JPH063302Y2 - ヒートパイプ式床暖房パネル - Google Patents

ヒートパイプ式床暖房パネル

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JPH063302Y2
JPH063302Y2 JP1987170624U JP17062487U JPH063302Y2 JP H063302 Y2 JPH063302 Y2 JP H063302Y2 JP 1987170624 U JP1987170624 U JP 1987170624U JP 17062487 U JP17062487 U JP 17062487U JP H063302 Y2 JPH063302 Y2 JP H063302Y2
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JP
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heat
hot water
pipe
heat pipe
water pipe
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JP1987170624U
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JPH0175716U (ja
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雅弥 市川
二郎 川崎
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Sharp Corp
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Sharp Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〈技術分野〉 本考案はヒートパイプを床パネル内に埋設したヒートパ
イプ式床暖房パネルに関する。
〈従来技術〉 第5図乃至第7図に従来のヒートパイプ式床暖房パネル
を示す図において、1は床パネルであって、この床パネ
ル内には高温水を流通する温水管2と多数本が並設され
たヒートパイプ3とが埋設されている。上記温水管2
は、直管状の第1配管2aと、U字形に形成された第2
配管2aとから構成され、床パネル1の外周縁に配置さ
れている。上記ヒートパイプ3は直管状に形成されると
共に、両端がL字形に折曲されているものであって、こ
の両端の折り曲げられた部分を上記第1配管2a、第2
配管2bにそれぞれ接するようにして配置されている。
上記温水管2及びヒートパイプ3は第6図に示すように
アルミテープ4等でもって、パネル1の上面側に接着す
るように固定されており、内部には断熱材6が充填され
ている。上記温水管2とパネル1上面との間にはスペー
サ7が介在して設けられており、高温の温水管2がパネ
ル1上面に与える熱的影響を緩和しヒートパイプ2がパ
ネル上面に与える熱的影響と略同等にしてパネル1上の
温度分布を均一化している。上記温水管2とヒートパイ
プ3端部との間は第7図に示すようにハンダ8により接
合され、熱伝導効率が良いようにしている。
さてこのような従来の床暖房パネル1は複数枚が温水管
2同志を接続して使用されることになる。
動作としては、ボイラや太陽熱利用装置によって加熱さ
れた高温水が温水管2に流通され、この高温水の熱がヒ
ートパイプ3の作動液を蒸発させて、熱をヒートパイプ
3の中央部分に移送する。このような動作を行う温水管
2、ヒートパイプ3によりパネル上面が加熱され、この
熱が暖房に供される。
〈考案が解決しようとする課題〉 しかし、多数のヒートパイプを使用しているので、第7
図に示す温水管2aとヒートパイプ3との熱交部の製作
上の伝熱特性のばらつきにより、ヒートパイプ間に温度
のばらつきが生じるという問題があった。
また、ヒートパイプは製作に手間を要し、多数のヒート
パイプを使用すると、多大な費用を要するという問題が
あった。
本考案はこのような問題点を解決するためになされたも
のであって、温水管を床パネル内の外周縁に埋設し、そ
の温水管の内側に1本又は少数のヒートパイプを蛇行さ
せ、且つ、その折曲部分を温水管と接触させて熱交部
(蒸発部)とし、ヒートパイプの直管状部分を放熱部と
し、熱交部の製作上のばらつきによる床パネルの温度む
らを解消すると共に、製作コストを安くできるヒートパ
イプ式床暖房パネルを提供することを目的とする。
〈課題を解決するための手段〉 上記目的を達成するためこの考案は、床パネル内の外周
縁に高温水を通す温水管を埋設し、この温水管を熱源と
する1本又は少数のヒートパイプを上記床パネル内の温
水管の内側に平面状に蛇行させ、且つ、上記ヒートパイ
プの折曲部が上記温水管と接するように配置したことを
特徴とする。
〈作用〉 上記構成において、ヒートパイプが1本又は少数である
ので、ヒートパイプ即ち、床パネルの温度のばらつきを
少なくすることができ、また、床パネルの製作コストを
安くすることができる。
〈実施例〉 以下本考案の実施例を図面に従って説明する。尚従来と
同一部分については同符号を付し説明を省略する。
第1図において、9はヒートパイプであり、このヒート
パイプ9は第2図にも示すように、1本のヒートパイプ
を蛇行状に形成したものであって、直管状部分9aは等
間に並設されている。又、折曲部分9bはこの直管状部
分9aと直行する方向に幅広に形成され、温水管2との
接触距離が長くなるように形成されている。
このヒートパイプ9は第1図に示すように折曲部分9b
が温水管2a,2bに接するように配置され、その接触
部分には第3図に示すようにはんだ10が詰められ、効
率良く温水管2の熱がヒートパイプ9に伝達されるよう
にしている。又、このヒートパイプ9は第4図に示すよ
うにアルミテープ11等でパネル上面側に接するように
