JP3000460U - パネルコンベクタ - Google Patents

パネルコンベクタ

Info

Publication number
JP3000460U
JP3000460U JP1994001006U JP100694U JP3000460U JP 3000460 U JP3000460 U JP 3000460U JP 1994001006 U JP1994001006 U JP 1994001006U JP 100694 U JP100694 U JP 100694U JP 3000460 U JP3000460 U JP 3000460U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pipe
heat
panel
panel convector
radiating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1994001006U
Other languages
English (en)
Inventor
鐵衛 内田
力 内田
一芳 小林
英一 五十嵐
雄志 加勢
久志 磯
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Corona Corp
Original Assignee
Corona Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Corona Corp filed Critical Corona Corp
Priority to JP1994001006U priority Critical patent/JP3000460U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3000460U publication Critical patent/JP3000460U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Steam Or Hot-Water Central Heating Systems (AREA)
  • Domestic Hot-Water Supply Systems And Details Of Heating Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】輻射熱を効率よく輻射させると共に配管作業を
容易にする。 【構成】流入管6と放熱管7と流出管8とにより形成さ
れる熱媒体路9を挿通する複数の放熱フィン5を備えた
パネルコンベクタに於いて、前記流入管6を放熱フィン
5の略中央の最上部に位置させて設け、前記流出管8を
放熱フィン5の略中央の最下部に位置させて設け、該流
入管6と該流出管8を接続している前記放熱管7を放熱
フィン5の略中央より前面に位置させて設けたことによ
り、輻射熱をパネルコンベクタ本体2の前面側より多く
輻射して暖房効率を向上できると共に、流入管6と流出
管8の間に放熱管7が位置しないことにより配管作業が
容易に出来るものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は自然対流方式により室内などの暖房を行うパネルコンベクタに関す るものである。
【0002】
【従来の技術】
従来よりこの種のパネルコンベクタでは、ボイラーや給湯機により温められて 温水や蒸気などの状態になった熱媒体を、流入管や放熱管や流出管により形成さ れた熱媒体路に流して循環させることにより、放熱管と該放熱管が挿通している 放熱フィンがその周囲の空気を温めて温風としてパネルコンベクタ本体の上方に 設けた吹出口より自然対流させると共に、放熱フィンと一緒にパネルコンベクタ 自身も温められて輻射熱を輻射することにより暖房を行っていた。 また、パネルコンベクタ本体内の放熱管の配列は放熱フィンの略中央の位置に 二列で千鳥状に数段に配列されて構成されており、また放熱フィンの長さがパネ ルコンベクタの奥行き寸法より僅かに小さいぐらいの大きさなので、パネルコン ベクタ内の管体の位置はパネルコンベクタの略中央でもあった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし従来のものでは、放熱管が放熱フィンの略中央の位置に二列で千鳥状に 数段に配列されているため、パネルコンベクタの本体の前後面とも均一に輻射熱 が輻射されるが、一般にはパネルコンベクタ本体の後面は部屋の壁に接近した状 態で設置されるため、後面からの輻射熱は壁により部屋の暖房に充分寄与しにく く、特に熱媒体の流量を少なくしたり熱媒体の温度を下げた時に放熱フィンの温 度はほぼ均一に下がり、パネルコンベクタ本体の前面からの輻射熱の輻射の落ち 込みも大きいという欠点があった。 また、パネルコンベクタ本体内の配管では、流入管や流出管と放熱管が接近し ているため管の周りには充分なスペースが無く、配管作業がやりにくいという欠 点があった。
【0004】
【問題点を解決するための手段】
この考案はこの点に着目し上記欠点を解決する為、特にその構成を、パネルコ ンベクタ本体に設けられたサーモバルブと一端が連通し該サーモバルブを介して 熱媒体が流入する流入管と、該流入管と一端が連通し該流入管より流入した熱媒 体が通過する数段に蛇行した放熱管と、一端が該放熱管と連通し他端がパネルコ ンベクタ本体に設けられたリターンバルブと連通し該リターンバルブを介して該 放熱管からの熱媒体をパネルコンベクタ本体より流出する流出管とにより形成さ れる熱媒体路を挿通する複数の放熱フィンを備えたパネルコンベクタに於いて、 前記流入管を放熱フィンの略中央の最上部に位置させ、前記流出管を放熱フィン の略中央の最下部に位置させ、前記放熱管を放熱フィンの略中央より前面に位置 させて設けたものである。
【0005】
【作用】
放熱管7を放熱フィン5の略中央より前面に位置させて設けたことにより、放 熱フィン5の前面が後面より温められて放熱フィン5の前後に温度差が生じ、そ のためパネルコンベクタ1より輻射される輻射熱がパネルコンベクタ本体2の前 面から多く輻射され、また、放熱フィン5の略中央の上下に位置する流入管6と 流出管8との間に放熱管7が位置しないため、流入管6と流出管8との間のスペ ースが広くなる。
【0006】
【実施例】
次にこの考案に係るパネルコンベクタを図面に示された好適な一実施例で説明 する。 1はパネルコンベクタで、パネルコンベクタ本体2の上部には温風吹出口3が 設けられ、パネルコンベクタ本体2の下部には空気吸込口4が設けられ、正面に は断面略L字状の放熱フィン5が複数設けられている。 この放熱フィン5はアルミ板などの熱伝導の良い材質のものをプレス加工して 成形されており、熱媒体が通過する流入管6と放熱管7と流出管8により形成さ れる熱媒体路9が挿通する挿通孔10が複数形成されて、熱媒体路9が挿通され た状態でパネルコンベクタ本体2内に収納されている。
