JPH0412691Y2 - - Google Patents

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JPH0412691Y2
JPH0412691Y2 JP9179587U JP9179587U JPH0412691Y2 JP H0412691 Y2 JPH0412691 Y2 JP H0412691Y2 JP 9179587 U JP9179587 U JP 9179587U JP 9179587 U JP9179587 U JP 9179587U JP H0412691 Y2 JPH0412691 Y2 JP H0412691Y2
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heat pipe
flat
flat heat
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pass
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、例えば大容量のサイリスタやトラン
ジスタ等の発熱体(半導体)を冷却するのに好適
な平板状ヒートパイプ製のヒートシンクに関する
ものである。
(従来技術及びその問題点) 従来から、この種のヒートシンクについて特開
昭60−57956号、特開昭61−271862号等が知られ
ている。これらの先行技術では、ヒートパイプの
一端部に発熱体を取付けるブロツク部を設けてい
るが、このブロツク部のヒートパイプへの固定構
造が複雑で、伝熱高率が低下している。
また、本件出願人による特願昭60−265569号、
実願昭60−181632号、実願昭61−25406号もある
が、ヒートパイプの他端部に設けるフインへの冷
却風の流通が1方向だけで放熱高率を向上させる
余地がある。
(考案の目的) 本考案は、平板状ヒートパイプを利用して発熱
体からの伝熱高率およびフインからの放熱効率を
向上させ得る平板状ヒートパイプ製のヒートシン
クを提供することを目的としている。
(考案の構成) (1) 技術的手段 本考案は、平板状のシート部と、内部に熱媒体
を封入する通路が設けられたパス部とを、一体成
形したアルミ押出形材で平板状ヒートパイプを形
成し、この平板状ヒートパイプの一端部に発熱体
を取付けるベース部をろう付けし、平板状ヒート
パイプの他の部分のシート部を切欠いて残つたパ
ス部に、フインプレートの孔にパス部を通してフ
インプレートを密着状態で設けたことを特徴とす
る平板状ヒートパイプ製のヒートシンクである。
(2) 作用 ベース部に平板状ヒートパイプをろう付けして
あるので、伝熱効率が高い。
フインに2方向から冷却風を流通させるように
フインをパス部に設けるので、放熱効率が向上す
る。
(実施例) 本考案を採用した例えば電子機器用のヒートシ
ンクを示す第1図で、10はアルミ製平板状のヒ
ートパイプである。この平板状ヒートパイプ10
の両端部にはヘツダ12が接続されており、平板
状ヒートパイプ10の手前側端部には上下両面に
アルミ製のベースプレート14,16(ベース
部)がブレージングシートを介してろう付けされ
ている。ベースプレート14,16には発熱体で
ある例えばサイリスタ等の半導体機器が取付けら
れる。なお、ブレージングシートとはアルミ製の
芯材の両面にろう材を積層した板材である。ベー
スプレート16には電極部18が形成されてい
る。
平板状ヒートパイプ10のベースプレート1
4,16が設けられていない部分すなわち第1図
のL1の範囲には、詳しくは後述するようにアル
ミ製のフインプレート20が略等間隔を隔てて設
けられている。このフインプレート20も前述の
ブレージングシート製でフインプレート20と平
板状ヒートパイプ10との接続部分はろう付けで
固着されている。
平板状ヒートパイプ10は第2図に示すよう
に、平板状ヒートパイプ10は平板状のシート部
22と通路状のパス部24を交互に配列したアル
ミ押出形材製の一体成形品である。パス部24
(第3図)内部には例えばフロンR12等の熱媒
体が所定量だけ封入されている。平板状ヒートパ
イプ10の第2図中の左半部には、フインプレー
ト20が設けられるが、このL1の部分ではシー
ト部22が切除されてパス部24だけが残つてい
る。
第2図の−断面図である第3図に示すよう
に、平板状ヒートパイプ10の右端部には前記ベ
ースプレート14,16がブレージングシート
(図示せず)を介してろう付けされている。まず、
シート部22の右端面にはベースプレート14が
ブレージングシートでろう付けされており、ベー
スプレート14には発熱体26固定されている。
また、パス部24の左端面には同様にブレージン
グシートを介してベースプレート16がろう付け
されており、ベースプレート16には発熱体28
が固定されている。
なお、発熱体26,28は略枠状のクランプ2
7でスペーサ29を介してベースプレート14,
16に密着するように固定されている。
次に第4図で、平板状ヒートパイプ10のL1
の区間(第1図)にろう付けされるフインプレー
ト20を説明する。ブレージングシート製のフイ
ンプレート20にはパス部24を通す孔30が略
等間隔を隔てて形成されており、孔30の四隅に
はスリツト状の切欠き32ガ形成されており、こ
の切欠き32で孔30にパス部24が挿入された
場合に、周縁部34が湾曲してパス部24の表面
に密着するようになつている。
また、フインプレート20の5箇所には切起し
加工で爪40が設けられており、この爪40で隣
接するフインプレート20同志の間隔を維持して
いる。
