JPH0545614Y2 - - Google Patents

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JPH0545614Y2
JPH0545614Y2 JP17733187U JP17733187U JPH0545614Y2 JP H0545614 Y2 JPH0545614 Y2 JP H0545614Y2 JP 17733187 U JP17733187 U JP 17733187U JP 17733187 U JP17733187 U JP 17733187U JP H0545614 Y2 JPH0545614 Y2 JP H0545614Y2
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heat
heat pipe
snow
snow melting
flow path
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、温水等の熱源からの熱を積雪中に
配設した凝縮部に輸送して融雪を行なうヒートパ
イプ式融雪装置に関するものである。
従来の技術 屋根上の積雪や道路上の積雪等の特定の範囲の
積雪を溶す融雪装置としてヒートパイプ式の融雪
装置がある。
例えば、第4図および第5図は一般的なヒート
パイプ式融雪装置を示すもので、この融雪装置1
は、温水等の高温熱媒体が流通する熱媒体流路2
に、複数本のヒートパイプ3を、各ヒートパイプ
3の蒸発部3aを前記熱媒体流路2内に臨ませ
て、この熱媒体流路2内を流通する高温熱媒体が
前記蒸発部3aの外周に接触して熱交換できるよ
うに配設するとともに、各ヒートパイプ3の凝縮
部3bを融雪を行なう屋根または路面側に配設す
ることによつて、高温熱媒体の熱により各ヒート
パイプ3内に封入されている動作液を加熱蒸発さ
せるとともに、低温熱媒体である積雪中に配設さ
れた凝縮部3bの部分において動作液蒸気を放熱
凝縮させて、ヒートパイプ3により輸送された熱
により融雪を行なう。
考案が解決しようとする問題点 しかし、前記した従来のヒートパイプ3を用い
た場合には、融雪むらを発生させずに効率的に融
雪を行なうために、ヒートパイプ3を、200〜300
mmピツチに設ける必要があり、そのため、使用す
るヒートパイプ3の本数が多くなつてコスト高と
なるという問題点があつた。
この考案は上記問題点に鑑みなされたもので、
ヒートパイプの製造コスト中に占める割合の多く
がパイプ内の真空引き、動作液の封入等の加工手
間であり、ヒートパイプの長さの長短に関わらず
単価がほぼ同じである点に着目し、1本毎のヒー
トパイプの全長を長くして1本のヒートパイプで
従来のヒートパイプの2本分の効果が得られるよ
うにして、融雪能力を低下させることなくヒート
パイプの本数を削減してコストダウンを図るとと
もに、融雪効率の高いヒートパイプ式融雪装置の
提供を目的としている。
問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するための手段としてこの考
案は、複数本のヒートパイプを、各ヒートパイプ
の蒸発部を高温熱媒体が流通する熱媒体流路内に
それぞれ臨ませて配列し、これら各ヒートパイプ
の凝縮部からの放熱により融雪を行なうヒートパ
イプ式融雪装置において、前記各ヒートパイプ
は、動作液が封入された1本のヒートパイプをそ
の両端側が互いにほぼ平行するように折曲して、
このヒートパイプの折曲部と両端部とのいずれか
一方を前記熱媒体流路内に配設する蒸発部に、か
ついずれか他方を凝縮部としたことを特徴として
いる。
作 用 上記のように、1本のヒートパイプをその両端
側が互いにほぼ平行するように折曲して、このヒ
ートパイプの折曲部と両端部とのいずれか一方を
熱媒体流路内に配設する蒸発部に、いずれか他方
を積雪中に配設する凝縮部としたので、前記折曲
部を蒸発部とした場合には、蒸発した動作液蒸気
が折曲部を挟む両側にそれぞれ流れて凝縮部であ
る両端部において放熱して、各端部側がそれぞれ
1本のヒートパイプの如く作動して融雪を行なう
とともに、凝縮した動作液は、各端部から折曲部
にそれぞれ戻る。また、両端部をそれぞれ蒸発部
とした場合には、各端部側で蒸発した動作液蒸気
がそれぞれ凝縮部である折曲部に流れて放熱し、
折曲部を挟んだ両端部側がそれぞれ1本のヒート
パイプの如く作動して融雪を行なうとともに、折
曲部において凝縮した動作液は、折曲部から各端
部にそれぞれ戻る。
実施例 以下、この考案の実施例を第1図ないし第3図
に基づき説明する。
第1図および第2図はこの考案の第1実施例を
示すもので、融雪装置11は、複数のU字形管の
ヘツダ12aを直列に配管接続した熱媒体流路1
2と、前記U字形管のヘツダ12a内にその一部
を挿通した複数本のヒートパイプ13とを有して
いる。
そして、前記各ヒートパイプ13は、動作液を
封入した1本のヒートパイプを、その両先端側1
3b,13bが互いに平行するように、そのほぼ
中央でU字状に折曲されており、このU字状の折
曲部13aが前記U字形管のヘツダ12aの内部
に挿通されて、その内部に流通している温水等の
高温熱媒体と接触して加熱される蒸発部となつて
おり、また前記ヘツダ12aから延出した両先端
側13b,13bは、それぞれ積雪中に配設して