【0007】 また、この流入管6は放熱フィン5の略中央最上部に位置し、流出管8は放熱 フィン5の略中央最下部に位置し、この両方の管を放熱フィン5の略中央より前 面側に数段に蛇行して位置し銅管など熱伝導の良い管体による放熱管7にて接続 しており、また放熱フィン5の長さがパネルコンベクタ本体2の奥行き寸法より 僅かに小さいぐらいの大きさなので、パネルコンベクタ本体2内の各管体の位置 はパネルコンベクタ1の略中央でもある。 このように放熱管7を放熱フィン5の略中央より前面側に数段に蛇行して位置 させ、流入管6と流出管8を放熱フィン5の略中央に位置させたことにより、流 入管6と流出管8間に充分なスペースが出来て配管作業が容易となる。
【0008】 11はサーモバルブで、パネルコンベクタ本体2の底面端部に設けられてパネ ルコンベクタ本体2内の流入管6と連通しており、ボイラ(図示せず)等により 流入する熱媒体の量を該サーモバルブ11に設けられた調節つまみ(図示せず) を操作してゼロから最大量までの間で調節して熱媒体を流入管6に流入させて暖 房能力を可変している。 12はリターンバルブで、パネルコンベクタ本体2の底面端部のサーモバルブ 11の横に設けられてパネルコンベクタ本体2内の流出管8と連通しており、サ ーモバルブ11から流入管6そして放熱管7を通過して流出管8まで来た熱媒体 をボイラに戻して熱媒体を循環させている。
【0009】 以上のように構成されたパネルコンベクタ1の作動を説明する。 まずボイラを作動させて水を温水にするなど熱媒体を高温にしてパネルコンベ クタ1のサーモバルブ11の調節つまみを回して熱媒体をパネルコンベクタ本体 2内の熱媒体路9に流入させる。 サーモバルブ11から流入した熱媒体は、パネルコンベクタ本体2最上部の流 入管6から放熱管7を通って最下部の流出管8からリターンバルブ12へと流れ て再びボイラへと戻って循環する。
【0010】 ボイラにより高温となった熱媒体がパネルコンベクタ本体2内の熱媒体路9を 循環していくことにより、放熱管7及び放熱フィン5の温度が上昇し、それによ り放熱管7及び放熱フィン5の周りの空気が温められて上昇する。 しかも流出管8や放熱管7の下方部などパネルコンベクタ本体2の下方にて温 められた空気は、更にその上方にある放熱管8の上部や流入管6により再度温め られた後、パネルコンベクタ本体2の上面に設けた温風吹出口3より上昇するの で熱効率が向上し、またパネルコンベクタ本体2の下部に設けた空気吸込口4よ り空気が吸い込まれるのでスムーズに自然対流を起こす。 更に放熱管7を放熱フィン5の略中央より前面側に数段に蛇行して位置させた ことにより、放熱フィン5の前面が後面より温められて放熱フィンの前後に温度 差が生じてパネルコンベクタ1の前面からの輻射熱の輻射が多くなり、特に熱媒 体の流量や温度を下げた時の暖房効率が向上する。
【0011】 その他の実施例として放熱管7の蛇行する段数が多い場合を図4及び図5に示 す。 このように蛇行する段数の多い場合は、放熱フィン5の略中央より前面側に数 段に蛇行して位置させた放熱管7の一部を放熱フィン5の略中央に位置させる。 これは放熱管7の蛇行する上下の管体の端部相互を接続するUベントの最小曲 げ半径により管相互の間隔の最小値が決まるため、放熱管7の各管体を上下に一 直線上に位置させるより放熱管7の一部の位置をずらすことにより、パネルコン ベクタ1の高さを小さくすることができる。
【0012】
【考案の効果】
以上のようにこの考案によれば、パネルコンベクタ本体に設けられたサーモバ ルブと一端が連通し該サーモバルブを介して熱媒体が流入する流入管と、該流入 管と一端が連通し該流入管より流入した熱媒体が通過する数段に蛇行した放熱管 と、一端が該放熱管と連通し他端がパネルコンベクタ本体に設けられたリターン バルブと連通し該リターンバルブを介して該放熱管からの熱媒体をパネルコンベ クタ本体より流出する流出管とにより形成される熱媒体路を挿通する複数の放熱 フィンを備えたパネルコンベクタに於いて、前記流入管を放熱フィンの略中央の 最上部に位置させ、前記流出管を放熱フィンの略中央の最下部に位置させ、前記 放熱管を放熱フィンの略中央より前面に位置させて設けたことにより、放熱フィ ンの前面を後面より温めて、パネルコンベクタ本体からの輻射熱をパネルコンベ クタ本体の前面側でより多く輻射することにより暖房効率を向上させることが出 来ると共に、放熱フィンの略中央の上下に位置する流入管と流出管との間に放熱 管が位置せずに流入管と流出管との間のスペースが広くなることにより配管作業 が容易に出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案一実施例を付したパネルコンベクタの
概略図。
【図2】同正面図。
【図3】同aa断面図。
【図4】他の実施例を示すパネルコンベクタの正面図。
【図5】同bb断面図。
【符号の説明】
1 パネルコンベクタ 2 パネルコンベクタ本体 4 空気吸込口 5 放熱フィン 6 流入管 7 放熱管 8 流出管 9 熱媒体路 11 サーモバルブ 12 リターンバルブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 五十嵐 英一 新潟県三条市東新保7番7号 株式会社コ ロナ内 (72)考案者 加勢 雄志 新潟県三条市東新保7番7号 株式会社コ ロナ内 (72)考案者 磯 久志 新潟県三条市東新保7番7号 株式会社コ ロナ内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パネルコンベクタ本体2に設けられたサ
    ーモバルブ11と一端が連通し該サーモバルブ11を介
    して熱媒体が流入する流入管6と、該流入管6と一端が
    連通し該流入管6より流入した熱媒体が通過する数段に
    蛇行した放熱管7と、一端が該放熱管7と連通し他端が
    パネルコンベクタ本体2に設けられたリターンバルブ1
    2と連通し該リターンバルブ12を介して該放熱管7か
    らの熱媒体をパネルコンベクタ本体2より流出する流出
    管8とにより形成される熱媒体路9を挿通する複数の放
    熱フィン5を備えたパネルコンベクタに於いて、前記流
    入管6を放熱フィン5の略中央の最上部に位置させ、前
    記流出管8を放熱フィン5の略中央の最下部に位置さ
    せ、前記放熱管7を放熱フィン5の略中央より前面に位
    置させて設けたことを特徴とするパネルコンベクタ。
JP1994001006U 1994-01-26 1994-01-26 パネルコンベクタ Expired - Lifetime JP3000460U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1994001006U JP3000460U (ja) 1994-01-26 1994-01-26 パネルコンベクタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1994001006U JP3000460U (ja) 1994-01-26 1994-01-26 パネルコンベクタ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3000460U true JP3000460U (ja) 1994-08-09

