JPS6010782Y2 - ろう付治具 - Google Patents

ろう付治具

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JPS6010782Y2
JPS6010782Y2 JP14844580U JP14844580U JPS6010782Y2 JP S6010782 Y2 JPS6010782 Y2 JP S6010782Y2 JP 14844580 U JP14844580 U JP 14844580U JP 14844580 U JP14844580 U JP 14844580U JP S6010782 Y2 JPS6010782 Y2 JP S6010782Y2
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JP
Japan
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jig
brazing
support
auxiliary
jig support
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JP14844580U
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JPS5770765U (ja
Inventor
昭三 佐藤
忠己 今竹
明 濱中
Original Assignee
三菱重工業株式会社
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Publication date
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  • Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、ろう付治具に関し、特に膨張係数が大きく、
かつ高温強度の低い金属材料からなる熱交換器を、該熱
交換器材料より線膨張係数が小さい材料製の治具を用い
てろう付する際に好ましく適用されるろう付治具に関す
る。
熱交換器のろう付治具として、従来、第1図に示すよう
なものが知られていた。
第1図のものは、治具下部梁5、治具上部梁8、治具支
柱6、締付用ナツト9、ネジ部7からなり、この治具下
部梁5と治具上部梁8の間に図示するように蛇行状に曲
げた管3を挾さみ、その平行な管3と管3の間にコルゲ
ートフィン1を挿入し、管3とフィン1の頂部接触部を
ろう付により接合して熱交換器を製造するものである。
この型式の熱交換器は主として車輌用に供給され、軽量
化のニーズからアルミニウムが用いられている。
ろう材は予めフィン1材の両面あるいは管3外面に薄膜
状にクラッドされた所謂プレージングシートの形で付着
されている。
ろう付方法としては、フラックスろう付方法、雰囲気ろ
う付方法および真空ろう付方法があるが、無公害化、生
産コストの点から真空ろう付方法が主流を占めている。
一方、治具材としては、次のような理由から、18Cr
−8Ni等のオーステナイト系ステンレス鋼が用いられ
る。
(1) アルミニウムのろう付温度は、約600°C
の高温で実施されるため、高温強度などの耐熱性が必要
である。
(2)治具は、ろう付加熱炉を出入するため、錆が発生
すると炉内に水分を持込むことになり、炉中雰囲気が汚
染され、特に真空ろう付においては真空度が低下し、ろ
う付性が阻害されるので耐食性が必要である。
しかし、上記のような従来のろう付治具には次のような
欠点がある。
今、 α。
ニアルミニウム(フィン1.管3)の線膨張係数(24
X 10−’/°C! ) α1 ニオ−ステナイト系ステンレスM (治具、特に
支柱6)の線膨張係数(17X10−’/℃) △T:室温(熱交換器を治具へ組込む時の温度)とろう
付時の熱交換器の温度との差 L1:熱交換器を治具へ組込んだ時点(すなわちろう付
前)の熱交換器の寸法 とし、またろう行中の各部の加熱サイクルは第4図に示
す通りであり、(第4図中、曲線aは加熱ヒータ近傍の
熱サイクル、曲線すはフィン1および管3の熱サイクル
、曲線Cは治具支柱6の熱サイクルを示す)、治具支柱
6の熱容量はフィン1および管3に比べて大きいので、
