JPH0643615Y2 - パネルヒータ - Google Patents

パネルヒータ

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JPH0643615Y2
JPH0643615Y2 JP7349088U JP7349088U JPH0643615Y2 JP H0643615 Y2 JPH0643615 Y2 JP H0643615Y2 JP 7349088 U JP7349088 U JP 7349088U JP 7349088 U JP7349088 U JP 7349088U JP H0643615 Y2 JPH0643615 Y2 JP H0643615Y2
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JP
Japan
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heat
pipe
plate
flow pipe
shaped
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JP7349088U
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JPH01178515U (ja
Inventor
光男 近藤
Original Assignee
昭和アルミニウム株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、部屋などの暖房に用いられるパネルヒータ
に関するものである。
従来の技術 従来のパネルヒータとしては、たとえば、平面からみて
形であって左右方向へ並列状に配された、長方形の側
面部およびこれに連なる直角折り曲げ状前後両面部を有
する多数の板状フィンと、板状フィンに各側面部を貫通
して水平状に取り付けられた熱媒体流通用流通管と、板
状フィンの各前面部に接合された放熱板とを備えたもの
がすでに知られている。
このようなパネルヒータは、板状フィンと流通管、板状
フィンと放熱板がそれぞれろう付けされることにより製
造されるものであるが、ろう付け前に、板状フィンと流
通管とを仮固定のため密着させておく必要がある。すな
わち、ろう付けに先立ち、板状フィンにおける側面部の
所定箇所に流通管の外径より若干大径の流通管挿通用孔
をあけ、これらの孔に流通管を通した後、マンドレルを
用いて流通管を拡管することにより、板状フィンと流通
管とを密着させるのである。
考案が解決しようとする課題 上記従来のパネルヒータにおいては、拡管工程を経る必
要があるため、流通管に屈曲箇所が多い場合はマンドレ
ルが十分に使用できず、ろう付け前における板状フィン
と流通管との密着作業が困難であるという問題点があっ
た。
また、板状フィンに流通管挿通用孔があけられ同孔に流
通管が通されているため、流通管が放熱板に接触してい
ない。したがって、熱媒体が流通させられた流通管の熱
は直接または板状フィンを介してパネルヒータ内の空気
に伝達され、暖められた空気がパネルヒータの上端開口
部から出て行き、かわりにパネルヒータの下端開口部か
ら新たな冷たい空気が入り込み、これを繰り返すいわゆ
る自然対流が主になって室内が暖められる。このため、
上記のパネルヒータにおいては、放熱板からの輻射によ
る放熱は副次的なものであり、放熱効率が悪くて暖房効
果が不十分であるという問題点があった。
上記の各問題点は、板状フィンが用いられているパネル
ヒータの他、コルゲートフィンが用いられているパネル
ヒータにおいても同様に存在していた。
この考案の目的は、上記の問題点を解決し、製造時にお
いては、ろう付け前、板状フィンまたはコルゲートフィ
ンに流通管を取り付けるに際し、板状フィンまたはコル
ゲートフィンと流通管との密着作業を簡単かつ確実に行
なうことができ、製造後においては、自然対流による放
熱に加えて、前壁である放熱板からの輻射によっても室
内に十分放熱することができることにより、暖房効果が
すぐれ、したがって、コンパクトに形成して設置スペー
スを少なくしうるパネルヒータを提供することにある。
課題を解決するための手段 この考案によるパネルヒータは、上記の問題を解決する
ために、平面からみてL形もしくは形であって左右方
向へ並列状に配された多数の板状フィンまたは平面から
