JPH0677874B2 - マグネトロン用ろう材の製造方法 - Google Patents
マグネトロン用ろう材の製造方法Info
- Publication number
- JPH0677874B2 JPH0677874B2 JP26476586A JP26476586A JPH0677874B2 JP H0677874 B2 JPH0677874 B2 JP H0677874B2 JP 26476586 A JP26476586 A JP 26476586A JP 26476586 A JP26476586 A JP 26476586A JP H0677874 B2 JPH0677874 B2 JP H0677874B2
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- JP
- Japan
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- magnetron
- filler metal
- brazing filler
- manufacturing
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- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23K—SOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
- B23K35/00—Rods, electrodes, materials, or media, for use in soldering, welding, or cutting
- B23K35/22—Rods, electrodes, materials, or media, for use in soldering, welding, or cutting characterised by the composition or nature of the material
- B23K35/24—Selection of soldering or welding materials proper
- B23K35/32—Selection of soldering or welding materials proper with the principal constituent melting at more than 1550 degrees C
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Powder Metallurgy (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、電子レンジなどに用いられるマグネトロン用
ろう材の製造方法に関するものである。
ろう材の製造方法に関するものである。
(従来技術とその問題点) マグネトロンは、モリブデンでつくられた上部エンドハ
ットおよび下部エンドハットの間にトリウムタングステ
ンでつくられたコイルを保持させてなるフィラメントを
そなえているのが一般的である。
ットおよび下部エンドハットの間にトリウムタングステ
ンでつくられたコイルを保持させてなるフィラメントを
そなえているのが一般的である。
コイルをエンドハットにろう接するためのろう材として
は、従来ルテニウム37〜47wt%、モリブデン53〜63wt%
の圧粉体、もしくは焼結体、または、ルテニウム粉末37
〜47wt%、モリブデン粉末53〜63wt%とバインダーを混
合したペーストが用いられていた。圧粉体もしくは焼結
体を用いた場合は、体積が大きくなり、継手部にセッテ
ィングするときに、必要以上の継手間隙を設けなくては
ならなかったり、ろう付時に圧粉体もしくは焼結体中に
閉じ込められたガスが放出されるためにスパッタリング
が多量に発生し、トリウムタングステンのコイルに付着
し、不良品の発生につながる。また、ペーストを使用し
た場合は、継手部に一定量のろう材を供給することは困
難であり、さらに予備乾燥を行う必要がある。また予備
乾燥を行ってもバインダーの残渣分がろう接時に飛散
し、トリウムタングステンがコイルに付着し、不良品の
発生につながるなどの欠点があった。
は、従来ルテニウム37〜47wt%、モリブデン53〜63wt%
の圧粉体、もしくは焼結体、または、ルテニウム粉末37
〜47wt%、モリブデン粉末53〜63wt%とバインダーを混
合したペーストが用いられていた。圧粉体もしくは焼結
体を用いた場合は、体積が大きくなり、継手部にセッテ
ィングするときに、必要以上の継手間隙を設けなくては
ならなかったり、ろう付時に圧粉体もしくは焼結体中に
閉じ込められたガスが放出されるためにスパッタリング
が多量に発生し、トリウムタングステンのコイルに付着
し、不良品の発生につながる。また、ペーストを使用し
た場合は、継手部に一定量のろう材を供給することは困
難であり、さらに予備乾燥を行う必要がある。また予備
乾燥を行ってもバインダーの残渣分がろう接時に飛散
し、トリウムタングステンがコイルに付着し、不良品の
発生につながるなどの欠点があった。
本発明は、このような状況に鑑みなされたものであり、
マグネトロンのフィラメント製造時の不良率低減に効果
があるものである。
マグネトロンのフィラメント製造時の不良率低減に効果
があるものである。
(問題点を解決するための手段) 本発明のマグネトロン用ろう材の製造方法は、粒径10μ
m以下のルテニウム粉末37〜47wt%、粒径10μm以下の
モリブデン粉末53〜63wt%を混合しこれを水冷銅板型上
に非酸化性雰囲気でプラズマ、酸素水素炎、レーザーな
どで溶射し、所定の厚さよりも少し厚い薄板を作製後、
プレスもしくは圧延により所定の厚さにし、次いでプレ
ス打抜により所要形状になすことを特徴とする。
m以下のルテニウム粉末37〜47wt%、粒径10μm以下の
