JPH0677827B2 - 熱交換器の製造方法 - Google Patents

熱交換器の製造方法

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JPH0677827B2
JPH0677827B2 JP61054134A JP5413486A JPH0677827B2 JP H0677827 B2 JPH0677827 B2 JP H0677827B2 JP 61054134 A JP61054134 A JP 61054134A JP 5413486 A JP5413486 A JP 5413486A JP H0677827 B2 JPH0677827 B2 JP H0677827B2
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JP
Japan
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space
shape
heat exchanger
brazing
carbon
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JP61054134A
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JPS62212055A (ja
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正 碓井
東洋司 金子
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Showa Aluminum Can Corp
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Showa Aluminum Corp
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  • Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、蒸発器、凝縮器、カーヒータ、ラジエータ
などに適用されるアルミニウム製熱交換器の製造法に関
し、さらに詳しくは、別体部材収納用の空間部を有する
熱交換器を製造するに当り、複数の構成部材の組付け形
態を保持しておく方法に関する。
従来の技術 一般に、アルミニウム製熱交換器は、主たる構成部材で
あるフィンとチューブとサイドプレートとヘッダタンク
とインレットパイプとアウトレットパイプとを熱交換器
の形態に組付け、ついで組付け体を締付け具で締付けて
おいてロウ付けを行なうことによって製造せられる。
ところで、熱交換器の複数のフィン付きチューブの間に
別部材収納用の空間部が形成されることがある。このタ
イプの熱交換器を製造するに当り、上記のように構成部
材の組付け体を締付けると、組付け体が上記空間部のた
め構造安定性に欠け、そのため締付け時に組付け形態が
保持できなくなることがある。そこで、ロウ付け前にこ
の空間部を保形部材で塞いでおく必要がある。
組付け体の上記空間部に配すべき保形部材として、ステ
ンレス鋼製の部材を用いることが考えられる。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、この場合、アルミニウム製チューブには
ロウ材がクラッドされているため、ステンレス鋼製の保
形部材がチューブにロウ付けされてしまう。またステン
レス鋼製の保形部材はロウ付け時の加熱によって伸長し
て組付け体を変形さらには破損させるという問題があ
る。
この発明の目的は、上記の点に鑑み、従来技術の問題を
解決せんとするもので、左右両タンクを備えた熱交換器
の製造方法であって、相互に隣り合う偏平チューブ間
に、フィンの代わりに保形部材を挿入して、空間部を形
成し、保形部材を挿入してのろう付け時に熱交換器のコ
アがろう付け変形することなく、チューブ間の空間部の
寸法精度の高い製品を得ることができる方法を提供しよ
うとするにある。
課題を解決するための手段 この発明は、上記の目的を達成するために、左右両ヘッ
ダタンクに並列状に渡されかつ表面にロウ材がクラッド
されたアルミニウム製偏平チューブのうち、相互に隣り
合う偏平チューブ同志の間にコルゲート・フィンを配置
するとともに、これらとは別の相互に隣り合う偏平チュ
ーブ同志の間に別部材収納用の空間部を形成して、該空