みて波形であって左右方向へ配された1つの角付きコル
ゲートフィンの下部に各前面部から各側面部へかけて、
熱媒体流通用ヘアピン状流通管の強制嵌め込み用略横U
字形切り欠き部が上下2段に設けられ、ヘアピン状流通
管の上下直管部が同切り欠き部に強制的に嵌め込まれて
いるとともに、板状フィンまたはコルゲートフィンの各
前面部に接合された放熱板の後面が流通管に当接せら
れ、しかも、放熱板の前面に互いに平行な多数の垂直状
膨管部が設けられかつこれらの内部に作動流体が封入さ
れてヒートパイプ部が形成せられ、流通管の存在する下
部がヒートパイプ部の蒸発部となされ、その上部が凝縮
部となされているものである。
作用 この考案によるパネルヒータは、上述のように、平面か
らみてL形もしくは形であって左右方向へ並列状に配
された多数の板状フィンまたは平面からみて波形であっ
て左右方向へ配された1つの角付きコルゲートフィンの
下部に各前面部から各側面部へかけて、熱媒体流通用ヘ
アピン状流通管の強制嵌め込み用略横U字形切り欠き部
が上下2段に設けられ、ヘアピン状流通管の上下直管部
が同切り欠き部に強制的に嵌め込まれているから、パネ
ルヒータの製造に際し、ろう付け工程前に、板状フィン
またはコルゲートフィンに流通管を密着させるにあたっ
てマンドレルを使用する必要がない。
さらに、板状フィンまたはコルゲートフィンの各前面部
に接合された放熱板の後面が流通管に当接せられ、しか
も、放熱板の前面に互いに平行な多数の垂直状膨管部が
設けられかつこれらの内部に作動流体が封入されてヒー
トパイプ部が形成せられ、流通管の存在する下部がヒー
トパイプ部の蒸発部となされ、その上部が凝縮部となさ
れているので、熱媒体の保有熱が流通管の管壁から放熱
板へ直接伝達され、そして、放熱板前面のヒートパイプ
の蒸発部の作動流体を蒸発せしめ、これが上昇して凝縮
部で凝縮することにより、放熱板よりその熱を放出し、
輻射熱となる。
実施例 以下、この考案の1つの実施例を図面に基づいて説明す
る。
この明細書において、前後および左右は第1図を基準と
し、前とは同図紙面の表側、後とは同裏側をいい、また
左とは同図左側、右とは同図右側をいうものとする。
図面において、この考案によるパネルヒータは、所定間
隔をおいて左右に配されたABS樹脂製の左右両側板
(5)(7)およびこれらの上端どうしに渡されたアル
ミニウム板製の端板(8)からなる正面形の枠(1)
と、枠(1)内の下部に直管部(2a)(2a)を上下にし
て水平状に配置されたヘアピン状の熱媒体流通用銅製流
通管(2)と、流通管(2)に後述のようにして取り付
けられた角付きコルゲートフィン(3)と、両側板
(5)(7)の前縁どうしの間に介在されかつコルゲー
トフィン(3)を前方から覆う放熱板(6)とからな
る。
枠(1)の上壁を構成する端板(8)には、多数の長方
形状放熱孔(4)があけられており(第2図参照)、ま
た枠(1)の下端は開放状態となされている。
コルゲートフィン(3)としてはアルミニウムブレージ
ングシートを用い、コルゲートフィン(3)、アルミニ
ウムロールボンド板からなる放熱板(6)および流通管
(2)がすべて炉中ろう付け法によりろう付けせられ
る。
コルゲートフィン(3)は、垂直状に配置された縦長長
方形の側面部(3a)およびこれの前後縁にそれぞれ連な
る直角折り曲げ状前後面部(3b)(3c)からなる角付き
のものである。そして、角付きコルゲートフィン(3)
の下部に各前面部(3b)から各側面部(3a)へかけて、
熱媒体流通用ヘアピン状流通管(2)の強制嵌め込み用
略横U字形切り欠き部(10)(10)が上下2段に設けら
れ、ヘアピン状流通管(2)の上下直管部(2a)(2b)
が切り欠き部(10)(10)にプレス機械により強制的に
嵌め込まれて、流通管(2)とコルゲートフィン(3)
とが密着させられるとともに、コルゲートフィン(3)
の各前面部(3b)にろう付けされた放熱板(6)が後面
で流通管(2)に当接させられている。
ロールボンドよりなる放熱板(6)の前面には、互いに
平行な多数の垂直状膨管部(12)とこれらの上下端が連
通する上下水平膨管部(13)(14)が設けられ、膨管部
(12)〜(14)の内部にフロンなどの作動流体が封入さ
れることにより、ヒートパイプ部(9)が形成せられ、
流通管(2)の存在する下部がヒートパイプ部(9)の
蒸発部(9a)となされ、その上部が凝縮部(9b)となさ
れている。