モリブデン粉末53〜63wt%を混合しこれを水冷銅板型上
に非酸化性雰囲気でプラズマ、酸素水素炎、レーザーな
どで溶射し、所定の厚さよりも少し厚い薄板を作製後、
プレスもしくは圧延により所定の厚さにし、次いでプレ
ス打抜により所要形状になすことを特徴とする。
本発明において粒径10μm以下のルテニウム、モリブデ
ン粉末を用いたのは、微細で、かつ同程度の大きさの粉
末であると均一に混合できるためである。
ン粉末を用いたのは、微細で、かつ同程度の大きさの粉
末であると均一に混合できるためである。
このように均一にした混合粉末を水冷銅板上に非酸化性
雰囲気中で、プラズマ、酸素水素炎、レーザーなどによ
り溶射し、所定の厚さよりも少し厚い薄板を作製するこ
とにより、ろう材中に存在するガスの量を減少すること
ができ、ろう付時のスパッタリングによる不良を低減す
ることができる。
雰囲気中で、プラズマ、酸素水素炎、レーザーなどによ
り溶射し、所定の厚さよりも少し厚い薄板を作製するこ
とにより、ろう材中に存在するガスの量を減少すること
ができ、ろう付時のスパッタリングによる不良を低減す
ることができる。
(実施例) 粒径10μm以下のルテニウム粉末wt%と、粒径10μm以
下のモリブデン粉末60wt%をV型混合機により60分間混
合したのち酸素水素炎中で溶射を行い、大略3mmの厚さ
の薄板を作製し、これを圧延加工により1.5mmの厚さの
薄板にしたのち、プレスにより所要形状のリング状ろう
材を得た。
下のモリブデン粉末60wt%をV型混合機により60分間混
合したのち酸素水素炎中で溶射を行い、大略3mmの厚さ
の薄板を作製し、これを圧延加工により1.5mmの厚さの
薄板にしたのち、プレスにより所要形状のリング状ろう
材を得た。
(従来例) 250メッシュ以下のルテニウム粉末wt%と、粒径10μm
以下のモリブデン粉末60wt%をV型混合機により60分間
混合したのち所要形状の金型を充填し、1.5ton/cm2で圧
縮後、H2雰囲気中、1400℃で60分間焼結して実施例と同
一形状のろう材を得た。
以下のモリブデン粉末60wt%をV型混合機により60分間
混合したのち所要形状の金型を充填し、1.5ton/cm2で圧
縮後、H2雰囲気中、1400℃で60分間焼結して実施例と同
一形状のろう材を得た。
以上により準備したろう材を用いてろう接したものの評
価結果を下記の表に示す。
価結果を下記の表に示す。
上記表から明らかなように実施例の方が従来例に比し不
良率が低いことが判る。これは実施例で得られたのろう
材が溶射により緻密度が高く、ガス含有量が少ないから
である。
良率が低いことが判る。これは実施例で得られたのろう
材が溶射により緻密度が高く、ガス含有量が少ないから
である。
(発明の効果) 以上述べたように本発明のマグネトロン用ろう材の製造
方法は、溶射によりろう材を作製するので密度が高く、
ガスの含有量が少ないので、従来のろう材に比しろう付
時のスパッタリングが少なくマグネトロンの不良率を減
らすことができる効果がある。
方法は、溶射によりろう材を作製するので密度が高く、
ガスの含有量が少ないので、従来のろう材に比しろう付
時のスパッタリングが少なくマグネトロンの不良率を減
らすことができる効果がある。
Claims (1)
- 【請求項1】粒径10μm以下のルテニウム粉末37〜47wt
%と、粒径10μm以下のモリブデン粉末53〜63wt%を混
合し、これを水冷銅板上に非酸化性雰囲気中でプラズ
マ、酸素水素炎、レーザなどで溶射し、所定の厚さより
も少し厚い薄板を作製後、プレスもしくは圧延により所
定の厚さにし、次いでプレスにより所要形状になしたマ
グネトロン用ろう材の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26476586A JPH0677874B2 (ja) | 1986-11-06 | 1986-11-06 | マグネトロン用ろう材の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26476586A JPH0677874B2 (ja) | 1986-11-06 | 1986-11-06 | マグネトロン用ろう材の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63119999A JPS63119999A (ja) | 1988-05-24 |
JPH0677874B2 true JPH0677874B2 (ja) | 1994-10-05 |
Family
ID=17407873
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26476586A Expired - Lifetime JPH0677874B2 (ja) | 1986-11-06 | 1986-11-06 | マグネトロン用ろう材の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0677874B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4667441B2 (ja) * | 2007-10-31 | 2011-04-13 | 東芝ホクト電子株式会社 | ろう材、管球、マグネトロンおよびろう付け方法 |
CN101890503B (zh) * | 2010-06-25 | 2012-05-30 | 贵研铂业股份有限公司 | 一种微细Mo-Ru钎料粉末制备方法 |
-
1986
- 1986-11-06 JP JP26476586A patent/JPH0677874B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63119999A (ja) | 1988-05-24 |
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