治具支柱6の温度は常にフィン1および管3よりも低く
、この温度差を△TMとすると、治具支柱と熱交換器の
膨張差δ1は次の通りとなる。
δ1”(QOΔT ffj )ΔT−ΔTM))=
((α、 −al ) −Δ丁子α1Δ’ru)L
i・・・・・・・・・(1) 従って、熱交換器はろう行中に治具支柱6からδ、の圧
縮変形を生じ、しかも強度の弱いフィンが優先的に変形
する。
これを図面を用いて説明する。
第2図は、第1図に示す熱交換器のろう付前の管3とフ
ィン1の要部拡大図で、1aはろう付前のコルゲートフ
ィンの基部、2aはろう付前のルーバである。
この第2図の所期設計形状、寸法(11)に対し、ろう
付後には第3図に示すようにコルゲートフィン基部とル
ーバは彎曲し、圧損の増加と伝熱性能の低下を招く結果
となっている。
なお、第3図中、1bはろう付後に変形を生じたコルゲ
ートフィン基部、2bはろう付後に変形を生じたルーバ
、10はフィレット(ろう材)、12はろう付後の寸法
を示す。
コルゲートフィンが上記の変形を受けると、該フィンの
空気流通圧損が増加して伝熱性能が低下し、また美観を
そこなわれることにより商品価値が低下する。
本考案は、上記のような熱交換器コルゲートフィンの熱
変形を防止するために、熱交換器材料と治具支柱材料の
線膨張係数の差〔前記(1)式中の(α0−α、)〕に
よる熱膨張差と、ろう行中に生ずる熱交換器と治具支柱
の温度差〔前記(1)式中のΔTM〕による熱膨張差の
両方を排除することを目的とするものである。
すなわち本考案は、熱交換器の蛇行管の相隣り合う平行
部間にコルゲートフィンを挿入して骸骨と該コルゲート
フィンをろう付する治具において、前記コルゲートフィ
ンの高さ方向に平行な治具支柱に吸熱フィンを取付ける
と共に、該治具支柱を所定長だけ延長させ、その延長端
をレベルとして治具支柱と平行に治具支柱材よりも線膨
張係数が小さく上記延長分と略同等の長さを有する単数
の補助支柱もしくは同一材料からなる複数本の補助支柱
を前記コルゲートフィンの高さ方向に垂直な上下部補助
梁間に間挿状態で治具支柱を介して治具上部梁上に取付
け、かつ該上下部補助梁と該治具上部梁が治具支柱に対
して移動自在となるようにこれらの梁と治具支柱との間
に間隙を設けたことを特徴とするろう付治具に関するも
ので、治具上部梁/治具下部梁間の熱膨張量を熱交換器
材料の熱膨張量とほぼ等価にするろう付治具に関する。
第5図A−Cは本考案治具の一実施態様例を示す説明図
で、第5図は全体図、第5図Bは第5図AのA−A線断
面図、第5図Cは第5図AのB−B線断面図である。
第5図A〜Cにおいて、第1〜3図と同一符号は第1〜
3図と同義であり、11は治具支柱6に取付けられた熱
伝導性が良好で、好ましくは色調が黒色の材料からなる
吸熱フィンで、ここでは治具支柱6の回りに螺施状に巻
着した例を示すが、該吸熱フィンの形状および治具支柱
への取付は態様は敗因のものに限定されるものではない
治具支柱6は図示するように延長されており、この延長
分と略同等の長さを有する補助支柱がこの例では12.
.12゜、123の3本が治具支柱6と平行に設けられ
、これらの補助支柱121.12□、123はこの例で
は下部補助粱13と上部補助梁14を介して図示するよ
うに梯子状に嵌合一体化されている。
なお、補助支柱121.12゜、123の材料としては
、熱交換器(管3、フィン1)材よりも線膨張係数が小
さく、また熱伝導度も極めて小さく、耐熱性のセラミッ
ク〔窒化硅素Si3N、(線膨張係数2.4X 10=
/°C)、ムライト3AI。
03・2SiO2(線膨張係数4.7×10−6/°C
)、コージライト2Mgo・2A1□03・5SiO2
(線膨張係数1.2X10 ’/℃)など〕や金属(C
r。
Mo、 Wなど)が使用される。
上記の補助支柱12..12゜、123と上・下部補助
梁13,14との一体化梯子補助部材は、治具支柱6を
介して治具上部梁8と締付用ナツト9の間に取付けられ
るが、治具支柱6と上下部補助梁13,14の間及び治
具支柱6と治具上部梁8の間の間隙15によって治具支
柱6に対して容易に移動できるように構成される。
上記構成を有する本考案治具において、 α0 :前記と同じ α1 :前記と同じ α2 :補助支柱12..12゜、123の線膨張係数