凝縮部となつている。したがつて、各ヒートパイ
プ13の蒸発部である折曲部13aが熱媒体流路
12内の高熱媒体の熱により加熱されると、封入
されている動作液が蒸発して動作液蒸気となつて
前記両先端13b,13b側に運ばれて積雪中で
放熱して融雪を行なう。とくに、U字形管のヘツ
ダ12a内を流通する高温熱媒体中に、U字状に
折曲した折曲部13aの全体が浸漬されるため、
ヒートパイプ13の加熱長が長くなるので、ヒー
トパイプ13の伝熱抵抗が低減され、熱輸送効率
が向上して効率的な融雪が達成される。
また第3図は本考案の第2実施例を示すもの
で、前記第1実施例の場合とヒートパイプの使い
勝手を逆にしたもので、融雪装置21は、複数の
U字形管のヘツダ22aを直列に配管接続した熱
媒体流路22と、前記U字形管のヘツダ22a内
にその一部を挿通した複数本のヒートパイプ23
とを有しており、各ヒートパイプ23は、動作液
を封入した1本のヒートパイプを、両先端側23
b,23bが互いに平行するように、そのほぼ中
央でU字状に折曲されている。そして、前記両先
端側23b,23bが前記U字形管のヘツダ22
aの内部にそれぞれ挿入されて、その内部に流通
している温水等の高熱媒体と接触して加熱される
蒸発部となつており、また前記ヘツダ22aから
延出されたU字状の中央折曲部23a側は、積雪
中に配設して凝縮部となつている。
したがつて、各ヒートパイプ23の蒸発部であ
る両先端側23b,23bが熱媒体流路22内を
流通する温水等の高熱媒体の熱により加熱される
と、封入されている動作液が蒸発して動作液蒸気
となつて前記折曲部23aに運ばれて積雪中の凝
縮部で凝縮する際に放熱して融雪を行なう。
なお、前記両実施例においては、ヒートパイプ
としてU字形に折曲したヒートパイプ13,23
を用いたが、各ヒートパイプをコ字形に折曲して
もよい。
また、この考案のヒートパイプ式融雪装置は、
ヒートパイプ式の太陽熱温水器あるいはヒートパ
イプ式冷却器等の各種熱交換器にも応用すること
ができる。
考案の効果 以上説明したようにこの考案は、動作液が封入
された1本のヒートパイプをその両端側が互いに
ほぼ平行するように折曲して、このヒートパイプ
の折曲部と両端部とのいずれか一方を熱媒体流路
内に配設する蒸発部とするとともにに、いずれか
他方を凝縮部としたので、1本のヒートパイプで
従来のヒートパイプの2本相当の範囲の融雪が行
なえるため、ヒートパイプの本数を削減でき、コ
ストダウンが図れる等の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は、この考案の第1実施例
を示すもので、第1図は要部拡大図、第2図は融
雪装置の全体図、第3図はこの考案の第2実施例
の融雪装置の要部拡大図、第4図および第5図は
従来例を示すもので、第4図は従来の融雪装置の
全体図、第5図は要部拡大図である。 11,21……融雪装置、12,22……熱媒
体流路、12a,22a……ヘツダ、13,23
……ヒートパイプ、13a……蒸発部とした折曲
部、13b……凝縮部とした端部、23a……凝
縮部とした折曲部、23b……蒸発部とした端
部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 複数本のヒートパイプを、各ヒートパイプの蒸
    発部を高温熱媒体が流通する熱媒体流路内にそれ
    ぞれ臨ませて配列し、これら各ヒートパイプの凝
    縮部からの放熱により融雪を行なうヒートパイプ
    式融雪装置において、前記各ヒートパイプは、動
    作液が封入された1本のヒートパイプをその両端
    側が互いにほぼ平行するように折曲して、このヒ
    ートパイプの折曲部と両端部とのいずれか一方を
    熱媒体流路内に配設する蒸発部に、かついずれか
    他方を凝縮部としたことを特徴とするヒートパイ
    プ式融雪装置。
JP17733187U 1987-11-20 1987-11-20 Expired - Lifetime JPH0545614Y2 (ja)

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JP17733187U JPH0545614Y2 (ja) 1987-11-20 1987-11-20

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JP17733187U JPH0545614Y2 (ja) 1987-11-20 1987-11-20

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Publication Number Publication Date
JPH0184322U JPH0184322U (ja) 1989-06-05
JPH0545614Y2 true JPH0545614Y2 (ja) 1993-11-24

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JP17733187U Expired - Lifetime JPH0545614Y2 (ja) 1987-11-20 1987-11-20

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