間部にそれぞれ空間部に即した形状のカーボン製の保形
部材を配置し、これらの構成部材を熱交換器の形態に組
付け、ついでカーボン製保形部材を内装した組付け体を
締付け具で締付け、ロウ付けを行なって各構成部材同志
を固着させた後、締付け具を外し、カーボン製保形部材
を空間部から取り除くことにより、複数のフィン付き偏
平チューブの間に空間部を有する熱交換器を製造する、
熱交換器の製造方法を要旨としている。
構成部材の組付け体のロウ付けは、真空ロウ付け、炉内
ロウ付け、不活性ガス雰囲気中での炉内ロウ付けなどに
よって行なわれる。
作 用 上記のこの発明の方法によれば、左右両タンクを備えた
熱交換器の製造方法において、相互に隣り合う偏平チュ
ーブ間に、フィンの代わりに保形部材を挿入して、空間
部を形成しているから、保形部材を挿入してのろう付け
時に熱交換器のコアがろう付け変形することがない。
またカーボン製保形部材を内装した組付け体を締付け具
で締付けているから、組付け体を締付け具で、しっかり
と締め付けられることができ、従ってロウ付け性が良
い。
ロウ付け後に、締付け具を外し、カーボン製保形部材を
空間部から取り除くことにより、複数のフィン付き偏平
チューブ間の空間部の寸法精度の高い熱交換器を、非常
に能率良く製造することができる。
また保形部材としてカーボン製の部材を用いるので、ス
テンレス鋼製の保形部材を用いた場合のように、組付け
体のロウ付けに伴って保形部材がアルミニウム製の偏平
チューブにロウ付けされてしまうという問題は、全く生
じる余地がない。
また、カーボンの熱膨脹率は2.5×10-6/deg.であり、ス
テンレスの熱膨脹率16×10-6/deg.より極めて小さい。
したがってカーボン製の保形部材はロウ付け時の加熱に
よって伸長する率が小さく、ロウ付けに伴って組付け体
の変形ないし破損をまねくおそれが全くない。
さらにカーボンの熱伝導率は90Kcal/m・hr・deg.であ
り、ステンレスの熱伝導率20kcal/m・hr・deg.に比べて
著しく大きい。したがって組付け体のロウ付け時の熱移
動がよく、ロウ付け性がすこぶるよい。
実施例 つぎに、この発明の実施例について図面を参照して具体
的に説明する。
第1図および第2図において、主たる構成部材であるコ
ルゲート・フィン(1)と偏平チューブ(2)とサイドプレー
ト(3)とヘッダタンク(4)とインレットパイプ(5)とアウ
トレットパイプ(6)とを熱交換器の形態に組付ける。す
なわち、左右両ヘッダタンク(4)に並列状に渡されかつ
表面にロウ材がクラッドされた偏平チューブ(2)のう
ち、相互に隣り合う偏平チューブ(2)同志の間にコルゲ
ート・フィン(1)を配置するとともに、これらとは別の
相互に隣り合う偏平チューブ(2)同志の間に別部材収納
用の空間部(7)を形成する。
上記空間部(7)にそれぞれ空間部(7)に即した形状の角筒
状のカーボン製の保形部材(8)を配する。
保形部材(8)を内装した組付け体をついで締付け具で締
付けて、真空ロウ付け炉に入れ、温度600℃で、圧力10
-5〜10-6Torrで真空ロウ付けを行なう。
ロウ付け後、締付け具を外し、カーボン製の保形部材
(8)を空間部(7)から取り除く。
こうして、複数のフィン付き偏平チューブの間にそれぞ
れ別部材収納用の空間部を有するアルミニウム製熱交換
器が製造せられる。
発明の効果 この発明の方法は、上述のように、左右両ヘッダタンク
に並列状に渡されかつ表面にロウ材がクラッドされたア
ルミニウム製偏平チューブのうち、相互に隣り合う偏平
チューブ同志の間にコルゲート・フィンを配置するとと
もに、これらとは別の相互に隣り合う偏平チューブ同志
の間に別部材収納用の空間部を形成して、該空間部にそ
れぞれ空間部に即した形状のカーボン製の保形部材を配
置し、これらの構成部材を熱交換器の形態に組付け、つ
いでカーボン製保形部材を内装した組付け体を締付け具
で締付け、ロウ付けを行なって各構成部材同志を固着さ
せた後、締付け具を外し、カーボン製保形部材を空間部
から取り除くことにより、複数のフィン付き偏平チュー
ブの間に空間部を有する熱交換器を製造するもので、こ
の発明の方法によれば、左右両タンクを備えた熱交換器
の製造方法において、相互に隣り合う偏平チューブ間
に、フィンの代わりに保形部材を挿入して、空間部を形
成しているから、保形部材を挿入してのろう付け時に熱
交換器のコアがろう付け変形することがない。
