a,18b 突出片 22a〜22c 通気孔 24 シール部材 24b,24c 突起部位 30 パネルクォータ

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通気孔が設けられるベース部材の端部部
    位に、弾性を備え、かつ、一体成形でリング状に形成し
    たシール部材が配置されることを特徴とする排気用ダク
    トのシール構造。
  2. 【請求項2】 シール部材は、ベース部材の端部部位に
    嵌め込むための凹部と、当該排気用ダクトが取り付けら
    れる車両部材に、弾性をもって当接する突起部位とが一
    体成形かつリング状で形成されることを特徴とする請求
    項1記載の排気用ダクトのシール構造。
  3. 【請求項3】 シール部材は、弾性を有するゴム部材又
    は樹脂部材を用いて一体成形でリング状に形成すること
    を特徴とする請求項1又は2記載の排気用ダクトのシー
    ル構造。
  4. 【請求項4】 シール部材におけるリング状の突起部位
    が当接する、当該排気用ダクトを取り付ける車両部材
    に、リング状の窪みが形成されることを特徴とする排気
    用ダクトのシール構造。
JP1964993U 1993-04-16 1993-04-16 排気用ダクトのシール構造 Pending JPH0678017U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101379018B1 (ko) * 2005-08-31 2014-03-28 포레시아 인테리어 인더스트리 차량용 통풍 크로스부재
KR101417325B1 (ko) * 2012-08-27 2014-07-08 기아자동차주식회사 에어 익스트랙터 그릴

Cited By (3)

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KR101379018B1 (ko) * 2005-08-31 2014-03-28 포레시아 인테리어 인더스트리 차량용 통풍 크로스부재
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