JP3000462U - 放熱器 - Google Patents

放熱器

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JP3000462U
JP3000462U JP1994001008U JP100894U JP3000462U JP 3000462 U JP3000462 U JP 3000462U JP 1994001008 U JP1994001008 U JP 1994001008U JP 100894 U JP100894 U JP 100894U JP 3000462 U JP3000462 U JP 3000462U
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JP
Japan
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heat medium
radiator
pipe
heat
drive fan
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JP1994001008U
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English (en)
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鐵衛 内田
力 内田
久志 磯
建一 水品
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Corona Corp
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Corona Corp
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  • Domestic Hot-Water Supply Systems And Details Of Heating Systems (AREA)
  • Steam Or Hot-Water Central Heating Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】送風ファンを回動させる駆動ファンに流れる熱
媒体の流量を、バイパス管のバイパスバルブにより可変
して送風量を調節する。 【構成】放熱器1内の熱媒体路8を流れる熱媒体により
回動する駆動ファン13と同軸の送風ファン17を該熱
媒体路8の下部に設けると共に、駆動ファン13に流れ
る熱媒体を迂回させるバイパス管21を熱媒体路8に設
けたので、バイパス管21のバイパスバルブ22を操作
して、熱媒体路8に流れる熱媒体の流量をそのままに駆
動ファン13に流れる熱媒体の流量を可変して送風量を
可変することができるものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は対流と輻射により暖房を行う放熱器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来よりこの種の放熱器では、ボイラーや給湯機等の熱源機により加熱されて 高温となった温水や蒸気などの熱媒体を、放熱器の本体内に設けた流入管と放熱 管と流出管により形成された熱媒体路に流して循環させることにより、放熱管と 該放熱管が挿通している放熱フィンがその周囲の空気を温めて温風として放熱器 の本体の上方に設けた温風吹出口より吹き出させると共に、放熱フィンと一緒に 放熱器自身も温められて輻射熱を輻射することにより暖房を行っていた。 この温められた空気を放熱器の本体外に吹き出す方式として、強制通気方式と 自然対流方式とがあり、前者は電動ファン等の他動力を作動させて温まった空気 を強制的に放熱器の本体外に吹き出すものであり、後者は温まった空気が自然に 上昇することで放熱器の本体外に吹き出すものであった。
【0003】 しかし従来のものでは、強制通気方式に於いては電動ファンなどの駆動部品が 必要な上、その駆動部品の動作による騒音や故障の問題があり、またその駆動部 品を動作させるための電源などの駆動用のエネルギーも必要となって電気料金な ど経済的負担も大きくなり、また、自然対流方式に於いては強制通気方式のよう な欠点はない反面、強制通気方式に比べて放熱量が少なく、放熱量を大きくする には放熱器の全体の寸法を大きくして大型化しなくてはならないという欠点があ った。
【0004】 そこで本出願人は図4のように、放熱器101の本体内に設けた流入管105 と放熱管106と流出管107により形成された熱媒体路108の下部に送風フ ァン117を設けると共に、熱媒体路を通過する熱媒体により回動する駆動ファ ン113を設け、この駆動ファン113の回動軸114が回動することにより送 風ファン117が回動するようにしたので、熱媒体が流入管105を通過するこ とにより送風ファン117が回動して温風を温風吹出口102よりスムーズに吹 き出す放熱器を考案した。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしこの従来のものでは、送風ファンによる送風量は流入管に流入する熱媒 体の流量により決まるため、放熱器内を通過する熱媒体の全流量を変えずに送風 量のみを変えることができないという欠点があった。 更に送風ファンを止めて自然対流方式で暖房させたくとも、熱媒体を流入させ ると同時に送風ファンが回動して送風が発生するため、自然対流方式による暖房 を行うことができないという欠点があった。