(例えば513Ni : 2−4 X 10−6/°C
)LI:前記と同じ り、2:梯子状補助部材の幅 L:治具上部梁8の厚み Δ丁=前記と同じ △Tヮ:前記と同じ △TC:熱交換器(管3および)、イン1)と補助支柱
12□、12゜、123の温度差 とすると、治具上部梁8下面と管3とが接する面での熱
膨張差によって生じる圧縮変形量δ2は、次式で与えら
れる。
δ2 =α。
△TL、−(α□ (Δ丁−△TM)CLi 十L2+
L3) −α2 (ΔT−ΔTo)h)
・・・・・・・・・(2)真空ろう付の場
合には、対流伝熱は期待できず、輻射伝熱と材料中の伝
導伝熱のみであって、吸熱フィン11が輻射熱を受けて
治具支柱6へ伝導することになるため、該吸熱フィン1
1の表面積を増大し、かつ該吸熱フィン11の黒色化を
はかることにって、実質的にΔTM:=oとすることが
できる。
また、補助支柱12..12□、123にセラミックな
どの熱伝導度の極めて低い材料を用いることによって、
ΔToを大きくすることができるため、hを適当に選べ
ば(第5図の例ではI、 :1ハL程度)、δ2−40
とすることができる。
このように、本考案治具は、真空ろう付に好ましくは適
用できるが、不活性ガス雰囲気ろう付、フラックスろう
付にも熱交換器の変形を完全に阻止して適用することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のろう付活具を説明するための図、第2,
3図は第1図に示す従来のろう付活具にみれらる欠点を
説明するための図、第4図は第1図に示す従来のろう付
活具を用いた場合のろう付加熱サイクルを示す図表、第
5図A−Cは本考案治具の一実施態様例を示す説明図で
、第5図Aは全体図、第5図Bは第5図AのA−A線断
面図、第5図Cは第5図AのB−B線断面図である。 1・・・・・・熱交換器のコルゲートフィン、3・・・
・・・熱交換器の蛇行管、6・・・・・・治具支柱、8
・・・・・・治具上部梁、11・・・・・・吸熱フィン
、121,12゜、123・・・・・・補助支柱。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 熱交換器の蛇行管の相隣り合う平行部間にコルゲートフ
    ィンを挿入して骸骨と該コルゲートフィンとをろう付す
    る治具において、前記コルゲートフィンの高さ方向に平
    行な治具支柱に吸熱フィンを取付けると共に、該治具支
    柱を所定長だけ延長させ、その延長端をレベルとして治
    具支柱と平行に治具支柱材よりも線膨張係数が小さく上
    記延長分と略同等の長さを有する単数の補助支柱もしく
    は同一材料からなる複数本の補助支柱を前記コルゲート
    フィンの高さ方向に垂直な上下部補助梁間に間挿状態で
    治具支柱を介して治具上部梁上に取付け、かつ該上下部
    補助梁と該治具上部梁が治具支柱に対して移動自在とな
    るようにこれらの梁と治具支柱との間に間隙を設けたこ
    とを特徴とするろう付治具。
JP14844580U 1980-10-20 1980-10-20 ろう付治具 Expired JPS6010782Y2 (ja)

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JP14844580U JPS6010782Y2 (ja) 1980-10-20 1980-10-20 ろう付治具

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Publication Number Publication Date
JPS5770765U JPS5770765U (ja) 1982-04-28
JPS6010782Y2 true JPS6010782Y2 (ja) 1985-04-11

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JP14844580U Expired JPS6010782Y2 (ja) 1980-10-20 1980-10-20 ろう付治具

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