また、カーボン製保形部材を内装した組付け体を締付け
具で締付けているから、組付け体を締付け具で、しっか
りと締め付けられることができ、従ってロウ付け性が良
い。
ロウ付け後に、締付け具を外し、カーボン製保形部材を
空間部から取り除くことにより、複数のフィン付き偏平
チューブ間の空間部の寸法精度の高い熱交換器を、非常
に能率良く製造することができる。
また保形部材としてカーボン製の部材を用いるので、ス
テンレス鋼製の保形部材を用いた場合のように、組付け
体のロウ付けに伴って保形部材がアルミニウム製の偏平
チューブにロウ付けされてしまうという問題は、全く生
じる余地がない。
また、カーボンの熱膨脹率は2.5×10-6/deg.であり、ス
テンレスの熱膨脹率16×10-6/deg.より極めて小さい。
したがってカーボン製の保形部材はロウ付け時の加熱に
よって伸長する率が小さく、ロウ付けに伴って組付け体
の変形ないし破損をまねくおそれが全くない。
さらにカーボンの熱伝導率は90Kcal/m・hr・deg.であ
り、ステンレスの熱伝導率20Kcal/m・hr・deg.に比べて
著しく大きい。したがって組付け体のロウ付け時の熱移
動がよく、ロウ付け性がすこぶるよい。
また、フィンを配置した偏平チューブとは別の、相互に
隣り合う偏平チューブ同志の間に空間部を形成して、該
空間部にカーボン製の保形部材を配置し、これらの構成
部材を熱交換器の形態に組付け、ついでカーボン製保形
部材を内装した組付け体を締付け具で締付けているか
ら、組付け体を締付け具で、しっかりと締め付けられる
ことができ、従ってロウ付け性が良い。
ロウ付け後、締付け具を外し、カーボン製保形部材を空
間部から取り除くことにより、複数のフィン付き偏平チ
ューブ同志の間に、空間部を有する寸法精度の良好な熱
交換器を、非常に能率良く製造することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の実施例を示す熱交換器の正面図、第
2図は第1図中のII−II線に沿う拡大断面図である。 (1)……コルゲート・フィン、(2)……偏平チューブ、
(4)……左右両ヘッダタンク、(7)……空間部、(8)……
保形部材。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】左右両ヘッダタンク(4)に並列状に渡され
    かつ表面にロウ材がクラッドされたアルミニウム製偏平
    チューブ(2)のうち、相互に隣り合う偏平チューブ(2)同
    志の間にコルゲート・フィン(1)を配置するとともに、
    これらとは別の相互に隣り合う偏平チューブ(2)同志の
    間に別部材収納用の空間部(7)を形成して、該空間部(7)
    にそれぞれ空間部(7)に即した形状のカーボン製の保形
    部材(8)を配置し、これらの構成部材を熱交換器の形態
    に組付け、ついでカーボン製保形部材(8)を内装した組
    付け体を締付け具で締付け、ロウ付けを行なって各構成
    部材同志を固着させた後、締付け具を外し、カーボン製
    保形部材(8)を空間部(7)から取り除くことにより、複数
    のフィン付き偏平チューブの間に空間部を有する熱交換
    器を製造する、熱交換器の製造方法。
JP61054134A 1986-03-11 1986-03-11 熱交換器の製造方法 Expired - Lifetime JPH0677827B2 (ja)

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JPS62212055A JPS62212055A (ja) 1987-09-18
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH11245023A (ja) * 1998-02-26 1999-09-14 Denso Corp 熱交換器の製造方法

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JPH07115163B2 (ja) * 1991-09-30 1995-12-13 昭和アルミニウム株式会社 熱交換器の製造方法
JP7092997B2 (ja) * 2018-04-13 2022-06-29 ダイキン工業株式会社 ヒートポンプシステム

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