Family

ID=43136469

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1994001006U Expired - Lifetime JP3000460U (ja) 1994-01-26 1994-01-26 パネルコンベクタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3000460U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101729238B1 (ko) 축열탱크 내장형 컴팩트 하이브리드 열교환기
JP3000460U (ja) パネルコンベクタ
US5963708A (en) Heating system
JP3000863U (ja) パネルコンベクタ
US4194558A (en) Waste heat recovery device
KR101810134B1 (ko) 보일러용 열교환기의 전열 핀
WO2020238765A1 (zh) 一种电暖换热结构和电暖风机
US4090492A (en) Forced air furnace with liquid heat exchanger
JP2002162053A (ja) 空気調和装置
JPS6224166Y2 (ja)
CN218955009U (zh) 一种插片散热器
KR200238396Y1 (ko) 홈을 가진 전열핀으로 이루어진 열교환용 컨벡터
JP3000461U (ja) 放熱器
CN212390465U (zh) 油汀取暖器
CN210568814U (zh) 一种泵循环翅片管式散热油汀
KR980010326A (ko) 가스보일러의 열교환기 구조
RU2369807C1 (ru) Отопительный конвектор
JPS61101719A (ja) 放熱器
JP3000462U (ja) 放熱器
WO2008035889A1 (en) A heat exchanger
RU2127854C1 (ru) Секционный радиатор
KR100465410B1 (ko) 루프 히트파이프 팬코일 유니트 난방기
JPS6029871B2 (ja) 地下水の還元方法
KR20000004011U (ko) 히터 파이프
JPS6136137B2 (ja)