【0006】
【問題点を解決するための手段】
この考案はこの点に着目し上記欠点を解決する為、特にその構成を、上部に温 風吹出口を設け底部に空気吸込口を設けた放熱器の本体に、一端が放熱器の本体 に設けられたサーモバルブと連動し該サーモバルブを介して熱媒体が流入する流 入管と、一端が放熱器の本体に設けられたリターンバルブと連動し該リターンバ ルブを介して熱媒体が流出する流出管と、該流入管と一端が連通し他端が該流出 管に連通している放熱管より形成される熱媒体路を内蔵する放熱器に於いて、前 記熱媒体路を流れる熱媒体により回動される駆動ファンを設け、該駆動ファンの 回動軸により回動される送風ファンを該熱媒体路の下部に設けると共に、熱媒体 を該駆動ファンを通過させずに熱媒体路に迂回させるバイパス管の両端をそれぞ れ該駆動ファンの熱媒体の通過する入口と出口に接続し、更に該バイパス管を通 過する熱媒体の流量を可変するバイパスバルブを該バイパス管に設けたものであ る。
【0007】
【作用】
熱媒体路8に駆動ファン13を通過せずに流れる熱媒体の流量を可変するバイ パスバルブ22を備えたバイパス管21を設けたことにより、放熱器1内の熱媒 体路8を通過する熱媒体の全流量を変えることなく、バイパス管21のバイパス バルブ22を操作することにより、駆動ファン13を通過する熱媒体の流量を変 化できる。
【0008】
【実施例】
次にこの考案に係る放熱器を図面に示された好適な一実施例で説明する。 1は放熱器で、放熱器1の本体の上部には温風吹出口2が設けられ、放熱器1 の本体の下部には空気吸込口3が設けられ、放熱器1の本体の正面には断面略L 字状で放熱器1の本体の奥行き寸法より僅かに短い長さの放熱フィン4が複数設 けられている。 この放熱フィン4はアルミ板などの熱伝導の良い材質のものをプレス加工して 成形されており、熱媒体が通過する流入管5と放熱管6と流出管7により形成さ れる熱媒体路8が挿通する挿通孔9が複数形成されて、その熱媒体路8が挿通さ れた状態で放熱器1の本体内に収納されている。
【0009】 また、この流入管5は放熱フィン4の略中央最上部に位置し、流出管7は放熱 フィン4の略中央下部に位置し、この両方の管を数段に蛇行した銅管など熱伝導 の良い管体による放熱管6にて接続しており、この熱媒体路8は放熱フィン4の 略中央の位置に二列で千鳥状に数段に配列されて挿入されている。
【0010】 10はサーモバルブで、放熱器1の本体の底面端部に設けられて放熱器1の本 体内の流入管5と連通しており、ボイラ(図示せず)等により流入する熱媒体の 量を該サーモバルブ10を操作してゼロから最大量までの間で調節して熱媒体を 流入管5に流入させて暖房能力を可変している。 11はリターンバルブで、放熱器1の本体の底面端部のサーモバルブ10の横 に設けられて放熱器1の本体内の流出管7と連通しており、サーモバルブ10か ら流入管5そして放熱管6を通過して流出管7まで来た熱媒体をボイラに戻して 熱媒体を循環させている。
【0011】 12は駆動部で、流入管5の先端部分に設けられており、サーモバルブ10か ら流入管5に流入した熱媒体により回動する駆動ファン13と、該駆動ファン1 3の中心に設けられた回動軸14と、該回動軸14を軸支するために駆動ファン 13の両側面に設けられ該回動軸14を軸支する回動軸用軸受15と、該回動軸 用軸受15を両面に固定し駆動ファン13を内蔵するケーシング部16により構 成されている。 17は送風ファンで、流出管7の下方に設けられ、前記回動軸14に一端が固 定され、他端は送風ファン用軸18に固定されており、放熱器1の本体内に設け た支持部19に固定された送風ファン用軸受20に該送風ファン軸18が軸支さ れている。 したがってサーモバルブ10から熱媒体が流入管5に流入すると、熱媒体によ り駆動ファン13が回動して回動軸14が回動することにより、送風ファン17 が回動する。
【0012】 21はバイパス管で、バイパスバルブ22を操作することにより、駆動ファン 13を通過せずに迂回して該バイパス管21を流れる熱媒体の流量を可変するこ とができる。 つまり、熱媒体路8に流れる熱媒体の全流量を変えずにバイパスバルブ22を 操作することにより送風ファン17による送風量を可変でき、それにより温風に よる暖房と輻射による暖房の割合を自由に調節することができるものである。
【0013】 以上のように構成された放熱器1の作動を説明する。 まずボイラを作動させて水を温水にするなど熱媒体を高温にして放熱器1のサ ーモバルブ10を回して熱媒体を放熱器1本体内の熱媒体路8に流入させる。 サーモバルブ10から流入した熱媒体は、放熱器1の本体最上部の流入管5か ら放熱管6を通って下部の流出管7からリターンバルブ11へと流れて再びボイ ラへと戻って循環する。