流通管(2)の端部には、2つの孔が形成された直方体
状の継手部材(11)が溶接により取り付けられており、
継手部材(11)の一方の孔に接続される熱媒体導入管か
ら導入された温水、水蒸気、あるいは加熱オイルなどの
熱媒体が流通管(2)内を流通させられ、継手部材(1
1)の他方の孔に接続される熱媒体排出管から排出させ
られる。
熱媒体の保有熱は、流通管(2)の管壁からコルゲート
フィン(3)に伝達され、同管壁表面およびコルゲート
フィン(3)表面から枠(1)内の空気へ放出される一
方、流通管(2)の管壁から放熱板(6)に伝えられ、
放熱板(6)の表面から放熱される。このとき、放熱板
(6)の前面のヒートパイプ部(9)の蒸発部(9a)で
は作動流体が蒸発し、この作動流体の蒸気が上昇して凝
縮部(9b)に至り、そこで熱を放出して凝縮し、凝縮液
が重力によって蒸発部(9a)に戻る。
なお、パネルヒータには、必ずしも枠(1)を設ける必
要はなく、コルゲートフィン(3)と、これの各前面部
(3b)に接合されたヒートパイプ(9)付き放熱板
(6)とが存在していればよい。
考案の効果 この考案のパネルヒータによれば、その製造に際し、ろ
う付け工程前に、板状フィンまたはコルゲートフィンに
流通管を密着させるにあたってマンドレルを使用する必
要がないから、流通管が屈曲箇所の多いものである場合
にもコルゲートフィンと流通管との密着作業を簡単かつ
確実に行なうことができる。
さらに、流通管を流れる熱媒体の保有熱が、管壁から放
熱板へ直接伝達され、そして、放熱板前面のヒートパイ
プの蒸発部の作動流体を蒸発せしめ、これが上昇して凝
縮部で凝縮することにより、放熱板よりその熱を放出
し、輻射熱となるから、自然対流による放熱だけでなく
放熱板からの輻射によっても室内へ十分に放熱すること
ができて暖房効果がすぐれ、その結果、パネルヒータを
コンパクト化して設置スペースを少なくすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の1つの実施例を示すもので、第1図は
一部切り欠き正面図、第2図は一部切り欠き平面図、第
3図は第1図のIII-III線に沿う拡大断面図、第4図は
第1図のIV-IV線に沿う拡大断面図、第5図は分解斜視
図である。 (2)……ヘアピン状流通管、(2a)……ヘアピン状流
通管の直管部、(3)……コルゲートフィン、(3a)…
…コルゲートフィンの側面部、(3b)……コルゲートフ
ィンの前面部、(6)……放熱板、(9)……ヒートパ
イプ部、(9a)……蒸発部、(9b)……凝縮部、(10)
……切り欠き部、(12)……垂直状膨管部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】平面からみてL形もしくは形であって左
    右方向へ並列状に配された多数の板状フィンまたは平面
    からみて波形であって左右方向へ配された1つの角付き
    コルゲートフィン(3)の下部に各前面部(3b)から各
    側面部(3a)へかけて、熱媒体流通用ヘアピン状流通管
    (2)の強制嵌め込み用略横U字形切り欠き部(10)
    (10)が上下2段に設けられ、ヘアピン状流通管(2)
    の上下直管部(2a)(2a)が同切り欠き部(10)(10)
    に強制的に嵌め込まれているとともに、板状フィンまた
    はコルゲートフィン(3)の各前面部(3b)に接合され
    た放熱板(6)の後面が流通管(2)に当接せられ、し
    かも、放熱板(6)の前面に互いに平行な多数の垂直状
    膨管部(12)が設けられかつこれらの内部に作動流体が
    封入されてヒートパイプ部(9)が形成せられ、流通管
    (2)の存在する下部がヒートパイプ部(9)の蒸発部
    (9a)となされ、その上部が凝縮部(9b)となされてい
    るパネルヒータ。
JP7349088U 1988-06-01 1988-06-01 パネルヒータ Expired - Lifetime JPH0643615Y2 (ja)

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JPH01178515U JPH01178515U (ja) 1989-12-21
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