固定されている。
ここで、ヒートパイプの放熱部において必要とされる放
熱量Qとし、ヒートパイプの蒸発部の単位面積当りの
熱輸送量:q、および蒸発部面積の総和:Fとすると、 qは、実験により求めることができるため上記(1)式か
らFを求めることができる。蒸発部は、設置条件等によ
って7カ所ある蒸発部のうち、一部機能しないことも考
慮して、 とし余裕を持たせておく。安全係数:αはいろんな設置
条件を考慮し安定される。
さて図に示す蒸発部(折曲部分9b)の7カ所の蒸発面
積をそれぞれF…Fとすると上記Fは、 F=F+F+F+F+F+F+F…………(3) となる。
ヒートパイプ9内部に封入される作動液量についても、
多くの設置条件を考慮してヒートパイプ9内部容積の15
〜35%程度と、かなり多いめの量を封入することが有効
である。
さて、このような床暖房パネルは、温水管2に高温水を
流通することにより高温水の熱がヒートパイプ9の折曲
部分9bに伝達されて内部の作動液が蒸発し、ヒートパ
イプ9の直管状部分9a中で熱をパネルの中央部へと移
送する。この移送の間に熱はパネル上面へ伝えられ、温
水管2からパネル上面伝えられる熱と共に暖房に供され
る。放熱後作動液は凝縮して再び折曲部分9bに戻る。
上記ヒートパイプ9は1本のヒートパイプで構成されて
いるが、各例のヒートパイプが個々にヒートパイプとし
て作用するものである。
尚、上記実施例においては、単数本のヒートパイプによ
り構成したが、必要に応じて複数本のヒートパイプによ
り構成しても良い。勿論この場合、最小限の本数である
ことは言うまでもない。又、温水管2やヒートパイプ9
の形状も各条件に応じて自由に設計されるものである。
〈効果〉 本願考案のヒートパイプ式床暖房パネルは上記のような
構成であるから、床パネルの外周縁の全周に亙って埋設
した温水管に高温水を通すことにより、外気にさらされ
て良く冷える床パネルの外周縁の全周をやや高めに暖房
するとともに、床パネルの温水管の内側に上記ヒートパ
イプを平面状に蛇行させて配置し、その温水管にて囲ま
れた上記床パネルの内面をヒートパイプにて暖房するの
で床パネルの全面の暖房温度を均一にすることができ、
またヒートパイプをこの温水管を熱源とする1本又は少
数のヒートパイプにてそのヒートパイプの各々両側を折
曲して折曲部を形成し、床パネルの温水管の内側に上記
ヒートパイプを平面状に蛇行させ、且つ、上記ヒートパ
イプの折曲部の各々を上記温水管に当接させて配置して
なるので、ヒートパイプ自身の温度のばらつきを少なく
してより一層床パネルの全面の暖房温度を均一にするこ
とができ、しかもヒートパイプの使用本数が少ないため
に床パネルの製作コストを低減することができるという
効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例の斜視図、 第2図は同例に用いられるヒートパイプの斜視図、 第3図は第1図のA−A断面図、 第4図は第1図のB部拡大図、 第5図は従来装置の斜視図、 第6図は第5図のA−A断面図、 第7図は第5図のB部拡大図。 2:温水管、9:ヒートパイプ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭56−7992(JP,A) 特開 昭62−218740(JP,A) 実願 昭50−76053号(実開 昭51− 154955号)の願書に添付した明細書及び図 面の内容を撮影したマイクロフィルム(J P,A) 実願 昭55−48252号(実開 昭56− 149808号)の願書に添付した明細書及び図 面の内容を撮影したマイクロフィルム(J P,A) 実願 昭59−160419号(実開 昭61− 75309号)の願書に添付した明細書及び図 面の内容を撮影したマイクロフィルム(J P,A)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】床パネルの外周縁の全周に亙って高温水を
    通す温水管を埋設し、この温水管を熱源とする1本又は
    少数のヒートパイプにそのヒートパイプの各々の両側を
    折曲して折曲部を形成し、上記床パネルの温水管の内側
    に上記ヒートパイプを平面状に蛇行させ、且つ、上記ヒ
    ートパイプの折曲部の各々を上記温水管に当接させて配
    置してなることを特徴とするヒートパイプ式床暖房パネ
    ル。
JP1987170624U 1987-11-06 1987-11-06 ヒートパイプ式床暖房パネル Expired - Lifetime JPH063302Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987170624U JPH063302Y2 (ja) 1987-11-06 1987-11-06 ヒートパイプ式床暖房パネル

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JP1987170624U JPH063302Y2 (ja) 1987-11-06 1987-11-06 ヒートパイプ式床暖房パネル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0175716U JPH0175716U (ja) 1989-05-23
JPH063302Y2 true JPH063302Y2 (ja) 1994-01-26

Family

ID=31461727

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JP1987170624U Expired - Lifetime JPH063302Y2 (ja) 1987-11-06 1987-11-06 ヒートパイプ式床暖房パネル

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