【0014】 ボイラにより高温となった熱媒体が放熱器1の本体内の熱媒体路8を循環して いくことにより、放熱管6及び放熱フィン4の温度が上昇し、それにより放熱管 6及び放熱フィン4の周りの空気が温められて上昇する。 更にこの時、サーモバルブ10から流入した熱媒体が、流入管5の先端に設け た駆動部12の駆動ファン13を回動させるので、その駆動ファン13の回動軸 14により送風ファン17であるクロスフローファンが回動される。 それにより空気吸込口3から空気を強制的に吸い込んで放熱管5や放熱フィン 4により温めて温風として温風吹出口2より強制的に吹き出させる。
【0015】 ここでこの送風ファン17の風量は、駆動ファン13を通過する熱媒体の流量 により決まるので、サーモバルブ10を操作して熱媒体の全流量を小さくすれば 暖房能力が小さくなると共に風量は小さくなり、熱媒体の全流量を大きくすれば 暖房能力が大きくなると共に風量は大きくなる。 また、熱媒体の全流量を変えずに送風量のみ変えたい時、例えば暖房能力を大 幅に変えずに温風を少なくして輻射熱を多くしたい時は、バイパス管21のバイ パスバルブ22を操作してバイパス管21内を流れる熱媒体の流量を大きくすれ ば、駆動ファン13を流れる熱媒体の流量が小さくなって送風量は小さくなり、 逆に暖房能力を大幅に変えずに温風を多くして輻射熱を少なくしたい時は、バイ パス管21のバイパスバルブ22を操作してバイパス管21内を流れる熱媒体の 流量を小さくすれば、駆動ファン13を流れる熱媒体の流量が大きくなって送風 量は大きくなる。 尚、本実施例では駆動部12とバイパス管21を流入管5側に設けたがこれに 限定されず、流出管7側に設けても良い。
【0016】
【考案の効果】
以上のようにこの考案によれば、上部に温風吹出口を設け底部に空気吸込口を 設けた放熱器の本体に、一端が放熱器の本体に設けられたサーモバルブと連動し 該サーモバルブを介して熱媒体が流入する流入管と、一端が放熱器の本体に設け られたリターンバルブと連動し該リターンバルブを介して熱媒体が流出する流出 管と、該流入管と一端が連通し他端が該流出管に連通している放熱管より形成さ れる熱媒体路を内蔵する放熱器に於いて、前記熱媒体路を流れる熱媒体により回 動される駆動ファンを設け、該駆動ファンの回動軸により回動される送風ファン を該熱媒体路の下部に設けると共に、熱媒体を該駆動ファンを通過させずに熱媒 体路に迂回させるバイパス管の両端をそれぞれ該駆動ファンの熱媒体の通過する 入口と出口に接続し、更に該バイパス管を通過する熱媒体の流量を可変するバイ パスバルブを該バイパス管に設けたことにより、放熱器内の熱媒体路を通過する 熱媒体の全流量を変えることなく送風ファンによる温風の送風量を可変すること ができ、それにより送風量を小さくして自然対流に近い暖房から送風量を最大に して強制通気による暖房まで自由に調節することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案一実施例を付した放熱器の概略図。
【図2】同正面図。
【図3】同aa断面図。
【図4】従来例を付した放熱器の正面図。
【符号の説明】
1 放熱器 2 温風吹出口 3 空気吸込口 5 流入管 6 放熱管 7 流出管 8 熱媒体路 10 サーモバルブ 11 リターンバルブ 13 駆動ファン 14 回動軸 17 送風ファン 21 バイパス管 22 バイパスバルブ
フロントページの続き (72)考案者 水品 建一 新潟県三条市東新保7番7号 株式会社コ ロナ内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部に温風吹出口2を設け底部に空気吸
    込口3を設けた放熱器1の本体に、一端が放熱器1の本
    体に設けられたサーモバルブ10と連動し該サーモバル
    ブ10を介して熱媒体が流入する流入管5と、一端が放
    熱器1の本体に設けられたリターンバルブ11と連動し
    該リターンバルブ11を介して熱媒体が流出する流出管
    7と、該流入管5と一端が連通し他端が該流出管7に連
    通している放熱管6より形成される熱媒体路8を内蔵す
    る放熱器に於いて、前記熱媒体路8を流れる熱媒体によ
    り回動される駆動ファン13を設け、該駆動ファン13
    の回動軸14により回動される送風ファン17を該熱媒
    体路8の下部に設けると共に、熱媒体を該駆動ファン1
    3を通過させずに熱媒体路8に迂回させるバイパス管2
    1の両端をそれぞれ該駆動ファン13の熱媒体の通過す
    る入口と出口に接続し、更に該バイパス管21を通過す
    る熱媒体の流量を可変するバイパスバルブ22を該バイ
    パス管21に設けたことを特徴とする放熱器。
JP1994001008U 1994-01-26 1994-01-26 放熱器 Expired - Lifetime JP3000462U (ja)

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