フインプレート20は以上の第4図に限らず、
孔30を第4図のように下端部に配置せずに、第
5図に示すように上下方向中央部に孔30を配置
してもよい。また爪40(第5a図、第5b図)
を8箇所に形成してもよい。
次に作用を説明する。第1図の実施例では、ベ
ースプレート14,16に取付けられている発熱
体、26,28(第3図)からの熱が平板状ヒー
トパイプ10に伝わり、平板状ヒートパイプ10
のパス部24(第3図)内の熱媒体が蒸発する。
したがつて、平板状ヒートパイプ10のベースプ
レート14,16が設けられているL2の部分が
蒸発部になる。このベースプレート14,16は
図示しないブレージングシートでシート部22、
パス部24の端面にろう付けしてあるので、L2
の蒸発部での伝熱効率がよい。
蒸発した熱媒体は、水平線Sに対してαの傾斜
角度で傾いている平板状ヒートパイプ10のパス
部24を流れ、L1の部分でフインプレート20
から放熱して蒸発した熱媒体が再び凝縮し、下部
のヘツダ12に戻る。したがつて、平板状ヒート
パイプ10のL1の部分が凝縮部になる。なお、
傾斜角度αは2°〜90°の範囲で任意に設定可能で
ある。
フインプレート20の周縁部34(第3図)は
パス部24の表面にろう付けで密着しているの
で、パス部24からフインプレート20への伝熱
効率もよい。また、フインプレート20には第1
図の矢印X,Zの両方向に流れる冷却風が流通す
るので、L1の放熱部での放熱効率がよい。
(発明の効果) 以上説明したように本発明による平板状ヒート
パイプ製のヒートシンクでは、平板状のシート部
22と、内部に熱媒体を封入する通路が設けられ
たパス部24とを、一体成形したアルミ押出形材
で平板状ヒートパイプ10を形成し、この平板状
ヒートパイプ10の一端部に発熱体を取付けるベ
ース部をろう付けし、平板状ヒートパイプ10の
他の部分のシート部22を切欠いて残つたパス部
24に、フインプレート20の孔にパス部24を
通してフインプレート20を密着状態で設けたの
で、平板状ヒートパイプ10のシート部22、パ
ス部24にベースプレート14,16をろう付け
してあるので、L2の凝縮部での発熱体26,2
8から平板状ヒートパイプ10への伝熱効率が向
上する。
フインプレート20の周縁部34(第3図)は
パス部24の表面にろう付けで密着しているの
で、パス部24からフインプレート20への伝熱
効率を向上させることができ、また、フインプレ
ート20には第1図の矢印X,Zの両方向に流れ
る冷却風が流通するので、L1の放熱部での放熱
効率が向上する。
(別の実施例) (1) 本考案によるヒートシンクの発熱体26,2
8の固定構造は第3図に示すような場合に限ら
ず、第6図に示すようにベースプレート14を設
けずに発熱体26をシート部22に直接に固定し
てもよいし、パス部24の左端面にシート部22
に対向するようなシート部50を一体成形して、
このシート部50に発熱体28を直接に固定する
こともできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案によるヒートシンクの斜視図、
第2図は平板状ヒートパイプの正面図、第3図は
第2図の−断面図、第4図はフインプレート
の正面図、第5図はフインプレートの別の実施例
を示す正面図、第5a図は第5図のa矢視図、第
5b図は第5図のb矢視図、第6図はヒートパイ
プの別の実施例を示す要部縦断面図である。 10……平板状ヒートパイプ、14,16……
ベースプレート、20……フインプレート、22
……シート部、24……パス部、26,28……
発熱体、30……孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 平板状のシート部と、内部に熱媒体を封入する
    通路が設けられたパス部とを、一体成形したアル
    ミ押出形材で平板状ヒートパイプを形成し、この
    平板状ヒートパイプの一端部に発熱体を取付ける
    ベース部をろう付けし、平板状ヒートパイプの他
    の部分のシート部を切欠いて残つたパス部に、フ
    インプレートの孔にパス部を通してフインプレー
    トを密着状態で設けたことを特徴とする平板状ヒ
    ートパイプ製のヒートシンク。
JP9179587U 1987-06-15 1987-06-15 Expired JPH0412691Y2 (ja)

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JP9179587U JPH0412691Y2 (ja) 1987-06-15 1987-06-15

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JP9179587U JPH0412691Y2 (ja) 1987-06-15 1987-06-15

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JPS63200347U JPS63200347U (ja) 1988-12-23
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3203458B2 (ja) * 1993-12-08 2001-08-27 ファナック株式会社 ヒートプレート付きヒートシンク

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JPS63200347U (ja) 1988-12-23

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